JPS6224639Y2 - - Google Patents

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JPS6224639Y2
JPS6224639Y2 JP17043682U JP17043682U JPS6224639Y2 JP S6224639 Y2 JPS6224639 Y2 JP S6224639Y2 JP 17043682 U JP17043682 U JP 17043682U JP 17043682 U JP17043682 U JP 17043682U JP S6224639 Y2 JPS6224639 Y2 JP S6224639Y2
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sensor
section
container
holding
torsion spring
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JP17043682U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は航空機等から投下して海洋情報を得る
海洋センサに用いられるセンサ離脱機構に関す
る。
従来の海洋センサの動作順序を第1図a〜dに
より説明する。まず、航空機等から投下された海
洋センサは、第1図aに示すようにパラシユート
等により減速されて落下し、海面に着水する。こ
の着水時の衝撃により、第1図bに示すようにコ
ンテナ部1から解除板2が外れ、コンテナ部1内
に収容されていたセンサ部3が海中に離脱して降
下するが、このときコンテナ部1は空中での落下
速度に応じて一度海面下に潜り、浮力によつて第
1図cに示すように海面に浮上する。ここでコン
テナ部1は浮上した直後の横転等の傾いた不安定
な状態で電波を発信し、更に第1図dに示すよう
に姿勢が垂直で安定した状態になり、引続き海洋
情報を電波により航空等に送る。
しかしながら、このような従来の海洋センサで
は、コンテナ部の海面への浮上中及び浮上直後の
姿勢が不安定なときにもセンサ部は降下している
ため、航空機等が電波を受信したときには、セン
サ部はすでにある深度に達してしまい、そのため
海面付近の海洋情報が得られないという欠点があ
つた。
本考案はこのような欠点を確決するためになさ
れたもので、海面から深度に応じた海洋情報が逐
次得られるように、海洋センサ着水後一定時間セ
ンサ部をコンテナ部内にとどめておくことができ
るセンサ離脱機構を得ることを目的とし、そのた
めネジリバネ等の保持手段によりセンサ部をコン
テナ部内に保持すると共に、この保持手段に電食
線を装着して、着水後電食線が溶解するとセンサ
部が離脱すると同時にロータリスイツチが作動し
て電波を発信するようにしたことを特徴とする。
以下本考案の一実施例を第2図〜第11図によ
り説明すると、図において4は円筒形のコンテナ
部、5は該コンテナ部4内に水密を保つように設
けられた仕切板、6は該仕切板5の下面中央部か
ら垂下された保持板、7は該保持板6上に垂直方
向に設けられた長穴、8は該長穴7に滑動自在に
嵌装された軸、9は該軸8の一端に取付けられた
Eリング等の抜止部材、10は前記軸8に装着保
持されたネジリバネで、このネジリバネ10の両
端部は各々保持部10a,10bとしてコの字形
に曲折されており、その先端は相対向すると共に
常時開く方向に付勢されている。
11は前記コンテナ部4の下部に収容されたセ
ンサ部、12は該センサ部11内に巻かられた状
態で収容された吊下用及び信号伝送用のケーブ
ル、13は前記センサ部11の内側上部に固定さ
れた固定板で、この固定板13の中央部には円筒
形のガイド部14が形成されており、このガイド
部14には前記ネジリバネ10の保持部10a,
10bの各々の先端が嵌まる係止穴15a,15
bがあけられている。16は前記センサ部11の
上端部に形成された切欠部である。
17は前記センサ部11の直上に位置するよう
にコンテナ部4内に設けられたロツク板で、この
ロツク板17の中央部にはガイド部14の口径に
ネジリバネ10の線径の2倍を加えた直径のロツ
ク穴18が設けられており、下面端部には前記切
欠部16に嵌合する突起19が設けられている。
ここで前記ネジリバネ10とセンサ部11とロ
ツク板17との関係について説明すると、第3図
及び第4図に示すようにネジリバネ10の保持部
10a,10bを閉じて各々の先端部をセンサ部
11に設けられた固定板13の係止穴15a,1
5bに嵌合させ、更にこの保持部10a,10b
の上部をロツク板17のロツク穴18に嵌める
と、保持部10a,10bは開くことができず、
閉じた状態にロツクされる。一方、ロツク板17
の突起19はセンサ部11の切欠部16に嵌合さ
れ、これによりセンサ部11の回転が防止され
る。こうしてセンサ部11はネジリバネ10の保
持部10a,10bの先端に係止保持されるが、
この状態は解除板20によつて保持される。この
解除板20は着水時の衝撃によつてコンテナ部4
から外れるように図示しない公知のクランプ手段
によりコンテナ部4の下端に留められているもの
で、上面に板バネ21を有しており、この板バネ
21によつてセンサ部11が下方から押圧力を受
け、センサ部11の上端はロツク板17の下面に
当接する。これによりネジリバネ10は保持部1
0a,10bの上部がロツク穴18に嵌合した状
態を保つことができ、このときネジリバネ10を
装着保持した軸8は長穴7の上端に押上げられて
いる。
尚、センサ部11内に収容されたケーブル12
の一端は固定板13のガイド部14から引出さ
れ、ロツク板17のロツク穴18を通つて仕切板
5の上部に引込まれ、図示しない発信装置等に接
続されている。
22はアルミニウム、亜鉛等を素材として偏平
環状に形成された電食線で、第11図に示すよう
に長手方向の寸法Eは第3図におけるネジリバネ
10の保持部10a,10bより上方の部分の寸
法Fより少し大きめに設定されており、この寸法
Fの部分に装着されている。この電食線22は給
電用の電線22aと溶解部22bとを有してお
り、電線22aは仕切板5の上方に引込まれて図
示しない電源のプラス側に接続され、また電源の
マイナス側はコンテナ部4に接続されている。
23は前記仕切板5の下面に設けられたガイ
ド、24は該ガイド23及びロツク板17に貫通
させて上下動可動としたロツド、24aはロツド
24の抜止め用のストツパ、25は該ロツド24
を下方に付勢する圧縮バネである。
26は前記仕切板5の上面に取付けられたロー
タリスイツチで、図示しない送信系に接続されて
いる。このロータリスイツチ26の回転軸26a
は仕切板5を貫通して下方に突出しており、該回
転軸26aの下端には金具27が固定されてい
る。28は前記ロータリスイツチ26のON−
OFFを切替えるためのスイツチ用ネジリバネ
で、前記回転軸26a及び金具27に装着されて
おり、その一端は仕切板5に固定され、他端は前
記ロツド24に係合するようになつている。
次に上述した構成の作用について説明する。ま
ず保管時は第3図〜第6図に示すようにネジリバ
ネ10の保持部10a,10bによりセンサ部1
1が保持された状態でコンテナ部4内に収容され
ており、解除板20はコンテナ部4の下端に係止
している。この状態では、上述したように保持部
10a,10bの上部がロツク板17のロツク穴
18に嵌合してロツクされており、従つて電食線
22にネジリバネ10のバネ力が加わることはな
い。また、このときロツド24の下端はセンサ部
11の固定板13の上面に当接していて、圧縮バ
ネ25は圧縮されており、このロツド24の上部
にはスイツチ用ネジリバネ28の他端が係合され
ていて回転力が蓄えられ、ロータリスイツチ26
は第5図に示すようにOFFとなつている。
そこで、この状態で海洋センサが第2図aに示
すように航空機等から投下されると、パラシユー
ト等により減速されて落下し、海面に着水する。
この着水時の衝撃により第2図bに示すように解
除板20がコンテナ部4から外れ、またコンテナ
部4は空中での落下速度に応じて一度海面下に潜
り、次に浮力によつて第2図cに示すように傾い
た不安定な状態で海面に浮上した後、第2図dに
示すように垂直に立つて姿勢が安定した状態にな
る。
一方、コンテナ部4内に収容されているセンサ
部11は、着水後第7図に示すように解除板20
が外れても、直ちにコンテナ部4内から離脱せ
ず、以下の手順で離脱が遅延される。
すなわち、解除板20がコンテナ部4から外れ
ると、センサ部11は自身の重量とロツド24に
セツトされている圧縮バネ25の圧力とにより下
方に移動して、ネジリバネ10を保持している軸
8が長穴7の下端に当るまでネジリバネ10を引
下げる。これによりネジリバネ10の保持部10
a,10bがロツク板17のロツク穴18から抜
けてロツクが解除される。しかしネジリバネ10
には電食線22が装着されているため、保持部1
0a,10bは開かず、従つてこの段階ではまだ
センサ部11は保持され、離脱が阻止される。こ
のとき、スイツチ用ネジリバネ28の他端もまだ
ロツド24と係合しており、ロータリスイツチ2
6はOFFの状態が保持される。
前記電食線22の電源は着水と同時に作動し、
電線22aを介して電食線22へ通電を開始す
る。一方、前記にように解除板20が外れると、
コンテナ部4内に海水が進入するので、前記保持
部10a,10bのロツクが解除された後、電食
線22は海水により溶解部22bの重量Wを下記
の公式に従つて溶解させる。
W=K・A・T この公式において、Kは定数、Aは電流、Tは
溶解時間であり、この溶解時間Tがタイマとして
働く。尚、この溶解時間は、コンテナ部4が海面
に浮上して姿勢が安定するまでの時間に設定す
る。
こうして電食線22の溶解部22bが溶解する
と、第8図に示すように、ネジリバネ10のバネ
力により保持部10a,10bが開いて、センサ
部11の固定板13の係止穴15a,15bから
外れ、これによりセンサ部11は自重によつてケ
ーブル12を繰出しながら降下し、第2図eに示
すようにコンテナ部4内から離脱してゆく。
ここで、センサ部11が降下すると、同時にロ
ツド24が圧縮バネ25によつて下方に移動し、
スイツチ用ネジリバネ28の他端から外れる。す
ると、このスイツチ用ネジリバネ28の他端は第
10図に示すように回転し、これと一体に金具2
7と共にロータリスイツチ26の回転軸26aが
回転して、ロータリスイツチ26は第9図に示す
ようにOFFからONに切替わり、図示しない送信
系の送信が開始される。
以上のようにして、解除板20がコンテナ部4
から外れた後、コンテナ部4が海面に浮上して安
定するまでの間、センサ部11の離脱が遅延さ
れ、そしてセンサ部11の離脱と同時にロータリ
スイツチ26がONに切替わる。
従つて、海面上に浮上して安定したコンテナ部
4からセンサ部11が離脱し始めると同時に、コ
ンテナ部4の上部に設置されたアンテナから電波
が発信され、海面から深度に応じた海洋情報を逐
次航空機等に送られる。
尚、上述した実施例では、電食線22の形状を
第11図に示すような偏平環状としたが、これに
限られるものではなく、例えば第12図に示すよ
うに略Jの字形を2個組合わせたような形状とし
てもよい。
また、上述した実施例では、センサ部11の保
持手段として両端部にコの字形の保持部10a,
10bを形成したネジリバネ10を使用したが、
第13図に示すように先端部をコの字形の保持部
としたレバー29a,29bを軸8に装着して、
このレバー29a,29bの内側に略U字形の屈
曲バネ30を取付けたものをセンサ部11の保持
手段として用いてもよい。
以上説明したように本考案は、コンテナ部内に
ネジリバネ等の保持手段によりセンサ部を保持
し、かつこの保持手段に電食線を装着すると共
に、保持手段をロツクした状態で海洋センサを航
空機等より投下すると、着水後ロツクが解除され
ると共に電食線がタイマとして働いて、コンテナ
部の姿勢が安定するまでセンサ部が保持手段によ
り保持され、その後センサ部がコンテナ部から離
脱すると同時に、ロータリスイツチがONとなつ
て送信系から航空機等に電波を送信するように構
成しているため、海面から深度に応じた海洋情報
を逐次正確に得ることができるという効果があ
る。
また、電食線の寸法をネジリバネ等による保持
手段の閉じたときの寸法より少し大きめに作ると
共に、保持手段のコの字部分をロツクするように
しているため、保管時に電食線に無理な負荷が加
わらず、耐環境性が極めて高いという利点を有す
ると共に、電食線をタイマとして働らかせるた
め、他のタイマを必要とせず、低コスト化が計
れ、しかも作動の信頼性も高いという利点もあ
り、この種の機器に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の海洋センサの動作工程図で、同
図aはパラシユートにより減速されて落下する状
態、同図bは着水直後の状態、同図cはコンテナ
部の姿勢が不安定なときの状態、同図dはコンテ
ナ部の姿勢が安定した状態、第2図は本考案によ
るセンサ離脱機構を備えた海洋センサの動作工程
図で、同図aはパラシユートにより減速されて落
下する状態、同図bは着水直後の状態、同図cは
コンテナ部の姿勢が不安定なときの状態、同図d
はコンテナ部の姿勢が安定した状態、同図eはコ
ンテナ部からセンサ部が離脱してゆく状態、第3
図は本考案によるセンサ離脱遅延機構の一実施例
を示す保管時及び落下時の縦断面図、第4図は第
3図の右側断面図、第5図は第3図のA−A線断
面図、第6図は第3図のB−B線断面図、第7図
は着水直後の状態を示す縦断面図、第8図はセン
サ部が離脱し始めたときの状態を示す縦断面図、
第9図は第8図のC−C線断面図、第10図は第
8図のD−D線断面図、第11図は本考案に用い
られる電食線の斜視図、第12図は電食線の他の
形状例を示す斜視図、第13図は保持手段の他の
実施例を示す斜視図である。 4……コンテナ部、5……仕切板、8……軸、
10……ネジリバネ、10a,10b……保持
部、11……センサ部、12……ケーブル、13
……固定板、15a,15b……係止穴、17…
…ロツク板、18……ロツク穴、20……解除
板、22……電食線、22a……電線、22b…
…溶解部、23……ガイド、24……ロツド、2
5……圧縮バネ、26……ロータリスイツチ、2
6a……回転軸、28……スイツチ用ネジリバ
ネ、29a,29b……レバー、30……屈曲バ
ネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉可能な保持部をバネにより常時開く方向に
    付勢した構造でかつセンサ部を収容するコンテナ
    部内に上下動可能に設けられた保持手段と、前記
    保持部が嵌合する係止穴を有していて前記センサ
    部に固定された固定板と、前記保持部を閉じて係
    止穴に嵌合させた状態を保持するロツク穴を有し
    ていて前記センサ部上に位置するようにコンテナ
    部内に設けられたロツク板と、前記保持部に装着
    されていてタイマとして働く電食線と、前記ロツ
    ク板を貫通して下端が前記固定板に当接するよう
    に設けられた上下動可能なロツドと、該ロツドを
    下方に付勢する圧縮バネと、前記コンテナ部の送
    信系に接続されたロータリスイツチと、該ロータ
    リスイツチの回転軸に装着されていて一端が前記
    ロツドと係合しているときロータリスイツチを
    OFFに保ちかつ回転力が蓄えられるバネとを備
    えていることを特徴とするセンサ離脱遅延機構。
JP17043682U 1982-11-12 1982-11-12 センサ離脱遅延機構 Granted JPS5974197U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17043682U JPS5974197U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 センサ離脱遅延機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17043682U JPS5974197U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 センサ離脱遅延機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5974197U JPS5974197U (ja) 1984-05-19
JPS6224639Y2 true JPS6224639Y2 (ja) 1987-06-23

Family

ID=30372075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17043682U Granted JPS5974197U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 センサ離脱遅延機構

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JP (1) JPS5974197U (ja)

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JPS5974197U (ja) 1984-05-19

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