JPS62213761A - 人工膵臓 - Google Patents

人工膵臓

Info

Publication number
JPS62213761A
JPS62213761A JP61057542A JP5754286A JPS62213761A JP S62213761 A JPS62213761 A JP S62213761A JP 61057542 A JP61057542 A JP 61057542A JP 5754286 A JP5754286 A JP 5754286A JP S62213761 A JPS62213761 A JP S62213761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulin
artificial pancreas
glucose
diaphragm
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61057542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH069608B2 (ja
Inventor
敏秀 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP61057542A priority Critical patent/JPH069608B2/ja
Publication of JPS62213761A publication Critical patent/JPS62213761A/ja
Publication of JPH069608B2 publication Critical patent/JPH069608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は人工膵臓に関し、特に小型で大量生産が可能な
血糖値をコントロールする人工膵臓に関するものである
(従来の技術) 従来、糖尿病患者の血糖値のコントロールのためには、
少量の血液を身体から取り出し血液中のグルコース濃度
を測定した後、注射器によりインシュリンを血管内に注
射する方法がとられてきた。この方法では血糖値の測定
は連続的に行なわれず、一定時間間隔を置いたものであ
り、また、インシュリンの注射も一日に一回から数回と
いう少ない回数であった。そのため、血液内のグルコー
ス濃度を精度良くコントロールすることが困難で、糖尿
病に付随する合併症がおこりがちであった。また、この
従来法では血糖値の測定及びインシュリン注射は医師あ
るいは患者が自分自身で行わねばならず、日常生活を営
む上で大きな負担となっていた。
近年、グルコースセンサとインシュリンポンプを組み合
せた人工膵臓が発表されている(七里元亮、サイエンス
(日経サイエンス社刊)、第15巻、第11号、p、6
6)がセンサとポンプが別々であり大きな装置となるた
め、糖尿各患者が常時携帯して使用するのは不便であり
、また値段も高価であった。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来糖尿病患者が血糖値をコントロールし
、正常な生活を営むためには、種々の困難が生じた。本
発明の目的は、このような欠点をなくし小型で精度よく
血糖値をコントロールできる安価な人工膵臓を提供する
ことである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、グルコースオキシダーゼ固定化膜がゲート領
域に設けられたイオン感応性電界効果トランジスタから
なるグルコースセンサと、基板に形成されたダイアフラ
ムと圧電体とこのダイアフラム開口部を覆うように形成
される板を有しインシュリン導入口と放出口が形成され
たインシュリンポンプとを備えたことを特徴とする人工
膵臓である。
半導体(たとえばシリコン)基板の一端に設けられたグ
ルコースオキシダーゼ固定化膜がゲート領域に設けられ
たイオン感応性電界効果トランジスタは、血液中のグル
コースがグルコースオキシダーゼ固定化膜により酸化さ
れた時に生ずるグルコン酸をpH変化として検出するこ
とにより、グルコース濃度を測定するものであり、参照
電極と対になって使用される。参照電極は通常、銀l塩
化銀(Ag/Al)電極や飽和かんこう電極が用いられ
るが、金(Au)や白金(pt)を参照電極として使用
しても、グルコースオキシダーゼ固定化膜が設けられて
いない参照用l5FETとグルコースオキシダーゼ固定
化膜が設けられたl5FETの間の差動出力を測定する
ことにより信頼性の高い測定が可能である。
またダイアフラム形成基板としてはシリコンなどの半導
体や、サファイヤなどの絶縁体が使用できる。基板にシ
リコンを用いる場合ではシリコン基板のエツチングは、
異方性エツチング液たとえば、ヒドラジン水溶液、水酸
化カリウム(KOH)溶液を使って行うことができ、酸
化シリコン(Si02)をマスクに用いて精密なエツチ
ングが可能である。基板に形成したダイヤフラムの開口
部を覆うように板を形成する方法としては通常の耐水性
接着剤でも可能であるが、基板と板を静電接合(Ano
dicBonding)法により直接張り合わせた方が
精度が良く、信頼性も高くなる。板の材質としてはガラ
ス、セラミック、金属などの材料が可能である。
グルコースセンサとインシュリンポンプを形成する基板
は同一基板を用いることができる。反対にグルコースセ
ンサとインシュリンポンプが完全に分離した構造であり
、両者がリード線のみで結合される構成でもよい。イン
シュリンポンプにはインシュリン放出のための細管を形
成することもできる。圧電体は無機圧電材料でもよいし
、PvF2などの圧電高分子でもよい。圧電体の形成位
置はダイアフラムが形成される基板側でもよいし、ダイ
アフラム開口部を覆う板に形成することもできる。グル
コースセンサとインシュリンポンプが一体となった構造
においてグルコースセンサは所望の位置に形成できる。
またインシュリンポンプを構成する基体として内部に電
極を配置した圧電セラミクスや圧電高分子を用いること
もできる。
(作用) ダイアフラム領域に対応する位置に設けられた圧電体は
その電極に電圧を印加することにより変形し、同時にダ
イアフラムを変形させる−このとき、ダイアフラムと板
の間の空間に存在したインシュリン溶液は所定の経路を
通ってインシュリン放出口から外部に放出される。この
インシュリンの放出量は上記の圧電体に印加される電気
信号によりコントロールされる。したがって、グルコー
スセンサによりグルコース濃度を測定し、その結果によ
り必要なインシュリンを供給することができる。
本発明によれば、半導体IC技術を用いたとえばシリコ
ン基板を用いてグルコースセンサとインシュリンポンプ
を小型に、またさらに一体化することもできるため、小
型で大量生産が可能で携帯に適した連続的な血糖コント
ロール用人工膵臓が実現できた。
(実施例) 以下本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説
明する。第1図は本発明の一実施例を示す人工膵臓の斜
視図で、左端の領域(幅1mm、長さ6mm、厚さ1m
m)にグルコースセンサ13とインシュリン放出口12
が設けられ、右側の領域(幅5mm、長さ10mm、厚
さ1mm)には圧電体8が上に設けられたシリコンダイ
アフラムが形成されている。また、シリコン1基板はパ
イレックスガラス2と静電結合法により張り合わされて
いる。第2図〜第4図は、それぞれ、第1図の一点鎖線
a−a’、 b−b’、 c−c’における断面図で、
1はp形シリコン、2はパイレックスガラス、3は絶縁
体、たとえば酸化シリコン及び窒化シリコン、4はn形
シリコン、5はn十形シリコン、6はグルコースオキシ
ダーゼ固定化膜、7は圧電体、8は圧電体の電極、9は
金属参照電極でたとえば金(Au)で形成され、10は
インシュリン逆流防止用弁、11はインシュリン導入口
で外部からインシュリンが供給され12はインシュリン
放出口でここからインシュリンが放出される。第2図か
ら分かるように本発明の一実施例では、p−n接合分離
法によりl5FETは互いに電気的に絶縁されかつ血液
からも電気的に絶縁されているが、誘電体により分離さ
れた島状シリコンを用いてl5FETを形成することに
よりl5FETを絶縁することも可能である。これらの
グルコースオキシダーゼ固定化膜がゲート領域に設けら
れたイオン感応性電界効果トランジスタは公知の製法に
より作製される。第5図は本発明による人工膵臓のシス
テム構成を示す図で、一点鎖線内が第1図に相当する。
センサにより血液中の・グルコース濃度が測定され、そ
の情報はプロセッサに送られる。プロセッサでは、グル
コース濃度を正常に保つために必要なインシュリン量を
計算し、駆動回路へ電気信号送る。駆動回路は圧電体を
駆動するための回路である。上記のプロセッサ及び駆動
回路はいずれもシリコン基板内に形成することが可能な
ので、第5図の破線内を一体化することもでき、より小
型化された人工膵臓を実現できる。
(発明の効果) 本発明によれば、以上に述べたように、グルコースセン
サとインシュリンポンプを従来の数十分の一以下に小型
にでき、またシリコン基板を用いることによりIC製造
技術を用いて精密な加工がおこなえ、精度よくインシュ
リンの注入ができる。また、大量生産が可能なため値段
も安価となり、従来のものに比べすぐれた性能の人工膵
臓ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す人工膵臓の斜視図で、
第2図〜第4図はそれぞれ、第1図の一点鎖線a−a”
、 b−b’、 c−c’における断面図、第5図は本
発明による人工膵臓のシステム構成を示す図である。 図において、1はp形シリコン、2はパイレックスガラ
ス、3は絶縁体、4はn形シリコン、5はn十形シリコ
ン、6はグルコースオキシダーゼ固定化膜、7は圧電体
、8は圧電体の電極、9は金属参照電極、10は弁、1
1はインシュリン導入口、12はインシュリン放出口、
13はセンサ、14はセンサ用電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グルコースオキシダーゼ固定化膜がゲート領域に設けら
    れたイオン感応性電界効果トランジスタからなるグルコ
    ースセンサと、基板に形成されたダイアフラムと圧電体
    とこのダイアフラム開口部を覆うように形成される板を
    有しインシュリン導入口と放出口が形成されたインシュ
    リンポンプとを備えたことを特徴とする人工膵臓。
JP61057542A 1986-03-14 1986-03-14 人工膵臓 Expired - Lifetime JPH069608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61057542A JPH069608B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 人工膵臓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61057542A JPH069608B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 人工膵臓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62213761A true JPS62213761A (ja) 1987-09-19
JPH069608B2 JPH069608B2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=13058651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61057542A Expired - Lifetime JPH069608B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 人工膵臓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069608B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023101647A3 (en) * 2021-12-01 2023-08-10 Tobb Ekonomi Ve Teknoloji Universitesi An artificial pancreas system with a piezoelectric pump

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598969A (ja) * 1982-07-09 1984-01-18 藤沢薬品工業株式会社 人工膵臓

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598969A (ja) * 1982-07-09 1984-01-18 藤沢薬品工業株式会社 人工膵臓

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023101647A3 (en) * 2021-12-01 2023-08-10 Tobb Ekonomi Ve Teknoloji Universitesi An artificial pancreas system with a piezoelectric pump

Also Published As

Publication number Publication date
JPH069608B2 (ja) 1994-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6480730B2 (en) Chemical sensor system
US8728289B2 (en) Monolithic electrodes and pH transducers
US4020830A (en) Selective chemical sensitive FET transducers
JP4115931B2 (ja) 埋込可能型デバイス用密封給電
US6968743B2 (en) Implantable sensing device for physiologic parameter measurement
US5846392A (en) Miniaturized circulatory measuring chamber with integrated chemo- and/or biosensor elements
US9265455B2 (en) Methods and systems for optimizing sensor function by the application of voltage
US20080097171A1 (en) Silicon microprobe with integrated biosensor
Van den Vlekkert et al. A pH-ISFET and an integrated pH-pressure sensor with back-side contacts
CN107898467A (zh) 用于葡萄糖连续检测的柔性表皮微流体采集系统
JPS62213760A (ja) 人工膵臓
US4956149A (en) Biosensor device provided with an agitator
JPS62213761A (ja) 人工膵臓
JP4045679B2 (ja) 採血分析装置
JPH01253627A (ja) 圧力センサ
Bergveld Sensors for biomedical applications
Steinkuhl et al. Glucose sensor in containment technology
CN214503441U (zh) 一种血糖传感器
Esashi et al. Solid-state micro sensors
Hinkers et al. Microdialysis system for continuous glucose monitoring
KR102292972B1 (ko) 맥파 측정을 위한 압력 센서를 포함하는 펜 타입 맥파 측정기
JPH0389154A (ja) 溶存ガスセンサおよび該センサの溝形成方法
CN113820371A (zh) 一种植入式三电极微型传感器及其制备工艺
Harsányi et al. Low cost ceramic sensors for biomedical use: a revolution in transcutaneous blood oxygen monitoring?
Johnson et al. Miniature biomedical transducers

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term