JPS62207957A - 超音波探傷方法 - Google Patents
超音波探傷方法Info
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- JPS62207957A JPS62207957A JP61051666A JP5166686A JPS62207957A JP S62207957 A JPS62207957 A JP S62207957A JP 61051666 A JP61051666 A JP 61051666A JP 5166686 A JP5166686 A JP 5166686A JP S62207957 A JPS62207957 A JP S62207957A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野]
本発明は、超音波探傷方法に係り、特に、水浸法により
、又は水柱を用いて、平゛板状の探10対象材の内部欠
陥、例えば内部の割れ、空洞、介在物等を検出する際に
好適な、超音波を液深IO材に入射して、超音波が反射
して生ずるエコーを検出することにより、被探傷材内の
欠陥を探傷するJr1音波探傷方法の改良に関する。 (従来の技術] 一般に、超音波探傷方法は、使用する超音波の波動様式
、入射の方法、探触子の溝造等により種々の方式に分け
られる。このような超音波パルスの中に探傷される対象
物に入射された超音波パルスの反射状況を利用する反射
パルス法があり、又、超音波を送受信する探触子と対象
材の間に、超音波伝達媒質として液体(主として水)の
大きな層を設けて探傷を行う水浸法がある。 又、従来より提案されている超音波探傷に関する技術に
は、例えば特開昭60−4855で開示された超音波探
傷装置がある。この装置は、被検体中から反射されてく
る反射エコーのレベルに応じてIHiiTレベルを設定
することにより、被検体中の欠陥の有無の判定をし、欠
陥が存在する」8合にはその位ド9と大きさとをJrt
測するようにしたものである。又、同様に特開昭57−
141551では、送信エコーと被検査材表面エコーと
の間の適切な位置に検出ゲートを設け、該検出ゲート内
のエコー高さを測定することにより、水中に存在づ′る
気泡や固形物を検出し、これら気泡や固形物の影響によ
る雑音に起因して生ずる探(n誤検出を防ILするよう
にした超音波探傷装置の雑音除去方法が開示されている
。 ところで、前記水浸法で行う超音波探傷方法に関して、
例えば「被破壊検査lI!を論、JSND 1編」には
、パルス反射式水浸超音波探(n方法の原理について、
以下の如く記載ざ机ている。 即ち、この方法を実施する際には、第3図(△)に示さ
れるように、内部欠陥10を右づる平板状の被検18月
である被検対象材12に水を湛えたホルダ14を接する
ようにする。超音波パルスSPは、ホルダ14に備えら
れる探触子16から送信され、水18を経て被検対象材
12表面からその内部に入射される。入射された超音波
パルスSPの一部は、内部欠陥10で反射され、又他の
一部は、被検深傷月12の底面12Bで反射されて、各
々エコー(反射波)パルスとなり再び水18を経て探触
子16により受信される。なお、第3図(B)中には、
受信されるエコーパルスに対応して探触子16から出力
される検出信号(以下、エコー信号という)の波形を対
応させて承り。図において、19は送信パルス信号20
は被検対象材12の表面12Aからのエコー信号、21
.22.23は底面12Bからのエコー信号群、24.
25.26は欠陥10からのエコー信丹群である。 又、これらエコー信号の大きさあるいは高さを選択して
測定するために、図に示されるような電子ゲート27.
28.29が用いられる。電子ゲート27は表面エコー
信号20を捉えるSグー1〜、電子ゲート28は欠陥エ
コー信号24.25若しくは26を捉えるFゲート、電
子ゲート29は底面エコー信号21.22若しくは23
を捉える13ゲートである。 上記の如き探触子16を有する超音波探傷装置1′?で
内部欠陥10の有無を判別する方法の1つに、被検対象
材12内の内部欠陥1oによって生ずる、−底面エコー
高さの減衰を検出することにより行う底面エコー減衰法
がある。この方法は、欠陥エコー信号を検出して探傷す
る方法よりもゲートの設定が容易なので、被検対象材1
2の厚さが薄いときに、特に有効な方法である。この方
法における欠陥の判別は、底面エコー信号の高さBが、
例えば底面の正常部からのエコー高さより5db(デシ
ベル)低く設定されたBゲートの閾値よりも下がった場
合に欠陥であるとして行う。 ところで、前記の如き底面エコー減衰法で被検対象材1
2中のごく小さな欠陥、例えば微小な介在物を検出しよ
うとする場合、内部欠陥10に対応して底面エコー高さ
Bが微小低下するのを捉えるために、Bゲートの閾値を
底面の正常部からの信号よりわずかだけ低く設定する必
要がある。 【発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、前記探触子16あるいは被検対象材12
を移動させて、連続的に走査し探傷する際には、検出さ
れる正常部からのエコー信号自体に変動あるいは雑音(
ノイズ)が存在し、底面エコー高さBが3〜4db変動
するため、微小な介在物による該底面エコー高ざBの例
えば2db程度の微小な低下を検出するのに必要とされ
るBゲートの微妙な設定ができないどう問題点を有して
いた。
、又は水柱を用いて、平゛板状の探10対象材の内部欠
陥、例えば内部の割れ、空洞、介在物等を検出する際に
好適な、超音波を液深IO材に入射して、超音波が反射
して生ずるエコーを検出することにより、被探傷材内の
欠陥を探傷するJr1音波探傷方法の改良に関する。 (従来の技術] 一般に、超音波探傷方法は、使用する超音波の波動様式
、入射の方法、探触子の溝造等により種々の方式に分け
られる。このような超音波パルスの中に探傷される対象
物に入射された超音波パルスの反射状況を利用する反射
パルス法があり、又、超音波を送受信する探触子と対象
材の間に、超音波伝達媒質として液体(主として水)の
大きな層を設けて探傷を行う水浸法がある。 又、従来より提案されている超音波探傷に関する技術に
は、例えば特開昭60−4855で開示された超音波探
傷装置がある。この装置は、被検体中から反射されてく
る反射エコーのレベルに応じてIHiiTレベルを設定
することにより、被検体中の欠陥の有無の判定をし、欠
陥が存在する」8合にはその位ド9と大きさとをJrt
測するようにしたものである。又、同様に特開昭57−
141551では、送信エコーと被検査材表面エコーと
の間の適切な位置に検出ゲートを設け、該検出ゲート内
のエコー高さを測定することにより、水中に存在づ′る
気泡や固形物を検出し、これら気泡や固形物の影響によ
る雑音に起因して生ずる探(n誤検出を防ILするよう
にした超音波探傷装置の雑音除去方法が開示されている
。 ところで、前記水浸法で行う超音波探傷方法に関して、
例えば「被破壊検査lI!を論、JSND 1編」には
、パルス反射式水浸超音波探(n方法の原理について、
以下の如く記載ざ机ている。 即ち、この方法を実施する際には、第3図(△)に示さ
れるように、内部欠陥10を右づる平板状の被検18月
である被検対象材12に水を湛えたホルダ14を接する
ようにする。超音波パルスSPは、ホルダ14に備えら
れる探触子16から送信され、水18を経て被検対象材
12表面からその内部に入射される。入射された超音波
パルスSPの一部は、内部欠陥10で反射され、又他の
一部は、被検深傷月12の底面12Bで反射されて、各
々エコー(反射波)パルスとなり再び水18を経て探触
子16により受信される。なお、第3図(B)中には、
受信されるエコーパルスに対応して探触子16から出力
される検出信号(以下、エコー信号という)の波形を対
応させて承り。図において、19は送信パルス信号20
は被検対象材12の表面12Aからのエコー信号、21
.22.23は底面12Bからのエコー信号群、24.
25.26は欠陥10からのエコー信丹群である。 又、これらエコー信号の大きさあるいは高さを選択して
測定するために、図に示されるような電子ゲート27.
28.29が用いられる。電子ゲート27は表面エコー
信号20を捉えるSグー1〜、電子ゲート28は欠陥エ
コー信号24.25若しくは26を捉えるFゲート、電
子ゲート29は底面エコー信号21.22若しくは23
を捉える13ゲートである。 上記の如き探触子16を有する超音波探傷装置1′?で
内部欠陥10の有無を判別する方法の1つに、被検対象
材12内の内部欠陥1oによって生ずる、−底面エコー
高さの減衰を検出することにより行う底面エコー減衰法
がある。この方法は、欠陥エコー信号を検出して探傷す
る方法よりもゲートの設定が容易なので、被検対象材1
2の厚さが薄いときに、特に有効な方法である。この方
法における欠陥の判別は、底面エコー信号の高さBが、
例えば底面の正常部からのエコー高さより5db(デシ
ベル)低く設定されたBゲートの閾値よりも下がった場
合に欠陥であるとして行う。 ところで、前記の如き底面エコー減衰法で被検対象材1
2中のごく小さな欠陥、例えば微小な介在物を検出しよ
うとする場合、内部欠陥10に対応して底面エコー高さ
Bが微小低下するのを捉えるために、Bゲートの閾値を
底面の正常部からの信号よりわずかだけ低く設定する必
要がある。 【発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、前記探触子16あるいは被検対象材12
を移動させて、連続的に走査し探傷する際には、検出さ
れる正常部からのエコー信号自体に変動あるいは雑音(
ノイズ)が存在し、底面エコー高さBが3〜4db変動
するため、微小な介在物による該底面エコー高ざBの例
えば2db程度の微小な低下を検出するのに必要とされ
るBゲートの微妙な設定ができないどう問題点を有して
いた。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、被探傷材中の小さな欠陥をも精度良く検出するこ
とのできる超音波探傷方法を提供することを目的とする
。
って、被探傷材中の小さな欠陥をも精度良く検出するこ
とのできる超音波探傷方法を提供することを目的とする
。
【問題点を解決するための手段】 。
本発明は、超音波を被探傷材に入射して、超音波が反射
して生ずるエコーを検出することにより、該被探傷材内
の欠陥を探傷するに際し、前記被検Iu 44の表面か
らの表面エコー及び底面からの底面エコーを検出し、底
面エコーの検出信号を表面エコーの検出信号で補償し、
補償された底面エコーの検出信号に基づき、前記被探傷
材内の欠陥状況を判断することにより、前記目的を達成
したものである。 (作用] 以下、本発明の原理について説明する。 例えば第3図(A>に示されるように被検1具材(被検
対象材12)の内部欠陥10を走査して探(!2づる際
に、探触子16で受信される反射パルス信号中に存在す
る、被検対象材12の底面の正常部から検出される底面
エコー21〜23は、通常変動している。この変動要因
を考察Jると、前記走査に伴ない生ずる被検対象材12
の振動やその表面に存在する欠陥が要因となる。これは
、前記1に動があると、被検対象材12が超音波パルス
の入q1方向に対してわずかに傾斜し、該パルスの経路
が垂直でなくなるため、前記底面エコーが減衰し、又、
前記表面欠陥があると、超音波パルスのエネルギーの一
部がその表面欠陥で散乱されて該パルスの入射エネルギ
ーを減少させ、前記底面工=1−が減衰してしまうため
である。 そこで、発明者らは底面エコーの検出信号の高δB(以
下、底面エコー高さBという)の変動が起こる際の、表
面エコーの検出信号の高ざS(以下、表面エコー高ざS
というンの変動に注目して、底面エコー高さBと同時に
該表面エコーflさSが変動することを見出した。この
場合、被検対象材12が振動して傾斜し、表面エコー高
さSが増減η゛ると、その表面に平行な底面からのエコ
ー高さ13も同時に増減する。又、前記表面欠陥にょる
超 ゛音波パルスエネルギーの散乱により、前記表面エ
コー高さSが減少すると同時に該パルスの入(IJエネ
ルギーも減少し、その結果底面エコー高さBの減少も同
時に起こる。従って、正常部におt〕る1)r1記底而
エコー高ざ8の変動については、同時に起こる表面エコ
ー高さSの変動によって補償ずれば除去することができ
る。 このような知見に基づき本発明はなされたものであって
、例えば以下の如き手順で超音波探傷を行う。 まず、被検対象材(被探傷材)に超音波パルスを入射し
、該超音波が反射して生ずるエコーを検出し、検出され
た表面エコーの例えば表面エコー高さSを検出すると共
に、底面エコーの例えば底面エコー高さBを検出する。 そして、前記表面1コーの検出信号により底面エコーの
検出信号を補にするため、例えば各々の信号高さS、B
の比S/BあるいはB、/Sの演算を行う。この場合、
比をとるだけで補償可/IIEであるため比較的簡易な
手順で底面エコー信号を補償することができる。なお、
上記のことから、本発明方法は、例えば前記の如く被検
対象材の走査に伴い、又、その表面に存在Tる欠陥によ
り、底面エコーの検出信号中に雑音〈ノイズ)が生ずる
のを、それと同時に雑音が生ずる表面エコーの検出信号
で補償するため、一種の相関技術に関するものであると
いえる。 補償された底面エコー信号例えば前記の如く)11停さ
れたB/SあるいはS/Bの値の変化量に対して闇値を
設け、その闇値を越えた変化が生じたときには被検対象
材中に内部欠陥が存在すると判断する。ここで、この闇
値と内部欠陥の種類を対応させた例を、前記底面エコー
高さBの補償をB/Sの演算により求めた値に対する場
合について、次の第1表に示す。なお、この場合の閾値
は、被検対象材の種類や探傷の条件等により、任意に選
ぶことができる。 第 1 表 又、前記の如き闇値を設けない場合においては、前記演
免されたS/B若しくはB/Sの埴そのものを、被検対
象材の内部欠陥状況を判断丈る指標とする。この場合、
同値を設ける必要がなく、1・°qIU設定のための機
器を要しないため、比較的簡易なす1構成でln記内部
欠陥状況を判断することができる。
して生ずるエコーを検出することにより、該被探傷材内
の欠陥を探傷するに際し、前記被検Iu 44の表面か
らの表面エコー及び底面からの底面エコーを検出し、底
面エコーの検出信号を表面エコーの検出信号で補償し、
補償された底面エコーの検出信号に基づき、前記被探傷
材内の欠陥状況を判断することにより、前記目的を達成
したものである。 (作用] 以下、本発明の原理について説明する。 例えば第3図(A>に示されるように被検1具材(被検
対象材12)の内部欠陥10を走査して探(!2づる際
に、探触子16で受信される反射パルス信号中に存在す
る、被検対象材12の底面の正常部から検出される底面
エコー21〜23は、通常変動している。この変動要因
を考察Jると、前記走査に伴ない生ずる被検対象材12
の振動やその表面に存在する欠陥が要因となる。これは
、前記1に動があると、被検対象材12が超音波パルス
の入q1方向に対してわずかに傾斜し、該パルスの経路
が垂直でなくなるため、前記底面エコーが減衰し、又、
前記表面欠陥があると、超音波パルスのエネルギーの一
部がその表面欠陥で散乱されて該パルスの入射エネルギ
ーを減少させ、前記底面工=1−が減衰してしまうため
である。 そこで、発明者らは底面エコーの検出信号の高δB(以
下、底面エコー高さBという)の変動が起こる際の、表
面エコーの検出信号の高ざS(以下、表面エコー高ざS
というンの変動に注目して、底面エコー高さBと同時に
該表面エコーflさSが変動することを見出した。この
場合、被検対象材12が振動して傾斜し、表面エコー高
さSが増減η゛ると、その表面に平行な底面からのエコ
ー高さ13も同時に増減する。又、前記表面欠陥にょる
超 ゛音波パルスエネルギーの散乱により、前記表面エ
コー高さSが減少すると同時に該パルスの入(IJエネ
ルギーも減少し、その結果底面エコー高さBの減少も同
時に起こる。従って、正常部におt〕る1)r1記底而
エコー高ざ8の変動については、同時に起こる表面エコ
ー高さSの変動によって補償ずれば除去することができ
る。 このような知見に基づき本発明はなされたものであって
、例えば以下の如き手順で超音波探傷を行う。 まず、被検対象材(被探傷材)に超音波パルスを入射し
、該超音波が反射して生ずるエコーを検出し、検出され
た表面エコーの例えば表面エコー高さSを検出すると共
に、底面エコーの例えば底面エコー高さBを検出する。 そして、前記表面1コーの検出信号により底面エコーの
検出信号を補にするため、例えば各々の信号高さS、B
の比S/BあるいはB、/Sの演算を行う。この場合、
比をとるだけで補償可/IIEであるため比較的簡易な
手順で底面エコー信号を補償することができる。なお、
上記のことから、本発明方法は、例えば前記の如く被検
対象材の走査に伴い、又、その表面に存在Tる欠陥によ
り、底面エコーの検出信号中に雑音〈ノイズ)が生ずる
のを、それと同時に雑音が生ずる表面エコーの検出信号
で補償するため、一種の相関技術に関するものであると
いえる。 補償された底面エコー信号例えば前記の如く)11停さ
れたB/SあるいはS/Bの値の変化量に対して闇値を
設け、その闇値を越えた変化が生じたときには被検対象
材中に内部欠陥が存在すると判断する。ここで、この闇
値と内部欠陥の種類を対応させた例を、前記底面エコー
高さBの補償をB/Sの演算により求めた値に対する場
合について、次の第1表に示す。なお、この場合の閾値
は、被検対象材の種類や探傷の条件等により、任意に選
ぶことができる。 第 1 表 又、前記の如き闇値を設けない場合においては、前記演
免されたS/B若しくはB/Sの埴そのものを、被検対
象材の内部欠陥状況を判断丈る指標とする。この場合、
同値を設ける必要がなく、1・°qIU設定のための機
器を要しないため、比較的簡易なす1構成でln記内部
欠陥状況を判断することができる。
【実施例1
以下、本発明に係る超音波探傷方法の実施例について詳
細に説明する。 この実施例は、第1図に示されるような構成を右し、探
触子16あるいは平板状の被検対象材12を移動させて
、連続的に走査しながらパルス反射式水浸超音波探傷を
行う超音波探傷装置でi3つる。 この超音波探傷装置は、前出第3図(A>に示した探触
子16を有し、該探触子16で受信される超音波エコー
によるパルス信号を増幅する増幅器32と、前出第3図
(B)に示したSゲートを設定するためのSゲート回路
34と、同じくSゲートを設定するためのSゲート回路
36と、各ゲート回路34.36に通過するエコー信号
を制御するタイミング回路38と、各々のグー1−回路
34.36で制限されたエコー信号を保持(ホールド)
して出力する各々のボールド回路40.42と、該ボー
ルド回路40,42出力の各々のエコー高さB、Sの比
、B/S若しくはS/Bを演算リーる除算器44と、こ
の演算信号と比較するための閾値を設定する設定器46
と、該閾値と除算器44出力の演算信号B/S若しくは
S/Bを比較づる比較器48と、を備える。 以下、実施例の作用について説明する。 第3図(Δ)に示されるように水18を伝搬されて被検
対象材12に入射した超音波パルスは、そこで反射され
てエコーパルスとなり再度前記探触子16に受信される
。受信されたエコーパルスの検出信号(エコー信号)は
、第1図に示す増幅器32で増幅された後、Sゲート回
路34に入力される。このSゲート回路34は、タイミ
ング回路38が制御することにより、入力信号から表面
エコー信号だけを通過させる。又、同様に、受信された
パルス信号はSゲート回路36に入力され、該Sゲート
回路36は、前記タイミング回路38がa、IJ 御す
ることにより、底面エコー信号だけを通過させる。 各々のゲート回路34.36の出力信号はボールド回路
40.42に入力され、ホールド回路40では表面エコ
ー高さSの値が、又、ホールド回路42では底面エコー
高さBの値が保持される。 これらホールド回路40,42で保持された各々のエコ
ーの高さS、8は除算器44に入力され、その比B/S
若しくはS/Bの演算がなされる。 この演等により底面エコー高さBの補償がなされる。 演算されて補償された信号は比較器48に導かれ、設定
器46から出力されるl?ii値と比較される。 この設定器46に設定される閾値は、例えば前出第1表
に示されるものとされ、同表に従い比較器48で欠陥の
判断が下される。なお、前記除0器44でB/Sを演算
した場合は、その値が前記閾値を下廻ったときに、S/
Bを演算した場合は、その値が前記国債を上廻ったとき
に内部欠陥を判断した信号を出力する。 ここで、実際の薄鋼板を超音波探傷したエコー15号を
本発明方法により補償するため、エコー信号に処理を施
した例を第2図に示す。なJ3この場合、前記薄rlI
J仮には、図中の符号50で示ず部分に内部欠陥が存在
した。 図から、底面エコー高さBがB/Sの演pにJ:つて補
償され、この補償により、前記if9鋼板の内部欠陥部
に対応する部分にだけ図中の符号50に示すような大き
な信号減衰が検出されることがわかる。又、その際、図
中の符号51.52.53の部分の各々のエコー高さS
、Bには変動が生じているが、それら信号の符号51.
52.53に対応する前記薄鋼板上の部分には、材料異
常か認められず、前記薄鋼板の振動による信号変化と判
断された。このことからも、本発明の有用性が理解でき
る。 なJ5、前記実施例においては、検出される底面エコー
信号及び表面エコー信号を処理するのにそのエコー高さ
に基づき処理していたが、エコーイ;:号を処理する際
の対象はエコー高さに限定されるものではなく、エコー
信号の大ぎざあるいはその他のものを対象にできるのは
明らかである。 又、その際、底面エコー信号を表面エコー信号で補償す
るのに、底面エコー高さBと表面エコー信Q 3の比B
/S又はS/Bを演算していたので、比較的簡易な手順
で底面エコーの検出信号を補値できる。しかしながら、
底面エコーの検出信号の補償方法はこれに限定されるも
のではな(、他の方法により前記底面エコーの検出信号
を補償できる。 又、前記実施例においては、被探傷物である薄tpI仮
等の平板状の探傷材上を連続的に走査しながら水浸で超
音波探1易する、パルス反射式水浸超音波方法による超
音波探傷装置について例示したが、被探傷材及び超音波
探傷装置はこれらのものに限定されず、他の被探傷材を
対象として探傷ツる他の超音波探傷方法による超音波探
傷装置で本発明を実施できることは明らかである。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、被探傷物を超音波
探傷する際に、探傷信号が変動しても、前記被探傷物の
内部に存在するごく小さな欠陥をら精度良く検出づるこ
とができるという優れた効果を有1Jる。
細に説明する。 この実施例は、第1図に示されるような構成を右し、探
触子16あるいは平板状の被検対象材12を移動させて
、連続的に走査しながらパルス反射式水浸超音波探傷を
行う超音波探傷装置でi3つる。 この超音波探傷装置は、前出第3図(A>に示した探触
子16を有し、該探触子16で受信される超音波エコー
によるパルス信号を増幅する増幅器32と、前出第3図
(B)に示したSゲートを設定するためのSゲート回路
34と、同じくSゲートを設定するためのSゲート回路
36と、各ゲート回路34.36に通過するエコー信号
を制御するタイミング回路38と、各々のグー1−回路
34.36で制限されたエコー信号を保持(ホールド)
して出力する各々のボールド回路40.42と、該ボー
ルド回路40,42出力の各々のエコー高さB、Sの比
、B/S若しくはS/Bを演算リーる除算器44と、こ
の演算信号と比較するための閾値を設定する設定器46
と、該閾値と除算器44出力の演算信号B/S若しくは
S/Bを比較づる比較器48と、を備える。 以下、実施例の作用について説明する。 第3図(Δ)に示されるように水18を伝搬されて被検
対象材12に入射した超音波パルスは、そこで反射され
てエコーパルスとなり再度前記探触子16に受信される
。受信されたエコーパルスの検出信号(エコー信号)は
、第1図に示す増幅器32で増幅された後、Sゲート回
路34に入力される。このSゲート回路34は、タイミ
ング回路38が制御することにより、入力信号から表面
エコー信号だけを通過させる。又、同様に、受信された
パルス信号はSゲート回路36に入力され、該Sゲート
回路36は、前記タイミング回路38がa、IJ 御す
ることにより、底面エコー信号だけを通過させる。 各々のゲート回路34.36の出力信号はボールド回路
40.42に入力され、ホールド回路40では表面エコ
ー高さSの値が、又、ホールド回路42では底面エコー
高さBの値が保持される。 これらホールド回路40,42で保持された各々のエコ
ーの高さS、8は除算器44に入力され、その比B/S
若しくはS/Bの演算がなされる。 この演等により底面エコー高さBの補償がなされる。 演算されて補償された信号は比較器48に導かれ、設定
器46から出力されるl?ii値と比較される。 この設定器46に設定される閾値は、例えば前出第1表
に示されるものとされ、同表に従い比較器48で欠陥の
判断が下される。なお、前記除0器44でB/Sを演算
した場合は、その値が前記閾値を下廻ったときに、S/
Bを演算した場合は、その値が前記国債を上廻ったとき
に内部欠陥を判断した信号を出力する。 ここで、実際の薄鋼板を超音波探傷したエコー15号を
本発明方法により補償するため、エコー信号に処理を施
した例を第2図に示す。なJ3この場合、前記薄rlI
J仮には、図中の符号50で示ず部分に内部欠陥が存在
した。 図から、底面エコー高さBがB/Sの演pにJ:つて補
償され、この補償により、前記if9鋼板の内部欠陥部
に対応する部分にだけ図中の符号50に示すような大き
な信号減衰が検出されることがわかる。又、その際、図
中の符号51.52.53の部分の各々のエコー高さS
、Bには変動が生じているが、それら信号の符号51.
52.53に対応する前記薄鋼板上の部分には、材料異
常か認められず、前記薄鋼板の振動による信号変化と判
断された。このことからも、本発明の有用性が理解でき
る。 なJ5、前記実施例においては、検出される底面エコー
信号及び表面エコー信号を処理するのにそのエコー高さ
に基づき処理していたが、エコーイ;:号を処理する際
の対象はエコー高さに限定されるものではなく、エコー
信号の大ぎざあるいはその他のものを対象にできるのは
明らかである。 又、その際、底面エコー信号を表面エコー信号で補償す
るのに、底面エコー高さBと表面エコー信Q 3の比B
/S又はS/Bを演算していたので、比較的簡易な手順
で底面エコーの検出信号を補値できる。しかしながら、
底面エコーの検出信号の補償方法はこれに限定されるも
のではな(、他の方法により前記底面エコーの検出信号
を補償できる。 又、前記実施例においては、被探傷物である薄tpI仮
等の平板状の探傷材上を連続的に走査しながら水浸で超
音波探1易する、パルス反射式水浸超音波方法による超
音波探傷装置について例示したが、被探傷材及び超音波
探傷装置はこれらのものに限定されず、他の被探傷材を
対象として探傷ツる他の超音波探傷方法による超音波探
傷装置で本発明を実施できることは明らかである。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、被探傷物を超音波
探傷する際に、探傷信号が変動しても、前記被探傷物の
内部に存在するごく小さな欠陥をら精度良く検出づるこ
とができるという優れた効果を有1Jる。
第1図は、本発明に係る超音波探傷方法の実施例の全体
4’i)成を示すブロック線図、第2図は、本発明によ
り超音波探傷した場合のエコー信号の例を示−vFl1
図、第3図(A)及び(B)は、本発明が適用される超
音波探傷装置の探触子周辺及びその検出するエコー信号
の例を示ず、一部線図を含む要部断面図である。 10・・・内部欠陥、 12・・・被検対象材(被探傷材)、 16・・・探触子、 20・・・表面エコー、2
1〜23・・・底面エコー、 24〜26・・・欠陥エコー、 27・・・Sゲート、 28・・・Eゲート、2
9・・・Bゲート、 34・・・Sグー1〜回路、
36・・・Bゲート回路、 38・・・タイミング回路
、40.42・・・ホールド回路、 44・・・除算器、 46・・・設定器、48・
・・比較器。
4’i)成を示すブロック線図、第2図は、本発明によ
り超音波探傷した場合のエコー信号の例を示−vFl1
図、第3図(A)及び(B)は、本発明が適用される超
音波探傷装置の探触子周辺及びその検出するエコー信号
の例を示ず、一部線図を含む要部断面図である。 10・・・内部欠陥、 12・・・被検対象材(被探傷材)、 16・・・探触子、 20・・・表面エコー、2
1〜23・・・底面エコー、 24〜26・・・欠陥エコー、 27・・・Sゲート、 28・・・Eゲート、2
9・・・Bゲート、 34・・・Sグー1〜回路、
36・・・Bゲート回路、 38・・・タイミング回路
、40.42・・・ホールド回路、 44・・・除算器、 46・・・設定器、48・
・・比較器。
Claims (1)
- (1)超音波を被探傷材に入射して、超音波が反射して
生ずるエコーを検出することにより、該被探傷材内の欠
陥を探傷するに際し、 前記被探傷材の表面からの表面エコー及び底面からの底
面エコーを検出し、 底面エコーの検出信号を表面エコーの検出信号で補償し
、 補償された底面エコーの検出信号に基づき、前記被探傷
材内の欠陥状況を判断することを特徴とする超音波探傷
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61051666A JPS62207957A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 超音波探傷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61051666A JPS62207957A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 超音波探傷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62207957A true JPS62207957A (ja) | 1987-09-12 |
Family
ID=12893203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61051666A Pending JPS62207957A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 超音波探傷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62207957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4914952A (en) * | 1985-10-11 | 1990-04-10 | Hitachi Construction Machinery, Co., Ltd. | Ultrasonic method for measurement of size of any flaw within solid mass |
JPH02150765A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 超音波探傷方法 |
JP2021047091A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 日立造船株式会社 | 超音波検査方法および超音波検査装置 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP61051666A patent/JPS62207957A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4914952A (en) * | 1985-10-11 | 1990-04-10 | Hitachi Construction Machinery, Co., Ltd. | Ultrasonic method for measurement of size of any flaw within solid mass |
JPH02150765A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 超音波探傷方法 |
JP2021047091A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 日立造船株式会社 | 超音波検査方法および超音波検査装置 |
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