JPS62229067A - 微生物検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品、飲料、薬品あるいは血液等の病理学的
標本のような物質の標本中に含まれる微生物を検出する
のに使用する装置に関するものである。

〔従来の技術〕

上記したような標本中の微生物の成長を検査する電気化
学的方法は、すでに提案されており、それには、標本に
おけるコンダクタンスやインピーダンスあるいは電位差
の変化を計ｉ１＋１１する方法が含まれる。これらの方
法のひとつを実施するのに適した装置が、本発明者等の
英国特許出願第８６０２９８０号明細書に開示しである
。その装置は、試験すべき微生物学的標本を入れる複数
個の容器と、標本についての試験を行なうため容器を差
込めるようになっている容器取付は棚とから成っている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の従来装置には、っぎのような欠点がある。

すなわち、標本容器を棚から外して自由に立たせたとき
でも、また棚に収めたときでも、標本容器の姿勢が特に
安定しているとはいえないことである。その理由は、容
器を棚に収納しないとき容器をまっすぐに立てておく基
台として働き、また容器を棚に収納したとき容器と棚と
を取外し可能に結合する手段としても役立つ、容器に固
定したソケッ１一部材が、比較的細長い形状をしている
からである。

従来装置におけるさらに別の欠点は、標本の入った容器
を棚に配置する各ステーションごとに漏洩物封じ込め収
納器を設け、標本試料が不注二はで棚に漏れてしまって
も、この漏洩物を捕捉するための手段を備えているにも
ががねらず、収納器内へこのような漏れが生じたかどう
かを調べる手段を欠いていることである。このため、汚
染・されてしまったステーションに、次の容器を知らず
に取付けてしまうという危険性が残る。

本発明の目的は、標本中の微生物を検出するための装置
であって、標本人り容器を容器取付は部材または棚に装
置した場合でもまた取外した場合でも、容器が安定な姿
勢を保つような装置を提供することである。

本発明の別の目的は、封じ込め収納器内の漏洩を検出で
きるような、標本中の微生物を検出するための装置を提
供することである。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明によれ・ば、内容物の標本に接触可能な少なくと
も１本の電極を有する、標本を収容するための容器と、
容器に固定したソケッ１一部材と、容器を収容し位置決
めするための装置を有する容器取付は部材と、を備えた
、標本中の微生物を検出するための装置であって、前記
収容位置決め装置は、少なくともその一部に、収容取付
部材内に漏洩した標本試料を保持するようにした漏洩物
封じ込め収納器を備えているような微生物検出装置が提
供される。

漏洩物封じ込め収納器とソケット部材とは互いに相補的
な断面形状を有し、そして容器を容器取付は部材に取付
けたとき、ソケッ１へ部材は前記収納器に対してぴった
りとはまるようにすると好適である。

ソケット部材の外周面は漏洩物封じ込め収納器の内周面
にぴったりとはまり、前記外周面はほぼ直円筒形をなし
、その軸方向高さは直径よりも小さいのが適当である。

容器を自由に立てた状態にしたとき、すなわち容器取付
は部材に取付けないときは、ソケット部材が容器の基台
としての役を果す。したがって、ソケット部材を一ヒ記
のような形状にすることによって、容器をまっすぐに立
てたとき、かなりの姿勢安定性が得られることになる。

容器取付は部材は、容器の前記各電極と電気的に接続さ
せるための電気接点装置を備えるのが適当であり、さら
に本微生物検出装置はソケット部材と漏洩物封じ込め収
納器との間の配向装置をも備え、かくて容器を容器取付
は部材に取付けたとき、各電極は容器取付は部材に対し
てしたがってそれぞれの電気接点装置に対してあらかじ
め設定した方向を向くようにする。

配向装置はキーとキー溝から成り、それらの一方はソケ
ッ（一部材に設けてあり、他方は漏洩物封じ込め収納器
に設けるようにするのが適当である。

好適には、漏洩封じ込め収納器と容器またはソケット部
材と協働するストッパ装置を備え、該ストッパ装置は容
器を容器取付は収納器に取付けるさい、容器取付は部材
に対する容器の移動距離を制限するようにする。

本発明のりｆ適な実に態様として、漏洩物封じ込め収納
器はその底部に収納器内に漏れた標本試料と接触可能な
電気プローブ装置を有し、該プローブ装置は収納器内に
漏れた標本試料の存在を検出するように構成する。

好適には、前記電気プローブ装置は収納器の底部に配設
した２個の電気プローブを備え５さらに本微生物検出装
置は前記２個のプローブの間に電位をかけるための装置
を備え、かくてプローブ間の抵抗変化が収納器内の漏洩
物の存在を知らせるようにする。

容器はさらに、標本試料を容器内に注入するさいに貫通
Ｉ］ｆ能なエラストマー栓と、容器を使用する必要が生
じるまで前記枠を保護する不正防止キャップ装置と、を
備えるとよい。

本微生物検出装置はさらに、すべり摩擦で前記不正防止
キャップと協働し、そして容器取付は部材で容器を取外
し１１ｆ能に保持すべく容器取付は部材と協働する相互
係合装置を設けてある着脱可能なカラーを備えるように
するとよい。

〔実施例１作用および効果〕 以下、添付図面を参照し１本発明を実施例について説明
する。

第１図を参照し、図面には、あるステーションの容器取
付は部材１０と、そのステーションに収容した容器１２
とを示す。容器取付は部材１０は、たとえば９６個所の
ステーションに配列してあって、各ステーションにはそ
れぞれ１本づつの標本容器１２を収容する。

容器取付は部材１０は、主として上方支持板１４と、上
方支持板に対してほぼ平行に隔置した基台１６とから成
り、そして基台は印刷回路板を構成している。標本容器
を収容すべき容器取付は部材の各ステーションには、は
ぼ円筒形の収納器２０が、基台１６から上方へ、上方支
持板１４のＵ旧コ２２を貫通して延在する。

この収納器２０は、標本容器１２を収納し位置決めする
ためのものであって、標本試料がうっかり漏れた場合、
それを封じ込められるよう、収納器の底はふさいである
。収納器２０の上方リム２１は、板１４の上に突き出て
から、反転し、裾を広げて半透明なスカート部２４にな
る。スカー１一部２４は、上方支持板１４の上面と密封
接触する。このようにすることによって、たとえ支持板
１４の１−面に標本試料がこぼれても、これが支持板１
４の開口２２を経て容器取付は部材の内部まで漏れ落ち
ることが防止できる。

標本容器１２は、はぼ円筒形のガラス本体２６から成り
、両端をエラストマー製の栓２８および３０で閉じる。

下方の栓３０は、１対の電極３２を内蔵する。これらの
電極を、容器取付は部材に設けた］、対の電気接点３４
に、それぞれ接続する。

はぼ円筒形をしたソケット部材３６が、容器１２のガラ
ス本体２６の首部に上方枠３ｏをしっかりと保持する。

そしてソケット部材３６は、クラウン継手によって、ガ
ラス本体２６に永久結合する。ソケット部材３６の円筒
形外周面は、収納器２０の内周面に対し相補形断面形状
をしていて、ぴったりとはまるようになっているので、
容器取付は部材の特定ステーションについて容器を確実
に位置決めするための装置として役立つ。

各電気接点３４に対してそれぞれの電極３２を正しく方
向づけるため、ソケット部材３６と収納器２０との間に
配向装置を設ける。この配向装置は、収納器２０の内周
面に軸方向に伸びたリブ３８を備え、これをキーとして
、ソケット部材３６に設けた軸方向溝であるキー溝には
めこむようにする。

漏洩物封じ込め収納器２ｏの底に１対の電気プローブ４
２を内蔵する。電気プローブ４２は、ねじとして作り、
その頭で、ばね座金４４を挾む。

ばね座金から一体に伸ばしたタグ４６を、印刷回路板１
６に接触させる。そして２個のプローブ４２の間に電位
をかけておく。もし抵抗変化があれば、それは収納器２
０の底部に漏れた標本試料が溜っていることを表わす。

たとえ２ｍｆｌ程度の少量の漏れでもプローブ４２で検
出できる。汚染物質が浸入するのを防止するため、漏洩
物封じ込め収納Ｈ：÷の半透明メカ−１〜部２４の下に
、表示灯４８を上方支持板１４に取付ける。表示灯４８
は、プローブ４２間の抵抗変化によって点灯し、特定の
封じ込め収納器４２に漏れが生じたことを知らせる。そ
うしたら、収納器２０を容器取付は部材１０から取外し
、洗浄するか交換すればよい。各収納器２０は、基台１
６の下側から操作できるナラ１−とボルト５０で、容器
取付は部材１０に着脱可能に取付ける。

標本容器１２の上方枠２８は、容器を実際に使用する必
要が生じるまで、不正防止キャップ５２で保護しておく
。キャップ５２には、引裂きリンク５４（第２図参照）
を備える。引裂きリングの大部分は、使用にさいして引
きちぎってしまうが、僅かな部分５６だけを残しておき
、容器１２のガラス本体２６の首を絞める首部５８と、
押上げ蓋部６０との間の丁番として働かせる。押上げ蓋
部には押上げＭ２Ｏを開けやすいように、耳６２を付け
ておく。

第１図および第：３図を参照し、図示のカラー６４は、
収納器２０の上方リム２１と協働し、標本容器１２を容
器取付は部材に保持するための着脱可能な保持装置を形
成する。これらの着脱可能な保持装置については本発明
者等の出願に係る英国特許出廓１第８６０２９８０号明
細書に詳しく開示しである。カラー６４は、ローレッ１
−をかけた外周面６６を有する小径部６５と、２重壁構
造６９．７０の大径部６８とから成る。外壁７０には、
多条ねじ７１を刻み、これを収納器２ｏの上方リム部２
１の内面に設けためねじ７２（第１図参照）にねじ込む
。カラーの内壁６９は、不正防止キャップ５２の首部５
８と、すべり摩擦で係合する。

第４１７０こ示したのは、ソケット部材７４の代替実施
例で、ソケット部材は全体としては、やはり円筒形の形
状をしているが、この場合は、縦方向に延びた６本のフ
ィンを設けておき、容器を容器取付は部材に取付けたと
き、これらフィンを収納器２０の内周面に係合させる。

本装置１′Ｎを使用するに当っては、第２図に示した形
状の容器１２を用意し、リング５４を引きちぎって不正
防止キャップ５２の封を切る。そしてタブ６２を上方に
押し、押上げ蓋６ｏを後方へはね返らせる。つぎに、標
本たとえば血液を、注射針を用い、上方のエラストマー
栓２８を通して注入する。それから押上げ蓋６ｏを、第
１および３図に示す位置まで戻し、そしてカラー６４を
不正防止キャップ５２にかぶせ、カラーと不正防止キャ
ツブ５２の市°部５８とをすへり摩擦で係合させる。

容器取付は部材１０に差込むまで、容器１２はまっすぐ
立ったまま、比較的安定した状態で保たれる。その理由
は、ソケット部材３６が支えるべきガラス本体２６とほ
ぼ同じ太さの形状をしているからである。

つぎに、容器１２を、容器取付は部材１０に差込み、そ
してカラー６４を収納器２０の上方リム２１にねじ込む
ことによって、容器１２を着脱可能に保持する。ソケッ
ト部材３６は漏洩物封じ込め収納器２０に対し所定の相
対位置ではまり合うようにしであるから、容器１２を容
器取付は部材１０内で確実に位置決めすることができる
。

標本試料が封じ込め収納器内に不注意で漏れるようなこ
とがあっても、これはプローブ４２によって検出され、
表示力４８で知らされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明に係る装置の縦断面図；第２図は、標
本を容器に入れる前の標本容器の部分縦断面図； 第；３図は、標本試料を注入した標本容器の部分縦断面
図で、容器は容器取付は部材へ装着できる状態にあり； 第４図は、別の実施例に係る標本容器の下部を示す部分
透視図である。 〔主な符号の説明〕 １０・・・容器取付は部材 １２・・・標本容器 ２０・・・漏洩物封じ込め収納器 ３６・・・ソケット部材 ４２・・・電気プローブ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）内容物の標本に接触可能な少なくとも１本の電極
   を有する、標本を収容するための容器と、容器に固定し
   たソケット部材と、容器を収容し位置決めするための装
   置を有する容器取付け部材と、を備えた、標本中の微生
   物を検出するための装置において、前記収容位置決め装
   置は、少なくともその一部に、容器取付け部材内に漏洩
   した標本試料を保持するようにした漏洩物封じ込め収納
   器を備えていることを特徴とする、微生物検出装置。
2. （２）漏洩物封じ込め収納器とソケット部材とは互いに
   相補的な断面形状を有し、そして容器を容器取付け部材
   に取付けたとき、ソケット部材は前記収納器に対してぴ
   ったりとはまることを特徴とする、特許請求の範囲の第
   １項に記載の装置。
3. （３）ソケット部材の外周面は漏洩物封じ込め収納器の
   内周面にぴったりとはまり、前記外周面はほぼ直円筒形
   をなし、その軸方向高さは直径よりも小さいことを特徴
   とする、特許請求の範囲の第２項に記載の装置。
4. （４）容器取付け部材は、容器の前記各電極と電気的に
   接続させるための電気接点装置を備え、さらに本微生物
   検出装置はソケット部材と漏洩物封じ込め収納器との間
   の配向装置をも備え、かくて容器を容器取付け部材に取
   付けたとき、各電極は容器取付け部材に対してしたがっ
   てそれぞれの電気接点装置に対してあらかじめ設定した
   方向を向いていることを特徴とする、特許請求の範囲の
   前掲各項のいずれかに記載の装置。
5. （５）前記配向装置はキーとキー溝から成り、それらの
   一方はソケット部材に設けてあり、他方は漏洩物封じ込
   め収納器に設けてあることを特徴とする、特許請求の範
   囲の第４項に記載の装置。
6. （６）漏洩封じ込め収納器は容器またはソケット部材と
   協働するストッパ装置を備え、該ストッパ装置は容器を
   容器取付け収納器に取付けるさい、容器取付け部材に対
   する容器の移動距離を制限するようにしてあることを特
   徴とする、特許請求の範囲の前掲各項のいずれかに記載
   の装置。
7. （７）漏洩物封じ込め収納器はその底部に収納器内に漏
   れた標本試料と接触可能な電気プローブ装置を有し、該
   プローブ装置は収納器内に漏れた標本試料の存在を検出
   するようにしてあることを特徴とする、特許請求の範囲
   の前掲各項のいずれかに記載の装置。
8. （８）電気プローブ装置は収納器の底部に配設した電気
   プローブを備え、さらに本微生物検出装置は前記２個の
   プローブの間に電位をかけるための装置を備え、かくて
   プローブ間の抵抗変化が収納器内の漏洩物の存在を知ら
   せることを特徴とする、特許請求の範囲の第７項に記載
   の装置。
9. （９）容器はさらに、標本試料を容器内に注入するさい
   に貫通可能なエラストマー栓と、容器を使用する必要が
   生じるまで前記栓を保護する不正防止キャップ装置と、
   を備えていることを特徴とする、特許請求の範囲の前掲
   各項のいずれかに記載の装置。
10. （１０）本微生物検出装置はさらに、すべり摩擦で前記
    不正防止キャップと協働し、そして容器取付け部材で容
    器を取外し可能に保持すべく容器取付け部材と協働する
    相互係合装置を設けてある着脱可能なカラーを備えてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲の第９項に記載の
    装置。