JPS62244907A - 冠水ダム工法 - Google Patents

冠水ダム工法

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JPS62244907A
JPS62244907A JP8896286A JP8896286A JPS62244907A JP S62244907 A JPS62244907 A JP S62244907A JP 8896286 A JP8896286 A JP 8896286A JP 8896286 A JP8896286 A JP 8896286A JP S62244907 A JPS62244907 A JP S62244907A
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Shigeru Kaneko
茂 金子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は河川における最上流水位を高めて流水を広域に
拡散するための簡易な冠水ダムの設置方法に関するもの
である。
←)従来の技術 先に同一出願人の提示した特願昭!57−115088
号は、河川における水流蛇行、削片及び浸蝕防止に関す
るものであるが、同様のコンクリートブロックを使用し
て水流を変換することではなくして、ブロックにより水
位を高めて河川流域に広範に亘って水を拡散浸透させる
ようにしたもので、従来の河川の利用方法とは全く目的
を異にするものである。
e−+  発明が解決しようとする問題点及びその解決
手段 従来のダムが河川の大小に拘らず、その工事は大規模と
なり、費用も漠大なものとなることは既に周知に属する
が、本発明はコンクリートブロックの使用により、下流
から上流へと階段状に順序的にダムを建設することによ
って、建設作業を簡易化す今と共にダムによ′)て水位
の上昇を図り、その上昇分だけ流水を河川流域に拡大浸
透させるようにしたものである。
以下、図面に示した実施例に基いて本発明の詳細な説明
する。
に)実施例 第1図は本発明工法によるダムの一実施例を示す平面図
、第2図は第1図の川の中央流水に沿う断面図、第5図
はダム建設に使用されるコンクリートブロックの平面図
、第4図は同ブロックの縦断面図である。
図面において、1は矢印方向に流下する川で、その流水
を横切って三段に亘ってコンクIJ −ドブロックを一
線に並列してブロック群A、B。
Cを形成し、各ブロック群は第6図及び第4図に示す基
盤6と若干傾斜する一対のプレート4゜4かもなる高下
駄状のコンクリートブロック2を基盤3を底辺として第
1図示の如く河1の流れに直交するように一線に並列し
たもので、各コンクリートブロック2,2間に隙間のな
いように並列させる。この場合流水の速度、水量等を勘
案して適宜の隙間を設けることも可能であるが、隙間の
存在はその部分の流速を早め、隙間底部の土砂を削り取
るため極力隙間のないように密接並列することが望まし
い。
この実施例では、コンクリートブロック2の大きさは、
縦2メートル、横1メートル、高さ1メートルに形成し
てあり、そのプレート4゜4の斜面が川の流れに対向す
るように設置するもので、設置に当っては、先ず第1に
川1を横切って第1のA1172群を形成する。これに
よって水位は、プレート4を乗り越えるだけ高くなると
同時に、それに見合う分だけ用巾を広くすることとなる
偏に第2図に明らかなように、自立的、人工的にA11
72群の上流側に土砂を推積させ、その上に第2のBグ
ロック群を設置するもので、これによって水位はA11
72群の場合よりは更に高められると同時に海中も両岸
の状況に対応して広くなる。更に同様にしてBグロック
群の川上側への土砂の推積を行い、この推積上に次のC
ブロック群を構成すれば、第2図示のようにダム満水時
の水面Sは、以前の水面S′よりは遥かに高い位置とな
り、両岸への水の拡散浸透を良好ならしめる。
(ホ)作用 以上のように本発明では、ダム建設に当り、河川の水流
を堰きとめ、分流して予めダムを建設して流れを滞留す
るものではなく、川底に一線状にコンクリートブロック
2を並列し、土砂を推積するものであるから、工事自体
がきわめて容易であり、殊に中小河川において好適であ
り、水位の上昇によって河川両岸の広い範囲に亘って水
が拡散浸透することとなる。
(へ)発明の効果 上述のようなダムを山間部から下流にかけて多数建設す
ることにより、用巾が著しく拡大され、流水の拡散が行
われ、水分の蒸発による雨源や、浸透による地下水とな
って、渇水期の水資源となるため、それだけ自然の活性
化を図り得ると共に、殊にその建設はコンクリートブロ
ックを形成し、これを川底に一線に接続並列し、川上側
に土砂を推積し、その上に次のブロック群を形成するも
のであるから、従来の工法から見ればきわめて容易であ
り、資材を節減し得ると共に作業自体が簡易であるため
、所望の個所への設置、例えば流速の速い河川の流れを
緩和して、橋脚等の流水による削り取り、浸蝕等にも効
果的であり、更に泥流、砂流、溶岩流等のような凡ゆる
流動体に対しても流路の変換や、流速の緩和等に有効で
あり、多方面に亘って利用し得る優れた特徴を有するも
のであり、更に下記の如(効果を奏するものである。
■ 降雨を最上流から段階的に停滞させる為に下流の増
水水位を低下させる事が出来る。
■ 分散流水させる為に、その流域の通常の水量を増加
させる事が出来る。
■ 上流に大量の水を保留する為にそこが水生動物の繁
殖の場になる。
■ 山間部滞留する水が多くなるため、霧が多く発生し
て山地の植物に水分を補給する事が出来る。
■ 河川に沿って多数のダムを段階的に設けることは、
洪水に対してきわめて有効であることは勿論であるが、
他方においては、平地の都市化によって失なわれた水、
混血を残された山間部に求めるもので、これによって自
然の復元を図って動植物を守り、人間社会におけろ水資
源を確保し、洪水時の有害水を渇水期に有効水に転用す
ることが可能となる。
■ 殊に森林資源が次第に減少して行く状況においては
、大量に降った両の急速な増水を段階的なダムによって
中流における水位の調整を行5一方、第5図示のように
橋脚10.10・・・に沿って下流側にコンクリートブ
ロック2I2・・・を−線に並列すれば、流速によって
第6図示のように橋脚10の基部10a部分の周囲の土
砂がえぐり取られて通常の底面11より更に深((鎖線
16)なるが、プロ7り2の設置により土砂が逆に鎖線
12まで推積されることとなり、橋脚の流失を防市し得
る。
■ 更に第7図に示すように、河川の蛇行部分にウロコ
状にコンクリートブロック2を設置することによって、
増水時には冠水しても減水時には、河川の中心部を流下
することとなるから、中心部の底が侵蝕されることとな
り、終には直線状に流れが変更されるもので、蛇行部に
おける侵蝕を適切に防する上で、きわめて効果的である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法によるダムの一実施例を示す平面図
、第2図は第1図の川の中央流水に沿う断面図、第5図
はダム建設に使用され・5コンクリートブロツクの平面
図、第4図は同ブロックの縦断面図であるO A、  B、 C〜コンクリートブロック群1〜川  
    2〜コンクリートブロツク3〜基盤     
4〜プレート 昭和61年4月16日 1・・川 2・・・コンクリートプロ7り 3・・・基盤 4・・・プレート 第2図 第3図    第4図 2                     t手続
補正書 昭和61年 7月16日 昭和61年 特 許 IK@8a962号λ発明の名称
  冠水ダム工法 ニジ 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 5、補正命令の日付   昭和61年6月24日(1)
  明細書の第2頁第18行目と第19行目間に下記を
挿入する。 記 「即ち、このダムの目的は洪水を減少する事にあり、上
流源流にコンクリートブロック群を多数設けることによ
り台風時の雨を一時に流出する水を喰い止めて中流の増
水を減少する事が出来るようにしたものであり、又河口
部の蛇行を修正し水流を直流化し水速を早め河川中央部
の浸食に依り水の流出を早め、中流の部の増水を減少す
る事が出来るようにしたのである。 更に、上流に一時滞溜した水は、渇水期に地号  下水
となり、流出する為に水資源の増大となる。 記 「第5図は本考案コンクリートブロックを橋脚に使用し
た状態を示す平面図、第6図はその作用効果を示す側面
図、第7図は他の使用方V−を示、す平面図である。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 流水に対向するプレートを基板上に突設してなる逆高下
    駄状のコンクリートブロックの多数を河川の流水を横切
    つて一線に並列設置して第1のブロック群を形成して水
    位を高め、次いで該ブロック群の上流側に土砂を推積せ
    しめ、該推積土砂の上に第2のブロック群を形成して更
    に一段と水位を高め、かくして順序的に複数個のブロッ
    ク群を構成し、段階的に水位を高めることによつて流水
    を広範囲に拡散するようにしたことを特徴とする冠水ダ
    ム工法。
JP8896286A 1986-04-16 1986-04-16 冠水ダム工法 Granted JPS62244907A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8896286A JPS62244907A (ja) 1986-04-16 1986-04-16 冠水ダム工法

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JP8896286A JPS62244907A (ja) 1986-04-16 1986-04-16 冠水ダム工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62244907A true JPS62244907A (ja) 1987-10-26
JPH0436208B2 JPH0436208B2 (ja) 1992-06-15

Family

ID=13957454

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JP8896286A Granted JPS62244907A (ja) 1986-04-16 1986-04-16 冠水ダム工法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106245577A (zh) * 2016-08-30 2016-12-21 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种淤地坝和水窖联合调蓄开发利用洪水资源系统
CN106284506A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种淤地坝水资源蓄水设施
CN106351169A (zh) * 2016-08-30 2017-01-25 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种旱地洪水利用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106245577A (zh) * 2016-08-30 2016-12-21 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种淤地坝和水窖联合调蓄开发利用洪水资源系统
CN106284506A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种淤地坝水资源蓄水设施
CN106351169A (zh) * 2016-08-30 2017-01-25 黄河水利委员会黄河水利科学研究院 一种旱地洪水利用方法

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JPH0436208B2 (ja) 1992-06-15

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