JPS62204819A - 多流速電磁フイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は次に述べる問題点の解決を目的とする。

（産業上の利用分野）　この発明は流体中の浮遊物質（
以下ＳＳともいう）を除去するようにした電磁フィルタ
に関し、詳しくはフィルタメディアにおける全域でＳＳ
を捕捉できるようにした多流速電磁フィルタに関するも
のである。

（従来の技術）　流体中の不純物の除去設備、特に、製
鉄所の連続鋳造設備や圧延設備の排水のＳＳの処理設備
には、最近電磁フィルタが多く使用されるようになって
きた。それは、それら製鉄所の排水中のＳＳは鉄分など
の磁性体が多く含まれ、磁力でＳＳを除去する電磁フィ
ルタが適合しているからである。

しかしながら、従来の電磁フィルタは、そのフィルタメ
ディアを存置した場所の管体が第２図に示すように円筒
で入口３の側も、出口４の側も、共に同径であるために
流速一定であった。その為円筒の直径を小さくして流速
を速めた場合、磁性体のＳＳは捕捉できるものの非磁性
体のｓｓの多くは捕捉できなくそのまま通過する。その
逆に円筒の直径を大きくして流速を遅くした場合、磁性
体も、非磁性体の多くも捕捉できるものの、そのフィル
タメディアの入口３の側部分にのみＳＳが捕捉され、そ
の上方の出口４に近い部分はあまり効果を上げていない
、また、それがフィルタメディア５の目詰りの原因にも
なっている。

なお、第２図の１ｉ磁フイルタは周知の構成を示すもの
であり（例えば特開昭６０−１２５２１７号公報参照）
、その構成の説明は、第１図のものと同様の機能と考え
られる部分には同符号を付して説明を略した。

（発明が解決しようとする問題点）　この発明は上記従
来の問題点を除き、フィルタメディアの全域でもってＳ
Ｓを捕捉できるようにした多流速電磁フィルタを提供し
ようとするものである。

本願発明の構成は次の通りである。

（問題点を解決する為の手段）　本願発明は前記請求の
範囲記載の通りの手段を講じたものであってその作用は
次の通りである。

（作用）　フィルタメディアにおける入口側の流入断面
積に対して、フィルタメディアにおける出口側に向かう
ほど、流通断面積を大きくした。これによりフィルタメ
ディア内に入った流体の流速が出口側に向かうに伴って
徐々に小さくなる。そして、フィルタメディアの人口側
附近では捕捉し易い磁性体ＳＳが捕捉でき、出口側に向
かうに伴って比較的に磁力では捕捉し難いＳＳを順に捕
捉する。

（実施例）以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。１は流体を通過させる為の周知の構造の管体（通常
容器ともいわれる）を示し、２は流体の流路、３と、４
は流体（例えば製鉄所の排水）の入口と出口を示し、図
示外の管路に接続される。５は周知のフィルタメディア
を示し、磁界発生装置として例示するコイル６からの磁
界により磁化するものであればよい、１．８．９は順に
周知のポールピースとヨークを示し、コイル６で発生さ
せる磁束を効率よくフィルタメディアに伝達させる構成
であれば従来例の他の構造でもよい。

ポールピース７と８には夫々流体を通過させる為の大き
な孔１０が多数あけられている、ピース７の直径１２は
、ピース８の径１１に比較して著るしく小さくしである
。従って管壁１３は円錐台となる。よって、上記フィル
タメディア５における入口３例の流入断面積に対して、
上記フィルタメディア５における出口４側に向かうほど
、流通断面積は大きくフィルタメディア５内に入った流
体の流速が出口４偏に向かうに伴って徐々に小さくなる
ようにしである。

上記の多流速電磁フィルタＡの場合は、そのベッセル１
を円錐台にして下を小さく、上を大きくしたものである
０例えば、 （１２の部分の直径）　　：　　（１１の部分の直径）
＝１：２とした場合、 （下部の面積）＝（上部の面積）　＝ｌ　：　４となり
（下部の流速）：（上部の流速）−４：１となる。

故にフィルタの人口３に近い部分で４００ｍハで流入し
てきたものが徐々に流速が小さくなり、最後の出口４に
近い部分近くでは１００ｍ／ｈまで低下することになる
。それで磁性体ＳＳは上部近（で除去でき、比較的磁力
で捕捉しにくいＳＳは上部近くテ除去できることになる
。

（発明の効果）　以上のように本発明にあっては流体を
、管体１の入口３から管体１を通して出口４に向かわせ
る過程で、磁性発生装置６によって磁化されたフィルタ
メディア５によって、流体含有中のＳＳを捕捉すること
ができる効果があるは勿論のこと、 上記フィルタメディア５内に入った流体は、フィルタメ
ディアの構成が、上記フィルタメディア５における入口
３の側の流入断面積に対して、上記フィルタメディア５
における出口４の側に向かうほど、流通断面積を大きく
して、フィルタメディア５内に入った流体の流速が出口
側に向かうに伴って徐々に小さくなるようにしであるこ
とによって、流速は低下して、フィルタメディアの入口
３の側附近では捕捉し易い磁性体ＳＳが捕捉でき、出口
４の側に向かうに伴って比較的に磁力では捕捉し難いＳ
Ｓを順に捕捉する特長がある。このことはフィルタメデ
ィアの入口側から出口個迄の全域においてＳＳを捕捉す
ることになり、効率が高くなる画期的効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は縦断面図、
第２図は従来例を示す縦断面図。 １・・・管体、５・・・フィルタメディア、６・・・コ
イル。 ζＳ１１’Ｕ 第２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 流体を通過させるように一方に流体の入口を備え、他方
   に出口を備える管体内には、流体に含まれる浮遊物質を
   捕捉可能にフィルタメディアを納め、さらに上記フィル
   タメディアを磁化させうるように磁界発生装置が付設さ
   れている電磁フィルタにおいて、上記フィルタメディア
   における入口側の流入断面積に対して、上記フィルタメ
   ディアにおける出口側に向かうほど、流通断面積を大き
   く形成して、フィルタメディア内に入った流体の流速が
   出口側に向かうに伴って徐々に小さくなるようにしてあ
   ることを特徴とする多流速電磁フィルタ。