JPS62245147A

JPS62245147A - 露点湿度計

Info

Publication number: JPS62245147A
Application number: JP8976886A
Authority: JP
Inventors: Akira Tomosawa; 章友澤; Taketoshi Mochizuki; 望月　武利; Yasuhiro Onishi; 泰寛大西
Original assignee: Shin Meiva Industry Ltd
Current assignee: Shinmaywa Industries Ltd
Priority date: 1986-04-17
Filing date: 1986-04-17
Publication date: 1987-10-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は低い露点温度の測定に好適な露点湿度計に関す
る。

（従来の技術）気体の露点温度を測定するための露点湿度計は、測定部
内に、結露又は着霜を生じる鏡面を設け、この鏡面に設
けられｔ温度検出素子に温度測定回路を接続して温度計
となしたもので、鏡面を冷却するための熱源が鏡面の背
面に熱的に接触して設けられている。そして、測定部へ
被測定気体を導入する几めの入口導管と測定部から被測
定気体を排出するための出口導管が接続されており、要
すれば強制的な吸気又は排気手段が設けられ、ま几鏡面
の結露又は着霜状態を検知するための装置が設けられる
。

このような露点湿度計において、従来、露点温度が一６
０℃以下の気体の露点温度を測定する場合、露ま九は霜
をつける鏡面の冷却用熱源として、ドライアイスを使用
している。ところが、ドライアイスの保存の問題や固形
のドライアイスと鏡面との熱的接触を助けるための熱媒
体としてアセトンを使用することによる安全上の問題点
があり几。

（解決しようとする問題点）本発明は、安全に使用できる低温用の露点湿度計を提供
しようとするものである。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は液化
ガスの蒸発温度が蒸発時の圧力によって決まることに着
目し、液化ガスの蒸発部を露点測定用の鏡面の結露又は
着霜させる面とは反対の面に熱的に接触させることによ
り鏡面を冷却し、結露又は着霜の状況を観測しながら蒸
発部の圧力を絞り弁の開度を変化させる。このように蒸
発温度を変化させることにより、該鏡面の温度を被測定
気体が結露およびその露の蒸発を繰返すように上下させ
、その時の温度を測ることにより露点温度を測定するこ
とを特徴とする。

（実施例）本発明の一実施例について第１図及び第２図を用いて説
明する。

第１図は、この実施例の構成を示す図であって、測定部
１は筒体で、側面の一部に、結露又は着霜を生じせしめ
るための鏡面２が設けられ、鏡面２の背面には、蒸発管
３が蛇行して布設され、伝熱パテを介して取付けられて
いる。蒸発管３の上流側には絞り弁６を介してフロンガ
スＲ１２を充填した液化ガスボンベ４が配管により接続
され、下流側には真空ポンプ５が配管により接続されて
いる０また、測定部１には、被測定気体を吸入する入口導管８
及び排気ポンプ７と接続された出口導管９が設けられ、
測定部１の側面には鏡面２をのぞむ位置にガラス窓１１
とこれに接するように光学的露検知装置１０が設けられ
ている。

光学的露検知装置１０は、鏡面へ投光し、鏡面からの反
射光の光量を測定することによって結露又は着霜を検出
するもので、結露又は着霜の有無を示す電気信号を出力
し、この出力は絞９弁開度制御装置１３へ接続される。

絞り弁開度制御装置１３は、結露又は着霜を示す入力が
あるとき、絞り弁開度を上げ、結露又は着霜がないこと
を示す入力があるとき絞ジ弁開度を絞る出力を発生する
もので、この出力は絞り弁６に接続される。

そして、鏡面２には温度検出素子１２ａが設けられ、温
度測定回路１２ｂと接続されて温度計１２を形成してい
る。

つぎに各部の作用について説明する。

まず被測定気体は排気ポンプ７の作用により、入口導管
８を通じて測定部１に入り、鏡面２の表面を流れて出口
導管９、排気ポンプ７ｆ：通じて大気に排出される。

一方、フロンガスが流れる冷却回路側において蒸発管３
内の圧力は、真空ポンプ５の排気作用により大気圧より
負の圧力になっている。そこで、液化ガスボンベ４よυ
出たフロンガスは絞り弁６により減圧され蒸発管３内で
鏡面２を介して被測定気体と熱交換し、蒸発する。この
ときの蒸発温度は真空ポンプ５の排気速度と絞り弁６か
ら流出する液化ガスの量との平衡によって生ずる圧力に
より決まる。

そして鏡面２はフロンガスの蒸発により上記蒸発温度と
等しい温度になっている。また、鏡面２表面の露または
霜は露検知装置１０により光の反射量の変化として検知
されている。

もし、鏡面２に露又は霜がついていない場合、制御回路
１８の出力により絞り弁６の開度を絞る。

そして、蒸発管３の圧力を下げ、蒸発温度を下げること
により鏡面２の温度を被測定気体が結露するまで下げる
。そして鏡面２に露又は霜がついたら、絞り弁６を開い
て蒸発管３の圧力を上げ、蒸発温度を上げることにより
鏡面２の温度を被測定気体が結露する温度より高くして
露または霜を蒸発させる。この操作を繰り返し、結露又
は着霜する温度と露または霜が蒸発する温度の巾をせば
め次状態において温度計１２により露点温度を求める。

露点温度が測定できれば、公知の通り絶対湿度が求めら
れる。

ところで、この実施例の液化ガス、フロン系冷媒のＲ１
２は大気圧より負圧で蒸発させた場合、第２図に示すよ
うに一３０′ｃから一８０℃位までの低温を容易に得る
ことができる。ま次液化ガスボンベとしては自動車用ク
ーラの補充用に市販されているフロンガスボンベを使用
でき、このボンベを使用すれば常温でフロンガスを保存
でき、しかも安価でちゃ、かつ、毒性に対する心配もな
い。

従って本実施例によれば、安全な低露点温度用の露点湿
度計を容易にうろことができる。

なお測定鏡面２上の露または霜の有無の検知は公知の技
術である光の反射量の変化を利用するほか鏡面上の質量
の変化による鏡面の共振周波数の変化を検出する方法な
どで行なえばよい。

また、結露又は着霜の状態を検知して、絞９弁の開度を
手動操作によって制御し、露点温度を測定することもで
きる。

液化ガスは必ずしもフロンガスでなくともよいがフロン
ガスが最適である。

蒸発管３は、鏡面の背面にはんだ付けすることもでき、
鏡面の一部として初めから組込んでおくこともできる。

（効　果）以上説明し次ごとく、本発明によれば安価で安全な、し
かも冷熱源の保存に問題のない、低露点温度用の露点湿
度計を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すものであって、第１図
は露点湿度計の構成図、第２図はフロン系冷媒Ｒ１２の
圧力温度線図である。図面において、１・・・測定部、２・・・鏡面、３・・・蒸発管、４・
・・液化ガスボンベ、５・・・真空ポンプ、６・・・絞
り弁、７・・・排気ポンプ、８・・・入口導管、９・・
・出口導管、１０・・・光電式露検知装置、１１・・・
ガラス窓、１２・・・温度計、１３・・・絞９弁開度制
御装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鏡面を冷却してその表面に結露又は着霜する温度
を測定する方式の露点湿度計において、絞り弁を介して
上流側を液化ガス源に接続し、下流側を真空ポンプに接
続した蒸発部を、前記鏡面に熱的に接触せしめてなる前
記露点湿度計。
（２）前記絞り弁は、外部電気信号によって開度を調節
できる絞り弁であり、前記鏡面をのぞんで設けられる露
検知装置の出力を入力する絞り弁開度制御装置の出力を
この絞り弁に接続してなる特許請求の範囲第１項記載の
露点湿度計。
（３）前記露検知装置は、光学的露検知装置である特許
請求の範囲第２項記載の露点湿度計。