JPS62253690A - ジ−ゼル燃料油のセタン価の向上法 - Google Patents

ジ−ゼル燃料油のセタン価の向上法

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JPS62253690A
JPS62253690A JP62041258A JP4125887A JPS62253690A JP S62253690 A JPS62253690 A JP S62253690A JP 62041258 A JP62041258 A JP 62041258A JP 4125887 A JP4125887 A JP 4125887A JP S62253690 A JPS62253690 A JP S62253690A
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diesel
oil
diesel oil
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JP62041258A
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ホセイン・ザリネグバル
ジエイムズ・アール・キツトレル
サイード・テイ・ダリアン
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    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 i哩塁公見 本発明は、ジーゼル油を含窒素剤で処理してそのセタン
価を向上させ、そしてこの処理した油を未処理のジーゼ
ル油と混合して、ジーゼル燃料油混合物にセタン価の向
上、良好な安定性、受容可能なラムズボトム炭素のレベ
ル、及び更に改良された処理油の色を得るというジーゼ
ル油の性能向−L法に関する。更に特に、本発明ではジ
ーゼル燃料油混合物に使用される処理したジーゼル油へ
の窒素添加の程度及び処理対未処理のジーゼル油の混合
物は、1つの具体例の場合、最終の混合し、たジーゼル
燃料油生成物における添加窒素の濃度が、未使用のジー
ゼル油原料の時に約300 ppmを越えない、或は水
素化処理ジーゼル油原料の時に約450111回を越え
ないことを保証するように調節される。
北田!すυ[ ジーゼル油のセタン価が含窒素燃料油添加剤を添加する
ことにより或は含窒素処理剤で酸化することにより改良
できることは長い間公知であった。
適当な物理的性質例えば流動点、濁り点、粘度及び揮発
性を有するジーゼル油沸点範囲の油は、ジーゼル留分を
ニトロ化してセタン化を向上させることによって製造す
ることができる。しかしながら、そのような油のニトロ
化はラムズボトム(Ramsbottois )炭素含
量を増大させ且つ不溶性沈降物を生成することによって
燃料油の安定性を減少させる傾向のあることが知られて
いる。この不溶性沈降物は燃料油の貯蔵中に濁りや時に
付着物を生成する。貧弱な安定性特性という欠点を排除
する多くの試みがなされ、またアルカリ洗浄を含む溶媒
の抽出が安定性の改良に用いられてきたけれど、通常の
溶媒抽出は窒素処理燃料油の場合に許容できる安定性を
提供するのに不満足であることある種の有機溶媒、例え
ば1986年2月24日付けの関連米国特許願第932
,612号及び1986年2月24日付けの関連米国特
許項第832.197号に記述されているものを用いる
溶媒抽出は安定性を改良し且つラムズボトム炭素含量を
減するのには効果的であるが、この方法によるジーゼル
油の性能向上費の主要部分は溶媒抽出工程に由来する。
高価な溶媒抽出工程を必要としないで、安定性及びラム
ズボトム炭素に関してジーゼル燃料油の規格に適合する
準標準的なジーゼル油のセタン化を改善する方法は特に
望ましい7酸化法を用いてジーゼル油のセタン価を向上
させることは公知である。ジーゼル油のセタン価を改善
するためにニトロ化を用いることに関して、英国特許第
491.648号はセタン化を増大させるためにジーゼ
ル油をニトロ化剤と接触することを教示している。英国
特許第491,648号における開示は、ニトロ重油が
単独で又は未処理のジーゼル油と混合して使用できるこ
とである。
トン、メチル及びエチルアルコール、エチレンジクロリ
ド及びアニリンを含む溶媒での抽出が記述されている。
しかしながら、ジーゼル油を二l・口化剤と接触させる
ことにより、安定性は減少し且つラムズボトム炭素は増
大し、そして生成物を開示された溶媒で抽出する場合に
これらの欠点は貧弱な]二程収率ももたらす、この英国
の特許は、沈降と貧弱な安定性を認識しているけれど、
これらの問題をいかに軽減[7或は排除するかについて
何の提案もしていない。
米国特許第3.t35.Gso号は、合疏黄石油留分を
二酸化窒素で酸化し、続いて水及びアルカリで洗浄して
ジーゼル油の脱硫1行い、セダン価を改善する方法を述
べている。しかしながらこの開示は得られる生成物が二
酸化窒素での処理に由来する不満足な色を提する傾向が
あるということであり、続く硫酸処理、真空蒸留又は白
土処理が酸化中に生成する物質の完全な除去のために必
須であると考えられる。不運なことは、これはセタン価
の向上を減じ又は無知してしまう、この方法の生成物は
、その高いラムズボトム炭素含量のなめに、蒸留中蒸留
釜にコークを生成する。
ジーゼル油を二酸化炭素で処理し、水性アルカリで洗浄
し及び/又は溶媒抽出し、次いで水洗することによる改
良されたセタン価と臭いを有するジーゼル油を製造する
方法は米国特許第3.164.546号に記述されてい
る。溶媒抽出工程に適当であるとして開示されている溶
媒はニトロメタン、ジメチルホルムアミド、ピリジン、
アセトニトリル、グリコロニトリル、エチレングリコー
ル、エタノールアミン及びフェノールである。しかしな
がら、含窒素処理剤を用いる場合にジーゼル燃料油生成
物にとってはるかに困難な生成物の規格である重要な安
定性及びラムズボトム炭素含量の仕様について何も言及
していない。
米国特許第2,333.817号は、ジーゼル油の含窒
素化合物による酸化、絖くヘキサンでの希釈及び濾過に
よるセタン価の改善と沈降物生成の防止を開示している
。このような生成物は(濁りの形成は減ぜられるけれど
)安定性に対する今日の工業規格に合格しないし、ラム
ズボトム炭素の基準に適さない1例示からでは、この技
術が再生油にだけ適用しつるように見える。
これらの方法は一般的に明らかにジーゼル油のセタン価
の改善のなめにニトロ化又は酸化処理を利用しているが
、ジーゼル油のセタン価は種々のニトロ化炭化水素誘導
体、例えばアミルナイトレート、オクチルナイトレート
、及び英国特許第491.648号に開示されているナ
イトレートエステル「ドープ(dopes) Jを含む
それを油に添加しても向上させることが知られている。
セタン価を改善するための他の含窒素添加剤は米国特許
第4.398.505号に開示されている。これらの誘
導体の使用は、それが高価であり、また別に製造し、取
り扱い且つ貯蔵しなければならないから不利である。
米国特許第2.184,440号は、1つは高硫黄含量
の粗油である異なる起源からのジーゼル燃料油を混合し
、そしてこの混合燃料油を亜ナマリことにより混合ジー
ゼル燃料油のセタン化を向上させる方法に関する。他に
蒸留燃料油原料は亜ナマリ酸ナトリウム及び原料のスィ
ートニングに必要とされる以上の過剰量の元素状硫黄で
処理し、そして蒸留してスィートニングされたa絹物を
得、そのボトムを更に還元し、そして未処理のジーゼル
燃料油に添加して混合油のセタン価を向上させることが
できる0元の蒸留燃料原料の約1〜6%に相当する還元
セれたボI〜ムはジーゼル燃料油に約0.5〜5%の量
で添加するとそのセタン価を、例えば未処理のジーゼル
燃料油よりも2〜19向上さψる。
米国特許第2,104,919号は、直留物と熱分解原
料を混合することによって安定化された燃料を与える手
段を提供する。この特許の開示は、典型的には直留成分
と熱分解残渣を混合する2:とによって製造される燃料
油が貯蔵時に炭素質スラッジを生成する傾向を示し、ま
た10〜80%の重熱分解残渣を含有するそのような燃
料油中のス0〜400℃下に+A〜12時間空気を吹き
こむことによって穏やかに酸化することにより禁止でき
るということtiべている。
米国特許第2,317.968号は、空気、酸素、又は
含WII素ガスでの処理によって化学的に結合した反応
性酸素を実質的な部分で含有するジーゼル本燃料油を開
示している。この方法では、空気の吹込みにより800
〜1450の「酸素ファクター (oxygen ra
ctoy ) 」まで部分酸素することによって、ゲロ
センよりも大きい揮発性を有し、またアスファルト及び
樹脂状成分を比較的含有せず且つ芳香族の大部分を含有
しない石油燃料油を製造し、酸化によって製造した酸を
除去し、そしてジーゼル燃料油と混合してセタン価の向
上したジーゼル燃料油混合物を製造する。2.5%の酸
重油と、97.5容重%の二酸化硫黄で処理した石油留
分との混合物及び20容量%0酸化油と、80容量%っ
クリーン・ガスオイル留分との混合物が開示されている
米国特許第2,365.220号は米国特許第2゜31
7.968号に類似の方法を開示している。
この開示は、主にパラフィン性のジーゼル燃料油を、空
気、酸素又は含酸素ガスで酸化して5より高い(酸素フ
ァクター」を有する油を製造し、酸性反応生成物を除去
し、そして得られる酸化それた原料油をその2へ〜20
倍の容量のきれいなジーゼル石油炭化水素留分と混合す
るというジーゼル燃料油の製造法である。
米国特許第2.521.698号は、米国特許第2.3
17,968号及び第2,365,220号の方法によ
って製造される燃料油が不安定且つ腐食性であり、また
そのようなセタン価の高められたジーゼル燃料油の腐食
性が、酸化されたジーゼル゛燃料油を、この酸化原料油
のガロン当たり少なくとも0.1ボンドの濃度の強酸例
えば硫酸又は硝酸での酸処理に供し、次いでアルカリ洗
浄し、そしてこの処理した酸化原料油をジーゼル燃料油
と混合することにより、セタン価の向上の約25%が失
われるものの、改善しうろことを開示している。更に蒸
留される酸化ジーゼル原料油のボトムから製造される濃
縮された酸素化セタン価改良添加剤も開示されている。
米国特許第4,280.818号は、炭化水素油を水性
硝酸で、炭化水素と酸の重量比を約1:いる、この開示
は、酸化された炭化水素相が抽出でき、そして得られた
生成物を極性溶媒と混合して燃料油混合物を製造すると
いうことである。
米国特許第3,284.342号は、二酸化窒素を含む
多くの酸化剤を用いる残渣の酸化、続く熱処理による残
渣の硫黄含量の低下を開示している。
但しこの両工程は触媒で促進することができる。
この方法はジーゼル油に適用した場合、熱処理釜中に実
質的な炭素質沈着物を生成し、商業的な適用に対して不
満足である。
米国特許第3.135,680号は、ジーゼル油沸点範
囲における石油留分を、二酸化窒素で処理し、次いで白
土処理により悪臭を除去することにル燃料油を製造する
方法を開示している。
軽い石油留分を二酸化窒素で処理し、続いてアルカリ洗
浄と水洗することによって脱臭及び脱硫する方法は米国
特許第3.267.027号に開示されている。この方
法は許容しうる安定性とラムズボトム炭素含量のジーゼ
ル燃料油を製造するのに不適当である。
米国特許第3,244,618号は、石油炭化水素留分
を触媒量の二酸化窒素の存在下に分子状酸素で処理する
ことによる石油炭化水素のスィートニング法を開示して
いる。この方法のジーゼル燃料油への適用は劣ったセタ
ン価向上の生成物をもたらす。
米国特許第2.004,849号は、酸化剤、即ち過酸
化水素を硫酸と組合せて、芳香族の実質的な損失なしに
炭化水素から硫黄を除去する方法を開示している。しか
しながら、この方法はジーゼル燃料油のセタン油の改良
には効果がない。
石油原料を酸化によって、続いて溶媒抽出によっプII
n冊φtモj−1=l↓鑓lψ爪t4飴小も人−々ル田
にふている。
例えば、炭化水素油を水性硝酸で酸化し、次いでアセト
ン、メチルエチルケトン、シクロへギサノン、メタノー
ル、エタノール、n−10パノール、インプロパツール
、酢酸エチル、テ1−ラしドロフラン、ジオキサン、或
はアルコールとケトン、アルコールと水5ケトンと水の
組合物、或はアルコールの組合物で抽出することによっ
て製造する方法は米国特許第4.2S0,818号に開
示されている。
上述の酸化/抽出法は石油ジーゼル燃料油を改良するこ
とに関していくらか成功裏に行いうるけれど、元の硫黄
含有物の一部分を気体の二酸化硫黄として除去するため
に、そして元の硫黄含有物の一部分をスルホキシド及び
/又はスルホンへ転化し、次いで適当な溶媒での抽出に
より所望の低硫黄油を達成するなめに酸化するという公
知の研究手法は、ジーゼル油に対する不安定性及び許容
しえないラムズボトム炭素の問題を完全には排除しえず
、低収率に至る高値な溶媒抽出工程という欠点をもつ。
上述の方法は、ジーゼル燃料油として用いるための石油
原料に適用する場合、基本的には(a)含窒素酸化剤を
含む酸化的脱流法がしばしばゴム状物及び沈降物を増加
させ、そして生成する燃料油の安定性を減少させる、(
b)酸化的に処理した燃料油が負弱な安定性及び高うム
ズボトム炭素含量のためにジーゼル燃料油混合物原料と
して有用でない、また(e)溶媒抽出が、安定性及びラ
ムズボトム炭素含量を改善するために効果的であるけれ
ど費用がかかり且つ酸化生成物だけを混合してジーゼル
燃料油を改善する酸化処理と比べて低生成物収率をもた
らすという欠点を有している。
含窒素酸化剤での酸化によってジーゼル油のセタン価を
改良する多くの常法が存在するけれど、それらは一般に
他の生成物の仕様に適合するには不適当である。特に、
含窒素酸化及び溶媒抽出によって製造されるジーゼル燃
料油は、いくつかの場合燃料油に対する硫黄及びセタン
価に対する必要条件にあうが、安定性とラムズボトム炭
素含量の重要な仕様に関して不満足である。硫酸または
白土を含窒素酸化剤と組み合わせて用いる方法は、ラム
ズボトム炭素と安定性を調節するなめに実施する場合、
高セタン価を保持するのに効果的でない。蒸留法は蒸留
釜中に実質的な炭素質付着物が存在するために商業的に
可能でなく、モして熱処理をジーゼル油に適用して残渣
の硫黄含量を減する場合、この方法ら熱処理釜中に実質
的な炭素質付着物を生成する。しばしば、特に貯蔵後の
生成物に許容しうる色は達成されない。
十分な安定性とラムズ炭素含量のジーゼル油を与えるた
めの通常の酸化的セタン価向上法の失敗とは別に、これ
らの方法は酸化的脱流法と同様に、貧弱な収率をもたら
す溶媒を用い、許容できない程高い溶媒と油の比を必要
とする。他にいくつかの方法で用いる溶媒は、酸化によ
って得られるセタン価向上の利点を減じ或は完全に無に
してしまう。
めのジーゼル油原料の酸化、またそのようなIRI的高
められた原料油の、酸化してないジーゼル燃料油との混
合物における使用に関するものであるけれど、これらの
特許は最終混合物に許容しうる安定性又はラムズボトム
炭素含量を達成することに対して最終混合物の窒素含量
を制限するという重要性の認識に欠けている。更に窒素
処理及び混合を本方法に従って調節する場合、処理した
部分及び最終混合物におけるセタン価の顕著な増加は認
められない、最後に前述の寄与を保持しつつ改良された
色安定性を付与することにおいての、選択されるアルカ
リ洗浄剤の更なる利点についても認識していない。
魚!し11東一 本発明の目的はジーゼル燃料油の七タン価向上法を提供
することである。
な割合で未処理のジーゼル油と混合し、予期を越えて増
大したセタン価を有する混合ジーゼル燃料油をII造す
ることを含んでなるジーゼル燃料油のセタン価を向上さ
せる方法を提供することである。
本発明のなの目的は、ジーゼル油を含窒素処理剤で処理
し、未反応の含窒素処理剤を分離し、ジーゼル油を無機
アルカリで処理し、次いで処理したジーゼル油を特別な
割合で未処理のジーゼル油と混合し、予期を越えて増大
したオクタン価を有し且つアルカリ処理剤を用いないで
処理した油を混合する場合と比較して混合ジーゼル油の
色が著しく改善された混合ジーゼル油を製造することを
含んでなるジーゼル燃料油のセタン価を向上させ且つ色
を改善する、例えば混合生成物中の色の、本発明の方法
に供してない混合生成物の色量上の発現を防止する方法
を提供することである。
本発明の更なる目的は、改良されたセタン価と適当な安
定性及びラムズボトム炭素とを有する混合ジーゼル燃料
油を提供することである。
本発明の更なる目的は、混合ジーゼル燃料油の更なる安
定性を高めるために添加される添加剤の量を最小としう
る混合ジーゼル燃料油を提供することである。
また本発明の目的は良好な貯蔵安定性と色を有用な程度
のラムズボトム炭素と共に有する混合ジーゼル燃料油を
製造する方法を提供することである。
処理に用いるアルカリが水溶液形である時、本発明の更
なる目的は環境に放出される又は循環/再使用する使用
済みのアルカリ洗浄水の処理における化学的酸素要求量
を最小にすることである。
本発明の1つの具体例において、本発明は(1)ジーゼ
ル油を、100%硝酸基準でジーゼル油供給物の約10
重量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒素処理剤で処
理し;(2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒
素処理剤を除去して、処理したジーゼル油を製造し:そ
して (3)工程(2)の処理したジーゼル油を、混合された
ジーゼル燃料油中の添加された窒素含量が (a)工程(1)で処理したジーゼル油が未使用のジー
ゼル油原料から得られる 場合には約300ppm又はそれ以下 の添加窒素、或いは (b)工程(1)で処理したジーゼル油が水素処理した
ジーゼル油原料から得ら れる場合には約450ppm又はそれ 以下の添加窒素、 であるように未処理のジーゼル油と混合して混合ジーゼ
ル燃料油を製造する、 ことを含んでなるジーゼル燃料油のセタン価の向上法を
提供する。
本発明の更なる具体例において、本発明は(1)第1の
ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼル油供給物の
約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒素処理
剤で処理し; (2)工程(1)のジーゼル油から未床すの含窒素処理
剤を除去し;そして (3)工程(2)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
ル燃料油中の添加された窒素含量が約1000pprn
又はそれ以下の添加窒素であるように、工程(1)にお
ける如く処理してない第2のジーゼル油と混合して混合
ジーゼル燃料油を製造する、 ことを含んでなり、但し工程(1)で処理した第1のジ
ーゼル油及び/又は工程(3)で混合した第2のジーゼ
ル油が非代替性ジーゼル油である非代替性ジーゼル燃料
油のセタン価の向上法を提供する。
本発明の他の具体例において、本発明は(1)ジーゼル
油を、100%硝酸基準でジーゼル油供給物の約10重
量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒素処理剤で処理
し;(2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素
処理剤を分離し; (3)工程(2)のジーゼル油を無機アルカリで処理し
て、処理したジーゼル油を製造し:そして (4)工程(3)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
ル燃料油中の添加された窒素含量が、 (a)工程(1)で処理した油が未使用のジーゼル油原
料から得られる場合には 約300ppm又はそれ以下の添加窒 素、或いは (b)工程(1)で処理した油が水素処理したジーゼル
油原料から得られる場合 には約45oppm又はそれ以下の添 加窒素、 であるように未処理のジーゼル油と混合して混合ジーゼ
ル油を製造する、 ことを含んでなるジーゼル燃料油のセタン価の向上法及
び貯蔵時に発現する色の改善法を提供する。
本発明の更なる具体例において、本発明は(1)第1の
ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼル油供給物の
約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒素処理
剤で処理し、 (2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素処理
剤を分離し、 (3)工程(2)のジーゼル油を無機アルカリで処理し
て処理したジーゼル油を製造し、そして (4)工程(3)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
ル燃料油の添加窒素含量が約 11000pp又はそれ以下であるように上記工程(1
)における如く処理してない第2のジーゼル油と混合す
る、但し 工程(1)で処理した第1のジーゼル油及び/又は工程
(4)で混合した第2のジーゼル油及び/又は工程(4
)の混合生成物が非代替性ジーゼル燃料油である、 ことを含んでなる非代替性ジーゼル燃料油のセタン価の
向上法及び貯蔵時に発現する色の改善法を提供する。
第1図はラムズボトム炭素とジーゼル油混合物への添加
窒素との間の関係を示すグラフである。
第2図は安定性とジーゼル油混合物への添加窒素との間
の関係を示すグラフである。
第3図は混合物中の処理されたジーゼル燃料油の種々の
量に対する混合ジーゼル燃料油生成物の平均の混合セタ
ン価を示すグラフである。
第4図は本発明の方法を用いて製造される混合ジーゼル
油生成物の計算された貯留物セダン価を示すグラフであ
る。
第5図は本発明の方法によって製造されるジーゼル燃料
油混合物のASTM法の色と貯蔵期間との間の関係を示
すグラフである。
第6図はナルコ安定性と本発明の方法で製造されたジー
ゼル燃料油混合物中に存在する安定性を改良する添加剤
の量との閏の関係を示すグラフである。
上述の如く、本発明の方法の1つの具体例では、ジーゼ
ル油のセタン価の向上が含まれる。この方法は、基本的
には (1)ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼル油供
給物の約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒
素処理剤で処理し;(2)工程(1)のジーゼル油から
未反応の含窒素処理剤を除去し;そして (3)工程(2)の処理したジーゼル油を、混合された
ジーゼル燃料油中の添加された窒素含量が (a)工程(1)で処理したジーゼル油が未使用のジー
ゼル油原料から得られる 場合には約300ppm又はそれ以下 の添加窒素、或いは (b)工程(1)で処理したジーゼル油が水素処理した
ジーゼル油原料から得ら れる場合には約450ppm又はそれ 以下の添加窒素、 ないジーゼル油と混合して混合ジーゼル燃料油を製造す
る、 ことを含んでなる。
上述の如く、本発明の方法の他の具体例では、特にジー
ゼル燃料油のセタン価の向上法及び貯蔵時に発現する色
の改善法が含まれる。この方法は基本的には、 (1)ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼル油供
給物の約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量の含窒
素処理剤で処理し;(2)工程(1)のジーゼル油から
未反応の含窒素処理剤を分離し; (3)工程(2)のジーゼル油を無機アルカリで処理し
て、処理したジーゼル油を製造し:そして (4)工程(3)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
ル燃料油中の添加された窒素含量が、 (a)工程(1)で処理した油が未使用のジーゼル油原
料から得られる場合には 約300PPm又はそれ以Fの添加窒 素、或いは (b)工程(1)で処理した油が水素処理したジーゼル
油原料から得られる場合 には約450ppyn又はそれ以下の添加窒素、 であるように工程(1)のように処理してないジーゼル
油と混合して混合ジーゼル油を製造する、 ことを含んでなる。
本発明の方法の具体例の第1段階におい”C、ジーゼル
油は濃度100%の硝酸の窒素含量に基づいて、ジーゼ
ル油供給物に対し硝酸の約10重量%又はそれ以下に等
しい窒素量の含窒素処理剤と接触させることによって処
理される。
所望により供給物油は、水洗してフェノール又は他の油
の腐食成分を除去し、r過でゴム又は沈降物を除去し、
或いは通常使用される如き加熱又は)(z S Oaで
の処理を行なうことによるような予備処理に最初に供す
ることができる1本発明の方法の第1段階において、処
理剤は含窒素処理剤である、ここに「含窒素処理剤」と
は、例えば各窒素原子に対して1つよりも多い酸素原子
を有する少くとも1種の窒素酸化物を含有する気体、各
窒素原子に対して1つよりも多い酸素原子を有する少く
とも1種の窒素酸化物を含有する液体、硝酸及び亜硝酸
を含むいずれか公知の含窒素酸化化合物を意味する。
使用される処理気体は、そのような1つの窒素酸化物だ
けを含有する気体であってよく或いはそのような窒素酸
化物の混合物を含有するものであってよい、更に処理気
体は他の成分例えば酸素、窒素、低級窒素酸化物、即ち
酸化物中の窒素原子当たり1つだけの又は1つより少な
い酸素原子を含有する窒素酸化物も含むものであってよ
い。効率のために好ましい処理気体は各窒素原子に対し
て1−)よりも多い酸素原子を有する窒素酸化物だけを
含むものであるが、他の気体例えば酸素、窒素、並びに
不活性気体例えば空気、ヘリウム及びすることができる
、適当には処理気体は各窒素原子に対して1つより多い
酸素原子を有する少くとも1種の窒素酸化物を少くとも
0.5容量%で含有するが、その濃度は処理ガスの流速
をより長期間にわたって増加させるならば減少せしめう
る。
二酸化窒素又はその二量体N 204は単独で或いは空
気と混合して有利に使用することができる。
使用される含窒素処理液体は上述のように液体の窒素酸
化物、濃い又は約90重量%までの水との混合物の硝酸
又は亜硝酸であってよい。好ましくは液体の含窒素処理
剤は硝酸を約50〜90重量%で含有する硝酸の水溶液
である。
しかしながら上述の濃度、例えば含窒素処理剤の濃度は
限界でなく、単なる例示である。基本的には処理したジ
ーゼル油を未処理のジーゼル油と混合する場合、含窒素
処理剤が本発明の方法に対する窒素添加量を混合生成物
中に達成しうる十分な量で存在する限りにおいていずれ
の濃度も使用できる。
て用いる場合、それは有利には他の有機又は無機酸と組
合せて使用してもよい。適当な無機酸は硫酸及び燐酸を
含み、また適当な有機酸は例えば酢酸及びぎ酸を含む。
有機及び無機酸は単独で又は組合せて使用してもよい。
典型的には無機酸は硝酸溶液の約5〜200重量%の量
で、処理剤として使用される水性硝酸溶液に添加するこ
とができ、また有機酸は硝酸溶液の約5〜200重量%
の量で添加できる。硝酸及び補助酸の好適な組合せは硝
酸と硫酸、硝酸と酢酸、及び硝酸とぎ酸を含む。
液体の亜硝酸を本発明における含窒素処理剤として使用
する場合、それは有利には他の有機又は無機酸と組合せ
て使用しうる。*当な無機酸は硫酸及び燐酸を含み、そ
して適当な有ar!Iは例えば酢酸及びぎ酸を含む。有
機及び無機酸は単独で又は組合せて使用できる、典型的
には無機酸は亜硝酸溶液の約5〜200重量%の量で、
処理剤として使用される水性亜硝酸溶液に添加すること
ができ、また有機酸は亜硝酸溶液の約5〜200重量%
の量で添加しうる。亜硝酸及び補助酸の好適な組合せは
、亜硝酸と硫酸、亜硝酸と酢酸、及び亜硝酸とぎ酸であ
る。硝酸と亜硝酸の混合物も使用しうる。
本発明の方法の第1一工程において、ジーゼル油例えば
大気圧ガス・オイルは液体また気体の形で含窒素処理剤
と反応せしめられる7ジーゼル油の処理液体との接触は
、2つの液体反応物を接触させるために技術的に通常の
手段により、例えば酸混合物を反応器中に含有される撹
拌された油の表面下に注入することによって達成する、
二とができる。処理気体を用いる場合、処理気体は気体
反応物を液体反応物と接触させるための通常の手段を用
いることによりジーゼル油と接触させることができる。
気体反応物を液体反応物と接触させるためのそのような
手段の適当な例は、気体を泡として液体中に分散させる
、液体を不活性な固体床」−にしたたり落させ且つ気体
を該床上を液体気流に対して並流又は向流で通過させる
ことを含む。但し後者の種類の流れが好適である。
本発明の方法の第1段階において、ジーゼル油の処理気
体又は液体との反応中、含窒素処理剤が100%硝酸の
窒素含量に基づいて硝酸約10重量%又はそれ以下、好
ましくは6重量%又はそれ以下、最も奸才しくけ5重量
%又はそれ以下に等しい窒素量で使用されることを保証
するべく運転因子を調節するこけ重要である3本発明の
方法に従い、このように工程(1)を行なえばラムズボ
トム炭素及び安定性に対して致命的な影響なしにジーゼ
ル油中へ有利に混合しうる非常に高セタン価の生成物が
得られる1、ジーゼル油の含窒素処理剤との反応に関す
るこの重要な工程制御について以下更に詳細に記述しよ
う。
本明細書で用いる如き、「硝酸等量対油比」(酸対油比
、A10)とは、水を含まない硝酸の重量とジーゼル油
供給It料との比及び希釈してない気体又は液体含窒素
処理剤の重量とジーゼル油供給原料との比の双方に関し
、酸に対して約0.0002〜0,10、好ましくは約
0.0005〜0.05である、また窒素酸化物に対し
て0.0002〜0.]0、好ましくは0.0005〜
0.05である。処理の制御は反応器中の酸の含水量を
調節することによって、用いる含窒素ガス及び空気又は
不活性気体の混合物を調節することによって或いは温度
、時間及び撹拌の程度を調節することによって達成しう
る。また処理は存在する水或いは処理剤と混合される他
の補助酸に影響する硫酸の共存によって調節され且つ改
善することができる。含窒素処理剤の量の、工程(1)
のジーゼル油供給物に対するこの調節は容易に維持でき
る。
本発明の第1工程の反応は約−40〜約200℃、又は
それ以下、最も好ましくは約25〜90℃のいずれかの
温度で行なわれる。反応時間は特に制限なく、例えば約
1分間〜約3週間のいずれかの時間であってよい。この
本発明の第1工程は大気圧下或いは所望によりそれ以上
又はそれ以下の圧力で行ないうる。有利にはこの反応段
階は通常の撹拌手段例えば撹拌機を用いて行ないうる。
含窒素処理剤が本発明の第1段階で使用されるから、典
型的にはジーゼル油に元々存在する以上の窒素化合物含
量の増加が観察されよう。理論に束縛されたくはないが
、観察される窒素化合物含量の増加に対する理由は、ジ
ーゼル油基質のニトロ化及びニスデル化が起こってヘテ
ロ原子窒素化合物の含量が増加するものと思われる。
包含される反応が複雑なために、処理剤は本発明の方法
において、ジーゼル油中に含まれる化合物を酸化し或い
はニトロ化する以上の働きをするであろう、従って第1
工程は含窒素処理剤とジーゼル油又はその成分との、制
限のない且つ特別な反応又は反応amに依存しないいず
れの反応をも言及する「窒素化」或いは単に「窒素処理
」或いは更に単純に「処理」として本明細書においてい
るいろと記述される。
約120分より少ない程度での接触時間及び約0.1よ
りも小さい含窒素処理剤とジーゼル油供給物との重量比
は、効率の観点ばかりでなく、経済的な立場からも望ま
しい。特に好ましくは、約30分間の接触時間と約01
05又はそれ以下の含窒素処理剤とジーゼル油供給物の
重量比との組合せが、改良されなセタン価及び改良され
た安定性を有するジーゼル油の最大収率に対して有利に
使用される。
しかしながら含窒素処理剤とセタン価との公知の関係の
故に、製造されるジーゼル油に十分なセタン価を保証す
るためにジーゼル油供給物に添加される窒素化合物の最
小量を注意深く調節することは含窒素処理剤を用いる場
合にしばしば有利である。
当業者は、用いる含窒素処理剤の性質に依存して、使用
割合が本発明の方法の工程(1)における供給原料とし
てのジーゼル油供給物の重量に基づいて硝酸10重量%
又はそれ以下に等しい窒素量であることを保証するよう
に使用される含窒素処理剤の量を容易に決定することが
できる。
本発明の方法は、いずれかの起源例えば通常の石油原油
或いは硫黄、芳香族、オレフィン系及びナフテン系化合
物を不純物として含有する原油留分に由来していてよい
ジーゼル油の性能向上に適用できる。ここに本明細書で
用いる如き「ジーゼル油」とは、約350〜700 ”
Fの名目上の沸点範囲を有するいずれかの炭化水素を包
含するものとして概略的に定義され、本発明の方法に従
いジーゼル油に対する商業的な仕様に適するように性能
を向上させることができるものである。また「ジーゼル
燃料油」とは性能の向上した生成物を記述するためにも
一最に使用される。しかしこれら術語は互換的に使用す
ることが可能である。
本発明の方法は基本的にはジーゼル油の起源に関して限
定されず、石油、石炭、オイルシェール、タールサンド
などからのいずれのジーゼル油にも適用しうる。
本発明によるジーゼル油の性能向上法において、特別な
生成物の仕様はある範囲にわたって変えることができる
1本明細書に含まれる開示に基づけば、本方法は当業者
によると、特にセタン価、安定性、ラムズボトム炭素及
び硫黄含量、密度及び沸点範囲の基本的な基準に関して
特別な所望の仕様を有する混合ジーゼル油を製造するの
に容易に適用でき且つ改変することができる。更に本発
明の方法は生成物の所望の仕様に適合させるなめに通常
に技術と組合せて、例えば化学的添加剤例えばIK食食
上止剤安定剤などを添加する常法と組合せて用いること
ができる。
燃料油の安定性は多くの促進試験によって測定でき、そ
の1つはナルニア (Nmleo) 300″F試酸テ
ある。商業的貯蔵及び使用に関する満足しうる安定性に
対して、輸送燃料油は約7.0又はそれ以下のナルコ値
を示さなければならない、約7.0の値は商業的使用に
対して許容しうる大きい方の値であり、それより小さい
限界値の方が望ましい。
適用しうるナルコ試験は技術的に良く知られており、試
験は例えば試験すべき油50ytxl!を直径3cmの
管に入れ、この管を300°Fの浴で90分間加熱し、
次いで油を冷却することによって簡単に行なうことがで
きる。次いで油を1号濾紙を含む微細孔フィルターを用
いて濾過し、そしてフィルター及びr紙をヘプタンで洗
浄し、残っな残渣を標準試料と比較して安定性値を決定
する。燃料油が7を越えるナルコ値を有する場合には、
しばしばこれを他の原料と混合し或いは経済的な量の化
学的添加剤で処理し、これを仕様に適合させる。
この手法は本発明の方法で製造される混合燃料油生成物
に関しても使用することができる。
安定性及びセタン価の上記基準の取り扱いの他に、ラム
ズボトム炭素含量は、ラムズボトム炭素の高い燃料がジ
ーゼルエンジンに使用した時に汚れの問題を引き起こす
からジーゼル燃料に対して重要な品質の基準である。許
容しうるジーゼル燃料油の場合、ラムズボトム炭素含量
は、ASTM法D524に開示されている方法によって
決定した時、セタン価の改良のためのナイトレート添加
剤を添加する前において好ましくは約0.3重量%より
少ない。
非代替性(r+onfungible)燃料油は、商業
的重要性例えば鉄道のエンジンなどに対する大きな用途
を有する。これらの用途において、燃料油の仕様例えば
ラムズボトム炭素及び安定性は、例えば約1〜約10%
のラムズボトム炭素含量を許容するように上述の仕様よ
り非常に緩やかである。これらの場合、本発明は依然適
当に増大した窒素添加量において重要な用途が見出され
る。
理論に束縛されたくないけれど、本発明に従って含窒素
処理剤と接触させることによりジーゼル油の性能を向」
ユさせるための複雑な方法は、窒素のパラフィン、オレ
フィン、ナフテン及び芳香族への添加によるナイトレー
ト、エステル、アミン、アジド、インドールなどの生成
を含むものと現在考えている。
上述したように本発明の方法は液体の石油原油に由来す
る大気圧(at@ospheric)ガスオイル留分に
ついて使用することができる。大気圧ガスオイルはジー
ゼル燃料油の混合に使用される一成分であり、ジーゼル
燃料油として用いるために仕様外の硫黄含有物を含んで
いてよい。典型的にはへテロ原子としての硫黄は千オー
ル、ジスルフィド、スルフィド、チオフェン及びメルカ
プタンとして存在し、また窒素は置換ピリジン及びビロ
ール、及び他の化合物として存在する。大気圧ガスオイ
ルの典型的な分析値を第1及び第2表に示す。
第  1  春− 人巽Jシ1み土乙水しΔ、旦2仄Σプλ11」【入  
原料CC 比重、API        34゜Q    37.
6硫黄、重量%       1.07   0.72
窒素、p p m       200    150
開始          216    3005% 
         418    40810%   
      482    44630%      
   532    50150%         
558    52970%         584
    56290%         618   
 61995%             636第一
≦L−六〇 大りJLtzJzpH6享庁又」丈ゴクnu四方生性質
仄仕1  仄杜[LCO 比重、A P I      33,1   34.2
   17.65硫黄、重量%     0.5   
0.46   0.77窒素、p p m     1
56   191   679ラムズボトム 炭素、%       0.15e   O,1050
,820ナルコ         1   2   2
セタン価 D86蒸留、’F    46.0   41.0  
 22.71#I始        290    2
50   4305%        410    
3.80   48510%       435  
  395   49030%       487 
   450   53050%       517
    490   55070%       55
0    540   57090%       6
02    600   62595%       
676    640    B50第1表に示される
分析結果から理解できるように、大気圧ガスオイル、原
料X及び原料CCは高硫黄含量を有する。これらの原料
の場合、満足しうるセタン価、ラムズボトム炭素含量及
び安定性が存在する。セタン価の向上を本発明によって
試みるならば、満足しうるラムズボトム炭素含量及び安
定性を保持しつつセタン価の重要な基準に対して改善が
達成できる。
本発明の方法の工程(1)におけるジーゼル油の硝酸で
の処理が完了した後、いずれか未反応の含窒素処理剤を
工程(2)において処理したジーゼル燃料油から分離す
る。過剰な含窒素処理剤を分離する場合、これは残存相
の傾斜により、含窒素処理剤の留去により、処理したジ
ーゼル油を水と接触させて未反応の含窒素処理剤を溶出
させることにより、或いは白土又はアルカリと接触させ
ることにより達成することができる。
好ましくは過剰な含窒素処理剤を物理的に傾斜、留去又
は他の物理的除去技術の組合せによって除去する場合、
これに続いて無機アルカリでの処理を行なう。
本発明の方法の1つの具体例の工程(3)では、工程(
2)からのジーゼル油を無機アルカリ、好ましくはアル
カリ金属水酸化物又は水酸化アンモニウム或いはこれら
の混合物で処理する。好ましくは無機アルカリの溶液例
えば水溶液が使用される。溶液を用いる場合、アルカリ
溶液中のアルカリの適当な濃度は約0.01〜約5M、
好ましくは0405〜2゜OM、更に好ましくは0.5
〜2.0M、及び最も好ましくは0.5〜1、OMであ
る。アルカリ溶液は工程(2)のジーゼル油に対して約
0.01〜1:1、好ましくは0.08〜0.5:i、
最も好ましくは0゜08〜0.15=1の重量比で使用
される。
好適な無機アルカリは、実施例で後述するように、工程
(2)におけるジーゼル油から分離される洗浄液の、環
境への放出又は再使用のための処理における化学的酸素
要求量が著しく減少することが見出されているという理
由から水酸化アンモニウムである。
工程(2)からの処理されたジーゼル油の無機アルカリ
での処理は、工程(2)で得られるジーゼル燃料油をア
ルカリと単に混合することによって達成できる。工程(
3)において工程(2)からのジーゼル油を処理するた
めには、効果的な接触を達成するいずれか通常の手段例
えば並流又は向流或いは単純な撹拌を伴う添加が使用で
きる。
必須ではないけれど、所望により、工程(3)のジーゼ
ル油は工程(3)の処理したジーゼル油を使用する前に
水洗し、工程(4)のジーゼル燃料油混合物を製造して
もよい。
本発明の方法の次の工程において(本発明のいくつかの
具体例の工程(3)及び本発明の他の具体例の工程(4
)において)、上述のようにして得た処理されたジーゼ
ル油を、上述のように処理してないジーゼル油(型閉、
miではr未処理のジーゼル油」と呼ぶ)と混合して混
合ジーゼル燃料油を製造する。
使用でき且つ工程(2)或いは工程(3)で得ちれる処
理したジーゼル油と混合しうる未処理のジーゼル油の例
は、約350〜約7001の沸点範囲を有するいずれか
のジーゼル油を含む0本発明の方法においては、上述し
たようないずれかの未処理のジーゼル油を上で得た処理
されたジーゼル油と混合しうるけれど、混合生成物を製
造する時に商業燃料油に対して必要とされる他の仕様例
えば硫黄含量、ラムズボトム炭素含量、安定性などが適
合するように、混合する未処理のジーゼル油の性質を考
慮しなければならないことは同業者にとって明らかであ
ろう。
最終のジーゼル燃料油混合物のセタン価を高めるために
、処理したジーゼル燃料油及び未処理のジーゼル油の混
合物を含んでなる混合ジーゼル燃料油中に添加される窒
素含量は、次の因子に従って注意深く決められる。
特に工程(1)へのジーゼル油供給物が未使用の(vi
rgin)ジーゼル油原料例えば大気圧ガスオイルから
得た場合には、混合ジーゼル燃料油に添加される窒素の
址は約300ppm又はそれ以下、一般に150ppm
又はそれ以下、更に−mに1100pp又はそれ以下で
ある。
工程(1)へのジーゼル油が水素化されたジーゼル油原
料、例えば約600°Fを越えない温度及び約500p
s iを越えない圧力において触媒の存在下に水素で処
理した大気圧ガスオイルからのジーゼル油から得た場合
には、ジーゼル燃料油混合物中に添加される窒素の量は
窒素量450ppm又はそれ以下、一般に300ppm
又はそれ以下、更に一般に200ppm又はそれ以下で
ある。製造される混合生成物において使用される工程(
1)及び(2)或は工程(〕)、(2)及び(3)で製
造した処理されたジーゼル油の最小量は、工程(1)で
処理されたジーゼル油が未使用のジーゼル油原料からか
又は水素処理されたジーゼル油原料からかに関係なく少
なくとも約5 r3p mの添加窒素である。
混合ジーゼル油生成物を非代替性燃料として用いる場合
、即ち燃料を特別な最終用途のために製造する、従って
代替性の商業ジーゼル燃料油の普通の仕様に固執しない
場合、工程(1)へのジーゼル油供給物は、本発明の方
法に供した場合、最終の混合生成物において非代替性の
仕様に適合する混合物を与えるような適当な性質を有す
るいずilかの精製原料であってよい。この場合、混合
生成物中に処理されたジーゼル油によって添加される窒
素が、ジーゼル燃料油が約1 O00p p m又はそ
れ以F、一般に800pprn又はそれ以下、更に一般
に600 p p +yi又はそれ以下の添加窒素を含
有するようなものであってよい。
上述量以上の窒素を混合物に添加して製造される混合物
I\の処理されたジーゼル油の使用は、ジーゼル燃料油
に対して望ましい混合生成物の仕様に適合しえない生成
物を与える。
本発明が適用しうるジーゼル油原料は、広く変えること
ができ、そしてえ特に約5ppmの少量から約1100
0ppの量までの最初の窒素量を含有しうる。驚くこと
に、例え燃料油のセタン価と窒素量に関係があると普通
信じられているとしても、今回本発明の結果として燃料
油生成物のセタン価、ラムズボトム炭素及び安定性の同
時制御と関連するのは混合生成物の全窒素含量ではない
ということが発見された。得られる最終混合物の窒素含
量に関係なく、添加窒素量は調節すべき関連因子である
。添加窒素は工程く2)又は工程(3)から得られる処
理されたジーゼル油の添加前の工程(3〉又は工程(4
)で用いる未処理のジーゼル油原料の窒素含量を減じた
工程(3)又は工程(4)後の最終混合生成物の窒素含
量と12で型閉細片では定義される。
ラムズボI−ム炭素含斌の混合性に関して、ASTM法
は燃料油を最初に蒸留し、次いで炭素のal11定を1
0%のボトム残留物(熱分解による)について行なうこ
とを必要としていることを認識しなければならない。こ
れはラムズボトム炭素面駆体が普通ジーゼル燃料油のボ
トム画分中に見出されるからである。これらの前駆体を
蒸留で濃縮することにより、炭素の測定の精度は非常に
改善される。他の低うムズボトム原料が混合していても
、その混合物原料は炭素の測定前に留出しうるから、ラ
ムズボトム炭素は必ずしも減少しない。重い原料を高炭
素含箪の原料と(ボトムの10%が炭素生成化合物中に
比戟的希釈されるように)混合することを意図しうるが
、これはジーゼル燃料油に対するASTM法のエンド・
ポイント(endpoint)の仕様を無視することに
なるであろう。更に、本発明の方法で製造される窒素化
原料に対して、窒素化合物は炭素生成の重合触媒となる
ことが知られており、その少量が希釈された場合でさえ
かなりのラムズボトム炭素を生成する、ジーゼル燃料油
の安定性に関して、ジーゼル燃料油の安定性及びジーゼ
ル燃料油の混合物のそれはある安定化添加物の添加によ
って一般に改善される。有用な添加剤は石油又は重合体
溶媒中のアルキルアミンを含む。これらの添加剤中のア
ミン官能基は、主に分岐鎖アルキル又はアリル基を含む
高分子量の分子中に見出される。デュポン(DuPon
t)、tJOP、及びエチル・コーポレーション(Et
hyl  Corporati。
n)はこの−・般的な組成の添加剤を製造するが、その
ような添加剤の特別な組成物は一最に適当である。ボル
グーワーナー・ケミカルズ(Borg−Warnar 
 Chern5.eals)はフェノールに基づ<tR
造を有する添加剤を上布し、一方へトロライト・コーポ
レーション(Petroliしe  Corporat
j、on)はアクリレート重合体及びキシレン溶媒中の
アルキルアミン−ヨウ素に基づく添加剤を、ジーゼル燃
料油に対する安定化添加剤として製造している。第3表
はこれらの添加剤の公表された組成の詳細を要約する。
更に通常の安定化添加剤を、無機アルカリ処理工程(3
)を含む本発明の方法の具体例において製造される混合
ジーゼル燃料油生成物と共に用いる時、許容しうる安定
化の結果を達成するのに必要とされるその量は予想を越
えて減ぜられることがわかった。
更に特にベトロライトの市販されている安定化添加剤(
ベトロライト ゛[’ 363 )は、与えられた安定
化添加剤量に対して最良の安定性改善応答を示した。工
程(4)の混合ジーゼル燃料油中の、無機アルカリ処理
工程(3)から得たジーゼル油生成物が3本星%の場合
、(本発明で得られる混合ジーゼル燃料油生成物に基づ
いて)60.100及び150ppmの安定化添加剤量
を用いることにより、ASTM法D2274の酸化安定
性評価値がそれぞれ47%、67%及び81%減少し、
適当な安定性を与えるためには60〜80ppmにすぎ
ない量で十分であった。60〜80pprnの範囲の安
定化添加剤量における同様の安定性の改善は他のベトロ
ライトの添加剤を用いても達成され、150ppmまで
の全範囲にわたって期待できた。
池のアミンに基づく市販の添加剤例えばデュポン、Uo
P及びエチル・コーポレーションの製造するものも安定
性を改善するけれど、この改善は同一の添加剤量の場合
、好適な市販されているベトロライト生成物で達成され
る改善より低かった。
しかしながらベトロライトよりも高ppm値において許
容しうる安定性が達成できた。
工程(4)の1合物を製造するために使用される工程(
3)の生成物を無機アルカリ処理工程(3)に供する場
合、工程(4)の混合物を製造する際に用いる生成物を
アルカリ処理工程(3)に供さすに製造した混合生成物
と比較して、本発明の混合生成物に対する安定化添加剤
の必要量は約25〜75%、更に典型的には33〜50
%減少する。それ故に無機アルカリ処理工程(3)は安
定化添加剤の必要量を例えば約60〜80ppmから約
20〜4oppmまで減少させ、そして本発明の方法の
具体例の工程(4)のジーゼル燃料油混合物の製造にお
いて無機アルカリ処理工程(3)のジーゼル油3重反%
を混合した混合生成物に適当な安定性を付与する。
結果として、本発明の方法は、本発明の方法の具体例の
無機アルカリ処理工程(3)のない場合をその量の約2
5〜75%、更に典型的には33〜約50%まで減じう
る可能性を提供することが理解される。
第1図は本発明の方法の工程(3)に由来する種々の混
合物のラムズボ)ム炭素含量を添加窒素の関数として示
すいたとえラムXボトム炭素が予想しうる混合関係に通
常従わないとしても、本発明の方法によって製造される
生成物は、驚くことに添加窒素に基づいて予想しうる混
合剤に従う。この関係が工程(1)の処理に用いた柵々
の酸と油の比のもとで多種類の供給物ジーゼル油に対し
て適当であるということは更に篇くべきことである。
ジーゼル油の安定性及び色の発現の背景を考えるに、そ
のメカニズムは一般的な表現を除いて良く知られていな
い。しかしながら、痕跡量の不純物例えば窒素化合物は
沈澱物の生成においてしばしば触媒として重要な役割を
演することが認識される。またそれは色の発現にも役割
を果している。
結果として、不安定な燃料油の安定な燃料油による希釈
は、一般に安定性を認めうるだけ改善し、ない。安定な
燃料で希釈する場合には、安定化の問題を誘導するのに
十分な蛍のこれらの安定剤が依然必要である。貯蔵時の
色の増大も起こりうる。
結果として、安定化の問題を解決する通常の方法は、あ
る範囲の抗酸化剤を用いることであった。
この場合適当な抗酸化剤の選択は経済的に行なわれる。
不求なことに、窒素化原料の場合、不経済な量の添加剤
が過去において必要とされた。今や安定性は通常の添加
剤を用いる必要なしに本発明で達成することがで終るが
、所望によりそれを存在させてもよい。今回、それを用
いる場合、その量は予想を越えて減少させうろことが発
見された。
第2図は本発明の方法の工程(:()に由来する混合物
の安定性を添加窒素の関数として示す。たとえ安定性は
通常予想しうる混合の関係に従わないとしても、本発明
の方法によって製造される生成物は驚くことに添加窒素
を用いて予想しうる混合剤に従う、更にラムXボトム炭
素及び安定性間の関係が普通欠けているから、添加窒素
パラメータが第1及び2図の双方に示すように両者に対
して適当であるということは驚くべきことである。
第1及び2図に示すデータを得るためには、工程(2)
の処理された油を未処理の油と混合して混合生成物を作
った。工程(2)の処理された油は2000〜4000
ppmの量で窒素を含有するから、この処理された油を
全混合物の約2〜15重量%で混合物中に用いた。従来
広は5〜2oのセダン価の改善をいろいろと報告してい
る。第3図にす5いて、本発明から達成される混合物の
セダン価が示され、一般に混合物中においで約15重量
%以下の処理した油の場合のデータに相当するゆジーゼ
ル油供給物は約40のセタン価を有するから、工程(2
)の生成物油は45−〇〇のセタン価を有すると期待さ
れよう、全く驚くことに、60〜220のセタン価は工
程(3)の混合物生成物を製造する時に工程(2) ′
t%得られた油の15重量%以yLy′)混合割合を用
いる場合、本発明で達1!!、される。しかしながら、
第3図で用いられる混合割合は例示の目的だけで使用し
たということを強nしておかなければならない。本明細
書に定義される如き適当な址の添加窒素を付与するため
には、処理反応器の変数及び混合物の割合について他の
種々の組合ぜがυ田や箋を 後述するように、第3図のデータを通る線は本発明の工
程(2)で製造される油のセダン価を記述するために使
用しうる。これらの実験に対して、これは15重1%以
下の混合割合に相当する。工程(3)で得られる生成物
の最終混合物のセダン価を、バラツキを排除するために
第3図に示される曲線から計算する場合、第4図の結果
が得られる。非常に少量の工程(2)の油を用いる場合
、工程(3)の混合生成物のセダン価の大きな改善が達
成しうるということは非常に驚くことである。特に工程
(3)で製造される混合物において、3のセタン価向上
が得られる。更にセタン価の曲線における最高値が、炭
素含量と安定性が同時に制御でさる混合物の領域にある
ということは特に驚くべきことであるゆ含窒素処理剤を
用いた処理工程、過剰の含窒素処理剤の除去工程及び混
合工程を含む本発明の挟体例に従つC得られる混合燃料
油生成物のセタン偽向上及び安定性に関する本発明の方
法の利点は上述の第1〜4図に示される。本発明の方法
の他の具体例における含窒素処理剤の分離工程及び混介
工程間のアルカリ処理工程の付加は、達成されるセタン
価向上の改善の本質を実質的に変えないが、更に第5図
に示されるようにノーゼル燃料油混合物の色の発現を予
想以上に最小にするll能性を提供し、また第6図に示
されるように実質的に添加される安定性向上剤の使用量
を滅する。上記工程(4)において説明するために固執
する窒素添加量が工程(4)の混合物で使用される工程
(3)の処理されたジーゼル油の量と関連する限りにお
いで、アルカリ処理工程を含まない共体例で達成される
同一の一般的なセタン価向上が本発明の方法で達成され
、且つ驚くことに工程(4)の混合物の貯蔵時に発現す
る色の量が第5図に示されるように最小になる。アルカ
リ処理工程の存在又は不存在は上述のセタン価向上%達
成しうる特性などに実質的に影響しない。
ls図は、工程(2)の過剰な含窒素処理剤の除去/分
離後に処理したジーゼル油を水洗し或いは水性水酸化ナ
ト1,1ウム溶液で処理する場合、ASTM法の色(D
−1500)の時開に関する関数として、本発明の方法
の工程(4)に白米する混合ジーゼル燃料油に及ぼす貯
蔵の影響を不動、工程(1)における含窒素処理剤での
処理及び工程■)における過剰な含窒素処理剤の分離後
、但し工程(4)における混合前に水性アルカリ溶液で
処理を行なうことにより、混合ジーゼル燃料油の貯蔵中
の色の着しい改善が見られることは鳶(べさことである
。これは無機アルカリの水溶液形での処理が初期におい
て工程(3)で得られるジーゼル油或いは混合燃料の油
の色に非常に影響を及ぼすようであるから真実のことで
ある。
更に安定性を改善する添加剤を用いる時、本発明の方法
で製造される混合クーゼル燃料油に必要なその量が着し
く滅じうるということら発見された。この効果は下にR
論する第6図に示される。
第6図は、本発明の方法の工程(4)で得られるノーゼ
ル燃料油混合物に対する安定化製加削の責が、本発明の
方法のM機アルカリ処理工程につ)を用いることにより
着しく減少させることを示す。例えば水酸化アンモニウ
ムの水溶液を用いるアルカリ処理の場合、特定のナルコ
(N aleo)安定性を達成するための添加剤ベトロ
ライ)T−363の9pmでの量は、本発明の方法の工
程(2)の後の処理が単に水洗いである場合に同一のナ
ルコ安定性に対して必要とされる添加剤の址と比較して
者しく減少する。
第1〜6図は、待にこれらの効果の組合せの重さを4察
すると驚くべき11つ容易には予測できない結果を示す
。許容しうるラムXボトム炭素を有する添加窒素を含む
混合物が、大きいセダン価の改善及び優秀な安定性とラ
ムXボトム炭素の領域における最高のセダン価、並びに
改良された混合物の貯蔵時(こおける色の発現、即ち上
述の如き色の低い発現を有する許容できる安定性の混合
物ら提供するということは堵くべきことである。
工程(1)からの処理されたジーゼル油は典型的には2
000〜4(100ppmの窒素を合有しうる。
これらの処理された油のセダン価測定値は、従来法から
予想される6のと同様に工程(1)のジーゼル油供給物
(セダン価40)よりも4〜10のセダン価の改善を示
して44〜50であった。第1及び2図の添加窒素のデ
ータを工程(3)又は(4)の混合物への窒素1100
ppの未処理の供給物に対して考慮するならば、単純な
計算で処理されたジーゼル油の約20重量%以下、普通
約10重量%以下が混合物中に供給しうろことが明白と
なる。そのような処理されたジーゼル油の低混合パーセ
ントの場合、混合ノーゼル燃料油生成物が通常の知識に
基づいて約1を越えるセタン価の改善を有j−うるとい
うことは予期されなかったであろう。それにも拘わらず
、驚くほど大きいセダン価の改善が達成された。
更にセタン価を混合ジーゼル燃料油生成物について測定
する場合、工程(2)又は工程(3)で処理されたジー
ゼル油の混合セタン価は良く知られた直線的混合方程式
から逆算することができる。製Rされるノーゼル燃料油
混合物の驚くほど大きいセタン価の改善は工程(2)又
は工程(3)から得られるジーゼル油生成物に対して非
常に大きい混合セダン価をもたらす。通常工程(1)及
び(2)のジーゼル油の約10のセタン価の改善が予想
でき且つそのような値が確かに工程(1)の純粋なノー
ゼル油生成物に対して測定される一方で、第3図に示す
ように工程(1)及び(2)の或いは工程(1)、(2
)及び(3)のジーゼル油生成物の混合セタン価が着し
く増大する。
これらの希釈ノーゼル混合物を用いれば、セダン価の改
善は殆んど予期されなかったであろう。
第3図に示す如く、製造される混合ツーゼル燃料に用い
る工程■)の或いは工程(3)のクーゼル油生成物の効
果的なセダン価はこれらの希釈混合物に対して驚くほど
大きくなる。これらの混合物は本発明の添加窒素基準に
おいてフムズボトム炭素及び安定性に適合するばかりで
なく、工程(3)のセタン価は第4図に示すように最大
となる。
本発明の方法で得られる混合ノーゼル燃料油は、商業的
仕様に適合するクーゼル燃料油が望ましいいずれかの用
途に使用しうる。例えば混合ノーゼル燃料油は自動車、
トラック、鉄道又は船舶の7−ゼル用の燃料として使用
できる。
本発明の方法をより詳細に例示するために大の実施例を
与える。しかしながら実施例は本発明の範囲を制限する
ものと見なすべきでなく、単に本発明を例示するために
示すもめである。ここに特記しない限り、すべての部、
パーセント、割合などは重量によるものとする。
に11j− 第1〜4図のデータを得るために、各実験に対して第4
表に示すものが選んだ個々の原料からなるジーゼル油を
処理反応器に供給しp、、これらの生成物を傾斜して下
記の如き残留組を分離し、工程(2)の処理されたジー
ゼル油を調製した1次いでこの油を第4表から選択され
る個々の原料A、B又はCと混合して混合クーゼル燃料
油を91遺した。
第1図における表示は工程(2)からの処理されたジー
ゼル油と混合するために使用される処理してないノーゼ
ル燻料油を示す、処理する反応器ジーゼル油供給物、第
4表の原料A−Gは広い範囲の窒索竺を7含有するとい
うことが特記される。
実験の各においで、ノーゼル油約500gを、横にゴム
栓のついたビーカーからなる1000alの容量の反応
器中に置いた。硝酸を含む窒素処理剤として用いた。栓
は硝酸の注入のために反応器の底面から約1インチのと
ころにあった。90%硝酸の測定量(0,01A10に
対して5.5g、0゜03A10に討して16゜5..
0,05A10に対して2.75.、及び0,06A1
0に対して33g)を注射器に入れ、注射ポンプに取り
つけた。
ここにA10は用いる酸と油の重置比を示す。油を実験
室用の大きさの攪拌機によ’)1000rpmで攪拌し
た。混合物の温度をこれらの実験に討1−で25〜80
℃の特別な温度に+11節した。酸を30分間にわたっ
て注入した。酸の注入後、反応混合物を更に30分間攪
押して混合物中の残存する酸の消費を確実にした。処理
の完了時において、油を残液から単なる傾斜によって分
離した。この分離した油を秤量し、水洗し、濾過した。
この油の特定量を第4表に示す未処理の7−ゼル油の1
つと混合した。用いたA10比及1処理温度に依存して
、第1〜3図に示す変数についての関係を明らかにしう
る異なったパーセントの混合物を作りた。この混合物生
成物の試料をセタン価CASTM法0613)、?Ar
mトム炭素(AsTM法D524号)、及びナルコ安定
性に関して測定した。
0.01A10比の場合、f過処理された油の窒素含量
ハ約1500−2000pp@t’あ’);A10=0
.03の場合、処理された油の窒素含量は約3000〜
4000ppm?AQ、モし1:A10=O,OSの場
合、処理された油の窒素含量は約5000−6000p
pmt’Aッe、 A10= 0.01のとき5=10
パーセントの混合物を作った(添加N=75−150p
pm)、 A10=0.03ノドき3〜5%の混合物を
作r)(添加N=100〜150p凹)、またA10=
0゜06のと81〜2%の混合物を作った(添加N=6
0〜120 ppIIl)。
得られた結果を第1〜3図にグラフ的に示す。
ル」(K1漕1L ノーゼル油Cm2表に開示する如き原料H)500gを
、横にゴム栓を有するビーカーからなる容11000m
lの反応器中に入れた。硝酸を含窒素処理剤として用い
た。硝酸の70%水溶液2゜1gを注射器中に入れ、注
射用ポンプに取りつけた。
この酸祉は0.03:1(100%硝酸に基づく)の酸
と油の重量比に相当する。この油を実験室用の大きさの
攪拌槻により1’ 000 rpmで攪拌した。
反応器の温度を硝酸での処理工程を通して85℃に調節
した。硝酸を15分間にわたって注入した。
酸の注入後、反応混合物を更に60号問攪件して混合物
中に残留する酸の消費を確実にしe、硝酸処理の完了時
に、油を生成した残留物からfFii卓な(la斜によ
って分離していずれか過剰な硝酸を除去した。分離した
油をWiし、且つ除去した。この処理した油の一部分を
水と油の重量比O11:1で洗浄し、次いで濾過した。
水洗した油の特定量を、L COを30重量%で会tt
i日っ特a4灯値ず瑣2壽り一示へ引7.ブーシル油貯
蔵物中に混入した。この混合物を処理された油の窒索含
址に従って作り、貯留物に対して添加窒素jm100p
pmを得た。これは少くと62の七タン価向上に相当し
、ジーゼル燃料油混合物とした。
混合生成物の試料なナルコ安定性及1色(A S TM
法D1500)に対して分析した。この混合物のナルコ
安定性値は、代替性ジーゼル燃料油に対してiPF容し
うるよりも実質的に商い1:(であった。
このジーゼル燃料油混合物に対する直後のA S 1’
M法の色値は、処理された7−ゼル油の添加酸のノーゼ
ル油貯留物のそれと同一の色値である1゜5であった。
混合物の3日間の貯蔵後、ASTM法の色は4.0であ
ると測定された。これは3という商業的仕様に適合する
ノーゼル燃料油よりも大きかった6長い貯iIa時開1
こおける色試験の結果を第5し1にグラフ的に示す。
K(Wん 比較実施例1に記述した如く調製した傾斜処理した油の
他の部分全水酸化す) +)ラムの1M水溶液で処理し
た。なおこの時水酸化ナトリウムと油の10.量比は0
.1:1であった。水性相の分離後、生成物を分離し、
比較実施例11こ記述したジーゼル油貯留物ci、co
を30容鼠%で含有)中に混入した。この時、ジーゼル
油貯留物に対して添加窒素100 ppmを得る混合物
比を用いた。
混合物試料を、ナルコ安定性及[pAS TM法の色に
関して上述の如く分析した。この混合物のナルコ安定性
値は3、即ち商業的ジーゼル油に対して一般的に許容し
うる値であった。この混合物lこ対する直後のA S 
T M法の色の評価は処理した油の添加前の7−ゼル油
貯留物と同一であった。3日It’llの貯蔵後、混合
物のA S 1’ M法の色は2.5であった。この混
合物に関する色試験の貯蔵期間に対する結果を第5図に
グラフ的に示す、混合物の貯蔵時の色における実質的な
改良は第5図の結果から理解することができる。
埼衆夫桂7 比較″−X施例1に示した方法に従い、ジーゼル油(第
2表に示す如き原料1)500sを70%硝酸水1液2
1,4gで処理した。傾斜後、処理された油の一部分を
、水と油の重電比O、j、 : 1で水洗した。この洗
浄過程は次の辿1′)であった:処理した油100FK
を水1.0g、!−混合した。この混合物を分液枦斗中
に入れ、30秒間振とうした。この混合物を10分間静
置し、その#1L2相を分離させた。
次いで生成物の油を枦遇した。処理された油の特定斌を
、LCOを含有するジーゼル油貯留物の市販の試料中に
混入した。ジーゼル油貯留物に対して添加窒素を100
 ppalこするために、処理された油の窒素量に従っ
て混合物のパーセンi決定した。この混合物に異なる量
のベトロライ)T−363(アルキルアミン及びフルキ
ルアミン−ヨウ素錯体の混合物と思われる市販の安定化
添加剤)を安定化添加剤として添加し、そしでナルコの
安定性を測定した。得られた結果を第6図にグラフ的に
示す。
采1」[L f@斜後lこ比較実施例2に記述したよう覧こ製造され
る処理した油の他の部分を、比較実施例2の方法に従い
油に対して0.1:1の重量比で水酸化アンモニウム1
M溶液により処理した。2@の分離後、比較実施例2に
記述するようにジーゼル油貯留物に対して100 pp
mの添加窒素を得る混合物比で生成物を濾過し且つジー
ゼル油貯留物中に混入した。この混合物に異なる量のベ
トロフイ)T−363の安定化添加剤を添加I7、ナル
コ安定性を測定した。得られた結果を第6図にグラフ的
に示す、16図は過剰の含窒素処理剤を除去するために
傾斜した後の処理された油のアルカリ処理時に必要とさ
れる安定化添加剤の量の減少を明白に示している。
実施例3の上記方法を水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウムの水溶液を用いて繰り返しても同様の結果が得られ
た。
1肛 比較実施例1に機運した方法に従い、ジーゼル油(1ネ
料H)500Hを70%水性硝酸?8液21.4g″C
処理した。
f@斜により過剰の含窒素処理剤全除去1.fこ後の処
理された油を、異なる無機アルカリ化合物の水溶液で処
理した。用いた無機アルカリ化合物は、IM*酸化ナト
リウム、1M水酸化カリウム、IM水水酸化アンユニツ
ムあった。比較のために水での洗浄による処理も行なつ
な。この処理は比較実施例2に示した方法に従って行な
った。各処理からの水性相鮎化学的#!素要求量<C0
D)に対して分析した。得られた結果を第5表に示す、
洗浄からの油相を濾過し、窒素含量を測定した。洗浄し
てない油に対する窒素測定値と比較して、各処理の窒素
減少のパーセントをi!tW、シた。得られた結果を第
5表に示す。
水              11794     
   1水酸化ナトリウム  183311     
20.27水酸化カリウム   145984    
 1.8.70水酸化アンモニウム 40309   
  11,08」二連実施例におけるこれらの結果は、
混合物に添加される処理された油を無機アルカリの溶液
で処理し、次いでそれを未処理の7−ゼル油と混合する
場合、ジーゼル燃料油のセタン価の改善が達成されうろ
ことを示す。このように製造される混合物は、良好な貯
蔵安定性と色を有し、また有用なラムχボトム炭素値を
有する。更にこれらの結果はそのような混合物で使用し
うる安定化添加剤の量が無機アルカリ処理のために減ぜ
られたことを示す。
以上本発明を詳細に且つその特別な具体例を参照して記
述してきたけれど、本発明の範囲及び精神から逸脱しな
いで種々のその変化又は改変を行ない得ないということ
は同業者にとって明白であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はラムズボトム炭素とジーゼル油混合物への添加
窒素との間の関係を示すグラフであり、第2図は安定性
とジーゼル油混合物への添加窒素との闇の関係を示すグ
ラフであり、 第3図は混合物中の処理されたジーゼル燃料油の種々の
責に対する混合ノーゼル燃料油生成物の平均の混合セダ
ン価を示”1グラフであり、第4図は本発明の方法を用
いで製造される混合ジーゼル油生成物の計、W′:!−
れた貯留物セタン価を示すグラフであり、 第5図は本発明の方法によって製造されるクーゼル燃料
油混合物のA S ”r M法の色と貯蔵期間との間の
関係を示すグ?7であり、ぞして第6図はナルコ安定性
と本発明の方法で製造されたジーゼル燃料油混合物中に
存在する安定性を改良する添加剤の量との開の関係を示
すグラフである。 FIG、1 kna N cppn> FIG、2 決 n口 N  (PPM) FIG、3 o     1o20   30   40    5
0長舎物やの処理これゐ五へ物、を嚢% FIG、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼル
    油供給物の約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量の
    含窒素処理剤で処理し; (2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素処理
    剤を除去して、処理したジーゼル油を製造し;そして (3)工程(2)の処理したジーゼル油を、混合された
    ジーゼル燃料油中の添加された窒素含量が (a)工程(1)で処理したジーゼル油が未使用のジー
    ゼル油原料から得られる場合には約300ppm又はそ
    れ以下の添加窒素、或は (b)工程(1)で処理したジーゼル油が水素処理した
    ジーゼル油原料から得られる場合には約450ppm又
    はそれ以下の添加窒素、 であるように未処理のジーゼル油と混合して混合ジーゼ
    ル燃料油を製造する、 ことを含んでなるジーゼル燃料油のセンタ価の向上法。 2、該含窒素処理剤が気体の含窒素処理剤である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3、該含窒素処理剤が液体の含窒素処理剤である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 4、該液体含窒素処理剤が硝酸の水溶液である特許請求
    の範囲第3項記載の方法。 5、該工程(1)及び/又は工程(2)を有機酸又は無
    機酸の存在下に行う特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、100%HNO_3基準の等量での該含窒素処理剤
    の、工程(1)の該ジーゼル供給物に対する重量比が約
    0.0002〜約0.1である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 7、過剰な含窒素処理剤の除去を傾斜、水洗又は白土処
    理による特許請求の範囲第1項記載の方法。 8、得られる該混合ジーゼル燃料油が自動車のジーゼル
    用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 9、得られる該混合ジーゼル燃料油が鉄道のジーゼル用
    の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 10、得られる該混合ジーゼル燃料油がトラックのジー
    ゼル用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 11、得られる該混合ジーゼル燃料油が船舶のジーゼル
    用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 12、(1)第1のジーゼル油を、100%硝酸基準で
    ジーゼル油供給物の約10重量%又はそれ以下に等しい
    窒素量の含窒素処理剤で処理し; (2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素処理
    剤を除去し;そして (3)工程(2)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
    ル燃料油中の添加された窒素含量が約1000ppm又
    はそれ以下の添加窒素であるように、工程(1)におけ
    る如く処理してない第2のジーゼル油と混合して混合ジ
    ーゼル油を製造する、 ことを含んでなり、但し工程(1)で処理した第1のジ
    ーゼル油及び/又は工程(3)で混合した第2のジーゼ
    ル油が非代替性ジーゼル油である非代替性ジーゼル燃料
    油のセンタ価の向上法。 13、該含窒素処理剤が気体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第12項記載の方法。 14、該含窒素処理剤が液体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第12項記載の方法。 15、該液体含窒素処理剤が硝酸の水溶液である特許請
    求の範囲第14項記載の方法。 16、該工程(1)及び/又は工程(2)を有機酸又は
    無機酸の存在下に行う特許請求の範囲第12項記載の方
    法。 17、工程(1)における該含窒素処理剤の該ジーゼル
    油に対する重量比が該ジーゼル油に対して約0.002
    〜約0.1の硝酸重量比に等しい含窒素処理剤の量であ
    る特許請求の範囲第12項記載の方法。 18、未反応の含窒素処理剤の除去が傾斜、水流及び白
    土処理による特許請求の範囲第12項記載の方法。 19、(1)ジーゼル油を、100%硝酸基準でジーゼ
    ル油供給物の約10重量%又はそれ以下に等しい窒素量
    の含窒素処理剤で処理し; (2)行程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素処理
    剤を分離し; (3)工程(2)のジーゼル油を無機アルカリで処理し
    て、処理したジーゼル油を製造し;そして (4)工程(3)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
    ル燃料油中の添加された窒素含量が、 (a)工程(1)で処理した油が未反応のジーゼル油原
    料から得られる場合には約300ppm又はそれ以下の
    添加窒素、或は (b)工程(1)で処理した油が水素処理したジーゼル
    油原料から得られる場合には約450ppm又はそれ以
    下の添加窒素、 であるように未反応のジーゼル油と混合して混合ジーゼ
    ル燃料油を製造する、 ことを含んでなるジーゼル燃料油のオクタン価の向上法
    。 20、該含窒素処理剤が気体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第19項記載の方法。 21、該含窒素処理剤が液体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第19項記載の方法。 22、該液体含窒素処理剤が硝酸の水溶液である特許請
    求の範囲第21項記載の方法。 23、無機アルカリが水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
    ム又は水酸化アンモニウムである特許請求の範囲第19
    項記載の方法。 24、無機アルカリが水酸化アルカリである特許請求の
    範囲第19項記載の方法。 25、無機アルカリが約0.01〜約5Mの無機アルカ
    リ濃度の水溶液である特許請求の範囲第19項記載の方
    法。 26、工程(2)の無機アルカリとジーゼル油の重量比
    が約0.01:1〜約1:1である特許請求の範囲第1
    9項記載の方法。 27、該処理工程(1)を有機酸又は無機酸の存在下に
    行う特許請求の範囲第19項記載の方法。 28、100%硝酸基準に等しい量の該含窒素処理剤の
    、工程(1)の該ジーゼル油に対する重量比が約0.0
    002:1〜約0.1:1である特許請求の範囲第19
    項記載の方法。 29、工程(2)における未反応の含窒素処理剤の分離
    を傾斜又は留去によって行う特許請求の範囲第19項記
    載の方法。 30、該方法が工程(3)の処理したジーゼル油を工程
    (4)で未処理のジーゼル油と混合する前に工程(3)
    の処理したジーゼル油を水洗することを含む特許請求の
    範囲第19項記載の方法。 31、該方法が特別な程度の安定性を達成するために、
    安定化添加剤を工程(4)で得た該混合燃料油と混合す
    ることを含み、またこの混合される安定化添加剤の量が
    、特許請求の範囲第1項記載の工程(1)、(2)及び
    (4)だけを行ってジーゼル燃料油混合物を製造するこ
    とによって得られたジーゼル燃料油混合物と混合し且つ
    実質的に該特別な程度の安定性を達成するのに必要な安
    定化添加剤の量の約25〜約75%である特許請求の範
    囲第19項記載の方法。 32、得られる該混合ジーゼル燃料油が自動車のジーゼ
    ル用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第1
    9項記載の方法。 33、得られる該混合ジーゼル燃料油が鉄道のジーゼル
    用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第19
    項記載の方法。 34、得られる該混合ジーゼル燃料油がトラックのジー
    ゼル用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第
    19項記載の方法。 35、得られる該混合ジーゼル燃料油が船舶のジーゼル
    用の規格に適合する燃料油である特許請求の範囲第19
    項記載の方法。 36、(1)第1のジーゼル油を、100%硝酸基準で
    ジーゼル油供給物の約10重量 %又はそれ以下に等しい窒素量の含窒素処理剤で処理し
    、 (2)工程(1)のジーゼル油から未反応の含窒素処理
    剤を分離し、 (3)工程(2)のジーゼル油を無機アルカリで処理し
    て処理したジーゼル油を製造し、そして (4)工程(3)の処理したジーゼル油を、混合ジーゼ
    ル燃料油の添加窒素含量が約1000ppm又はそれ以
    下であるように上記工程(1)における如く処理してな
    い第2のジーゼル油と混合して混合ジーゼル燃料油を製
    造する、但し工程(1)で処理した第1のジーゼル油及
    び/又は工程(4)で混合した第2のジーゼル油及び/
    又は工程(4)の混合生成物が非代替性ジーゼル燃料油
    である、 ことを含んでなる非代替性ジーゼル燃料油のオクタン価
    の向上法。 37、該含窒素処理剤が気体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第36項記載の方法。 38、該含窒素処理剤が液体の含窒素処理剤である特許
    請求の範囲第36項記載の方法。 39、該液体含窒素処理剤が硝酸の水溶液である特許請
    求の範囲第38項記載の方法。 40、無機アルカリが水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
    ム又は水酸化アンモニウムである特許請求の範囲第36
    項記載の方法。 41、無機アルカリが水酸化アンモニウムである特許請
    求の範囲第36項記載の方法。 42、無機アルカリが約0.01〜約5モルの無機アル
    カリ濃度の水溶液である特許請求の範囲第36項記載の
    方法。 43、工程(2)の無機アルカリとジーゼル油の重量比
    が約0.01:1〜約1:1である特許請求の範囲第3
    6項記載の方法。 44、該処理工程(1)を有機酸又は無機酸の存在下に
    行う特許請求の範囲第36項記載の方法。 45、100%硝酸基準に等しい量の該含窒素処理剤の
    、工程(1)の該ジーゼル油に対する重量比が約0.0
    002:1〜約0.1:1である特許請求の範囲第36
    項記載の方法。 46、工程(2)における未反応の含窒素処理剤の分離
    を傾斜又は留去によって行う特許請求の範囲第36項記
    載の方法。 47、該方法が工程(3)の処理したジーゼル油を工程
    (4)で未処理のジーゼル油と混合する前に工程(3)
    の処理したジーゼル油を水洗することを含む特許請求の
    範囲第36項記載の方法。 48、該方法が特別な程度の安定性を達成するために、
    安定化添加剤を工程(4)で得た該混合燃料油と混合す
    ることを含み、またこの混合される安定化添加剤の量が
    、特許請求の範囲第36項記載の工程(1)、(2)及
    び(4)だけを行ってジーゼル燃料油混合物を製造する
    ことによって得られたジーゼル燃料油混合物と混合し且
    つ実質的に該特別な程度の安定性を達成たるのに必要な
    安定化添加剤の量の約25〜約75%である特許請求の
    範囲第36項記載の方法。
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