JPS6224535A - 電子レンジ用マグネトロン - Google Patents

電子レンジ用マグネトロン

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JPS6224535A
JPS6224535A JP16298885A JP16298885A JPS6224535A JP S6224535 A JPS6224535 A JP S6224535A JP 16298885 A JP16298885 A JP 16298885A JP 16298885 A JP16298885 A JP 16298885A JP S6224535 A JPS6224535 A JP S6224535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harmonic
anode
metal container
resonant cavity
magnetron
Prior art date
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Pending
Application number
JP16298885A
Other languages
English (en)
Inventor
Heihachi Miura
三浦 平八
Toshio Okamura
敏雄 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS6224535A publication Critical patent/JPS6224535A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野〕 本発明は電子レンジ用マグネトロンに係わり、とくにそ
の高調波成分の輻射を抑制しうる構造のマグネトロンに
関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕電子レンジ用マ
グネトロンでは、アノードの共振空胴に例えば2450
M HZ帯の高周波が発生するが、この基本波勢力以外
にその整数倍の周波数をもついわゆる高調波成分が同時
に発生する。この高調波成分が、基本波とともに電子レ
ンジの加熱用キャビティへ伝搬されると、この高調波の
波長が短くなるほど電子レンジでのシールドが困難とな
り、外部に漏洩しやすい。この漏洩電波は、かなり微弱
であっても無線障害等をひき起す場合があり、漏洩の限
度値が法規制されている。
とくに近来は、衛星通信が日常的に行なわれるようにな
り、とくにそのダウンリンク用周波数帯にマグネトロン
および電子レンジから漏洩する電波の周波数が一致する
と、受信障害をひき起してしまう。衛星から送信される
通信波を受信する設備が、電子レンジを使用する例えば
一般家庭から距離的に充分離れている場合は、はとんど
問題にならない。しかしテレビジョン等の衛星放送では
、その受信アンテナが電子レンジの使用場所の近傍にな
ることがむしろ多いので、とくにこの衛星放送への電波
障害を皆無にする必要がある。
衛星放送のダウンリンク用に国際的に割り当てられた周
波数帯はいくつかあるが、そのうち2450±50M 
HZ帯の発振周波数の電子レンジ用マグネトロンの高調
波と合致するのは、12G Hz帯である。
これは電子レンジ用マグネトロンの基本発娠周波数の丁
度5倍に相当する。この第5高調波の波長は、約24.
5mmでおる。
ところで、従来からマグネトロン自身で高調波の発生を
抑えるために、出力部に環状溝からなる1/4波長形チ
ヨークを形成し、任意の高調波成分の外部輻射を抑制す
ることは既に知られている。
また共振空胴にループ結合した同軸線路の途中に横方向
に拡張された導波管を設【プ、その内部に高周波吸収体
を収納して高調波やスプリアス成分を吸収させ、それに
より外部に輻射しないような構造とすることが、米国特
許第3,065,377号明細書に開示されている。
しかしながら同明細書には、吸収体に特定の高調波のみ
を選択的に吸収させる具体的な解決策が教示されてあら
ず、直ちにそのマグネトロンを実現することは困難であ
る。また同軸線路から横方向に大きく拡張された導波管
を備えるので、外形形状が大きく且つ複雑となり、また
今日普及している電子レンジ用のマグネトロンとの互換
性も得られない。
〔発明の目的〕
本発明は以上の事情に鑑み、外形形状を変えることなく
高調波成分を確実に輻射抑制できる電子レンジ用マグネ
トロンを提供するものでおる。
[発明の概要] 本発明は、アンテナリードが高周波結合されたアノード
ベイン部から金属容器の端部に至る内側空間に、高周波
吸収体を内蔵して任意の高調波に共振する高調波吸収性
共振キャビティが少なくとも1つ設けられてなる電子レ
ンジ用マグネトロンである。それによって基本波成分の
外部輻射特性゛を妨げることなく少なくとも1つの任意
高調波成分を吸収性共振キャビティ内の高周波吸収体に
吸収させて外部輻射を確実に抑制することができる。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照してその実施例を説明する。なお同一部
分は同一符号であられす。
第1図及び第2図に示す実施例は次の構造を有する。同
図において、符号11はカソード、12は一対のエンド
ハツト、13はアノードシリンダ、14は複数個の放射
状アノードベイン、15はストラップリング、16は漏
斗状ポールピース、17はその一部に穿設されたアンテ
ナリード貫通用透孔、18は出力部の円筒状金属容器、
19はそのアノードシリンダに気密接合されたフランジ
状部、20はその先端開口部、21は出力部のセラミッ
ク絶縁円筒、22は金属排気管、23はその気密封止切
り部、24は出力アンテナリード、25はその平坦に圧
潰されてアノードベインの1つに接続されたアンテナリ
ード下端部、26は金属排気管に挟持されて電気的に短
絡されたアンテナリード先端部、27は出力キャップ、
28は排気管外周と絶縁筒の開口端面との間に気密接合
された外側チョーク用金属筒、29は円筒状フェライト
永久磁石、30は強磁性体製シム板、31は同じく強磁
性体製ヨーク、32は導電体網製リング状ガスケットを
あられしている。
アンテナリード20の先端部に電気的に接続された金属
排気管22と、その内側アンテナリード24との間に形
成される環状空間へ、およびこの金属排気管と外側チョ
ーク用金属筒28との間に形成される環状空間Bは、主
として第2高調波、および第3高調波に対する1/4波
長形ヂヨークを構成している。
さてそこで、アノードシリンダの開口端部にフランジ状
外周縁部19が気密接合された金属容器18の内側で且
つアンテナ1ノード24を同軸状にとりまいて、複数個
の高調波吸収性共振キャビティ隠が配置されている。こ
れら各高調波吸収性共振キャビティは、内部に高周波吸
収体34が内蔵され、各々が第5高調波に共振するよう
になっている。すなわち、これら共振キャビティは内部
の高周波吸収体を含めた共振周波数が第5高調波すなわ
ち約12GH2付近に共振するように構成されている。
吸収体34は、所定の誘電率および誘電体損失定数を有
する例えばセラミックgH体からなる。その−例として
、炭化硅素(S i C)を数%含む硅酸マグネシウム
(MQSi03)の焼結セラミックなどを使用しうる。
そしてキャビティηは、金属リング35に共振キャビテ
ィ用凹部36が複数個サークル状に形成され、各々の共
振キャビティ用凹部36が結合孔37でアンテナリード
が通る内側空間に連通している。各共振キャビティ用凹
部36内に、半円状の吸収体34か収容されている。こ
れら金属リングおよび吸収体は、金属容器18の内部に
挿入され、下方から金属製押えリング38により支持固
定されている。こうして各キャビティ隠は第5高調波に
共振し、アンテナリード24をとりまいている。なお各
キャビティの結合孔37は、基本波を通過しない寸法と
形状を有している。
この実施例によるマグネトロンは、基本波成分以外の高
次高調波、とりわけ第5高調波成分が、筒状金属容器の
内側に配置された高周波吸収体内蔵の高調波吸収性共振
キャビティに確実に吸収され、アンテナ先端から外部へ
の輻射が抑制される。
高調波吸収性共振キャビティは基本波成分に対しては共
振しないので、基本波成分の伝送特性を何ら妨げない。
そして吸収性共振キャビティに共振する高調波成分の電
力レベルは基本波に比べてもきわめて小さいので、吸収
体に吸収されてもそれから有害なガス放出を起すほどの
高温にはならない。なお、アンテナリード24をとりま
く金属リング35および押えリング38の内径を、とく
に輻射抑制したい例えば第5高調波の波長の1/2以下
に形成すれば、これらキャビティを構成する導電体とア
ンテナリードとの間の空間がその高調波波長の1/2よ
りもざらに小さい寸法になり且つそこにこのような高調
波吸収性共振キャビティが設けられているので、はとん
どのモードの高調波成分がこの部分で伝搬阻止され、一
層確実な輻射抑制効果が得られる。また第2および第3
高調波成分に対する輻射抑制用のチョークが、出力アン
テナリードの先端部に設けられているので、それと組合
せることにより複数の高調波成分を輻射抑制することが
できる。なお、吸収性共振キャビティは、任意の高調波
に共振しそれを吸収するように構成できる。
第3図に示す実施例は、金属容器18の内側に、第1の
高調波吸収性共振キャビティ隠、および第2の高調波吸
収性共振キャビティUを互いに同軸状に配設したもので
ある。そして第1の高調波吸収性共振キャビティ蔓を第
4高調波に共振させ、第2の高調波吸収性共振キャビテ
ィUを第5高調波に共振するように寸法および材料定数
を設定する。
これによって、金属容器の内側に配置した複数個の高調
波吸収性共振キャビティにより、第4高調波および第5
高調波の両方を確実に吸収して、外部輻射を抑制するこ
とができる。
第4図乃至第6図に示す実施例は、各高調波吸収性共振
キャビティ蔓の結合孔3γを、第5高調波に共振するス
ロットとしたものである。すなわちスロット結合孔37
の長さLlを第5高調波のおよそ1/2にし、しかもそ
れらの長手方向を円周方向および管軸方向に交互に異な
らせておる。また1つの共振キャビティηに2個の結合
孔37が対応している。
これによって、特定の例えば第5高調波を吸収する選択
性が強化され、また種々のモードの高調波成分に共振さ
せることができる。
第7図に示す実施例は、例えば第4高調波に共振するキ
ャビティ隠と第5高調波に共振するキャビティ41とを
有し、それぞれに対応する共振スロットからなる結合孔
37.37・・・を有するものである。
第8図に示す実施例は、共振キャビティηの結合孔37
のアンテナリード側に、結合ループ42を設けて、任意
特定の高調波成分と共振キャビティが高周波結合しやす
くしたものでおる。
第9図に示す実施例は、アンテナリード24の先端部に
、第2および第3高調波に対して輻射抑制作用を示す2
つの環状溝A、Bからなる1/4波長形ヂヨークが構成
され、また筒状金属容器18の内側に二重の金属円筒4
5.46により第4および第5高調波に対して1/4波
長形チヨ一ク作用を示す2つの環状溝C,Dを構成しで
ある。そしてポールピース16の内面、アノードシリン
ダ13およびベイン14で囲まれる空間に、高調波吸収
性共振キャビティ邦を円周状に設けたものである。
この実施例によれば、ポールピースおよびアノードシリ
ンダの内側空間に配設された高周波吸収体内蔵の高調波
吸収性共振キャビティに高調波成分を吸収させることが
できる。そして吸収体の熱がアノードシリンダに伝達さ
れ図示しないラジェータにより外部に放熱されるので、
吸収体の不所望な過熱が抑制される。また筒状金属容器
の内側に配設された金属円筒による環状溝C,Dからな
る高調波チョークおよびアンテナリード先端部のチョー
クA、Bとの組合せにより、より一層広範囲の周波数帯
にわたる高調波成分の確実な外部輻射抑制効果を得るこ
とができる。
なお高調波吸収性共振キャビティは、アノードベインか
ら筒状金属容器の端部までの管内空間に配置することが
望ましい。またこれを例えばポールピースの外面または
内面に固定してもよい。
なおまた、本発明における高周波吸収体内蔵の高調波吸
収性共振キャビティは、基本波成分をまったく吸収しな
いことが望ましいが、実用上無視しうる程度の吸収は許
容される。
またこの高調波吸収性共振キャビティを相対的に勢力の
強い第2おるいは第3高調波に共振して吸収するように
構成してもよいが、以上の各実施例の如く1/4波長形
チヨークにより第2、第3高調波のような低次高調波を
輻射抑制し、第4高調波以上の高調波成分を吸収体を内
蔵する高調波吸収性共振キャビティによりに吸収させる
ように構成することがより望ましい。それによって吸収
体の不所望な過熱およびガス放出を防止し、安定な動作
を保障することができる。
なあ高周波吸収体は、共振キャビティを構成する導体壁
の内面に塗布または被着されたマイクロ波吸収材料など
でおってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明はアンテナリードが高周波
結合されたアノードベイン部から金属容器の端部に至る
内側空間に、高周波吸収体を内蔵して任意高調波に共振
する高調波吸収キャビティをか設けられてなるそれによ
って基本波成分の外部輻射特性を妨げることなく高調波
成分を高調波吸収キャビティ内の高周波吸収体に吸収さ
せて外部輻射を確実に抑制することができる。そしてマ
グネトロンの外形形状および寸法を何ら変更することな
く高調波成分の輻射を抑制でき、電子レンジ用マグネト
ロンとして完全な互換性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部縦断面図、第2図
は第1図の2−2にあける横断面図、@3図は本発明の
他の実施例を示す要部縦断面図、第4図はさらに他の実
施例を・示す縦断面図、第5図は第4図の5−5におけ
る横断面図、第6図はその要部展開図、第7図はさらに
他の実施例を示す要部展開図、第8図はざらに他の実施
例を示す要部半断面図、第9図はさらに他の実施例を示
す縦断面図である。 11・・・カソード、13・・・アノ−ビシ1ノンダ、
14・・−7ノードベイン、16・・・ポールピース、
18・・・円筒状金属容器、21・・・絶縁筒、24・
・・出力アンテナリード、 η、U・・・高調波吸収性共振キャビティ、34・・・
高周波吸収体、 36・・・共振キャビティ用凹部、37・・・結合孔、
A、B、C,D・・・高調波用チョークの環状溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カソードと、このカソードのまわりに配置された複数個
    のアノードベインからなる共振空胴を有する筒状アノー
    ドと、このアノードの一部に気密封着された筒状金属容
    器と、この金属容器に直接又は他の接合部材を介して気
    密接合された出力部絶縁筒と、一端部が上記アノードの
    共振空胴に電気的に結合され前記金属容器および絶縁筒
    の内側空間を通して延長された出力アンテナリードとを
    具備する電子レンジ用マグネトロンにおいて、 上記アンテナリードが高周波結合されたアノードベイン
    部から金属容器の端部に至る内側空間に、高周波吸収体
    を内蔵して任意の高調波に共振する高調波吸収性共振キ
    ャビティが少なくとも1つ設けられてなることを特徴と
    する電子レンジ用マグネトロン。
JP16298885A 1985-07-25 1985-07-25 電子レンジ用マグネトロン Pending JPS6224535A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5089744A (en) * 1989-05-30 1992-02-18 Goldstar Co., Ltd. Magnetron choke for microwave oven

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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