JPS62249905A - 殺鼠剤 - Google Patents

殺鼠剤

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JPS62249905A
JPS62249905A JP61090079A JP9007986A JPS62249905A JP S62249905 A JPS62249905 A JP S62249905A JP 61090079 A JP61090079 A JP 61090079A JP 9007986 A JP9007986 A JP 9007986A JP S62249905 A JPS62249905 A JP S62249905A
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vitamin
rats
calcium
rodenticide
rodenticidal
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Yosuke Watanabe
渡辺 洋介
Tsutomu Tanigawa
力 谷川
Sukemasa Ishisato
石里 祐正
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IKARI SHIYOUDOKU KK
Riken Vitamin Co Ltd
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IKARI SHIYOUDOKU KK
Riken Vitamin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は鼠の駆除に適用される殺鼠剤に関する。
〈従来の技術〉 ビルディング、一般家屋内に生息する鼠の駆除としての
殺鼠剤は、人畜に低毒性であることが必要であり、従来
より、ワルファリン等のクマリン系薬剤からなる抗凝血
性殺鼠剤を餌の中に混合して使用されている。又、近年
、ビタミンDと称されるコレカルシフェロールも殺鼠力
を有することが見出され、これを有効成分とする殺鼠剤
も開発されている(特許第1225628号)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 近年、東京をはじめとする部会地に生息する鼠のなかに
ワルファリン耐性のものが出現し、分布を急速に拡大し
ており、従来のワルファリン毒餌では極めて駆除が困難
になっている。特iこ、東京の新宿、銀座などの繁華街
に生息する鼠のなかには、標準致死量の20倍以上の摂
取量によっても致死しないものもあられれており、防除
対策上、重大な問題となっている。これを解決するtコ
め、従来よりシリロシド、ノルポルマイト等の急性前も
使用されているが、これら急性毒餌は忌避性もある上に
、大型ビルのような鼠の生息数の多い場所での駆除に用
いると、急性死が多くなるため、生き残った数群のなか
に毒餌に対するストレス(忌避作用)を起こし、その後
の駆除が困難になる難点がある。その点、ワルファリン
に代表される蓄積性の毒物である抗凝血殺鼠剤は自然死
に近い状態で鼠を致死させろtこめ、数群にストレスを
起こさせず完全駆除が可能であり、人畜に低毒性である
点で有利であるが、個体に」−っでは抵抗力がつきやす
くワルファリン耐性の鼠の出現によって汎用性に欠ける
ものとなっている。一方、コレカルシフェロール(ビタ
ミンD3)はワルファリン耐性の鼠に有効であり、忌避
性も小さいが、それ自体は十分な殺鼠力がないので同一
個体に連続投与が必要である。しかしながら実際の場合
充分な行動力を伴なった鼠に連続投与することはむずか
しく殺鼠剤としては充分でないという欠点を有していた
本発明は上記事情を考慮してなされ、薬剤剛性の個体に
対しても有効で、かつ十分な殺鼠力があり、しかも忌避
性も少ない殺鼠剤を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明者らが種々検討した結
果、ワルファリンなどの抗凝血性殺鼠剤にビタミンD類
およびカルシウムを混合した薬剤が極めて有効であるこ
とを見出し、これにより本発明を完成したものである。
すなわち本発明に係る殺鼠剤は、抗凝血性殺鼠剤とビタ
ミンD類とカルシウムとを有効成分とすることを特徴と
するものである。
抗凝血性殺鼠剤と17ではワルファリン等のクマリン系
殺鼠剤又はクマリン系以外の抗凝血性殺鼠剤が選択され
る。抗凝血性を有しない他の殺鼠剤、例えばノルポルマ
イト製剤、シリロシド製剤は後述するように、ビタミン
D類、カルシウムとの相乗効果が得られず、本発明に(
ま適用できない。又、この抗凝血性殺鼠剤は人畜に対し
て低毒であることが他の殺鼠剤よりも有利な条件となっ
ている。
ビタミンD類としてはビタミンDJ(別名: コレカル
シフェロール)、ビタミンr)、L(別名:エルゴカル
シフェロール)が使用される。ビタミンD、及びビタミ
ンD2は食品添加物、飼料添加物、医薬品としての使用
が認可されており、その用途は強化食品の強化剤、家畜
、家禽、養殖魚等の栄養素、医薬品としてはビタミンD
欠乏症、クル病の治療薬等である。いずれも人畜に対し
ては栄養供給剤。
新陳代謝剤として有効であり、毒性は少ない。しかしな
がら、これらのビタミンD類は鼠に大量に摂取されると
カルシウムが腎臓、肝臓、血管等に沈着することを助長
し、これにより、鼠が血液代謝機能障害をおこし、中毒
死に至る。コレカルシフェロール及びエルゴカルシフェ
ロールはいスレも無臭の白色結晶である。これらの結晶
は高単位であるため、実際の使用に際しては倍散して低
単位で使用するのが好ましい。カルシウムは個体内での
吸収が容易な炭酸カルシウム、塩化カルシウム、乳酸カ
ルシウム等のカルシウム塩、又は天然物であろ骨粉、魚
粉等が使用される。これらの有効成分は倍散剤中に混合
されて駆除に供される。
倍散剤としては、小麦粉、澱粉、脱脂粉乳、糖類。
タルク等の粉体、牛脂、植物油、流動パラフィン等の油
類、アラビアゴム、カゼインナトリウム。
アルギン酸、ゼラチン、水飴等の粘結剤、その他のもの
が使用できる。餌中への混合割合としては、抗凝血性殺
鼠剤0.01〜1.0重量%、ビタミンD類0.001
〜3.0重量%(400〜120単位)、カルシウム0
.05〜10.0重量%の範囲内で適宜配合される。
〈作 用〉 本発明′は抗凝血性殺鼠剤、ビタミンD類およびカルシ
ウムを混合した点に最大の特徴がある。抗凝血性殺鼠剤
は鼠の血液凝固力の低下をまねき、かつこれにビタミン
D類およびカルシウムを添加することにより、血液中の
カルシウム濃度が著しく高くなる。すなわち、エルゴカ
ルシフェロールは鼠に摂取されると、腸管や骨組織から
のカルシウムの吸収を促進して肺、循環系、腎臓内の血
管へのカルシウム沈着を促進し、コレカルシフェロール
は摂取されると、肝臓に移行して蓄積され、カルシウム
([の撹乱に寄与する。又、カルシウムは摂取により、
個体の内蔵全般の血管に沈着する。鼠の個体内血管に過
剰のカルシウムが沈着すると血管障害をおこすので、血
液凝固力を低下させる抗凝血性殺鼠剤との併用により、
殺鼠力が相乗的に増大する。又、抗凝血性殺鼠剤耐性の
ある鼠に対しても本発明製品は強力な殺鼠力を有する。
前記ビタミンD類には不快な味覚作用がなく、これを併
用することにより忌避性が小さくなる。
又、カルシウムは安定であり、長期の間有効に作用する
〈本発明による配合例〉 これらビタミンD類及びカルシュラムを実際に殺鼠剤に
添加する場合の配合例を以下に示す。
配合例1 ワルファリン     0.01重量%ビタミンD3 
    0.05重量%(20,000I  、  L
J ) 乳酸カルシュラム   0.1重量% 倍散剤(小麦粉、パン粉)99,2重量%配合例2 ワルファリン     0.025重景形量タミンD2
     0.025重量%(10,000I 、 U
) 魚 粉        1.0重量% 倍散剤(小麦粉、パン粉)98.9重量%配合例3 エントロサイド     0.025重量%ビタミンD
、3      o、0125重量%(5,0OOT 
、U ) 炭酸カルンユウム    0,5重量1%倍散剤(小麦
粉、パン粉)99,8重量%次に本発明を実施例につき
、さらに具体的に説明する。
実施例1 配合例1の薬剤を温度20±3℃、湿度50%前後の環
境下でハツカネズミの雄、aiそれぞれ71頭、24頭
、クマネズミの雄、IImそれぞれ22頭、12頭に摂
取させた。比較例1として同一の鼠の餌の中にワルファ
リン0.01重量%を添加したものを使用し、同数の鼠
に摂取させtコ。平均死亡日数によh殺鼠効力を比較す
ると、下記第1表のような結果となり、ハッカネズミお
よびクマネズミ共に配合例1の方が良好であった。
(以下余白) 第  1  表 実施例2 配合例2の薬剤をワルファリン耐性のクマネズミに与え
た。比較例2として同一の鼠の餌の中にワルファリン0
,025重量%を添加したものを使用した。その結果を
第2表に示す。この薬剤はワルファリン耐性のクマネズ
ミにも有効である乙とが解った。
第  2  表 *供試したワルファリン耐性クマネズミは東京部内で捕
獲17、当研究所で累代飼育中のものから雌雄16頭ず
つ計32頭を使用した。
8一 実施例3 実施例1の2種の餌(配合例1、比較例1)を2者選択
配置した檻の中にクマネズミの雄5頭、llm3頭を入
れ、これらの個体がいずれの餌を選択喫食するか観察し
た。5日間放置後の餌の減少割合(重量%)を誘引率と
j7て第3表に示した。配合例1の薬剤の方が良好な喫
食量を示し、忌避性も少なくなっている。又、この場合
、檻の中の全てのクマネズミの平均死亡日数は8日であ
った。
第  3  表 実施例4 エントロサイド(0,025重量%)のみを使用した比
較例3、ビタミンD類(ビタミンD、3−。
000I、TJ)のみを使用した比較例4、及び配合例
3の薬剤の餌をそれぞれ1日のみ摂取させ、その後、通
常の餌に変えて、その平均死亡日数を比較した。この場
合、それぞれハッヵネズξ雄10頭、[1110頭、ク
マネズミ雄3頭を使用した。
第4表の結果に示すように、比較例3、比較例4では1
日投与で死亡することはないが、配合例3では1日投与
で死亡に到っている。
第  4   表 〈発明の効果〉 以上のとおり本発明によれば、薬剤耐性のある個体にも
充分な殺鼠力を有し、かつ忌避性の少ない有効な殺鼠力
を維持する殺鼠剤とすることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗凝血性殺鼠剤とビタミンD類とカルシウムとを
    有効成分とすることを特徴とする殺鼠剤。
  2. (2)前記ビタミンD類がコレカルシフェロール又はエ
    ルゴカルシフェロールの一種又は混合物である特許請求
    の範囲第(1)項記載の殺鼠剤。
JP61090079A 1986-04-21 1986-04-21 殺鼠剤 Granted JPS62249905A (ja)

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