JPS62226056A - 多層分析素子 - Google Patents

多層分析素子

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Publication number
JPS62226056A
JPS62226056A JP6864586A JP6864586A JPS62226056A JP S62226056 A JPS62226056 A JP S62226056A JP 6864586 A JP6864586 A JP 6864586A JP 6864586 A JP6864586 A JP 6864586A JP S62226056 A JPS62226056 A JP S62226056A
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JP
Japan
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layer
serum
electrolyte
reagent
ion exchange
Prior art date
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Pending
Application number
JP6864586A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Imai
敏明 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6864586A priority Critical patent/JPS62226056A/ja
Publication of JPS62226056A publication Critical patent/JPS62226056A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は臨床化学分野において検体試料中の特定の成分
を分析するために用いられる多層分析素子に関するもの
である。
(従来の技術) 近年、臨床化学の分野において検体成分の分析を行うに
際し、定量性、操作性が向上した軟式の多層分析素子が
開発されている。
例えば米国特許第3.992.168号には疎水性コロ
イド物質の試薬層中に予め分析に必要な試薬を全て含有
させ、この試薬層に対し多孔性の展開層を積層したもの
が開示されている。
ところで、臨床化学の分野における試料(サンプル)は
、血清又は血漿が使用されることが多く、この血清又は
血漿中には種々のイオンが溶は込んでいる。例えば、陽
イオンとしてM g” * Ca ” −K”、Na十
が、陰イオンとして5O4−、HPO4−″、(J)−
、HCO3−等が溶は込んでいる。
このような血清又は血漿の電解買粗成のため、多層分析
素子による成分分析の際に弱い緩衝能を有する緩衝液を
用いると血清又は血漿と試薬との反応時にそのpHが変
化し、この結果、反応速度も変化してしまい本来の被測
定物質(例えばG。
T、At P等)の濃度又は活性値を正しく測定できな
いという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように従来の多層分析素子においては、血清又
は血漿の電解質組成に基因して試薬との反応時にpH変
変化2応応速の変化が生じるという問題がある。
そこで本発明は、試料が試薬層に至るまでの間でこの試
料の電解質組成をイオン変換することによって、l)H
変化や反応速度の変化を防止し正確な測定を行うことが
可能な多層分析素子を提供することを目的とするもので
おる。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の多層分析素子は、イオン成分を含む試料を展開
させる展開層と、前記試料の成分と反応する試薬を含有
する試薬層と、これら各層を支持する支持体とを有する
多層分析素子において、イオン変換層を前記試薬が試薬
層に至るまでの通過領域に設けることにより構成される
(作 用) 上記構成の多層分析素子は、試料が試薬層に至るまでの
間にイオン交換層を通過するので、試料中の電解質物質
(Na” 、K” 、C1−等)がイオン交換層におい
てイオン交換され、これにより試薬層に移動する試料中
の例えば血清成分におけるイオンが減少した状態となる
従って、この血清成分と試薬層に含まれる緩衝液が反応
する際にも、そのpH変化や反応速度の変化を生じるこ
とがなくなる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
図面は本発明の一実施例を示すものでおり、同図に示す
多層分析素子1は、液体不浸透性、光透過性を有する透
明な支持体2と、この支持体2の一方の面に積層された
試薬層3と、この試薬層3の支持体2とは反対側の面に
積層されたイオン交換層4と、このイオン交換層4の試
薬層3側の面と反対側の面に積層された展開層5とを有
して構成されている。
前記支持体2は、例えば酢酸セルローズ、ポリエヂレン
テレフタレード、ポリカーボネート又はポリスチレン等
のような種々の重合体材料を用いて約50tim〜30
0μm程度の厚さに形成されている。
また、この支持体2の他方の面(観察側面)には観察の
目的に応じて任意の加工を施すようにしてもよい。ざら
にこの支持体2の試薬層3を積層する面には光透過性を
有する下塗り図を設は支持体2と試薬層3との接着性を
向上させるようにしてもよい。
前記イオン交換層4は、3次元的に重縮合した高分子母
体にイオン交換性の交換基を化学結合した高分子電解質
物質から形成されるものである。
この場合に高分子母体としては例えばスチレンとジビニ
ルベンゼン(DVB>の共重合体を挙げることができる
また、前記交換基としては本実施例の多層分析素子1の
使用目的に応じ種々のものを挙げることができる。具体
的には、スルホン酸基等の強酸性陽イオン交換物質、カ
ルボン酸基、ホスホン酸基。
ホスフィン酸基等の弱酸性陽イオン交換物質、第4級ア
ンモニウム等の強塩基性陰イオン交換物質。
第1級、第2級アミン等の弱塩基性陰イオン交換物質、
ざらには弱酸2弱塩基の両交換基を有する両性イオン交
換物質等を挙げることができる。
前記展開層5としては、特公昭53−21677号にお
いて開示されている性能、即ち、一定容量の流体試料を
単位面積毎に均一に展開でき、また、流体試料中の分析
反応を阻害する物質又は要因を除去できる性能を有する
ものでおれば種々の選択が可能でおる。
具体的には、同号明細書に記載の二酸化チタン及び二酢
酸セルロースからなるブラシュポリマーと称される非繊
維多孔質媒体の展開層、特願昭56−65446号等に
記載された繊維構造展開層を挙げることができ、特に後
者の展開層は、巨大分子量を有する蛋白質あるいは細胞
性の粒である血球等をその展開層中の孔を開基させるこ
となく速やかに均一移送できるものとして好適である。
上述した支持体2上に積層される各層の形成方法として
は、写真工業において公知のスライドホッパー塗布法、
押し出し塗布法、浸漬塗布法等を挙げることができ、こ
れら各塗布法を適宜用いることにより前記各層の厚さを
それぞれ所望のものとすることができる。
上記構成の多層分析素子による試料の分析結果は、例え
ば図面に示すように光源6からの所定波長を有する光を
支持体2を経て試薬層3に照射し、その反射光をフォト
ディテクタ7により受光して測定するようになっている
このような測定手段としては、反射スペクトロフォトメ
トリー、発光スペクトロフォトメトリー。
反射蛍光スペクトロフォトメトリー等を挙げることがで
きる。また、このようにして得られた測定地は予め作成
した検量線に当てはめられ、その測定値に対応する被測
定物質の濃度や活性値が決定される。
上記構成の多層分析素子1により例えば試料としての血
清の分析を行う場合には、まずこの血清を所定但(例え
ば20μ矛程度)展開B5上に展開させる。すると、こ
の血清は速やかにイオン交換層4に移動しここで血清中
に含まれる電解質(例えばNa” 、K” 、Cj!−
等)がイオン交換層4に含まれる交換基と反応してイオ
ン交換現象が生じる。この結果、血清中の電解質におけ
る多くのイオンは消滅し、血清中の電解質の濃度は低減
する。
したがって、この血清が試薬層3に移動しこの試薬層3
に含まれる緩衝液と反応する際にも、緩衝液のpH変化
や反応速度に対する電解質の影響が無くなる。これによ
り、血清中のGOT、ALP等の被測定物質を正確に測
定することが可能となる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなくその
要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施例では、試薬層と展開層との間に
イオン交換層を配置する場合について説明したが、この
他支持体側から試薬層、展開層。
イオン交換層の順で積層することによっても実施できる
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、電解質を含む試料が試薬
層に到達するまでの間にイオン交換層を設けたことによ
って、電解質の影響を受けることなく正確に被測定物質
を分析し測定可能ならしめる多層分析素子を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す断面図である。 1・・・多層分析素子、2・・・支持体、3・・・試薬
層、4・・・イオン交換層、5・・・展開層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン成分を含む試料を展開させる展開層と、前
    記試料の成分と反応する試薬を含有する試薬層と、これ
    ら各層を支持する支持体とを有する多層分析素子におい
    て、前記試薬層に至るまでの試料の通過領域にイオン交
    換層を設けたことを特徴とする多層分析素子。
  2. (2)前記イオン交換層は、展開層と試薬層との間に設
    けられたものである特許請求の範囲第1項記載の多層分
    析素子。
  3. (3)前記イオン交換層は、陽イオン交換物質、陰イオ
    ン交換物質、両性イオン交換物質の中から選択されるも
    のである特許請求の範囲第1項又は第2項のいずれかに
    記載の多層分析素子。
JP6864586A 1986-03-28 1986-03-28 多層分析素子 Pending JPS62226056A (ja)

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JP6864586A JPS62226056A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 多層分析素子

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JPS62226056A true JPS62226056A (ja) 1987-10-05

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