JPS62256901A - 金属間化合物Al↓3Ti粉末およびその製造法 - Google Patents

金属間化合物Al↓3Ti粉末およびその製造法

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JPS62256901A
JPS62256901A JP61100233A JP10023386A JPS62256901A JP S62256901 A JPS62256901 A JP S62256901A JP 61100233 A JP61100233 A JP 61100233A JP 10023386 A JP10023386 A JP 10023386A JP S62256901 A JPS62256901 A JP S62256901A
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JP
Japan
Prior art keywords
powder
compd
al3ti
crucible
intermetallic compound
Prior art date
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Application number
JP61100233A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hanamura
年裕 花村
Tetsuya Sukai
須貝 哲也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS62256901A publication Critical patent/JPS62256901A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は均質な金属間化合物A l 3Ti粉末、およ
びその製造法に関する。
A 13Ti合金は、金属材料としては、はぼ最高の高
温強度を持ち、しかも耐食性が高く、軽量の材料である
。メタラジカルトランスアクション(Metallur
gical Transaction ) Vol、6
A(1975) P 。
1991には、800℃で40kg/鶴2の高温強度が
得られたことが報告されている。そこで、これらの特性
を利用して、A13Tt合金は、ガス・タービン部品、
自動車用エンジンのバルブ、ピストンへの適用、高温用
ダイスや軸受部品などへの適用が好適と考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) Aj!、Ti合金は計量で、耐熱温度が高く、耐食性も
高いため、高温で使用するタービンブレードなどに好適
であるが、室温での延性が小さいため、圧延、鍛造など
による成型が困難であり、粉末冶金法を用いて成型しな
ければならない。このため、インゴットを鋳造し、これ
を粉砕するこれまでの方法では次のような問題があった
。■インゴット内部に偏析が生じ、均質なものが得られ
ない。■インゴット法では、凝固の際、AlzTiの結
晶粒が粗大化する。0粒内及び粒間に析出物(特にAl
AlTi)が発生する。
粉末冶金用に粉末化した場合、偏析があれば焼結製品は
、特性が不揃いになり、結晶粒が大きいと、焼結晶は十
分な強度が得られず、また、析出物が存在すると、焼結
製品に変形力が加わった際、これを起点としてクラック
が発生する。
更にインゴットから粉末を得る場合の問題点として、イ
ンゴットから粉末への粉砕が困難で、多大のエネルギー
、設備を必要とすることがある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述の問題点を解決し、良好な焼結成型品を
得ることが出来る均質な金属間化合物Aj!、Ti合金
粉末を提供するものである。具体的には、A/3Ti溶
融合金を、不活性ガス雰囲気下で104℃/sec以上
の冷却速度で急冷して得られるフレーク状凝固物を粉砕
した均質なA E 3Ti粉末およびその製造方法を提
供するものである。
本発明によれば、偏析がなく、結晶粒度が小さく、析出
物がない、均質で、焼結成型用に好適なA l 、Ti
粉末を得ることができる。本発明に従って生成するフレ
ーク状凝固物は100μm以下の薄片であり、容易に粉
砕が可能であり、インゴットから粉砕して、粉末を得る
際の困難性は解決される。
以下に本発明の詳細な説明する。
八l、及びTiをAI!の組成が62〜63御t%にな
るように配合して、不活性ガス雰囲気中で1500〜1
600℃に加熱溶融し、1400〜1500℃に降温調
整する。その後、該溶融合金を、移動する冷却体に近接
して設けたノズルから、前記冷却体上に噴出し、104
℃/sec以上の冷却速度で凝固させ、A1.Ti金属
間化合物フレークを製造し、該フレークをボールミルで
粉砕することにより、粉末冶金用の金属間化合物+1!
、Ti粉を製造する。
A1の組成範囲を62〜63%に限定する理由は、この
範囲でのみAj!3Ti金属間化合物が得られ、これを
外れると、A l 3Ti と他相との混合相となり、
均質なA l 3Tiが得られないためである。
冷却速度が104℃/sec以上である理由は、それ以
下の冷却速度では、結晶粒の粗大化、析出物の発生を生
じるためである。冷却速度104℃/secを達成する
冷却法としては、片ロール法、双ロール法、遠心冷却法
などを用いることができる。急冷生成物は、厚さ約10
0μm、面積20×30龍程度のフレーク状凝固物であ
る。不活性雰囲気とする理由は、原料のAj!、Tiの
酸化を防ぐためである。不活性ガスは、Ar、 He+
 N、のいずれでもよい。溶解温度はAj!とTiとの
金属間化合物を形成する反応を促進させ、均一溶融状態
を得るため、1500〜1600℃に高めるのが好まし
い。ノズル−冷却体間のギャップは、安定したフレーク
を得るように設定すればよいが、0.1〜0.4 mが
好ましい。
本発明に従って急冷凝固したフレークはボールミルによ
って粉末化する。
第1図は本発明に使用する装置の概略を示すもので1は
金属間化合物A l zTiを溶解するためのるつぼで
その下端にはロール等の冷却体2と対向して開口したノ
ズル4を設けである。ノズル4の開口部の寸法は、例え
ば幅0.4〜0.8 n+、長さ40鶴とする。3はる
つぼ及び冷却体を収容し、内部を不活性ガスによる保護
雰囲気とする容器である。
5は加熱機構、6はるつぼ1内の溶融金属への背圧設定
機構、7は容器3への不活性ガス導入機構、8は排気機
構である。
本発明により、金属間化合物/41 :+Tiを製造す
るには先ず、るつぼ1内にAj2の地金とスポンジチタ
ンを装入し、容器3の内部を排気機構8により排気し、
不活性ガス導入機構7から不活性ガスを導入する。さら
に加熱機構5によりるつぼ1内の原料を溶解する。この
際の溶解温度は1500〜1600℃であり、この温度
において十分に合金化した後、一旦温度を1400〜1
500℃程度に調整する。
調整終了後、背圧設定機構6により、るつぼ1に加圧ガ
スを導入し、背圧を印加するとともにノズル4の開口部
を開栓し、るつぼ1内の溶融合金を、ロール等の冷却体
2に噴出させ急冷凝固させてフレークを製造し、これを
ボールミルにかけ、粉末化する。
実施例 次に本発明の実施例を示す。
アルミニウム地金とスポンジチタンをAl 62wt%
、 Ti 38 wt%の組成を得るように配合したち
の500gをるつぼに装入し、これを1600℃まで加
熱溶解し、合金化した。次に一旦、1500℃に温度を
調整したのち、該溶融合金を、幅Q、5 *x、長さ4
0鶴の開口部をもつノズルから、背圧0.3気圧を印加
することによって、直径0.4 m、幅80鶴のロール
表面に噴出、凝固させて、厚さ100μmのフレーク状
急冷片を製造した。該フレーク状急冷片を硬質硝子製ボ
ールミル(ボール径15鶴φと20龍φの混合)を用い
24時間粉砕の後、粒径100μm以下の粉末を得た。
得られたフレーク状凝固物の成分は、全急冷期間を通じ
て殆んど同一であった。
またフレーク状凝固物について、結晶粒径、析出物を調
査した結果を表1に示す。比較のため、インゴット法に
よるものも併記した。
表1 本発明に従って得られたフレーク状凝固物は、ボールミ
ル24時間処理で完全に100μm以下の粉末となった
が、インゴットから3〜101■に粗砕した小塊は、ボ
ールミル24時間処理でも殆んど粉末とならなかった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、下記の効果が奏
される。
(1)  本発明による急冷法を用いることにより、得
られるフレーク状急冷片は析出物を含まず、偏析が極め
て少なく、且つ1〜3μmの微細な結晶粒径をもつので
、これを粉砕して得られる粉末は粉末冶金原料として極
めて好適な性質を具備する。
(2)本発明に従って得られた急冷片はフレーク状の薄
片であり、これは容易に粉砕可能である。
従って通常の塊状凝固物の粉砕の場合と異なり、粉砕エ
ネルギー、粉砕設備負担等を大幅に低減することが出来
るなど、金属間化合物Af3Tiの粉末冶金用粉末を均
質に且つ安価に量産する上で、著しく有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明法を実施する装置の概略を示す説明図で
ある。 1・・・るつぼ、2・・・冷却体、3・・・容器、4・
・・ノズル、5・・・加熱機構、6・・・背圧設定機構
、7・・・不活性ガス導入機構、8・・・排気機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融状態から10^4℃/sec以上の冷却速度
    で冷却して生成するフレークを粉砕して得られるAlの
    組成範囲が62〜63wt%からなる結晶粒が小さく、
    析出物、偏析の少ない金属間化合物Al_3Ti粉末。
  2. (2)Al62〜63wt%と残部Tiとを不活性雰囲
    気中で加熱・溶融し、該溶融合金を、移動する冷却体に
    噴出し、10^4℃/sec以上の冷却速度で急冷凝固
    させてフレーク状凝固物を得、さらに該凝固物を粉砕す
    ることを特徴とする結晶粒が小さく、析出物、偏析の少
    ない金属間化合物Al_3Ti粉末の製造法。
JP61100233A 1986-04-30 1986-04-30 金属間化合物Al↓3Ti粉末およびその製造法 Pending JPS62256901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100361569B1 (ko) * 1998-12-29 2003-02-05 재단법인 포항산업과학연구원 급속냉각영구자석분말제조장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110165A (ja) * 1974-07-17 1976-01-27 Sumitomo Electric Industries
JPS5690903A (en) * 1979-11-15 1981-07-23 Ver Aluminummniumuberuke Ag Metal powder and method
JPS5943802A (ja) * 1982-08-30 1984-03-12 マ−コ・マテリアルズ・インコ−ポレ−テツド 急速凝固粉末を用いて作られたアルミニウム−遷移金属合金とその製造方法

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