JPS62242604A - 植物生長調節剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明分野 この発明は、植物の生長調節方法に関し、特に植物の生
長及び／又は果実生産を刺激するのに有用な方法に、望
ましくない植物の生長を抑制する方法に、及び植物生長
の調節に有用な組成物に関する。

技術の説明 植物生長調節剤（ｐｌａｎｔ　ｇｒｏｗｔｈ　ｒｅｇｕ
ｌａｎｔ）とは、微小量で、観賞用植物及び／又は作物
植物の行動及び／又は前記植物の生産高を物理的作用よ
りむしろ生理的（ホルモンの）作用により変える化合物
及び／又は調合薬として定義しうる。これらは、生長を
促進するか減退し、休眠状態を延長するか破り、根の生
長（ｒｏｏｔｉｎｇ）、結実（ｆｒｕｉｔ−ｓｅｔ）を
促進し、又は果実の大きさ若しくは量を増加させ、又は
植物の生長及び／又は生産性を他の仕方で変えるかしう
る。植物生長調節剤は、現在の六つの範ちゅう：　オー
キシン、ギベレリン、チトキニン（ｃｙｔｏｋｉｎｉｎ
　）　、エチレン発生剤、抑制剤及び遅延剤の一つ以上
に分類される。既知のオーキシンの代表例は、インドー
ル酢酸、２４−Ｄ（２，４−ジクロロ−フェノキシ酢酸
’）　、ＭＣＰ八（４−クロロ−２−メチルフェノキシ
酢酸）、影響されやすい植物によりＭＣＰＡに酸化され
るＭＣＰＢ（４−〔（４−クロロー〇−トリル）オキシ
〕酪酸）及びＢＮＯＡ（ベーターナフトキシ酢酸）であ
る。ギベレリンは、ギベレリン酸及びその誘導体を含み
、他方チトキニンはゼアチン（ｚｅａｔｉｎ）　、キネ
ンチン（ｋｉｎｅｎｔｉｎ）及びペンジルアニデ７（ｂ
ｅｎｚｙｌ　ａｎｉｄｅｎｅ）のような組成物を含む。

現在知られるエチレン発生剤には、エチレン及びエテフ
ォン（ＩＥｔｈｅｐｈｏｎ）〔（２−クロロエチル）リ
ン酸〕が含まれる。現在知られる抑制剤には、安息香酸
、没食子酸、ケイ皮酸が含まれ、他方遅延剤、最近発展
された種類の植物生長調節剤には、植物の高さの制御に
、特に商業用温室栽培の草花栽培作物に特に有用な組成
物が含まれる。

乳酸（アルファーヒドロキシプロピオン酸）は、よく知
られ、産業上化学中間体として広く用いられる。これは
、アルファーヒドロキシプロピオン酸の２種の可能な光
学異性体−左旋性及び右旋性異性体の等モル混合物であ
るラセミ体混合物の形で通常存在する。左旋（１）異性
体は、偏光ビームを左に回転させる光学活性化合物の異
性体であり；右旋性（ｄ）異性体は、偏光ビームを右に
回転させる同じ化合物の異性体である。不斉炭素原子に
結合する異なる官能基の配置関係を定義するのに用いる
第２の申し合わせ、フィッシャー法（Ｆｉｓｃｈｅｒｍ
ｅｔｈｏｄ）は、化合物の標準溶液が偏光ビームを回転
させる方向（左又は右）よりはむしろ相互に関する官能
基の幾何学的配置に基づく。フィッシャー法に従えば、
任意の標準右旋性グリセリンアルデヒドの不斉炭素と同
じ配置の不斉炭素原子を有するいかなる化合物もＤ系列
に分類し、他方不斉炭素原子が反対の配置を有する化合
物をＬ系列に分類する。フィッシャーのＤ及びＬ分類は
、すべての化合物に対しては右旋性（ｄ）及び左旋性（
１）光学活性と相関しないけれども、これらの分類を光
学活性分類ｄ及びｌと共に任意の光学活性異性体の幾何
学的配置及び特定の光学活性の両方を示すのに用いるこ
とができる。したがって、乳酸のＬ−異性体は、右旋性
であって、Ｌ　−（ｄ）−乳酸として示され、Ｄ異性体
はＤ　−（１）−乳酸として示される。

しかし、乳酸のように比較的簡単を化合物のこれらの特
性の両方は、ただ一つの分類体系によってじゅうぶんに
示すことができる。Ｌ−乳酸は右旋性であることが知ら
れ、１−乳酸はフィッシャーに従うＤ配置を有すること
が知られている。この理由で、乳酸のＤ及びＬ異性体は
、通常り及びＬ表示によってのみ固定し、それらの光学
活性について明白に述べることはしない。フィッシャー
分類法は専門分野でよく知られており、「イントロダク
ション・ツウ・オルガニック・ケミストリー」（Ｉｎｔ
ｒｏｄｕｃｔｉｏｎ　ｔｏ　Ｏｒｇａｎｉｃ　Ｃｈｅｍ
ｉｓｔｒｙ）、フィーザ一番アンド・フィーザー（Ｆｉ
ｅｓｅｒ　ａｎｄ　Ｐｉｅｓｅｒ）、ディー・シー・ヒ
ース・アンド・コンパニー（Ｄ、Ｃ０Ｈｅａｔｈ　ａｎ
ｄ　Ｃｏ、）ボストン、マサチｘ　−＊　ッ”７、（１
９５７年）２０９〜２１５ページにいっそう詳細に論じ
られる。

乳酸は、乳製品や発酵製品のような種々の合成的及び自
然に生ずる生産物中に広く存在し、この中で主としてラ
セミ体混合物として生ずる。左旋性か右旋性かのいずれ
かの異性体を選択的に製造するのに特殊発酵方法を用い
ることができる。若干の市販農産物１発酵生産物と乳酸
とを含有し、農業上の種々の用途のために販売されるが
、Ｌ−（ｄ）−乳酸が有効な植物生長調節剤であること
は認められたり、示唆されたりしなかった、更に、農業
市場で売られる乳酸含有組成物は、通常両方の光学異性
体のラセミ体混合物を含有するばかりか、ナトリウム、
カリウム、アンモニウムなどのような陽イオン及び／又
は界面活性剤、殺虫剤などのような他の化合物を含有し
、これらはＬ−乳酸と反応してその生長調節剤作用を破
壊しうる。

乳酸より分子量の高いアルファーヒドロキシカルボン酸
は、用いたカルボン酸の配置又は光学活性に関係なく特
定の生長調節作用を示すことが提案された。米国特許第
３７１２８０４号明細書でミュラー　（Ｍｕｅｌｌｅｒ
）　　らは、若干のアルファー置換カルボン酸が植物が
水を環境から同化する能力を改善することにより若干の
作物の収穫を増すことを明らかにする。これらの酸は、
分子あたり７〜１０個の炭素原子を有し、アルファ炭素
原子がオキシ、ヒドロキシ、アミン及びカルボキシル基
を含む１個以上の官能基で置換される。酸は極めて若い
植物に適用され、塩、低級アルキルエステル及びアミン
は遊離酸と同様な生長調節作用を有する。また、組成物
は湿潤剤をも含有しうる。

米国特許第３７１２８０４号明細書で論じられるものも
含めて、前記及び業界で他に知られる植物生長調節剤は
、すべて、少なくとも若干の用途において、その使用が
Ｌ−乳酸の使用より望ましくなくする若干の不利益を有
する。多（の生長調節剤組成物、特に比較的高い薬量率
で除草剤作用を示すものは、植物、環境、及び／又は人
間も含む動物に対し有毒である。多くは、入手が容易で
なく、かつＬ−乳酸にくらべて製造費が比較的高い。ま
た、米国特許第３７１２８０４号明細書に論じられるア
ルファー官能基のカルボン酸、塩、エステル及びアミン
のような既知の生長調節剤の多くは、すべての場合に栽
培者にとって好都合な時に植物の処理ができるようには
なっていない。更に、多くの既知の調節剤は、生長調節
剤作用の限定スペクトルを示し、多くの植物種類に有用
ではなく、及び／又は作物の生産性をじゅうぶんに調節
しない。

したがって、植物の生長を調節する改良方法及びこのよ
うな方法に有用な改良組成物に対する必要度が存する。

特に、植物の所望の生長を刺激し、望ましくない植生の
生長を抑制し、このような方法及び組成物の環境及び人
間を含む動物への毒性効果を減じ、かつ植物生長調節剤
を減じる必要度が存する。

したがって、この発明の主目的は、新規な、植物の生長
調節方法を提供することである。

この発明の他の目的は、新規な植物生長調節剤組成物を
提供することである。

更に、この発明の他の目的は、農業用及び観賞用植物の
生長及び生産性を刺激する方法及び組成物を提供するこ
とである。

更に他の目的は、望ましくない植生の生長を抑制する改
良方法及び組成物を提供することである。

この発明の他の目的は、動物及び環境に無毒な植物生長
調節剤組成物を提供することである。

この発明の他の目的は、使用者、他の人々、又は環境を
有毒か腐食性かの物質にさらす必要のない、比較的安価
な植物の生長調節方法を提供することである。

この発明の他の目的、見地及び利点は、次の開示、図面
及び特許請求の範囲によって当業者に明らかである。

発明の要約 簡単に言えば、この発明は、新規な、植物の生長調節方
法及びこのような方法に有用な組成物を提供する。この
発明の方法は、植物を乳酸の右旋性Ｌ　−（ｄ）−異性
体を含有する組成物の生長調節量と接触させることによ
り植物の生長を調節することを含む。Ｌ−乳酸は、使用
組成物中に存在する乳酸の少なくとも大部分を構成する
のが好ましい。

これらの方法は、作物植物及び観賞用植物の生長及び／
又は果実生産を刺激するか、望ましくない植生の生長を
抑制するかのいずれかに用いうる。

この発明の新規組成物は、植物生長調節剤作用を示し、
少なくとも大部分が乳酸のＬ　−（ｄ）−異性体である
乳酸を含有する。また、これらの組成物は、組成物のｐ
ｌを約５以下の範囲内に保つのにじゅうぶんな量の′酸
及び／又は乳酸のバクテリア分解を抑制するのにじゅう
ぶんな殺菌剤のような非反応性保存剤を含有することも
できる。

生長作用のある、乳酸のＬ−異性体の比較的低い濃度及
び薬量率を用いるこの発明の方法は、本質的にすべての
植物変種の生長及び／又は果実生産を増加させるのに有
用である。結実植物（ｆｒｕｉｔｉｎｇ　ｐｌａｎｔ）
に対し、この発明の方法は、生産する果実の大きさと量
の両方を増すのに用いろる。また、これらの方法は、果
実の成熟を早め、これにより作物周期を短縮し、ムラサ
キウマゴヤシ（ａｌｆａｌｆａ）　　ライムギ（ｒｙｅ
　ｇｒａｓｓ）などのような農業用及び観賞用草の生長
速度を増加させる。更に、これらは、老衰を遅延させ、
これによりトマト及びトウモロコシのような一年生果実
植物（ｆｒｕｉｔｐｌａｎｔ）の結実期間を延長させ、
柑橘類、ブドウなどのような多年生植物の結実期間を延
長させるのに用いろる。これらの方法は、これらが環境
及び動物に無毒であり、かつ植物生長を刺激するのに用
いるレベルではこの発明の方法に有用な組成物は処理植
物に対し、又は食物生産物のような結実植物の取り入れ
成分に無毒であるという利点を有する。更に、この発明
の方法に有用な組成物は、貯蔵、輸送及び使用装置に、
並びに動物及びそ菜類組織に腐食性がない。したがって
、これらは、装置、人、作物又は環境に損傷を及ぼすこ
となく容易、かつ安全に取り扱いうる。この発明の方法
に有用な組成物の有効成分−り−乳酸−は、容易に商業
的に入手でき比較的安価であり、特に比較的精巧な製造
方法を要する高価で精巧な化合物である種々の他の植物
生長調節剤に比較してそうである。

Ｌ−乳酸成分のいっそう高い薬量率を用いることにより
、この発明の方法は、環境及び動物に対する毒性並びに
使用、貯蔵又は船積み装置及び人に対する腐食性のよう
な、種々の他の除草剤生長調節剤の使用に伴う不利益な
しに、望ましくない植生の生長を抑制するのに用いうる
。

また、この発明の方法の使用による前記利点のすべては
、このような方法において、この発明の新規組成物を、
これらを栄養生長（ｖｅｇｅｔａｔ　ｉｖｅｇｒｏｗｔ
ｈ）を刺激するか抑制するかに用いる違いはあっても、
使用することからも生ずる。

発明の説明 この発明は、植物の生長調節の新規な方法及びこのよう
な方法に有用な新規生長調節剤組成物を提供する。この
発明の方法は、植物を乳酸の右旋性異性体を含んで成る
組成物と接触させることにより、（使用生長調節組成物
の薬量率によって）植物の生長を刺激することか遅延さ
せることかのいずれかを含む。この発明の新規組成物は
、少なくとも大部分が乳酸のし−（イ）−異性体である
乳酸及び乳酸との反応性が無く、かつ乳酸の加水分解的
及び／又はバクテリア分解を減少又は防止するのにじゅ
うぶんな保存剤を含んで成る。この発明の方法は、栄養
生長を増加させ、果実生産植物の果実生産を増加させる
のに用いろる。また、これらは、植物果実の成熟を早め
、−手生植物の老衰を遅延させ（そしてこれにより結実
期間を延長させ）るのに、また多年生植物の結実期間を
延長させるのにも用いることができる。

この発明の方法に有用な組成物は、広範スペクトル植物
生長調節剤である；したがってこれらは、結実植物及び
主として栄養植物（ｖｅｇｅｔａｔｉｖｅｐｌａｎｔ）
　　とみなされる植物を含むすべての植物変種の生長及
び／又は果実生産力を刺激し又は生長を抑制するのに用
いることができる。この発明の目的に対して、結実植物
には、−年中及び多年生そ菜類、果実、堅果、穀物、繊
維作物及び花を観賞する植物（ｆｌｏｗｅｒｉｎｇ　ｐ
ｌａｎｔ）のような栄養生長より他の任意の種類の農産
物を生じる植物が含まれる。また、栄養生産性（ｖｅｇ
ｅｔａｔｉｖｅ　ｐｒｏｄｕｃｔｉｖｉｔｙ）のために
主として栽培する植物（主要例は動物飼料用及び装飾目
的用に栽培する多種の草である）を、この発明の目的に
従って処理することもできる。したがって、この発明の
方法は、そ菜類、果実、堅果、穀物、草、繊維作物、材
作物及び花を観賞する植物の生長及び果実をならす能力
（ｆｒｕｉｔ−ｂｅａｒｉｎｇ　ｃａｐａｃｉｔｙ）　
（関連する場合）を刺激するのに用いうる。

レタス、ブロッコリー、アスパラガス、タマネギ、ジャ
ガイモのような塊茎状の収穫物、サトウダイコン、ナン
キンマメ、トマト、豆などを含むそ菜類のすべての変種
は、これらの方法に従って処理することができる。この
発明の方法に従って処理しろる果実の例は、モモ、リン
ゴ、柑橘類、アボガド、サクシ、ブドウ（変種及びテー
ブル）、バナナなどである。処理しうる堅果作物は、ク
ルミ、ペカン、バタンキョウ、カシューなどを含む。

トウモロコシ（ｃｏｒｎ）、コムギ、サトウモロコシ（
ｓｏｒｇｈａｍ）　、）ウモロコシ（ｍａｉｚｅ）　、
イネ、オオムギ、オートムギ（ｏａｔｓ）などを含む本
質的にすべての穀物を処理することができる。代表的な
草は、ムラサキウマゴヤシ、ギョウギシバ（ｂｅｒｍｕ
ｄａｇｒａｓｓ）、ライムギ及びイチゴツナギ属草（ｂ
ｌｕｅ　ｇｒａｓｓ）であり、他方代表的な繊維作物に
はワタ及びアマが含まれる。オーク、ニレ、カエデ、ク
ルミ、トウヒ属の木（ｓｐｒｕｃｅ）、アメリカツガ（
ｈｅｍｌｏｃｋ）　、ハンツキ、米松の一種（ｌｏｈｌ
ｏｌｌｙ　ｐｉｎｅ）　、Ｔｌリカスギ（ｒｅｄｗｏｏ
ｄ）　、マホガニー、イトスギ、ヒマラヤスギ、ダグラ
スモミ（ｄｏｕｇｌａｓ　ｆｉｒ）及びストロブマツ（
ｗｈｉｔｅ　ｐｉｎｅ）のようなかつ葉樹（ｈａｒｄ　
ｗｏｏｄ）及び針葉樹の両方を含むすべての材作物は、
この発明の方法により刺激されうる。この発明の方法に
従って処理しうる花を観賞する植物には、ラン、バラ、
キク、アザレア、ツバキ、カーネーション、パンジー、
キンギョソウ（ｓｎａｐｄｒａｇｏｎ）などのようなす
べての変種の家庭内及び商業的に栽培される花が含まれ
る。

すべての植物変種は、前記のすべての一年中及び多年生
、結実植物及び栄養植物を含めて、この発明の方法によ
り抑制及び除去しうる。しかしあき地を占領し、商業作
物や家庭園芸に潜入してくる可能性のある雑草、芝（ｂ
ｒｕｓｈ）及び牧草のような望ましくない植生の生長の
みを抑制することが通常好ましい。通常抑制又は除去す
るのが望ましい植生の例は、クロガラシ（ｂｌａｃｋ　
ｍｕｓｔａｒｄ）　　（グランシカ　ニグラ（ｂｒａｓ
ｓｉｃａ　ｎｉｇｒａ））　、ナガバノギシギシ（ｃｕ
ｒｌｙ　ｄｏｃｋ）　（ルメックス　クリスブス（ｒｕ
ｍｅｘ　ｃｒｉｓｐｕｓ））、ノボロギク（ｃｏｍｍｏ
ｎ　ｇｒｏｕｎｄｓｅｌ）、（セネキオウルガリス（ｓ
ｅｎｅｃｉｏ　ｖｕｌｇａｒｉｓ））　、コシカギク（
ｐｉｎｅａｐｐｌｅ　ｗｅｅｄ）　（？トリカリア　マ
トリ力リオイデス（ｍａｔｒｉｃａｒｉａ　ｍａｔｒｉ
ｃａｒｉｏｉｄｅｓ））、スワンブ　スマートウイード
（ｓｗａｍｐ　ｓｍａｒｔｗｅｅｄ）（ケルプ（ｋｅｌ
ｐ）　）　（ポリゴヌム　コッチネウム（ｐｏｌｙｇｏ
ｎｕｍ　ｃｏｃｃｉｎｅｕｍ））、ブリックリー　レタ
ス（ｐｒｉｃｋｌｙ　１ｅｔｔｕｃｅ）　（ラクツーカ
　スカリオーラ（ｌａｃｔｕｃａ　５ｃａｒｉｏｌａ）
）　　、ランスーリーブド　グラウンドチェリー（ｌａ
ｎｃｅ−１ｅａｖｅｄ　ｇｒｏｕｎｄｃｈｅｒｒｙ）　
（ブイサリス　ランケイフォリア（ｐｈｙｓａｌｉｓ　
１ａｎｃｅｉ−ｆｏｌｉａ））　、ノゲシ（ａｎｎｕａ
ｌ　ｓｏｗｔｈｉｓｔｌｅ）　（７７クスオレラケウス
（ｓｏｎｃｈｕｓ　ｏｌｅｒａｃｅｕｓ））、ロンドン
ロケット（ｌｏｎｄｏｎ　ｒｏｃｋｅｔ）（シシムブリ
ウム　イリオ（ｓｉｓｙｍｂｒｉｕｍ　１ｒｉｏ））、
コンモン　フィドルネック（ｃｏｍｍｏｎ　ｆｉｄｄｌ
ｅｍｅｃｋ）　（アムシンキイア　インテルメディア（
ａｍｓｉｎｃｋｉａ　　ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａ））、ヘ
アリーナイトシェイド（ｈａｉｒｙ　ｎｉｇｈｔｓｈａ
ｄｅ）　　（ソラーヌムサラコイデス（ｓｏｌａｎｕｍ
　５ａｒｒａｃｈｏｉｄｅｓ））　、ナズナ（ｓｈｅｐ
ｈｅｒｄ’ｓ　ｐｕｒｓｅ）　　（カブセラ　ブルサー
パストリｘ　（ｃａｐｓｅｌｌａ　ｂｕｒｓａ−ｐａｓ
ｔｏｒｉｓ））、ヒマワリ（へりアンラス　　アヌース
（ｈｅｌｉａｎｔｈｕｓ　ａｎｎｕｕｓ））、ミチヤナ
ギ（ｃｏｍｍｏｎ　ｋｎｏｔｗｅｅｄ）　（ポリゴヌム
　アウィクラーレ（ｐｏｌｙｇｏｎｕｍ　ａｖｉｃｕｌ
ａｒｅ））、ホナガアオゲイトウ軸ｒｅｅｎ　ａｍａｒ
ａｎｔｈ）　　（アマランラス　　ヒブリヅス（ａｍａ
ｒａｎｔｈｕｓ　ｈｙｂｒｉｄｕｓ））、メアズ　テイ
ル（ｍａｒｅ’ｓ　ｔａｉｌ）　（コニヅア　カナデフ
　シｘ　（ｃｏｎｙｚａｃａｎａｄｅｎｓｉｓ　））　
、ホトケノザ（ラミラム　アムプレクシカウレ（ｌａｍ
ｉｕｍ　ａｍｐｌｅｘｉｃａｕｌｅ））、オナモミ（ク
サンチウム　ストルマリウム（ｘａｎｔｈｉｕｍ　ｓｔ
ｒｕｍａ−ｒｉｕｍ））、チーズウィード（ｃｈｅｅｓ
ｅｗｅｅｄ）　　（？ルウアパルウィフローラ（＋ｎａ
ｌｖａ　ｐａｒｖｉｆｌｏｒａ））　、アカザ（ｌａｍ
ｂｓ　ｑｕａｒｔｅｒｓ）　（ケノポジウム　アルブム
（ｃｈｅｎｏ−ｐｏｄｉｕｍ　ａｌｂｕｍ））、ハマピ
シ（ｐｕｎｃｔｕｒｅ　ｖｉｎｅ）　　（）リブルス　
テレストリス（ｔｒｉｂｕｌｕｓ　ｔｅｒｒｅｓｔｒｉ
ｓ））、スベリヒュ（ポルッラカ　オレラケア（ｐｏｒ
ｔｕｌａｃａｏｌｅｒａｃｅａ））　、コニシキソウ（
ｐｒｏｓｔｒａｔｅ　ｓｐｕｒｇｅ）（エラフォルビア
　スピナ（ｅｕｐｈｏｒｂｉａ　５ｕｐｉｎａ））、テ
レグラフ　プラント（ｔｅｌｅｇｒａｐｈ　ｐｌａｎｔ
）　（へ７　。

テカ　グランディフローラ（ｈｅｔｅｒｏｔｈｅｃａ　
ｇｒａｎｄｉ−ｆｌｏｒａ））　、クルマバザクロソウ
（ｃａｒｐｅｔｗｅｅｄ）　（モルゴ　ウェルティキラ
ーテ（ｍｏｌｌｕｇｏ　ｖｅｒｔｉｃｉｌｌａｔｅ））
、イエロー　スターチスル（ｙｅｌｌｏｗ　５ｔａｒｔ
ｈｉｓｔｌｅ）（ケンタウレア　ソルスティティアリス
（ｃｅｎｔａｕｒｅａｓｏｌｓｔｉｔｉａｌｉｓ））　
、オオアザミ（ｍ、ｉｌｋ　ｔｈｉｓｔｌｅ）（シリブ
ム　マリアヌム（ｓｉｌｙｂｕｍ　ｍａｒｉａｎｕｍ）
）、メイライード（ｍａｙｗｅｅｄ＞　（アンチミス　
コツプ（ａｎｔｈｅｍｉｓ　ｃｏｔｕｌａ））、バーニ
ング　ネトル（ｂｕｒｎｉｎｇｎｅｔｔｌｅ）　（ウル
ティ力　ウレンス（ｕｒｔｉｃａ　ｕｒｅｎｓ））、フ
ァーイン（ｆａｔｈｅｎ）　　（アトリプレタス　バッ
テ（ａｔｒｉｐｌｅｘ　ｐａｔｕｌａ））、ハコベ（ス
テラリア　メディア（ｓｔｅｌｌａｒｉａ　ｍｅｄｉａ
））、ルリハコベ（アナガリス　アルウェンシス（ａｎ
ａｇａｌｌｉｓ　ａｒｖｅｎｓｉｓ））　、アオゲイト
ウ（ｒｅｄｒｏｏｔ　ｐｉｇｗｅｅｄ）　（アマランラ
ス　レトロフレクスス（ａｍａｒａｎｔｈｕｓ　ｒｅｔ
ｒｏｆｌｅｘｕｓ））　、ミナーズーレタス（ｍｉｎｎ
ｅｒｓ−１ｅｔｔｕｃｅ）　（モンティアベルフォリア
ータ（ｍｏｎｔｉａ　ｐｅｒｆｏｌｉａｔａ））、ター
キー　ムレイン（ｔｕｒｋｅｙ　ｍｕｌｌｅｉｎ）（エ
ルモカルブスセティゲルス（ｅｒｅｍｏｃａｒｐｕｓ　
ｓｅｔｉｇｅｒｕｓ））、ネトルリーフ　ブースフート
（ｎｅｔｔｌｅｌｅａｆ　ｇｏｏｓｅｆｏｏｔ）（ケノ
ポディウム　ムラレ（ｃｈｅｎｏｐｏｄｉｕｍ　ｍｕｒ
ａｌｅ））　、イヌヒメシロビ５（ｐｒｏｓｔｒａｔｅ
　ｐｉｇｗｅｅｄ）　（アマランラス　ブリトイデス（
ａｍａｒａｎｔｈｕｓ　ｂｌｉｔｏｉｄｅｓ））、シル
バーリーフ　ナイトシエイド（ｓｉｌｖｅｒｌｅａｆｎ
ｉｇｈｔｓｈａｄｅ）　（ソラヌム　エラエアグニフオ
リウム（ｓｏｌａｎｕｍ　ｅｌａｅａｇｎｉｆｏｌｉｕ
ｍ））　、ホーリー　クレス（ｈｏａｒｙ　ｃｒｅｓｓ
）　（カルダリア　ドラノ＜　（ｃａｒｄａｒ　１ａｄ
ｒａｂａ））　、ラージシード　ドッグ（ｌａｒｇｅｓ
ｅｅｄｄｏｄｄｅｒ）　（クスクタ　インデコーラ（ｃ
ｕｓｃｕｔａ　１ｎｄｅ−ｃｏｒａ））、カリフォルニ
ア　ウマゴヤシ（ｃａｌｉｆｏｒｎｉａｂｕｒｃｌｏｖ
ｅｒ）　（メディカゴ　ポリモルファ　（ｍｅｄｉｃａ
ｇ。

ｐｏｌｙｍｏｒｐｈａ）　）、ホース　パースレイン（
ｈｏｒｓｅｐｕｒｓｌａｎｅ（）リアンテマ　ポルツラ
力ストルム（ｔｒｉａｎｔｈｅｍａ　ｐｏｒｔｕｌａｃ
ａｓｔｒｕｍ））、フィールド　パインドウイード（ｆ
ｉｅｌｄ　ｂｉｎｄｗｅｅｄ）　　（コ７ウオルウルス
　アルウエンシス（ｃｏｎｖｏｌｖｕｌｕｓ　ａｒｖｅ
ｎｓｉｓ））ロシア　ヤグルマソウ（ｒｕｓｓｉａｎ　
ｋｎａｐｗｅｅｄ）　（ケンタウレア　レペンス（ｃｅ
ｎｔａｕｒｅａ　ｒｅｐｅｎｓ））　、フラン’）ス−
’）−ブ）’７１Ｊ−ベイン（ｆｌａｘ−１ｅａｖｅｄ
ｆ　１ｅａｂａｎｅ）　　（コ＝ヅア　ボナリエンシス
（ｃｏｎｙｚａｂｏｎａｒｉｅｎｓｉｓ））　、野性ダ
イコン（ラファヌス　サティウス（ｒａｐｈａｎｕｓ　
５ａｔｉｖｕｓ））　、ヒメシロヒ′ユ（ｔｕｍｂｌｅ
　ｐｉｇｗｅｅｄ）　（アマランラス　アルプス（ａｍ
ａ−ｒａｎｔｈｕｓ　ａｌｂｕｓ））、ステファノメリ
ア（ｓｔｅｐｈａｎｏｍｅ−ｒｉａ）　　（ステファノ
メリア　エクシグア（ｓｔｅｐｈａｎｏ−ｍｅｒｉａ　
ｅｘｉｇｕａ））、野性カブ（ブラツシカ　カンペスト
リス（ｂｒａｓｓｉｃａ　ｃａｍｐｅｓｔｒｉｓ））、
Ａ　ツ７７　Ｃ１−イード（ｂｕｆｆａｌｏ　ｇｏａｒ
ｄ）　（ククルビタ　フオエティディッシマ（ｃｕｃｕ
ｒｂｉｔａ　ｆｏｅｔｉｄｉｓｓｉｍａ））　　、ピロ
ウド　モウズイカ（ｃｏｍｍｏｎ　ｍｕｌｌｅｉｎ）　
（ウエルノくスクム　タブスス（ｖｅｒｂａｓｃｕｍ　
ｔｈａｐｓｕｓ））、タンポポ（タラタリウム　オフフ
ィキナーレ（ｔａｒａｘａｃｕｍｏｆｆｉｃｉｎａｌｅ
））　、スペイン　シスル（ｓｐａｎｉｓｈｔｈｉｓｔ
ｌｅ）　（クサンティウム　スピノスム（ｘａｎｔｈｉ
ｕ＋ｎｓｐｉｎｏｓｕｍ））、キクニガナ（キコリウム
　インチブス（ｃｉｃｈｏｒｉｕｍ　１ｎｔｙｂｕｓ）
）、ウィキョウ（ｓｗｅｅｔ　ａｎｉｓｅ）（フォエニ
クルムウルガーレ（ｆｏｅｎｉｃｕｌｕｍ　ｖｕｌｇａ
ｒｅ））　、−年少イエロースィートクローバ−（ａｎ
ｎｕａｌ　ｙｅ−１１ｏｗ　ｓｗｅｅｔｃｌｏｖｅｒ）
　（ノリ０フス　インジカル（ｍｅｌｉ−１ｏｔｕｓ　
１ｎｄｉｃａｌ））　、ドウニンジン（コニウム　マフ
ラーツム（ｃｏｎｉｕｍ　ｍａｃｕｌａｔｕｍ））　、
ブロードリーフフィラＬ／　−（ｂｒｏａｄｌｅａｆ　
ｆ　１ｌａｒｅｅ）　（工ｏディウム　ホトリス（ｅｒ
ｏｄｉｕｍ　ｂｏｔｒｙｓ））　、ホワイトステム　フ
ィラレー（ｗｈｉｔｅｓｔｅｍ　ｆｉｉａｒｅｅ）　　
（ｚｏディウム　モスカーツム（ｅｒｏｄｉｕｍ　ｍｏ
ｓｃｈａｔｕｍ））、レフトステム　フィラーレ（ｒｅ
ｄｓｔｅｍ　ｆｉｌａｒｅｅ）　（工ｏディウム　キク
タリウム（ｅｒｏｄｉｕｍ　ｃｉｃｕｔａｒｉｕｍ））
、アメリカアサガオ（ｉｖｙｌｅａｆ　ｍｏｒｎｉｎｇ
ｇｌｏｒｙ（イボモニア　ヘデラケア（ｉｐｏｍｏｅａ
　ｈｅｄｅｒａｃｅａ））、ショートボッド　マスター
ド（ｓｈｏｒｔｐｏｄ　ｍｕｓｔａｒｄ）　（ブラッシ
カ　ゲニクラーク（ｂｒａｓｓｉｃａ　ｇｅｎｉｃｕｌ
ａｔａ））、ヘラオオバ：ｌ　（ｂｕｃｋｈｏｒｎ　ｐ
ｌａｎｔａｉｎ）　（プランタゴラケノラータ（ｐｌａ
ｎｔａｇｏ　１ａｃｅｎｏｌａｔａ））、スティッキー
　チックウイード（ｓｔｉｃｋｙ　ｃｈｉｃｋｗｅｅｄ
）　　（ケラステイウム　ウィスコスム（ｃｅｒａｓｔ
ｉｕｍ　ｖｉｓｃｏｓｕｍ））、ヒマラヤブラックベリ
ー（ｈｉｍａｌａｙａｂｌａｃｋｂｅｒｒｙ　（ルブス
　ブロケルス（ｒｕｂｕｓ　ｐｒｏｃｅｒｕｓ））　、
ムシフサ（ｐｕｒｓｌａｎｅ　ｓｐｅｅｄｗｅｌｌ）　
　（ウェロニカ　ベレグリナ（ｖｅｒｏｎｉｃａ　ｐｅ
ｒｅｇｒｉｎａ））　、アメリカアリタソウ（ケノポデ
ィウム　アンプロシオイデス（ｃｈｅｎｏｐｏｄ　ｉ−
ｕｍ　ａｍｂｒｏｓｉｏｉｄｅｓ））　、スペインクロ
ーバ−（ｓｐａｎｉ−ｓｈ　ｃｌｏｖｅｒ）　（ｏ−１
ス　プルシアスス（ｌｏｔｕｓ　ｐｕｒｓｈｉ−ａｎｕ
ｓ）　）、オーストラリア　プラスバトンス（ａｕｓｔ
ｒａ−１ｉａｎ　ｂｒａｓｓｂｕｔｔｏｎｓ）　（コツ
ラ　アウストラリア（ｃｏｔｕｌａ　ａｕｓｔｒａｌｉ
ａ））　、アキツキリンソウ　（ソリダボ　カリフォル
ニア（ｓｏｌｉｄａｇｏ　ｃａｌｉｆｏｒｎｉｃａ））
、シトロン（ｃｉｔｒｏｎ）　（キトルルス　ラナッス
（ｃｉｔｒｕｌｌｕｓ　１ａｎａｔｕｓ））、ヘッダ　
マスタード（ｈｅｄｇｅ　ｍｕｓｔａｒｄ）　（シシム
ブリウム　オリエンターレ（ｓｉｓｙｍｂｒｉｕｍ　ｏ
ｒｉｅｎｔａｔｅ））　、イヌホウズキ（ｂｌａ−ｃｋ
　ｎｉｇｈｔｓｈａｄｅ）　（ソラヌム　ノディフロル
ム（ｓｏｌａｎｕｍ　ｎｏｄｉｆｌｏｒｕｍ））　、チ
ャイニーズ　ソーンアップル（ｃｈｉｎｅｓｅ　ｔｈｏ
ｒｎａｐｐｌｅ）　（ダツラ　フエロクス（ｄａｔｕｒ
ａ　ｆｅｒｏｘ））　、ブリストリー　オックスタング
（ｂｒｉｓｔｌｙ　ｏｘｔｏｎｇｕｅ）　（ピロリス　
エキオディス（ｐｉｃｒｉｓ　ｅｃｈｉｏｉｄｅｓ））
　、プル　シスル（ｂｕｌｌ　ｔｈｉｓｔｌｅ）（キル
イウム　ウルガーレ（ｃｉｒｓｉｕｍ　ｖｕｌｇａｒｅ
））、スパイ二一　ソウシスル（ｓｐｉｎｙ　ｓｏｗｔ
ｈｉｓｔｌｅ）　（ソンクス　デスペル（ｓｏｎｃｈｕ
ｓ　ａｓｐｅｒ））、タスマニアアカザ（ｔａｓｍａｎ
ｉａｎ　ｇｏｏｓｅｆｏｏｔ）　（ケノボデイウムブミ
リオ（ｃｈｅｎｏｐｏｄｉｕｍ　ｐｕｍｉｌｉｏ））、
ブースフット（ｇｏｏｓｅｆｏｏｔ）　（ケノポディウ
ム　ホトリス（ｃｈｅｎｏｐｏ−ｄｉｕｍ　ｂｏｔｒｙ
ｓ））　、ライト　グラントチエリー（ｗｒｉｇｈｔ　
ｇｒｏｕｎｄｃｈｅｒｒｙ）　（フイサリス　アクテイ
フォリア（ｐｈｙｓａｌｉｓ　ａｃｕｔｉｆｏｌｉａ）
）、トマチロ　グラントチエリ−（ｔｏｍａｔｉｌｌｏ
　ｇｒｏｕｎｄｃｈｒｒｙ）　（７４サリスフイラデル
フイ力（ｐｈｙｓａｌｉｓ　ｐｈｉｌａｄｅｌｐｈｉｃ
ａ））プリティ　スパージ（ｐｒｅｔｔｙ　ｓｐｕｒｇ
ｅ）　（ｚラフオルビア　ペブルス（ｅｕｐｈｏｒｂｉ
ａ　ｐｅｐｌｕｓ））　、ビッタ−アップル（ｂｉｔｔ
ｅｒ　ａｐｐｌｅ）　（ククミスミリオカルプス（ｃｕ
ｃｕｍｉｓ　ｍｙｒｉｏｃａｒｐｕｓ））、インディア
ン　トバコ（ｉｎｄｉａｎ　ｔｏｂａｃｃｏ）にコチア
ナ　ビゲロウィ−（ｎｉｃｏｔｉａｎａ　ｂｉｇｅｌｏ
ｖｉｉ））、マルバアサガオ（ｃＯ−ｍｍｏｎ　ｍｏｒ
ｎｉｎｇ−ｇｌｏｒｙ）　（イボモニア　プルプレア（
ｉｐｏｍｏｅａ　ｐｕｒｐｕｒｅａ））　、ウォーター
ブランティン（ｗａｔｅｒｐｌａｎｔａｉｎ）　（アリ
ス、マ　トリウィアーＬ／　（ａｌ　ｉ−ｓｍａ　ｔｒ
ｉｖｉａｌｅ））、スマートウイード（ｓｍａｒｔｗｅ
ｅｄ）（ポリゴヌム　ラバティフォリウム（ｐｏｌｙｇ
ｏｎｕｍ１ａｐａｔｈｉｆｏｌｉｕａ＋））　、メイチ
ャー　ソウシスル（ｍａ−ｔｕｒｅ　ｓｏｗｔｈｉｓｔ
ｌｅ）　（ソンクス　アスペル（ｓｏｎｃｈｕｓａｓｐ
ｅｒ）　）、イエロー　ナットクエッジ（ｙｅｌｌｏｗ
ｎｕｔｓｅｄｇｅ）　（キペルス　エスクレンツス（ｃ
ｙｐｅｒｕｓｅｓｃｕ　１ｅｎｔｕｓ）　）、ハマスゲ
（ｐｕｒｐｌｅ　ｎｕｔｓｅｄｇｅ）　（キペルス　ロ
ツンヅス（ｃｙｐｅｒｕｓ　ｒｏｔｕｎｄｕｓ））　、
ルーピン（ｌｕｐｉｎｅ）　（ルビスス　フォルモスス
（ｌｕｐｉｎｕｓｆｏｒｍｏｓｕｓ）　）　、及び−年
少のライムギ、イチゴツナギ属草、ウォーター　グラス
（ｗａｔｅｒ　ｇｒａｓｓ）　、イヌビｘ　（ｂａｒｎ
ｙａｒｄ　ｇｒａｓｓ）、ギョウギシバ、フェスキュー
（ｆｅｓｃｕｅ）、マット　グラス（ｍａｔ　ｇｒａｓ
ｓ）、ジョンソン　グラス（Ｊｏｈｎｓｏｎ　ｇｒａｓ
ｓ）　などのようなイネ科の草である。

この発明の方法に有用な組成物は、Ｌ　−（ｄ）−乳酸
；すなわち、右旋性異性体の生長調節量を含んで成る。

植生の生長及び／又は果実をならす能力を刺激し、植生
を（薬量率に応じて）その生長を抑制し又は枯死させる
、このような組成物の有効性は、錯体化されない、単分
子の、乳酸のＬ　−（ｄ）−異性体の植物生長調節剤作
用に帰しうるように見える。乳酸のＤ　−（１）−異性
体は、栄養生長又は果実生産性を促進しないばかりでな
く、ラセミ体混合物、すなわち、左旋性及び右旋性異性
体の５０−５０混合物が、あるとしてもわずかな生長調
節剤作用しか有さないという点までＬ−異性体の作用を
抑制することがわかる。溶質として植物に適用するすべ
ての組成物の場合のように、Ｄ−乳酸は、この物質のじ
ゅうぶんな量を植物に使用する場合、植物毒性を示すの
である。このような作用は、本質的にいかなる作物の葉
に使用した場合でも、植物毒性を示す塩化す）　ＩＪウ
ム及び他の可溶性塩のような極めて単純な化合物で観察
される作用に極めて類似する。じゅうぶんな薬量率で、
このような化合物は、植物の生長を抑制し、最後に処理
植物を枯死させる。

また、発明者は、Ｌ−乳酸無水物及びＬ−異性体のポリ
ラクチド（乳酸の自己ニスエル化生成物）は、有効な植
物生長調節剤であり、単分子Ｌ−乳酸と同様に有効であ
ることをも確かめた。これらの化合物のすべては、極め
て低濃度、例えば、約１０−　”モル以下の濃度で調節
剤作用を示す。乳酸無水物及びいっそう高い分子量のポ
リラクチドは、水中約５０％以上の乳酸濃度で単分子乳
酸から生成する。乳酸無水物及びポリラクチドは、５０
％より下の濃度に水で希釈すれば単分子乳酸に戻る。植
物中での生長調節剤の活性形は、単分子Ｌ−乳酸か種々
の分子量のＬ−乳酸のポリラクチドであろう。ポリラク
チドは、（単分子乳酸を比較的希薄な溶液で使用した場
合でも）処理植生の葉の上で使用溶液から水が蒸発する
ことにより生成しろると思われる。ポリラクチドは、そ
れ自体で又は植物の葉上で生成゛されて使用した場合、
植物体内では（水と接触して）恐らく加水分解され、単
分子乳酸を生成するであろう。同様に、また、植物環境
内で、Ｌ−乳酸又はＬ−乳酸の無水物若しくはポリラク
チドに転化される化合物も処理植物内に有効な生長調節
剤を導入するのに有効である。実際の活性種が何であっ
ても、発明者は、単分子Ｌ−乳酸とＬ−乳酸の無水物及
びいっそう高い分子量のポリラクチドが植物と接触する
場合、生長調節作用を示すことを確かめた。したがって
、この発明の種々の面を記載するために用いる場合、Ｌ
−乳酸という用語は、Ｌ−乳酸の無水物及びいっそう高
い分子量のポリラクチド並びに植物に使用した場合、Ｌ
−乳酸又はその無水物又はポリラクチドに転化する化合
物並びにＬ−乳酸自体を含むことを意味する。

この発明で、意外にも、Ｄ−（１）−異性体が、あると
しても、植物生長調節剤作用がＬ　−（ｄ）−異性体よ
り少なくとも１０倍、恐らく少なくとも１００倍も小さ
い、小さい植物生長調節剤作用を示すということを確か
めた。更に、Ｄ異性体はＬ−異性体の活性を抑制又は抑
圧することがわかった。したがって、この発明の方法に
有用な好ましい組成物は、Ｌ−異性体が存在する乳酸の
少なくとも大部分を構成するものである。通常、Ｌ−異
性体は、組成物中に含まれる乳酸の少なくとも約６０、
好ましくは少なくとも約８０、そして最も好ましくは少
なくとも約９０％を構成する。ここでは、最も好ましい
組成物は、Ｌ−異性体が使用する組成物中に含まれる乳
酸の８０〜１００％、好ましくは１００％を構成するも
のである。

Ｌ−異性体は、薄めないそのままで使用することができ
るが、この方法は、Ｌ−異性体の高い特効作用によって
植物の生長を刺激するのに通常望ましくない。Ｌ−異性
体は、植物の生長を１０−”モルのような低い濃度で刺
激する。また、薄めないままの物質又は濃厚溶液の使用
は、処理される作物に有効成分を分配するのを複雑にも
する。したがって、この発明の方法に有用な組成物は、
通常、水、低級分子量の一価及び多価アルコール、エー
テル、二硫化炭素及び通常の取扱い、貯蔵及び使用条件
下でＬ−異性体と反応する（そしてそれによりその活性
を無効にする）ことのない同様な溶媒のような適当な溶
媒に溶かしたＬ−異性体の溶液を構成する。Ｌ−異性体
の水溶液は、極めて活性な生長調節剤でありこの場合好
ましい。Ｌ−異性体は、通常使用溶液中少なくとも１０
−”モルの濃度で存在する。Ｌ−乳酸はこれより低い濃
度でさえも溶液中で有効であるが、このような低濃度溶
液の使用では、使用溶液が植物の葉から逃げ落ちるため
処理植物にこの化合物のじゅうぶんな量を使用すること
が困難である。したがって、この発明の方法に有用な溶
液は、１０−１０〜約４モル、通常的１０−９〜約２モ
ルの範囲内のＬ−乳酸濃度を有するのが普通である。こ
れらの範囲内の希薄溶液は、生長を刺激し果実生産を促
進するのに通常好ましい。したがって、植物刺激が望ま
しい場合、Ｌ−異性体は、使用溶液中に約ｉｏ−”〜約
１０−２モル、一般には１０−９〜約１０−２モル、好
ましくは約１０−７〜約１０−２モルの範囲内の濃度で
存在すべきである。

活性Ｌ−異性体のいっそう高濃度を含有する溶液を、望
ましくない植生の生長を抑制するのに便利に用いること
ができる。濃厚溶液は、以下に述べるように植物の生長
を抑制するのにじゅうぶんな薬量率の使用を容易にする
。したがって、生長−抑制応答を起こすのに用いる溶液
は、通常Ｌ−異性体を少なくとも約１０−７モル、一般
には少なくとも約１０−５モル、好ましくは約１０−５
〜約２モルの濃度で含有する。

また、発明者は、Ｌ−乳酸の金属塩及びＬ−乳酸のアル
コール又はＬ−乳酸以外の酸とのエステルがＬ−乳酸自
体より生長調節剤として活性が小さいことを確かめた。

カルシウム、ニッケル、コバルト、マグネシウム、マン
ガン、亜鉛、ナトリウム、カリウムなどのような金属陽
イオンのかなりの量を含有する、Ｌ−異性体の溶液中で
は、乳酸塩の生成が起こりうる。実際、コロラド川の水
のような多くの潅湛水中のこのような金属陽イオンの濃
度は、このような水から製造したＬ−異性体溶液の活性
を著しく減じるのにじゅうぶんである。また、発明者は
、活性な酸及び／又はアルコール基を有する化合物が約
３より下か約１０より上のｐＨレベルで乳酸と反応して
効力のないエステルを生成しうろこと、及びこのような
エステルが約３〜約１０の範囲内のｐＨレベルで、たと
えいっそう小さな速度でも生成しうろことも確かめた。

したがって、植物の生長を調節するＬ−異性体の作用は
、活性な酸及び又はアルコール基を有する他の化合物と
エステルを形成することにより減少又は消失されうる。

このような官能基を有する化合物は、この発明の方法に
用いる組成物から排除するのが好ましい。

すぐ前に述べたＬ−乳酸含有組成物は、有効な植物生長
調節剤であり、したがってこの発明の方法に用いうるが
、若干の条件下で加水分解的に不安定であり、バクテリ
アの攻撃を受ける。バクテリアは、活性Ｌ−異性体を２
７℃（８０°Ｆ）のような低い温度で比較的短時間内に
効果のない種に転化することができる。したがって、Ｌ
−乳酸溶液をその製造中に滅菌することができるが、貯
蔵、輸送、混合、及び使用中にバクテリアに汚染される
かなりの危険性が残る。

したがって、加水分解及びバクテリア攻撃に対して安定
化された、この発明の新規組成物は、この場合、この発
明の方法に従って植物の生長を調節するのに用いるため
に好ましい。これらの新規組成物は、大部分が乳酸の右
旋性Ｌ−（ｂ）−異性体である乳酸及びＬ−異性体のバ
クテリアの攻撃による有効でない形への転化を防止する
のにじゅうぶんな保存剤を含んでなる。適当な保存剤に
は、約５以下のｐＨを維持するのにじゅうぶんな酸濃度
及び／又はバクテリアの生長を抑制する殺菌剤が含まれ
る。

Ｌ−異性体の加水分解安定性は、溶液のｐＨを約３〜約
１０の範囲内、好ましくは約４〜約８の範囲内、最も好
ましくは約４〜約６の範囲内に維持することにより水溶
液中で維持することができる。

乳酸は約２７℃（８０°Ｆ）のように比較的温和な温度
でも好ましい範囲外の塩基性か酸性の条件のいずれかで
は水と反応する。加水分解速度は、低温、例えば２７℃
（８０°Ｆ）では比較的遅く、温度の上昇と共に急増す
る。Ｌ−異性体の加水分解転化速度は、約３〜約１０の
ｐＨレベルでも比較的低く、ｐＨが３より下に下がるか
１０を超えるレベルに増加すると共に驚異的に増加する
。また加水分解速度は、組成物中の水の濃度を減じる、
すなわち、乳酸濃度を増すことにより減少させることも
できる。しかし、Ｌ−乳酸の加水分解的転化は、溶液の
ｐＨが前記範囲内に維持されない場合、使用前に濃厚な
酸を希釈するさい驚くほど増加しろる。したがって、こ
の発明の水溶液は、溶液のｐｔ＋を前記範囲内に維持す
るのにじゅうぶんな酸及び／又は塩基を含有するのが好
ましい。また、ｐＨ緩衝剤も、この目的に対して特に便
利であり、約ｐＨ３〜約１０、好ましくは約ｐＨ４〜約
６の範囲内の緩衝点（ｂｕｆｆｅｒｐｏｉｎｔ）を有す
べきである。また、緩衝剤は、Ｌ−乳酸と非反応性であ
るべきである。適当なｐＨ緩衝剤には、Ｈ，ＰＯ，−ｘ
　Ｈ２ＰＯ４、クエン酸−Ｘ−クエン酸塩（式中のＸは
ナトリウム、カリウム及びアンモニウムのような一価の
陽イオンを含む。）及び前記範囲内の緩衝点を有する他
の緩衝剤対が含まれる。緩衝剤対に含まれる塩陽イオン
は、乳酸のかなりの部分を失活させるのにじゅうぶんな
濃度で存在してはならない。同じ理由で、緩衝剤塩のア
ンモニウム形は、水溶液から有効成分の沈澱を起こす不
溶性乳酸塩を生じないので、この場合、好ましい。

乳酸を含む、本質的にいかなる酸も、この発明の組成物
中で約５以下のｐＨを維持するのに用いることができ、
これによりＬ−異性体のバクテリアによる失活を最小に
する。しかし、約５以下のｐＨレベルを維持するのにじ
ゅうぶんな乳酸濃度は、しばしば、使用溶液中に望まれ
る濃度を超える。

したがって、他の酸の添加がこの場合好ましい。

適当な酸の例はリン酸、硫酸、硝酸、塩酸及びＬ−異性
体成分と安定なエステル又は塩をつくらない同様な酸で
ある。

また、Ｌ−異性体のバクテリア分解は、溶菌及び細菌発
育阻止組成物のような種々の既知の殺菌剤のどれででも
抑制又は全く無くすることができる。この発明の新規組
成物の他の成分の場合と同様に、殺菌剤は、通常の処理
条件下で乳酸と反応して安定な塩又はエステルを形成し
てはならない。

この発明の新規組成物に用いうる殺菌剤の例は、エタノ
ール、ホルムアルデヒド、テラマイシン（ｔｅｒｒａｍ
ｙｃｉｎ）、キシレン、トルエン、硝酸フェニル水銀、
酢酸フェニル水銀、硫酸銅、アジ化ナトリウム、過酸化
水素、塩素、ベンズイソチオゾロン、２　〔（ヒドロキ
シメチル）アミノコエタノール（２（（ｈｙｄｒｏｘｙ
ｍｅｔｈｙｌ）ａｍｉｎｏ　］　ｅｔｈａｎｏｌ）　１
−（３−クロロアルキル）−３，５，７−ドリアザ＝１
−アゾニアアダマンタン　クロリド（１−（３−ｃｈｌ
ｏｒｏａｌｋｙｌ）　−３、５、７−ｔｒｉａｚａ　−
１−ａｚｏｎｉａａｄａｍａｎｔａｎｅ　ｃｈｌｏｒｉ
ｄｅ）、ジブ０％シアツブクンなどである。他の安定な
殺菌剤、すなわち、乳酸と反応しない殺菌剤は、殺菌剤
をＬ−乳酸の所望の水溶液と混合し、乳酸の殺菌剤−含
有溶液中における安定性を核磁気共鳴（ＮＭＲ）により
監視することにより確認することができる。ＮＭＲは、
Ｌ−乳酸分子中の選択した核、例えば水素核に特有のス
ペクトルピークの周波数及び大きさを検出するのに用い
ることができる。５又は６時間にわたるスペクトルピー
クの大きさと周波数の持続が安定性を示す。選択した水
素核に関する大きさの減少又はピーク周波数のシフトは
、安定性、すなわち乳酸分子内の官能基の配置が変った
ことを示す。代表的な、不安定な殺菌剤は、メラチオン
（ｍｅｌａｔｈｉｏｎ）　、パラチオンなどのようなチ
オリン酸エステルであり、これらは、Ｌ−乳酸と反応し
て生長調節剤としてのその活性を減少または除去するの
で、この発明の組成物中に通常用いるべきでない。百万
部につき約１０〜約４０００部（ｐｐｍ）の範囲内の殺
菌剤濃度が大部分の使用に対して通常有効である。

この発明の方法に従って、調節すべき植物は、この発明
で有用な組成物の生長調節量と接触させられる。Ｌ　−
（ｄ）−乳酸−含有組成物は、処理植物の葉及び／又は
根に使用することができる。果実のなる植物（ｆｒｕｉ
ｔ　ｂｅａｒｉｎｇ　ｐｌａｎｔ）の果実生産を増加さ
せることを臨む場合、使用するタイミングが比較的重要
である。一般に、Ｌ−乳酸成分は、開花段階の間か果実
のなる周期の初期段階に、又はその両方に植物に使用す
べきである。理想的には、Ｌ−乳酸成分は、−年少及び
多年性変種の両方に対して最初の芽の段階と結実段階と
の間に、好ましくは最初の芽の段階と花弁落下段階との
間に、１回以上植物に使用することができる。果実の生
産の著しい増加、例えば１０％以上、が植物発生（ｄｅ
ｖｅｌｏｐｍｅｎｔ）のこれらの段階内の本質的に任意
の時に処理することにより達成されうる。しかし、この
場合、少なくとも１回のＬ−乳酸成分の使用を発生の最
初の芽の段階の若干日内に行うことが好ましい。

草及び高木作物のような果実のならない植物の葉の発生
の著しい改善は、生長段階の間のいかなる時でも、作物
がその活発な生長周期にある通常春と秋の間に、達成す
ることができる。

この発明の方法に対して有用なＬ−乳酸組成物の除草剤
作用に関する使用のタイミングは、臨界的でない。した
がって、このような組成物は、生長周期の間のいかなる
時にでも、植生の生長を制御するのに用いることができ
る。しかし、この場合、望ましくない植生はその発生の
初期段階の間に処理することが好ましい。

果実のならない作物の生長及び果実のなる作物の生長及
び果実生産の著しい増加は、Ｌ−乳酸成分を４０４７ｍ
２（エーカー）あたりＬ−乳酸の約５７〜２８３５ｇ　
（２〜１００オンス）、通常的１１３〜１４１７ｇ（４
〜５０オンス）、好ましくは約１１３〜７０９ｇ（４〜
２５オンス）の範囲内の薬量率でＬ−乳酸を葉に使用し
て実現することができる。４０４７ｍ２（エーカー）あ
たり１１３〜７０９ｇ（４〜２５オンス）の低い薬量率
は大部分の農業列作物（ａｇｒｉｃｕｌｔｕｒａｌ　ｒ
ｏｗ　ｃｒｏｐ）及び苗床の花を観賞する作物に理想的
に適する。

材作物のような、いっそう多量の葉を有する作物及びコ
ムギ、トウモロコシ及びワタのような若干の穀物及び繊
維作物は、４０４７ｍ”　（エーカー）あたりＬ−乳酸
の約５７〜２８３５ｇ　　（２〜１００オンス）の広い
範囲内のいっそう高い薬量と接触することによりいっそ
う利益を得る。また、Ｌ−乳酸を植物の根の近くの土じ
ように使用することによっても顕著な生長刺激を達成す
ることができる。この使用の仕方に対する適当な薬量率
は、通常４０４７ｍ２（エーカー）あたりＬ−乳酸の約
２２７〜１１３４０ｇ（８〜４００オンス）、好ましく
は約２８３〜５６７０ｇ（１０〜２００オンス）の範囲
内である。

栄養生長の増大及び果実生産の増加は、各作物に対しあ
る程度まで薬量によって決まる。概して、ワタや材作物
のような、栄養生長がはるかに大きい作物は、栄養生長
の量がいっそう小さいそ菜類や塊茎状の作物のような体
の小さい植物よりＬ−乳酸の高い薬量率で処理すべきで
ある。

望ましくない植生は、葉又は植物の根の近くの土じょう
を除草剤的に有効な薬量率のＬ−乳酸成分で処理するこ
とにより除去することができる。

除草剤的に有効な薬量率は、通常４０４７ｍ２（二一カ
）あたりＬ−乳酸の少なくとも約１４１７ｇ　（５０オ
ンス）、一般に少なくとも約２２６８ｇ　（８０オンス
）、好ましくは少なくとも約２８３５ｇ　（１００オン
ス）に相当する。

大部分の植物のじゅうぶんな制御は、一般に葉に使用す
る場合、４０４７ｍ２（エーカー）あたり約２２６８〜
５６ＴＯＯｇ　（８０〜２０００オンス）、好ましくは
約２８３５〜５６７００ｇ　（１００〜２０００オンス
）の範囲内の薬量率で達成することができる。

Ｌ−乳酸成分の濃度及び薬量率は、処理薬の相当の部分
と接触するのにじゅうぶんな噴霧量を与え、かつ入手可
能な装置により使用溶液を噴霧としてじゅうぶんに分散
させうるのに関係しなければならない。４０４７ｍ２（
エーカー）あたり約１９〜７５７１（５〜２００ガロン
）の範囲内の噴霧量が本質的にすべての植物型に対して
じゅうぶんな被覆面積及び噴霧分布を与えるのにじゅう
ぶんである。

４０４７ｍ２（ｒ−一カー）あたり約１９〜３７９１（
５〜１００ガロン）の噴霧量は、通常大部分の農作物に
対してじゅうぶんであり、４０４７ｍ２（エーカー）あ
たり約３８〜２２７β（１０〜６０ガロン）は、この場
合、農業側作物及び苗床植物の処理に対して好ましい。

薬量率の場合のように、最適噴霧量は、作物の型により
、また主として処理植物により示される栄養生長の量の
関数として変る。したがって、ワタ、トウモロコシ及び
樹木作物のようないっそう大きい作物の処理には比較的
高い噴霧量がいそうよく適し、他方そ菜類や塊茎植物の
処理にはいっそう低い噴霧量がいっそう適する。Ｌ−乳
酸を植物の根の帯域に注入する場合、４０４７ｍ２（エ
ーカー）あたり注入するＬ−乳酸溶液の量は、処理植物
の根の帯域全体にＬ−乳酸がじゅうぶん分布するのにじ
ゅうぶんでなければならない。この目的に対して適当な
薬量率は、通常４０４１ｍ”　（エーカー）あたり、通
常的３８〜１５１４１　（１０〜４００ガロン）、一般
に約７６〜１５１４　ｊ２　（２０〜４００ガロン）、
好ましくは約１１４〜１１３６　Ａ　（３０〜３００ガ
ロン）の範囲内である。

この発明をその特定の実施態様を明らかにする次の例に
よって更に説明するがこれにより特許請求の範囲に記載
するこの発明の範囲を制限するものではない。

例１ 純粋なし−（ｄ）−乳酸の分割部分を蒸留水で希葎して
１０−１．１０−３．１０−’、　１０−’及び１０−
９モルの濃度を有する５種の異なる溶液をつくった。次
いで、１０−１モル溶液の、三つの別々の５ｍｌの部分
を、ろ紙で内張すし、各約１５個のコシヨウソウ（ｇａ
ｒ：ｄｅｎｃｒｅｓｓ）の種子を入れた３枚の別々のペ
トリ皿に加える。また残りの４種の溶液の三つの別々の
５ｍｌの部分もろ紙で内張すし約１５個のコシヨウソウ
種子を入れたベトリ皿に加える。約１５個のコシヨウソ
ウ種子を入れた３枚のペトリ皿の第６番目の系列は、蒸
留水のみで処理する。コシヨウソウ種子は、暗中３日間
発芽させ、その後各ペトリ皿中の各種子の根を測定し、
３回の反復試験の各系列についてのすべての根の長さを
平均してその処理に対する平均の根の長さを得る。次い
で、各反復試験の平均の長さを対照（水だけ）の平均の
長さで割り根の長さ比Ｌｔ−ｔ／　Ｌｃｏｈｔｒｏｔ　
（Ｌｔ　／Ｌｃ）を得る。１より小さい値は、試験系列
の根の長さが対照系列のそれより小さいこと及び根の生
長の抑制が起こったことを示す。１より大きいり、　／
ｌ、ｃ比の値は根の生長が高められたことを示す。

これらの結果は、グラフで第１図に示され、Ｌ−乳酸溶
液により促進される根の生長の抑制−刺激が伝統的なオ
ーキシン状作用の特徴を有することを示す。また、第１
図には、広く研究された植物生長調節剤であるインドー
ル酢酸（ＩＡＡ）の文献公表データをもグラフで示す。

顕著な根の生長刺激が、Ｌ−乳酸では同様な応答がイン
ドール酢酸により起こされる濃度より低い約二つの桁の
大きさの濃度で起こった。したがって、Ｌ−乳酸は、少
なくともコシヨウソウ種子の根の伸張試験で活性が証明
される限りでは、インドール酢酸よりはるかに活性の高
い植物生長調節剤である。

例２ 例１で述べたコシヨウソウ種子の根の伸張−抑制試験を
３回の反復試験、すなわち濃度が１０−１．１０−３．
１０−５及び１０−７モルに相当する、Ｌ−乳酸の４種
の異なる蒸留水中の濃度の各、を用いて繰り返した。発
芽種子の根の長さを例１に述べたように測定し平均する
。これらの結果を第２図にグラフで示す。１０−７モル
より低いしｍ−酸濃度に対するコシヨウソウ種子の根の
応答を表す第２図の曲線部分は、例１の結果に基づいて
再現している。

例３ 例１に述べたコシヨウソウ種子の根の伸張−抑制試験を
Ｄ−乳酸（左旋性異性体）の蒸留水中の４種の異なる濃
度を用いて繰り返す。これらの濃度は、１０−’、　１
０−３．１０−５、及び１０−７モルに相当する。各濃
度で３回の別々の反復試験を行い、例１で述べたように
根の長さを測定し平均する。結果をグラフで第２図に示
す。例２及び３の結果を比較すれば、乳酸の左旋性ＣＤ
　−（１）　−）異性体は、生長調節作用を有するにし
てもほとんど無視しうるほどしか有しないこと及びこれ
は右旋性異性体よりはるかに活性の小さい植物生長調節
剤であることが明らかである。また、例３の結果は、Ｄ
−乳酸が、比較的低濃度においてさえ、発芽種子の根の
生長を刺激する傾向が、あるとしても、はとんど無視し
うるほどであることを示す。

例４ 黄花変種ムラサキウマゴヤシ種子を砂質のローム土じよ
う中にまき、その後Ｌ−乳酸の１０−５モル溶液の２０
ｍ　ｌを土じように局所的に使用する。４回の反復試験
を処理し、これらを同じ土じよう中にまくがＬ−乳酸溶
液では処理しない同じ種子の母集団の４回の反復試験と
比較する。処理プロットでは、未処理（対照）プロット
でより多くの種子が発芽する。全植物を９週間生長後取
り入れ秤量する。Ｌ−乳酸で処理したムラサキウマゴヤ
シは、未処理対照より２５重量％多い栄養生長を生じる
。

例５ 例４の操作において黄花変種ムラサキウマゴヤシ種子を
まいた後Ｌ−乳酸の１０−’モル溶液５０ｍ　１２を土
じよう表面に使用する以外は、例４と同じ操作を繰り返
す。処理プロット中には再びいっそう多くの植物が生存
し、処理植物は対照より約２５％多い栄養生長を生じる
。

例６ はぼ等しい数の黄花変種ムラサキウマゴヤシの種子を砂
質ローム土じようを入れた若干のポットにまく。４個の
ポットの４系列ごとにＬ−乳酸の１０−５モル蒸留水溶
液の２０ｍ１で処理する。溶液を植物に出現時（まいた
後５日）、並びに出現後３週間、６週間及び９週間に葉
に噴霧することにより適用する。植物を出現後１２週間
で取り入れ、秤量し、未処理対照と比較する。まいた後
５日、出現後３週間及び６週間での処理の試験系列は、
すべて対照系列より約２０〜２５重量％多い栄養生長を
生じる。出現後９週間で処理した植物は、未処理対照植
物で生じるより多い量の栄養生長を生じず、このことは
統計的に有意であることが明らかである。

例７ Ｌ−乳酸のｌロー５モル溶液の５０ｍＪを各試験系列に
使用する以外は例６の操作を繰り返す。２０ｍ　ｌの処
理の場合のように、まいた後５日並びに出現後２週間及
び６週間で処理した植物は、対照より約２０〜２５重量
％多い栄養生長を示すが、出現後９週間で処理し、出現
後１２週間で取り入れた植物は、対照に比べて有意な栄
養生長の増加を証明しない。

９週間処理に対する栄養生長の統計的有意な増加が存在
しないことは、処理と取り入れとの間の時間が比較的短
いためかもしれない。

例８ 直径約０．５〜１．５ｃｍの果実をすでに結んだタイニ
ーチムトマト（Ｔｉｎｙ　Ｔｉｍ　ｔｏｍａｔｏ）を１
０−ｓモルの乳酸濃度を有するＬ−乳酸の蒸留水溶液で
処理する。溶液を植物の葉に植物あたり約４ｍｌ１の割
合で使用する。未処理対照植物に比較して果実の大きさ
又は量の有意な増加は起こらない。

例９ タイニーチムトマト植物の葉に使用したＬ−乳酸溶液が
１０−３モルの乳酸濃度を有する以外は、例８の操作を
繰り返す。再び、未処理対照に比べて果実の大きさ又は
量の増加は認められない。

例１０ トマト植物を、Ｌ−乳酸の１０−３モル蒸留水溶液の各
駒４ｍｌを別々に２回葉に適用して処理する以外は、例
８の操作を繰り返す。最初の適用を花の満開段階（最大
開花）で行い、第２の適用を２週間後（結実後）行う。

成熟した後トマトを取り入れると、処理トマトは、未処
理対照植物より約１５％大きく成熟が約５０％早い。

例１１ トマト植物に使用したＬ−乳酸溶液が１０−５モルの乳
酸濃度を有すること以外は例１０の操作を繰り返す。１
０−３モル溶液の場合のように、処理植物は、未処理対
照より約１５％重く約５０％成熟が速いトマトを生じる
。

例１２ ネーブル（ｎａｖｅｌ　ｏｒａｎｇｅ）の樹木を、最初
の花弁落下段階に４０４７ｍ２（エーカー）あたり１４
２ｇ　（５オンス）のし−乳酸の４０４７ｍ２（−１−
一カー）あたり１１４β　（３０ガロン）中の水性噴霧
量を葉に適用することにより処理する。作物を結実、成
熟させ、取り入れ、秤量する。未処理対照プロットは４
０４７ｍ”Ｃ−カー）あたり８２０箱のネーブルを生産
し、他方処理プロットは４０４７ｍ２（エーカー）あた
り１２１８箱のネーブルを生産する。

例１３ カベルネブドウ（ｃａｂｅｒｎｅｔ　ｇｒａｐｅ）を、
４０４７ｍ２（エーカー）あたり１１４１　（３０ガロ
ン）の噴霧量中の４０４７ｍ２（エーカー）あたり２２
７ｇ（８オンス）のし−乳酸に相当する薬量率でＬ−乳
酸を葉に適用して処理する。葉への適用は、最初の液果
段階で行いブドウを成熟させ取り入れる。処理ブドウ植
物からの収穫は、同じ母集団の未処理対照植物のそれよ
り１５〜２０％大きく、処理ブドウの糖含量は、未処理
ブドウの糖含量より約２％ポイント高い。

例１４ ジルバーナ　リースリング　ブドウ（Ｓｙｌｖａｎｅｒ
Ｒｉｅｓｌｉｎｇ　ｇｒａｐｅ）の葉を最初の液果段階
１：：４０４７ｍ２（エーカー）あたり１１４１’　（
３０ガロン）の噴霧量中４０４７ｍ２（エーカー）あた
り２２７ｇ（８オンス）に相当する率でＬ−乳酸を使用
して処理する。ブドウを成熟させ、取り入れ、同じ母集
団の未処理対照植物により生産されるブドウに比較する
。処理リースリングブドウ植物からの収穫は、未処理対
照のそれより１５〜２０％大きい。

例１５ ムリエッタトマト（ｍｕｒｉｅｔｔａ　ｔｏｍａｔｏ）
の葉を、４０４７ｍ”　（エーカー）あたり１１４１’
　　（３０ガロン）の噴霧量中の４０４７ｍ”　（エー
カー）あたり２２７ｇ（８オンス）のし−乳酸に相当す
る薬量率でＬ−乳酸溶液を適用して処理する。適用は開
花のピークに行い、結実、成熟させ、取り入れて同じ母
集団の未処理植物から得られる果実に比較する。処理植
物の収穫は、未処理植物のそれより約３０％高い。

例１６ ピーマ綿（Ｐｉｍａ　ｃｏｔｔｏｎ）を、４０４７ｍ”
　（＋−−カー）あたり１１４　ｌｌ（３０ガロン）の
噴霧量中に分散した４０４７ｍ２（ｚ−カー）　あたり
４５４ｇ（１６オンス）のし−乳酸に相当する薬量率で
Ｌ−乳酸水溶液を葉に適用して処理する。適用は開花の
ピークに行い、綿を成熟させ、取り入れ、同じ母集団の
未処理対照植物から得られる綿と比較する。処理植物は
、未処理植物より約２０％多い綿を生じる。

例１７ バレンシア　オレンジ（Ｖａｌｅｎｃｉａ　ｏｒａｎｇ
ｅ）を、４０４７ｍ”　（ｚ−カー〉　あたり１１４１
　（３０ガロン）ノ水溶液噴霧中の４０４７ｍ”　（エ
ーカー）あたり４５４ｇ　（１６オンス）を葉に適用し
て処理する。噴霧は、最初の花弁落下段階（開花のピー
ク）で行い、果実を成熟させ通常の園芸条件下に取り入
れる処理樹木は４０４７１１１”　（エーカー）あたり
１４００箱のバレンシアオレンジを生産するが、これに
対し同じ母集団の未処理対照樹木は４０４７ｍ２（エー
カー）あたり８００箱である。

例１８ ジ、７７７ンデル　ブドウ（Ｚｉｎｆａｎｄｅｌ　ｇｒ
ａｐｅ）を、４０４７ｍ２（エーカー）あたり１１４β
（３０ガロン）の水溶液噴霧中の４０４７ｍ２（エーカ
ー）あたり１１３ｇ（４オンス）のし−乳酸を葉に適用
して処理する。

噴霧は、最初の液果段階で行い、ブドウを成熟させ通常
の園芸条件下に取り入れる。処理ジンファンデル　ブド
ウ植物の収穫は、同じ母集団の未処理植物のそれより１
２％高い。

例１９ オオムギ植物、約３０ｃｍ（１２インチ）の高さ、の葉
に植物の葉を覆うのにじゅうぶんなＬ−乳酸２５重量％
含有水溶液を使用することにより、Ｌ−乳酸でこの植物
を処理する。対照植物は、葉を等量の蒸留水と接触させ
た。烈しい損傷がＬ−乳酸処理植物に適用２時間内に生
じる。若干のわずかな再植生（ｒｅｖｅｇｅｔａｔｉｏ
ｎ）が２週間以内に起こる。

水でのみ処理する対照植物に損傷はない。

例２０ 使用溶液が６重量％のＬ−乳酸を含有する以外は例１９
の操作を繰り返す。若干の葉の損傷が使用２時間内に現
れる。すべての植物はほぼ２週間で回復する。

例２１ 熟した、タイニーチムトマト植物を、植物の葉を覆うの
にじゅうぶんなＬ−乳酸２５重量％含有水溶液を葉に適
用して処理する。同じ母集団の対照植物は、水のみで葉
を処理する。烈しい葉の損傷が２時間内に現れ、すべて
の処理植物が最後に枯死する。対照植物に損害はない。

例２２ トマト植物の葉を６重量％の乳酸を含有する水溶液と接
触させる以外は例２１の操作を繰り返す。

再び、烈しい損傷が２時間以内に現れ、処理植物の完全
な枯死に至る。蒸留水でのみ葉を処理する対照植物に損
害はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、Ｌ−乳酸とインドール酢酸の根の生長の刺激
及び抑制作用を示すコシヨウソウの試験結果のグラフ表
示であり、 第２図は、Ｌ−乳酸とＤ　−（１）−乳酸の根の生長調
節作用を示すデータの同様なグラフ表示である。 特許出願人　　ユニオン・オイル・コンパニー・オブ・
カルフォルニア

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（イ）少なくとも大部分が乳酸の右旋性Ｌ−（ｄ）
   −異性体である乳酸及び（ロ）（ａ）組成物の約５以下
   のｐＨを保つのにじゅうぶんな酸、（ｂ）殺菌剤及び（
   ｃ）これらの組合せよりなる群の中から選ばれた保存剤
   を含んで成る植物生長調節用組成物。 ２、前記乳酸の加水分解安定性を維持するのにじゅうぶ
   んな約３〜約１０の範囲内のｐＨを有する特許請求の範
   囲第１項記載の組成物。 ３、前記乳酸の加水分解安定性を維持するのにじゅうぶ
   んな約４〜約６のｐＨを有する特許請求の範囲第１項記
   載の組成物。 ４、ｐＨ約３〜約１０の範囲内の緩衝点を有するｐＨ緩
   衝剤を更に含む特許請求の範囲第２項記載の組成物。 ５、Ｈ＿３ＰＯ＿４ｘＨ＿２ＰＯ＿４、クエン酸　クエ
   ン酸ｘ塩、及びこれらの組合せ（式中のｘは水素以外の
   一価の陽イオンである。）よりなる群の中から選ばれた
   ｐＨ緩衝剤を更に含む特許請求の範囲第３項記載の組成
   物。 ６、前記Ｌ−乳酸が前記組成物に含まれる前記乳酸の少
   なくとも約６０％を構成する特許請求の範囲第１項記載
   の組成物。 ７、前記乳酸が単分子乳酸、乳酸無水物、乳酸のポリラ
   クチド及びこれらの組合せよりなる群の中から選ばれた
   形で存在する特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ８、ｐＨ約３〜約８の範囲内の緩衝点を有するｐＨ緩衝
   剤及び前記乳酸のバクテリア分解を抑制するのにじゅう
   ぶんな殺菌剤を更に含み約３〜約８の範囲内のｐＨを有
   する特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ９、前記組成物が前記Ｌ−乳酸を約１０＾−＾１＾０〜
   約１０＾−＾２モルの濃度で含有する前記乳酸の水溶液
   より成り、かつ植物生長刺激作用を有する特許請求の範
   囲第１項記載の組成物。 １０、前記Ｌ−乳酸が前記溶液中に約１０＾−＾１＾０
   〜約１０＾−＾４モルの濃度で存在する特許請求の範囲
   第９項記載の組成物。 １１、前記組成物が前記Ｌ−乳酸を１０＾−＾２モルよ
   り大きい濃度で含有する前記乳酸の水溶液より成り、か
   つ植物生長抑制作用を有する特許請求の範囲第１項記載
   の組成物。 １２、前記Ｌ−乳酸が前記乳酸の約８０〜約１００％を
   構成する特許請求の範囲第１項記載の組成物。 １３、前記乳酸が本質的に前記乳酸の右旋性Ｌ−異性体
   から構成される特許請求の範囲第１項記載の組成物。 １４、組成物がその中の前記乳酸と反応して前記乳酸の
   塩又はエステルを形成する金属陽イオン並びに有機及び
   無機化合物をほとんど含まない特許請求の範囲第１項記
   載の組成物。 １５、乳酸の水溶液よりなり、この水溶液中で乳酸のＬ
   −（ｄ）−異性体が前記乳酸の少なくとも約６０％を構
   成し、かつ前記溶液中に約１０＾−＾１＾０〜約１０＾
   −＾２モルの濃度で存在することを特徴とする植物生長
   刺激作用を有する組成物。 １６、乳酸の水溶液よりなり、この水溶液の中で乳酸の
   Ｌ−（ｄ）−異性体が前記乳酸の約８０〜１００％を構
   成し、かつ前記溶液中に約１０＾−＾１＾０〜約１０＾
   −＾２モルの濃度で存在することを特徴とする植物生長
   刺激作用を有する組成物。 １７、組成物がその中の前記乳酸と反応して前記乳酸の
   塩又はエステルを形成する金属イオン並びに有機及び無
   機化合物をほとんど含まない特許請求の範囲第１６項記
   載の組成物。 １８、組成物が乳酸と非反応性の保存剤を更に含有し、
   この保存剤が（ａ）前記組成物の約５以下のｐＨを得る
   のにじゅうぶんな酸、（ｂ）殺菌剤及び（ｃ）これらの
   組合せよりなる群の中から選ばれ、かつこの保存剤が前
   記乳酸のバクテリア分解を抑制するのにじゅうぶんであ
   る特許請求の範囲第１６項記載の組成物。 １９、（イ）少なくとも大部分が乳酸のＬ−（ｄ）−異
   性体である乳酸から本質的に構成される植物生長調節剤
   及び（ロ）（ａ）組成物の約５以下のｐＨを保つのにじ
   ゅうぶんな酸、（ｂ）殺菌剤及び（ｃ）これらの組合せ
   よりなる群の中から選ばれた保存剤を含んでなる植物生
   長調節用組成物。 ２０、植物を乳酸のＬ−（ｄ）−異性体を含んで成る組
   成物の生長調節量と接触させることを特徴とする植物の
   生長調節方法。 ２１、前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が前記組成物中に
   単分子乳酸、乳酸無水物、乳酸のポリラクチド及びこれ
   らの組合せより成る群の中から選ばれた構成員の形で存
   在する特許請求の範囲第２０項記載の方法。 ２２、前記組成物が乳酸のＤ−（１）−及びＬ−（ｄ）
   −異性体を合わせた重量に基づいて乳酸の左旋性Ｄ−（
   １）−異性体の０〜約５０重量％を更に含有する特許請
   求の範囲第２０項記載の方法。 ２３、前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が前記組成物中に
   存在する乳酸の大部分を構成する特許請求の範囲第２０
   項記載の方法。 ２４、前記組成物が（ａ）組成物の約５以下のｐＨを保
   つのにじゅうぶんな酸、（ｂ）殺菌剤及び（ｃ）これら
   の組合せよりなる群の中から選ばれた非反応性保存剤を
   更に含む特許請求の範囲第２３項記載の方法。 ２５、前記組成物が前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の加
   水分解安定性を維持するのにじゅうぶんな約３〜約１０
   の範囲内のｐＨを有する特許請求の範囲第２３項記載の
   方法。 ２６、前記組成物が前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の加
   水分解安定性を維持するのにじゅうぶんな約４〜約６の
   範囲内のｐＨを有する特許請求の範囲第２３項記載の方
   法。 ２７、前記組成物がｐＨ約３〜約１０の範囲内の緩衝点
   を有するｐＨ緩衝剤を更に含む特許請求の範囲第２５項
   記載の方法。 ２８、前記組成物がリン酸ｘ−リン酸二水素塩、クエン
   酸ｘ−クエン酸塩、及びこれらの組合せ（式中のｘは水
   素以外の一価の陽イオンである）よりなる群の中から選
   ばれたｐＨ緩衝剤を更に含む特許請求の範囲第２６項記
   載の方法。 ２９、前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が前記組成物に含
   まれる乳酸の少なくとも約６０％を構成する特許請求の
   範囲第２３項記載の方法。 ３０、前記組成物がｐＨ約３〜約８の範囲内の緩衝点を
   有するｐＨ緩衝剤及び前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の
   バクテリア分解を抑制するのにじゅうぶんな殺菌剤を更
   に含み、約３〜約８の範囲内のｐＨを有する特許請求の
   範囲第２３項記載の方法。 ３１、前記組成物が前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体を約
   １０＾−＾１＾０〜約１０＾−＾２モルの範囲内の濃度
   で含有する前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の水溶液より
   なり、かつ前記組成物が植物生長刺激作用を有する特許
   請求の範囲第２３項記載の方法。 ３２、前記組成物を前記植物に前記植物の生長を刺激す
   るのにじゅうぶんな薬量率で使用する特許請求の範囲第
   ２３項記載の方法。 ３３、前記組成物を植物に４０４７ｍ＾２（エーカー）
   あたり前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の約５７〜約２８
   ３５ｇ（２〜１００オンス）に相当する薬量率で使用す
   る特許請求の範囲第３２項記載の方法。 ３４、前記組成物を前記植物に４０４７ｍ＾２（エーカ
   ー）あたり前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の約１１３〜
   約１４１７ｇ（４〜５０オンス）に相当する薬量率で使
   用する特許請求の範囲第２２項記載の方法。 ３５、前記組成物を前記植物に４０４７ｍ＾２（エーカ
   ー）あたり前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の約１１３〜
   約７０９ｇ（４〜２５オンス）に相当する薬量率で使用
   する特許請求の範囲第３２項記載の方法。 ３６、前記組成物を前記植物に前記植物の生長を抑制す
   るのにじゅうぶんな４０４７ｍ＾２（エーカー）あたり
   前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の少なくとも約１４１７
   ｇ（５０オンス）の薬量率で使用する特許請求の範囲第
   ２３項記載の方法。 ３７、前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が前記組成物中に
   １０＾−＾２モルより大きい濃度で存在し、前記組成物
   を前記植物に４０４７ｍ＾２（エーカー）あたり前記乳
   酸のＬ−異性体の少なくとも約２８３５ｇ（１００オン
   ス）に相当する薬量率で使用する特許請求の範囲第３６
   項記載の方法。 ３８、前記Ｌ−乳酸が前記組成物中に少なくとも約１０
   ＾−＾２モルの濃度で存在し、前記組成物を前記植物の
   葉に４０４７ｍ＾２（エーカー）あたり前記Ｌ−乳酸の
   少なくとも約２８３５ｇ（１００オンス）に相当する薬
   量率で使用する特許請求の範囲第２３項記載の方法。 ３９、前記組成物を前記植物の葉、前記植物の根の付近
   の土じょう、及びこれらの組合せより成る群の中から選
   ばれた構成員に、４０４７ｍ＾２（エーカー）あたり前
   記Ｌ−乳酸の少なくとも約５７ｇ（２オンス）に相当す
   る薬量率で使用する特許請求の範囲第３２項記載の方法
   。 ４０、前記組成物を前記植物の葉に使用する特許請求の
   範囲第３９項記載の方法。 ４１、前記組成物を前記植物の根の帯域の付近の土じょ
   うに、前記植物の出現の前か後のいずれかに使用し、か
   つ前記植物を非結実草から選択する特許請求の範囲第３
   ９項記載の方法。 ４２、前記植物を果実のなる植物から選択し、前記組成
   物を前記植物の果実のなる周期中に前記果実のなる植物
   の葉に使用する特許請求の範囲第４０項記載の方法。 ４３、前記植物が穀物、そ菜類、塊茎及び結実植物から
   選ばれ、前記組成物を前記植物の葉に前記植物のほぼ最
   初の芽の段階と結実段階との間の時に使用する特許請求
   の範囲第４２項記載の方法。 ４４、前記組成物を前記植物に４０４７ｍ＾２（エーカ
   ー）あたり前記乳酸のＬ−異性体の約５７〜約２８３５
   ｇ（２〜１００オンス）に相当する薬量率で使用する特
   許請求の範囲第４２項記載の方法。 ４５、前記乳酸のＬ−異性体が前記組成物中に存在する
   乳酸の約８０〜約１００％を構成する特許請求の範囲第
   ４４項記載の方法。 ４６、前記組成物中の前記Ｌ−乳酸の濃度が約１０−＾
   １＾０〜約１０＾−＾２モルに相当する特許請求の範囲
   第４５項記載の方法。 ４７、前記植物がそ菜類、穀物、塊茎作物、高木作物、
   草、花を観賞する植物及び結実植物から選ばれる特許請
   求の範囲第２３項記載の方法。 ４８、植物を乳酸の右旋性Ｌ−異性体が約８０〜約１０
   ０％を構成する乳酸を含んで成る組成物の植物生長調節
   量と接触させることを特徴とする植物の生長調節方法。 ４９、前記乳酸が本質的に前記乳酸のＬ−異性体から構
   成される特許請求の範囲第４８項記載の方法。 ５０、前記乳酸が本質的に乳酸のＬ−異性体から構成さ
   れ、前記組成物が（ａ）前記組成物の約５以下のｐＨを
   保つのにじゅうぶんな酸、（ｂ）前記乳酸のバクテリア
   分解を抑制するのにじゅうぶんな殺菌剤、及び（ｃ）こ
   れらの組合せよりなる群の中から選ばれた保存剤を更に
   含む特許請求の範囲第４８項記載の方法。 ５１、前記植物を乳酸のＬ−異性体が約８０〜１００％
   を構成する乳酸を含んで成る組成物の生長刺激量と接触
   させることを特徴する植物の生長刺激方法。 ５２、果実のなる植物の葉にこの植物の果実のなる周期
   の間に乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が約８０〜１００％を
   構成する乳酸を含んで成る組成物を使用し、かつ前記組
   成物を４０４７ｍ＾２（エーカー）あたり乳酸のＬ−（
   ｄ）−異性体の少なくとも約５７ｇ（２オンス）に相当
   する果実生産刺激薬量率で前記果実のなる植物に使用す
   ることを特徴とする果実のなる植物の果実生産刺激方法
   。 ５３、前記植物が穀物、塊茎作物、繊維作物、及び結実
   植物より成る群の中から選ばれ、前記乳酸が本質的に前
   記乳酸のＬ−異性体から成り、かつ前記組成物を前記植
   物にその最初の芽の段階と結実段階との間の期間に使用
   する特許請求の範囲第５１項記載の方法。 ５４、前記植物が柑橘類、トマト、液果作物及びワタか
   ら選ばれる特許請求の範囲第５３項記載の方法。 ５５、前記乳酸が本質的に乳酸のＬ−異性体から構成さ
   れ、前記組成物が前記乳酸のバクテリア分解を防止する
   のにじゅうぶんな保存剤を更に含む特許請求の範囲第５
   ４項記載の方法。 ５６、前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体が前記組成物中約
   １０＾１＾０〜約１０＾−＾２モルの範囲内の濃度で存
   在し前記組成物を前記植物の葉に４０４７ｍ＾２（エー
   カー）あたり前記乳酸のＬ−（ｄ）−異性体の約５７〜
   約２８３５ｇ（２〜１００オンス）に相当する薬量率で
   使用する特許請求の範囲第５２項記載の方法。 ５７、そ菜類、穀物、塊茎作物、高木作物、草、花を観
   賞する植物及び結実植物よりなる群の中から選ばれた植
   物を乳酸のＬ−異性体が乳酸の少なくとも大部分を構成
   する乳酸の生長刺激量と接触させることを特徴とする植
   物の生長刺激方法。 ５８、植物を本質的にＬ−乳酸から構成される乳酸の生
   長刺激量と接触させることを特徴とする植物の生長刺激
   方法。