JPS62236703A

JPS62236703A - 樹皮粉砕機

Info

Publication number: JPS62236703A
Application number: JP7982086A
Authority: JP
Inventors: 準一中島
Original assignee: Fuji Industrial Co Ltd; Fuji Kogyo KK
Current assignee: Fuji Industrial Co Ltd; Fuji Kogyo KK
Priority date: 1986-04-07
Filing date: 1986-04-07
Publication date: 1987-10-16
Anticipated expiration: 2009-01-12
Also published as: JPH062322B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は長繊維の樹皮を短く粉砕する樹皮粉砕機に関す
る。

（ロ）従来技術一般に、杉又は檜等の樹皮をリングバーカー等により剥
皮した場合、その繊維が長くかつ強靭なため粉砕し難く
、特に、水中貯木したもの又は伐採時期により剥離し易
い場合は大きな集団になり粉砕が更に困難になる。

従来、このような樹皮を粉砕する手段として、円筒状の
回転ドラムを、固定底板上にて上下方向の軸芯の周りに
回転するように支持し、その底板の半径部位に矩形状の
切欠部を設け、この切欠部に円胴状のカッタを設け、前
記回転ドラムの内周面に１枚の攪拌板を固定したものは
特開昭６０−１３１２０４号公報により既に知られてい
る。

（ハ）発明が解決しようとする問題点前記既知の樹皮粉砕装置は収納体の半径部分でしか樹皮
を粉砕することができないので、粉砕性能が著しく低く
、かつ、収納体は回転しても樹皮が載置される底板は回
転しないので、撹拌板によって供給しても、それが間欠
的になってカッタへの樹皮供給が不円滑となり、このよ
うな欠点を解消すべく攪拌板を複数枚設けると、大きな
塊状になった樹皮が攪拌板上に乗ってカッタに供給する
ことができなくなり、また、樹皮には石等が混入してい
ることがあるが、その石が底板上を転勤してカッタに供
給するため、その刃が急速に摩耗又は損傷する等の問題
点があった。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は収納体の下部を開口させ、この開口部に、外周
面に多数の切断刃を有する筒状回転体と供給シリンダー
とを並列に軸架し、前記収納体の少なくとも筒状回転体
側の側壁の下部に前記切断刃が通過する櫛歯状の受刃を
設けることにより収納体の幅全体にて樹皮粉砕処理を行
なうことができるようにすると共に切断刃を有する回転
体に樹皮を常時確実に供給することができるようにして
前述の問題点を解決した。

（ホ）作用筒状回転体と供給シリンダーとを切欠部に向けて回転さ
せながら収納体に樹皮を供給すると、筒状回転体の外周
面の多数の切断刃は樹皮を引掛けて櫛歯状の切欠部を通
過する時切断粉砕し、供給シリンダーはその上に載った
樹皮を筒状回転体の全長にに向けて常時確実に供給し、
供給された樹皮は筒状回転体に受継がれて細断処理され
る。

（へ）実施例本発明の一実施例を図面について説明すると、１は機枠
２上に固定した角筒状の収納体であって、下方の開口部
には筒状回転体３と供給シリンダー４を並列にかつ近接
させて配設してあり、筒状回転体３の軸７と供給シリン
ダー４の軸１１は機枠２にベアリング５，５．６．６を
介して支持されており、筒状回転体３の軸７に取付けた
Ｖプーリー８はモーター９によりＶベルト１０を介して
上面がその側の側壁１ａに向けて回転するように駆動さ
れ、供給シリンダー４の軸１１に取付けたスプロケット
１２は他のモーター１３によりチェ７１４を介して上面
が筒状回転体３に向けて回動するように駆動され、前記
側壁１ａの上部には投入コンベア１５の終端を乗架させ
た投入口１Ｂを設け、反対側の側壁ｌｂには開閉蓋１７
を有する掃除口！８を設けである。

そして、前記筒状回転体３の外周には断面が略り字状を
なす多数の切欠段部２０・・がスパイラル状に穿設して
あり、これらの切欠段部２０・・には、それぞれ長孔２
１ａを有すると共に回転方向側に刃角７５度前後の切断
刃２！を一体に固定したホルダー２２をポルト２３で着
脱可能にＩｆ’１ｇｆし、その回転方向側には受はピー
ス２５をポルト２８により！ｌ！１ｇ着しである。

また、前記側壁１ａの下部は内方に向けて傾斜していて
その下端部の取付板１ａ’には両端部からそれぞれ等距
離に取付孔２７．２７を一対穿設した長い受刃２８・・
と長短部から等距離に取付孔２９．２ｉ９を穿設した短
い受刃３０・拳とを上端部を一致させると共に長短の受
刃２８・・と３０・・とを交互にしてポルト３１・・に
より着脱可能に螺着して櫛刃状の切欠部に構成しである
ので、刃先が摩耗した場合、上下を振り換えて螺着する
ことにより両端を刃として使用することができ、前記切
断刃２１・・は短い受刃３０・・と対応する部位に形成
される凹部を通過する。

更に、前記供給シリンダー４は収納体ｌ内に滞留する樹
皮を筒状回転体３に供給すれば良いので図示のようなに
外周面に掻込突起を有しない平滑なものでも良いが全周
面に多数の突起を切断刃２１の回転軌跡と一致しないよ
うに分散させて爆接すると、筒状回転体３と供給シリン
ダー４との間隔を広げない状態で樹皮の供給を一層確実
に行なうことができる。

また、前記供給シリンダー４の外周面の前記長い受刃２
８と対応する部位に全周に亘るバンド（但し受刃２８の
数より少なくする）を複数条固定すると該供給シリンダ
ー４と筒状回転体３との間から木片又は長い樹皮が落下
するのを防止することができる。

３２は他方の側壁１ｂから供給シリンダー４の外周上に
垂下させたゴム製又は鉄製の受板、３３は筒状回転体３
の下部に受枠３８．３Ｂにより交換可能に支持したスク
リン、３４は該スクリン３３を交換する時に使用する取
手、３５は着脱可能に螺着した止金である。

第１０〜１１図において、３６は円形の摩耗防止ブロッ
クであって、筒状回転体３の外周に装着してあり、切断
刃２１．２１間の回転方向後部、即ち、各長い受刃２１
・・と対応する部位に近接させてそれぞれ孔３７Φ・を
穿殺し、これらの孔３７・・に前記摩耗防止体３ｅ書・
を嵌合してボルト３８で固定してあり、長い受刃２１・
・と筒状回転体３の周面との間に薄い樹皮が挾み込まれ
、それにより該筒状回転体３の外周面が摩耗するが、前
記摩擦防止ブロック３８・・は硬度が大で上記摩耗を防
止し、必要に応じて交換する。

′前述の樹皮粉砕機において、投入コンベア１５から収
納体ｌに投入された樹皮の繊維が強靭で大きな塊状に巻
かれていても、その下部は筒状回転体３の外周の多数の
切断刃２１・・に引掛けられ、筒状回転体３に支持され
た状態で側壁ｌａ側へ移行し切断刃２１・・が長短の受
刃２８　、３０・・により形成される凹部を通かする時
細断粉砕され、供給シリンダー４は載置された樹皮をス
リップしながら過不足なく適量ずつ筒状回転体３に供給
し、該筒状回転体３は前述のように受継いで細断し、細
断された樹皮はスクリン３３により受は止められながら
移動する間に更に粉砕処理されるが、受刃２Ｂ、　３０
は上下方向の面で確実に受止めた状態で樹皮を細断する
ので粉砕を確実に行なうことができ、スクリン３３を省
略しても充分に粉砕することができる。

また、樹皮に石等が混入していると、筒状回転体３と供
給シリンダー４とは略Ｖ字状に近接しているので、上記
面のような固形物は両者の周面を滑落して両者の間隙か
ら落下し、外部に排出されることとなり、切断刃２１−
Φ及び受刃２８・・、３０・・が異常に摩耗したり、損
傷したりするのを未然に防止することができる。

（ト）発明の効果本発明は前述のように収納体ｌの下部を開口させ、この
開口部に、外周面に多数の切断刃２１・・を有する筒状
回転体３と供給シリンダー４とを並列に軸架し、前記収
納体１の少なくとも筒状回転体３側の側壁の下部に前記
切断刃２１拳・が通過する櫛歯状の受刃を設けたので、
繊維が強靭で剥皮時に切断されず、それが巻かれたり絡
まったりして大きな塊りになった樹皮を受入れるべく収
納体１を大容量に構成しても、筒状回転体３はその切断
刃２１・・により収納体の全幅で細断作用をなし、高能
率にしかも確実に樹皮細断を行なうことができる。

また、供給シリンダー４は樹皮を支持しながら前記筒状
回転体３に向けて移送供給するので、樹皮が停滞するこ
となく整然と筒状回転体に受渡され、常に連続的な細断
処理を行なうことができる。

更に、樹皮に石が混入していても、それが収納体の側壁
１ｂと供給シリンダー４との間、又は該供給シリンダー
４と前記筒状回転体３との間から落下して排出されるこ
ととなり、切断刃２１・・及び受刃となる櫛状の切欠部
が異常に摩耗したり、損傷したりするのを防止するこ・
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
要部の縦断側面図、第２図は筒状回転体の縦断面図、第
３図は供給シリンダーの縦断面図、第４図（ａ）は切断
刃と受刃の取付部の断面図、（ｂ）切断刃取付部の平面
図、（ｃ）は受刃取付部の側面図、第５図（ａ）は切断
刃取付体の正面図、（ｂ）は同上正面図、（ｃ）は同上
左側面図、第６図（ａ）は長い受刃の平面図、（ｂ）は
同上正面図、（Ｃ）は同上右側面図、（ｄ）は短い受刃
の平面図、（ｅ）は同上正面図（なお、右側面図は（ｃ
）と同一であり、それらの左側面図は右側面図と対称）
、第７図は樹皮粉砕機の正面図、第８図は同上左側面図
、第９図は同上右側面図、第１０図は切断刃と摩耗防止
体の配置を示す平面図、第１１図は同上横断面図である
。ｌ・・収納体、２・・機枠、３・・筒状回転体、４・・
供給シリンダー、２１１１φ切断刃、２８．３０・拳受
刃第４図第７θ図、′ 第１／図第ｆ図Ｌ（Ｃ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　こ乙と）２々第６図（べ）ｙしｅ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）収納体１の下部を開口させ、この開口部に、外周
面に多数の切断刃２１・・を有する筒状回転体３と供給
シリンダー４とを並列に軸架し、前記収納体１の少なく
とも筒状回転体３側の側壁の下部に前記切断刃２１・・
が通過する櫛歯状の受刃を設けたことを特徴とする樹皮
粉砕機。
（２）前記受刃を多数の長短の受刃で構成した特許請求
の範囲第１項記載の樹皮粉砕機。