JPS62251622A - 高圧液圧回路用液面検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、高圧液圧回路に設けられる集気チャンバ内の
液面を外部より検出するための液面検出装置に閏するも
のである。

（従来の技術） 油圧回路において、無圧力かまたはそれに近い状態で保
持される、例えば、油圧シリンダの一部等に、油中に溶
存していたガスが分離したり、特定の動作に伴う油噴出
の反動等により本来あってはならない気泡が存在するこ
とがある。

この様な場合、例えば電力用液圧操作遮断器では、作動
油が現象として圧縮性流体となり、投入操作時に気泡が
つぶれるまでの時間だけ動作遅れを生じ、三相の遮断に
ばらつきを起こし、有効且つ完全な遮断が不可能となっ
て、接点の消耗を早める等の不都合につながる。

そこで液圧回路中の要所に気泡の集気チャンバを設け、
適当な時期に本来の機能を妨げない方法で集積したガス
を放出することが考えられている。

ところで、このガスの放出時期は、その本来の目的から
、集気チャンバ中に所定量のガスが集積された時点であ
ることが必要であるが、従来この様な集気チャンバ内の
ガス最検出、換８ずれば集気チャンバ内の液面検出に有
効な方法がなく、そのため、遮断器投入動作の都度ガス
の有無に拘らず、集気チャンバ中の圧力を外部に放出す
ることが行なわれていた。

この様な高圧液圧回路における集気チャンバ内の液面検
出の困難性を例を上げて説明する。

例えば、光学的なレベル検出装置を用いるためには、集
気チャンバの少なくとも一部に透明体を用イル必要がア
ルが、数１００　（ｋｇｆ／ｃｍ２　）もの高圧となる
回路においては、強化ガラスと言えども強度的な安全性
に問題がある。また、集気チャンバ内に超音波を利用し
たレベル検出装置や、なんらかの形で電気接点を設けた
レベル検出装置等を設置した場合には、高圧部からの信
号取出し部の処理が油密、気密上の弱点となり、機器の
信頼性を著しく低下させる恐れがあった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の様に、従来、高圧液圧回路に設（プられる集気チ
ャンバ内の液面検出は不可能であり、その結果ガスの有
無に拘らず集気チャンバ中の圧力を放出する等の不都合
を生じていた。

本発明は、この様な問題点を解決するために提案された
ちのであり、その目的は、集気チャンバの油密、気密上
の信頼性を保持しながら、しかも高圧の集気チャンバ内
の液面検出を外部より行える様な高圧液圧回路用液面検
出装置を提供することである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明による高圧液圧回路用液面検出装置は、集気チャ
ンバ内に液面を示すフロートを設け、このフロートに磁
石を取付けると共に、集気チャンバ外部には、磁石の磁
束を検知する磁気センサを設けたことを特徴とするもの
である。

（作用） 本発明は、この様な構成を有することから、集気チャン
バ外部に設けた磁気センサにより、フロートの磁石の磁
束を検知して集気チャンバ内の液面を検出することがで
きる。この際、集気チャンバに信号取出し部を設ける必
要がないため、油密、気密上の信頼性を損うことはない
。

（実施例） 本発明による高圧液圧回路用液面検出装置の一実施例を
図面に基づいて具体的に説明する。

本実施例の構成 第１図に示す様に、集気チャンバ１内には、圧力流体及
び回路中の分離ガスから成る流体２が、パイプ３を介し
て供給される様になっている。集気チャンバ１内には、
作動流体４が充填されており、前記流体２中の分離ガス
は、その浮力によって作動流体４の上に集積され、これ
によってガス空間５が形成される。集気チャンバ１の中
央部には、上下方向にフロートガイド６が取付けられ、
このフロートガイド６の内側に液面を示すフロート７が
挿入され、液面の変位に応じてフロート７がフロートガ
イド６内を上下動する様に構成されている。フ０−　＋
−７には、接続線８を介して磁石９が取付けられており
、接続！！！８の長さ１法は、磁石９がパイプ３内を上
下動する様に設定されている。一方、パイプ３の外部に
おシブる上下方向の所定位置には、磁気センサ１０が固
定され、磁石９の磁束を検知した際に接点を作動させる
様になっている。なお、図中１１は、磁気センサ１０の
検出信号を取出づリード線、１２は、集気チャンバ１内
のガスを放出するバルブである。

本実施例の作用 以上の様な構成を有する本実施例を垂直に配置すれば、
液圧回路中に生じた気泡はその浮力により、パイプ３を
介して集気チャンバ１の上方に集積され、ガス空間５が
拡大し、作動液体４の液面が低下してゆく。これに伴い
、フロート７がフロートガイド６内を降下すると、これ
に接続された磁石９もパイプ３内を降下する。磁石９が
、磁気センサ１０の感応範囲まで到達すると、磁気セン
サ１０の接点が動作し、集気チャンバ１中の液面が所定
位置であることが検出され、リード１！１１を介して電
気信号として外部に取出される。

従って、磁気センサ１０が作動した際にのみバルブ１２
を聞けば、必要なガス放出を確実に行え、従来の様に、
不要な時にガス放出をするといつ、た無駄がなくなる。

なお、バルブ１２の操作は、手動であってもソレノイド
バルブであっても良い。また、レベル検出に磁石９を用
いているため、磁石９を挿入するパイプ３の材質は、非
磁性材料とすることが好適であるが、高感度の磁気セン
サ１０を用いた際には、磁性材料でも目的を達往られる
。

この様に、本実施例によれば、集気チャンバ１の外部か
ら容易に液面の検出を行え、しかも、集気チャンバ１に
信号の取出し口等を一切設ける必要がないため、油密、
気密上についても高い信頼性を得られる。

＊他の実施例 なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、第２図に示す様に、集気チャンバ１を上下に
長尺な形状として、相対的に水平方向面積を狭めれば、
集気チャンバ１自体がフロート７のガイドの役割を果す
ため、第１図の実施例におけるフロートガイド６を省略
できる。

［発明の効果］ 以上説明した様に、本発明によれば、集気チＶンバに液
面を示すフロートを設け、このフロートに取（ＩＩプだ
磁石の磁束を、外部の磁気センナにより検知するという
簡単な構成により、信号取出し部を設ける必要がないた
め、油密、気密上の信頼性を損わずに外部より容易に液
面検出を行える様な高圧液圧回路用液面検出装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による高圧液圧回路用液面検出装置の一
実施例を示す断面図であり、第２図は他の実施例を示す
断面図である。　　　　′１・・・集気チャンバ、２・
・・流体、３・・・パイプ、４・・・作動液体、５・・
・ガス空間、６・・・）Ｏ−トガイド、７・・・フロー
ト、８・・・接続線、９・・・ｔａ石、１０・・・磁気
センサ、１１・・・リード線、１２・・・バルブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高圧液圧回路において、回路中の分離ガスをその浮力を
   利用して集積する集気チャンバを設け、この集気チャン
   バ内にその液面を示すフロートを設け、このフロートに
   磁石を取付け、集気チャンバの外部には、磁石の磁束を
   検知する磁気センサを設けたことを特徴とする高圧液圧
   回路用液面検出装置。