JPS6222020Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222020Y2 JPS6222020Y2 JP10906079U JP10906079U JPS6222020Y2 JP S6222020 Y2 JPS6222020 Y2 JP S6222020Y2 JP 10906079 U JP10906079 U JP 10906079U JP 10906079 U JP10906079 U JP 10906079U JP S6222020 Y2 JPS6222020 Y2 JP S6222020Y2
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- Japan
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- conductive rubber
- rubber layer
- contact
- carbon fiber
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- Expired
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- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 10
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- Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はゴム接点を使用した押釦スイツチに係
り、特に接点の接触抵抗を減少させると共に、長
寿命を保持させ得る可動接点部材に関するもので
ある。
り、特に接点の接触抵抗を減少させると共に、長
寿命を保持させ得る可動接点部材に関するもので
ある。
従来のゴム接点式押釦スイツチの可動接点は、
シリコーンゴム等に炭素微粒子を混合分散させ、
これをカバー部材の絶縁性シリコーンゴムと一体
に成形して成るものが一般的であるが、かかる構
造の接点は、固定接点との間の接触抵抗が大きい
ので、接点部を柔軟にして押圧時に接触面積を大
きくするようにしているために、電圧および電流
の立上りが悪い等の欠点があつた。
シリコーンゴム等に炭素微粒子を混合分散させ、
これをカバー部材の絶縁性シリコーンゴムと一体
に成形して成るものが一般的であるが、かかる構
造の接点は、固定接点との間の接触抵抗が大きい
ので、接点部を柔軟にして押圧時に接触面積を大
きくするようにしているために、電圧および電流
の立上りが悪い等の欠点があつた。
この欠点を除去するために、前記カバー部材に
炭素繊維、或いはこれを布状に織つて形成した薄
布状部材を前記カバー部材に貼り付けたものがあ
る。然し乍らかかる構造においては、炭素繊維が
金属より成る固定接点と直接に当接するので、開
閉動作が繰返えされる間に繊維が摩耗乃至折損
し、また、繊維の織布密度が小さくて織り目が粗
い場合には、接触が不完全になるという欠点があ
つた。
炭素繊維、或いはこれを布状に織つて形成した薄
布状部材を前記カバー部材に貼り付けたものがあ
る。然し乍らかかる構造においては、炭素繊維が
金属より成る固定接点と直接に当接するので、開
閉動作が繰返えされる間に繊維が摩耗乃至折損
し、また、繊維の織布密度が小さくて織り目が粗
い場合には、接触が不完全になるという欠点があ
つた。
本考案は叙上の欠点を除去するために、炭素繊
維層上に重ねて導電ゴム層を形成したもので、以
下その実施例を図面について詳細に説明する。
維層上に重ねて導電ゴム層を形成したもので、以
下その実施例を図面について詳細に説明する。
第1図は可動接点部材1の断面図で、ドーム
状、即ち略半球殻状のカバー部材2の突部3の端
面には2重の層4,5が形成され、4は炭素繊維
を薄布状に織つて形成した導電性シートで、5は
前記導電シート4上に形成した導電ゴム層で、例
えばシリコーンゴム中に炭素の微粉末を混合分散
させた、いわゆる導電性ゴムより成るものであ
る。前記可動接点層4,5の形成方法は例えば次
の通りである。即ち、あらかじめ炭素繊維シート
に導電ゴムの薄板を重ねて加熱し、半硬化の状態
にて固定させ、かくして形成された二重層をカバ
ー部材2の端面に接合し、更に加熱して完全に硬
化させて一体化することにより、可動接点部材1
が得られる。なお、各層の厚さは例えば導電シー
ト3は約0.25mm、導電ゴム層5は約0.3mmとし、
更に後述の絶縁基板8上に形成された固定接点
7,7との間隔は約1.7mmとすることができる
が、但し、スイツチの構成の相違により、この厚
み等は任意に選ぶことができる。また、第2図は
本考案の可動接点部材1を使用した押釦スイツチ
の一例を示すもので、7,7は絶縁基板(底板)
8上に形成された固定接点、9は固定接点7,7
に導通した端子、10は押釦、11はケースであ
る。更に第3図はカバー部材2の突部3と固定接
点7,7との部分を示すもので、図中の矢印付の
曲線は、導電ゴム層5が固定接点7,7に当接し
た状態において、左側の固定接点を正の電極と仮
定した場合の電流の経路を示すもので、導電ゴム
層5を通過した電流は、その大部分が固有抵抗の
小さい導電シート層4を経由して流れ、且つ導電
ゴム層5の厚みは極めて薄いので、該導電ゴム層
5による影響は殆んど無視することができる。従
つて固定接点7,7間の導通は極めて良好であ
り、且つ導電シート4の炭素繊維は固定接点7,
7と直接に当接していないので炭素繊維の折損等
による脱落が生ずることがなく、接点の寿命を永
く保持させることができる。
状、即ち略半球殻状のカバー部材2の突部3の端
面には2重の層4,5が形成され、4は炭素繊維
を薄布状に織つて形成した導電性シートで、5は
前記導電シート4上に形成した導電ゴム層で、例
えばシリコーンゴム中に炭素の微粉末を混合分散
させた、いわゆる導電性ゴムより成るものであ
る。前記可動接点層4,5の形成方法は例えば次
の通りである。即ち、あらかじめ炭素繊維シート
に導電ゴムの薄板を重ねて加熱し、半硬化の状態
にて固定させ、かくして形成された二重層をカバ
ー部材2の端面に接合し、更に加熱して完全に硬
化させて一体化することにより、可動接点部材1
が得られる。なお、各層の厚さは例えば導電シー
ト3は約0.25mm、導電ゴム層5は約0.3mmとし、
更に後述の絶縁基板8上に形成された固定接点
7,7との間隔は約1.7mmとすることができる
が、但し、スイツチの構成の相違により、この厚
み等は任意に選ぶことができる。また、第2図は
本考案の可動接点部材1を使用した押釦スイツチ
の一例を示すもので、7,7は絶縁基板(底板)
8上に形成された固定接点、9は固定接点7,7
に導通した端子、10は押釦、11はケースであ
る。更に第3図はカバー部材2の突部3と固定接
点7,7との部分を示すもので、図中の矢印付の
曲線は、導電ゴム層5が固定接点7,7に当接し
た状態において、左側の固定接点を正の電極と仮
定した場合の電流の経路を示すもので、導電ゴム
層5を通過した電流は、その大部分が固有抵抗の
小さい導電シート層4を経由して流れ、且つ導電
ゴム層5の厚みは極めて薄いので、該導電ゴム層
5による影響は殆んど無視することができる。従
つて固定接点7,7間の導通は極めて良好であ
り、且つ導電シート4の炭素繊維は固定接点7,
7と直接に当接していないので炭素繊維の折損等
による脱落が生ずることがなく、接点の寿命を永
く保持させることができる。
叙上の如く本考案は、炭素繊維シートにより接
点の固有抵抗を減少させると共に、薄い導電性ゴ
ム層により前記炭素繊維等の機械的損耗を防止さ
せるようにしたもので、小さい押圧力によつて確
実にスイツチ動作が行われ、且つ長寿命の押釦ス
イツチを提供し得るものであり、実用上多大の効
果を奏し得るものである。
点の固有抵抗を減少させると共に、薄い導電性ゴ
ム層により前記炭素繊維等の機械的損耗を防止さ
せるようにしたもので、小さい押圧力によつて確
実にスイツチ動作が行われ、且つ長寿命の押釦ス
イツチを提供し得るものであり、実用上多大の効
果を奏し得るものである。
図面は何れも本考案に係り、第1図は可動接点
部材の断面図、第2図は押釦スイツチの断面図、
第3図はスイツチ閉成動作の説明図である。 1……可動接点部材、2……カバー部材、3…
…突部、4……導電性繊維シート、5……導電性
ゴム層。
部材の断面図、第2図は押釦スイツチの断面図、
第3図はスイツチ閉成動作の説明図である。 1……可動接点部材、2……カバー部材、3…
…突部、4……導電性繊維シート、5……導電性
ゴム層。
Claims (1)
- 略半球殻状のカバー部材の下面中央に突部を備
え、前記中央突部の端面に比較的厚みの薄い炭素
繊維シートと導電ゴム層とを重ねて形成し、該導
電ゴム層の面を接点面としたことを特徴とする押
釦スイツチの可動接点部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10906079U JPS6222020Y2 (ja) | 1979-08-08 | 1979-08-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10906079U JPS6222020Y2 (ja) | 1979-08-08 | 1979-08-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5626824U JPS5626824U (ja) | 1981-03-12 |
JPS6222020Y2 true JPS6222020Y2 (ja) | 1987-06-04 |
Family
ID=29341660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10906079U Expired JPS6222020Y2 (ja) | 1979-08-08 | 1979-08-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222020Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1987001235A1 (en) * | 1985-08-16 | 1987-02-26 | Fuji Rubber Company Limited | Contact rubber |
-
1979
- 1979-08-08 JP JP10906079U patent/JPS6222020Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5626824U (ja) | 1981-03-12 |
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