JPS6220778Y2 - - Google Patents

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JPS6220778Y2
JPS6220778Y2 JP18460081U JP18460081U JPS6220778Y2 JP S6220778 Y2 JPS6220778 Y2 JP S6220778Y2 JP 18460081 U JP18460081 U JP 18460081U JP 18460081 U JP18460081 U JP 18460081U JP S6220778 Y2 JPS6220778 Y2 JP S6220778Y2
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JP
Japan
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valve body
center line
seat
flow path
valve
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JP18460081U
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JPS5889653U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、円筒状流路を有する弁箱に、流路
の中心線と直交する軸心を有する回転自在の円盤
状弁体を取付け、弁箱内周に設けたシート部のシ
ート表面に全閉状態において、弁体全周のシート
表面を密着させるようにしたバタフライ弁に関す
るものである。
[従来の技術] 従来この種のバタフライ弁は多数提案されてお
り、もつとも最近のものとして特公昭55−18297
号に開示されたものをあげることができる。ここ
には(a)その第1、第3図にその弁シート部は流路
の中心線に対して直交した円環状部を形成してい
るが、そのシート表面は傾斜しているものが、ま
た(b)その第2図には、シート表面は流路の中心線
を中心とする円筒形面となつているが、シート部
は傾斜しているものがそれぞれ開示されている。
[考案が解決しようとする問題点] バタフライ弁は全閉状態で弁箱シート表面と弁
体のシート表面が全面にわたつて密着する必要が
あり、それぞれのシート表面が部分的な密着状態
になると密着部分の接触面圧が過大となり、その
部分が焼付き現象などで損傷し、シール不良にな
るおそれがある。そのため、弁箱と弁体のシート
表面は、機械により所望の形状・寸法に精密に成
形加工する必要がある。ところで前記(a)(b)のもの
は、そのシート部又はシート表面がいずれも傾斜
している。
弁箱の成形加工に際して、(a)においては、シー
ト表面及び弁箱両端のフランジの接合面を同一芯
出状態のもとで、成形加工することが不可能で、
別々に芯出して成形加工する必要があり、そのた
め成形加工に多くの手数と時間を要し、また(a)(b)
ともにシート表面の成形加工は断続加工となるた
め、高い加工精度のものがえられにくく、仕上組
立工数が多くなるという欠点があり、さらに(a)(b)
ともシート表面が精密な円筒形面に形成されてい
るかどうかのシート表面の内径寸法測定にあたつ
ては、前記のようにシート表面又はシート部が傾
斜しているため、成形加工前に、別途寸法測定用
の座を弁箱内にシート表面と隣接して装着し、こ
の座の内周面をシート表面と面一となるように同
時に加工したうえ、シート表面の中心線と直交す
る線上においてその円周方向相対向する位置間の
距離(ここでは直径)を、インサイドマイクロメ
ータ、ダイヤルシリンダゲージなどの測定具で測
定し、測定の後、これら座等を除去しなければな
らず、作業が面倒となる欠点がある。
一方、弁体の成形加工に際しては(a)(b)ともに弁
体のシート表面が傾斜しているため、弁体を傾斜
させて芯出し加工しなければならず、芯出しに手
数と時間を要し、わずかの芯出し不良の手直に多
くの仕上組立工数を必要とし、さらにシート表面
の寸法測定にあたつては、シート表面が傾いてい
て基準となるものがなく、寸法測定に時間が多く
かかり正確な測定が期待できないという欠点があ
る。よつて上記の従来のものにおいては、シール
性の向上を期待することはできない。
また、(a)のものはシート部の流路内への突出量
が大きくなることを避けることができず、そのた
め流れに円滑さを欠いて圧力損失を大きくすると
いう欠点もある。
この考案は、シート表面の成形加工を容易にす
るとともに加工精度を高めることにより、全閉状
態でのシール性を向上させることを技術的課題と
する。
[問題を解決するための手段] 上記技術的課題を解決する手段は、弁箱のシー
ト部7を流路2の中心線3に対して直交する円環
状部に形成し、かつそのシート表面8は、中心線
3を中心とする円筒形面となつていて、その延長
面が弁箱1の両端の接合フランジ9の接合面10
と直交するようになつており、弁体6のシート部
12を弁体と一体に形成し、全閉状態において弁
体6の中心線11は、流路2の中心線3に対して
直交し、かつ前記シート部12の中心線14は、
中心線11に対して開放方向に傾斜していて、そ
のシート表面13が弁箱1のシート表面8と密着
するようにしたことである。
[考案の効果] 弁箱1の内周に設けたシート部7は、流路2の
中心線3に対して直交した円環状部になつてお
り、そのシート表面8は中心線3を中心とする円
筒形面となつていて、その延長面は接合フランジ
9の接合面10と直交するようになつているの
で、シート表面8と接合面10は機械加工に際
し、同一芯出状態で成形加工が行えるので、加工
工数が短縮され、しかもシート表面8の加工は連
続加工とすることができて、高い加工精度がえら
れるので仕上組立工数が大巾に短縮される。さら
にシート表面が流路の中心線を中心とする円筒形
面となつていて傾斜していないため、従来のよう
な寸法測定用の座を設け、寸法測定後に除去する
という面倒さから解放される。さらにシート表面
8は流路2内への突出量を小さく抑えることがで
き、流路内の流れを円滑に遂行し、圧力損失を少
くすることができるという効果もある。
また弁体6においては、全閉状態でその中心線
11が流路2の中心線3に対して直交し、かつそ
のシート部12の中心線14は、弁体の中心線1
1に対して開放方向に傾斜しているが、シート表
面は流路2の中心線3を中心とする円筒形面に形
成された弁箱1のシート表面8に密着するように
なつているので、弁体のシート表面13は弁体の
中心線11に直交して成形すればよく、弁体を傾
斜させることなく、弁体の中心線を基準として芯
出しして加工でき、また寸法測定にあたつては、
測定具を弁体の中心線11に平行にしてシート表
面を挟むことができるため、機械加工と寸法測定
が正確で、かつきわめて容易で、精度の高いもの
にすることができる。さらに、弁体のシート部1
2は弁体6と一体に形成されているため、損傷を
受けることが別体のゴムパツキングなどと比して
少なく、したがつて弁箱1のシート表面8と弁体
6のシート表面13は、全周と全巾の全面にわた
つて均一に密着するため、シール性が向上する。
[実施例] 図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
1は円筒状流路2を有する弁箱であつて、3は
流路2の中心線を示し、7は弁箱1の内周に該弁
箱1と一体で設けた弁箱シート部であつて、流路
2の中心線3に対して直交する円環状部を形成し
ており、そのシート表面8は中心線3を中心とす
る円筒形面に形成され、その延長面は弁箱1の両
端の接合フランジ9の接合面10と直交するよう
になつている。
6は円盤状の弁体を示し、中心線3と直交する
軸心5を有する弁軸4に固定され、この弁軸4は
図示しない適宜の駆動機構により第1図に示す全
閉位置と第2図に示す全開位置との間をほぼ90゜
の範囲にわたつて往復回動するようになつてい
る。弁体5は全閉状態において、その中心線11
は中心線3に対してほぼ90゜となつており、該弁
体の外周に一体に設けたシート部12の中心線1
4はαだけ中心線11より開放方向(第1図で右
方向)に傾斜していて、そのシート表面13が弁
箱1のシート表面8と密着するようになつてい
る。
この場合αは3〜5゜の範囲、すなわち中心線
14が開放方向において中心線3と形成する角度
は85〜87゜位いとするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の全閉状態におけ
る縦断正面図、第2図は、同上の全開状態におけ
る弁箱だけを縦断して示す正面図である。 1……弁箱、2……流路、3……流路2の中心
線、4……弁軸、6……弁体、7……弁箱のシー
ト部、8……シート部7のシート表面、9……フ
ランジ、10……フランジの接合面、11……弁
体6の中心線、12……弁体6のシート部、13
……シート部12のシート表面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状流路を有する弁箱に、流路の中心線と直
    交する軸心を有する回転自在の円盤状弁体を取付
    け、弁箱内周に設けたシート部のシート表面に全
    閉状態において、弁体全周のシート表面を密着さ
    せるようにしたバタフライ弁において、前記弁箱
    1のシート部7は流路2の中心線3に対して直交
    する円環状部を形成し、かつそのシート表面8は
    中心線3を中心とする円筒形面となつていて、そ
    の延長面が弁箱1の両端の接合フランジ9の接合
    面10と直交するようになつており、前記弁体6
    のシート部12は弁体と一体に形成され、全閉状
    態において該弁体6の中心線11は、流路2の中
    心線3に対して直交し、かつ前記シート部12の
    中心線14は中心線11に対して開放方向に傾斜
    していて、そのシート表面13が弁箱1のシート
    表面8と密着するようになつていることを特徴と
    するバタフライ弁。
JP18460081U 1981-12-11 1981-12-11 バタフライ弁 Granted JPS5889653U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18460081U JPS5889653U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 バタフライ弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18460081U JPS5889653U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 バタフライ弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5889653U JPS5889653U (ja) 1983-06-17
JPS6220778Y2 true JPS6220778Y2 (ja) 1987-05-27

Family

ID=29984893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18460081U Granted JPS5889653U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 バタフライ弁

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JP (1) JPS5889653U (ja)

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JPS5889653U (ja) 1983-06-17

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