JPS62225230A - 触媒ブロツクの交換方法 - Google Patents

触媒ブロツクの交換方法

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JPS62225230A
JPS62225230A JP61065905A JP6590586A JPS62225230A JP S62225230 A JPS62225230 A JP S62225230A JP 61065905 A JP61065905 A JP 61065905A JP 6590586 A JP6590586 A JP 6590586A JP S62225230 A JPS62225230 A JP S62225230A
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稲垣 芳郎
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石川 富久
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2208/00Processes carried out in the presence of solid particles; Reactors therefor
    • B01J2208/00796Details of the reactor or of the particulate material
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はボイラプラント、複合発電プラント等から排出
される燃焼排ガス中の窒素酸化物(以下単にNo、とい
う)を除去する脱硝装置に係り、特に脱硝装置の脱硝反
応器内に充填された触媒ブロックの交換方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、我が国においては重油供給量のひっ迫から、石油
依存度の是正を図るために、従来の重油専焼から石炭専
焼、LNG (液化天然ガス)専焼へと燃料を変換しつ
つあり、特に事業用ボイラにおいては石炭専焼、LGN
専焼の大容量火力発電所が建設されている。
ところが、石炭燃料は石油燃料、ガス燃料に比べて燃焼
性が悪いので排ガス中に含まれるNOX及び未燃分が発
生しやすく、特にNOXの低減対策のために火炎の分割
、排ガスの再循環、二段燃焼及び炉内脱硝などを採用し
て緩慢な燃焼を行なわせてNOXを低減することも行な
われている。
そしてこの石炭専焼火力、LNG専焼火力においては、
ボイラ負荷が常に全負荷で運転されるものは少なく、負
荷を75%負荷、50%負荷、25%負荷へと負荷を上
げ、下げして運転したり、運転を停止するなど、いわゆ
る毎日起動停止(DaiIy  S tart  S 
top以下以下界SSという)運転によって夜間の13
時間運転を停止したり、あるいは週末起動停止(Wee
kly S tart  S top以下以下界SSと
いう)運転によって週末の32時間、56時間運転を停
止して中間負荷を担う火力発電プラントへ移行しつつあ
る。
一方、この中間負荷火力用にはこの火力発電ボイラの他
に、起動特性のよいガスタービンと排熱回収ボイラを組
合せた、いわゆるコンバインドプラントも用いられ、D
SS運転、WSS運転を行なって電力需要の多い昼間、
週日のみ運転し、夜間や週末は運転を停止するものが建
設されようとしている。
それは最近の電力需要の特徴として、原子力発電の伸び
と共に、電力負荷の最大、最小差も増大し、火力発電用
ボイラをベースロード用から負荷調整用へと移行する傾
向にあり、この火力発電用ボイラを負荷に応じて圧力を
変化させて変圧運転を行なう、いわゆる全負荷では超臨
界圧域、部分負荷では亜臨界圧域で運転する変圧運転ボ
イラとすることによって、部分負荷での発電効率を数%
向上させることができるからである。
ところが、この様に一日単位、週単位で頻繁に起動、停
止、負荷変動を行うDSS運転やWSS運転を行なうこ
とはボイラ側においては好都合であるが、脱硝装置では
好ましくない。
それは脱硝装置の脱硝触媒は通常300℃以上で高活性
を示し、一般にはボイラの節炭器と空気予熱器の間に脱
硝装置が設置され、350℃前後の温度で脱硝反応を行
わせるが、排ガス温度はボイラ負荷の変動によっても変
化し、全負荷時には節炭器出口の排ガス温度が350℃
前後であるのに対し、1/2負荷運転時には300℃前
後、1/4負荷運転時には270℃位まで低下して脱硝
性能が低下するからである。
また、排ガス温度が低下しすぎると、排ガス中に含まれ
るS03が脱硝触媒の細孔に吸着され、水分と結合して
毛管凝縮を起こしたり、さらにはSOsとNH,が反応
して酸性硫安(NH45O35O3))等を生成し、こ
れらが触媒表面に付着して脱硝性能を低下させることに
なる。
第13図は、従来のボイラにおける爆風用の概略系統図
である。
第13図において空気ダクト1内の燃焼様空気は押込通
風機2にて昇圧され、空気予熱器3にて排ガスダクト4
の排ガスによって加熱された後ウィンドボックス5より
ボイラ6へ供給される。
一方、ボイラ6内で燃焼した排ガスは対流伝熱部7へ流
れ過熱器8、再熱器9、節炭器10を経て、入口煙道1
1でNH,注入管12からのN H3によって脱硝され
ると共に、下流に配置した脱硝装置13内の触媒14に
おいて脱硝を促進し、排ガス中のNOxは除去されて出
口煙道15、空気予熱器3、集塵機16、誘引通風機1
7で昇圧され大気へ放出される。
ところが、ボイラ6の運転中には脱硝装置13の触媒1
4にダストが付着するが、この触媒14に付着したダス
トは、通常運転時においてはドライの状態にあり触媒1
4の劣化にはあまり影響しない。
しかしながらDSS運転やWSS運転を行なう運転初期
の起動時や、運転停止時(停罐時)にはガス(雰囲気)
温度が露点以下に下がり、ダスト中の触媒劣化成分が触
媒14の表面に移動し、急激に性能劣化をひき起すこと
がある。
それはDSS運転やWSS運転を行なうためにボイラ6
等の脱硝装置13を設けたプラントを起動する時にはプ
ラント全体が冷えているため、燃焼ガス中の水分が触媒
14の表面に凝縮したり、給電事情等で長時間運転を停
止する場合など入口煙道11、出口煙道15の湿気を多
く含んだガス(空気)にさらされることにより、触媒性
能の低下をひきおこすからである。
第14図は、脱硝装置13の運転時間に対する触媒活性
の経時変化を示す特性曲線図である。脱硝反応器13の
運転時間が経過するに従い排ガス中の劣化成分、被毒成
分による触媒14の被毒あるいは、排ガスの熱によるシ
ンタリング等により、触媒活性は第14図の曲線Aで示
す様にしだいに低下する。従って、脱硝装置13の脱硝
性能を長時間にわたって維持するためには使用して劣化
、被毒した触媒14を水洗などによって再生するか、あ
るいは劣化、被毒した触媒14の上に新しい触媒を積み
増ししたり、全部新品触媒と交換する方法が行なわれて
いる。通常大型の脱硝装置13においては、経済性、信
頼性の面から劣化や被毒した触媒14の上に新品触媒を
積み増す(触媒積み増し法)や、劣化や被毒した触媒1
4を全て新品の触媒と交換する(触媒交換法)方法が用
いられている。
第15図は、触媒積み増し法や触媒交換法による脱硝性
能の特性曲線図である。
脱硝装置13の運転時間が経過すると、触媒活性の低下
に伴ない脱硝性能も曲線Bの0点からD点へ低下する。
ところが、この脱硝性能には、脱硝装置13の脱硝性能
を維持するための制限値Eが設けられており、脱硝性能
がこの制限値Eまで(第15図のD点まで)低下した時
には、脱硝性能を向上させなければならない。この時用
いられるのが、前述の触媒つみ増し法である。
この積み増し法は、脱硝装置13内に予め積み増触媒の
ための積み増しスペースを確保しておき、積み増し触媒
を初期充填触媒の上に充填する方法である。
この積み増し触媒によって脱硝性能は、第15図のD点
から曲線F2O点まで復活する。そしてさらに経時変化
によって脱硝性能が制限値E点まで低下してH点に達す
れば前述と同様な方法で触媒積み増しを行なうと、脱硝
性能はH点がら1点に復活する。
この様に触媒積み増し法を繰り返すと、脱硝装置13内
の積み増しスペースがなくなり、3点まで劣化すると今
度は劣化、被毒した触媒を新品の触媒と交換する触媒交
換法が用いられる。
つまり、触媒交換法によって第15図に示す様に3点(
規制値E点)まで劣化被毒した触媒(D点に同じ)を新
品の触媒と交換して、曲線にのL点まで新品の触媒によ
り脱硝性能を向上させるものである。
ところが、例えば40OMW用石炭焚ボイラの脱硝装置
13内の脱硝反応器18内には第17図(a)、 (b
lの平面図、斜視図に示す様に一つのステージに初期充
填触媒ブロック19が二段で208個、その上に積み増
し触媒ブロック20が一段で104個積み増しされ排ガ
スの流れ方向に三段重ねに積まれている。
第16図(a)、 (blは脱硝装置13の脱硝反応器
18内に積み重ねられた触媒ブロックの搬出、人の様子
を示す斜視図である。
第16図(a)、 (b)において19は初期充填触媒
ブロック、20は積み増し触媒ブロックである。
21は梁、22は補助モルレール、23は主モル−ル、
24は脱硝反応器18の搬出入口、25は運搬用枠、2
6は新品触媒ブロックである。脱硝反応器18内には、
初期充填触媒ブロック19゜19の上に、積み増し触媒
ブロック20が積み重ねてあり、下段にある劣化した第
16図fatに示す初期充填触媒とブロック19.19
と第16図[blに示す新品触媒ブロック26を交換す
る手順は、次のように行なわれる。
5tap1.第16図(alの最上段に位置する積み増
し触媒ブロック20を全て補助モルレ ール22によって第16図ta+の左から右へ横方向に
移動させ、主モル−ル 23で脱硝反応器18の奥から搬出人 口24へ第16図(a)の縦方向へ移動させて搬出人口
24から脱硝反応器18 外へ搬出する。(初期充填触媒ブロッ ク19のみが脱硝反応器18内に配置 されている。) Step2.初期充填触媒ブロック19も3teplと
同様にして脱硝反応器18の外へ搬 出する。(脱硝反応器18内の触媒ブ ロック19.20は全て搬出され空に なる。) Step 3. 5tep 2と逆の順序で脱硝反応器
18の外から第16図(blに示す新品触媒ブロック2
6を主モル−ル23、補助 モルレール22によって脱硝反応器18内へ搬入する。
(脱硝反応器18内に は新品触媒ブロック26のみが配置さ れる。) Step 4. 5tep Lで搬出した積み増し触媒
ブロック20を5teplと逆順序で主モル−ル23、
補助モルレール22によ って脱硝反応器18内へ搬入してS tep3で搬入さ
れた新品触媒ブロック26 の上へ積み増し触媒ブロック20を積 み重ねる。(脱硝反応器18内には新 品触媒ブロック26、積み増し触媒ブ ロック20が第16図(a)と同様に配置される。) この様に初期充填触媒ブロック19を新品触媒ブロック
26と交換しても、依然として積み増し触媒20が新品
触媒ブロック26の上に積み重ねられる理由は、新品触
媒ブロック26よりも積み増し触媒ブロック20の方が
先に劣化し、次回に交換するときは、新品触媒ブロック
26上の積み増し触媒ブロック20を新品の触媒ブロッ
クと交換するために、積み増し触媒ブロック20を新品
触媒ブロック26の上に積み重ねるのである。
この様に今回交換する触媒ブロック群36と触媒ブロッ
ク群37の交換のみにとどまらず、次回の触媒ブロック
の交換も想定して触媒ブロックの交換をするので、触媒
ブロックの交換作業は益々煩雑になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この様に従来技術による触媒ブロックの交換方法による
と、既に充填されている初期充填触媒ブロック、積み増
し触媒ブロックを全て脱硝反応器の外に搬出し、さらに
、新品触媒ブロック、積み増し触媒ブロックの順に搬入
するために、以下のような問題があった。
(1)排ガス処理に用いた積み増し触媒ブロックを脱硝
反応器の外へ長時間放置することになり、大気中の温度
、雨等から、積み増し触媒ブロックに付着したダストが
触媒活性の低下を引き起こすおそれがある。
(2,)積み増し触媒ブロックは搬出入を繰り返すこと
により、この積み増し触媒ブロックが破損あるいは搬出
入時の衝突等によって微小のクラックを生じ、強度が低
下する。
(3)搬出した積み増し触媒ブロックや初期充填触媒ブ
ロックを、一時保管する保管スペースが必要となる。
(4)初期充填触媒ブロック19、積み増し触媒ブロッ
ク20を全て搬出するために搬出入の作業に多大の時間
を要し、コスト大となる。
本発明はかかる従来の欠点を解消しようとするもので、
その目的とするところは、効率的で安価な、触媒ブロッ
クの交換方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前述の目的を達成するために、脱硝反応器の搬
出入口に最も近い充填列と搬出入列の触媒ブロック群を
脱硝反応器の外へ全て搬出した後に、新品触媒ブロック
の搬出入列と充填列の交る位置に搬入すると共に交換列
の搬出入口に最も近い触媒ブロック群を交換列と搬出入
列の交る位置に移動させ、触媒ブロック群の内積み増し
触媒ブロックを充填列の新品触媒ブロックの上に積み重
ねて充填列の奥から充填すると共に初期充填触媒ブロッ
クを搬出する操作を繰り返し、最後に触媒ブロック群を
充填列の奥から搬出入列の入口へ順次搬入することを特
徴とする。
〔作用〕
本発明の触媒ブロックの交換方法は、はとんどの触媒ブ
ロックを脱硝反応器内での移動によって交換し、脱硝反
応器の外へ搬出する触媒ブロックを少なくして、触媒ブ
ロックを短時間で交換できるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図(a)、 (blは本発明の実施例に係る触媒プ
ロツりの交換方法を説明する斜視図、第2図は第1図の
触媒ブロックの拡大斜視図、第3図は第2図のM部を拡
大した詳細図、第4図は第2図のN部を拡大した詳細図
、第5図(a)、 (blは脱硝反応器内の触媒ブロッ
クの平面図および斜視図、第6図および第7図は触媒ブ
ロックの交換方法を説明する平面図、第8図から第1O
図は触媒ブロックの保管スペースおよび搬送距離を説明
する図、第11図は触媒ブロックの梁への配置状態を示
す側面図、第12図は他の搬出入方法を説明する斜視図
である。
第1図から第5図において、符号19から26は従来の
ものと同一のものを示す。
27は接続治具、28はサポート、29は接続治具27
の凹部、30はサポート28の凸部、31はサポート2
8のネジ部、32はハンドル、33゜34.35は触媒
ブロックの充填列、搬出入列、交換列、36.37は初
期充填触媒ブロック19の上に積み増し触媒ブロック2
0が重ねられた触媒ブロック群、および新品触媒ブロッ
ク26の上に積み増し触媒ブロック20が重ねられた触
媒ブロック群、38は隙間、39はダスト堆積防止板で
ある。
この様な構造において、触媒ブロックの交換方法を説明
する前に、触媒ブロックを搬出、搬入する治具について
、第2図から第4図を用いて説明する。
触媒ブロックは、2段の初期充填触媒ブロック19の上
に、1段の積み増し触媒ブロック20を積み重ねて3段
の触媒ブロックを一体にして触媒ブロック群36として
搬出される。この3段の触媒ブロックを一体に固定する
ための手段は、第4図に示す様に3段目の初期充填触媒
ブロック19の接続治具27と、それと係合するサポー
ト28を有する運搬用枠25から構成されている。
第4図は、本発明の触媒ブロックの交換に用いる運搬治
具の一例を示す。下段の初期充填触媒ブロック19の短
辺の雨上端には、凹部29を有する接続治具27が取付
けられている。そして、この接続治具27の凹部29に
係合するサポート28の凸部30がトラス状に組んだ運
搬用枠25に固定できるようになっている。サポート2
8による固定は、第3図に示す様にサポート28の上端
に設けられているネジ部31をハンドル32の回転によ
って締め付け、トラス状の運搬用枠25と、下段の初期
充填触媒ブロック19を一体に締めつけることによって
3段の触媒ブロックを一体にして触媒ブロック群36と
して搬出する。一方、ネジ部31をゆるめることによっ
てサポート28は下がり、これによってサポート28の
凸部30と、接続治具27の凹部29との係合が解除さ
れて触媒ブロック群36の一体化は解消される。(新品
触媒ブロック26と積み増し触媒ブロック20を一体化
した触媒ブロック群37においても同じ。)以下、第1
図および第5図(al、 (blを用いて触媒ブロック
の交換方法について説明する。
5tep1.初期充填触媒ブロック19と積み増し触媒
ブロック20を一体化して、触媒 ブロック群36を全て補助モルレール 22、主モ、/レール23で脱硝反応器18の搬出人口
24から搬出する。従 って第5図(a)、 (b)の斜線部分に位置する触媒
ブロック群36は全くな(,33は充填列、34は搬出
入列、35が交 換列になる。
5tep2.第6図に示す様に新品触媒ブロック26を
主モル−ル23によって搬出人口 24に最も近い充填列33と搬出入列 34の交る位置0点に搬入してセット し、次に0点の新品触媒ブロック26 に最も近い、交換列35の触媒ブロッ ク群36を補助モルレール22によっ て交換列35と搬出入列34の交る位 置P点に移動し、0点に位置する新品 触媒ブロック26の上に主モル−ル 23によってP点の積み増し触媒ブロ ック20を積み重ねる。そして、新品 触媒ブロック26と積み増し触媒ブロ ック20を合体させて触媒ブロック群 37とし、搬出人口24に最も近い充 填列33の最奥部Q点へ補助モルレー ル22で移動させ、セットする。P点 に残った初期充填触媒ブロック19は、そのまま主モル
−ル23によって脱 硝反応器18の外へ搬出する。
5tep 3.5tep 2と同じ要領で、次の新品触
媒ブロック26を搬出人口24から主モ ル−ル23によって搬入し、充填列 33と搬出大判34の交る0点にセッ トする。そして、交換列35のR点に 位置する触媒ブロック群36をP点に 移動させ、P点の積み増しブロック20を0点の新品触
媒ブロック26にセッ トして、触媒ブロック群37として充 填列33の点Q方向へ補助モルレール 23で搬送す4゜そして、P点の初期 充填触媒ブロック19はそのまま主モ ル−ル23で脱硝反応器18の外へ 搬出する。
この様に第6図の例では5tep2とSteρ3を7回
繰り返すことによって、第6図の充填列33には下二段
に新品触媒ブロック26が、その上に第6図の交換列3
5(充填列33の右側の列)の積み増し触媒ブロック2
0が重ねられて、充填列33の初期充填触媒ブロック1
9と新品触媒ブロック26が交換される様子が理解され
よう。
そして、第6図の充填列33に新品触媒ブロック26と
積み増し触媒ブロック20が触媒ブロック群37として
充填されることによって、今度は充填列33の右側の列
(交換例35)が空になり、この列が今度は充填列33
となり、その右側の列が交換列35となる。
この様な操作を繰り返すことによって、第6図の例では
12回目に第7図に示す様に充填列33が一列になると
、 5tepn、最後に、搬出人口24から最も遠い充填列
33及び、搬出大判34が全て空 になる。この場合は充填列33の奥 (8点)から、脱硝反応器18の外で 積み重ねた、新品触媒ブロック26と、一旦搬出した積
み増し触媒ブロック20を第1図(b)に示す様に搬送
用枠25で一体にして触媒ブロック群37として 搬出大判34、充填列33を経て主モ ル−ル22、補助モルレール23で 充填する。この様に充填列33、搬出 大判34が第1図(b)に示す3段重ねの触媒ブロック
群37で充填されると初 期充填触媒ブロック19と新品触媒ブ ロック26の交換作業は完了する。
この様な順序で触媒ブロックを交換することによって、
脱硝反応器18の外で触媒ブロックを保管する保管スペ
ース、交換時間も少なくてすむ。
例えば第5図(al、 Tb)の例では1ステージに3
12個の触媒ブロックが積み重ねられている。
ところが、斜線部分に位置する触媒ブロック60個(約
20%)は搬出人口24から脱硝反応器18の外へ搬出
されるが、残りの触媒ブロック252個(約80%)は
脱硝反応器18の内に配置されたままであり、しかも積
み増し触媒ブロック84個は脱硝反応器18内での交換
列35から充填列33への移動のみである。
従って、脱硝反応器18内の全ての触媒ブロック群36
を312個を全部搬出した後に、今度は触媒ブロック群
37を312個搬入するものと比べて、脱硝反応器18
外へ搬出する触媒ブロックの数は少なくなり、それだけ
搬入する触媒ブロック群37も少なくなるので、搬入、
搬出のための時間は少なくなり、触媒ブロックの保管の
ための保管スペースも少なくてすむのである。
この様に本発明の特徴は、搬出不必要な触媒ブロックを
なるべ(脱硝反応器18の外へ搬出せずに脱硝反応器1
8内で再配置して能率を向上させ、搬出、搬入のための
保管スペースを確保することである。本発明は、脱硝反
応器18内の触媒ブロックが多(なればなるほど有効で
ある。
第8図は、交換前の触媒ブロックの配置を示したもので
あるが、この第8図で斜線を施した部分の積み増し触媒
ブロック20は、脱硝反応器18の外へ搬出せず、脱硝
反応器18内で再配列されるものを示している。脱硝反
応器18内の触媒ブロックの配列を縦列m個、横列n個
とし、1個の触媒ブロックのサイズを縦をa、横をbと
すると、第8図の斜線部分の面積Tは T=axb (m−1)(n−1) となり、理論上は、これに相当する脱硝反応器18の外
に触媒保管スペースが確保できることになる。
一方、第8図の斜線部分の触媒ブロックの個数が、全体
触媒ブロック数に占める割合Uは、m “ n となる。縦列m、横列nの数が多くなればなるほど、分
子の(m−1)  (n−1)と分母のm、  nは、
等しい値に近づいていくため、占める割合Uは1に近づ
く。卯ち、脱硝反応器18内で再配列される触媒ブロッ
クの個数が全体の触媒ブロックに占める割合が大きくな
る。換言すると、触媒ブロックの数が増えるほど、脱硝
反応器18内で再配列する触媒ブロック数は増れること
になり、益々本発明の交換方法が有利になる。
次に、触媒ブロックの搬出入に伴なう、各触媒ブロック
の移動距離は搬出入時間、触媒ブロックの破損状況の因
子となることから、この搬出入時間が、本発明の交換方
法と従来例の交換方法とを以下に比較する。
第9図は、充填列33の最奥部の触媒ブロックの移動を
模式的に示したものである。脱硝反応器18の外へ出す
までの距離maはm個×aとなり、搬出入口24から脱
硝反応器18の外へ出し、地上あるいはその他の保管場
所を経てまた搬入するまでの距離を1とする。また第1
0図において、脱硝反応器18内で再配列される積み増
し触媒ブロック20の移動距離は(b+a+b (n−
1))となる。このようにして、本発明におけるm個×
n個の触媒ブロックを全ての移動fi w +を計算す
ると以下のようになる。
W、=m (m+2n−1)a +mn (n・−1)
b+(m+n−1)V 次に同様の方法で従来技術の触媒ブロックの全ての移動
!wzを計算すると以下のようになる。
Wz  ”  (n  (n+1)+  (n−1)m
  (m+1))a+mn  (n−1)  b+mn
V従って本発明の交換方法を実施した場合のつみ増し触
媒ブロック入力の短縮距離ΔWは、△W=Wz −W+
 = (n (n + l ) +m (mn−2n)
)a+ (mn−m−n+1)Vで表わされる。m、n
は十分大きい整数であるから mn−2m−n>O,mn−m−n+1>0となり、△
W>Oであるから、本発明の交換方法による触媒ブロッ
クの移動量は、従来技術の交換方法に比べて、短縮され
ていることがわかる。
400MWの石炭焚ボイラにおける脱硝装置において、
縦列(充填列35)の触媒ブロックを8個、横列(搬出
入列34)の触媒ブロックを13個、触媒ブロックの奥
行き長さ1m、幅2.5m、脱硝反応器18の外での移
動距離Loomと仮定して計算すると、短縮距離ΔWは
9,382mとなり、本発明の交換方法が従来の交換方
法と比べて有利である。
尚通常、距離■>aとなるため、短縮距離△Wの値は、
(mn−m−n+1)に左右され、m。
nの値に関係なく、効果が期待できるが、仮に距離■が
小さい場合、短縮距離△Wの式よりnに比べmの値が大
きいほど短縮距離△Wは大きくなるため、充填列33、
搬出入列34の長い脱硝反応器18の方がより大きい効
果が期待できることになる。
なお、第1図(a)は、触媒ブロックを充填方法から見
た斜視図で、この触媒ブロック間の隙間38の原因を説
明しておく。通常、触媒ブロック19゜20を支持する
触媒ブロック用梁21は、l型鋼が用いられている。こ
れは、排ガスの流方向が第1図(a)の上から下へ流れ
た場合、梁21による閉塞面積が小さく、しかも強度上
優れているからである。このl型鋼の梁21の大きさは
、一般には、高さが200〜300鶴で巾が150〜2
00鶴程度である。このl型鋼の梁21の上に、触媒ブ
ロック19.20をのせる場合、仮に触媒ブロック19
.19あるいは20.20同志を密着させると、触媒ブ
ロック19.20に排ガスが通過しない部分、すなわち
デッドスペースが大きくなり、触媒ブロック19.20
が有効に作用しないため経済的でない。つまり、隙間3
8をなくして密着させた場合でも製作上の公差もあり、
必ず隙間38は零とはならないため、石炭焚排ガスのよ
うに排ガス中に多量のダストを含むガス等はこの隙間3
8に入り込み、耐応力の発生や腐食の要因となる。
これを防止するため上端の尖った三角形状のダスト堆積
防止板39を触媒ブロック19.19あるいは20.2
0同志の隙間38に設けるが、触媒ブロック19.19
あるいは20.20間の隙間38が小さいと、この堆積
防止板39の設置が困難になる。さらに、触媒ブロック
19,19゜20.20を配列する際の作業上、必ず充
填列33方向の触媒ブロック19.19あるいは20.
20の間には、移動する際に隣接の触媒ブロック同志が
衝突しないように、隙間38が必要となる。
以上述べたように、脱硝装置に配列されている触媒ブロ
ックの充填列33方向には必ず隙間38があり、本発明
の実施例における接続治具27、サポート28はこの隙
間38を利用したものである。
通常この隙間38は、50〜100龍程度であり、触媒
ブロック19.19あるいは20.20に設けられる接
続治具27及び、それを受けるサポート28は、その隙
間38の範囲内で、作業をする。
第12図は触媒ブロック群36.37を運搬用枠25で
搬出入する場合の斜視図である。運搬用枠25で積み増
し触媒19の2ブロツクと、初期充填触媒ブロック20
(新品触媒ブロック26)を4ブロツクの合計6ブロツ
クを同時に搬出、搬入すれば、搬出、搬入のための作業
時間は約半分ですむ。
〔発明の効果〕
本発明によれば、積み増し触媒ブロックの大部分は脱硝
反応器内で移動するのみで搬出されないので触媒ブロッ
クの保管スペースが少な(ですみ、しかも触媒ブロック
交換のための作業時間が少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図から第12図は本発明に係る触媒ブロックの交換
方法を説明するもので、第1図(al、 (b)は触媒
ブロックの交換方法を示す斜視図、第2図は第1図の触
媒ブロックの拡大斜視図、第3図、第4図は第2図のM
部、N部を拡大した詳細図、第5図(al、 (b)は
脱硝反応器内の触媒ブロックの平面図および斜視図、第
6図および第7図は触媒ブロックの交換方法を説明する
平面図、第8図から第10図は触媒ブロックの保管スペ
ースおよび搬送距離を説明する図、第11図は触媒ブロ
ックの梁への配置状態を示す側面図、第12図は他の搬
出入方法を説明する斜視図、第13図は従来のボイラに
おける煙風道の概略系統図、第14図は脱硝装置の運転
時間に対する触媒活性の経時変化を示す特性曲線図、第
15図は触媒積み増し法や触媒交換法による脱硝性能の
特性曲線図、第16図(a)。 (b)は従来の触媒ブロックの交換方法を説明する斜視
図、第17図(al、 (b)は脱硝反応器内の触媒ブ
ロックの平面図および斜視図である。 13・・・・・・脱硝装置、18・・・・・・脱硝反応
器、19・・・・・・初期充填触媒ブロック、20・・
・・・・積み増し触媒ブロック、24・・・・・・搬出
入口、26・・・・・・新品触媒ブロック、33・・・
・・・充填列、34・・・・・・搬出入列、35・・・
・・・交換列、36.37・・・・・・触媒ブロック群
。 第1図 rσノ 第2図 第4図 0し どソ 第8図 第9図 第10図 第13図 第14閤 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 初期充填触媒ブロックの上に積み増し触媒ブロックを重
    ねた触媒ブロック群を脱硝反応器の搬出入口から脱硝反
    応器の外へ搬出して初期充填触媒ブロックと新品触媒ブ
    ロックを交換するに、前記脱硝反応器の搬出入口に最も
    近い充填列と搬出入列の触媒ブロック群を脱硝反応器の
    外へ全て搬出した後に、新品触媒ブロックを搬出入列と
    充填列の交る位置に搬入すると共に交換列の搬出入口に
    最も近い触媒ブロック群を交換列と搬出入列の交る位置
    に移動させ、触媒ブロック群のうち積み増し触媒ブロッ
    クを充填列の新品触媒ブロックの上に積み重ねて充填列
    の奥から充填すると共に初期充填触媒ブロックを搬出す
    る操作を順次繰り返し、最後に触媒ブロック群を充填列
    の奥から搬出入列の入口へ順次搬入するようにしたこと
    を特徴とする触媒ブロックの交換方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145256A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 三菱重工業株式会社 脱硝装置の設置方法、熱回収装置の製造方法、および熱回収装置
JP2015217380A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 中国電力株式会社 サンプル触媒抜き取り補助具およびサンプル触媒抜き取り方法
CN106310940A (zh) * 2016-08-19 2017-01-11 江苏龙净科杰催化剂再生有限公司 Scr板式脱硝催化剂单元盒的抽拉装置及方法

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