JPS62215351A - バ−ミキユライトを基質とする家畜飼料用添加物 - Google Patents

バ−ミキユライトを基質とする家畜飼料用添加物

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JPS62215351A
JPS62215351A JP61057764A JP5776486A JPS62215351A JP S62215351 A JPS62215351 A JP S62215351A JP 61057764 A JP61057764 A JP 61057764A JP 5776486 A JP5776486 A JP 5776486A JP S62215351 A JPS62215351 A JP S62215351A
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JP
Japan
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bacteria
vermiculite
decomposing
feed
animal feed
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JP61057764A
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English (en)
Inventor
Hideo Akamine
赤峯 秀雄
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TOYO BAAMIKIYURAITO KK
Original Assignee
TOYO BAAMIKIYURAITO KK
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  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は家畜飼料用添加物に係り、特に飼料成分の分解
および消化に有用な菌体を含む家畜飼料用添加物に関す
る。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
家畜飼料に対゛して飼料成分の分解および消化に有用な
菌体を添加することによる効果は広く知られている。
しかしこれらの有用な菌体を飼料添加物として使用する
際に,たとえばその培養基の形態のままで配合すること
は、それが液体あるいは固体のいずれの形態であるにし
ても、保存および使用時に際しての取扱いの点で好まし
くない.また菌体がそのまま飼料中に分散されて摂取さ
れると目的とする機能を果たす特定の消化器に到達する
前に他の部位で好ましくない酸等の影響を受けたり,ま
たは有害な他の細菌からの競合、拮抗作用によって充分
その効果の得られないことも多い。
このため添加する菌体を予め培養した栄養培地をもみが
ら、わら屑等の適宜な有機基質に担持させることが一部
で試みられている。
しかし、この場合には基質が有機物であるところから長
期の保存が困難であり腐敗、変質等の問題が生じやすい
またこれらの植物性担体には使用される菌体の活動を阻
害する他の微生物や家畜の成育上有害と考えられる微生
物などがすでに存在している場合が多く、このため培養
に先立って予め殺菌処理を行なう等の煩雑な手数が必要
である。
また、ゼオライトあるいはモリブデナイト等の無機質担
体を利用することも提案されているが、担体としての性
状、品位の一定した原料の安定供給、精製処理および原
料コスト等の点で必らずしも満足すべきものではなかっ
た。
一方、従来自然環墳で飼育されていた牛や豚等の家畜に
おいてはときに餌と共に土壌を摂取する性向が知られて
おり、その理由は必ずしも明らかではないが土壌中に含
まれている鉱物質が家畜の消化器の内壁を刺戟して消化
作用を促進し、また食物中にたまたま不足する何等かの
成分を土壌に求めることによるものと考えられる。また
本発明者等は配合飼料等で飼育している豚が土壌改良剤
としてのバーミキュライトを嗜好する事実を見出したが
、これもまた前記と同様な理由に甚くものと思われる。
バーミキュライトの原石はいわゆるバーミキュル石(ひ
る石)であり、下記の表に示す平均組成を有する粘土系
鉱物である。
S 1o232.9%  MgO24,9%j1203
10.lli%  CaO10,f1%Fe2O311
,0%  K2O2,48%FeO1,17% またバーミキュライトはこの他微量成分としてNa、 
Co、 Zn、 Cu、 P、 S、 Ti、 Sn・
・・等の元素を含有している。
バーミキュル石は前記組成に加えて10〜20%の水分
を含んでおり、高温に加熱すると結晶水が急激に膨張、
消失し、その(001)結晶のC軸方向に著しく伸び(
もとの厚さの10〜30倍)、高度の多孔質構造を有す
るバーミキュライトとなる。
またバーミキュライトは塩基交換容量が極めて太きく 
(145,9meg/100g)、特に優れたアンモニ
ア固定作用を示す。
これらの事実から本発明者等はバーミキュライトがそれ
自体としても家畜が摂取した際に種々の有用な作用を果
たし、特にこれを消化促進のための菌体添加物の飼料へ
の配合の際の担体として用いれば、その優れた吸着およ
び相持能のために効果的な基質として機能することを想
定した。そしてかかる想定の下に種々実験研究を行なっ
た結果、バーミキュライトが前記菌体添加物として従来
の各種有機および無機基質にみられた問題点のない効果
的な担体として作用することを発見し本発明を完成する
に到った。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の従来技術の問題点は高温処理で多孔質化バーミキ
ュライトに家畜飼料中の成分を分解する細菌を担持させ
培養−繁殖させてなることを特徴とするバーミキュライ
トを基質とする家畜飼料用添加物を用いることによって
解決される。
〔作用〕
本発明による家畜飼料用添加物においては、栄養培地と
混合した有機物分解細菌等が無機質担体としてのバーミ
キュライトに担持されているので、それらの輸送、貯蔵
および使用時の配合操作等は極めて容易に行なわれる。
また、担体としてのバーミキュライトはシリカ、アルミ
ナ、マグネシア等比較的、化学的に不活性な無機酸化物
からなるため、長期の保存に際しても安定であり変質す
ることがない。
さらに、担体としてのバーミキュライトの原石は含水ケ
イ酸塩岩から熱水変成によって生じた粘土鉱物系のバー
ミキュル石であって入手が容易であり・、高熱処理によ
って容易に多孔質のバーミキュライトとなる。
バーミキュル石からのバーキュライトの製造および精製
は比較的容易である。すなわち採石した原石に混入して
いる土砂等の比較的粒度の小さいものはまず水洗いと篩
分とによって容易に分離される0次いで分取したバーミ
キュル石を800〜1000℃の温度で加熱すると、バ
ーミュキル石のみが厚み方向に著しく膨張するので、加
熱前とほぼ同形状にある他の夾雑物とはこの段階での篩
分によってさらに分離され、はぼ純粋なバーミキュライ
トのみを得ることがができる。
さらに担体としてのバーミキュライトはその結晶粒の物
理的な刺戟による整腸作用にも大きく寄与するものと考
えられている。
また、バーミキュライトはすでに述べたような主要成分
および微量成分を含んであり、これらは、天然の土壌に
相当する成分であって、近年自然環境とは異なった畜舎
において飼育されている家畜にとって本来必要な鉄分等
の成分の補給源となるものと思われる。
またバーミキュライト内部の微細孔は消化器官内で発生
する好ましくないガスや病原菌の吸着、除去にも寄与し
、消化器の活動の正常化および糞の脱臭をも行なう。
以上は本発明の飼料用添加物における担体としてのバー
ミキュライトの作用であるが、この担体に飼料成分の分
解・消化に有用な各種菌体の繁殖培地を担持させること
によって家畜の成長、肥育、および疾病に対する抵抗性
、ならびに肉質等が著しく向上する。
この場合、バーキュライトは加熱処理によって無数の空
隙を持つ雲母の層からなる高度の多孔質体となっており
、さらに結晶水の消失による微細な気孔を形成されてい
るため菌体培地の担体として極めて好適であり、飼料に
対する比較的少量の混入でも充分に目的を達することが
できる。
〔実施例〕
以下本発明をその具体的な実施例によってさらに説明す
る。
〔担体バーミキュライトおよびその調製〕採取したバー
ミキュル石(福島県阿武隈山系産)を予め節分して土砂
等を除きロータリーキルンで数分間乾燥させた後、加熱
炉中で約1000℃の高温で加熱した。膨張して多孔質
化したバーミキュライトのみを篩分しく粒度的3〜20
mm) 、後述する菌体のための多孔質の無機担体とし
て用いた。
〔菌体〕
本発明飼料用添加物に用いる菌体としては家畜飼料成分
の消化器管内での分解・消化を促進しかつ家畜の糞尿中
に含まれる有機質を発酵分解させるのに有効なもの、た
とえば脂質分解菌(Staphy−1ococcas)
 、繊維素分解菌(Pseudomonas) 、有機
物分解細菌(Flavobacterium)、粘質物
分解菌(Mucor、B) 、抗カビ性細菌(Rhiz
opus)、有機物分解細菌(Entrobacter
) 、蛋白質分解菌(Alcal igenes) 、
硫化水素分解、窒素固定作用細菌(Clostridi
um) 、有機物分解細菌(Geotrichum)、
ヘミセルロース、ペクチン分解菌(BoMaceran
s)、および枯草菌(S、Cohnemend)等が挙
げられる。
これら菌体を下記組成の混合栄養培養基中において培養
した。
ブラックストラック  ・・・・・・・・・・・・ 4
.8%(NH4) 2504      ・旧・・・・
・・・・ 1.0%CaHa (Pod) 2    
 ”1旧・・4 、0%培養基中には下記の菌体が下記
の割合で存在することが確認された: ・放線菌に属するもの   ・・・・旧−・・−40%
・枯草菌        ・・・・・・・・・・・・ 
 5%・Er+domyces等の酵母菌類 ・・・・
・・・旧・・  5%φAspergillis属菌 
   ・・・・・・・・・・・・ 20%嗜Neura
spora属菌     ・・・・・・・・・… 10
%(菌体増殖培地および添加物質) 米ぬか、脱脂糖蜜、各種アミノ酸、酵母、ミネラル、ビ
タミン類等を下記の割合で混合して菌体増殖培地を調製
した(担体重量基準)。
米ぬか       ・・・・・・・・・・・・・・・
 5.2%脱脂糖蜜      ・・・・・・・・・・
・・・・・ 0.4%アミノ酸、酵母、ミネラル、ビタ
ミン ・・・・・・・・・・・・・・・計0.2%アミノ酸は
アミン酢酸、DL−アラニン、トリプトファン、メチオ
ニン等の混合物、ミネラルはクエン酸鉄、クエン酸ナト
リウム、コハク酸ナトリウム、フマル酸第−鉄等の混合
物であり、ビタミンはアスコルビン酸カルシウム、パン
トテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド等からなる混合
物である。
乾燥炉から排出されるバーミキュライ)(10トン)に
対して前記増殖培地を前記の割合いとなるような量で混
合し、バーミキュライトの細孔および雲母状の層の空隙
に付着担持させた。
次いで前記菌体を含む栄養培養基(粉末)約400gを
36〜37℃の微温湯2klに溶解し、これを前記菌体
の増殖増地を担持したバーミキュライトに対してスプレ
ー噴霧した。この場合菌体栄養培地の噴霧量はバーミキ
ュライトlOトンに対して約1.8〜2.2kMの範囲
とすることが好ましい。
得られたバーミキュライト添加物をそのまま室温の状態
で240〜250時間放置し菌体を増殖させて充分に醗
酵させた後、約90℃で30秒〜1分間無菌状態で乾燥
および袋詰めした。この製品は長時間貯蔵しても全く変
質せず菌体は家畜用飼料に添加される使用時まで完全に
保存された。
尚原石のバーミキュル石は製造工程で高温処理されてい
るため土中の雑菌等が混入するおそれは全くない。
このようにして得られた本発明の家畜飼料用添加物は家
畜の種類、成長段階および個々の特定の使用目的に応じ
て種々の粒度に調箇される。
本発明による家畜飼料用添加物を以下に述べる実験例に
おいて家畜飼料用添加物として用いた。
実験例 生後30日の平均体重的20.2kgの豚(品種名:ラ
ンドレース)に対して配合飼料に前記製造例で得られた
本発明の家畜飼料用添加物を添加物10〜15g/飼料
1〜1.2kgの割合で添加混合して摂取させそれらの
成育状況、肉質その他を観察した0通常の飼育条件で飼
育したところ、対象区(無添加)に比較して次に示す著
しい効果が確認された。
1)飼育70日までの初期発育段階の増体重は平均72
0.8g/日で対象区と比較して+80〜tosg/日
であった。
2)消化効率の向上により飼料要求率(飼料重量/1k
g増体重)が対象区の 3.6〜3.7に比較して約3
.2に低下した。
3)成長肥育が促進され出荷日平均(体重90〜110
kg)が対象区の180日よりも 7〜lO日早くなっ
た。
4)屠体における脂肪厚が減少し、良質の赤肉の割合が
増大した。脂肪は高融点脂質に変化していることが認め
られた。
5)有害菌による消化不全や自家中毒が抑止され育成率
が著しく向上した(育成期間の死亡率が対象区1.4%
から0.7%に低下) 6)糞の水分は対象区の75%に比較して約60%に低
下し処理操作が著しく容易となり省力化が得られた。
7)バーミキュライトの吸着およびチッ素固定作用およ
び分解細菌の作用のために糞中のアンモニアその他の好
ましくない臭気成分が下記表に示すように著しく減少し
た。
また、糞それ自体には前記添加物中の有効菌体が存在す
るため堆肥として用いた場合に有機質の分解がよく進み
良質の堆肥が得られた。
(発明の効果) 以上のように本発明による家畜飼料用添加物においては
、添加菌体それ自体およびそれらを担持する基質として
のバーミキュライトの作用により家畜の成育が著しく促
進され、かつ糞の脱臭、水分の減少およびそれに伴なう
畜舎での処理作業の能率の著しい向上が認められた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高温処理で多孔質化させたバーミキュライトに家
    畜飼料中の成分を分解しかつ家畜の糞尿中に含まれる有
    機質を発酵分解させる細菌を担持させ培養・繁殖させて
    なることを特徴とするバーミキュライトを基質とする家
    畜飼料用添加物。
  2. (2)前記飼料中の成分を分解する細菌が脂質分解菌(
    Staphylococcas)、繊維素分解菌(Ps
    eudomonas)、有機物分解細菌(Flavob
    acterium)、粘質物分解菌(Mucor.B)
    、抗カビ性細菌(Rhizopus)、有機物分解細菌
    (Entrobacter)、蛋白質分解菌(Alca
    ligenes)、硫化水素分解、窒素固定作用細菌(
    Clostridium)、有機物分解細菌(Geot
    richum)およびヘミセルロース、ペクチン分解菌
    (B.Macerans)、枯草菌(S.Cohnem
    end)からなる群より選ばれた菌類を含んでいること
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の家畜飼料
    用添加物。
JP61057764A 1986-03-16 1986-03-16 バ−ミキユライトを基質とする家畜飼料用添加物 Pending JPS62215351A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295983C (zh) * 2005-03-11 2007-01-24 浙江大学 富酶活性酵母饲料的制备方法
JP2008253226A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Shigeru Nakano 動物用飼料

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947831A (ja) * 1972-04-26 1974-05-09
JPS5124A (ja) * 1974-06-19 1976-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Nenshosochi

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