JPS6225456Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスクリユーコンベアー装置に関するも
ので、汚泥等の被搬送物の中間軸受部での目詰ま
りをなくし、被搬送物の搬送能力を高めるように
することことを目的とする。

汚泥等の被搬送物を搬送するスクリユーコンベ
アー装置は一般にコンベアー軸を両端以外の部分
でも支持すべく中間軸受が設けられている。一般
にこの中間軸受部においてスクリユーの縁が切れ
ている為、汚泥供給が一旦とぎれこの部分で被搬
送物が中間軸受上に盛り上がり目詰まりを発生
し、搬送効率が低下する。又この目詰まり部を強
制的に押し出すためにはモーター等の駆動源の容
量等を大きくしなければならず、その場合でも搬
送効率が悪かつた。

本考案は斯かる問題に対処すべく為されたもの
で、トラフ内においてスクリユーコンベアーの中
間軸受部の上方に、トラフの下側半円部と略同径
に形成された内面を有する半筒形のカバーを設
け、このカバーによつて前記中間軸受部での搬送
路を円筒状に形成し、被搬送物の盛り上がりを規
正して目詰まりをなくし、搬送効率を向上させる
ようにしたものである。

以下本考案を実施の一例を示す図面に基づいて
説明する。図において１はトラフ２内に設けたス
クリユーコンベアーで、このスクリユーコンベア
ー１の軸３は両端が図外の軸受によつて支持され
ていると共に、両端以外の部分でも中間軸受４に
よつて支持されている。スクリユーコンベアー１
のスクリユー５はこの中間軸受４の部分では縁が
切れている。６はトラフ２内においてスクリユー
コンベアー１の中間軸受４部の上方を覆うべくト
ラフ２内に着脱自在に設けられた半円筒形のカバ
ーで、このカバー６の半径は前記トラフ２の下側
半円部の半径と略同径に形成され、このカバー６
取付部においてカバー６とトラフ２とにより円筒
状のトンネル部が形成されている。尚スクリユー
コンベアー１による搬送方向上流側に位置するカ
バーの端部にはトラフ２の上端内面とカバー６の
上端外面との間の隙間に第１図矢印イ方向に送ら
れてくる汚泥等の被搬送物が入り込むのを防止す
るために侵入防止板７が設けられている。ところ
で前記中間軸受４はスクリユーコンベアー１の長
さ等によつて設けられる数が異なるが、中間軸受
４が複数設けられる場合は夫々の中間軸受４部に
前記カバー６を設けるようにすれば良い。又中間
軸受４がトラフ２の上端から支持材等で支持され
ている場合は支持材を挿通させるようにカバー６
に切欠部を形成するものである。更にカバー６は
半円筒形のカバー６以外に他の形状のものでも良
い。

本考案スクリユーコンベアー装置は以上述べた
ように実施し得るもので、汚泥等の被搬送物を前
記カバーによつて正しく導き、中間軸受部での被
搬送物の盛り上がりを防止し得、又目詰まりをな
くし、搬送効率を向上させることができる。これ
により従来のようにモーター等の駆動源の容量等
を大きくする必要もない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１
図は縦断面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ矢視図、
第３図はカバーの斜視図である。 １……スクリユーコンベアー、２……トラフ、
３……軸、４……中間軸受、５……スクリユー、
６……カバー、７……侵入防止板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トラフ内においてスクリユーコンベアーの中間
   軸受部の上方に、トラフの下側半円部と略同径に
   形成された内面を有する半筒形カバーを設けると
   ともに、この半筒形カバーの搬送方向上流側の端
   部に、半筒形カバーの外面側に形成されるトラフ
   との間隙を閉塞する侵入防止板を設けて中間軸受
   部における搬送路を円筒状に形成したことを特徴
   とするスクリユーコンベアー装置。