JPS62234527A - 多孔質セラミック構造体 - Google Patents

多孔質セラミック構造体

Info

Publication number
JPS62234527A
JPS62234527A JP61074515A JP7451586A JPS62234527A JP S62234527 A JPS62234527 A JP S62234527A JP 61074515 A JP61074515 A JP 61074515A JP 7451586 A JP7451586 A JP 7451586A JP S62234527 A JPS62234527 A JP S62234527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
side end
carrier
exhaust gas
porous ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61074515A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Okajima
岡島 篤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP61074515A priority Critical patent/JPS62234527A/ja
Publication of JPS62234527A publication Critical patent/JPS62234527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば内燃機関より排出される排気ガス中に浮
遊する微粒子を捕集除去する捕集担体や、排気ガス中の
有害ガスを除去する触媒担体等として有効に用いられる
多孔質セラミック構造体に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の多孔質セラミック構造体としては、例えば
特開昭58716192号公報にも開示されているよう
に三次元綱目状のセラミック骨格と、該骨格により囲ま
れて形成される連通空間とを有する多孔質セラミックよ
りなるものが知られている。この構造体は第11図(a
l、 fb)に示す如く全体円筒形状をなし、円筒状外
周部は吹き抜けを防止するよう緻密質のセラミック被覆
層13が形成され、排気ガスの入口側端面19に開口し
出口側端面20が封止された多数の入口穴21と、排気
ガスの出口側端面20に開口し入口側端面19が封止さ
れた多数の出口穴22とを交互に穿設したものであり、
自動車排気ガス浄化用担体として有効に用いられる。
この担体l′は、第12図に示すように排気ガスの排気
管系に設置され、排気管2の途中にこの排気管より断面
積の大きい拡管部を形成する担体収納器3内に収納され
、排気ガスの入口側端面19および出口側端面20が排
気ガスの流れ方向に直角となるよう配置されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の如き構成のセラミック構造体にお
いては、第12図に排気ガスの流れを矢印で示すように
、セラミック構造体を通過する排気ガスの流速は中心部
で大きく、周辺部に行く程小さくなることが予想され、
セラミック構造体全体が有効に利用されていないと本発
明者は考えた。
そこで実際にこの担体l′の入口穴21内に温度式の流
速測定センサーを多数挿入し、担体1′の横断面方向の
流速分布を測定し、その流速を担体l′の中心から周辺
に向かう距離に対して示すと第13図のような結果とな
り、本発明者の予想した通り中心部(図中Oの点)に比
較して周辺部の排気ガスの流速はかなり小さいことがわ
かった。
そこで本発明はかかる実験による新たな問題点の発見に
鑑み、セラミック構造体の周辺部を通過する排気ガスの
流速を高めることにより全体の流速の均一化を図り、セ
ラミック構造体全体を有効に使用することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、内部に多数の通気
路を有する多孔質セラミックよりなり、入口側端面から
出口側端面に向かって気流を通過させる多孔質セラミッ
ク構造体において、前記入口側端面および/または出口
側端面が非平面形状をなし、該入口側端面と出口側端面
との間の間隔が中心部から周辺部に向かうに伴って徐々
に短くなっている多孔質セラミ・ツク構造体をその技術
的手段とするものである。
〔作用〕
上記手段によれば入口側端面と出口側端面との間の間隔
が中心部から周辺部に向かうに従って徐々に短くなって
おり、中心部から周辺部に向かうに従って徐々に通気抵
抗が小さくなっているので中心部を通過する気流の流速
は小さくなり、一方周辺部を通過する気流の流速は大き
くなり、全体に気流の流速は均一化される。
〔発明の効果〕
従って本発明によればセラミック構造体全体を有効に使
用することができ、例えば排気ガス浄化担体として用い
られた場合には、中心部を短時間で通過してしまうため
に十分に浄化されない排気ガスの割合が減少し、全体と
して排気ガスの浄化性能が向上するという効果を発揮す
る。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する
。第1図は本発明のセラミック構造体としての自動車排
気ガス中の窒素酸化物、炭化水素、−酸化炭素等の有害
ガスを除去する排気ガス浄化用触媒担体1を自動車排気
系に取付けた状態を示す断面図である。図示しない自動
車エンジンの排気マニホールドより導かれた直径36龍
の排気管2の途中に設けられた担体lの収納容器3は、
直径110龍で排気管2よりも断面積の大きい有底円筒
状の金属ケース4と、円盤状蓋部5とよりなり、排気管
2とその中心軸が一致するようそれぞれが接続されてい
る。そしてケース4と蓋部5とはそれぞれのフランジ部
4a、5aをボルト6aおよびナツト6bにより3ケ所
で締付は固定している。
担体1はケース4内にカオリン繊維よりなるシート状物
7を介して断熱的に保持されるとともに、振動が吸収さ
れるように収納固定されている。
次に担体1の形状を第2図(a) 、 fblの正面図
および軸線方向断面図に基づいて詳細に説明する。この
担体1は全体に円柱の両底面を円錐状に両側に突出させ
た形状をなしており、直径107 am、円筒部11の
長さ11が78■1、両円錐部12a。
12bの軸方向長さ12、すなわち円錐の高さはともに
20mで全体の軸方向長さは118鶴である。この担体
1の外周円筒面には緻密質のセラミック被覆113が厚
さ2龍で設けられており、内部は第3図にその微細構造
斜視図を示すように三次元綱目状骨格14と、それによ
り囲まれて形成される通気部15とを有する多孔質セラ
ミック16よりなり、この通気部15の目の粗さは20
メツシユで、セルの平均径は100μである。この三次
元網目状骨格14は、第4図にその断面を示すようにコ
ーディエライト質セラミック骨格14aのまわりにγ−
アルミナよりなる活性層14bを付着させ、この活性層
14bに排ガス中の窒素酸化物、炭化水素、−酸化炭素
を分解除去する白金−ロジウム混合触媒が担持されてい
る。なお14Cはその製造方法上発生する中空孔で、こ
の骨格を形成させるために使用する有機重合体母材の焼
失したあとである。また多孔質セラミ、り部16には、
格子状に配列された断面正方形の内部中空穴が担体1の
軸線方向に隔壁18を隔てて平行に多数設けられており
、交互にひとつおきに相対する円錐状端面19および2
0に開口している。
そして排気ガスは排気ガスの入口側端19がら、この入
口側端面19に開口する入口穴21内に流入し、隔壁1
8を通過した後、排気ガスの出口側端面20に開口する
出口穴22に入り、出口側端面20から排出される。こ
の間に骨格14の表面に担持された触媒との接触により
排気ガス中の有害成分が除かれる。この担体1は活性層
14bを除く全体がコーディエライト質セラミックより
なるが、この他にもムライト質、β−スポジューメン系
セラミック、アルミナ、窒化ケイ素等のセラミックが幅
広く使用できる。
次にこの担体1を自動車排気系に取付けた状態で従来と
同様の流速分布測定実験を行った結果を第5図に示す。
なおこの担体1の容積と従来の円筒状の構造体の容積は
同じになっている。第5図と第13図を比較して明らか
なように担体1の中心部は従来に比べて流速がやや小さ
くなり、一方円辺部は大きくなり、その結果全体にほぼ
均一な流速分布となっている。これは流入した排気ガス
が排気管2を経由して担体収納容器3内に流入するとき
排気管2から容器3の蓋部5に従って排気ガスは第1図
矢印のように広がるとともに、担体1の人口側端面19
が円錐状に突出しているので、この円錐状端面に沿って
人口側端面19の中心部から周辺部に向かう気流の分散
効果が発生し、排気ガスが担体1の中心部のみでなく周
辺部にも多く流される。そして担体lの中心部の軸線方
向の長さに対して周辺部の長さは2/3となっており周
辺部のほうが圧力損失が小さくなっているので、周辺部
に向かった排気ガスは、その軸線方向の流入速度が中心
部に比べて小さくても流速は大きくなり、その結果流量
も太き(なる。一方中心部は円筒状のものよりも軸線方
向の長さは長くなっているので流速は小さくなり、流量
も小さくなる。
なおこのとき、すでに説明したような担体1の人口側端
面19による気流の周辺への分散効果も、流速の均一化
に寄与しているものと考えられる。
次に、この担体1と同容積の従来の円筒状担体とを収納
容器3中に取付けた状態で、排気容量2000 ccの
エンジンを搭載した自動車に組付け、エンジンを300
00rpo+(排気ガス流量3.0d/m1n)で回転
させ、担体lが触媒による浄化反応により約450℃で
一定温度となった時の排気ガス浄化性能を比較したのが
第1表である。本発明の担体1では従来のものに比較し
て、全体に有効に排気ガス流量が分配されるため圧力損
失も0.5 am Hg程度下がるとともに、有害ガス
(窒素酸化物、炭化水素、−酸化炭素)の浄化率も周辺
部の触媒が有効に使用されるために向上している。
この場合もちろん担持されている触媒は等量である。
以下余白 第  1  表 なお、このような本発明の効果は、エンジンの回転数が
高くなるほど、すなわち排気ガスの流速が大きくなるほ
ど顕著になる。これは流速が大きい時はど従来の円筒状
の担体1′では流速の不均一が大きくなり、周辺部が有
効に使われなくなるためである。
上記実施例の形状において、流速の均一化効果が得られ
るのは実験によれば、円筒部の長さく第1図におけるl
、)を一定として、円錐部分の高さく第1図における1
2)が10龍〜30mm程度範囲が有効であり、圧力損
失低下、排気ガス浄化性能の向上効果が得られる。この
範囲は、中心部の間隔が周辺部の間隔の約1.2〜1.
8倍の範囲で有効であることを示している。なお最も好
ましいのは上記実施例の場合であった。
次に本発明のセラミック構造体の他の実施例について説
明する。上記実施例の担体lの内部中空穴は断面正方形
であったが、この形状は第6図(al〜(C1に示す如
く長方形、平行四辺形、三角形、その細円形等どのよう
な形状であってもよく、またこの内部中空穴は第7図に
示すように入口穴21はその出口端に向かって、出口穴
22はその入口端に向かって徐々に断面積が減少する先
細り形状に形成されていてもよい。また第8図(al、
 (blに示すように三方格子状に六角形(三角形でも
よい)の中空穴を配置したり、放射状に扇形の中空穴を
配置したものでもよい。さらにこれらの中空穴が全くな
く、担体1の全体が三次元網目状骨格で構成されたフオ
ーム型担体でもよい。
担体lの全体形状は、第9図に示すように入口側端面が
円錐状に突出し、出口側端面が逆に円錐状にへこんでい
てもよ°い。しかしこの場合も担体1の中心部の軸線方
向長さは、周辺部の長さよりも長くなっていなければな
らない。その他にもこの担体1の変形は種々可能であり
、第10図(a)〜(diに示すのはその一例である。
すなわち凸球面や凹球面、放物線回転体、双曲線回転体
等の多次式曲線回転体面で入口側端面19または出口側
端面20が構成されているものでもよく、要は中心部の
軸線方向長さが周辺部の長さよりも長くなっている構造
体が広く包含される。
また本発明のセラミック構造体は上記実施例に示す自動
車排気ガス浄化用触媒担体としてのみならず、排気ガス
中に浮遊する微粒子捕集担体やその他の脱臭剤等の機能
粒子等の担持体としても有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のセラミック構造体としての排気ガス浄
化用触媒爪体1を自動車排気系に取付けた状態を示す断
面図、第2図tag、 tb)はこの担体1の構造を更
に詳細に説明するための正面図および軸線方向断面図、
第3図は前記担体lの内部を構成する多孔質セラミック
の微細構造を示す斜視図、第4図はこの多孔質セラミッ
クの三次元網口状骨格の断面形状を説明する断面図、第
5図は本発明の担体1の流速分布を測定した結果を示す
特性図、第6図(a)、 (b)、 (C)、第7図、
第8図(a)、 (b)、第9図、第10図(al〜(
diは本発明のセラミック構造体の他の実施例の形状を
示す模式図、第11図(a)。 (b)は従来のセラミック構造体としての担体1′の形
状を示す正面図および軸線方向断面図、第12図はこの
担体1′を自動車排気系に取付けた状態を示す断面図、
第13図はこの担体1′の流速分布を示す特性図である
。 1・・・排気ガス浄化用触媒担体、19・・・排気ガス
入口側端面、20・・・排気ガス出口側端面。 代理人弁理士 岡  部   隆 1  :  J4kFLf’)−14化Ff4as=4
19: 調#in・ス入Qイ副瑞面 20:4場頃フフ゛ズΔ巳Dイ則sm 第1図 (b) 第3図     第4図 井61の中心なう」匹へ間つ訴Q  (mm)第5図 :二二:0       j二二題≧===】で、・ニ
ニ7(a)                 (b)
(C) 第6図 第7図 (b) 第8図 (6,(b) (C)                      
 (d)(Q) 1゜ (b) 第11図 第12図 tsn+’の中1CD・う側シ2^藺う題j直 (mm
)第13図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に多数の通気路を有する多孔質セラミックよ
    りなり、入口側端面から出口側端面に向かって気流を通
    過させる多孔質セラミック構造体において、 前記入口側端面および/または出口側端面が非平面形状
    をなし、該入口側端面と出口側端面との間の間隔が中心
    部から周辺部に向かうに伴って徐々に短くなっているこ
    とを特徴とする多孔質セラミック構造体。
  2. (2)前記中心部の間隔は、前記周辺部の間隔の1.2
    〜1.8倍であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の多孔質セラミック構造体。
  3. (3)前記入口側端面は気流の流入方向に突出した円錐
    形状をなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の多孔質セラミック構造体。
JP61074515A 1986-04-01 1986-04-01 多孔質セラミック構造体 Pending JPS62234527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61074515A JPS62234527A (ja) 1986-04-01 1986-04-01 多孔質セラミック構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61074515A JPS62234527A (ja) 1986-04-01 1986-04-01 多孔質セラミック構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62234527A true JPS62234527A (ja) 1987-10-14

Family

ID=13549545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61074515A Pending JPS62234527A (ja) 1986-04-01 1986-04-01 多孔質セラミック構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62234527A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013527025A (ja) * 2010-03-26 2013-06-27 イメリス セラミックハニカム構造体
JP2015175587A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 東京窯業株式会社 ハニカム構造体
JP2017032267A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東京窯業株式会社 蓄熱体
WO2017022664A1 (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東京窯業株式会社 蓄熱体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013527025A (ja) * 2010-03-26 2013-06-27 イメリス セラミックハニカム構造体
JP2015175587A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 東京窯業株式会社 ハニカム構造体
JP2017032267A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東京窯業株式会社 蓄熱体
WO2017022664A1 (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東京窯業株式会社 蓄熱体
US10234214B2 (en) 2015-08-05 2019-03-19 Tvk Corporation Heat storage body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3597165A (en) Catalytic exhaust purifier
US7655195B1 (en) Undulated-wall honeycomb structure and manufacturing method thereof
US7037567B2 (en) Honeycomb structure
US4464185A (en) Exhaust gas filter
JPS636723B2 (ja)
EP1371406B1 (en) Honeycomb structural body
US4695301A (en) Porous ceramic monoliths
US7497999B2 (en) Honeycomb structural body, method of manufacturing the structural body, and catalyst body using the structural body
US20070224092A1 (en) Catalytic converter and a method for producing the catalytic converter
JPH09220423A (ja) ディーゼル排ガス浄化フィルタおよびその製造方法
JPS61167798A (ja) セラミツクハニカム構造体
JPH0634923B2 (ja) セラミツクハニカム構造体
JP4680437B2 (ja) ハニカム構造体
US4604869A (en) Porous ceramic structure
JPS62234527A (ja) 多孔質セラミック構造体
US3154389A (en) Device for catalytic exhaust treatment with particle separation
WO1999009306A1 (en) Catalytic convertor
JP7022241B1 (ja) 柱状ハニカムフィルタの検査装置及び検査方法
JPS6110917U (ja) エンジンの排気ガス浄化用フイルター
JPS63147875A (ja) 多孔質セラミックス構造体
JP2019198829A (ja) ハニカム構造体
CN219209527U (zh) 蜂窝过滤器
JP7385510B2 (ja) ハニカムフィルタ
JPS6032335Y2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
KR200279668Y1 (ko) 필터링용세라믹담지모체