JPS62245988A - 時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明はパルスモータを駆動するために供給する電圧
パルスの周波数を制御して時刻を合せるようにした龍頭
の無い完全クローズのアナログ式時計に関する。

〔術来の技術） 従来の電子式の腕時計は、時計用ハウジングの一部に微
小なスイッチ釦を突出させている。特に最近の時計に付
いているスイッチ釦は、時間調整用、日付、曜日変更用
はもとより、デジタル、アナログ切換用、ストップウォ
ッチ（オン・オフ付）、カセット、アラーム表示＆リセ
ットアラーム停止用の外、照明用、ゲーム用等極めて多
彩なものを備えているので、そのスイッチ操作が極めて
面倒で困難であるばかりでなく、突出したスイッチ釦の
部分から、水、ガス等がハウジング内に侵入するのを防
ぐために、そのシール装置について様々な工夫をしなけ
ればならない。しかし、そのシ−ル効果は未だ充分とい
えるものではない。そこで、スイッチ操作性を高めると
共に、シール性も向上させるものとして実公昭４７−４
３，２７１号公報に開示した電子時計があるが、この電
子時計は時計ハウジングの外周に囲繞して弾性的に支持
されたリング１１があって、そのリング電極を直接押す
と、時計ハウジングに突出した接点が接触して、時計ハ
ウジング内に信号を送るものと、リング電極と時計ハウ
ジングの外周にある電極との間に、ゴム質弾性体に金属
粒子を混合して感圧特性を有する感性ゴムを充填して、
外側のリング電極を直接押したとき、そのゴム質弾性体
が通電状態になってスイッチオンの状態になるものであ
る。しかし、これ等のスイッチは依然として、水やガス
等に接した状態で作動して時計ハウジング内の回路に信
号を送る構成上、水やガスに対するシール性を考鑵しな
ければならない点については変りがないものであった。

しかして、水やガス等の中にあって、いささかも水やガ
ス等が侵入することがなく、しかも外部から物理的な作
用で間接的に作動させることができる制御用スイッチを
有する電子機器を提供することを目的にして、提供した
実願昭５９−１５９，０４５号は時計等の電子機器を完
全に密封した構造にするとき、その電子機器等を制御す
る制御用スイッチも、電子Ｖｓ器等と共に密封し、その
密封構造体の外部より加える振動、磁界、電界或いは、
熱等の物理的作用で間接的に、密封した制御用スイッチ
を作動させるものである。そのために、振動によるもの
としては、弾性のある接片に重りをつけておいて、その
接片に対して密封構造体（水密構造体）の外から、小ハ
ンマで叩いて振動を与えたとき、接片が重りで振幅を大
きくしながら振動し、接点と接触するようにしたもので
ある。磁界によるものとしては、前記接片に付けた重り
の代りに磁石を付けておき、密封構造体の外から、磁石
を接離するものや、リードスイッチを用い、それを密封
構造体の外から磁石を接離するもの、又は接点に磁石を
埋め込んでおき、密封構造体の外から磁石を接離する、
或いは高導磁率材にコイルを谷いたものに、外部より永
久磁石を接離させることによって、電１１誘導によりコ
イルに誘導電圧電流を発生させるようにした。電界によ
るものとしては、接片が静電気によってｎ閉するものを
用い、その接片に対して密封構造体の外部から帯電体を
接近させて作動させる。熱によるものとしては、接片が
熱によって歪むものを用いて、密封構造体の外から加熱
することによって接片を歪ませることにより接点を閉じ
るようにした。

その他、光電管等の光電変換素子を用い、密封構造体に
設けた透明な光路の蓋を開いて、密封構造体の外部から
光を通し、これを作動させたり、マイクを用いて密封構
造体の外部から音声をあててこれを作動させるようにし
たものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前述した従来の密封構造体の時計等を外
部からｗＪ！！する際には、外部より振動、磁界、電界
、或いは磁界の変化に伴う誘導電圧電流を発生させるよ
うにし、それを利用して間接的に調整するものであるが
、アナログ式の時計に於て分針等を時刻合せをする装置
は提供していなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は密閉したハウジングの中のアナログ式時計の
歯車や軸、軸受等は非磁性材で作り、ハウジングの中に
秒針、分針、時針を駆動するパルスモータと、このパル
スモータを駆動する水晶発振器と分周器と電池とを共に
封入し、更に時計台せをする時に用いる感磁性スイッチ
、又はＯｎ、Ｏｆ「スイッチを封入し、合成樹脂で包ん
で防水型としたものである。ｏｎ、　ｏｎスイッチを封
入した場合は歯車や軸、軸受を敢えて非磁性材で作る必
要はないが、何れの場合も時刻合せのためにスイッチを
作動させたときには分針を通常の速さの約１５倍位の速
さで前後に動かすことができる分周を備えて、前記スイ
ッチで切換えるようにして励！！電圧パルスの周波数及
びパルスモータの駆動を制御するものである。

〔作用〕

秒針１分針及び時針をパルスモータで駆動する場合は、
例えば１，３２ＭＨ２の水晶発振器を用い、その発生高
周波の電圧を分周器で分周し、最終には　ｌＨｚの周波
数の電圧パルスにしてパルスモータに供給する。その間
に電圧パルスの周波数を、例えば１５Ｈｚの周波数に分
周する分周器を備え、この分周器からスイッチにより発
信信号を取出し、パルス成形回路に送り、そこで成形さ
れたパルスで、パルスモータを正、逆に動かして時刻を
合せるようにしたものであり、これ等の構成部分を合成
樹脂で包んで防水型としたもので龍頭が無いモダンな時
計である。

（実施例） この発明を例示した図に基づいて説明する。第１図はこ
の発明に従う時計の原理を示す概略図で、第２図は磁気
感応スイッチの位置、又は押釦スイッチの位置を示した
時計の裏側の外観図である。

周波数１，３２ＭＨ２の水晶１によって制御される発振
器２が発生する信号は分周器３，４．５により分周され
、ｆｆｉ柊の分周器５の出力はＩＨｚである。

尚、図には分周器の一部を示したものである。この分周
器５の出力信号はパルス成形回路６に送られ、ここで成
形されたパルスによってパルスモータ　−が駆動され、
１秒間に１ステツプの９１合で秒針８を動かす、この秒
針８を設けた秒針軸９に固着したビニオン１０は中間の
歯車１１と噛合い、歯車１１と一体のビニオン１２は分
針歯車１３と噛合って、分１１歯車１３を固着した分針
軸１４を秒針軸９に対して　１／６０に減速して回動す
る。分針軸１４に固着したビニオン１６は中間のｍ車１
７と噛合い、歯車１７と一体のビニオン１８は時針歯車
１９と噛合って時針歯車１９に固着した時針軸２０を分
針軸１４に対して１／６０に減速して回動し、その先端
に時針２１を固着す懺り る。時卦合せの制御は感磁性スイッチであるり一ドスイ
ッチ２３でなされる。リードスイッチ２３に図示してい
ない永久磁石を近づけて＋側に閑じると、パルス成形回
路Ｇは分周器５からの信号を、分周器５より１５倍以上
高い周波数信号を発信している分周器４に切換えてパル
スモータ　−を通常の速さの１５倍以上の速さで駆動し
分針等を時計方向に回動して時刻を合せる。又、リード
スイッチ２３に永久磁石を近づけて一側に閉じると分針
等を反時計方向に約１５倍以上の速さで動かして時刻合
せをする。永久磁石を近づける位置は第２図に示す時計
のハウジング２４の手中２５であり、−印２６である。

この位置に図示していないがリードスイッチ２３に代え
てＯｎ、　ｏｆｆの押釦スイッチを封入することもでき
る。そしてハウジング２４は合成樹脂等で作り、前記し
たような時計の構成部品を全て封入して完全に防水型と
し、更に図示していない真空装置に接続して、これを作
動し、ハウジング２４内を真空に保つこともできる。例
示した図ではパルスモータ　７は１個であるが、秒針駆
動用のパルスモータと分針及び時針駆動用のパルスモー
タとを別々に設け、秒針と分針とを別々に調整し、時刻
合せをしたならば時報に合せて同時に回動させるように
してもよい。

〔発明の効果〕

水晶発振器の発信高周波電圧を分周する過程で、時刻を
合せるために、約１５倍以上の速さで分針等を駆動する
ことができる分周器を備え、ハウジング内に封入した感
磁性スイッチやｏｎ、　ｏｆｆスイッチを密封したハウ
ジングの外から作動して、萌配分周器の出力信号に切換
えてパルスモータに供給する周波数を高めるように制御
する。このような構成を有するクローズ型時計でアナロ
グ型パルスモータを持った時計を完全に合成樹脂で包ん
で防水型としたもので、龍頭が無いモダンな時計である
。又、感磁性のスイッチを封入した場合は最近、多く使
用されている永久磁石を埋めた磁気ネックレスや腕輪の
永久磁石等も利用することもできる。

このように分針をハウジングの外側から駆動して時刻合
せをする構成であるから、時計全体の部品数が少なくて
済み、ハウジング内をに完全に密閉した密封構造体（水
密構造体）とすることができるものである。更にハウジ
ング内は減圧して真空状態に保つことができることから
、部品は錆びて活動部分の抵抗が増したりすることがな
く、空気抵抗が無いことから少量の電力で駆動し続ける
ことができ、一度封入した電池で長時間使用することが
できる時計を提供することができた。しかも、部品数が
少ないことから小型で任意の形状をしたファツション性
に冨む時計を造ることができ、しかも従来、ファツショ
ン性に富んだ時計は時刻合せができないという欠点を無
くしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の原理を示す概念図、第２図は作動位
置を示す時計の外観図である。 １・・・・・・・・・水晶 ２・・・・・・・・・発振器 ３．４．５・・・・・・・・・分周器 １・・・・・・・・・パルスモータ ８・・・・・・・・・秒針 １５・・・・・・・・・分針 ２１・・・・・・・・・時針 ２３・・・・・・・・・リードスイッチ２４・・・・・
・・・・ハウジング 特　　許　　出　　願　　人 株式会社井上ジャパックス研究所 代表者　井　上　　　潔 オ　１１司 オ　ｚｌ」

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）アナログ式時計に於て、秒針、分針及び時計を駆
   動するパルスモータと、このパルスモータを駆動する所
   定周波数の電圧パルス供給装置とからなり、供給する周
   波数を制御して時刻を合せるようにした龍頭の無い完全
   密封の時計。
2. （２）所定周波数の電圧パルス供給装置が水晶発振器と
   分周器である特許請求の範囲第１項記載の時計。
3. （３）完全密封が合成樹脂で包んで防水型とした特許請
   求の範囲第１項記載の時計。
4. （４）分周器が分針等を通常の約１５倍の速さで動かす
   周波数を発信するものを有する特許請求の範囲第１項記
   載の時計。
5. （５）時刻を合せるのが感磁性スイッチを永久磁石で作
   動させる特許請求の範囲第１項記載の時計。
6. （６）時刻を合せるのが封入したオン・オフスイッチで
   ある特許請求の範囲第１項記載の時計。