JPS6222137B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6222137B2
JPS6222137B2 JP52045259A JP4525977A JPS6222137B2 JP S6222137 B2 JPS6222137 B2 JP S6222137B2 JP 52045259 A JP52045259 A JP 52045259A JP 4525977 A JP4525977 A JP 4525977A JP S6222137 B2 JPS6222137 B2 JP S6222137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
electrode
counter electrode
display device
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52045259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53131058A (en
Inventor
Katsuhiko Tabuchi
Kazuhito Minezaki
Noryoshi Nanba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP4525977A priority Critical patent/JPS53131058A/ja
Publication of JPS53131058A publication Critical patent/JPS53131058A/ja
Publication of JPS6222137B2 publication Critical patent/JPS6222137B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気化学的な表示装置に関するもので
ある。さらに詳しくいえば、電気化学的に可逆的
な酸化還元が可能で、その酸化型又は還元型のい
ずれかが着色状態を呈する有機化合物例えばビオ
ロゲン化合物を表示材料とし、かつ短絡により簡
単に表示を消去しうる表示装置に関するものであ
る。
ビオロゲン化合物は、これを支持電解質などの
助剤と共に溶媒に溶解させ、この溶液に表示極と
対極からなる1対の電極を接触させ、表示極を陰
に対極を陽にするように所定の電圧を印加すると
表示極において、反応式 (式中のRは置換基、X-は陰イオンである)
で示される電気化学的な還元反応を起し、この反
応により生じる生成物は溶媒不溶性で表示極表面
に沈着し、着色状態を呈する。
したがつて、この呈色現象を利用して表示を行
うことができる。
この種の表示装置は、パツシブデイスプレーと
して、コントラストが良いこと、視野角に制限が
ないこと、低い電圧で作動可能なこと、消費電力
が少ないこと、メモリー作用を有すること等の特
徴があるため、新らしいデジタルデイスプレーと
して注目されている。
しかしながら、この種の表示装置は、消去する
場合に、書き込み時と異なる極性の電圧を与える
必要があるため表示極の電気化学的な溶解や、書
き込み−消去動作を繰り返すうちに、副反応生成
物の表示極表面への沈積、発泡等による表示効果
の低下をもたらすなどの欠点があり、実用に供す
るには未だ十分に満足すべきものとはいえない。
本発明者らは、これらの欠点を改良するため
に、表示装置の書き込み−消去動作時の印加電圧
−電流特性の関係を詳細に解析し、これらの欠点
を生じる要因、ことに電極の劣化の原因を究明し
た結果、以下に示すいくつかの知見を得た。
すなわち、前記した表示装置において、印加電
圧について表示極を陽に対極を陰にする場合を
正、表示極を陰に対極を陽にする場合を負とし、
横軸に印加電圧を、電解液中で表示極から対極へ
の電流を正、対極から表示極への電流を負とし縦
軸に電流をとつて印加電圧−電流特性曲線を図示
したときに、表示装置が理想的に動作する場合、
すなわち書き込み−消去動作が可逆的な電極反応
に基くものである場合には、第1図に示すよう
に、書き込み電圧−電流特性曲線が第象限に画
かれ、消去電圧−電流特性曲線が第象限に画か
れるべきであることが分つた。
しかしながら、従来知られている表示装置例え
ば表示極及び対極として共に白金を用いる場合に
は、第2図に示すように消去電圧−電流特性曲線
が第象限まで及び、印加電圧が零の点において
はまだ残留電流が存在するため、書き込み後、消
去を完全に行うには書き込み時と反対方向の電圧
を印加しなければならないのである。
本発明は、これらの知見に基いてなされたもの
で、前記したように、印加電圧−電流特性曲線に
関し、書き込み時にはそれが第象限に位置し、
消去時にはそれが第象限に位置するような、表
示極材料と対極材料の組合せ、すなわち表示極と
して銀、金及び白金の中から選ばれた材料を、対
極として炭素質材料の中から選ばれた材料をそれ
ぞれ選び、単に短絡操作のみによつて完全な消去
を可能にすることに成功したものである。
すなわち、本発明は、電気化学的に可逆酸化還
元反応を行いうる有機化合物からなる表示材料と
支持電解質等の助剤を溶媒に溶解させた電解液を
用い、この電解液に表示極及び対極となる少なく
とも1対の電極対を接触させて構成した表示装置
において、表示極として銀、金及び白金の中から
選ばれた材料また対極として炭素質材料及び導電
性金属酸化物の中から選ばれた材料をそれぞれ用
い、かつ書き込み後表示極と対極を外部回路的に
反転電位を生じさせることなく短絡すべき手段を
備えたことを特徴とする表示装置を提供するもの
である。
次に添付図面に従つて本発明の表示装置を説明
する。第3図は、本発明の表示装置の回路図であ
つて、この表示装置は表示セル部分A、リレー部
分B及び書き込み、消去の制御回路Cから構成さ
れている。表示セル部分Aにおいて、表示極1と
対極2とは、電気化学的に可逆酸化還元反応可能
な有機化合物と支持電解質等の助剤を含む電解液
3の中に浸せきされ、プラスチツク、セラミツク
ス、ガラス等の材料で作られたケース5の中に装
てんされている。4はリード線、6はプラスチツ
クやガラスで作られた透明板であり、7はハーメ
チツクシールである。リレー部分Bは例えば有極
性リレーで構成され、スイツチ8がターミナル9
に接続したときには、定電圧電源Eを含む回路が
閉じ、表示極1を陰極、対極2を陽極として書き
込みが行われ、またスイツチ8がターミナル10
に接続したときには短絡回路が閉じ消去が行われ
る。スイツチ8がターミナル9及び10のいずれ
にも接触していない場合には、回路が開いたまま
になり書き込み又は消去の状態が維持される。制
御回路Cは信号SWによりスイツチ8をターミナ
ル9に接続させる書き込み指令、信号SEにより
スイツチ8をターミナル10に接続する消去指
令、及び信号SOによりスイツチ8をターミナル
9と10の間に維持する状態維持指令を発するこ
とにより、表示装置を制御する機能を有してい
る。
本発明における電気化学的に可逆酸化還元反応
可能な有機化合物としては、例えばn−ヘキシル
ビオロゲンブロミド、n−ヘプチルビオロゲンブ
ロミド、n−オクチルビオロゲンブロミドのよう
な長鎖状アルキル置換ビオロゲン化合物を用いる
ことができる。これらは、臭化カリウム、臭化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムのよう
な支持電解質、亜硫酸ナトリウムのような安定剤
などの助剤と共に、適当な溶媒例えば水、アルコ
ール中に溶解し、電解液として用いられる。
また、本発明における表示極に銀、金及び白金
の中から選ばれた材料を、対極に炭素質材料例え
ばカーボン、グラフアイトなどの中から選ばれた
材料をそれぞれ組み合わせて用いることができ
る。これらの表示極、対極は、材質、用途、パタ
ーン形成などに応じて適宜、板状、箔状、膜状に
形成して用いることができる。
本発明の表示装置によれば、特に外部電源から
電圧を印加することなく、単に外部回路により短
絡させるだけで簡単に消去動作を行うことができ
るので、電極の劣化を防止することができ、表示
装置の動作寿命を著しく向上させることができ
る。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例 1 第3図に示す構造の表示装置において、電解液
としてn−ヘプチルビオロゲンブロミドを0.01モ
ルの濃度で、臭化カリウムを0.03モルの濃度で含
む水溶液を用い、表示極として真空蒸着法により
ガラス基板上に形成させた銀薄膜電極(10×10
mm)を、また対極として焼結グラフアイト板(10
×10×1mm)を用い、電極からのリードは導電性
銀ペーストで接着し、銀ペースト接着部及びリー
ド線表面を絶縁コートしたものにより以下の実験
を行つた。
すなわち、表示極を陰に、対極を陽にするよう
に接続し、500mVの短形波電圧パルスを500m
secの間印加し、書き込みを行つた後、スイツチ
を切り換え、外部回路的に500m sec間短絡させ
消去を行つた。この動作を1サイクルとして106
回繰り返したが電極は劣化することなく、初期と
同様の表示効果が維持された。
また、この際における印加電圧−電流特性曲線
を第4図に示す。
実施例 2 表示極として白金板(10×10mm)を、対極とし
て焼結カーボン板(20×20mm)を用いる以外は全
く実施例1と同様の実験を行い、書き込み−消去
動作を105回繰り返したところ表示能力の変化は
全く認められなかつた。また、この際における印
加電圧−電流特性曲線を第5図に示す。
比較例 表示極として酸化スズ被覆ガラス板を、対極と
して白金を用いること以外は、全く実施例1と同
様にして実験を行い、書き込み−消去動作を行つ
たが、完全には表示の消去が達成できず、約20回
のサイクルの繰り返しでほとんど識別不可能とな
つた。
なお、この場合の印加電圧−電流特性曲線を第
6図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の書き込み、消去の場合の
印加電圧−電流特性曲線を示すグラフ、第2図は
従来装置の書き込み、消去の場合の印加電圧−電
流特性曲線を示すグラフ、第3図は本発明装置の
回路図、第4及び5図は本発明の実施例における
書き込み−消去動作の場合の印加電圧−電流特性
曲線のグラフ、第6図は比較例における印加電圧
−電流特性曲線のグラフである。図中符号1は電
解液、2は表示極、3は対極である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電気化学的に可逆酸化還元反応を行いうる有
    機化合物からなる表示材料と支持電解質等の助剤
    を溶媒に溶解した電解液を用い、この電解液に表
    示極及び対極となる少なくとも1対の電極対を接
    触させて構成した表示装置において、表示極とし
    て銀、金及び白金の中から選ばれた材料また対極
    として炭素質材料の中から選ばれた材料をそれぞ
    れ用い、かつ書き込み後表示極と対極とを外部回
    路的に反転電位を生じさせることなく短絡させる
    手段を備えたことを特徴とする表示装置。
JP4525977A 1977-04-20 1977-04-20 Display device Granted JPS53131058A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4525977A JPS53131058A (en) 1977-04-20 1977-04-20 Display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4525977A JPS53131058A (en) 1977-04-20 1977-04-20 Display device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53131058A JPS53131058A (en) 1978-11-15
JPS6222137B2 true JPS6222137B2 (ja) 1987-05-15

Family

ID=12714279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4525977A Granted JPS53131058A (en) 1977-04-20 1977-04-20 Display device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS53131058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316480U (ja) * 1989-07-03 1991-02-19

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189299A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Sony Corp 電気化学表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135644A (ja) * 1972-11-09 1974-12-27
JPS5112795A (ja) * 1974-07-22 1976-01-31 Suwa Seikosha Kk Hyojitai

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135644A (ja) * 1972-11-09 1974-12-27
JPS5112795A (ja) * 1974-07-22 1976-01-31 Suwa Seikosha Kk Hyojitai

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316480U (ja) * 1989-07-03 1991-02-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53131058A (en) 1978-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4973141A (en) Electrochromic layer-set
JPS6444424A (en) Light modulation cell
US4181406A (en) Electrochromic display device
US3736043A (en) Electrochemical molecular display and writing
US3950077A (en) Lead reference and counter electrode for an electrochromic display
JPH0140332B2 (ja)
US4183631A (en) Electrochromic display device
US4599614A (en) Photoelectrochromic display
US3975086A (en) Electrochromic display element and process
US4073570A (en) Electrochromic display device
US4331385A (en) Electrochromic display device
GB2230870A (en) Electrochromic device
JPS6222137B2 (ja)
US4326777A (en) Electrochromic display device
US4167309A (en) Electrochromic display device
JPS6328289B2 (ja)
US4201454A (en) Heat treated electrochromic devices
JPS5937804B2 (ja) 表示装置
Bruinink Electrochromic display devices
JPS61239230A (ja) エレクトロクロミツク表示装置
JPS6125138B2 (ja)
JPS6327693B2 (ja)
JPH0135326B2 (ja)
EP0112037B1 (en) A method of driving an electrochromic display device
JPS6057574B2 (ja) エレクトロクロミツク電極の製造方法