JPS62246560A - 新規なビペラジン誘導体および該化合物を有効成分とする抗潰瘍薬 - Google Patents

新規なビペラジン誘導体および該化合物を有効成分とする抗潰瘍薬

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JPS62246560A
JPS62246560A JP61090246A JP9024686A JPS62246560A JP S62246560 A JPS62246560 A JP S62246560A JP 61090246 A JP61090246 A JP 61090246A JP 9024686 A JP9024686 A JP 9024686A JP S62246560 A JPS62246560 A JP S62246560A
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JP
Japan
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compound
piperazine
trimethoxybenzyl
formula
acid addition
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Pending
Application number
JP61090246A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Otaka
博 大高
Kenji Yoshida
健二 吉田
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Koichi Shimohara
下原 浩一
Shigeru Tajima
田島 滋
Keizo Ito
敬三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

〔産業上の利用分野〕
本発明は新規なピペラジン誘導体および該化合物を有効
成分とする抗潰瘍率に関する。 更にダ詳しくは、一般式(r) (式中、R’、R”のうちいずれか一方はメトキシ基で
4す、他の一方は水素原子である。 nは1または2である。) で示される新規なピペラジン誘導体またはその薬理学的
に許容される酸付加塩、および該化合物を有効成分とす
る抗潰瘍率に関する。 〔従来の技術〕 消化性潰瘍はその発生部位により、十二指腸潰瘍と胃潰
瘍に犬別される。これら潰瘍は、胃酸あるいはペプシン
等に代表される攻撃因子とこれら攻撃因子に対する消化
器粘膜の抵抗力(すなわち防禦因子)との不均衡により
生ずるとされているが、胃潰瘍の場合は、主に防禦因子
の減弱化にその原因があると考えられているので、特に
この治療および予防には、防禦因子増強作用の強い抗潰
瘍率がψまれでいる。 従来、防禦因子増強作用を持つ抗潰瘍率として、多数の
薬剤が用いられているが、塩酸セトラキサートは、この
内の代表的薬剤であり、広く臨床に用いられている。 ・HCL 塩酸セトラキサート 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の抗潰瘍率の防禦因子増強作用は充
分とは言い難いので、より強い防禦因子増強作用を持つ
優れた抗潰瘍率を提供するのが本発明の目的である。 〔間w4改を解決するための手段〕 木発明者らは、ピペラジン誘導体を合成し。 種々検討
【、た結果、下記一般式(I’)、2 (式中、R’、Raのうちいずれか一方はメトキシ基で
あり、他の一方は水素原子である。 nは1または2である。) で示される新規なピペラジン誘導体またはその薬理学的
に許容される酸付加塩が、本発明の目的に適うものであ
ることを見いだし本発明を完成した。 本発明の化合物(I)として、以下の化合物を挙げるこ
とが出来る。 ・1−(ピロリジノカルボニルメチル) −4−(2,
3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン ・1−(ピロリジノカルボニルメチル) −4−(3,
4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン −1−(2−(ピロリジノカルボニル)エチル〕−4−
(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン争1
− (2−(ピロリジノカルボニル)エチル) −4−
(3,4,5−)リメトキシベンジル)ピペラジンまた
本発明は、化合物(I)の薬理学的に許容される酸付加
塩をも包金する。これら酸付加塩としては1例えば塩酸
、臭化水素酸、硫酸などの無機醜の付加塩、あるいはマ
レイン酸、フマール酸。 コハク酸、クエン酸などの有機酸の付加塩を挙げること
ができる。 本発明の化合物(I)は種々の方法により製造し得るが
、好ましくは以下の3つの方法(A法、まず、A法につ
いて説明する。 A法: (式中 Ht、Haおよびnは前記に同じ、)即ち1本
発明の化合物(1)は、公知化合物(n)またはその酸
付加塩と、これに対し1〜1.5当量の公知化合物(m
)とを塩基の存在下に溶媒中で反応させることにより製
造出来る。 溶媒としでは、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
、クロロホルム、トリクロロエタン等の塩素化脂肪Jl
[化水素、エタノール、イソプロパツール等のアルコー
ル、アセトニトリル、メチルエチルケトン、1.4−ジ
オキサン、に、トリメチルホルムアミV、ジメチルスル
ホキシドあるいは水等が使用される。また、塩基として
は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基、トリ
エチルアミン、N、N−ジメチルアニリン等の有機塩基
等が使用される。これら塩基の使用量は、化合物(II
)に対して好ましくは1〜1.5当量であり、化合物(
II)I酸付加塩として用いる場合は、これに対し3〜
5当量である0反応温度は、室温〜溶媒の沸点の範囲で
あり、反応時間は通常2〜30時次にB法について説明
する。 B法: (式中、R’ 、R”およびnは前記に同じ、)即ち、
本発明の化合物(I)は、いずれも公知・の化合物(m
V)と化合物(V)とを還元剤、たと−えばギ酸の存在
下に、無溶媒であるいは溶媒中で反応させることにより
製造することが出来る。 化合物(IV)の使用量は、化合物(V)に対して1〜
1.5当量が好ましく、還元剤たとえばギ酸の使用量は
化合物(V)に対して1〜2当優が奸ましい、溶媒とし
ては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、1.4
−ジオキサン等のエーテル、N、N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等が使用される。反応温度
は100〜150℃、好ましくは100−130℃であ
り、反応時間は通常30分〜2時間である。 最後にC法について説明する。 C法: (Vl) (+) (式中 RI 、 R2およびnは前記に同じ、)即ち
、本発明の化合物(I)は、公知の化合物(VI)と、
これに対し好ましくは0.9〜1.2当品の公知化合物
(V)とを、溶媒中で塩基の存在下に反応させることに
より製造出来る。 溶媒としてはベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、
n−へギサン等の脂肪族炭化水素、クロロホルム、トリ
クロロエタン等の塩素化脂肪族炭化水素、メチルエチル
ケトン等のケトン、1.4−ジオキサン等のエーテル、
N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等が使用される。 塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機
塩基、トリエチルアミン、N、N−ジメチルアこりン等
の有1m、塩基等が使用される。これら塩基の使用酸は
、好ましくは化合物(VI)に対し1〜2当量である0
反応温度は室温〜溶媒の沸点の範囲、好ましくは50〜
90℃であり、反応時間は、通常、1〜5時間である。 以上の各製造方法で生成する本発明の化合物(I)は、
好ましくは前記した如き酸付加塩の形で、常法により反
応溶液中より単離・精製され、さらに必要に応じて常法
によりTtJI&#4基あるいは他の種々の酸付加塩に
転換せしめることができる。 本発明の化合物(I)およびその薬理学的に許容される
酸付加塩は、vk述する如く抗潰瘍作用が強く、シかも
毒性が低く、抗潰瘍薬として有用である。 本発明の化合物は抗潰瘍薬として、好ましくは経口投与
によって人に投与される。経口投与のための剤型として
は、本発明の化合物、特のその酸付加塩を通常の医薬添
加物、例えば乳糖1合成ケイ酸アルミニウム、ブドウ糖
、マンニトール等の賦形剤、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム等の崩壊剤、ステアリン酸マ
グネシウム、タルク等の滑沢剤、あるいはコーンスター
チ、ポリビニルピロリドン等の結合剤と共に、常法に従
って錠剤、顆粒剤、散剤とするか、もしくはそれら!a
顆粒剤散剤を適宜カプセルに充填してカプセル剤として
用いることができる。 投与ゆは、経口投与の場合、成人1日当り通常0.2〜
20mg/kgの範囲であり、これを1度にまたは2〜
3回に分けて投与するのが好ましい。 〔発明の効果〕 本発明化合物は強い防禦因子増強作用を有する。この作
用は、例えば、エタノールによって引、き起される潰瘍
に対する防禦作用(抗エタノール潰瘍作用)により判定
出来るとされている[原信行ら、応用薬理、29.55
7 (1985’)参照1゜本発明化合物はいずれも強
い防禦因子増強作用を示した(後記試験例1参照)。 一方、抗潰瘍薬の薬効評価試験に繁用されているインド
メタシン潰瘍およびストレスffi! (水浸拘束潰瘍
)に対しても本発明化合物は強い抗潰瘍作用を示す(後
記試験例2〜3参擲)。 そして1本発明化合物の毒性は低い(e記試験例4参照
)。 以Hの事実より、本発明の化合物が防禦因子増強作用を
持つ安全性の高い優れた抗潰瘍薬になり得ると言える。 以下本発明の効果を試験例を挙げて説明する。 (試験例1)抗エタノール潰瘍作用 人乳上丘) (1)本発明化合物l・・・弓−(ピロリジノカルボニ
ルメチル)−4−(2,3,4−)リメトキシベンジル
)ピペラジン・2マレイン#1i1 (実施例1の(1
)の化合物) (2)本発明化合物2・・・・1−(ピロリジノカルボ
ニルメチル)−4−(3,4,5−)リメトキシベンジ
ル)ピペラジン・2フマール酸塩(実施例2の(1)の
化合物) (3)本発明化合物3・・・・1−(2−(ピロリジノ
カルボニル)エチルコート(2,3,4−トリメトキシ
ベンジル)ピペラジン−2フマール酸塩(実施例3の化
合物) (4)本発明化合物4・・・・1− [2−(ピロリジ
ノカルボニル)エチル] −4−(3,4,5−)リメ
トキシベンジル)ピペラジン−2マレイン酸塩(実施例
4の化合物) (5)対照化合物・・・・塩酸セトラキサート試験方法 体f(180〜220gのSprague−Dawle
y (S D )系雄性ラット(8週令、1群16匹)
を24時時間音させた後、これらに蒸留水に溶解あるい
は1%アラビアゴム水溶液に懸濁した試験化合物を経口
投与した。30分後に、Robertらの方法(Gas
troenterology、 77 、433 (1
979)参り〕に従ってエタノール(99,5%)l−
を経口投与した。エタノール投与1時間後にラットをエ
ーテル致死させ、胃を摘出した。摘出前に1%ホルマリ
ン12−を注入した後、これを1%ホルマリンに15分
間浸漬した0次に、胃を大弯に沿って切開し、解剖a5
e鏡にて管体部粘膜に発生した各潰瘍の快径(m■)を
測定し、各ラット毎に長径の和を求め、これを各ラット
の潰瘍係数とした。一方、試験化合物無投与群ラー、ト
の潰瘍係数も同様にして求め、その平均値(平均WI瘍
係数)を求めた0次に、試験化合物無投与群の平均潰瘍
係数に対する試験化合物投与ラット個々の潰瘍係数の比
を算出し、この値と投与φより作成した用場−反応曲線
から、50%有効量(ED50値)を求めた。 区1慧j 後記第1表に示す。 (試験例2)抗水浸拘束潰瘍作用 区にコL色物 試験例1の場合に同じ。 人艷工丑 体重180〜230gのSD系雄性ラット(8週令、1
群16匹)を24時時間音させた後、これら辷、蔦留水
に溶解あるいは1%アラビアゴム水溶液に懸濁した試験
化合物を経口投与した。15分後に、Taka大tらの
方法[Japanese Journal ofPha
rsacaloIE?’、 18 、9 (1968)
参照】に準じて、ラットをストレス ケージ・(str
ess cage)に入れ、23℃の水槽中に胸骨剣状
突起の深さまで浸漬した。17時間後にラッドなエーテ
ル致死させ、胃を摘出した。その後、試験例1の場合と
同様にして摘出前をホルマリン処理し、潰瘍係数を算出
し、ED50値を求めた。 人艷亙j 後記第1表に示す。 (試験例3)抗インドメタシン潰瘍作用入乳上立1 試験例1の場合に同じ。 区1し1誌 0kabe らの方法([)igegtive Dis
eases andScience、  28,103
4 (1983)参照、〕に準じて行なった。 即ち1体重180〜230gのSD系雄性ラット(8週
令、1群16匹)?24時間絶食させた後、これらに蒸
留水に溶解あるいは1%アラビアゴム水溶液に懸濁した
試験化合物を経口投与し。 次いで15分後に3%炭炭酸水ナナトリウム水溶液溶解
したインドメタシン(30mg/ kg)を皮下投与し
た。5時間後にう9トをエーテル致死させ、胃を摘出し
た。その後、試験例1の場合と同様にして摘出前をホル
マリン処理し、潰瘍係数を算出してED50値を求めた
。 区!呈】 後記第1表に示す。 (試験例4)急性毒性試験 越1コL庄1− 試験例1の場合に同じ。 区】L工法 一夜絶食させた18〜22gのddY系雄性ブウス(4
週令、1群5匹)に、基留水に溶解あるいは1%アラビ
アゴム水溶液に懸濁した試験化合物を経口投与した。そ
の後7日間、マウスの死亡の有無を観察し、死亡数から
誓eil法によりL D 50値を算出した。 試験語用 以トの事実は、本発明の化合物が有効でかつ安全性の高
い抗清瘍薬になり得ることを示すものである。 以下実施例を挙げて大発明をさらに具体的に説明する。 〔実施例〕 実施例1 (1)1− (ピロリジノカルボニルメチル) −4−
(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン・2
マレイン酸塩 1−r2.3,4−  トリメトキシベンジル】ピペラ
ジン拳21!酸填(特開昭48−32889号に記載の
方法に従い製造した)6.8g、1−(2−クロロアセ
チル)ビロリジy [Farmaco、 Ed、 Sc
i、 、上」、828(1963)に記載の方法に徒い
製造した]3、Og、炭酸カリウムl1gおよびアセト
ニトリル1oOsQの混合物を室温で3時間攪拌した。 反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮して、粗製の油状
物として1−(ピロリジノカルボニルメチル)−4−(
2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン7.5
gを得た。この油状物7.5gをエタノール40−に溶
かし、これにマレイン酸5.0gのエタノール溶液40
−を加え、析出した結晶をろ取した。この結晶をエタノ
ールから再結晶して1色結晶として1−(ピロリジノ力
ルポニルメチノ)−4−(2,3,4−トリメトキシベ
ンジル)ピペラジノ・2マレイン酸塩12.0gを得た
。 融点:150〜154℃ NMR(DMSO−dm  )  δ :1.8〜2.
0(層、4M)、2.8 〜3.5(m、16H)、3
.78(s、3M)、3.82(s、3H)、3.85
(s、3H)。 8.18(s、4)1)、8.85(d、J−13Hz
、1M)、7.11(d、J−9Hz。 IH)。 元素分析値(C20H31N304・2C,H。 04として): 計算f−(%)  C,55,1?、)1,8.45:
N、8.8111実測値(%)C,55,09:H,8
,88:N、8.78(2) l−(ピロリシフカルボ
ニルメチル) −4−(2,3,4−トリメトキシベン
ジル)ピペラジン を記の方法で得られた1−(ピロリジノカルボニルメチ
ル)−4−(2,3,4−)リメトキシベンジル)ピペ
ラジン・2マレイン酸塩1.Ogを2N力性ソーダ水溶
液10−に加え、生成した油状物をクロロホルム150
aQで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して油状の1−(ピロ
リジノ力ルボニルメ≠ル)−4−(2,3,4−)リメ
トキシベンジル)ピペラジン0,6gを得た。 NMR(CDGlv ”) δ:1.7〜2.1(■、
4H]、2.8〜2.8(■。 8H)、3.15(s、2H)、3.47(t、J−7
Hz、4H)、3J8(s、2H)3.88(s、8H
) 、3.89(+、3H)、8.85(d、J−9H
z、 IH) 。 7.10(d1m9Hz、IM)。 実施例2 (A・に   : (1)1− (ピロリジノカルボニルメチル) −4−
(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン−2
フマール酸塩 !−(3,4,5−)リメトキシベンジル)ピペラジン
・2塩酸塩(ベルギー国特許560.330号に記載さ
れた方法に従い製造した)  33 、9g、  1−
(2−りaロアセチル)ピロリジン[Farsaco、
 Ed。 Sci、、18.828 (1963)に記載された方
法に従い製造した1  14.8g、t&酸カリウム5
5.3gおよび水200dの混合物を60℃で5時間加
、%攪拌した0反応混合物にジクロロメタン400−を
加えて抽出した。ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシ
ウムで転帰後、減圧濃縮してIH製の1−(ピロリジノ
カルボニルメチル)−4−(3,4゜5−トリメトキシ
ベンジル)ピペラジン32 、4gを油状物として得た
。この油状物をメタノール100@Qに溶かし、これに
フマール酸23.2g  ′のメタノール溶液150−
を加え、析出した結晶をろ取した。この結晶をメタノー
ルから再結晶して無色結晶として1−(ピロリジノカル
ボニルメチル)−4−(3,4,5−)リメトキシベン
ジル)ピペラジン拳2フマールS塩29.8gを得た。 融へ=204〜207℃ NMR(DNSO−da  )  δ :1.BN2.
0(嘗、4H)、2.4 〜2.111(s、8H)、
3.2〜3.5(j8H)、3.64(g、3H)、3
.75(s 、8H)。 8.58(s、4H)4.83(a、2H1゜元素分析
値(CHN  O・2C,H。 04として): 計算値(%)  C,55,1?:)1,6.45:N
、8.88実測値(%)  C,55,11:H,11
,47:N、8.91フマール酸のかわりに塩酸あるい
は、マレイン酸を用いてh記の場合と同様に処理して対
応する以下の酸付加塩を得た。その物性値を以下に示す
。 (2)1− (ピロリジノカルボニルメチル) −4−
(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン・2
塩酸塩 性状:無色結晶 融点:231〜236℃(分解) NMR(DMSO−ds )  8 :1.8〜2.1
(m、4H)、3.2〜4.Q(lI、 12H)、3
.70(s、3H1,3,84(g、8H)、4.47
(br、41)。 7.18(s、2H1゜ 元素分析値(C2oH31N30.−2HCり−H20
として): 計算値(%’)  C,51,28:H,?、53:N
、8.9?実測偵(%)  C15G、H:H,7,6
8:N、8.98(3)l−(ピロリジノカルボニルメ
チル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピ
ペラジン・2マレイン酸塩 性状:無色結晶 融点:187〜191℃ NMR(DNSO−ds )  8 :1.11〜2.
0(s、4H)、 2.7〜3.5(m、18H)、 
3.88(s、3M)、3.81(s、BH)4.18
(s、4M)。 e、74(s、2M)− 元素分析4a (C20H31N3 C4’ 2c4 
H404として): 計算値(%)  C,55,17:H,8,45:N、
6.89実測値(%)  C,55,14:H,6,2
9:N、7.00(4)1−(ピロリシフカルボニルメ
チル) −4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)
ピペラジン 前記の方法で得られた1−(ピロリジノカルボニルメチ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ヒペ
ラジンφ2マレイン酸塩12.2gをIN力性ソーダ水
溶液120−に加え、生成した油状物をクロロホルム3
00.Qで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。8渣を酢酸
エチルとn−ヘキサンから結晶化して無色結晶として1
−(ピロリシフカルボニルメチル)−4−(3,4,5
−)リメトキシベンジル)ピペラジン6.4gを得た。 融点=76〜81℃ NMR(CDO)i )δ:1.7〜2.1(+s、4
H)、2.5〜2.9(m、8H)、3.18(s、2
H)、3.47(t、J=7Hz、4H)、3.82(
s。 2H) 、3.84(s 、3M) 、3.87(s、
8H) 、8.138(s、2H)。 元素分析値(C2゜H3□N30.として):計算値(
%)  C,63,84:H,8,28:N、11.1
3実謂値(%)  C,63,49:H,8,54;N
、+1.Of3実施例3 !−(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン
・2塩酸塩(特開昭48−32889号に記載された方
法に従い製造した)6.8g、1−(3−クロロプロピ
オニル)ピロリジン(米国特許3,998.808号に
記載された方法に従い製造した)3.2g、i酸カリウ
ム11.1gとアセトニトリル80dの混合物を70℃
で15時間加熱撹拌した1反応混合物をろ過し、ろ液を
減圧濃縮して粗製の1− C2−(ピロリジノカルボニ
ル)エチル〕−4−(2,3,4−トリメトキシベンジ
ル)ピペラジン7.3gを油状物として得た・ この油状物をエタノール40tQに溶かし、これにフマ
ール酸4.6gのエタノール溶液40dを加え、析出し
た結晶をろ取した。この結晶をエタノールより再結晶し
て無色結晶として1− (2−(ピロリジノカルボニル
)エチル)−4−(2,3,4−トリメトキシベンジル
)ピペラジン・2フマール酸塩4.0gを得た。 融点=157〜161”O NMR(DMSO−d、)  δ :1.6〜2.0(
腸、4H)、2.4 〜3.8(m、18H)、3.7
5(s、3H)、3.80(S、8M)、8.59(S
、4H)、8.78(d、Js8Hz、IH)、8.9
9(d、J−8Hz、IH)。 元素分析値(C2□H33N304・2C,)I、O。 として): 計算値(%)  C,55,85:H,8,83:N、
6.74実測値(%)C,55,84:H,8,73:
N、8.78実施例4 l−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン
−2堪酸塩(ベルギー国特許560.330号に記載さ
れた方法に従い製造した) 6 、8 g 、 1−(
3−クロロプロピオニル)ピロリジン(米国4キ許3.
998,808号に記載された方法に従い製造した)3
.2g、炭酸カリウム11.1gおよびアセトニトリル
801dlの混合物を70℃で26時間加熱欅拌した0
反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮して、粗製の1−
 (2−(ピロリジノカルボニル)エチル)−4−(3
,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン7.5g
を油状物として得た。 この油状物をエタノール40#Uに溶かし、これにマレ
イン#4.6gのエタノール溶液40dlを加え、析出
した結晶をろ取した。この結晶をメタノールより再結晶
し、無色結晶として1− (2−(ピロリシフカルボニ
ル)エチル)−4−(3,4,5−1リメトキシベンジ
ル)ピペラジン−2マレイン酸塩5.2gを得た。 融点=175〜180’C! NMR(DNSO−d* ) a :1.7〜2.Or
+s、4H)、2.8〜3.8(m、 18)1) 、
3.87(s、3H)、3.80(sJH)、8.18
(s 、4H) 。 8.87(s、2H)。 元素分析値(C2、H33N30.・2C4H。 04として): 計算値(%’)  C,55,85:H,8,83:N
、8.74実測値(%)  C,55,82:H,8,
72:N、8.85実施例5 3.4.54リメトキシベンズアルデヒド5gと1−(
ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジン(特開昭58
−216170号に記載された方法に従い製造した)5
.0gとの混合物に、120℃で加熱攪拌しなからギ酸
2sGを加え、その後同温度で45分間撹拌した0反応
混合物をエタノール401Qに溶解し、これにエタノー
ル40dに゛溶かしたマレイン酸6.0gを加え、析出
した結晶をろ取した。この結晶をメタノールより再結晶
して標記化合物8.0gを得た。ここで得られた化合物
は、実施例2の(3)で得られた化合物と同じ物性値を
示した。 実施例6 2.3.4−トリメトキシベンジルクロライド[Mon
atsh、、 95 、942 (1964)に記載さ
れた方法に貨い製造した]1.Og、1−(ピロリジノ
カルボニルメチル)ピペラジン(特開昭58−2161
70号に記載された方法に従い製造した)1.0g、ト
リエチルアミンldおよびベンゼン20−9の混合物を
1時間加熱還流させた0反応混合物を水洗し、無水硫酸
マグネシラみで乾燥したのち、溶媒を減圧留去した。得
られた油状物をエタノール20aQに清かし、これにエ
タノールlO−に溶かしたマレイン酸1.0gを加え、
析出した粗結晶をろ取した。この粗結晶をエタノールか
ら再結晶して標記化合物1.6gを得た。ここで得られ
た化合物は、実施例1の(1)で得られた化合物と同じ
物性値を示した。 実施例7 3、4 、5−トリメトキシベンジルクロライド[J。 Chew、υ、A、R,,11,401(1968)に
記載された方法に従い製造した]  1.Og、1−(
ピロリシフカルボニルメチル)ピペラジン(特開昭58
−216170号に記載された方法に従い製造した)1
.0g、トリエチルアミンlaQおよびベンゼン20a
Qの混合物を2時間加熱還流させた。 反応混合物を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
のち、溶媒を減圧留去した。得られた油状物をエタノー
ル20aQに溶かし、これにエタノールlO,Qに溶か
したマレイン酸1.0gを加え、析出した粗結晶をろ取
した。この粗結晶をメタノールから再結晶して標記化合
物1.3gを得た。ここで得られた化合物は、実施例2
の(3)で得られた化合物と同じ物性値を示した。 実施例8 錠剤の!111P1 1錠中に有効成分として!−(ピロリシフカルボニルメ
チル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピ
ペラジン・2フマール酸塩
【実施例2の(1)の化合物
I  too■g+台む圧縮0剤を以下の通り調髪した
。 【処方] 良−一】!LL!を 実施例2の(1)の化合物    500乳糖    
         100トウモロコシデンプン   
  300結晶セルロース         80ヒド
ロキシプロピル セルロース     10 ステアリン酸マグネシウム    10[操作] ヒ記の各成分を均一に混合し、常法に従って1錠200
1gとなるように打鎧した。 実施例9 散剤の製造 1包中に有効成分として1−(ピロリジノカルボニルメ
チル)−4−(3,4,5−)リメトキシベンジル)ピ
ペラジン・2フマール酸塩[実施例2の(1)の化合物
1100mgを含む散剤を以下の通り調製した。 [処方] を−−3L呈上 実施例2の(1)の化合物    100乳糖    
         470トウモロコシデンプン   
  400ヒドロキシプロピル セルロース     30 [操作] 上記の各成分を均一に混合し、これをIgずつ分包した
。 実施例10 カプセル剤の製造 1カプセル中に有効成分として!−(ビロリジノカルポ
ニルノチル)−4−(3,4,5−)リメトキシベンジ
ル′)ピペラジン・2フマール酸塩〔実施例2の(1)
の化合物1100mgを含むカプセル剤を以下の通り調
製した。 [処方] 成    分           玉」L比実施例2
の(1)の化合物    100乳糖        
     100トウモロコシデンプン      5
0結晶セルロース         47ステアリン酸
マグネシウム     3[操作] を記の各成分を均一に混合し、この混合物の300@g
ずつを2号硬カプセルに充填した。 実施例11〜13 錠剤の製造 実施例2の(1)の化合物のかわりにそれぞれ、実隼例
1の(1)の化合物、実施例3の化合物あるいは実施例
4の化合物を用いるほかは実施例8と同様にして、夫々
対応する錠剤を調製した。 実施例14〜16 散剤の製造 実施例2の(1)の化合物のかわりにそれぞれ、実施例
1の(1)の化合物、実施例3の化合物あるいは実施例
4の化合物を用いるほかは実施例9と同様にして、夫々
対応する散剤を調製した。 実施例17〜19 カプセル剤の製造 We例2の(1)の化合物のかわりにそれぞれ、実施例
1の(1)の化合物、実施例3の化合物あるいは実施例
4の化合物を用いるほかは実施例1゜と同様にして、夫
々対応するカプセル剤をmlした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、R^1、R^2のうちいずれか一方はメトキシ
    基であり、他の一方は水素原子である。nは1または2
    である。) で示されるピペラジン誘導体またはその薬理学的に許容
    される酸付加塩。 (2)1−(ピロリジノカルボニルメチル)−4−(2
    ,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジンまたはそ
    の薬理学的に許容される酸付加塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 (3)1−(ピロリジノカルボニルメチル)−4−(3
    ,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジンまたはそ
    の薬理学的に許容される酸付加塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 (4)1−〔2−(ピロリジノカルボニル)エチル〕−
    4−(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン
    またはその薬理学的に許容される酸付加塩である特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 (5)1−〔2−(ピロリジノカルボニル)エチル〕−
    4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン
    またはその薬理学的に許容される酸付加塩である特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 (6)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、R^1、R^2のうちいずれか一方はメトキシ
    基であり、他の一方は水素原子である。 nは1または2である。) で示されるピペラジン誘導体またはその薬理学的に許容
    される酸付加塩を有効成分とする抗潰瘍薬。 (7)有効成分が1−(ピロリジノカルボニルメチル)
    −4−(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジ
    ンまたはその薬理学的に許容される酸付加塩である特許
    請求の範囲第6項記載の抗潰瘍薬。 (8)有効成分が1−(ピロリジノカルボニルメチル)
    −4−(3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジ
    ンまたはその薬理学的に許容される酸付加塩である特許
    請求の範囲第6項記載の抗潰瘍薬。 (3)有効成分が1−〔2−(ピロリジノカルボニル)
    エチル〕−4−(2,3,4−トリメトキシベンジル)
    ピペラジンまたはその薬理学的に許容される酸付加塩で
    ある特許請求の範囲第6項記載の抗潰瘍薬。 (10)有効成分が1−〔2−(ピロリジノカルボニル
    )エチル〕−4−(3,4,5−トリメトキシベンジル
    )ピペラジンまたはその薬理学的に許容される酸付加塩
    である特許請求の範囲第6項記載の抗潰瘍薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993004684A1 (en) * 1991-09-11 1993-03-18 Mcneilab, Inc. Novel 4-arylpiperazines and 4-arylpiperidines

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1993004684A1 (en) * 1991-09-11 1993-03-18 Mcneilab, Inc. Novel 4-arylpiperazines and 4-arylpiperidines

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