JPS6224659Y2 - - Google Patents
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- JPS6224659Y2 JPS6224659Y2 JP1981174446U JP17444681U JPS6224659Y2 JP S6224659 Y2 JPS6224659 Y2 JP S6224659Y2 JP 1981174446 U JP1981174446 U JP 1981174446U JP 17444681 U JP17444681 U JP 17444681U JP S6224659 Y2 JPS6224659 Y2 JP S6224659Y2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、建物の断熱屋根構造で、詳しくは、
屋根スラブ等の建物構造体の外面に断熱層を形成
させてなる屋根構造に関する。
屋根スラブ等の建物構造体の外面に断熱層を形成
させてなる屋根構造に関する。
かかる建物の断熱屋根構造においては、断熱層
によつて、建物構造体を太陽熱や外気温等の外部
温度から断熱できるから、熱応力によつて構造体
に亀裂が生じること、構造体の亀裂によつて構造
体に付設した防水層が破壊すること、、或いは、
冬期において構造体が冷えることによつて、構造
体と断熱層との境界面に結露が生じること等を防
止できるといつた利点があり、このような断熱屋
根として従来では、○イ構造体の被断熱面に成形断
熱材を敷設し、これらの上部にモルタルを流し込
んだり、コンクリートブロツクを積む、或いは、
タイルを敷設することによつて成形断熱材を構造
体に固定させて断熱層を形成して成る断熱屋根
や、○ロ構造体の被断熱面に敷設した成形断熱材
を、構造体に固定の骨組に取付けて構造体に固定
し、これら骨組及び断熱材を覆う金属板等を骨組
に取付けて断熱層を形成して成る断熱屋根、或い
は、○ハ構造体の被断熱面上で発泡性断熱材を発泡
成形させて、断熱材を自己接着力で構造体に固定
させ、この断熱材の表面に耐水性、耐候性の塗膜
を施して断熱層を形成して成る断熱屋根などが知
られている。
によつて、建物構造体を太陽熱や外気温等の外部
温度から断熱できるから、熱応力によつて構造体
に亀裂が生じること、構造体の亀裂によつて構造
体に付設した防水層が破壊すること、、或いは、
冬期において構造体が冷えることによつて、構造
体と断熱層との境界面に結露が生じること等を防
止できるといつた利点があり、このような断熱屋
根として従来では、○イ構造体の被断熱面に成形断
熱材を敷設し、これらの上部にモルタルを流し込
んだり、コンクリートブロツクを積む、或いは、
タイルを敷設することによつて成形断熱材を構造
体に固定させて断熱層を形成して成る断熱屋根
や、○ロ構造体の被断熱面に敷設した成形断熱材
を、構造体に固定の骨組に取付けて構造体に固定
し、これら骨組及び断熱材を覆う金属板等を骨組
に取付けて断熱層を形成して成る断熱屋根、或い
は、○ハ構造体の被断熱面上で発泡性断熱材を発泡
成形させて、断熱材を自己接着力で構造体に固定
させ、この断熱材の表面に耐水性、耐候性の塗膜
を施して断熱層を形成して成る断熱屋根などが知
られている。
しかし、前記○イの断熱屋根においては、モルタ
ルやブロツク、タイルをもつて雨水等の水分が断
熱材に浸透するのを防ぎきれないから、断熱材と
して、浸透水分による断熱性能の低下を見込んだ
厚肉の断熱材を用いる必要があつたり、耐水性に
勝れた断熱材の使用に限定されて、コストアツプ
を招来し、しかも、構造体には、モルタルやコン
クリートブロツク等の大重量に耐え得る強度が要
求され、例えば屋根スラブが頑丈に構成されてい
ない旧いタイプの建物には適用できない又は補強
しないと実施できないといつたように、対象の限
定や付帯工事の増加を招く難点がある。
ルやブロツク、タイルをもつて雨水等の水分が断
熱材に浸透するのを防ぎきれないから、断熱材と
して、浸透水分による断熱性能の低下を見込んだ
厚肉の断熱材を用いる必要があつたり、耐水性に
勝れた断熱材の使用に限定されて、コストアツプ
を招来し、しかも、構造体には、モルタルやコン
クリートブロツク等の大重量に耐え得る強度が要
求され、例えば屋根スラブが頑丈に構成されてい
ない旧いタイプの建物には適用できない又は補強
しないと実施できないといつたように、対象の限
定や付帯工事の増加を招く難点がある。
また、○ロの断熱屋根においては、骨組をボルト
等で構造体に固定する際、構造体の防水層等を破
損し易い欠点がある。
等で構造体に固定する際、構造体の防水層等を破
損し易い欠点がある。
更に、○ハの断熱屋根においては、日射熱により
断熱材が膨張、収縮する等して、構造体から剥離
し易く、しかも、太陽光線により塗膜が劣化し
て、防水上、短かいサイクルでの再塗膜が必要と
なる欠点がある。
断熱材が膨張、収縮する等して、構造体から剥離
し易く、しかも、太陽光線により塗膜が劣化し
て、防水上、短かいサイクルでの再塗膜が必要と
なる欠点がある。
さらに、別の従来技術としては、例えば、特開
昭52−70537号公報に示されているように、屋根
スラブとしての垂木ならびに野地板の上に適当間
隔おきに桟木を設けて、この桟木を、野地板を通
して垂木に釘打ち固定し、その桟木間にモルタル
を主成分とする断熱材を充填し、かつ、桟木に金
属屋根瓦を釘打ち固定する技術が知られている。
昭52−70537号公報に示されているように、屋根
スラブとしての垂木ならびに野地板の上に適当間
隔おきに桟木を設けて、この桟木を、野地板を通
して垂木に釘打ち固定し、その桟木間にモルタル
を主成分とする断熱材を充填し、かつ、桟木に金
属屋根瓦を釘打ち固定する技術が知られている。
この従来技術によれば、桟木間にモルタルが安
定位置し、また、金属屋根瓦を桟木に固定できる
ことで金属屋根瓦の固定も簡易に行える便利さは
あるが、断熱材として用いられるものが、モルタ
ルを主成分とするものであるが故に、断熱層の全
体重量が大となり、屋根構成材の強度を充分大き
なものとする必要があるとともに、モルタルが乾
燥するまでの時間的ロスが大きく、工期が長くな
る欠点があり、さらに、桟木を釘打ちで野地板や
垂木に固定するものであるため、屋根スラブとし
て釘打ち可能な素材によつて構成されるものにし
か適用できないという制約もあつた。
定位置し、また、金属屋根瓦を桟木に固定できる
ことで金属屋根瓦の固定も簡易に行える便利さは
あるが、断熱材として用いられるものが、モルタ
ルを主成分とするものであるが故に、断熱層の全
体重量が大となり、屋根構成材の強度を充分大き
なものとする必要があるとともに、モルタルが乾
燥するまでの時間的ロスが大きく、工期が長くな
る欠点があり、さらに、桟木を釘打ちで野地板や
垂木に固定するものであるため、屋根スラブとし
て釘打ち可能な素材によつて構成されるものにし
か適用できないという制約もあつた。
本考案は、断熱層と防水層とを備えた断熱屋根
構造を得るにあたり、全体重量が軽量で、かつ、
防水層の施工が容易に行えるとともに、全体の工
期も短縮でき、そのうえ、屋根スラブ構成材料の
材質を問わない汎用性の面でも優れた建物の屋根
構造を提供することにその目的がある。
構造を得るにあたり、全体重量が軽量で、かつ、
防水層の施工が容易に行えるとともに、全体の工
期も短縮でき、そのうえ、屋根スラブ構成材料の
材質を問わない汎用性の面でも優れた建物の屋根
構造を提供することにその目的がある。
上記目的を達成するための本考案の特徴とする
構成は、屋根スラブの上側に断熱層を設け、その
上側を防水層で覆つてある建物の断熱屋根構造に
おいて、前記断熱層を、断熱用下地とその断熱用
下地間に充填される発泡性樹脂断熱材とから構成
し、前記断熱用下地を、前記屋根スラブの面方向
に適当間隔を隔てて並置された桟木と、各桟木ど
うしの間に架設された網状体と、それらの桟木な
らびに網状体と屋根スラブの上面との間に間隔を
形成するための台部材とから構成するとともに、
前記発泡性樹脂断熱材を、前記桟木の上面よりも
上方に突出しない状態で充填発泡させて、その発
泡性樹脂断熱材の自己接着力により該発泡性樹脂
断熱材および前記断熱用下地を屋根スラブに固着
してあり、さらに、前記防水層を外装用金属板で
構成して前記桟木に固定した点にあり、かかる構
成から次の作用効果を奏する。
構成は、屋根スラブの上側に断熱層を設け、その
上側を防水層で覆つてある建物の断熱屋根構造に
おいて、前記断熱層を、断熱用下地とその断熱用
下地間に充填される発泡性樹脂断熱材とから構成
し、前記断熱用下地を、前記屋根スラブの面方向
に適当間隔を隔てて並置された桟木と、各桟木ど
うしの間に架設された網状体と、それらの桟木な
らびに網状体と屋根スラブの上面との間に間隔を
形成するための台部材とから構成するとともに、
前記発泡性樹脂断熱材を、前記桟木の上面よりも
上方に突出しない状態で充填発泡させて、その発
泡性樹脂断熱材の自己接着力により該発泡性樹脂
断熱材および前記断熱用下地を屋根スラブに固着
してあり、さらに、前記防水層を外装用金属板で
構成して前記桟木に固定した点にあり、かかる構
成から次の作用効果を奏する。
即ち、軽量で、かつ、耐候性、耐熱性、耐水性
に勝れた金属板で断熱材を覆つてあるから、断熱
材に対する防水性及び遮熱性を長年月に亘つて保
持でき、これによつて、断熱材を不当に厚肉構成
する要もなく、かつ、断熱材の被断熱面からの剥
離をも確実に防止できて、全体として、経済的な
断熱が行えるものであるが、殊に本考案では、前
記金属板の固定に関する施工性を良くするために
用いられる桟木を、屋根スラブの上面から離した
状態に位置させ、かつ、その桟木どうしの間に網
状体を架設して、これも屋根スラブの上面との間
に間隔を有した状態に位置させてあることによ
り、発泡性樹脂断熱材が、前記桟木および網状体
を内部に埋入させた状態で屋根スラブ上面に接着
することとなり、つまり、屋根スラブ上面に対す
る発泡性樹脂断熱材の自己接着のための面積を充
分に大きく確保し、かつ、その発泡性樹脂断熱材
による桟木に対する保持力を前記網状体を利用し
て充分に大にした状態で固定することができる。
に勝れた金属板で断熱材を覆つてあるから、断熱
材に対する防水性及び遮熱性を長年月に亘つて保
持でき、これによつて、断熱材を不当に厚肉構成
する要もなく、かつ、断熱材の被断熱面からの剥
離をも確実に防止できて、全体として、経済的な
断熱が行えるものであるが、殊に本考案では、前
記金属板の固定に関する施工性を良くするために
用いられる桟木を、屋根スラブの上面から離した
状態に位置させ、かつ、その桟木どうしの間に網
状体を架設して、これも屋根スラブの上面との間
に間隔を有した状態に位置させてあることによ
り、発泡性樹脂断熱材が、前記桟木および網状体
を内部に埋入させた状態で屋根スラブ上面に接着
することとなり、つまり、屋根スラブ上面に対す
る発泡性樹脂断熱材の自己接着のための面積を充
分に大きく確保し、かつ、その発泡性樹脂断熱材
による桟木に対する保持力を前記網状体を利用し
て充分に大にした状態で固定することができる。
従つて、釘などを用いることなく。屋根スラブ
の材質に関係なく発泡性樹脂断熱材の自己接着力
をもつて、断熱層の全体を屋根スラブに強固に固
定することができ、断熱層全体の固定に際して施
工性を大幅に改善できるとともに、屋根スラブの
材質を問わない汎用性の優れたもので、しかも、
強固に固定された桟木の上面に金属板を釘打ちす
るなどによつて簡単に固定でき、金属板の施工性
も良好なものである。
の材質に関係なく発泡性樹脂断熱材の自己接着力
をもつて、断熱層の全体を屋根スラブに強固に固
定することができ、断熱層全体の固定に際して施
工性を大幅に改善できるとともに、屋根スラブの
材質を問わない汎用性の優れたもので、しかも、
強固に固定された桟木の上面に金属板を釘打ちす
るなどによつて簡単に固定でき、金属板の施工性
も良好なものである。
また、断熱材として発泡性樹脂断熱材を用いた
ものであるから、モルタルを用いた場合のように
乾燥までの時間的ロスが極めて少なく、発泡後、
僅か数分間で次工程の作業にかかることができ、
工期短縮の上でも極めて有効である。
ものであるから、モルタルを用いた場合のように
乾燥までの時間的ロスが極めて少なく、発泡後、
僅か数分間で次工程の作業にかかることができ、
工期短縮の上でも極めて有効である。
さらにまた、モルタルを用いる場合に比べて断
熱層の全体重量も著しく軽減され、下部強度の低
い屋根構造にも適用できる点でも汎用性の優れた
ものである。
熱層の全体重量も著しく軽減され、下部強度の低
い屋根構造にも適用できる点でも汎用性の優れた
ものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、陸屋根スラブAにこれの上側を覆う断熱層
Bを設け、さらに、その上側を防水層で覆う断熱
屋根構造であつて、前記断熱層Bは、断熱用下地
1と、その下地1間に充填される発泡性樹脂断熱
材2とから構成されている。
ると、陸屋根スラブAにこれの上側を覆う断熱層
Bを設け、さらに、その上側を防水層で覆う断熱
屋根構造であつて、前記断熱層Bは、断熱用下地
1と、その下地1間に充填される発泡性樹脂断熱
材2とから構成されている。
前記下地1は、前記スラブA上に載置されたも
のであつて、適宜間隔を隔てた平行姿勢に並列配
置された複数の木製桟木1A…と、これら各桟木
1A…の下面で桟木長手方向に適宜間隔を隔てた
箇所夫々に桟木1Aに直交する姿勢で木ねじや釘
等を介して固定連結された複数の木製台部材1B
…及び、これら台部材1B…の上面間に亘つて敷
設され、かつ、台部材1B…に釘等を介して固定
連結された金属製の網状体1Cとから構成されて
いる。
のであつて、適宜間隔を隔てた平行姿勢に並列配
置された複数の木製桟木1A…と、これら各桟木
1A…の下面で桟木長手方向に適宜間隔を隔てた
箇所夫々に桟木1Aに直交する姿勢で木ねじや釘
等を介して固定連結された複数の木製台部材1B
…及び、これら台部材1B…の上面間に亘つて敷
設され、かつ、台部材1B…に釘等を介して固定
連結された金属製の網状体1Cとから構成されて
いる。
前記桟木1A、台部材1Bの各寸法並びに間隔
は、各種作業条件によつて決定するのであるが、
一般には、桟木1Aの長さがスラブAの長さ、桟
木1Aの高さ、巾が夫々、45mm、45mm〜75mm、台
部材1Bの長さ、巾、厚さが夫々、0.5m〜1
m、50mm、25mm以上、桟木1A及び台部材1Bの
隣接間隔が夫々、0.9m〜1.5m、1m〜2m程度
が標準である。
は、各種作業条件によつて決定するのであるが、
一般には、桟木1Aの長さがスラブAの長さ、桟
木1Aの高さ、巾が夫々、45mm、45mm〜75mm、台
部材1Bの長さ、巾、厚さが夫々、0.5m〜1
m、50mm、25mm以上、桟木1A及び台部材1Bの
隣接間隔が夫々、0.9m〜1.5m、1m〜2m程度
が標準である。
前記発泡性樹脂断熱材2は、前記下地1の隣接
桟木1A,1A…間夫々に、桟木1Aよりも上方
に突出しない状態で、かつ、網状体1Cを埋込む
状態に充填発泡された発泡ウレタンであつて、こ
れは、その自己接着力で前記下地1とともにスラ
ブAに固着されている。
桟木1A,1A…間夫々に、桟木1Aよりも上方
に突出しない状態で、かつ、網状体1Cを埋込む
状態に充填発泡された発泡ウレタンであつて、こ
れは、その自己接着力で前記下地1とともにスラ
ブAに固着されている。
前記防水層は、塩化ビニールで表面処理された
カラー鋼板等の外装用金属板3によつて構成され
ており、これは、前記桟木1A…に、発泡ウレタ
ン2上面との間に断熱及び防音用材4の充填用空
間5を形成する状態で釘止めされている。
カラー鋼板等の外装用金属板3によつて構成され
ており、これは、前記桟木1A…に、発泡ウレタ
ン2上面との間に断熱及び防音用材4の充填用空
間5を形成する状態で釘止めされている。
前記断熱及び防音用材4としては、鉱物繊維ガ
ラス繊維等を挙げることができる。
ラス繊維等を挙げることができる。
尚、前記ウレタン2の端面は、斜めにカツトさ
れ、その傾斜面は、クロス入りタールウレタン等
による防水材6で被覆されている。
れ、その傾斜面は、クロス入りタールウレタン等
による防水材6で被覆されている。
次に施工手順を説明する。
第2図に示すように、スラブA上に下地1を
敷設する。
敷設する。
第3図に示すように、高圧噴射式発泡機7を
用いて、各隣接桟木1A,1A…間に液状ウレ
タン2をその上面が桟木1A上面よりも突出し
ないように発泡する。この場合、液状ウレタン
2が網状体1Cの網目を通つてスラブA上面に
充分に接着するように、噴射吐出量、液温度等
を適宜、調節し、又、桟木1Aの上面にウレタ
ン2が付着しないようにするため、桟木1Aの
上面をテープ等でマスキングしておくことが望
ましい。
用いて、各隣接桟木1A,1A…間に液状ウレ
タン2をその上面が桟木1A上面よりも突出し
ないように発泡する。この場合、液状ウレタン
2が網状体1Cの網目を通つてスラブA上面に
充分に接着するように、噴射吐出量、液温度等
を適宜、調節し、又、桟木1Aの上面にウレタ
ン2が付着しないようにするため、桟木1Aの
上面をテープ等でマスキングしておくことが望
ましい。
発泡ウレタン2上に断熱及び防音用材4を敷
く。
く。
第4図に示すように、金属板3を桟木1Aに
取付ける。この場合、隣接金属板3,3の重ね
目から水(主として雨水)が入らないようにす
るため、適当なシール材を併用することが望ま
しい。
取付ける。この場合、隣接金属板3,3の重ね
目から水(主として雨水)が入らないようにす
るため、適当なシール材を併用することが望ま
しい。
前記金属板3には、必要に応じて、第5図や第
6図に示すように水勾配をつける。第5図に示す
断熱屋根は、桟木1A…の高さを異ならして水勾
配をつけたものであり、第6図に示す断熱屋根
は、台部材1B…の厚さを変えて水勾配をつけた
ものである。
6図に示すように水勾配をつける。第5図に示す
断熱屋根は、桟木1A…の高さを異ならして水勾
配をつけたものであり、第6図に示す断熱屋根
は、台部材1B…の厚さを変えて水勾配をつけた
ものである。
前記下地1は、桟木1Aと台部材1Bとがとも
に金属製のものや、一方が木製で、他方が金属性
のものであつても良い。
に金属製のものや、一方が木製で、他方が金属性
のものであつても良い。
前記網状体1Cは、上下に分割された桟木1A
の間に挟み込む状態、あるいは、桟木1Aの上側
から、その桟木1Aの上面および両側面を覆う状
態で取付ても良い。
の間に挟み込む状態、あるいは、桟木1Aの上側
から、その桟木1Aの上面および両側面を覆う状
態で取付ても良い。
前記網状体1Cは、ガラス繊維網、金網の何れ
であつても良い。
であつても良い。
尚、前記断熱材及び防音用材4は、必要に応じ
て用いれば良いが、あつた方が望ましい。
て用いれば良いが、あつた方が望ましい。
次に、本考案による断熱屋根構造に関して、具
体的に、その重量、断熱層Bの乾燥までの時間、
ならびに、接着強度に関して実験した結果は下記
の通りであつた。
体的に、その重量、断熱層Bの乾燥までの時間、
ならびに、接着強度に関して実験した結果は下記
の通りであつた。
重量
高さ45mm、巾45mmで、長さ1mの桟木1A、
および、ガラス繊維網を含む状態で、吹付厚さ
30mmの発泡ウレタン2の1m2当たりの乾燥後の
重量は、約2.2Kg/m2の軽量なものであつた。
吹付厚さ75mmとした場合でも約5.5Kg/m2程度
であり、これに外装用として厚さ0.8mmの鉄製
金属板3を用いた場合でも、全体重量は約11.5
Kg/m2である。
および、ガラス繊維網を含む状態で、吹付厚さ
30mmの発泡ウレタン2の1m2当たりの乾燥後の
重量は、約2.2Kg/m2の軽量なものであつた。
吹付厚さ75mmとした場合でも約5.5Kg/m2程度
であり、これに外装用として厚さ0.8mmの鉄製
金属板3を用いた場合でも、全体重量は約11.5
Kg/m2である。
乾燥までの時間
発泡性樹脂断熱材2の吹付け後、約3分で最
終強度の約50%の強度が得られた。この時点で
はほとんど硬化しており、既にこの時点で発泡
性樹脂断熱材2上に乗つて次工程の作業を行う
ことが可能である。さらに継続的に計測してみ
ると、1時間では最終強度の80%、12時間では
同100%の強度が得られる状態となつた。
終強度の約50%の強度が得られた。この時点で
はほとんど硬化しており、既にこの時点で発泡
性樹脂断熱材2上に乗つて次工程の作業を行う
ことが可能である。さらに継続的に計測してみ
ると、1時間では最終強度の80%、12時間では
同100%の強度が得られる状態となつた。
接着強度
発泡ウレタン2の自己接着力でスラブAに固
定された下地1における桟木1Aの引張強さ
は、例えば、30mm厚さの発泡ウレタン2/m2の
中に桟木1A/m、ガラス繊維網0.6m2を存在
させた場合で、屋根スラブAの表面状態による
が概ね2000〜2600Kg/m2である。
定された下地1における桟木1Aの引張強さ
は、例えば、30mm厚さの発泡ウレタン2/m2の
中に桟木1A/m、ガラス繊維網0.6m2を存在
させた場合で、屋根スラブAの表面状態による
が概ね2000〜2600Kg/m2である。
図面は本考案に係る建物の断熱屋根構造の実施
例を示し、第1図は要部の一部切欠き斜視図、第
2図乃至第4図は施工手順を示す断面図、第5
図、第6図は、水勾配をつけた断熱屋根を示す断
面図である。 1A……桟木、1……断熱用下地、2……発泡
性樹脂断熱材、A……建物構造体、3……外装用
金属板、1B……台部材、1C……網状体、4…
…断熱材及び吸音材。
例を示し、第1図は要部の一部切欠き斜視図、第
2図乃至第4図は施工手順を示す断面図、第5
図、第6図は、水勾配をつけた断熱屋根を示す断
面図である。 1A……桟木、1……断熱用下地、2……発泡
性樹脂断熱材、A……建物構造体、3……外装用
金属板、1B……台部材、1C……網状体、4…
…断熱材及び吸音材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 屋根スラブAの上側に断熱層Bを設け、その
上側を防水層で覆つてある建物の断熱屋根構造
において、前記断熱層Bを、断熱用下地1とそ
の断熱用下地1間に充填される発泡性樹脂断熱
材2とから構成し、前記断熱用下地1を、前記
屋根スラブAの面方向に適当間隔を隔てて並置
された桟木1A…と、各桟木1A…どうしの間
に架設された網状体1Cと、それらの桟木1A
…ならびに網状体1Cと屋根スラブAの上面と
の間に間隔を形成するための台部材1B…とか
ら構成するとともに、前記発泡性樹脂断熱材2
を、前記桟木1Aの上面よりも上方に突出しな
い状態で充填発泡させて、その発泡性樹脂断熱
材2の自己接着力により該発泡性樹脂断熱材2
および前記断熱用下地1を屋根スラブAに固着
してあり、さらに、前記防水層を外装用金属板
3で構成して前記桟木1Aに固定してあること
を特徴とする建物の断熱屋根構造。 前記発泡性断熱材2が発泡ウレタンである実
用新案登録請求の範囲第項に記載の建物の断
熱屋根構造。 前記金属板3…が、断熱材2上面との間に断
熱及び防音材4の充填用空間5を形成する状態
に桟木1A…に取付けられたものである実用新
案登録請求の範囲第項または第項のいずれ
かに記載の建物の断熱屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17444681U JPS5878319U (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 建物の断熱屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17444681U JPS5878319U (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 建物の断熱屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5878319U JPS5878319U (ja) | 1983-05-27 |
JPS6224659Y2 true JPS6224659Y2 (ja) | 1987-06-24 |
Family
ID=29966448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17444681U Granted JPS5878319U (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 建物の断熱屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5878319U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270537A (en) * | 1975-12-09 | 1977-06-11 | Motodate Seizaishiyo Kk | Method of laying metal roofing panel |
-
1981
- 1981-11-24 JP JP17444681U patent/JPS5878319U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270537A (en) * | 1975-12-09 | 1977-06-11 | Motodate Seizaishiyo Kk | Method of laying metal roofing panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5878319U (ja) | 1983-05-27 |
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