JPS62257081A - Ｅｃｔ装置のデ−タ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ポジトロンＥＣＴ装置やシングルフォトン
ＥＣＴ装置のデータ処理装置に関する。

従来の技術 検出器をリング型に配列したポジトロンＥＣＴ装置やシ
ングルフォトンＥＣＴ装置では、検出器の感度補正や放
射線の吸収補正を行なう必要がある。そこで、従来では
、磁気ディスク装置のような外部記憶装置にデータを一
旦保存し、再度読み出して感度補正等の処理を行なって
いる。すなわち第３図に示すように、各検出器からのデ
ータがデータ収集メモリ１に収集され、このデータ収集
が終了すると、データ収集メモリ１の内容がＣＰＵおよ
びメモリ６に所謂ＤＭＡ　（Ｄｉｒｅｃｔ　Ｍｅｍｏｒ
ｙＡｃｃｅｓｓ）転送される。このデータ転送は、ＣＰ
Ｕおよびメモリ６の処理サイクルにより第４図に示すよ
うに間欠的に行なわれる。装置によるが、一般にこれら
装置で用いられているコンピュータでは、２〜１０　ｇ
ｓｅｃのＩｇＭ程度のレートでデータの取り込みが行な
われる。ＣＰＵおよびメモリ６のメモリ容量によって一
度に転送できない場合は、途中でデータ収集メモリ１か
らＣＰＵおよびメモリ６への転送を停止して、それまで
にＣＰＵおよびメモリ６に格納されたデータをＣＰＵお
よびメモリ６から磁気ディスク装置７へ転送し、この、
データ収集メモリ１からＣＰＵおよびメモリ６への転送
と、ＣＰＵおよびメモリ６から磁気ディスク装置７への
転送とを数回繰り返してデータ収集メモリ１の内容を全
て磁気ディスク装置７に保存する。

そして感度補正等の処理は、８１気デイスク装置７に蓄
えられたデータを再度ＣＰＵおよびメモリ６に取り出し
、ソフト的にＣＰＵおよびメモリ６内で行なったり、あ
るいは演算処理専用ハードウェアであるアレイプロセッ
サ８を利用して行なっている。こうして感度補正等を行
なった後、データを再び磁気ディスク装置７に格納する
。この磁気ディスク装置７からの読み出し・演算φ再書
き込みを所定の語数単位で数回繰り返して感度補正等の
処理を全て終了する。

発明が解決しようとする問題点 従来では、このように収集したデータを一旦外部記憶装
置に格納した後これを読み出して演算処理し再び格納す
るようにしているので、データの往復および外部記ｔα
装置に対するアクセスのため時間的な効率が悪いものと
なっている。

特に、収集したデータ量が多い場合には処理時間が長く
なって患者スルーブツトが悪くなる。

この発明は、コンピュータにデータを取り込むことが間
欠的に行なわれることに着目して、その転送サイクルの
空き時間を利用することによって演算処理の時間的効率
を向上させ、患者スルーブツトを改善することのできる
、ＥＣＴ装置のデータ処理装置を提供することを目的と
する。

問題点を解決するための手段 この発明のＥＣＴ装置のデータ処理装置は、データ収集
メモリとコンピュータとの間のデータ転送経路中に挿入
され、データ転送サイクルの空き時間中に演算を行なう
演算処理回路を有して構成される。

作　　　　用 演算処理回路がデータ収集メモリとコンピュータとの間
のデータ転送経路中に挿入されており、この演算処理回
路はフンピユータへのデータ転送サイクルの空き時間を
利用して感度補正等の演算処理を行なう、そのため、コ
ンピュータにデータを取り込む際にはそのデータは既に
感度補正等の処理を受けていることになるので、演算処
理の時間的効率が向上する。

実施例 第１図において、データ収集メモリ１は各検出器からの
データを収集するためのもので、データ収集終了後この
データ収集メモリ１の内容がＣＰＵおよびメモリ６に向
けてＤＭＡ転送される。この転送経路中に演算装置２が
挿入される。この演算装置２は、入力用のバッファ３と
、演算処理回路４と、出力用のバッファ５とを有する。

第２図Ａ・に示すように、データ収集メモリ１からデー
タが１語単位であるいは成語単位で出力されると、直ち
にバッファ３に取り込まれ（第２図Ｂ）、演算処理回路
４により感度補正等の処理が１語単位であるいは成語単
位で行なわれる（第２図Ｃ）、そして演算結果は出力用
バッファ５を経て出力され（第２図Ｄ）、これがＣＰＵ
およびメモリ６へ取り込まれる（第２図Ｅ）、そして、
この１語単位あるいは成語単位の演算処理がＣＰＵおよ
びメモリ６のデータ取り込みサイクルにしたがって繰り
返される。そのため、演算処理回路４での演算はＣＰＵ
およびメモリ６のデータ取り込みサイクルの空き時間内
で行なわれるものである必要がある。

このようにデータ収集メモリ１からＣＰＵおよびメモリ
６ヘデータを転送する途中で、ハードウェアにより転送
サイクルの空き時間を利用して感度補正等を行ないなが
らＣＰＵおよびメモリ６へ転送するようにしているため
、感度補正等のための特別の演算処理時間を必要としな
いことになり、ＣＰＵおよびメモリ６から磁気ディスク
装置７へ格納された段階では感度補正等の処理が全て完
了した状態のデータが得られることになる。

したがって、装置やハードウェアの具体的構成にもよる
が、感度補正等のための処理時間が１／１０〜１１５０
程度に短縮でき、患者のスループツトの向上が実現でき
る。また、ＥＣＴ装置においてスライス位置を変更して
次々に断層像を撮影していく場合、その撮像時間間隔を
短縮でき、ダイナミック測定の追従性が高くなる。

発明の効果 この発明によれば、感度補正や吸収補正等の演算処理時
間を大幅に短縮でき、患者スループットの向上や多数枚
の断層像を撮影する場合の撮像間隔の短縮が実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図は同
実施例を説明するためのタイムチャート、第３図は従来
例のブロック図、第４図はデータ転送サイクルを表わす
タイムチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）データ収集メモリとコンピュータとの間のデータ
   転送経路中に挿入され、データ転送サイクルの空き時間
   中に演算を行なう演算処理回路を有してなるＥＣＴ装置
   のデータ処理装置。