JPS62257326A - 動物または鳥の飼育床材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 動物または鳥の飼育者が、それらの排せつ物の゛処理の
問題を軽減することができるように、大量の粒状吸着物
質が小動物や鳥の飼育床材（Ｉ　１ｔｔｅｒ）として生
産され、販売されている。

猫の場合はとくに、その尿の不快臭が強いのてその処理
の問題も厄介である。

本願発明は、これらの動物や烏の改善された飼育床材を
提供するものである。

（従来の技術） 粒状の天然クレイは、液体を吸着する性質があるので、
飼育床材としてこれまで広く使用されてきた。このよう
なりレイとしては、例えばモンモリロナイトのようなス
メクタイトグループ、セピオライトやアタパルジャイト
のようなパリゴルスカイトグループ、カオリナイトその
もののようなカオリナイトグループ、あるいは適当な吸
着能を有するクレイ質の他のグループから選ばれている
。

天然のカルシウムモンモリロナイト例えば、フラー土（
Ｆｕｌｌｅｒ　ｅａｒｔｈ）またはサーレイ粉（Ｓｕｒ
ｒｅｙＰｏｕ＋ｄｅｒ）として知られている製品は、飼
育床材用に適した吸着能を有することが分がっている。

”５ｕｒｒｅｙ　Ｐｏｕ＋ｄｅｒ”は、ラポルテ社（Ｌ
ａｐｏｒｔｅ　Ｉｎｄｕｓｔ−ｒｉｅｓ　Ｌｉｍ１ｔｅ
ｄ）の製品の商標であり、”Ｆｕｌｌｅｒｅａｒｔｈ”
は、カルシウムモンモリロナイトの普通名称である。さ
らに、クレイ質ではない粒状の無機質物質も、飼育床材
中の天然クレイの液体吸着物質増量剤として、あるいは
その代替として使用されてきた。そのような物質の例と
しては、英国特許第２０１１８７３号明細書（オイル−
ドライ社）（Ｏｉｌ−Ｄｒｉ　Ｃｏｒｐ）に記載の方法
で作られる硫酸カルシウム（例えば、石膏）あるいは英
国特許第２０３９７０７号明細書（エフエム社）（Ｅｆ
ｆｅｍ　Ｇｍｂｌｌ）に記載の方法により多孔質状に作
られる珪酸カルシウムの粒子などがある。飼育床材製品
として使用されている他の液体吸着物質は、珪藻土であ
る。

無機質の粒状飼育床材材の特性を改善し、その液体吸着
能を増加させるために、さまざまな試みがなされてきた
。例えば、ラボルテ社の欧州特許第８７００１号明細書
は、低湿分の微粒子を圧縮することによって液体吸着能
が向上することを開示している。

１（ルートティの米国特許第４１８７８０３号は、焼成
したフラー土などのような吸着性鉱物の粉末を、その空
孔が充満されるまで湿潤し、湿気が孔から出ないように
してへ°レット化し、得られた高液体吸着＝３＝ 能のペレットを乾燥することを開示している。

吸着能が増大すれば、飼育床材を取り替えて捨てる回数
は減少するが、前記の臭いの問題では、はとんど影響が
ないことが判った。

使用される飼育床材の不快な臭いを減少するために種々
の試みがなされてきた。その１つは、米国特許第３９２
１５８１号（スター−キスト　フーツ゛社）（Ｓｔａｒ
−ＫｉｓｔＦｏｏｄｓ　Ｉｎｃ）で代表される数々の刊
行物に示されるように、飼育床材に香料を包含させるこ
と、それも可能ならば特許明細書に言及しているように
、液体排せつ物に触れると香料を発散するような方法で
包含させることである。他の試みは、例えば欧州特許第
１０９２７５号および１０９２７６号に記載されるよう
に、発生源で臭いの発生を阻止するために、細菌発育阻
止剤または遷移金属の可溶性塩を飼育床材に包含させる
ことである。

（発明が解決しようとする問題点およびその解決方法） 本願発明によれば、飼育床材中の臭気の問題について新
しい解決方法をとろうとするものである。

すなわちこの方法は、ゼオライトのガス吸着性をこれま
で飼育床材に使用されている無機質吸着物質の液体吸着
性と組み合わせて利用するものである。したがって、本
願発明は１または２以上のゼオライト以外の無機質液体
吸着物質と１または２以上のゼオライトの混合物を含む
飼育床材を提供するものである。好ましくは、これまで
に知られている吸着物質は、粒状のクレイ、珪藻土、硫
酸カルシウムまたは珪酸カルシウムである。

ここでいうゼオライトとは、その通常の意味で用いられ
、クレイの層状構造と対照的に、相互に結合したＳｉｎ
、四面体に基づく三次元構造を有する結晶性アルミノシ
リケ−１〜をいう。ゼオライトは良く知られた孔構造を
有し、通常モレキュラーシーブとしての用途がある。種
々の型のゼオライトの特徴的な孔径は、天然物であって
も合成物であっても、一般に約２〜１５オンゲストシー
ムの範囲である。ゼオライトはさらに詳しくは、工ンサ
イハベテ゛イア　オフ゛　ケミカル　テクノロジ゛イ　
（カーク　オスマー）　　３版、１５巻、　６３８〜６
５４頁、　および　ナチュラル　七゛オフイト、オカー
レンス、ブロバティース゛、スース　（サンドおよびマ
ンツブトン）１９７８年に記述されている。

本願発明で使用される１または２以上のゼオライトは、
天然物であっても合成物であってもよいが、後者の方が
より効果的であり、使用量も少なくてすむ。しかし、コ
ストはより高い。ゼオライトとしては、有効孔径が３〜
９オンゲストシームのよく知られた種々のゼオライト、
例えば、合成ゼオライトとしてはゼオライトＸ、ゼオラ
イトＹおよびゼオライトＡ、天然ゼオライトとしてはモ
ルデナイトおよびエリオナイトでこの範囲に入るものか
ら適宜選択することができる。有効孔径が３〜５オンゲ
ストトムのゼオライトが特に有用であることが判った。

このゼオライトは好ましくは湿分は２０重量％より少な
い方がよく、とくに好ましくは１５重量％より少なく、
例えば非常に好ましくは２〜１４重量％がよい。

ゼオライトの好適な量は、飼育床材の６５重量％までで
あり、とくに好ましくは例えば飼育床材の０．１〜２５
重量％である。ゼオライトが天然ゼオライトである場合
は、飼育床材の少なくとも１重量％、例えば２〜１０重
量％を使用するのが好ましい。ゼオライトが合成ゼオラ
イトである場合は、飼育床材の０．１〜３重量％を使用
するのが好ましい。ここに述べる特に好適な量というこ
とは、少なくとも部分的には、ゼオライトが無機質の液
体吸着物質よりもより高価であるということに基づいて
いる。もしこのことが本願発明の飼育床材の特定構成成
分との関係で当てはまらないならば、６５重量％までの
ゼオライトを使用してもよい。この点を越えると、飼育
床材の液体吸着能が悪影響を受は始める。

ゼオライトが存在すると何故飼育床材の臭気封止性が改
善されるかという機構は判らない。多くのゼオライトは
、飼育床材の臭気の原因の一部であるアンモニウム化合
物に対して特に吸着親和性がある。さらに、ゼオライト
の３６オングストロームまでの大孔径は、飼育床材の臭
気に関係すると信じられているメルカプタンや硫化物を
吸着することも可能にしよう。ゼオライトの三次元構造
は、クレイの層状ｉ逍でおそらく部分的に剥離している
構造よりも、吸着質の保持がよいのだろうと思われる。

この改善は、液体吸着能とは無関係のように思われる。

なぜならば、ゼオライトは飼育床材に組み合わせて使用
されるクレイ鉱物質よりも液体吸着能が低いことがしば
しばあるからである。

上述の仮定の正確さに拘束されるものではないが、出願
人は、上記した臭気物質を吸着するに適した細孔または
大孔あるいはこれらのある比率を有するゼオライトは、
使用環境においては有効であることを見出だした。

ゼオライトの粒子および無機質液体吸着物質の粒子の単
なる混合物を含有する飼育床材も本願発明の範囲内であ
るが、無機質液体吸着物質とゼオライトの実質的に均一
な混合物の粒子を包含する飼育床材の複合粒子を形成す
るのが好ましい。

飼育床材製品の粒径は、一般に約２５０μ〜６ｍｍの範
囲である。本願発明の好ましい飼育床材粒子を生成する
には、液体吸着物質およびゼオライトはそれぞれの重量
での大部分が４５〜７１０μの範囲内にあるのが好まし
い。この複合粒子は、好ましくは欧州特許第８７００１
号明細書の記載の方法により調製される。これによると
、飼育床材に配合されるクレイ粒子は１５％重量を超え
ない、例えば０，５重量％〜１５重量％、特に好ましく
は２重量％〜１４重量％の水分を含有するのがよい。こ
れらの粒子は好適にはぜオライド粒子と混合し、それか
ら例えば、５〜５００　ＫＮ／Ｃｍの圧力のロールの間
かまたは、相互に可動のプレートを有するプレス内で０
．５〜２００　ＫＮ／Ｃｍ２の圧力で圧縮して圧縮体を
作り、それから最終使用の際の所望の範囲の粒子に破砕
する。上記のロールやプレートは、代わりに粒状の圧縮
体を作るような形状のものでもよい。

本願発明について、以下に実施例で説明する。

実施例２．６および８は本願の発明であり、実施例１お
よび５は比較例である。実施例３および４は比較のため
に遷移金属塩を臭気抑制剤として使用し、さらに実施例
９は天然ゼオライトを含有する飼育床材の使用を示す。

実質的な粒径範囲が４５〜７１０μで、水分含量が約１
０重量％の多量の天然ゼオライトを、多くの試料の分割
し、比較試料を除き下表に示す添加剤と混合した。それ
ぞれの場合、混合物は１０ＫＮ／Ｃｍの圧力下に毎分１
２および１４回転に維持されている表面平滑なロールの
間を通した。得られた圧縮フレークは破砕され篩分けら
れて２〜５ｍｍの粒径の粒子を得た。

実」１伊　　１〜４　　ト七　　ハ邦」［試１−）添加
物は以下のとおりである。

對り健−Ｖ 比較例。添加物なし。

実Ｊ色ｆｌｕ クレイおよび添加物の量の５重量％のクリップチロライ
？・（ｃｌｉｎｏｐｔｉｌｏｌｉｔｅ）天然ゼオライト
粉。

これは、約１０重量％の水分を有し、粒径１０５〜７１
０μ、有効孔径的３．７〜４．３ｔングＸ）シームであ
った。

火七干１」□ クレイおよび添加物の重量で５００１’ＰＭの硫酸ナト
リウム／クエン酸銅ナトリウムの、モル比１：１の混合
物の固形粉。

火荀Ｉ−± クレイおよび添加物の重量の１１０００ＰＰの実施例３
で使用したのと同じ硫酸ナトリウム／クエン酸銅ナトリ
ウム混合物。

各試料の効果は、これを猫の尿で湿らせ、それから以下
に示す間隔で検査員に臭気を測定させて評価した。各試
料は別々のキャンパスで作った試験用仕切り小部屋に置
いた。この部屋には、検査員が頭を入れられるように開
くことのできる窓がある。臭気は０〜１０の主観的尺度
で評価した。

０は感知できる悪臭がないことであり、１０は強烈な悪
臭があることを示す。

多くの試験をした結果の平均を以下に示す。

−１１−。

訂　　　　　　　。　　　　　　−１ 実施例　　１４６２４４８ １、、　　　　３．９　　　　２．７　　　　３．３　
　　２．０　　　　２．３２、　　　　３．７　　　　
１．９　　　　２．８　　　２．２　　　　１．５３、
　　　　４．６　　　　２．５　　　　２．４　　　２
．２　　　　２．２４、　　　　３．９　　　　２．１
　　　　’２．４　　　２．７　　　　２．１実」ｕｌ
ｌ　５〜つ　りら（筬幾１ 使用した添加物は以下のとおりである。

幻１殊−ｊ− 比較例。添加物なし。

幻１殊−」− クレイと添加物の重量の２．０重量％のチャバザイト天
然ゼオライト。これは約１０％の水分を有し、粒径は重
量で大部分が７１０μ以下であり、有効孔径約４オンゲ
ス）ロームであった。

実一方１殊−１＝ 同じ基準で２．０％のクリノプチロライト（ｃｌｉｎｏ
ｐｔｉｌｏｌｉｔｅ）天然ゼオライト。これは、実施例
６に使用したのと同じような孔径、水分および粒径を有
していた。

実１１ｔ−Ｊユ 同じ基準で０．３％の合成すトリウムゼオライトＡ。実
施例６で使用したのと同じような水分含量、粒径であり
、孔径は約３，５〜４オシグ２）Ｅｌ−Ａであった。

実ｍ 実施例７で使用したようなりリップチロライト天然ゼオ
ライトを含有する飼育床材で、前述の実施例の粒子を調
製するのと同じ方法で圧縮し、破砕したもの。

実施例５〜９の飼育床材の効果は、次のようにして試験
した。すなわち、均一にした猫の尿５０１１で湿らせた
８００ｇの飼育床材を、ねぢ蓋のついた多くの１．５１
広口びんにそれぞれ入れ、検査員に実施例１〜４と同じ
基準で臭気を測定させ、その際、蓋は注意深くあけてび
ん内の空気を乱さないようにして臭いをかぎ、再び蓋を
する。

多くの試験の結果を平均し、一番近い少数点下１桁にま
るめた。

実施例　　　　　平均悪臭評価値 ５、　　　　　　　　８．３ ６、　　　　　　　　６．８ ７、　　　　　　　　６．４ ８、　　　　　　　　７．０ ９、　　　　　　　　６．８ 実施例１〜９の結果をまとめると次のとおりである。

実施例５〜９の数値が大きいのは、実施例１〜４と試験
方法が異なるからである。実施例２で５重量％のゼオラ
イト添加物を加えた場合は、添加物なしの場合や遷移金
属塩添加物を加えたクレイの場合に比較して、明らかに
優れている。実施例６〜８で天然または合成ゼオライト
を使用した場合は添加物なしのクレイに比較して明らか
に優れており、ゼオライトのみを使用した実施例つと実
質的に同じような性能である。ただし、実施例７で２％
のクリノプチロライトを使用した場合は、同じゼオライ
トだけを使用した場合よりも若干良い結果を示している
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）無機の液体吸着物質の粒子を有する飼育床材におい
   て、該粒子がさらに１または２以上のゼオライトを含有
   することを特徴とする動物または鳥の飼育床材。 ２）液体吸着物質がクレー、珪藻土、硫酸カルシウムま
   たは珪酸カルシウムである、特許請求の範囲第１項記載
   の飼育床材。 ３）１または２以上のゼオライトが３〜９オングストロ
   ームの有効孔径を有する、特許請求の範囲第１項または
   第２項に記載の飼育床材。 ４）１または２以上のゼオライトが飼育床材の重量の６
   ５％までである特許請求の範囲第１項から第３項までの
   いずれか１項に記載の飼育床材 ５）１または２以上のゼオライトが飼育床材の重量の０
   ．１％〜２５％である特許請求の範囲第４項記載の飼育
   床材。 ６）粒子が液体吸着物質の粒子と１または２以上のゼオ
   ライトの粒子の均一混合物を含む特許請求の範囲第１項
   から第５項までのいずれか１項に記載の飼育床材。 ７）液体吸着物質および１または２以上のゼオライトの
   重量での主要部分が４５〜７１０μの大きさの範囲であ
   る特許請求の範囲第６項記載の飼育床材。 ８）飼育床材の粒子が液体吸着物質および１または２以
   上のゼオライトの混合物を圧縮したものを含む特許請求
   の範囲第１項から第７項までのいずれか１項に記載の飼
   育床材。