JPS6225699A - 刃付部材及びその製作方法 - Google Patents
刃付部材及びその製作方法Info
- Publication number
- JPS6225699A JPS6225699A JP16642785A JP16642785A JPS6225699A JP S6225699 A JPS6225699 A JP S6225699A JP 16642785 A JP16642785 A JP 16642785A JP 16642785 A JP16642785 A JP 16642785A JP S6225699 A JPS6225699 A JP S6225699A
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- JP
- Japan
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- brazing
- groove
- blade
- width
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は例えば掘削機に使用される刃付部材とその製作
方法に関する。
方法に関する。
従来の技術
掘削機例えばシールド掘進機のカッターヘッドには多数
のカッタービット(刃付部材)が取付けられている。と
ころで、このカッタービットは非常に摩耗が激しく、そ
の九め、しばしば掘削を中断してカッタービットを新し
いものに取替えていたが、この取替作業は土中で行なわ
れるため、その作業は困難であった。このため、最近、
ビット本体(刃体)の材質として、超硬合金から耐摩耗
性が優れたサーメットが使用されるようになってきた。
のカッタービット(刃付部材)が取付けられている。と
ころで、このカッタービットは非常に摩耗が激しく、そ
の九め、しばしば掘削を中断してカッタービットを新し
いものに取替えていたが、この取替作業は土中で行なわ
れるため、その作業は困難であった。このため、最近、
ビット本体(刃体)の材質として、超硬合金から耐摩耗
性が優れたサーメットが使用されるようになってきた。
ところで、従来15図に示すように、ビット本体(1)
をその保持体(2)にろう付けする場合、その挿入用溝
部(3)の断面形状は矩形状に、即ち両側のろう付面(
3a)(3a)が互いに平行にされていた。
をその保持体(2)にろう付けする場合、その挿入用溝
部(3)の断面形状は矩形状に、即ち両側のろう付面(
3a)(3a)が互いに平行にされていた。
発明が解決しようとする問題点
上記従来の方法によると、互いのろう材面同志の隙間(
a)を調整するのが困難であった。即ち、第6図に示す
ように、ビット本体(1)の厚さが保持体(2)の溝部
(3)の幅より小さすぎると、ろう付面隙間ia)が大
きくなり、ろう材(4)が溶けた時に重力により下方に
流れ、上方にろう付けされない部分が生じる。また、ビ
ット本体(1)の厚さが保持体(2)の溝部(3)の幅
に近いと、ろう材をろう材面隙間に挿入できなくなり、
例えば第7図に示すように、サーメッ[が保持体(2)
に比べろう材(4)のねれ性が悪いため、置ろう法でろ
う付けを試みた場合、ろう材(4)はろう材面隙間(a
)に入らずに、保持体(2)の上面に沿って広がってし
まう。更に、溝部(3)は平行溝であるため安定性が悪
い。即ち、ろう材面隙間(a)が左右で一致しなくなる
場合があり、この場合接合不良が生じる。
a)を調整するのが困難であった。即ち、第6図に示す
ように、ビット本体(1)の厚さが保持体(2)の溝部
(3)の幅より小さすぎると、ろう付面隙間ia)が大
きくなり、ろう材(4)が溶けた時に重力により下方に
流れ、上方にろう付けされない部分が生じる。また、ビ
ット本体(1)の厚さが保持体(2)の溝部(3)の幅
に近いと、ろう材をろう材面隙間に挿入できなくなり、
例えば第7図に示すように、サーメッ[が保持体(2)
に比べろう材(4)のねれ性が悪いため、置ろう法でろ
う付けを試みた場合、ろう材(4)はろう材面隙間(a
)に入らずに、保持体(2)の上面に沿って広がってし
まう。更に、溝部(3)は平行溝であるため安定性が悪
い。即ち、ろう材面隙間(a)が左右で一致しなくなる
場合があり、この場合接合不良が生じる。
そこで、本発明は上記問題を解消し得る刃付部材及びそ
の製作方法を提供することを目的とする。
の製作方法を提供することを目的とする。
間yAt解決するための手段
上記問題を解消するため、本発明の刃付部材は、保持体
に形成された溝部内に刃体を着装して成る刃付部材にお
いて、上記溝部を底面幅より入口幅の方が広くなるよう
に傾斜させると共に、上記刃体をこの溝部形状に合致さ
せた形状と成し、且つ上記刃体と保持体とをろう材を介
して接合したものである。
に形成された溝部内に刃体を着装して成る刃付部材にお
いて、上記溝部を底面幅より入口幅の方が広くなるよう
に傾斜させると共に、上記刃体をこの溝部形状に合致さ
せた形状と成し、且つ上記刃体と保持体とをろう材を介
して接合したものである。
また、本発明の刃付部材の製作方法は、刃体と、該刃体
を溝部に挿入してろう付け固定する際に、保持体の溝部
側面のろう付面を、溝部底面幅より入口幅の方が広くな
るように傾斜させ、そしてこの溝部と刃体との間にろう
材を配置して加熱しろう付けする方法である。
を溝部に挿入してろう付け固定する際に、保持体の溝部
側面のろう付面を、溝部底面幅より入口幅の方が広くな
るように傾斜させ、そしてこの溝部と刃体との間にろう
材を配置して加熱しろう付けする方法である。
実施例
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図に基づき説明
する。まず、第1図に示すように、一般に炭素鋼から成
る保持体(6)に、所定深さのビット本体(刃体)(2
)挿入用の溝部(至)を、その両側面(13a) (1
3a)が外方に所定角度(θ)でもって傾斜するように
形成する。即ち、溝部(至)底面幅より入口幅の方が広
くなるようにする。次に、サーメットから成るビット本
体(2)の上記溝部α1の側面(13aX13a)に対
応する側面(12aX12a)も、溝部側面(13aX
13a)と同じ角度(θ)でもって傾斜させておく。
する。まず、第1図に示すように、一般に炭素鋼から成
る保持体(6)に、所定深さのビット本体(刃体)(2
)挿入用の溝部(至)を、その両側面(13a) (1
3a)が外方に所定角度(θ)でもって傾斜するように
形成する。即ち、溝部(至)底面幅より入口幅の方が広
くなるようにする。次に、サーメットから成るビット本
体(2)の上記溝部α1の側面(13aX13a)に対
応する側面(12aX12a)も、溝部側面(13aX
13a)と同じ角度(θ)でもって傾斜させておく。
そして、保持体αυの溝部(至)内に箔状のろう材α−
を置き、この上からビット本体(2)を挿入して、温度
を上げてろう付けを行なう。なお、上記角度(θ)はビ
ット本体(2)自身の重力によシろう付面を加圧するこ
とをねらったものである。従って、θは1度(重力の2
壬にあたる)以上あればよい。一方、このθを大きくす
ると、同じ厚さのビット本体a2tl−使用した場合、
ろう付面積が減少する。その結果、使用中にビット本体
@がはずれる可能性が高くなる。
を置き、この上からビット本体(2)を挿入して、温度
を上げてろう付けを行なう。なお、上記角度(θ)はビ
ット本体(2)自身の重力によシろう付面を加圧するこ
とをねらったものである。従って、θは1度(重力の2
壬にあたる)以上あればよい。一方、このθを大きくす
ると、同じ厚さのビット本体a2tl−使用した場合、
ろう付面積が減少する。その結果、使用中にビット本体
@がはずれる可能性が高くなる。
このため、θは45度以下が望ましい。なお、このθの
適当な範囲としては、2°〜20°である。
適当な範囲としては、2°〜20°である。
ここで、具体的実験例について説明する。なお、ビット
本体04の材質として、T s C−N i系のサーメ
ットを使用すると共に、ろう材a→とじてAg系のもの
で厚さが0.2rrmの箔状のものを使用した。まず、
保持体αυの溝部側面(13a)(13a)の傾斜角(
θ)を、比較的小さい角度をとっても効果があることを
確認するために5°に形成し、次にこの溝部側面(13
a)(13a)に沿ってろう材α4を置いた後、真空中
で850℃で10分間加熱した。第2図にろう付け後の
状態を示す。この時のろうの状態を第3図に基づき説明
すると、ろう材α→が溶けると、ビット本体@は破線で
示すようにその重量で下方に移動し、ろう材面隙間1a
)が小さくなる。このろう材面隙間(a)の減少により
、溶けたろう材α荀は上方に押出さ瓜従って未接合部が
伐ることなく、良好にろう付けが成される。なお、ビッ
ト本体(6)を溝部(2)内にセットした状態では、互
いの底面同志の隙間は、ろう材が溶けた時にビット本体
(6)が下方に移動する距離に一致されている。
本体04の材質として、T s C−N i系のサーメ
ットを使用すると共に、ろう材a→とじてAg系のもの
で厚さが0.2rrmの箔状のものを使用した。まず、
保持体αυの溝部側面(13a)(13a)の傾斜角(
θ)を、比較的小さい角度をとっても効果があることを
確認するために5°に形成し、次にこの溝部側面(13
a)(13a)に沿ってろう材α4を置いた後、真空中
で850℃で10分間加熱した。第2図にろう付け後の
状態を示す。この時のろうの状態を第3図に基づき説明
すると、ろう材α→が溶けると、ビット本体@は破線で
示すようにその重量で下方に移動し、ろう材面隙間1a
)が小さくなる。このろう材面隙間(a)の減少により
、溶けたろう材α荀は上方に押出さ瓜従って未接合部が
伐ることなく、良好にろう付けが成される。なお、ビッ
ト本体(6)を溝部(2)内にセットした状態では、互
いの底面同志の隙間は、ろう材が溶けた時にビット本体
(6)が下方に移動する距離に一致されている。
次に、他の実施例を第4図に基づき説明する。
このものは、ビット本体(2)と保持体σηとの左右2
つのろう付面のうち、一方だけを例えば10’傾斜させ
たものである。前述の実施例と同様のろう材を使用して
同じ条件でろう付けしたところ、同様の効果が得られた
。
つのろう付面のうち、一方だけを例えば10’傾斜させ
たものである。前述の実施例と同様のろう材を使用して
同じ条件でろう付けしたところ、同様の効果が得られた
。
なお、上記各実施例においては、保持体及びビット本体
の材質として、炭素鋼及びサーメットを使用したが、こ
のものに限定されるものではない。
の材質として、炭素鋼及びサーメットを使用したが、こ
のものに限定されるものではない。
発明の効果
上記本発明の刃付部材及びその製作方法にょると、刃体
と保持体とのろう材面を傾斜させてろう付けを行なうの
で、ろう材が溶けた際、ビット本体がその重量によシ下
方に移動してろう材面隙間が小さくなり、溶けたろうが
ろう材面全体に行きわたって確実なろう付け接合を行な
うことができる。また、溝部底面幅よυλ口幅の方が広
くなるようKしているので、誰れでも刃体を容易に溝部
中央位置に配置できるため品質が向上すると共に歩留り
がよく、また刃体は保持体に対して安定した状態で固定
されるため、切削特性が良くなると共に耐久性も良くな
る。
と保持体とのろう材面を傾斜させてろう付けを行なうの
で、ろう材が溶けた際、ビット本体がその重量によシ下
方に移動してろう材面隙間が小さくなり、溶けたろうが
ろう材面全体に行きわたって確実なろう付け接合を行な
うことができる。また、溝部底面幅よυλ口幅の方が広
くなるようKしているので、誰れでも刃体を容易に溝部
中央位置に配置できるため品質が向上すると共に歩留り
がよく、また刃体は保持体に対して安定した状態で固定
されるため、切削特性が良くなると共に耐久性も良くな
る。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はろう付け前の状態を示す斜視図、第2図はろう付け
後の側面図、第3図はろう付け途中の要部拡大側面図、
第4図は他の実施例の側面図、第5図〜第7図は従来例
を説明するための側面図である。 αの・・・保持体、@・・・ビット本体(刃体)、(1
2a)・・・側面、(2)・・・溝部、(13a)・−
・側面、0→・・・ろう材N4図 第2図 第5図 第7図 【々ミ々延
図はろう付け前の状態を示す斜視図、第2図はろう付け
後の側面図、第3図はろう付け途中の要部拡大側面図、
第4図は他の実施例の側面図、第5図〜第7図は従来例
を説明するための側面図である。 αの・・・保持体、@・・・ビット本体(刃体)、(1
2a)・・・側面、(2)・・・溝部、(13a)・−
・側面、0→・・・ろう材N4図 第2図 第5図 第7図 【々ミ々延
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、保持体に形成された溝部内に刃体を着装して成る刃
付部材において、上記溝部を底面幅より入口幅の方が広
くなるように傾斜させると共に、上記刃体をこの溝部形
状に合致させた形状と成し、且つ上記刃体と保持体とを
ろう材を介して接合したことを特徴とする刃付部材。 2、刃体と、該刃体を溝部に挿入してろう付け固定する
際に、保持体の溝部側面のろう付面を、溝部底面幅より
入口幅の方が広くなるように傾斜させ、そしてこの溝部
と刃体との間にろう材を配置して加熱しろう付けするこ
とを特徴とする刃付部材の製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16642785A JPS6225699A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 刃付部材及びその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16642785A JPS6225699A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 刃付部材及びその製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6225699A true JPS6225699A (ja) | 1987-02-03 |
Family
ID=15831215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16642785A Pending JPS6225699A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 刃付部材及びその製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6225699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0382794A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Kooa Denka Kk | 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理剤 |
JP2015535557A (ja) * | 2012-11-09 | 2015-12-14 | ヘーレンクネヒト アーゲー | 採石用の切削ローラのための切削リングおよび採石用の切削ローラ |
-
1985
- 1985-07-26 JP JP16642785A patent/JPS6225699A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0382794A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Kooa Denka Kk | 酸化皮膜を有するアルミニウム系金属の表面処理剤 |
JPH0525959B2 (ja) * | 1989-08-25 | 1993-04-14 | Kooei Denka Kk | |
JP2015535557A (ja) * | 2012-11-09 | 2015-12-14 | ヘーレンクネヒト アーゲー | 採石用の切削ローラのための切削リングおよび採石用の切削ローラ |
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