JPS62221945A - 自動車用フロアカ−ペツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動車用フロアカーペットに関するものである
。

詳しくは自動車の床面での足だまり部等を被覆する部分
の剛性を高めて形状のくずれの少ない自動車用フロアカ
ーペットにｒ１１′１ｊるものである。

［従来の技術］ 従来使用されている自動車用フロアカーペットの横断面
を第７図に示す。

この従来の自動車用フロアカーベラ１−は、表面にカー
ペット地１１ａを形成し、裏面に熱可塑性樹脂をラミネ
ートした表層部材１ａと、該表層部材１ａの裏面に前記
熱可塑性樹脂を介して一体的に成形された軟質のフェル
トあるいは発泡ポリウレタンからなる裏層部材２ａとで
構成されている。

従来の自動車用フロアカーペットは第６図に示す自ａ車
の床面３０に設置され、かつ床面３０に形成されたフロ
ント測定だまり部３０１おＪ：びリヤ制定だまり部３０
２とを被覆している。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の自動車用フロアカーペットは軟質の！！層部材で
形状を保持するものである。このためカーペットが自動
車のフロアに設置され、かつ使用された場合に、前記カ
ーペット上に重量物を載せた場合あるいは乗員がハイヒ
ール等の膜き物で局部的に高い圧力をかけた場合、カー
ペットの形状がくずれて元の形状に戻らないような場合
がある。

この場合には自動車室内のフロア面の美観を損う。

本発明はフ１コアカーペット上に重量物を戟「た場合、
あるいは局部的に高い圧力が作用した場合であっても形
状が変化せずに美観を保持することができる自動車用フ
ロアカーペットを提供するを主目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記従来の問題点を解決するため次のように手
段を提供するものである。

即し、本発明の自動車ｎ１フロアカーペツ１−は、自動
車の床面に沿って配置され、カーペット地状の表層部材
と、該表層部材の裏面に一体的に成形された発泡ポリウ
レタンからなる実層部材とで構成された自動車用フロア
カーペットにおいて、該裏層部材は該表層部材側に一体
的に埋設された板状のＶ！質中間部材を有する構成とし
たことを特徴とする。

硬質中間部材を埋設した構成としたことにより自動車用
フロアカーペットは補強される。これによって自動車用
フロアカーペット上に重量物を載せることによる形状の
（ずれ、あるいは履物等の杼類により局部的に高い圧力
がかかることによる形状のくずれを解消できる。又、表
層部材と実層部材との間に一体的に埋設された板状の硬
質中間物を有する構成であるので、自動車の球面からの
侵入するｇ音を防音することもできる。

本発明の自動車用フロアカーベラ１−は表層部材と裏層
ｒＡ月とをｈ１或要素としている。

表層部材は自動車用カーペットの表側を構成するもので
、主としてカーペット地で形成されている。カーペット
地としては繊維を集積してニードルパンチングを加えた
フェルトあるいはフェル１〜状のもの、繊維を織成ある
いは編成した布状材料に植毛したカーペット地等が使用
できる。なおこれらのカーペット地の裏面に熱可塑性樹
脂をバッキング材として裏打ちしたものでもよい。バッ
キング材としてボリエヂレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポレプロピレン、ポリメチルメタクリレート樹
脂のような合成熱可塑性樹脂を用いることができる。か
かるバッキング材はカーペット地の成形保持性を付与す
る。なお表層部材はカーペット地とバッキング材とであ
らかじめ所定の形状に成形しておくことが好ましい。

実層部材は前記表層部材の裏面に一体的に成形される。

実層部材の材質としては発泡ポリウレタンが用いられて
いる。Ｓ層部材は後で述べる板状の中間部材を一体的に
埋設している。裏層部材は自動車の床面の足だまり部分
に沿って形成された裏面形状をもつ。かつ、５１層部材
は前記自ＡＪ車の床面の足だまりＷを？ＩｊＩｉするも
のであるが該床面のフロント測定だまり部およびリヤ測
定だまり部のいずれか一方のみ、あるいは両方を含めて
被覆する形状とすることができる。

板状の硬質中間部材は裏層部材の成形時に、表層部材側
に一体的に埋設される。これによって板状の硬質中間部
材は！ＥＩ層部材と表ｊ１部材とで一体に保持される。

板状の硬質中間部材は板ＪｇＯ，５〜１０ｍｍのものを
使用することが好ましい。

板状の硬質中間部材は厚さ方向に発泡ポリウレタン原料
が通過する多数の貫通孔をもったものとすることができ
る。この場合には発泡ポリウレタンの硬質中間部材を保
持する面積が増加し硬質中間部材をより確実にカーペッ
ト内に保持する。又、前記貫通孔の形状は種々選択する
ことができる。

又、多数のｄ通孔同志の一部を互いに連通させたものを
用いることができる。

板状の硬質中間部材は、ハードボード、樹脂シート、ベ
ニル板、金属板、繊維ボード等で構成することができる
。この場合には板状の硬質中間部材の材質を種々設定す
ることによってカーペットの自ｅ車床面の足だまり部を
覆う部分の強度を予め決定することができる。板状の硬
質中間８ＩＳ材は自動車の床面の大きさあるいは種類に
よって種々の形状および大きさに設定することができる
。

板状の硬質中間部材は裏層部材の成形時に、カーベラ１
〜の表側形状をもつ一方の分割型と、自動車の床面とほ
ぼ同一の型面形状をもつ他方の分割型とをらち、該一方
の分割型側に表層部材を配置し、表層部材の裏側に前記
中間部材を配置した状態で、表層部材および硬質中間部
材と他方の分割型どの間にポリウレタン原液を注入し、
発泡硬化させ、表層部材の裏面に中間部材、発泡ポリウ
レタンを一体的に成形することができる。

［発明の作用効果］ 本発明の自動車用フロアカーペットは、その実層部材に
該表層部材側に一体的に埋設された板状の硬質中間部材
がｊ！Ｉ！設されている。このため自動車用フロアカー
ベラ１−の足だまり部等になる箇所でｍａｌ物を観Ｕ゛
た場合あるいは乗員の絹物等により局部的に高圧がかか
った場合でも変形および型くずれシワの発生等が解消で
きる。

又、このような構成をもつ自動車用カーペットは自ａ巾
室内の床面であればいずれの場所にも使用することがで
きる。具体的には床面のフロント測定だまり部、リヤ測
定だまり部、ワゴン車等のＪ、うな中聞座席部あるいは
後方座席部等の下部の足だまり部、ライ１−パンの侵部
荷物置場等各床面に使用することができる。

従って自動車のフロア内に装着されたカーペットの美観
を保持することができる。しかも裏層部材が発泡ポリウ
レタンで形成されているのでカーペット表面に乗員が足
を載せる部分のクッション性も良好に保つことができる
。更に又、通常発泡ポリウレタンは自動車の床面より侵
入する騒音を吸音して防音する効果を保持するものであ
るが、この発泡ポリウレタンに囲撓された板状の硬質中
間部材には騒音を遮音して防音効果を高める効果がある
。

［実施例］ 本発明の自動車用フロアカーベラ１−の実施例を第１図
、第２図、第３図に基づいて説明する。

実施例の自動車用フロアカーペットは、第２図に示寸よ
うに表層部材１０と裏層部材２０とを構成要素としてい
る。

表層部材１０は自動車の床面３０の形状を覆うｖ５層部
材２０の一方の面と反対側の他方の面に一体的に形成さ
れる。表層部材１０は表面にカーペット地１１０をもつ
。カーペット地１１０は第６図に示寸自ｖＪ￥１の床面
３０のフロント測定だまり部３０１、リヤ測定だまり部
３０２、トンネル部３０３、フロント側立上り部３０６
、す）フ側立上゛ＩＪ　？Ｊ＋　３０７、ｏ　ッｈ　１
１１３０４．３０５ｖの各部分を覆うようにその範囲を
占めている。又表層部材１０の表面形状は自動車の床面
３０の表面形状に沿って第１図に示ずフロン１〜側足だ
まり被覆部１０１、リヤ測定だまり被覆部１０２、トン
ネル被覆部１０３、ロッカー被覆部１０４．１０５等を
形成している。

裏層部材２０は発泡ポリウレタンより構成されている。

裏層部材２０は先に述べた表層部材１０の裏側に一体的
に成形される。かつ実層部材２０ｉ；ｔ　＋’＋ｎ記表
層部材１ｏ側に一体的に埋設された板状のｌｌ１ｉ′ｔ
Ｉ中間部材２１を右する構成である。又、裏層部材２０
は自動車の床面３０の形状に沿って成形される。即ち、
！ＭＨ部材２０は自動車のフロンｉ−側およびリヤ側の
足だまり部３０１．３０２とトンネル部３０３等の表面
形状に沿って成形された裏面形状をもつ。

板状の硬質中間部材２１は自ｆｌＪ　＊の足だまり部内
に収容される大きざである。この実施例では金ｉ製で縦
３５０ｎｍＸＩＭ４００ｍｌｌｌＸ板Ｆｆ１．５ｍｍの
板が使用される。

この自動車用カーペットはまずポリエステル短ｍ維をＳ
層しくラミネートし）、ニードルパンチを行ってＭｌた
フェルト状のカーベラ１−地（ニードルパンチカーペッ
ト、厚さ約４ｍｍ＋、面密度約４００ｇ／ｃｍ２）の裏
面にパッキングイイとしてｃａＣＯ３等のＭｌ充填剤を
配合したエヂレンー酢酸ビニル共重合樹脂をフィルム状
に押し出し溶融状態にある間に貼り着けた。そのｖＡ最
終製品である自動車用カーペラＩ−の形状に従って裁断
し、フィルムが被覆された面の上方より赤外線ヒーター
により１００〜１５０℃に加熱し、上記樹脂フィルムを
軟化さＶるとともに一部溶融さした。この状態でコール
ドプレスにより上記したカーベラ１−地を成形し、所定
の表面形状をもつ表層部材を１０だ。

次に実層部材２０の成形時に、カーベラ１−の表側形状
をもつ一方の分割型と、自動車の床面とほぼ同一の型面
形状をもつ他方の分割型とを用い、一方の分割型側に表
層部材１０を配置し、板状の中間部材２１を表層部材１
０の裏面で該表層部材１０側に配置した状態で、表層部
材１０および板状の中間部材２１と他方の分割型との間
にポリウレタン原液を注入し、発泡硬化させ、表層部材
１０側に中間部材２１、発泡ポリウレタンからなる裏層
部材２０を一体に成形してなる。

これによって成形された実施例の自動車用カーペットは
自動車の床面３０に設置され使用される。

この」１合、重い荷物を長時間あるいは＠員の履物等に
よる局部的な高圧が自動車用フロアカーペットでフロン
ト測定だまり被覆部１０１、すＶ測定だより被覆部１０
２位ｎの表層部材１ｏに作用した場合であってし表層部
材１０の表面は、その形状を板状の硬質中間部材２１に
よって保持され、かつ変形１」ることなく、美観を保持
することができる。さらに又、自動車の床面からの侵入
騒音に対して裏層部材２０を構成する発泡ポリウレタン
の吸音効果と板状の硬質中間部材２１による遮音効果と
がｌｊＪられ自動車用フロアカーペットの防音機能も高
めることができる。

ざらに又、重量物の影響を受Ｇノない場合であっても、
自動車のフロア３０と自動車用フロアカーペット内部の
中間部材２１との間に発泡ポリウレタンが介在するので
足載部のクッション性を併せて保持することができ、乗
員の足部の接触部分で良好な感触を保つことができる。

（変形例） 次に本発明の自動車用カーベラ１−の変形例を第４図お
よび第５図で示す。

第１変形例の場合には板状の硬質中間部材２１は厚さ先
方向に裏層部材１０となる発泡ポリウレタン原料が通過
する多数の貫通孔２１０をもつ構成である。

この場合には発泡ポリウレタンと板状の硬質中間部材２
１との接触面積が増え、更に発泡ポリウレタンと表層部
材１０の裏面との接触面積も増え板状の中間部材２１は
先に述べた実施例の場合よりも更に確実に実層部材２０
内に埋設することができる。

これによって板状の硬質中間部材２１はにり確実に設置
位置に保持されて移動するようなことがない。

なお本変形例の他の構成および作用効果は先に述べた実
施例の場合と同じであるのでこの説明を省略する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明する斜視図、第２図は本発
明の実施例を示す第１図における△−Ａ′断面矢視図、
第３図は硬質中間部材を示寸斜視図、第４区は第１図に
おけるＡ　−Ａ’断面矢祝位置での変形例を示す断面図
、第５図は本発明の変形例の硬質中間部材２１を示ず斜
視図、第６図は本発明の構成の白！ＩＪＪ　ｉ用フロア
カーペットを使用する自動車の床面を示ず斜視図、第７
図は従来の自動車用フロアカーペットの横断面図である
。 １０・・・表層部材　　　　　　２０・・・裏層部材２
１・・・１板状の硬質中間部材　２１０川壱通孔特訂出
願人　　　　豊田化工株式会社 代理人　　　　　弁理士　大川　定 向　　　　　　弁理士　丸山明夫 第６図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車の床面に沿って配置され、カーペット地状
   の表層部材と、該表層部材の裏面に一体的に成形された
   発泡ポリウレタンからなる裏層部材とで構成された自動
   車用フロアカーペットにおいて、 該裏層部材は該表層部材側に一体的に埋設された板状の
   硬質中間部材を有する構成としたことを特徴とする自動
   車用フロアカーペット。
2. （２）板状の硬質中間部材は厚さ方向に発泡ポリウレタ
   ン原料が通過する多数の貫通孔をもつ特許請求の範囲第
   １項記載の自動車用フロアカーペット。
3. （３）板状の硬質中間部材はハードボード、樹脂シート
   、ベニヤ板、金属板、繊維ボード等で構成されている特
   許請求の範囲第１項記載の自動車用フロアカーペット。