JPS62242319A - 電磁式商品監視システムにおけるターゲットを不活性化させる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、商品監視システムに関し、詳細には、該シス
テムにおいて使用されるターゲットの不活性化を行う新
しい方法及び装置に関する。

商品の窃盗防止用として、磁性式監視システムは、仏閣
特許番号第７６３，６８７号及び米国特許番号第４，１
１８，６９３号、第４，３２６，１９８号第４，３８４
．２８１号に開示及び記載されている。上述の発明に記
載されているように、窃盗防止される商品に貼付けられ
たターゲットは、パーマロイのような高透磁性の容易に
飽和可能な磁性材料の薄く細長い材料より作られている
。また、米国特許番号第３，７４７，０８６号、第３，
８２０，１０３号、第３，８２０，１０４号に記載され
ているように、ターゲットはビカロイのような高保持力
の強磁的な材料の不活性要素を該ターゲットを設けるこ
とにより、不活性化することが可能となる。これは、前
記不活性要素が、磁化されると、ターゲットのストリッ
プの磁性連続状態を断ち切るのに効果的である、間をあ
けて配置されたＮとＳの磁極に分かれることができるか
らである。

該不活性要素は、勘定カウンターあるいは商品がそこを
通過しても良い場所にある、不活性化あるいは再活性化
装置により発生された強力な磁界に、該不活性要素をさ
らすことにより磁化されたり、消磁されたりする。

１９８３年６月１３日に出願された係属中の米国特許出
願番号第５１３，２４２号において、パーマロイ材料の
長い連続ストリップと該パーマロイストリップの長手方
向に沿って、同一方向に延在する連続不活性ストリップ
とから成る不活性可能なターゲットについて記載されて
いる。不活性ストリップは、自身の長手方向に沿って様
々なパターンに従って磁化されうるビカロイのような強
磁的材料より成る。また、米国特許出願番号第５１３，
２４２号において、間をあけて配置された交互の磁極と
共に配列された永久磁石をストリップもしくはシート内
に有する、磁性を帯びている該ストリップもしくはシー
トから成る永久磁石を用いた不活性組立体について下記
の如く記載されている。不活性ストリップの付いたター
ゲットは、不活性組立体に沿って配置される時、該組立
体内の磁石は、隔置配置の交互の磁極のパターンに従っ
てターゲットの不活性ストリップを磁化する。そして、
その結果として、ターゲットの不活性ストリップは、該
ストリップが取付けられたターゲットの付いた製品が磁
界の場所を通って持ち出される時に、その磁界に応答す
るのを防止することができる。

また、米国特許出願番号第５１３，２４２号において開
示された装置は、主として磁化されたストリップもしく
はシートに対し平行にターゲットを保持し、かつターゲ
ットの案内として該ターゲットを保持する様々な手段を
含み、そのため、ターゲットが不活性組立体によりター
ゲットの不活性ストリップ上に付加された磁性パターン
を維持するために、該装置は磁化されたストリップもし
くはシートからほぼ垂直に遠ざかるようにする。

米国特許番号第４，５６８，９２１号において、パーマ
ロイのような間離材料の１本のワイヤを含むターゲ・７
トのストリップと、ビカロイのような強磁材料の１本も
しくはそれ以上のワイヤを含む不活性ストリップについ
て開示されている。

本発明は、簡単で経済的ではあるが、信頼性の高いとい
う仕方でターゲットを不活性化することを可能とする。

本発明の一面により、弱磁的な容易に飽和できる磁気材
料の細長いストリップと、隣接した高保磁力の強磁的な
材料の細長いストリップとから成る型式の電磁式商品監
視システムのターゲットを不活性化させる新しい装置が
提供される。該装置は、凸状に湾曲した外面を有すると
共に、該外面に隣接した平面内に、その平面内に与えら
れた少くとも１本の直線に沿って不連続であるように、
様々な方向を向いた磁界のあるパターンを該平面に生じ
させるよう配置させられた複数の永久磁石を組込んでい
る固体要素から成る。固体要素の湾曲した外面が他方の
面に沿って、該他方の面に固着されたターゲット全面を
転勤自在である。

好適な実施例において、固体要素は自由に転勤自在な円
筒の形をしており、そのため、不活性化すべきターゲッ
トを含んでいる表面が円筒上を転動でき、あるいは、円
筒が該ターゲットを含んでいる表面上を転動させられる
ことを可能とする。

本発明の他方の面によれば、電磁式商品監視システムに
おける上述の型式のターゲットを不活性化させる方法が
提供される。該方法は、ターゲットを含んでいる表面上
に、凸状に湾曲した外面を有する固体要素を第１に位置
決めすることにより実行される。該固体要素は湾曲した
表面に隣接した、平面内において与えられた少くとも１
本の直線に沿って不連続であるように、様々な方向を向
いた磁界を該平面に生ずるよう配置された複数の永久磁
石を組込んでいる。それから、固体要素が、ターゲット
を含んでいる表面、もしくはターゲット自身にわたりそ
の凸状に湾曲した表面上を転勤させられ、そのため、固
体要素の湾曲した表面は、ターゲットに接触するよう近
づき、その後、ターゲットより遠ざかる。その結果とし
て、固体要素の永久磁石により生じた磁界は、ターゲッ
トに印加され、それから固体要素の表面は、該ターゲッ
トを含んでいる平面に対しほぼ直角な方向に、該ターゲ
ットから遠ざかる。

本発明のまた他方の面によれば、不活性化装置に隣接し
た平面内でいかなる方向に沿っていても、異った方向を
向いた磁界となるよう特徴付けられた磁界パターンを生
ずる新しいターゲット不活性化装置が提供される。それ
により、不活性化されている期間中に、ターゲットが延
在している方向に関係なく、該ターゲットを不活性化す
ることができる。

本発明の上述の好適な装置によれば、互いに並んで配置
された相互に隣接した細長い永久磁石の第１、第２のグ
ループであり、そして、そのグループは隣接した平行な
第１、第２の平面上にそれぞれ載置されているものが提
供される。各グループの磁石は自身の長手方向に対し横
切る方向に磁化され、それぞれの平面に近接している複
数の相互に隣接する交互の方向を向いた磁界を生ずるた
め、延びた表面に沿って延在する磁極を有している。第
１グループの細長い磁石は、第２グループの細長い磁石
に対し違った方向に延在する。その結果として磁石を有
する両グループの磁界が第１、第２の平面に隣接し、平
行になっている第３の平面内で、いかなる方向に沿って
いても、交互の方向を向いた磁界となるよう特徴づけら
れた合成磁界パターンを該第３の平面内に形成するよう
組合わされる。かくして、ターゲットの不活性化は、た
とえどの方向にターゲットが向いていても、また、いつ
合成磁界を受けようとも保証される。

本発明のさらに特定的な説明が以下に記載される。

第１図において、購入されるべき商品１４が矢印Ａにて
示された方向に、勘定カウンター１０と並んで位置せし
められた金銭登録器１６を通り過ぎるように、商品を運
搬するコンベヤ・ベルトを有する、スーパーマーケット
の勘定カウンターを示している。スーパーマーケットに
おいてあちこちの棚もしくは貯蔵所１７から商品を選ん
だ客（図示せず）が、勘定カウンター１０の一端である
コンベヤ・ベルト１２上に該商品を置（、金銭登録器１
６のところに立っている店員１９は、該コンベヤ・ベル
ト上を各商品が通りすぎるにつれて、該商品の各値段を
記録する。それから、該商品は代金を支払われ、勘定カ
ウンター１０の他端にある袋詰め場１１にて袋に入れら
れる。本発明において使用される盗難防止システムは、
勘定カウンター１０の向こうにある、店の出口へ続く通
路に沿って、分離して隔置された一対のアンテナ・パネ
ル２０と２２を含んでいる。該アンテナ・パネル２０と
２２は、店の客が購入した商品を持って該スーパーマー
ケットを出て行こうとする時に、該アンテナ・パネルの
間をその客が通れるように間を開けて隔置されている。

アンテナ・パネル２０と２２は、それらの間にある監視
区域２４内で交互の監視用磁界を発生ずる送信器アンテ
ナを含んでいる。また、アンテナ・パネル２０と２２は
監視区域２４内における監視用磁界の変化に対する電気
的信号を生じさす受信器アンテナも含んでいる。該アン
テナは、アンテナ・パネル２０と２２の底部に位置せし
められたハウジング２６内に内蔵された送信器と受信皿
回路に電気的に接続される。また、ライト２８のような
警報器が勘定カウンター１０上に設けられ、店員により
たやすく見ることができ、そして、該警報器はアンテナ
・パネル２０と２２の間を盗難防止されるべき商品１４
が持ち出された時、電気的に付勢させられる。必要なら
ば、可聴警報器が、ライト２８の代わりにもしくは付は
加えて設置されても良い。

万引防止されるこれらの商品１４には、薄く細長いスト
リップとパーマロイのような高保磁力のたやすく飽和で
きる材料から成るワイヤとを有するターゲット３０を各
々設置されている。ターゲット３０が商品１４に隠され
るか、もしくはたやすく外せないようにして、該商品に
取付けられている。ターゲット３０の付いた商品が監視
区域２４を通って持ち出された時、該区域における交互
の監視用磁界が、ターゲット３０を交互に磁性の飽和状
態にしたり、不飽和状態に戻したりする。

この作用により、監視区域に調和していた周波数を有す
る他の交互の磁界という形で、監視用磁界の外乱を引き
起こす。受信回路がこれらの他の形の磁界を検出し、そ
れに反応して警報を発する。

送信器及び受信器回路の構造は本発明の主要部ではなく
、詳細は省略する。しかしながら、そのような回路につ
いては米国特許番号第４，３８４，２８１号もしくは１
９８３年６月２９日に出願した米国特許出願番号第５０
９，２９２号において記載されている。

第２図において、ターゲット３０の構造が示されいる。

それによると、第ターゲットは長く薄いか細い磁性的に
飽和可能なストリップもしくはワイヤ３２と、それに隣
接する同様の形状を有する高保磁力の材料の不活性スト
リップ３４とから成っている。不活性ストリップ３４は
磁界にさらされた時、磁界に従って磁化され、その後異
なる磁界にさらされるまでその磁性を維持し続ける。さ
らに、ストリップ３４が該ストリップの長手方向に沿っ
て、例えば一連の反対の方向を向いた磁界のような、様
々な方向を向いた磁界のパターンにさらされた時、スト
リップ３４はそれらに従ワて磁化し、飽和可能なストリ
ップ３２を同じ磁性パフ ターンに成らしめる。その結果として、飽和可能なスト
リップ３２は、監視区域２４において交互の監視用磁界
に応答不可能になり、該監視区域の検出可能な外乱を生
ずることができなくなる。言い換えれば、高保持力のス
トリップ３４が該ストリップの長手方向に沿って反対の
方向を向く磁界のパターンに従って磁化される時、該ス
トリップ３４は効率良くターゲット３０を不活性化する
。

また、第２図に示されているように、ターゲット３０は
ストリップ３２及び３４を覆い、支持し、そして制御パ
ー・コードのような印刷された情報を含む紙ラベル３６
より成っている。ストリップ３２及び３４は、また、商
品１４にラベル３６を貼付けている接着剤３７により該
ラベルに保持されている。第２図に、むくことのできる
表皮３８により、磁性ストリップ３２と３４の付いたラ
ベル３６が商品１４に接着できることを示している。

ここで第１図に戻って、勘定カウンター１０の上におい
て、ちょうどコンベヤ・ベルト１２を超えたところにバ
ー・コード読取器４０が設けられている。これらの装置
は良く知られているとうり、商品に付いているバー・コ
ードが読取器によって読まれるという方法で、該商品が
前記読取器を通過する時、該商品売却を自動的に記録す
るために使用されている。

勘定カウンター１０の上において、バー・コード読取器
４０をちょうど超えたところに、ターゲット不活性化装
置４２が設けられている。ターゲット不活性化装置４２
は勘定カウンター１０の表面上にわずかに突出する自由
に回転できる円筒４４を含んでいる。かくして、店員が
バー・コード読取器４０上に商品１４を動かす場合、該
店員はターゲソト不活性化装置４２上まで該商品を動か
し続ける。理解されるように、バー・コード読取器４０
により読み取られるバー・コードを含むラベル３６を組
み込まれたターゲット３０は、該読取器４０上を通過さ
せられるよう商品１４の底部に位置せしめられる。かく
して、商品１４の連続移動は、ターゲット３０を不活性
化装置４２の自由に回転できる円筒４４上に接触させ、
該円筒上を転動する。下記において、さらに十分に説明
すると、この円筒４４のターゲット３０に沿った転勤は
、該ターゲットを不活性化させるので、該ターゲットの
取付けられた商品１４は警報を発することなく監視区域
２４を通って持ち出されることが可能とする。

第３図に示すように、不活性化させる円筒４４は、勘定
カウンター１０に据えられたフレーム５２内にあるくぼ
み４８に設置される。また、第４図に示すように、ター
ゲットの不活性化装置４２の円筒４４は、その反対端に
それぞれ短かく突出した軸４９を設けられている。該軸
４９はフランジブラケット５３により順番に支持された
ベアリング５０内で自由に回転するよう設置される。

フランジブラケット５３は、リベット５４によりくぼみ
４８の各端部において、フレーム５２の裏面に保持され
ている。第３図に示すように、フレーム５２自身は、リ
ベット５６により勘定カウンター１０に保持されている
。

第４図にて見られるように、円筒４４は大部分が勘定カ
ウンター１０の表面下にある。しかし、該円筒の円周部
が勘定カウンターの表面上にわずかに突出している。こ
の装置のおかげで、バー・コード読取器４０上を通過す
る商品はそれから、円筒４４を該商品の表面に沿って転
動させ、回転させるようにして、ターゲソト不活性化装
置４２上を通過する。不活性化ターゲ７）は、バー・コ
ードラベルに組み込まれていても良いので、また、商品
購入を記録するためにバー・コード読取器上において該
商品を通過させる同じ動作はターゲット３０を不活性化
させる不活性化装置の円筒４４の上にて転動する動きを
含み、そのため、警報器が鳴り響くことなく監視区域２
４の出口通路を通って商品を持ち出すことが可能となる
。

不活性化装置の円筒４４は、円筒の表面に隣接した平面
内に反対の方向を向いた磁界のパターンを生じさせるた
め、該円筒の表面近くに磁極を配置された複数の永久磁
石４５を形成している。これらの磁界は矢印Ｂにより、
第４図と第５図に示されている。第５図の矢印Ｃによっ
て示されてい２す る通り、商品１４は不活性化装置４２上を移動させられ
るので、該商品上のターゲット３ｏは矢印りにより示さ
れた同じ方向に変わるよう不活性化装置の円筒４４に接
触する。この転動作用はターゲット３０の高保磁カスト
リップ３４の各部分が連続的な反対の方向を向いた磁界
Ｂに近づき離れるようにする。この磁界は、第５図にお
ける矢印Ｅにより示されるように、高保磁カストリップ
３４に永久磁性を与える。これらの磁界は、また円筒４
４の表面に隣接した磁界Ｂのパターンに従って、互いに
反対の方向を向いている。すなわち、これらの領域は、
矢印Ｃのライン及び矢印りのラインに沿って不連続であ
る。高保磁カストリップ３４のこの磁化は、上述の如く
該ストリップ３４にターゲット３０を不活性化させ、そ
れにより、製品１４が警報を発することなく監視区域２
４を通って持ち出されることが可能となる。

ターゲット３０は、ストリップ３４の磁界を新しい方向
に向けさせて、ただ一方向に連続した磁界もしくは全て
の方向に無磁界とするため、高保磁力のストリップ３４
の長手方向に沿って永久磁石を引き動かすことにより、
再活性化可能となる。

第５図に示すように、ターゲット３０の表面に沿って転
勤する不活性化装置の円筒４４は、ターゲットに関し、
いかなるすべり動作も受けない。

その代わり、該円筒の表面の各部分が逐次、接触するよ
うに近づき、それからターゲットの対応する部分から離
れる。たとえ、この動きはターゲットの面に対し、そし
て円筒の面に対し正確に垂直でなくとも、円筒４４から
の磁界が高保磁カストリップ３４に影響しあうような少
くとも該部分においては、該動きはほとんど垂直である
。従って、ストリップ３４が円筒４４から離れる時に、
該ストリップ３４内において生じた磁界パターンの不鮮
明さやゆがみはほとんどない。

第６図から第８図までにおいて、不活性化装置の円筒４
４の構造の詳細を示す。第６図に示すように、円筒４４
は木またはプラスチックのような任意の非磁性材料の円
筒状のコア６２と、円筒の円周に巻き付けられる磁性シ
ートの２つの層６４、６６とから成っている。磁性シー
トの各層は自身に対して横切る方向に磁極化し、配置さ
れた一連の細長い永久磁石４５から形成され、そのため
極が交互に、第７図に示されているように、各層の表面
に沿って近接して設けられている。

上述の磁性シートの一例として、インダストリアル　エ
レクトリカル　プロダクツ　ディヴイジョン２５５−４
３　３Ｍセンター、５５１４４ミネソタ州、セイント　
ボール市（ＩｕｃｌｕｓｔｒｉａｌＥｌｅｃｔｒｉｃａ
ｌ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ　２２５−４
３３ＭＣｅｎｔｅｒ、Ｓｔ、Ｐａｕｌ、Ｍｉｎｎｅｓｏ
ｔａ　５５１４４）により発売されているプラスティフ
オーム（商標Ｐｌａｓｔｉｆｏｒｍ）というブランドの
磁性シートがある。理解されるように、細長い極の交互
の配置は、磁性層の面に隣接したある面において、反対
の方向を向いた磁界のパターンを生ずる。磁化可能要素
もしくはストリップ３４が上述の面に位置決めされ、該
磁界にさらされた時、磁界のパターンに従ってまた磁化
される。もし、磁化可能要素が高保磁力の強磁材である
ならば、はぼ垂直な方向に該面から離された後、該磁性
パターンが残ることになる。そのような磁化可能要素が
パーマロイのような容易に浸透可能なターゲットのスト
リップに隣接配置されている不活性化要素である時、該
磁化可能な要素は磁化されれば、前記ストリップを不活
性化することになる。

ターゲット３０は４インチ（１０，２ｃｍ）から７ンチ
（１７，８ｃＩＮ）の長さを有する。ターゲットを不活
性化する不連続な磁気パターンを形成するために、磁極
が、該ターゲットの長手方向に沿って極性において複数
の不連続を生み出すくらい互いに近接して隔置されるべ
きである。約０．０９インチ（２，２９ｍｍ）隔置され
た交互の磁極を有する磁性シートは満足に作用すること
が判っている。

もし細長い磁化可能要素もしくはストリップ３４が円筒
４４上の磁石と同じ方向に延在し、なじませられたら該
磁化可能要素もしくはストリップ３４は複数の極を横切
って延在することはなく、複数の反対の方向を向いた磁
界にさらされることもない。それゆえ、ターゲットを不
活性化させるため、ターゲットが位置決めされて、その
ターゲットが円筒４４上の磁石を横切って延在すること
か必要であるということが理解されるであろう。

第６図に示される２つの層の磁性シートの装置は、ター
ゲットの不活性化ストリップ３４が不活性化装置の円筒
４４に接触する時、該ストリップがターゲットの延在す
る方向にかかわりなく、一連の反対の方向を向いた磁界
に従って磁化されるということを確実に可能とする。第
６図に示されるように、内部層６４の極は円筒の円周方
向に延在し外部層６６の極は、該円筒の軸方向に延在す
る。この２つの層は共働して、第８図に示すように外部
層６６に隣接する面に合成磁界パターンを形成する。理
解されるようにこの合成パターンはダイヤ型であり、そ
のため、いかなる方向にターゲットの不活性化ストリッ
プが延在しても磁界中に配置された時に交互の方向を向
いた磁界パターンを受け、そのパターンに従って磁化さ
れることになる。

円筒４４の直径が臨界状態でない間は、該直径は円筒上
を転動するターゲットがいくつかの交互の方向を向いた
磁界をうけるくらいの大きさであるべきである。また、
該直径は、該円筒上の各位置がターゲットの面に対しほ
ぼ垂直にターゲットから遠ざかるくらいの大きさである
べきである。

好適な円筒４４の直径は、約２インチ（５，１ｃｍ）で
ある。円筒の長さは、不活性化装置上を移動する製品１
４に適合するくらいに長くあるべきである。約１０イン
チ（２５，４０）の円筒の長さは、スーパーマーケット
の適用に対し好適である。

第８図に示すようなダイヤ型の磁性パターンを創成する
ため、磁性シートの内部層６４の磁石は、外部層６６の
磁石よりも強いべきであり、よって内部層６４は外部層
６６よりも厚い。それにより、該内部層により創成され
た磁界が該外部層を通過し、外部層に隣接した面に外部
層により創成された磁界を合わせることを可能にする。

磁性シートがＭＧＯ１０１６というプラスティフオーム
（商標Ｐｌａｓｔｉｆｏｒｍ）ブランドの磁性シートで
ある場合には、内部層６４は０．６０インチ（０，１５
２ｃｍ）の厚さであり、外部層６６は約０．３０インチ
（０，０７６ｃｍ）の厚さとなるべきである。該層は、
片面もしくは両面接着テープでコア６２に保持されても
良い。

第９図に先の実施例の円筒４４に対し主として同じ構造
である円筒ローラー７０が、ペイントローラーの取っ手
によく似た取っ手７２に設置されている本発明の違った
実施例を示す。この実施例において、ターゲット３０が
商品１４上にローラー７０を配置することにより、また
ターゲット３０上に該ローラーを転動させることにより
不活性化される。

本発明による不活性化装置が、ターゲットの面にほぼ垂
直な方向に該ターゲットから遠ざかり、それゆえ反対の
方向を向いた磁界のパターンのいかなる不鮮明さも生み
出さないので磁極を維持し、磁界を対応することにより
信頼性の高い不活性化を行うということが理解されよう
。

以上、本発明の不活性化装置は単純で経済的な構造であ
り、使用するのに簡単で重宝である。

　Ｑ

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による一実施例として形成され、スー
パーマーケットの勘定カウンターに組込まれたターゲソ
ト不活性化装置を示す図である。 第２図は、第１図の不活性化装置により不活性化される
べきターゲットを示す拡大斜視図である。 第３図は、第１図のターゲソト不活性化装置を示す拡大
破断斜視図である。 第４図は、第３図の４−４線に沿って得られた断面図で
ある。 第５図は、第４図の５−５線に沿って得られた拡大破断
図であり、磁界パターンが本発明により維持されるとい
う方法を図解的に示しである。 第６図は、第３図の不活性化装置の構造の展開を示す斜
視図である。 第７図は、第３図のターゲソト不活性化装置の構造にお
いて、使用される永久磁石の層の一つを示す拡大図解的
斜視図である。 第８図は、第６図の不活性化装置の構造により生じた磁
界パターンの模式図である。 ｔ　。 第９図は、第３図の不活性化装置の違った実施例の斜視
図である。 １０：勘定カウンター　　１２：コンベヤベルト１４：
商品　　１６：金銭登録器　　１９：店員２０．２２：
アンテナパネル　２４：監視区域２８：警報器　　３０
：ターゲソト ３２：飽和可能なストリップ ３４：高保磁力のストリップ ３６：ｉｉミラベル３８：紙ラベルの表皮４０：バー・
コード読取器 ４２：ターゲソト不活性化装置 ４４：円筒　　４５：永久磁石　　４８：くぼみ４９：
円筒の軸　　５０：ベアリング ５２：フレーム　　５３：フランジブラケソト５４：リ
ベツト　　６２：円筒のコア ６４．６６：磁性シートの層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、弱磁的な容易に飽和できる磁気材料の細長いストリ
   ップと、隣接した高保磁力の強磁的な材料の細長いスト
   リップとから成る型式の電磁式商品監視システムのター
   ゲットを不活性化させる装置であり、該装置は、凸状に
   湾曲した外面を有すると共に、該外面に隣接した、平面
   内に与えられた、少くとも１本の直線に沿って不連続で
   あるように、様々な方向を向いた磁界のあるパターンを
   該平面に生じさせるよう配置された複数の永久磁石を前
   記外面内に組込んでいる固体要素から成り、また前記固
   体要素の湾曲した外面が第２の表面に沿って、及び該第
   ２の表面に貼付けられたターゲットにわたり転動するこ
   とを特徴とする電磁式商品監視システムにおけるターゲ
   ットを不活性化させる装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、前記
   固体要素は円筒であることを特徴とする装置。 ３、特許請求の範囲第２項に記載の装置において、前記
   円筒は支持体上に設置され、該支持体上で自由に回転で
   きることを特徴とする装置。 ４、特許請求の範囲第３項に記載の装置において、前記
   支持体は、ハンドグリップを有する取っ手から成ること
   を特徴とする装置。 ５、特許請求の範囲第３項に記載の装置において、前記
   支持体は、平らな上部表面を有するカウンター頂部とそ
   の頂部に形成されたくぼみと、該カウンター頂部に取付
   けられ、該くぼみ内において自由に回転する前記円筒を
   支持するブラケットより成ることを特徴とする装置。 ６、特許請求の範囲第５項に記載の装置において、前記
   円筒の回転軸が、カウンター頂部の上部表面下にあり、
   前記円筒の表面は前記くぼみを通って上方に延在するよ
   う該ブラケットが配置されることを特徴とする装置。 ７、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、該複
   数の永久磁石が前記湾曲した外面に沿って、Ｎもしくは
   Ｓ極の交互の平行列を形成するよう配置された、隣接し
   た細長い磁石を含むことを特徴とする装置。 ８、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、該複
   数の永久磁石が、自身の長手方向に対して横切る方向に
   極性を与えられていると共に、ＮもしくはＳ極の交互の
   平行列を形成する、隣接した延びた永久磁石の第１、第
   ２の隣接層から成り、ある層の該磁石が、他の層の該磁
   石と違った方向に延在していることを特徴とする装置。 ９、特許請求の範囲第８項に記載の装置において、ある
   層の該磁石が他の層の該磁石と交差して延在しているこ
   とを特徴とする装置。 １０、特許請求の範囲第８項に記載の装置において、凸
   状に湾曲した該外面から最も遠い層の該磁石は、他の層
   の磁石よりも強く磁化されていることを特徴とする装置
   。 １１、弱磁的な容易に飽和できる磁気材料の細長いスト
   リップと、隣接した高保持力の強磁的な材料の細長いス
   トリップとから成る型式の電磁式商品監視システムのタ
   ーゲットを不活性化させる方法であり、該方法は、ある
   固体要素が凸状に湾曲した外面を有し、該対面に隣接し
   た、平面内において、与えられた少くとも１本の直線に
   沿って不連続であるように、様々な方向を向いた磁界の
   あるパターンを該平面に生じさせるよう配置させられた
   複数の永久磁石を外面内に組込んでいて、湾曲した前記
   外面が、前記ターゲットに接触するよう近づき、その後
   離れていくような形で凸状に湾曲した前記外面に沿って
   、及びターゲットを含む表面にわたって、転動する該固
   体要素を該ターゲットを含む表面上に位置決めする段階
   より成ることを特徴とする電磁式商品監視システムにお
   けるターゲットを不活性化させる方法。 １２、特許請求の範囲第１１項記載の方法において、前
   記固体要素が支持体のまわりを自由に軸回転するよう設
   置された円筒であり、その回転は前記ターゲットを含む
   表面に前記円筒を設け、それから、該円筒が前記表面に
   沿って及びターゲット全面にわたって転動するように、
   該表面に平行に、かつ該円筒の軸に対して垂直に、支持
   体を移動することにより実行される事を特徴とする方法
   。 １３、特許請求の範囲第１１項に記載の方法において、
   前記固体要素が支持体のまわりを自由に軸回転するよう
   設置された円筒であり、その回転は、固定位置において
   前記支持体を維持し、円筒の表面に対しターゲットを含
   む表面を設置し、該円筒の軸に垂直な方向にターゲット
   を含む表面を移動し、一方、該円筒がターゲットを含む
   表面に沿って、及びターゲットにわたって転動し回転す
   るように、該円筒の表面に対し、ターゲットを含む表面
   を保持することにより実行される方法。 １４、弱磁的な容易に飽和できる磁気材料の薄く細長い
   ストリップと、隣接した高保磁力の強磁的な材料の細長
   いストリップとから成る型式の電磁式商品監視システム
   のターゲットを不活性化させるターゲット不活性体であ
   り、該ターゲット不活性体は、ある平面に沿って全ての
   方向に不連続である磁界のあるパターンを、連続した該
   平面内に形成するため配置された複数の永久磁石より成
   ることを特徴とする電磁式商品監視システムにおけるタ
   ーゲットの不活性体。 １５、特許請求の範囲第１４項に記載のターゲットの不
   活性体において、前記永久磁石が、交互の極性の平行列
   を形成するため、該永久磁石の長手方向に対し横切る方
   向に磁化され、各々の側に沿って配置された細長い磁石
   の２つのグループとから成り、各グループの磁石は、隣
   接した２つのグループに形成された一層もしくは多層を
   形成し、かつ前記連続した平面に隣接しており、一方の
   グループの磁石は他方のグループの磁石と違った方向に
   延在していることを特徴卜する装置。 １６、特許請求の範囲第１５項に記載のターゲットを不
   活性化させる装置において、前記連続した平面から最も
   遠く離れたグループの磁石が他のグループの磁石より強
   く磁化されていることを特徴とする装置。