JPS62231202A - 分光器用結晶、量子細線構造及びそれらの製造方法 - Google Patents

分光器用結晶、量子細線構造及びそれらの製造方法

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JPS62231202A
JPS62231202A JP7490986A JP7490986A JPS62231202A JP S62231202 A JPS62231202 A JP S62231202A JP 7490986 A JP7490986 A JP 7490986A JP 7490986 A JP7490986 A JP 7490986A JP S62231202 A JPS62231202 A JP S62231202A
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JP7490986A
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Toru Tatsumi
徹 辰巳
Junichiro Mizuki
純一郎 水木
Hisaaki Aizaki
尚昭 相崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は真空紫外光の分光器用結晶、量子細線構造及び
その製造方法に関する。
(従来の技術) 近年高速バイポーラ素子、マイクロ波用素子あるいは超
格子構造素子などへの応用を目的としてこれまでのシリ
コン薄膜成長技術に比べ、よシ低温で成長が行なわれ、
従って不純物分布を乱すことがほとんどないという特徴
を有する高真空内でのシリコン分子線成長(SIMBE
)技術が盛んに研究開発されている。このシリコン分子
線成長(SIMBE)技術を用いてつくられたSiとG
ex8 i l−x混晶との超格子は、ジエー、シー、
ビーン(J、C,Bean ) ’4によってアプライ
ド、フィツクス、レターズ(Appl、Phys、Le
tt、44(1984)102.)に示されているよう
に、■属半導体でも2次元電子(ホール)ガスの形成が
確認されておシ、また、歪超格子となることから、モビ
リティ−の大幅な増大及び■属半導体でも直接遷移領域
になる可能性を有している物質として注目を集めている
(発明が解決しようとする問題点) 近年、シンクロトロン放射(5ynchrotronr
adiation :以下SRと略す)光を用いること
によって連続スペクトルの光源が得られる様になった。
この光源から特定の波長の光を選び出す分光器としてX
線領域では結晶の格子、長波長側では金あるいは、白金
等をコートしてつくられた回折格子かつかわれるが、光
エピタキシー等によって必要とされる真空紫外域光を得
るだめの分光法にはいくつかの問題点がある。たとえば
、超微細加工技術を用いて回折格子をつくる方法や超格
子を用いる方法などが検討されているが、100OA以
下の回折格子を微細加工でつくるのはむつかしい。
また、回折格子は単結晶ではなく、吸収率が大きいため
に有効な光強度が減少するという欠点があった。さらK
、分光特性は表面の平坦性に大きく依存している。機械
加工等によってつくられた回折格子は結晶学的な平面が
得られないために有効な光強度が減少するという欠点が
あった。
また、−次元の量子細線は、キャリアが細線方向への散
乱しか受す、散乱の確率が著しく減るため、移動度の大
幅な増大が見込まれるなど一次元の量子効果をねらって
最近注目を集めている。しかし、今までの多くの試みは
二次元の膜を積んだ後、微細加工によって細線を形成す
るものであった。たとえば、ビー・エム・ベトロア(P
 、M、 Petrof f )等はアプライド、フィ
ツクス、レターズ(Appl。
Phys、Lett、41 (1982)635− )
に示されている様に、多重量子井戸構造をもちい、写真
蝕刻技術と巧みな化学エツチングを用いて三角形の断面
を有するメサ構造を作ることによって最表面層に200
μmX200μmの量子細線を形成し一次元の量子効果
による新たなルミネセンスを得た。しかし、この方法で
あると、細線幅に限界があシ量子細線として十分効果が
出て来る数LOAの細線は得られない。そこで、前記ビ
ー・エム・ベトロア(P、M。
Petroff )等はアブ2イド、フィツクス、レタ
ーズ(Appl 、Phys、Lett、 45(19
84)620 、)に示されている様に%justから
off したGaAs (100)面上にMBE法によ
ってAlAs層とG a A s層を0.5原子層づつ
交互に成長を続けると 1)  GaAs (100)面上のAlAs及びG 
a A sの成長がステップ端においてのみ起こる。(
ステップ70−成長) 2)  offしたGaAs(100)面上には平行で
しかも間隔のそろった原子層ステップが存在する。
という2つの仮定が満たされるならばs GaAs内に
:off角によって決定されるステップ間隔の1/2の
幅をもったA I A s細線がMBE成長中に作シ込
まれることを示した。この細線の幅は原理的には数1O
Aにできる。しかしs GaAsにおいては2つの仮定
は必ずしも明らかなことではない、特に(100)面で
はダングリングボンドが2本あるのでステップに達する
まで拡散できるかどうか、成長の様式がステップフロー
であるのかどうかさえはっきシとはわかっておらず細線
はできていない。
(問題点を解決するだめの手段) 本第1の発明の分光器用結晶は、真空紫外光の分光器用
結晶であって、基準面がSi又はGeの(111)近傍
面であり、周期が1001から1μmで、しかもその片
面が(111)面である鋸歯状構造が存在することを特
徴とするものである。
本第2の発明の分光器用結晶は、真空紫外光の分光器用
結晶であって、基準面がSi又はGeの(111)近傍
面で69、その上にGexSi1.混晶層が存在しその
表面に周期が100Aから1μmで、しかも、その片面
が鋸歯状構造が存在することを特徴とするものである。
本第3の発明の量子細線構造は、キャリアをとじ込める
ためのヘテロ構造を有する量子細線構造であって、表面
を結晶軸からずらして切ったSiの(111)面上のG
eSi混晶内に幅が100Aから1μmのSiの細線を
埋め込みこのSi細線内にドーピングすることを特徴と
するものである。
本第4の発明の量子細線荷造は、キャリアをとじ込める
ためのヘテロ構造を有する量子細線構造であって、表面
を結晶軸からずらして切ったGcの(111)面上のG
eSi混晶内に幅が100Aから1μm OG eの細
線を埋め込み、GeSi混晶内にドーピングすることを
特徴とするものである。
本第5の発明の分光器用結晶の製造方法は、半導体基板
上に分子線成長法を用いて組成の異なる膜を連続して形
成する半導体装置の製造方法であって、基板に表面を結
晶軸からずらして切ったSi(111)面をもちい、成
長温度700℃以上900℃以下でノンドープのGe、
Sil−、混晶層の成長を行ない、続いてドーピングし
たSi層を成長し、さらにノンドープのGezSil−
X混晶層の成長を行なうものである。
本第7の発明の量子細線構造の製造方法は、半導体基板
上に分子線成長法を用いて組成の異なる膜を連続して形
成する半導体装置の製造方法であって、基板に表面を結
晶軸からずらして切ったGe(111)面をもちい、成
長温度700℃以上900℃以下でドーピングしたGe
zSil−x混晶層の成長を行ない、続いてノンドープ
のGe層を成長し、さらにドーピングしたGexSin
、混晶層の成長を行なうものである。
(作用) 本発明によれば、基板結晶の面方位を適切に選定し適切
な熱処理あるいは膜成長を行うことKよシ、表面に長い
テラスと短い多数のステップとのくりかえし構造を形成
できることを利用して、真空紫外域における分光器用結
晶あるいは1次元の量子効果をもった量子細線の構造を
得ることができiまたその製造方法を得ることができる
(実施例) 次に本第1の発明の実施例について図面を参照して説明
する。
本分光器用結晶の構造は、第1図に示す様にSi(11
1)4度off基板表面(本実施例ではこれを基準面と
いう)上に、周期が100大から1μmの鋸歯状構造を
1250℃2〜10分間の熱処理によりもうけたもので
ある。
(111)面からのoff角度を種々選択するととによ
シ、鋸歯状構造の周期を100^から1μmまで変化さ
せて分光特性を調べた。第2図は、縦軸はビームインテ
ンシテイを表わし、横軸に今回作られた分光器用結晶の
メイメンジョンで規格化された波長を表わす、光源はS
R光をもちい、ビーム強度はフォトマルで測定された。
第2図かられかるように、鋸歯状構造の周期によって数
10λから数100Aの波長の光を取り出すことができ
る。
次に本第2の発明の実施例について説明する。
本分光器用結晶の構造は、Si(111)4度off基
板上に、ノンドープの200λのGeatSio、s混
晶層を成長することにより、この表面に周期が100A
から1μmの鋸歯状構造をもうけたものである。
表面上の構造は水筒1の発明の実施例と同じであり、水
筒1の発明の実施例と同様に鋸歯状構造の周期によって
、数1OAから数100Aの波長の光を取り出すことが
できる。
次に水筒3の発明の実施例について説明する。
本量子細線構造の構造は、第3図に示す様にSi(11
1)4度off基板上に、ノンドープの厚さ200Aの
Geα2Siα8混晶層をもうけ、この表面にこの鋸歯
状構造の谷を高さ25^にわたって、5xlOcm  
B)−ピングしたSiによって埋め、さらにその上にノ
ンドープの20OAのGeazSia、s混晶層をもう
ける、この構造を10回繰シ返したものであるe Ge
azSiα8混晶層の方がSiよシもバンドギャップは
狭く、このような構造をつくるとキャリアはSiとGe
o、zSias混晶界面付近のバンドベンディングの部
分にたまる。従って、埋められたSi細線の回りに筒状
にキャリアガスができることになる。しかし、この輪の
直径が5OAと小さいためにこの構造は量子細線として
の性質を持つ。
この超構造の電気的測定を行なうため’s Vande
r Pauw法によるホール測定を行なった。ただし、
オーミックコンタクト金とるために電極部分にBのイオ
ン注入を行なった。細線に平行な方向とそれに垂直な方
向でシートキャリア濃度の温度変化を調べたところ、細
線に平行方向では低温でもフリーズアウトが起こらず、
キャリア濃度がほぼ一定であるのに対し、垂直方向では
室温でもキャリア濃度が少なく低温になると7リーズア
ウトが起こることがわかった。この異方性は、細線方向
にそってキャリアガスができていることを示していると
思われる。
次に水筒4の発明の実施例について説明する。
第4図に示す様にGe(111)4Koff基板上に、
5xlO”cm−’だけBドーピングした200AのG
eα5Si(Lz混晶層をもうけ、この表面に高さが5
0^、周期500Aの鋸歯状構造をもうけ、この鋸歯状
構造の谷を高さ25λにわたってノンドープのGeによ
って埋め、さらKその上に5s10”cm13Bドーピ
ングした200^のGeo、5Sia2混晶層をもうけ
る、この構造を10回繰シ返したものである。
GeasSiaz混晶層の方がGeよりもバンドギャッ
プは広くこのような構造をつくると、キャリアはGeの
部分にたまる。従って、埋められたGe細線内にキャリ
アガスができることになる。この細線の直径は50又と
小さいためにこの構造は量子細線としての性質を持つ。
この超構造の電気的測定を行なうために%Vander
 Pauw法によるホール測定を行なった。ただし、オ
ーミックコンタクトをとるために電極部分にBのイオン
注入を行なった。水筒3の発明の実施例と同様に、細線
に平行な方向とそれに垂直な方向でシートキャリア濃度
の温度変化を調べると、細線に平行方向では低温でも7
リーズアウトが起こらず、キャリア濃度がt′!!ぼ一
定であるのに対し、垂直方向では室温でもキャリア濃度
が少なく低温になるとフリーズアウトが起こることがわ
かった。
この異方性は、細線方向にそってΦヤリアガスができて
いることを示していると思われる。
以上、第3、及び第4の発明によって得られる量子細線
構造は、−次元キャリアの走行路として用いることが可
能であり、あるいは又、パーミアブルベーストランジス
タ(Pearmeable BaseTramsist
ar : PBT )のベース電極としても用いること
ができる。
次に水筒5の発明の実施例について説明する。
<110>軸回シに<111>軸よ94度傾けて切った
Si(111)基板を洗浄液(NH40H: H2O2
:Hzo=1:6:20)内で煮沸洗浄し、これをシリ
コンMBE装置内に入れて超高真空中で、厚さ10Aの
アモルファスシリコン層を積み800℃以下の低温加熱
を行なうと保護酸化膜が蒸発し清浄面が現われる。この
上に、厚さ500λのSiバッファ一層を成長した後、
基板温度750℃,Geセル温度1125℃、Si成長
速度4^/SとしてGexSil−x混晶層を厚さ20
0λ成長した。siは電子銃蒸発、GeはPBN製クヌ
ーセンセル(Knudsencell )を用いて成長
した。RHEED振動によって求めたGeの組成比Xは
0.1であった。この試料を断面のTEM観察によって
調べると、第5図に示す様に表面上に正確に(111)
面であるテラス部分とステップが集合したステップバン
ドと呼ばれる部分が交互に並んで鋸歯状構造をつくって
いることがわかった。この波状構造は表面上で(110
)方向に平行に並んでおシ、結晶学的面が出ているため
にその直線性は極めてよい。TEMの断面格子像から求
めたテラスの幅は420±50λ、ステップバンドの幅
は150±50A1テラスとステップバンドのなす角は
13度であった。また、表面とテラスのなす角は4度で
あり、これは基板のoff角によく対応している。ステ
ップバンドの密度は約1.5 x 10”mm−3であ
った。、また、ステップバンド内のステップの数はステ
ップが単原子層であるとすると約20個である。この様
にステップバンド内には多数のステップを含むために、
単原子層ステップの様に転位等によって途中で簡単に消
えるようなことはない。また、この鋸歯状構造の周期は
Geの組成比Xと基板のoff角に依存し、Geの組成
比Xを大きくすると、また基板のoff角を深くすると
周期は短くなる。このようなステップバンドは、(11
1)off面上にのみみられ、しかもGeSi混晶の成
長条件による。成長温度が低く、Geの組成比Xが少な
いときは層状成長し表面は平らになる。成長温度が高<
seeの組成比Xが少ないときは表面に鋸歯状構造が現
われる。成長温度が高<、Geの組成比Xが大きいとき
は島状成長となる。また、表面のステップは表向上の転
位や汚染物の影響を強く受けるが、本方法では前記のよ
うな注意深い清浄化方法とSiとGeSi混晶の連続成
長を行なうことによシ、転位や汚染物がなくステップの
直線性は極めてよい。
一方、断面のTEM観察によるとSiバッファ一層とG
eSi混晶層の界面は平坦であシステップバンド状の凹
凸はみられない。これより、Si上のSiの成長ではス
テップバンドは形成されないことがわかる。
以上の実験結果は次のような理由によると考えられる。
ステップバンド構造は本来(111)off基板表面に
安定な状態であると考えられる。すなわち、(111)
 off表面上のステップは均等に分布しているよシも
、正確1c(111)面の出たテラスとステップの集合
になった方がよシ安定であると考えられる。しかし、a
t上のSiの成長においてはSSiの表面拡散が少ない
ためく、表面は準安定な状態である均等なステップとテ
ラスの分布になっている。この上にGeSi混晶を成長
させると混晶では表面拡散が促進されて準安定な状態か
らよシ安定なステップバンド構造に変化すると思われる
このように、(111)off基板上にGe、Sil−
混晶層を比較的高温である750℃でMBE成長させる
ことによって、人為的加工を用いることなく数百^の規
則的周期をもった鋸歯状構造を表面につくることができ
る。しかも、鋸歯状構造の一つの面は正確に結晶学的(
111)面がでている。
以上GeSi混晶をSi基板上に成長させる場合につい
て述べたが、共晶化すると表面拡散しやすくなるためG
eSi混晶をGe基板上に成長させる場合についても同
様のことがいえる。
以上の操作を行なうことによって本特許請求の範囲(2
)に書かれた構造をつくることができた。
さらに、本実施例ではシリコンウェハーを対象としたが
、本発明の方法は表面にのみシリコンが存在するSO8
(Silicon on 5apphire)基板や更
に一般K S OI (Silicon on In5
ulator)基板等にも函然適用できる。
次に水弟6の発明の実施例について説明する。
(110)軸回シに(111>軸よ94度傾けて切った
Si(111)基板を洗浄液(NH40H: HzOz
 :HzO=1 : 6 : 20 )内で煮沸洗浄し
、これをシリコンMBE装置内に入れて超高真空中でI
OAのアモルファスシリコン層を積み800℃以下の低
温加熱を行なうと保護酸化膜が蒸発し清浄面が現われる
この上に、500AのSiバッファ一層を成長した後、
基板温度750℃、Geセル温度1200℃、Si成長
速度4A/sとしてGezSil−x混晶層を200λ
成長した。Siは電子銃蒸発、GeはPBN製クヌーセ
ンセル(Knudsen cell)を用いて成長した
几HE E D振動によって求め九〇eの組成比Xは、
0.2であった。この試料の表面には、先に述べた様に
第6図(a)に示す様に表面上に正確に(111)面で
あるテラス部分とステップが集合したステップバンドと
呼ばれる部分が交互に並んで鋸歯状構造をつくっている
。この鋸歯状構造は表面上で(110)方向に平行に並
んでおり、結晶学的面が出ているためにその直線性は極
めてよい。こαhsi1−x混晶層上の鋸歯状構造上に
Geセルシャッターを閉じるととくよってSiのエピタ
キシャル成長を行なうと、S+分子線には表面の平坦化
作用があり、表面上の凹凸を埋めてゆく。従ってski
はステップバンドの谷から成長してゆく。ただし、この
Siを成長するときB2O3セルから5 x 10”c
m−3のBのドーピングを行なう。Siが鋸歯状構造を
完全に埋めつくす前に%S1の膜厚的10〜15Aのと
ころでSiの成長をやめ(図6(b))、Geセルシャ
ッターを開くことによって連続してGexSin−x混
晶の成長を行なうと(110)方向へ平行にそろったく
さび型のSiの細線が埋め込まれさらに表面には再び鋸
歯状構造が現われる(図6 (C1)。この操作を繰り
返すことによって本特許請求の範囲(3)に書かれた構
造をつくることができた。
本実施例ではシリコンウェハーを対象としたが、本発明
の方法は表面にのみシリコンが存在するSO8(Sil
icon on 5apphire)基板や更に一般に
80 I (Silicon on In5ulato
r )基板等にも当然適用できる。
次に本第7の発明の実施例について説明する。
<110>軸回りに<111>軸よ94度傾けて切った
Ge (111)基板を洗浄液(NH4OH: HzO
z: HzO=1 : 6 : 20 )内で煮沸洗浄
し、これをシリコンMBE装置内に入れて超高真空中で
800℃の加熱を行なうと保護酸化膜が蒸発し清浄面が
現われる。この上に、500AのGeバッファ一層を成
長した後、基板温度750℃、Geセル温度1300℃
としてGe、Sil−、混晶層を200A成長した。S
iは電子銃蒸発、GeはPBN製クヌーセンセル(Kn
udsen ce II )を用いて成長した。RHE
ED振動によって求めたGeの組成比Xは0.9であっ
た。
この試料の表面には、先に述べた様に第7図(a)に示
す様に表面上に正確に(111)面であるテラス部分と
ステップが集合したステップバンドと呼ばれる部分が交
互に並んで鋸歯状構造をつくっている。この鋸歯状構造
は表面上で(110)方向に平行に並んでおシ、結晶学
的面が出ているためにその直線性は極めてよい。ただし
、このGezSil−x混晶層を成長するときB20g
セルから5 x 10”cm−のBのドーピングを行な
う。このGezSil−1混晶層上の鋸歯状構造上にS
iソースシャッターを閉じることによってGeのエピタ
キシャル成長を行なうとs Ge分子線には表面の平坦
化作用があり、表面上の凹凸を埋めてゆく、従って、G
eはステップバンドの谷から成長してゆく。Geが鋸歯
状構造を完全に埋めつくす前にsGeの膜厚的10〜1
5AのところでGeの成長をやめ(図7(b))、Si
ソースシャッターを開くことによって連続してGe、S
il−x混晶の成長を行なうと(110)方向へ平行に
そろったくさび型のGeの細線が埋め込まれさらに表面
には再び鋸歯状構造が現われる(図7 (C) )。た
だし、このGezSil−x混晶層を成長するときB2
O3セルから5 x 10”cm−30Bのドーピング
を行なう。
この操作金繰シ返すことによって本特許請求の範囲(4
)に書かれた構造をつくることができた。
(発明の効果) 以上、詳細に述べた通シ本発明によれば、真空紫外光の
分光器用結晶、あるいは−次元の量子効果を示す量子細
線構造及びそれらの製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1の発明の詳細な説明するだめの概略断面
図 第2図は本第1の発明の詳細な説明するための分光特性
を示す図である。 第3図は本第3の発明の詳細な説明するための概略断面
図である。 第4図は本第4の発明の詳細な説明するための概略断面
図である。 第5図は水弟5の発明の詳細な説明するだめの斜視概略
図である。 第6図は水弟6の発明の詳細な説明するための概略断面
工程図である。 第7図は水弟7の発明の詳細な説明するための概略断面
工程図である。 図において、11.31.61 ・・・シリコン(11
1) off基板4L 71・・・・・・・・・・・・
ゲルマニウム(111)off基板12・・・・・・・
・・・・・・・・・・・鋸歯状構造3ス62 ・・・・
・・・・・ノンドープGe−Si混晶層3a63 ・・
・・・・・・・Bドープシリコン層4472 ・・・・
・・・・・BドープG e −Si混晶層43、73 
 ・・・・・・・・・ノンドープゲルマニウム層51・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ステラフハンド5
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・(111)面
テラス第1図 11シリコン(111)Off基板 第2図 INTENsITY(Arb、Unit)第3図 第4図 第6図 第7図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空紫外光の分光器用結晶において、基準面がS
    i又はGeの(111)近傍面であり、周期が100A
    から1μmでしかもその片面が(111)面である鋸歯
    状構造が表面に存在することを特徴とする分光器用結晶
  2. (2)真空紫外光の分光器用結晶において、基準面がS
    i又はGeの(111)近傍面であり、その上にGeS
    i混晶層が存在しその表面に周期が100Åから1μm
    でしかも、その片面が(111)面である鋸歯状構造が
    存在することを特徴とする分光器用結晶。
  3. (3)キャリアをとじ込めるためのヘテロ構造を有する
    量子細線構造において、表面を結晶軸からずらして切っ
    たSiの(111)面上のGeSi混晶内に幅が100
    Åから1μmのSiの細線を埋め込みこのSi細線内に
    ドーピングすることを特徴とする量子細線構造。
  4. (4)キャリアをとじ込めるためのヘテロ構造を有する
    量子細線構造において、表面を結晶軸からずらして切っ
    たGeの(111)面上のGeSi混晶内に幅が100
    Åから1μmのノンドープGeの細線を埋め込み、Ge
    Si混晶内にドーピングすることを特徴とする量子細線
    構造。
  5. (5)半導体基板上に分子線成長法を用いて組成の異な
    る膜を連続して形成する分光器用結晶の製造方法におい
    て、基板に表面を結晶軸からずらして切ったSiもしく
    はGeの(111)面をもちい、成長温度700℃以上
    900℃以下でGeSi混晶層の成長を行なうことを特
    徴とする分光器用結晶の製造方法。
  6. (6)半導体基板上に分子線成長法を用いて組成の異な
    る膜を連続して形成する量子細線構造の製造方法におい
    て、基板に表面を結晶軸からずらして切ったSi(11
    1)面をもちい、成長温度700℃以上900℃以下で
    ノンドープのGeSi混晶層の成長を行ない、続いてド
    ーピングしたSi層を成長し、さらにノンドープのGe
    Si混晶層の成長を行なうことを特徴とする量子細線構
    造の製造方法。
  7. (7)半導体基板上に分子線成長法を用いて組成の異な
    る膜を連続して形成する量子細線構造の製造方法におい
    て、基板に表面を結晶軸からずらして切ったGe(11
    1)面をもちい、成長温度700℃以上900℃以下で
    ドーピングしたGeSi混晶層の成長を行ない、続いて
    ノンドープGe層を成長し、さらにドーピングしたGe
    Si混晶層の成長を行なうことを特徴とする量子細線構
    造の製造方法。
JP7490986A 1986-03-31 1986-03-31 分光器用結晶、量子細線構造及びそれらの製造方法 Pending JPS62231202A (ja)

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