JPS62254739A

JPS62254739A - 超音波探触子

Info

Publication number: JPS62254739A
Application number: JP9907786A
Authority: JP
Inventors: 康人竹内; 安藤　元喜; 杉浦　淳夫; 田部井　浩
Original assignee: Yokogawa Medical Systems Ltd
Current assignee: GE Healthcare Japan Corp
Priority date: 1986-04-28
Filing date: 1986-04-28
Publication date: 1987-11-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は超音波診断装置に電気的に接続して用いられる
超音波探触子に関し、更に詳しくは、音響カップリング
剤を被検体との界面に供給することのできる超音波探触
子に関するらのである。

（従来の技術）超音波撮動子から放射された超音波信号は、空気中には
殆ど伝搬しない。それ故に、従来より、超音波探触子と
被検体との間に水を介在させる水浸法や、ジェット・水
流を放出させるウォータージェット法、或いは、被検体
に音響カップリング剤を塗布する手法等があった。又、
特公昭６０−５４０５８号公報にみられるように、超音
波プローブの診断面であって、超音波信号の進路を避け
た位置に孔を設け、この孔から音響カップリング剤を流
出させるようにしたものもある。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、水浸法やウォータージェット法は汎用性
がなく、又、音響カップリング剤を塗布する手法は作業
が煩雑で、且つ面倒である。又、特公昭６０−５４０５
８号公報のものは、−音響カップリング剤を流出させる
ための特殊の構造の超音波プローブが必要であり、又、
−日雇音波診断作業を開始したら、音響カップリング剤
を追加供給することが困難であるという問題点がある。

本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、特殊の構造とする必要はなく、又、超音波
信号の送受を行っている最中でも音響カップリング剤を
供給することのできる超音波探触子を実現することにあ
る。

（問題点を解決するための手段）前記した問題点を解決する本発明は、被検体との間で超
音波信号の送受波を行う超音波探触子であって、前記超
音波信号の送受波面を覆うように配設され内部に音響カ
ップリング剤が収容される袋状容器と、この袋状容器の
底部に設けた超音波信号の波長に比べて十分小さい直径
の少なくとも１つ以上の孔とを備えたことを特徴とする
ものである。

（作用）袋状容器内に収容された音響カップリング剤は、超音波
探触子を被検体に接触し押圧することによって加わる圧
ツノにより、容器底部に設けた小孔を通ってじわじわと
流出し、容器底部と被検体との間に侵入して両者間を密
着させる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の超音波探触子の一例を示す構成断面図
である。図において、１は超音波振動子、２はこの超音
波振動子１の裏面に設けられたバッキング部材、３は整
合層で、これらは従来より公知の超音波探触子を構成す
る。４は超音波信号の放射面を覆う袋状の容器で、内部
に音響カップリング剤５が収納されている。６は袋状容
器４を超き波探触子本体に装着させるための装着手段で
ある。

袋状の容器４には、被検体７に接触する底部に、少なく
とも１つ以上の、超音波波長に比べて十分に小さい例え
ば５〜１０μｍ程度の直径の小孔（図示せず）が設けら
れている。このような小孔付の袋状容器の材料としては
、例えば、マイクロポーラスフィルム（例えば商品名と
して、ボアテックス社のボアテックス、ポリプラスチッ
クス社のジュラガード、住友電気工業の７０口ボア等が
ある）が使用できる。尚、これらの材料は何れも多孔性
物質であるが、表面処理等することによって、親水性の
ものと疎水性のもの等各種できる。

又、無数の孔は規則的・不規律」的と各種使用可能であ
る。ここで無数の小孔付きの袋状容器とする場合、無数
の孔の分布は規１１１ｊ・不規則何れでもよいが、分布
状態に超音波波長の１／４波長と比べられるような長さ
を単位とする程度のうねり等がないことが望ましい。又
、疎水性物質を用いる場合、孔の占積率は、５０％以下
と小さいことが望ましく、孔の配列ピッチは例えば５〜
１０μ糟程度と細かいことが必要である。

袋状容器４内に収納する音響カップリング剤５としでは
、水（市水、脱気水、生理食塩水）、油（ひまし油、オ
リーブ油、シリコンオイル、フッ素オイル）、高級アル
コール（グリセリン等）等が使用できる。

このような構成の超音波探触子を、被検体７に図示する
ように接触させ、押圧すれば、袋状容器４内に収容され
ている音響カップリング剤５は加圧されて小さな孔から
流出し、被検体７との接触面に、常に侵入する。従って
、超音波Ｓ動子１は整合ｌ１１３及び音響カップリング
剤５を介して、被検体と＆Ｉ学的に密着し、効率良く超
音波信号の送受波が行える。この時、袋状容器４の底部
に設けた小孔の存在は、その大きさが５〜１０μｍ程度
で、ｉＢ音波信号には何ｌυら影響しない。

超音波探触子と被検体との接触を解くと、袋状容器４内
の音響カップリング剤５は加圧されず、外部に漏出する
には至らない。尚、袋状容器４の底部に設けられている
小さな孔の大きさは、前述したように超音波信号の波長
に比べて十分に小さい範囲で、且つ音響カップリング剤
５の粘性等の関係に応じて、被検体に押しつけ、加圧し
て初めてじわじわと漏れ出るような所定の大きさが選定
されるものとする。又、孔の形状は必ずしも円形でなく
ともよい。

第２図及び第３図は本発明の超音波探触子の他の例を示
す構成図である。

第２図の実施例では、袋状容器４の側壁部に、音響カッ
プリング剤５を容ｓ４の内部に供給するための逆止め弁
付きの供給孔４１を設けたものである。

このような構成とすることによって、超音波診断作業を
中断することなく、音響カップリング剤の追加供給を、
この供給孔４１を介して、図示するように音響カップリ
ング剤が入ったチューブ８から容易に行うことができる
。

第３図の実施例は、袋状容器４を剛性材料で構成し、こ
の容器の底部に小さな孔を設けたものである、尚、底部
は、これに代え、第１図実施例で示したような小さな孔
付の膜材料としてもよい。

又、この袋付容！！１４に音響カップリング剤５の供給
路４２と、音響カップリング剤５を容器内に強制的に供
給するためのポンプ４３を設けたものである。ここで、
ポンプ４３は、例えばフットスイッチ等によって、オン
／オフされ、このポンプ４３の加圧によって底部小孔か
らの音響カップリング剤の流出を制御するようにしても
よい。

尚、この実施例において、貸付容器４に、更に音響カッ
プリング剤５の排出路を設け、容器４内の音響カップリ
ング剤５が、供給路と排出路を介して環流するように構
成してもよい。この場合、音響カップリング剤５が超音
波探触子を冷却する作用をも行うので、超音波探触子の
Ｉ！石上昇を抑圧乃至は防止することができる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明は袋状容器の底部に超音波
信号の波長に比べて十分小さい大きさの小孔を設け、こ
こから音響カップリング剤が漏れ出るようにしたもので
ある。従って本発明によれば、超音波探触子自体を特殊
な構成とする必要はなく、又、袋状容器に供給孔を設け
れば、超音波診断中でも音響カップリング剤を供給する
ことのできる超音波探触子が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の超音波探触子の一例を示す
構成断面図である。１・・・超音波振動子　　２・・・バッキング部材３・
・・整合層　　　　　４・・・袋状容器５・・・音響カ
ップリング剤７・・・被検体　　　　　４１・・・供給孔４２・・・
供給路　　　　４３・・・ポンプ特許出願人　横河メデ
ィカルシステム株式会社−１３図２；バッキング部材３；整合層４、袋状容器５；音響カップリング済第１　図第２　図１４階波瘍動子２；バッキング部材３；！Ｉｉ台層４、袋状容器５７ＷＩ＃カンプリング済７；躯木一本１；層音波振動子２；バッキング部材３；整合層４１袋状容器５１音曹カツプリング済７；模検体

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被検体との間で超音波信号の送受波を行う超音波
探触子であって、前記超音波信号の送受波面を覆うよう
に配設され内部に音響カップリング剤が収容される袋状
容器と、この袋状容器の底部に設けた超音波信号の波長
に比べて十分小さい直径の少なくとも１つ以上の孔とを
備えたことを特徴とする超音波探触子。
（２）袋状容器は、外部より音響カップリング剤を供給
するための逆止め弁付き供給孔を有することを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の超音波探触子。
（３）袋状容器は、外部より音響カップリング剤を供給
するための供給路と音響カップリング剤を排出するため
の排出路とを有し、袋状容器内の音響カップリング剤が
強制環流できるように構成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の超音波探触子。