JPS62228990A - 新燃料貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） この発明は、原子炉建屋のオペレーションフロアに設置
されて、炉心に装荷される新燃料を一時貯蔵する新燃料
貯蔵庫に関する。

（従来の技術） 第３図は、従来の新燃料貯蔵庫が設置された原子炉建屋
のオペレーションフロアを示す平面図である。新燃料貯
蔵［ｔｌは、新燃料検査台３にて検査された新燃料を炉
心５へ装荷する前に一時貯蔵し、保管しておくものであ
る。この新燃料貯蔵庫１内に貯蔵された新燃料を、炉心
５へ装荷する手順を説明する。

新燃料貯ｉ庫１は、新燃料をドライな状態で貯蔵し、か
つ燃料交換機の移ｆＪＩ範囲外に設置されたものである
ため、プラント定期点検時に新燃料貯蔵Ｊｌ１７１内に
貯蔵された新燃料を炉心５へ装荷するには、まずプラン
ト定期点検前に新燃料を、燃料プール水が満されかつ燃
料交換はの移動範囲内に設けられた使用済燃料貯蔵ブー
ル７内へ移動させる必要がある。つまり、新燃料貯蔵Ｒ
１内に貯蔵された新燃料を天井クレーンを用いて、使用
済燃料貯蔵ブール７内に配置された燃ｒ１ヂＶンネル着
説機９の移動台に載買する。このとぎ、移動台は上昇し
た位置に停止させておく。

次に、新燃料がＶｉ置された移動台を下障させ、新燃料
を使用法燃料貯蔵ブール７の最下位置へ移動させる。そ
の後、燃料交換様を用いて、燃料チＶンネル着１１５２
機９の移動台上の新燃料を把持し、使用済燃料貯蔵ブー
ル７内の使用済燃料貯蔵ラック１１内へ収納する。

プラント定期点検時には、原子炉ウェルプール１３内へ
純水を満し、カナル１５を介して使用済燃料貯蔵ブール
７と原子炉ウェルプール１３とを連通さＶる。そして、
まず燃料交換様を用いて炉心５内の使用済燃料を搬出す
る。この搬出模、同様に燃料交換機を用いて使用済燃料
貯蔵ラック１１内の新燃料を把持し、水中移動さＶ、カ
ナル１５を通過させて原子炉ウェルプール１３内へ導き
、炉心５へ装荷する。

（発明が解決しようとづる問題点） このように、新燃料貯蔵庫１内の新燃料を炉心５内へ装
？＝ｎ　ｉＪるには、新燃料を、まず天井クレーンを用
いて新燃料貯′１ａｊ１１から燃料チャンネル着１１１
０１９へ、次に燃料交換機を用いて燃料チＩ７ンネル着
ｌＢ２１ｊ１９から使用済燃料貯蔵ラック１１へ、その
後同様に燃料交換機を用いて使用済燃料貯蔵ラック１１
から炉心５へそれぞれ移動させな（）ればならない。そ
の結果、新燃料の移動作業が非常に煩雑となる。

この発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、
新燃料貯蔵庫内の新燃料を炉心へ装荷するまでの作業を
大幅に筒易化して、新燃料装荷作業の合理化を図ること
ができる新燃料貯蔵庫を捉供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） この発明に係る新燃料貯蔵庫は、原子炉ｔｌ屋のオペレ
ーションフロアに設置されて検査終了後の新燃料を貯蔵
するものにおいて、燃料交換機の移動範囲内に設置され
るとともに、水張り可能に設（）られて原子炉ウェルプ
ールと連通し得るように構成された巳のである。

（作用） したがって、この発明によれば、新燃料貯蔵庫内に貯蔵
された新燃料を燃料交換機を用いて直接炉心へ装荷する
ことができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、この発明に係る新燃料貯蔵庫の第１実施例が
配置された原子炉建屋のオペレーションフロアを示ず平
面図である。

原子炉建屋のオペレーションフロア２１には、炉心２３
の上方位置に原子炉ウェルプール２５が形成される。こ
の原子炉ウェルプール２５は、プラント定期点検時以外
にはドライな状態であり、かつ蓋が設置されるが、プラ
ント定期点検時には符が取り外され、純水で満される。

さらに、Ａベレーションフロア２１には使用済燃料貯蔵
ブール２７等のブールが形成される。この使用法燃料貯
蔵ブール２７は、内部に使用済燃料貯蔵ラック２９　Ｊ
５　Ｊ：び燃料チ１ｒンネル肴脱機３１等が配設される
とともに、燃料プール水で満される。使用済燃料貯蔵ラ
ック２９内には、炉心２３で使用された使用済燃料が一
時収納される。また、使用済燃料貯蔵ブール２７は、カ
ナル３２を介して原子炉ウェルプール２５と連通可能に
設番フられる。このカナル３２には二重構造の扉（図示
せず）が取外し自在にＲ２されて、原子炉ウェルプール
２５内が使用済燃料貯蔵ブール２７内の燃料プール水か
らｗＡｍされる。この使用済燃料貯蔵ブール２７および
上記原子炉ウェルプール２５は、図中矢印Ａで囲んで示
す燃料交換機の移動範囲内に設置される。

また、使用済燃料貯蔵ブール２７の一角で、燃料交換機
の移動範囲内には新燃料貯蔵庫３３が設けられる。この
新燃料貯蔵庫３３は、プラント定期点検時に炉心２３へ
装荷される新燃料を、プラン１一定期点検前に図示しな
い新燃料貯蔵ラック内に一時貯蔵し、保管するものであ
る。この新燃料貯蔵庫３３は、′ａ蔽壁３５によって使
用済燃料貯蔵ブール２７と隔てられるとともに、内部に
はライナーが張設されて水張り可能に構成される。また
、遮蔽壁３５の一ケ所にはゲート３７が形成され、この
ゲート３７により、新燃料貯蔵庫３３が使用済燃料貯蔵
ブール２７と連通可能に設けられる。したがって、燃料
貯蔵庫３３はゲート３７およびカナル３２を介して原子
炉ウェルプール２５に連通可能に構成される。また、ゲ
ート３７には二重構造の水密扉３９が取外し自在に配設
される。

この水！５　ｆａ　３９により、新燃料貯蔵庫３３内が
使用済燃料貯蔵ブール２７内の燃料プール水から隔離さ
れる。さらに、新燃料貯蔵庫３３の上部開口は、プラン
ト定期点検時以外にはハツチ（図示せず）で閉塞されて
いる。

使用済燃料貯蔵ブール２７の近傍には、新燃料起立台４
１および新燃料検査台４３が設置される。

新燃料起立台４１は、オペレーションフロア２１上に輸
送された新燃料バンドルをコンテナごと起立させる所で
ある。また、新燃料検査台４３は、新燃料起立台４１内
の新燃料バンドルが天１Ｆクレーンによって吊り込まれ
、その検査が行なわれる所である。さらに、この新燃料
検査台にａ３いては、検査の終了した新燃料ハンドルに
チャンネルボックス吊り具４５によってチャンネルボッ
クスが装着される。この新燃料ハンドルにチャンネルボ
ックスが装着されて一体化された新燃料集合体が、前記
新燃料である。

この新燃料は、プラント定期点検前に大月クレーンを用
いて新燃料゛貯蔵庫３３の新燃料貯蔵ラック内へ収納さ
れる。このラック内への収納は、新燃料貯蔵庫３３がド
ライな状態であるときは新燃料貯蔵庫３３内に降りた作
業口によって、また新燃料貯蔵庫３３が水張りされてい
るとぎはラック上に設置されたラック案内管によってそ
れぞれ案内されることによりなされる。

次に、新燃料貯蔵庫３３に貯蔵された新燃料をプラント
定期点検時に炉心２３へ装荷する作業につぎ説明する。

プラン１〜定期点検時には、まず原子炉ウェルプール２
５の蓋を取り、原子炉圧力容器４７の上蓋を外して、原
子炉ウェルプール２５に純水を満ず。

そして、カナル３２に配設された扉を取り外し、使用済
燃料貯蔵ブール２７と原子炉ウェルプール２５とを連通
状態とする。

次に、これらの作業と並行してまたはその後に、新燃料
貯蔵庫３３のハツチを取り外す。新燃料貯蔵Ｊｉｉ３３
内がドライな状態であった場合には、サービスボックス
４９内の純水補給水系配管から新燃料貯蔵庫３３内へ純
水を供給し、この新燃料貯蔵庫３３を水張り状態とする
。この状態で、水密１３３９を取り外し、新燃料貯蔵Ｊ
ｉ１３３と使用済燃料貯蔵ブール２７とを連通状態とす
る。新燃料貯蔵庫３３が予め水張り状態である場合には
、純水を新たに供給することなく水密扉９を取り外す。

なお、これらのいずれの場合にあっても、純水補給水系
から供給される純水は、新燃料貯蔵庫３３内へ常時流入
し続ける状態にして、使用済燃料貯蔵ブール２７内の燃
料プール水が新燃料貯蔵庫３３内へ流れ込まないように
する。これにより、新燃料貯蔵庫３３内が燃料プール水
により放射能汚染されることがない。

次に、燃料交換機を用いて新燃料貯蔵庫３３内の新燃料
を把持し、ゲート３７を通過さばて使用済燃料貯蔵ブー
ル２７内へ水中移動させ、ざらにカナル３２を通過させ
て原子炉ウェルプール２５内へ水中移動させ、その後新
燃料を炉心２３内へ装荷する。

このように、新燃料貯蔵庫３３に貯蔵された新燃料を、
燃料交換機を用いて炉心２３まで直接移動させることが
できることから、新燃料貯蔵庫３３に貯蔵された新燃料
を炉心２３へ装荷づるまでの作業を大幅に簡易化させる
ことができ、その装荷作業の合理化を図ることができる
。

また、新燃料貯蔵Ｅｒｌ３３から炉心２３へ装荷するま
では燃料交換様で１回取り扱うのみでよいことから、燃
料取扱い作業が削減できる。その結梁、燃料落下事故等
の可能性が低減され、作業の信頼性を向上させることが
できるとともに、燃料装荷コストを低減させることもで
きる。

第２図は、この発明に係る新燃料貯蔵庫の第２実施例が
配置された原子炉建屋のオペレーションフロアを示す平
面図である。この第２実施例にＪ５いて第１実施例と同
様な部分は同一の符号を付すことにより説明を省略する
。

この第２実施例が前記第１実施例と異なる点は、新燃料
貯蔵庫５１が燃料交換機の移８範囲内で、原子炉つｌル
プール２５近傍に設けられ、さらに新燃料貯蔵庫５１が
ゲート５３を介して直接原子炉ウェルプール２５に連通
可能に設けられていることである。このゲートにも水密
ｊ７！５５が取外し自在に設けられる。これら新燃料貯
蔵庫５１、ゲート５３、水密房５５は前記第１実施例の
新燃料貯蔵庫３３、ゲート３７、水密扉３９とほぼ同様
に構成される。

したがって、この第２実施例においても、新燃料貯蔵Ｉ
ｉ１？３３に貯蔵された新燃料を燃料交換機を用いて直
接炉心２３内へ装荷することができ、この装荷作業の合
理化を達成することができる等第１実施例と同様の効果
を奏する。

また、第２実施例の場合には、新燃料貯蔵庫５１が使用
法燃料貯蔵ブール２７から離れて設置されるため、第１
実施例の場合に比べ、新燃料貯蔵庫５１内が使用済燃料
貯蔵ブール２７内の燃料プール水によって放射能汚染さ
れる可能性が非常に少ない。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係る新燃料貯Ｊｉｌｌ庫によ
れば、新燃料貯蔵庫が燃料交換機の移動範囲内に設置さ
れるとともに、水張り可能に設けられて原子炉ウェルプ
ールと連通し得るように構成されたことから、新燃料貯
蔵庫に貯蔵された新燃料を燃料交換機を用いて直接炉心
へ装荷することができ、新燃料貯′１ａｊｌ′ｉ内の新
燃料を炉心へ装荷するまでの作業を大幅に簡易化させて
、この新燃料装荷作業の合理化を図ることができるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る新燃料貯蔵庫の第１実施例が配
置された原子炉建屋のオペレーションフロアを示す平面
図、第２図はこの発明に係る新燃料貯蔵庫の第２実施例
が配置された原子炉建屋のオペレーションフロアを示す
平面図、第３図は従来の新燃料貯蔵庫が配置された原子
炉建屋のオペレーションフロアを示す平面図である。 ２１・・・オペレーションフロア、２３・・・炉心、２
５・・・原子炉ウェルプール、２７・・・使用済燃料貯
蔵ブール、３３・・・新燃料貯蔵庫、Ａ・・・燃料交換
機の移動範囲。 出願人代理人　　　波　多　野　　　入渠　１　回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原子炉建屋のオペレーションフロアに設置されて検
   査終了後の新燃料を貯蔵する新燃料貯蔵庫において、燃
   料交換機の移動範囲内に設置されるとともに、水張り可
   能に設けられて原子炉ウェルプールと連通し得るように
   構成されたことを特徴とする新燃料貯蔵庫。 ２、使用済燃料貯蔵プールの一角に設置され、この使用
   済燃料貯蔵プールと原子炉ウェルプールとを連通するカ
   ナルを介して原子炉ウェルプールに連通し得るように構
   成された特許請求の範囲第１項記載の新燃料貯蔵庫。 ３、原子炉ウェルプール近傍に設置され、この原子炉ウ
   ェルプールに直接連通し得るよう構成された特許請求の
   範囲第１項記載の新燃料貯蔵庫。