JPS6221778Y2 - - Google Patents

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JPS6221778Y2
JPS6221778Y2 JP10217881U JP10217881U JPS6221778Y2 JP S6221778 Y2 JPS6221778 Y2 JP S6221778Y2 JP 10217881 U JP10217881 U JP 10217881U JP 10217881 U JP10217881 U JP 10217881U JP S6221778 Y2 JPS6221778 Y2 JP S6221778Y2
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JP
Japan
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clutch
master cylinder
hydraulic
pressure chamber
cylinder
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JP10217881U
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JPS587934U (ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両に用いられる油圧式のクラツチレ
リーズ装置に関するものである。
油圧式のクラツチレリーズ装置において、クラ
ツチ制御の自動化を試みた多くの機構があるが、
これらはクラツチの制御要因を電気信号として捉
え、この電気信号によつて油圧あるいは油量を制
御するものが一般的である。しかしながら、これ
らの機構はクラツチレリーズ装置(特にクラツチ
マスタシリンダ)の大幅な改造が必要であつた
り、油温の変化に伴つて特性のばらつきが生じた
り、クラツチ制御の性能が一定範囲に限られると
いつた問題があつた。
このような事情にかんがみて本考案は、大幅な
改造を必要とすることなく、かつクラツチ制御要
因の種別にとらわれることなく、最適な自動クラ
ツチ制御を可能としたクラツチレリーズ装置の提
供を、その目的とするものである。
以下、本考案の構成を、図面で示す実施例に従
つて詳細に説明する。
まず、自動制御の油圧式クラツチレリーズ機構
を表わした第1図において、符号1はクラツチマ
スタシリンダ、2はクラツチ、3はクラツチレリ
ーズシリンダを示している。クラツチマスタシリ
ンダ1から上記のレリーズシリンダ3に油圧が働
くと、周知のようにレリーズシリンダ3のピスト
ン3aおよびプツシユロツド3bの動きを通じて
クラツチレリーズフオーク4が押し動かされる。
すなわち、クラツチマスタシリンダ1からクラツ
チレリーズシリンダ3への油圧制御によつてクラ
ツチ2の断続操作がなされるのである。
ここで、上記クラツチマスタシリンダ1の構造
を、第2図〜第4図によつてより詳細に説明す
る。このシリンダ1内のメインピストン5はリタ
ーンスプリング7によつて常時は図示の復帰位置
に押し戻されており、このピストン5がリターン
スプリング7の弾力に抗して動かされるとフルー
ド室6のフルード(油)が吐出ポート11を通じ
て前記のクラツチレリーズシリンダ3に送られる
のである。なお、フルード室6からリザーバタン
ク10に通じる通路は、上記メインピストン5の
作動途中においてインレツトバルブ8でしや断さ
れる。
上記クラツチマスタシリンダ1には、上述した
クラツチレリーズ系の油圧回路とは別の油圧回路
の供給ポート18と排出ポート19とが形成され
ている。これらの供給ポート18ならびに排出ポ
ート19を通じてシリンダ1内のメインピストン
5背面に構成される圧力室20の油圧を制御する
ことにより、このピストン5を作動させるのであ
る。そして、このメインピストン5の内部には、
上記の各ポート18,19と圧力室20との連
通、しや断をなすバルブ機構13が構成されてい
る。このバルブ機構13はピストンロツド14の
動作と、これに連動する弁体15の動作によつて
切り換えられるようになつている。また、ピスト
ンロツド14はラツク部材16と、このラツク部
材16の中心を貫通する中間ロツド17のうち、
いずれの押圧作用によつても押し動かされるよう
になつている。この中間ロツド17は、第1図で
示すクラツチペダル12の操作に連動するプツシ
ユロツド21に連結(球面接続)されている。
一方、上記ラツク部材16は、その端面と上記
中間ロツド17の端部に形成したフランジとの間
に介在させたコンプレツシヨンスプリング22に
より、常に前記ピストンロツド14の端面に押し
つけられる方向に付勢されて、その位置決めがな
されている。なお、前記マスタシリンダ1の一部
にはステツプモータ23が装着されている。そし
て、第3図で示すようにこのモータ23の駆動シ
ヤフト24に固定されたピニオン25は、上記ラ
ツク部材16のラツク歯16aと噛み合つてい
る。このステツプモータ23は、アクセル開度
(スロツトル開度)やエンジン回転数などのクラ
ツチ制御要因を電気的に捉え、この電気信号を受
ける第1図のコントローラ26からの電気的指令
によつて駆動されるのである。
前記マスタシリンダ1の油圧供給ポート18
は、第1図で示すオイルポンプ27を備えた油圧
回路28に接続されており、かつ排出ポート19
はリザーバ回路29に接続されている。また、こ
の油圧回路28には、供給ポート18への圧送油
圧の変動、ならびにこの油圧変動に伴う上記ステ
ツプモータ23の駆動力の変動を避けるためにア
キユームレータ30が備えつけられている。
上記の構成において、クラツチマスタシリンダ
1の供給ポート18には油圧回路28のオイルポ
ンプ27およびアキユームレータ30によつて常
に一定の油圧が作用しており、この油圧は第2図
の一部を拡大して表わした第4図からも明らかな
ようにメインピストン5のポート40,41を通
じて前記バルブ機構13における弁体15の外周
空間42にまで作用している。この状態のもと
で、いま前記のステツプモータ23がコントロー
ラ26からの電気指令に基づいて駆動すると、そ
の駆動シヤフト24のピニオン25に噛み合つて
いる前記のラツク部材16がピストンロツド14
をそのスプリング14aの弾力に抗して押す方向
(第2図、第4図の左方向)へ移動する。これに
より、上記ピストンロツド14の左端面と前記弁
体15の端面との間に構成されている常開(第4
図参照)の第1バルブ通路Aを第5図で示すよう
に閉そくし、その状態で弁体15をそのスプリン
グ15aの力に抗して押し動かす。この結果、弁
体15の外周面とメインピストン5の内周面との
間に構成されている常閉(第4図参照)の第2バ
ルブ通路Bが第5図で示すように開放される。
この第2バルブ通路Bの開放により、先に述べ
たようにマスタシリンダ1の供給ポート18から
弁体15の外周空間42にまで作用していた油圧
は、第2バルブ通路Bを経て弁体15の軸心に貫
通させたポート43、ピストンロツド14の軸心
にあけたポート44、およびこのポート44から
ピストンロツド外周面に開口させたポート45を
通じてメインピストン5の前述した圧力室20に
導入される(第5図の矢印参照)。圧力室20に
導入された油圧によつてメインピストン5はその
リターンスプリング7の弾力に抗して押し動かさ
れ、もつて先に述べた如くクラツチレリーズシリ
ンダ3に油圧が作用してクラツチ2が切られる。
上記ステツプモータ23の駆動シヤフト24
が、コントローラ26からの電気信号の切り換わ
りによつて逆に回転すると、これに連動してラツ
ク部材16が復帰動作を開始する。これに伴いピ
ストンロツド14および弁体15がそれぞれのス
プリング14a,15aの弾性作用を受けてラツ
ク部材16に追従して復帰する。これによつてま
ず第2バルブ通路Bが第4図で示す元の状態に閉
そくされ、続いて第1バルブ通路Aが同じく第4
図で示す元の状態に開放される。この第2バルブ
通路Bが閉じられることにより、前記供給ポート
18からメインピストン5の圧力室20への油圧
作用が断たれる。そして、第1バルブ通路Aの開
放により、上記圧力室20の油圧は前記ピストン
ロツド14の各ポート45,44および第1バル
ブ通路Aを経てメインピストン5のポート46か
ら前記の排出ポート19に至り、ここからリザー
バ回路29を通じてタンクに戻される。この結
果、メインピストン5が復帰動作してレリーズシ
リンダ3への油圧作用が解除され、クラツチ2は
再び接続される。
なお、第1図で示すクラツチペダル12を踏み
込んだ場合には、第2図で示す前記のプツシユロ
ツド21および中間ロツド17を通じてピストン
ロツド14が左方向へ押し動かされ、ペダル踏力
の解除によつてピストンロツド14が復帰する。
すなわち、クラツチペダル12の操作によつても
上述したステツプモータ23の駆動による場合と
同様にバルブ機構13が切り換え操作されてメイ
ンピストン5の圧力室20に対する油圧制御がな
され、もつてクラツチ2の断続操作をなすことが
できる。従つて、例えばクラツチ2を切る操作は
クラツチペダル12の踏み込みによつて行い、ク
ラツチ2の接続操作は所定の電気信号に基づくス
テツプモータ23の駆動によつて自動的に行うと
いつたクラツチ制御が可能となる。この場合、ド
ライバーは車両発進時などにおける半クラツチ操
作等の煩わしたが不要となり、円滑なクラツチの
接続がなされる。
以上のように本考案は、エンジン回転数やスロ
ツトル開度などのクラツチ制御要因を電気信号と
して捉え、この電気信号に基づくステツプモータ
の回転駆動ににつてバルブ機構を切り換え操作
し、もつてクラツチマスタシリンダのメインピス
トン駆動用の油圧制御をなしているので、あらゆ
る種別のクラツチ制御要因を利用してクラツチ制
御の微調整を自動的になすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は油圧式
クラツチレリーズ装置の概要を表わした断面図、
第2図はクラツチマスタシリンダの断面図、第3
図は第2図の−線断面図、第4図は第2図の
一部を拡大して表わした断面図、第5図は第4図
で示す状態からのバルブ機構の作動状態を表わし
た断面図である。 1……クラツチマスタシリンダ、2……クラツ
チ、3……クラツチレリーズシリンダ、5……メ
インピストン、13……バルブ機構、15……弁
体、18……供給ポート、19……排出ポート、
20……圧力室、23……ステツプモータ、26
……コントローラ、27……オイルポンプ、28
……油圧回路、29……リバーザ回路、A……第
1バルブ適路、B……第2バルブ通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチマスタシリンダからクラツチレリーズ
    シリンダへのフルード作用によつてクラツチの断
    続操作がなされる形式のクラツチレリーズ装置で
    あつて、このクラツチマスタシリンダにはその内
    部のピストンを作動させるための圧力室に油圧ポ
    ンプからの油圧を与える供給ポートと、この圧力
    室の油圧をリザーバに戻す排出ポートとを形成す
    る一方、このマスタシリンダ内には前記の圧力室
    に対する供給ポート及び排出ポートの連通、しや
    断を選択的に切り換え得るバルブ機構を配置し、
    このバルブ機構は、あらかじめ決められたクラツ
    チ制御要因に基づく電気信号で制御されるステツ
    プモータの駆動によつて前記の切り換え動作を受
    けるように連繋構成したことを特徴とする油圧式
    クラツチレリーズ装置。
JP10217881U 1981-07-08 1981-07-08 車両用の油圧式クラツチレリ−ズ装置 Granted JPS587934U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10217881U JPS587934U (ja) 1981-07-08 1981-07-08 車両用の油圧式クラツチレリ−ズ装置

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JP10217881U JPS587934U (ja) 1981-07-08 1981-07-08 車両用の油圧式クラツチレリ−ズ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS587934U JPS587934U (ja) 1983-01-19
JPS6221778Y2 true JPS6221778Y2 (ja) 1987-06-03

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JP10217881U Granted JPS587934U (ja) 1981-07-08 1981-07-08 車両用の油圧式クラツチレリ−ズ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054578Y2 (ja) * 1986-01-17 1993-02-04
JPH0718461B2 (ja) * 1987-04-09 1995-03-06 いすゞ自動車株式会社 クラツチ制御装置

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JPS587934U (ja) 1983-01-19

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