JPS62244383A - 酵母における組換え蛋白の発現 - Google Patents

酵母における組換え蛋白の発現

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JPS62244383A
JPS62244383A JP62044151A JP4415187A JPS62244383A JP S62244383 A JPS62244383 A JP S62244383A JP 62044151 A JP62044151 A JP 62044151A JP 4415187 A JP4415187 A JP 4415187A JP S62244383 A JPS62244383 A JP S62244383A
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JP
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plasmid
yeast
expression vector
cryptococcus
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JP62044151A
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ジヨン エツチ.コンドラ
ロナルド ダブリユ.エルス
レイモンド イー.ジヨーンズ
ローレン デー.シユルツ
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Original Assignee
Merck and Co Inc
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    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サツカロミセス セレビシェ(Saccharomyc
es cerevisiae  )は、異種ポリペプチ
ドの発現のための宿主として有能であることが明らかに
なった。稲々の糧からの多数の異なる蛋白が、S.セレ
ビシエ中で全細胞蛋白のほぼ10%以上にまで発現され
ている。典歴的には、発現は発現されるポリペプチドの
構造遺伝子を取り囲む酵母制御配列(転写プロモーター
およびターミネータ−)とともに、S。
セレビシェおよびE、コリの両方の中で選択ならびに増
幅のために必要とされる他の配列を含むプラスミドによ
り仲介されている。
アルファ接合因子は、MATαおよびMATa細胞間の
接合に必要とされるS.セレビシエの性フェロモンであ
る。このトリデカペプチドは、粗面小胞体中に向けられ
、糖付加され、細胞から分泌される最終成熟形に蛋白分
解的にプロセスされるプレプロフェロモンとして発現さ
れる。この生化学的な過程は、異種ポリペプチドの発現
戦略に利用されてきた0アルファ接合因子遺伝子は分子
的にクローン化され、プレープローリーダー配列を伴う
プロモーターは種々のポリペプチドを発現し分泌するの
に利用されてきた。それらの粗面小胞体およびゴルジ器
官の横断から期待されるように、異種蛋白はN−および
〇−結結合付付加両反応を受は得る。
該アルファ接合因子プロモーターは、表現形がαの細胞
中でのみ活性である。S.セレビシエ中には、他の通常
は発現していないaおよびα情報のコピーの抑制のため
に必要な蛋白を合成するSIRとして知られる4遺伝子
座がある。この抑制反応を阻害する温度感受性(1,)
  欠損が、少なくともこれら座位のひとつの遺伝子産
物中に存在する。この変異株では、35℃での生育は抑
制をなくし、細胞は表現形質がa/(Itとなりこの株
ではアルファ接合因子は不活性になる。23℃へ温度を
移行するとプロモーターが活性となり、細胞は表現形質
がαに復帰する。tssIR欠損を伴う株の利用は、い
くつかの異種ポリペプチドの調節された発現に示されて
いる。
種々の組換え微生物発現系において、多くの異なるポリ
ペプチドの合成が宿主細胞に有害であることが示されて
いる。その結果、そのような組換え培養の大規模化にお
いて、異種ポリペプチドを発現しないかまたは、培養が
該ポリペプチドの源として経済的に見合わない位の微量
量しか発現しないような細胞のみとなるような、該ポリ
ペプチドの発現に対抗する圧力がある。
本発明の目的は、第一次翻訳産物を粗面小胞体に向ける
酵母のプロモーターおよびリーダー配列を、その発現が
酵母中で不安定か有毒であるような異種糖蛋白の発現に
応用するための方法を与えることである。本発明の他の
目高は、そのようなベクターで形質転換された組換え酵
母細胞の生育を大規模化するための条件を、異種糖蛋白
の最大収率が大容量において到達されるように特定する
ことである。本発明のさらに他の目的は、エプスタイン
−パール ウィルス(Epstein−Barr ui
rus)の膜抗原(gp 350 / gp 220 
)を酵母において糖付加された( glycosyla
ted )形で発現させる方法を与えることである。本
発明のこれらおよび他の目的は、以下の記述より明かと
なろう。
ある種の異種遺伝子、例えばエプスタイン−パール ウ
ィルス膜抗原(g p 350/gp220)遺伝子、
の発現は、毒性効果のために酵母中で逆選択される。酵
母リーダー配列を伴う蛋白、例えば牙−次翻訳産物を粗
面小胞体中に向けるアルファ接合因子、の制御された発
現をさせる遺伝的な発現系が記載されている。
この系は、酵母中での細胞に対して毒性効果を示すある
いは逆選択される糖蛋白の発現に応用可能である。
本発明は、牙−次翻訳産物を粗面小胞体へ向ける、例え
ばアルファ接合因子プロモーター−リーダー ベクター
、をその発現が酵母において不安定か有毒である異種糖
蛋白の発現に応用するための方法に向けられている。
より特定すると、制御SIR蛋白の一つにts欠損を伴
う宿主中でのそのようなベクター系の使用に向けられて
いる。本発明はまた、そのようなベクター系を大量のエ
プスタイン−パール ウィルス膜抗原(EMBA)を酵
母中で糖付加形態で安定に発現させるために利用するこ
とにも向けられている。より特定すると、EBMAを発
現する組み換え培養の大規模化へ向けられている。本分
野の熟練者にとって、発現が酵母にとって有害であるか
逆選択される他の異種糖蛋白遺伝子が、このベクター−
宿主系を利用することにより安定に大量に発現されるこ
とは自明であろう。該アルファ接合因子遺伝子はS.セ
レビシエ ゲノムDNAよりプラスミド ベクター上に
クローンされた。このDNAは、Hind IIIで消
化され、自己連結され、プレープロ リーダー配列の3
′側に唯一のHind I11部位を伴う新たなプラス
ミドを形成する。次いで、全3種の読み取り枠において
翻訳終結シグナルを含むオリゴヌクレオチド アダプタ
ーが、その唯一のHind■部位に、唯一の旧ncil
lllr 部位がオリゴヌクレオチド挿入体の5′側に
保持されるように挿入される。その結果できたプラスミ
ド(pRJ178)は旧ndllJで消化され、DNA
ポリメラーゼのクレノフ(Klenow )断片により
平滑末端化され、BamH■リンカーの存在下で自己連
結される。このプラスミドDNAはgcoRIで消化さ
れ、DNAポリメラーゼ■のケレノフ断片により平滑末
端化され、Bcl ■リンカーと連結され、Bct I
で消化され、アルファ接合因子遺伝子を含む1,4キロ
塩基対(kbp )断片が単離される。E、コリーS.
セレビシエシャトル ベクターPCI/1がBamHI
  で消化され、次いで上述の1.4 kbp Bcl
 I断片と連結され再クローン化される。出来たプラス
ミドはBamH■  で消化され、自己連結され新たな
アルファ接合因子発現プラスミドを創成する。このベク
ターの顕著な側面は: (1) E 。
コリー由来の選択(bla )およびE、コリ中でのプ
ラスミドの増幅(art )のための配列。
(2) S .セレビシエ−由来の選択(LEU2)お
よびS.セレビシエ中でのプラスミドの増幅(2ミクロ
ンDNA ’ )のための配列、(3)酵母アルファ接
合因子プロモーター、(4)翻訳産物な粗面小胞体中へ
向けるための酵母アルファ接合因子プレーリーダー、(
5)N−グリコジル化シグナル配列をコードしKEX 
2および5TE13プロテアーゼ(遺伝子産物)Kより
解裂される酵母アルファ接合因子ブローリーダー、(6
)発現されるべき異種ペプチドまたはポリペプチドのク
ローニングのための唯一 0”r BamHI部位、(
7)全3種の読み取り枠における翻訳終結シグナル、お
よび(8)酵母転写終結配列である。
EEMA蛋白はウィルスによりコードされる350.0
00および220,000ダルトンの糖蛋白を表わす。
両蛋白の構造遺伝子は同一で、全てがBamH■−Lゲ
ノム性DNA断片中に含まれている。該EBMA遺伝子
断片はアルファ接合因子発現ベクター中にクローン化さ
れている。この組換えプラスミドはS.セレビシエに導
入され、形質転換クローンが選択され増幅される。溶菌
液が調製され、ポリアクリルアミド ゲル中で電気泳動
されニトロセルロースにウェスタン(Western 
 )プロットされる。175,000および350,0
00ダルトン糖蛋白は、それらが形質転換体にのみ存在
すること、エプスタイン−バール ウィルス回復期ヒト
血清および特異的モノクローナル抗体と反応すること、
および集積した陰性ヒト血清とは反応しないという点で
EBMAに特異的であることが認められる。
形質転換体の生育が10ミリリットル以上の体積で試み
られたどの場合においても、E13MAが発現されてい
る証拠はなくなる。細胞が液体培養の途中で平板に撒か
れると、非形質転換対照と同じ大きさの大集落の数が増
加していることが認められる。集落の大きさが大きいこ
とは、細胞の生育が小さな集落のものより早いことを反
映している。ウェスタンプロットが形質転換体の犬およ
び小集落についてなされるときは、大集落は常にEBM
Aを発現しておらず小集落は常にEBMAを発現してい
る。連続的な生育の間平板に撒くと大集落の数が増加す
ることは、S.セレビシエに対するEBMAのネガチブ
な生理的効果を反映している。このネガチブな効果は、
発現に対して対抗する選択圧となり、その結果大容量で
は最終的にポリペプチドの発現が観察されなくなる。
アルファ接合因子プロモーターは表現形質がαである細
胞内でのみ活性となる。S.セレビシエには、接合型情
報の、他の通常発現していないaおよびαコピーを抑制
するのに必要な蛋白を合成する。SIRとして知られる
4遺伝子座位がある。JRY第88株(木様は、本発明
の属する技術の分野における通常の知識を有するものに
よく知られており容易に入手できる。)(ライン(Ri
ne)ほか、ジエネチツクス(Genetics )第
93巻:877頁(1979年))細胞は5IR3遺伝
子産物中にts  欠損を含む。その結果、35℃で生
育したJRY第88細胞は表現形質がa/”でありアル
ファ接合因子は活性でない。他方、23℃で生育した細
胞は表現形質がαであり、従って活性なアルファ接合因
子プロモーターを誘導することができる。EBMAコー
ド配列に連結したアルファ接合因子プロモーターとプレ
ープローリーダーをともなう組換えプラスミドがJRY
第88細胞中に導入され、形質転換クローンが選択され
増幅される。35℃での細胞生育の結果、検出し得るE
BMAの合成は完全になくなる。細胞は35℃で飽和す
るまで生育され、23℃で発酵槽中10リツトル容量中
に植菌され、こうして培養は対数増殖初期に希釈される
。EBMAの合成は最初23℃への温度移行後12時間
以内に検出可能、24−48時間で最高、そして96時
間までに消失する。本分野の熟練者にとって、最大収率
を得るための培養収穫時を至適化する目的でこの系にお
ける異種糖蛋白の発現を検定するために、例えばウェス
タンプロットまたはラジオイムノアッセイのような適当
な検定法が利用されるべきであることは自明である。
さらに、本分野の熟練者にとって、その発現が宿主に有
害である如何なる異種糖蛋白遺伝子でもアルファ接合因
子プロモーターにより発現させるために、SIR遺伝子
産物のどれか一つに温度感受性または他の条件致死欠損
を含むサツカロミセス属の種の株がiする宿主であるこ
とは自明である。さらに、本分野の熟練者にとっては、
その発現がS.セレビシエに有害である異種糖蛋白をア
ルファ接合因子プロモーターにより発現させるために、
SIR遺伝子のひとつの発現が生理的に制御され得るサ
ツカロミセス属の種の如何なる株も適した宿主になるこ
とは自明である。
サツカロミセス属は種々の種からなっている。種々の異
種ポリペプチドの組換えDNAに仲介される発現のため
の宿主として最も普通に利用されるのはサツカロミセス
 セレビシェまたはパン酵母である。しかしサツカロミ
セス属の他の種の間の区別は常に明確であるとは限らな
い。これら種の多くは、S.セレビシエと交配すること
が可能であり、したがってS.セレビシエSIR遺伝子
と類似の5IR−型制御遺伝子を有するようである。そ
れゆえ本分野の熟練者にとって、アルファ接合因子プロ
モーターを制御するために温度感受性5IR−型遺伝子
または生理的に制御される5IR−型遺伝子を用いると
いう考えが、カルスヘルゲンシス(carlsberg
ensia )、ノルヘンシス(norbensis 
)、ジアスタチヵス(+Hastaticus ) 、
オビフォルミス(ovif。
rmis)、ウバルム(uvarum )、ルクシ(r
ouxii )、モンタナス(montanus ) 
、クルベリ(1(luyveri  )、およびエロン
ギスポラス(elongisporus )  を含み
それに限定されない他の種にまで拡張されることは自明
である。
ハンセヌラ(Hansenula ) 、カンヂダ(C
abdida )、トルロプシス(Torulopsi
s )およびピキア(Pichia )のようないくつ
かの酵母域は、生育のためにメタノ−L(唯一炭素源と
して利用するための同様な代謝系を含むことが示されて
いる。この代謝系に関与する酵素の一つであるアルコー
ル オキシダーゼの遺伝子は、ピキア パストリス(P
ichia pastoris )から単離されている
。P、バストリスのアルコール オキシダーゼ プロモ
ーターが単離され、誘導がメタノール感受性であること
が示された。このプロモーターは発現ベクター上に置か
れ、そこでその近傍にクローンされた異種遺伝子の発現
を促進することが示された。そのような誘導可能なプロ
モーターは、EBMAのような発現が逆選択されるペプ
チドまたはポリペプチドの酵母中での発現のために有用
である。アルファ接合因子のプレープローリーダー配列
は、S.セレビシエ中のリーダー配列の一例に過ぎない
。第一次翻訳産物を糖付加系の横断のための粗面小胞体
中へ向けるそのようなリーダー配列は、全ての研究され
た真核細胞中に認められている。Ef1MA遺伝子の翻
訳産物がウィルス感染した細胞中および組換え酵母中で
糖付加されるのは、プレーリーダー配列の存在によるも
のである。
ブローリーダー配列は、牙−次翻訳産物を粗面小胞体中
に向けるのに必要とされない。本分野の熟練者にとって
自明であるように、この配列は適当な制限エンドヌクレ
アーゼの利用そして/またはプレリーダー配列だけのオ
リゴヌクレオチド合成により欠失され得る。
従って、本分野の熟練者にとって、EBMAの発現およ
び糖付加のために適当なプロモーターおよびプレーリー
ダー配列を利用するという考えが、適当な酵母宿主域と
してピキア、カンヂダ、ハンセヌラ、トルロプシス、ク
ルベロミセス(Kluyveromyces ) 、お
よびサツカロミコプシス(Saccharomycop
sis )属からの種を含みそれに限定されないサツカ
ロミセス科およびクリプトコカス科からの酵母種にまで
拡張することは自明である。
以下の実施例は、本発明を説明するがそれだけに限定す
るものではない。以下の例示中に指摘されている各参照
の開示は、ここに参考として取り入れられている。
実施例 1 アルファ接合因子遺伝子MFα1がS.セレビシエゲノ
ムDNAからプラスミド上にクローンされているプラス
ミドpKH2はカージャン(Kurjan )ほか(セ
ル(Cell)牙30巻:933頁(1982年))お
よびサイン(Stngh )はか(ヌクレイツク アシ
ッド リサーチ(Nucletc Ac1ds Re5
earch )牙11巻:4049頁(1983年))
の方法に従って調製される。プラスミドpKH2がEc
oRIで消化され、アルファ接合因子遺伝子を運んでい
る1、 7 kbp断片が調製用アガロースゲル電気泳
動により精製された(牙1図上段)。プラスミドpRJ
 148 (Hind III を欠いた修飾PBR3
22)がEcoRI  で消化され、その1.7Kbp
断月と連結されてプラスミドpRJ 159を与えた(
11図中段)。このDNAはHind mで消化され自
己連結されプラスミドpRJ167を形成した。これは
今や唯一のHindI[r部位を有する(牙1図、下段
)。プラスミドpRJ167はHind I[rで消化
され、合成オリゴヌクレオチド アダプターの挿入によ
り修飾され、プロモーターおよびプレープローリーダー
の3′側でかつ全3種の読み取り枠での翻訳終結シグナ
ルの5′側に唯一のHindm部位を含んでいる新プラ
スミド(pRJ178 )を与える(第1図、下段)。
そのHind llJ  部位は、11ind III
による消化、DNAポリメラーゼ■のクレノフ断片によ
る平滑末端化、BamHIリンカ−の添加および自己連
結でプラスミドpJC193を形成することによってg
amHI 部位に変換された(第2図、上段)。このプ
ラスミドはEcoRI で消化され、DNAポリメラー
ゼ■のクレノフ断片により平滑末端化され、Bcl■ 
リンカ−の添加により修飾され、Bcl■により消化さ
れ、アルファ接合因子遺伝子を運ぶ1.4 kbp断片
が調製用ゲル電気泳動により単離された(第2図、中段
)。こうして出来たBcl I断片は次いでI)CI/
1の唯一のBamHI 部位中に挿入されその過程で元
来のBamHI 部位を破壊した(プラスミドpJc1
94:第2図、下段)。このDNAはBamHIで消化
され、過剰なりamHIリンカ−を除くために自己連結
された(第2図、下段)。その結果、以下の顕著な性質
を有する新たなアルファ接合因子発現プラスミド(1)
JC197)  が創られた: (1) E 、コリ中
でのプラスミドの選択(bla遺伝子)および増幅(o
ri)のためのE、コリ由来の配列、(2) S .セ
レビシエ中でのプラスミドの選択(LEU2)および増
幅(2−ミクロンDNA )のためのS.セレビシエ由
来の配列、(3)酵母アルファ接合因子プロモーター、
(4)翻訳産物を粗面小胞体中へ向ける酵母アルファ接
合因子プレーリーダー、(5)N−グリコジル化シグナ
ル配列をコードし、KEX 2および5TE13プロテ
アーゼ(遺伝子産物)により解裂される酵母アルファ因
子ブローリーダー(シュリアス(Julius )ほか
、セル第32巻:839頁(1983年);シュリアス
ほか、セル、1′737巻:1075頁(1984年月
、(6)発現されるべき墨種ポリペプチドのクローン化
のための唯一のaamHI部位、(7)全3種の読み取
り枠における翻訳終結配列、(8)酵母転写終結配列。
実施例 2 該EBMA蛋白は、ウィルスによりコードされる350
,000ダルトンおよび220,000ダルトンの糖蛋
白を表す(クオリテール(Qualtiere )ほか
、ピロロシー(Virology )牙102巻:36
0頁(1984年))。両蛋白の構造遺伝子は同一で、
BamH(−Lゲノム性DNA断片中に総て含まれてい
る(ハメル(Hurrmel )ほか、ジャーナル オ
ブ ピロロジー(J、Virol )牙49巻=413
頁(1984年))。そのBamHI−L断片を運ぶB
−68’プラスミドはXho[および5caiで消化さ
れ、EBMA構造遺伝子配列を含む2.5kbp断片は
DNAポリメラーゼ■のクレノフ断片により平滑末端化
され、調製用アガロースゲル電気泳動により精製された
(矛3図、上段)。アルファ接合因子ベクターpJC1
97はBamHI で消化され、DNAポリメラーゼ■
のクレノフ断片により平滑末端化された。該EBMA断
片はベクターに平滑末端連結された(矛3図、下段)。
この組換えプラスミド(pYEBV−1)はS.セレビ
シエIH868株(木様は、本発明の属する技術の分野
における通常の知識を有する者によく知られており、容
易に入手できる)(DC6(MATα、 1eu2. 
his4. canl、 ga12 )とも呼ばれる;
カージャンはか、同)に導入され、形質転換クローンが
選択され増幅された。
溶菌液が調製され、ポリアクリルアミドゲル中で電気泳
動されニトロセルロースにウェスタンプロットされた。
175,000および350.000ダルトン糖蛋白は
、それらが形質転換体にのみ存在すること、それらがエ
プスタイン−バール ウィルス 回復期ヒト血清および
EBMA−特異的モツクローナル抗体(クオリテールほ
か、プロシーヂングス オフ ザ ナショナル アカデ
ミ−オフ サイエンス USA  (Proc、 Na
tl、 Acad、 Sci。
USA)オフ9巻:616頁(1982年))と反応す
ること、および集積した陰性ヒト血清と反応しないこと
、からEBMAに特異的であると認められた。
実施例 3 EBMA糖蛋白の発現はS.セレビシエに有毒である pYEBV−1形質転換体の生育が10ミリリットル以
上の体積で試みられたどの場合においても、EBMAの
発現は検出されなかった。初期には選択培地平板に撒か
れると培養は基本的に小集落のみを与えたが、細胞が液
体培養における生育の間に平板に撒かれると、非形質転
換対照と同じ大きさの大集落の数が相対的に増加するこ
とが認められた。集落の大きさが大きいことは、細胞の
生育が小集落のものより早いことを反映していた。ウェ
スタンプロットが形質転換体の犬および小集落について
なされたところ、大集落は常にgBMAを発現しておら
ず小集落は常にEBMAを発現していた。連続的な生育
の間平板に撒くと大集落の数が増加することは、S.セ
レビシエに対するEBMAのネガチブな生理的効果を反
映していた。このネガチブな効果は、発現に対して対抗
する選択圧となり、その結果10ミリリットル以上の容
量で最終的にポリペプチドの発現が観察されなくなる。
実施例 4 アルファ接合因子プロモーターは、表現形質がαである
細胞中でのみ活性である(ブレイク(Brake )ほ
か、モレキュラー アンドセルラー バイオロジー(M
o1. Ce11.  Biol、 )矛3巻:144
0頁(1983年))。
S.セレビシエ中には、他の通常は発現していないaお
よびα情報のコピーの抑制のために必要な蛋白を合成す
る。SIRとして知られる4遺伝子座がある(ライン(
Rine )他、前出)。JRYl 88株細胞(MA
Tα、 5ir3−8゜1eu2−3.1eu2112
. trpl、 ura3−52. his4)は5I
R3遺伝子産物中にts欠損を含む。その結果、35℃
で生育したJRYI 88細胞は表現形質がa/α で
ありアルファ接合因子は活性でない;他方、23℃で生
育した細胞は表現形質がαであり、従ってアルファ接合
因子プロモーターによって指示される発現を誘導するこ
とができる(ブレイクはか、プロシーヂングス オフ 
ザ ナショナル アカデミ−オフ サイエンス USA
  第81巻:4642頁(1984年))。組換えプ
ラスミドpYEBV−1(牙3図)がJRY第88株細
胞中に導入され、形質転換クローンが選択され増幅され
た。35℃で細胞が生育すると検出可能なEiBMAの
合成が完全になくなった。細胞は最初に1リツトルシエ
ークフラスコ中で35℃で飽和まで生育させられた。こ
の培養は次いで23℃に平衡化された培地を含む10リ
ットル発酵槽に、初期開始細胞密度がA6oo”” 0
.1−0.7となるように植えるのに用いられた。酵母
細胞溶菌液のウェスタンプロットにより明らかにされた
膜抗原の合成は、先ず23℃への温度移行後12時間以
内で10−リットル発酵槽中に検出可能となり、24−
48時間で最大となり、96時間までに大きく減少した
【図面の簡単な説明】
第1図は、プラスミドpRJ178の構築を説・明する
模式図である。 第2図は、プラスミドpJc197の構築を説明する模
式図である。 矛3図は、プラスミドpYEBV−1の構築を説明する
模式図である。 図面の1y訂(内容に変更なし) ″  日日口1 囮ロロ 11 f 日日口 1口■貝l 手続補正書 1唱和62年4月23日 特許庁長官 黒Fn 011雄殿 1、事件の表示  昭和62年特許願第44151号2
、発明の名称  酵母における組換え蛋白の発現3、補
正をする者 ■件との関係  特許出願人 インコーホレーテッド (2)「図面」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、E.コリ中での選択および増殖のため のE.コリ由来の配列、およびクリプトコカス属または
    サッカロミセス属の種の中でのプラスミドの選択および
    増殖のための酵母由来DNAの配列、酵母の制御可能な
    プロモーターDNA配列、酵母プレーまたはプレープロ
    ーリーダー配列、少なくとも一つの読み取り枠にたいす
    る翻訳終結配列、酵母転写終結配列、発現されたときに
    宿主に有害となる既に決定されているペプチドまたはポ
    リペプチド配列をコードするDNAの配列を挿入するた
    めの特定の制限エンドヌクレアーゼクロー ン化部位を含むプラスミド発現ベクター。 2、既に決定されているペプチドまたはポ リペプチド配列が、サッカロミセス属またはクリプトコ
    カス属の種である宿主細胞中で発現されると有害である
    、特許請求の範囲第1項によるプラスミド発現ベクター
    。 3、既に決定されているポリペプチドが、 エプスタイン−バールウイルス膜抗原 (gp350/gp220)である特許請求の範囲第2
    項によるプラスミド発現ベクター。 4、プレーリーダーまたはプレープローリ ーダー配列がアルファ接合因子遺伝子から由来する、特
    許請求の範囲第2項によるプラスミド発現ベクター。 5、特許請求の範囲第2項によるプラスミ ド発現ベクターにより形質転換されたサッカロミセス属
    またはクリプトコカス属の種。 6、特許請求の範囲第2項によるプラスミ ド発現ベクターにより形質転換された、SIR遺伝子の
    一つの遺伝子産物中にts欠損を含むサッカロミセス属
    またはクリプトコカス属の種。 7、特許請求の範囲第2項によるプラスミ ド発現ベクターにより形質転換された、少なくともSI
    R遺伝子の一つの発現が生理的に制御可能なサッカロミ
    セスまたはクリプトコカス属の種。 8、(1)該属の種細胞を特許請求の範囲第2項による
    プラスミドで形質転換する、(2)形質転換した細胞を
    培養する、(3)培養した細胞から蛋白を回収する、こ
    とからなるサッカロミセス属またはクリプトコカス属の
    種である宿主中で発現されると有害である既に決定され
    ているペプチドまたはポリペプチドを得る方法。 9、種がサッカロミセス属からのものであ る特許請求の範囲第8項による方法。 10、種がS.セレビシエである特許請求の範囲第8項
    による方法。 11、該既に決定されているペプチドまたはポリペプチ
    ド配列が、エプスタイン−バールウイルス膜抗原(gp
    350/gp220)である、特許請求の範囲第8項に
    よる方法。 12、該既に決定されているペプチドまたはポリペプチ
    ド配列が、エプスタイン−バールウイルス膜抗原(gp
    350/gp220)である、特許請求の範囲第9項に
    よる方法。 13、種がS.セレビシエである特許請求の範囲第12
    項による方法。 14、プラスミドが、糖付加形でのエプスタイン−バー
    ルウイルス膜抗原の発現を指示 する特許請求の範囲第8項による方法。
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