JPS6224594Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、いわゆるキヤンピングカーなどの車
内仕切装置に関し、その目的とするところは、既
製の車内に極めて簡単に着脱することができ、し
かも装着状態を確実且つ安全に保持することがで
きる便利な車内仕切装置を提供することにある。

前述の目的を達成するための、本考案の構成を
図示の実施態様に基いて説明すると、以下のとお
りである。

第１図は本考案装置により運転席を仕切つた状
態の側面概略図、第２図は第１図の正面図、第３
図は本考案用具を装着した状態の一部分解、一部
切断側面図を示す。

本考案装置は、基本的には、ブラケツト１と、
ルーフパネル２と、仕切カーテン３とからなつて
いる。

第３図に示すように、ブラケツト１は、一端に
フツク状屈曲部１ａ、他端に透孔４を有するＬ型
状屈曲部１ｂを設けてある。ルーフパネル２は、
ルーフ５面の形状に適合するように上縁と両側縁
を形成してあると共に、上端部に適宜間隔で透孔
６、下端部に適宜間隔でフツク７を取付けてあ
る。仕切カーテン３は、第２図に示すように車内
を巾方向に仕切り得る巾を有し、上端部、中央
部、下端部にそれぞれシヤフト８，９，１０を取
付け、上端部シヤフト８の下縁に適宜間隔で開口
部１１を設け、中央部シヤフト９、下端部シヤフ
ト１０の両端部にゴム・プラスチツクなどからな
る吸盤１２を取付けてある。尚、符号２１は仕切
カーテン３に設けてあるポケツトを示す。

このような構成を有する本考案装置において
は、第２図、第３図に示すように、ルーフボウ１
３とルーフ面５との間にブラケツト１のフツク状
屈曲部１ａを差込んで複数個のブラケツト１を適
宜間隔で配置し、各ブラケツト１のＬ型状屈曲部
１ｂの透孔４にはルーフパネル２の各透孔６を合
せてネジ１５を挿通し、ワツシヤー１６，１７を
介してナツト１８を螺合して締付ける。ルーフパ
ネル２の各フツク７にはこれを開口部１１に通し
て上端部シヤフト８を引掛けて仕切カーテン３を
垂下すると共に上端部シヤフト８の両端部をイン
ナーレール１９に引掛け、更に中央部シヤフト
９、下端部シヤフト１０の両端部吸盤１２をイン
ナーパネル２０に押圧して吸着させることによ
り、装着するようにしてある。

本考案装置は、叙上の如く構成し且つ装着する
ものであるから、所期の目的を達成することがで
き、特に、装着に際し、ブラケツトのフツク状屈
曲部を、ルーフ面に沿つてこれを横切つて位置す
るルーフボウに差込んだ僅かの跡を残す外は、車
体を傷つける一切の加工を必要としない。又、構
成部材も極めて少なく廉価に供給することがで
き、実用に供し極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案装置の一実施態様を示すものであ
る。第１図は本考案装置により運転席を仕切つた
状態の側面概略図、第２図は第１図の正面図、第
３図は本考案用具を装着した状態の一部分解、一
部切断側面図を示す。 １……ブラケツト、１ａ……フツク状屈曲部、
１ｂ……Ｌ型状屈曲部、２……ルーフパネル、３
……仕切カーテン、４……透孔、５……ルーフ
面、６……透孔、７……フツク、８，９，１０…
…シヤフト、１１……開口部、１２……吸盤、１
５……ネジ、１８……ナツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個のブラケツトと、ルーフパネルと、仕切
   カーテンとからなる車内仕切装置であつて；前記
   ブラケツトは、ルーフ面に沿つてこれを横切る方
   向に位置するルーフボウと該ルーフ面との間に差
   込むフツク状屈曲部を一端に設け、多端に透孔を
   有するＬ型状屈曲部を設けてあり；前記ルーフパ
   ネルは、前記ルーフ面の形状に適合するように上
   端と両側縁を形成してあると共に、上端部に前記
   ブラケツトの透孔を合せてネジ・ナツトで固定す
   る透孔を適宜間隔で設け、下端部に適宜間隔でフ
   ツクを取付けてあり；前記仕切カーテンは、車内
   を巾方向に仕切り得る巾を有し、上端部、中央
   部、下端部にそれぞれシヤフトを取付け、該上端
   部シヤフトを前記ルーフパネルに引掛けて前記仕
   切カーテンを垂下するため、該上端部シヤフトの
   下縁に前記ルーフパネルのフツクを通す開口部を
   適宜間隔で設け、該中央部シヤフト、該下端シヤ
   フトの両端部を車内の対向側のパネルに固定する
   ためそれらの両端部に吸盤を取付けてある；こと
   を特徴とする前記装置。