JPS62238829A - チヨツプドストランドの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、強化プラスチック等に用いるチョツプドスト
ランドの製造装置に関する。

〈従来の技術〉 グラスロービングを数ｌないし十数能の所定の長さに切
断してチョツプドストランドを製造する方法として、回
転する刃物台の外周に刃物を放射状に植設するとともに
弾性に富むゴムローラを刃先がゴムローラに少し喰い込
むように外接させ、゛その間にグラスロービングを供給
したとき、グラスロービングが刃先とゴムローラの間で
きわめて小さい曲率半径に折り曲げられて折断される方
法を、本発明者らが提案し広く実用化されている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記した従来装置は、刃物を刃物ローラの溝に強固に植
え込んでいたため、グラスロービングが切断される直前
に刃先を擦り、刃先を早く摩耗させるという問題があっ
た。

そこで、本発明の目的は、切断される直前のグラスロー
ビングの速度ムラに追随して刃先がグラスローピングの
進行方向へ弾力的に変位することができ、しかもチョツ
プドストランドが刃物溝へ侵入することのない、チョツ
プドストランドの製造装置を提供することである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明のチョツプドストランドの製造装置は、回転する
刃物台の外周に多数の刃物を、その刃先が所定の円柱面
上に揃うように植設してなる刃物ローラと、その刃物ロ
ーラと等しい周速度で回転するゴムローラの間に切断す
べき長繊維を送り込んで切断する装置において、上記刃
物台に刻設された刃物溝と刃物の間に、少くとも表裏両
面が弾性に富む柔軟な材料よりなり且つ刃物の厚さに比
肩する厚さ以上のスペーサを介在させたことを特徴とし
ている。

〈実施例〉 第１図に全体構成図を示す。刃物ローラ１とゴムローラ
２が互に外接して矢印の向きに回転し、ガイドパイプ３
とガイドローラ４を通って切断すべきロービング５が外
接点に供給される。

刃物ローラ１は、全体として円柱形の刃物台１）の外周
に軸方向の溝１２・−１２を放射状に、全円周を等分し
て刻没し、この溝１２にスペーサ１３−４３を介して刃
物１４−１４を、その刃先が所定の円柱面上に揃うよう
に植設したものである。

全円周上の刃物１４・−１４の数は、製造すべきチョツ
プドストランドの長さと刃物ローラの外径により異なる
が、通常は十数間ないし百数十個の範囲である。刃物の
形状は直方形であり、その厚みは例えば１鶴である。

また、刃物１４０両端部には、第２図に示すように、刃
先１４ａよりも刃元１４ｂの方がより長く、その間に段
部１４ｅが形成されている。これに対し、刃物台１）の
両端に着脱自在に設けられたフランジ形の刃物抑え１５
．１５には、その外周内面にカギ部１５ｃが形成されて
おり、このカギ部１５ｃが段部１４Ｃを抑えて、遠心力
により刃物が飛び出すのを防止している。刃物１４を交
換するときは、どちらか一方の刃物抑え１５の固着装置
を段部１４Ｃの段差だけ緩めるだけでよい。

スペーサ１３は、弾性に富む柔軟な材料、例えば、ウレ
タンゴムスポンジ状高分子材料、フェルト等により構成
される。スペーサ１３の厚さは、刃物の厚さに比肩する
以上の厚さを有しており、従って、刃物の厚さがｌ　ｉ
ｎの場合、刃物溝の幅は約３龍となる。

スペーサ１３の溝へ装着する前の形状は、第３図に示す
ようにコ字形ないしＵ字形のほか、第４図（８１図に示
すような１枚の平形のもの１３ａであってもよく、或い
は第５図に示すように、２枚の平形のもの１３ｂ、１３
ｃを刃物の表裏両面に当接させる構造でもよい。第４図
に示す実施例において、装着により同図（ｂ１図に示す
ようにＵ字形のもの１３２’に変形する。

次に、作用を説明する。ロービング５が切断される瞬間
は、刃物１４の刃先がゴムローラ２にくい込み、その結
果ロービング５は非常に小さな曲率半径で折り曲げられ
て折損破壊する。ロービング５は切断点よりも手前にお
いて、刃先とゴムローラの間にまさに捕捉されようとし
て刃先に接触している期間がある。この状態において先
行している刃物がゴムローラ２の表層部へ深く喰い込む
と、折損破壊前のロービングはその喰い込んだ刃先へ向
って引張られ、その走行速度がゴムローラ２の平均周速
度よりも増大する。このとき、後続の刃物は弾性的に支
持されているため、ロービングを捕捉したままロービン
グの進行方向へ僅か変位することができる。また、第３
図、第４図に示す実施例のように刃物の背と刃物台の間
にスペーサが介在している場合は、刃物が半径方向に弾
性的に後退しうるので、ロービングに与える曲率半径を
維持しながらゴムローラへの喰い込み深さを減少させる
ことができ、従って、ゴムローラの耐久性を向上させる
ことができる。

第６図に、本発明の他の実施例を示す。この実施例は、
１条の刃物溝の中に２枚の刃物１４．１４を植設しその
刃物の間に１個のスペーサ１３ｄを介在させたことが特
徴である。刃物溝の幅を４Ｂ、刃物溝のピッチを６Ｒ１
刃物の厚さを１ｆｌ、スペーサの厚さを２鰭とすれば長
さ約３鰭のチョソブトストランドを製造することができ
る。

この実施例と同じ刃物台を用いて、第３図に示したよう
に１条の刃物溝に１枚の刃物を植設すれば、約６１ｍの
チョツプドストランドを製造することができる。

第７図に本発明のスペーサの変形実施例を示す。

ｆａ１図に示すものは、゛金属又は硬質プラスチック製
のコア１６の全外周に弾性に富む柔軟な材料１７を被覆
した構造であり、（ｂ）図に示すものは、横断面がコ字
形の弾性に富む柔軟な材料１８の中に、金属又は硬質プ
ラスチック製のコア１６を挿入、接着した構造である。

このようなスペーサは厚さが厚い場合、或いは軸方向長
さが長い場合に有効である。

〈発明の効果〉 本発明によれば、簡単な構成にもかかわらず、刃先の摩
耗が少なくなり一回の連続使用時間が伸長した。また、
刃物溝と刃物の隙間がスペーサにより満たされているの
で、切断されたストランドがはまり込むおそれがなく、
清掃が不要になる。

さらに、実施例に示したように、１条の刃物溝に２枚の
刃物を植設して使用すれば、同一刃物台を用いながら、
長短２種のチョツプドストランドを製造することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の全体構成を示す正面図、第２図
は第１図の刃物１４とその周辺を示す断面図、第３図は
第１図の要部拡大図、第４図は本発明のスペーサの他の
実施例を示す図、第５図は本発明のスペーサのさらに他
の実施例を示す図である。第６図は本発明の他の実施例
を示す要部拡大図、第７図は本発明のスペーサの変形実
施例を示す横断面図である。 １−・−刀物ローラ ２−・−ゴムローラ ５−・−切断すべきロービング １）−・・刃物台 １２−刃物溝 １３．１３ａ、１３ｂ、１３ｃ、１３ｄ−スペーサ １４−・−刀物 １５−刃物抑え

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転する刃物台の外周に多数の刃物を、その刃先
   が所定の円柱面上に揃うように植設してなる刃物ローラ
   と、その刃物ローラと等しい周速度で回転するゴムロー
   ラの間に切断すべき長繊維を送り込んで切断する装置に
   おいて、上記刃物台に刻設された刃物溝と刃物の間に、
   少くとも表裏両面が弾性に富む柔軟な材料よりなり且つ
   刃物の厚さに比肩する厚さ以上のスペーサを介在させた
   ことを特徴とするチョップドストランドの製造装置。
2. （２）上記刃物溝と上記刃物の両面の間に上記スペーサ
   を介在させた、特許請求の範囲第１項記載のチョップド
   ストランドの製造装置。
3. （３）上記１条の刃物溝の中に、上記スペーサを介して
   ２枚の刃物を植設して成る、特許請求の範囲第１項記載
   のチョップドストランドの製造装置。