JPS6220433B2 - - Google Patents

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JPS6220433B2
JPS6220433B2 JP57051865A JP5186582A JPS6220433B2 JP S6220433 B2 JPS6220433 B2 JP S6220433B2 JP 57051865 A JP57051865 A JP 57051865A JP 5186582 A JP5186582 A JP 5186582A JP S6220433 B2 JPS6220433 B2 JP S6220433B2
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JP
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swivel
chamber
fluid
outlet
interface
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JP57051865A
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JPS58170585A (ja
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Donarudo Gifuin Maikuru
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Amtel Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、所謂ピツグと称する管孔掃除具を通
すことのできる流体回り継手すなわちスイベル装
置に関する。
[従来技術] 油槽船に原油を運搬するために用いられている
如き流体導管は、管孔掃除具即ちピツグを圧力流
体によつて導管へ強制的に通すことによつて清掃
出来る。このピツグは簡単な流体スイベル装置で
は容易に押し通され得るが、多室型の流体スイベ
ル装置にピツグを強制通過させる場合には困難が
生じる。この型の流体スイベル装置、例えばレー
デインの米国特許第3082440号の明細書に開示さ
れているスイベル装置は、該装置の固定部分と回
転部分との間に形成された1個若しくは複数の還
状の室を備えている。
[発明が解決しようとする問題点] この型のスイベル装置の室に入つたピツグが該
室周囲の無端の中に添つて移動し、出口には決し
て到達しないことがある。また、ピツグが室の出
口または室のその他の場所に固着した状態になつ
てしまい、圧力流体がピツグのまわりを単に流れ
通るに過ぎないこともある。従つて、ピツグが流
体スイベル装置の環状の室を通つて出口に達する
移動を確実にする装置の設置が望ましい。また、
そのような装置が流体スイベル装置の分解を妨害
しないことも望ましい。
そこで、本発明は、流体スイベル装置の分解を
妨害なく行うことができ、該装置の整備及び保守
を容易に行い得る流体スイベル装置の提供を目的
とする。
本発明の別の目的は、管孔掃除具が流体スイベ
ル装置の環状の室を通つて出口へ達する移動を確
実にする流体スイベル装置を提供することであ
る。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明によれば、管孔掃除具を通され得る流体
スイベル装置は、該装置が内スイベル部分と外ス
イベル部分とを有し、該外スイベル部分が前記内
スイベル部分を包囲して回転軸線を中心として回
転し得、前記2つのスイベル部分が境界面を画成
する隣り合つた面を有し、これら隣り合つた面が
概ね円形の横断面を有する環状の室を形成し、前
記内スイベル部分が前記室に接続された入口を有
し、前記外スイベル部分が前記室に接続された出
口を有し、該出口が前記環状の室に対して少なく
とも部分的に接線方向に延在しかつ上流部及び下
流部を有し、前記外スイベル部分が前記出口の下
流部にのみ位置しかつ前記境界面を越えることな
く前記環状の室を部分的に横切つて延在する管孔
掃除具転向装置を有することを特徴とする。
更に、本発明の別の観点によれば、管孔掃除具
を通され得る流体スイベル装置は、第1及び第2
のスイベル部分を有し、これらスイベル部分の一
方が他方のスイベル部分に対して回転軸線を中心
として回転し得、前記2つのスイベル部分が境界
面を画成する隣り合つた面をおのおの有し、これ
ら隣り合つた面が環状の室を形成し、前記第1の
スイベル部分が前記室へ流体を送る入口を有し、
前記第2のスイベル部分が前記室から流体を排出
する出口を有し、前記出口のすぐ下流側に位置し
た前記室の部分を通る流体の流れを少なくとも部
分的に遮断するため管孔掃除具転向装置が前記出
口の側に配置され、前記転向装置が前記第2のス
イベル部分に取付けられた弁を有し、該弁が前記
室内で可動の弁部材を有し、該弁部材は、それが
前記境界面を横切つて延びて流体の流れを阻止す
る閉鎖位置と、前記弁部材が流体スイベル装置の
分解の妨害を避けるため前記境界面よりも遠くに
延びない開放位置との間を移動するようにされて
いることを特徴とする。
上述の様に、本発明の流体スイベル装置では、
外スイベル部分の管孔掃除具転向装置が出口の下
流側にのみ位置しかつ環状の室を部分的に横切つ
て延在するものの2つのスイベル部分間の境界面
を越えて延在しないように構成されており、この
ため外スイベル部分及び内スイベル部分を互いに
支障なく分離して、装置を分解することができ
る。
また、本発明の別の観点による流体スイベル装
置では、管孔掃除具転向装置が第2のスイベル部
分に取付けられた弁を有し、該弁が室内で可動の
弁部材を有している。この弁部材はそれが境界面
を横切つて延びて流体の流れを阻止する閉鎖位置
と、弁部材が流体スイベル装置の分解の妨害を避
けるため境界面よりも遠くに延びない開放位置と
の間で移動するようになつており、弁部材を閉鎖
位置に保持することによつて管孔掃除具を環状の
室を通して出口まで確実に移動させることができ
る。
[実施例] 次に、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、多室流体スイベル装置10を示す。
この装置は油を油井から油槽船へ移送するための
沖合ターミナルで使用されるように構成されてお
り、複式生産物分配装置(MPDU)として一般に
呼ばれている。流体スイベル装置10は、錨留め
されたブイに支えられて海面上に位置する固定部
分12を有する。この固定部分12は、水中ホー
スを介して海床上の各種パイプラインに接続され
る。固定部分12は位置を変えることができ、ま
た、垂直軸線を中心として或る程度回転できるも
のの、無制限には回転できない。スイベル装置1
0は、ホースまたはパイプを介して船に接続され
る外側回転部分14を有する。外側回転部分14
は、係留された船の標動に追従して1対の軸受3
0により垂直軸線16を中心として無制限に回転
し得る。流体スイベル装置10は、回転軸線上に
位置した流体スイベル18を構成する軸線方向導
管(電気導体を担持するためにも使用され得る)
と、回転軸線のまわりに延在する環状の室20,
22および24を構成する3つの別の生産物流通
スイベルと、液圧流体を流通するために装置10
の頂部付近26に置かれた数個の追加のスイベル
とを含む複数個の独立した流体導管を連結してい
る。一つの装置では、室20が海底油井から船へ
原油を移送するために用いられ、室24は海底油
井から船へガスを移送するために用いられる。そ
して、室22は再注入のため船から油井へ水を移
送するために用いられる。ピツグが容易に通過し
得る軸線方向の流体スイベル18に加えて、本発
明に従つて3つの室20,22,24もピツグの
通過を可能にされている。多室流体スイベル装置
が破損または摩耗のおそれある多数の回転シール
を有し、かつ該装置は整備のため迅速な分解を可
能にするように構成されていることが判るであろ
う。装置の分解は各種のボルトをゆるめて取外し
たのち、回転部分14を持ち上げて固定部分12
から分離することにより達成される。
ピツグは典型的には丸められた先端を有する中
実のプラスチツク円柱体であり、その直径は清掃
さるべき導管の直径とほぼ同じである。ピツグは
その後方の流体圧力により導管を通して移動さ
れ、その結果、導管内に付着して最終的に該導管
を閉塞するおそれある物質をピツグがこすり取
る。多室流体スイベル装置の環状の室をピツグが
通過することは、達成困難であると考えられる。
その理由は、ピツグが環状室内に捕捉された状態
になり、出口へ到達し得ないからである。この様
な捕捉は、ピツグが室内部の連続した円に沿つて
移動するとき、または室の出口において捕捉され
るときに生じる。
第2図と第3図は室20の位置における流体ス
イベル装置の細部を示しており、原油はこの室を
通つて装置の固定部分12から回転部分14へ送
られる。固定部分12は油を受け入れるための入
口管36を有し、この入口管は環状の室20の入
口38につながつている。回転部分14は、室2
0の出口42から延びる出口管40を備えてい
る。固定部分12に対する回転部分14のいかな
る回転位置においても、油は矢印44と46とに
よつて示されるごとく室20に流れ入り、そして
室20から流れ出る。環状の室20を含む流体導
管は、参照符号48で示されるピツグを使用する
ことによつて清掃できる。ピツグ48は矢印44
で示された経路に沿つて室20に入り、室20を
まわり、矢印46に沿つて室20から出る。油は
装置10のいかなる回転位置において移送出来る
が、ピツグ通しは装置10がその360度の回転位
置のうち約30゜の範囲内にある間には実施される
べきでないことが理解されるであろう。第2図に
示された特定の向きにおいて、ピツグ48は環状
の室20へほとんど全部を清掃する。しかし、ピ
ツグ通しの主目的は典型的にはスイベル装置に至
るパイプとホース並びに該スイベル装置から導き
出されるパイプとホースを清掃することである。
そのような目的は、スイベル装置を通してピツグ
の移動を可能にすることによつて、一そう容易に
達成され得る。ピツグ通し可能の流体スイベル装
置は水中弁などを操作するのに用いられる工具の
通過をも可能にすることが理解されるであろう。
入口38を通つて環状の室20内へのピツグの
進入は、ピツグの背後に油圧が存在するため、止
められることはない。しかし、出口42を通して
このピツグを室20から確実に出すためには、注
意を払わなくてはならない。そのような注意は、
ピツグ48が室20を通る連続した円に沿つて単
に移動することを防ぐように、払われねばならな
い。さらに、油がピツグ48の後端を回つて通り
抜け、ピツグ48が出口42の下流部42dにお
いて停滞することを防ぐように、またはピツグ4
8が出口42の下流端で割れないように払われね
ばならない。出口42、ことにその上流部42u
が環状の室20の半径方向外方側部即ち周縁20
sに正接するように該出口を配向することによつ
て、ピツグの排出が容易になる。また、出口42
の直線状中心線50は、環状の室20の円形中心
線52と整合されている。環状の室20内を円状
に移動するものの、ピツグは円運動するように強
制されていないときには接線方向に運動する傾向
を有する。従つて、出口42の接続方向上流部4
2uは、ピツグ48の排出に対して最小の抵抗し
か与えない。出口の上流部という用語は、室20
内を正常方向に運動する流体に最初に出合う側を
意味する。この正常方向とは、入口38および出
口42が図面に示されている様に室20に対して
少なくとも部分的に接続方向へ向けられている場
合に、入口38と出口42が前記室20に対して
開いている方向である。
出口42を通るピツグの排出を促進するもう一
つの方法は、出口42の下流部42dに置かれた
突起54の形のピツグ転向装置を使用することで
ある。転向装置即ち突起54は、出ようとしない
ピツグの前端に当接して、それを出口へ転向させ
る働きを行なう。さらに、突起54は油が出口へ
流れないで環状室20の連続円に沿つて流れるこ
とを阻止し、かつ矢印56によつて示されている
逆方向へ油が流れてピツグを迂回することをも阻
止する。
第3図に示される様に、装置10の固定部分1
2は凹所60を有し、また回転部分14は凹所6
2を有する。これら2つの凹所60,62は、室
20を形成するように互いに向き合つている。回
転部分14の凹所62は、他方の凹所60よりも
かなり深い。従つて、スイベル装置10の固定部
分12および回転部分14間の境界面64は、環
状の室20の中心線52から距離Aだけ半径方向
へ隔つている。このため、突起54は環状の室2
0の幅員を横切つてその中間点を越えて突出し、
ピツグを充分に転向させて油の流れを阻止し、以
て室20の出口42への油の流れを容易ならしめ
る。固定部分12の凹所60は、室20の円形断
面の約1/3に亘つて延在する。回転部分の凹所6
2は半円形断面の部分を有し、かつこの半円形断
面部分につながる1対の直線部分66を有する。
これら直線部分66は、室20の入口および出口
においてピツグ妨害物として作用するおそれある
縁部分ができることを避けるために、設けられて
いる。固定部分12は密封カバー68を有し、密
封カバー68は回転部分14の直線部分66に整
合する位置において切り欠かれている。
スイベル装置10の回転部分14の直接部分6
6は、室20を円形の横断面から逸脱させるギヤ
ツプを画成する。しかし、室20は概ね円形の横
断面であり、前述のギヤツプは比較的小さい。従
つて、円形の横断面を備えたピツグ48の周囲か
ら逃げる油は、小量に過ぎない。ポリエチレンの
如き弾性プラスチツク材料のピツグは、導管を通
じて圧送される油の約7.03Kg/cm2(100psi)の圧
力を受ける際に相当な弾性を発揮し、ピツグの変
形された形状を正確に予測することは困難であ
る。ピツグの背後に圧送された流体が典型的な原
油の如き比較的高い粘性を有する場合には、ピツ
グはその周囲の相当な間隙にもかかわらず、導管
を通して効果的に圧送され得る。圧送された流体
が例えばガスの如くきわめて低い粘性を有する場
合、流体はピツグの周囲から容易に逃げる。従つ
て、ピツグを導管内で停滞させてしまうような大
きな間隙の形成を防ぐために、注意が払われなく
てはならない。
既に述べたごとく、第1図は示された環状の室
22は、海底油井内へ注入する水を圧送するため
に使用される。従つて、室22の入口は、流体ス
イベル装置10の固定部分12よりはむしろ回転
部分14に設けられる。第4図は、環状の室22
への入口74が該環状の室に対し接線方向に延在
することを示している。しかし、室22の出口7
6を環状の室に対して接線方向へ延在するように
作ることは容易ではない。矢印78によつて示さ
れた径路に沿うピツグの転向は、出口76の下流
部76dはそばの位置から環状の室22内へ延び
ている突起80によつて促進される。図示の突起
80は、出口76の中心線82まで円形断面のほ
ぼ半分にわたつて延びている。第2図および第3
図に示される流体スイベル部分の場合と同様に、
第4図の突起80はピツグの前部を出口内へ物理
的に転向させ、また突起80を通過する油の流れ
の遮断の助けとなるように作用する。そのため、
油が出口76内に流入し、かつ該油と共にピツグ
を搬送する。
第5図は、固定部分12の凹所84が回転部分
14の凹所86よりも深く、このため両部分間の
境界面88が環状の室22の中心線90から或る
距離だけ外方のところに位置することを示してい
る。このため、突起80は環状の室22を横切つ
てその中間点を越えて延在する。
第2図および第4図の実施例に示されている如
き、出口の中心線の下流側にのみ設けられた突起
を使用する代りに、出口管よりも小さい直径で、
環状の表から出口へ延びるスリーブであつて、室
内に位置するその端部が該室を完全に閉塞するよ
うな輪郭を備えたスリーブを設けることが可能で
ある。そのようなスリーブが、第2図に参照符号
Sで示されている。そのようなスリーブの一つの
問題点は、先ずスリーブ7を引込めなければ、流
体スイベル装置が回転部分14を固定部分12か
ら分離することで分解され得ないことである。出
口が回転部分14に形成されている第2図の環状
室の場合には、スリーブを引込めるための機構を
設けることが出来るものの、装置はこの設置によ
つて構造の複雑性を増す。半径方向内方の固定部
分12へ出口が延在している第4図に示された如
き流体スイベル装置の場合には、スリーブを引込
めるための機構の設置は、結果的に装置をより大
きくかつより高価にしてしまう。装置がより大き
くなる理由は、スリーブを引込める機構が固定部
分12の中空の中心区域91に特別の空間を必要
とするからである。そのような機構のための空間
を提供するために、幾分大きい中空の中心区域9
1が必要である。より大きな直径の流体スイベル
装置は、該装置のための費用を相当増加させる結
果になる。一方、第4図の突起80は境界面88
の内側に位置し、そのためスイベル装置の分解に
は部品の引込みを必要としない。この結果、出口
76から延びる出口管92は、エルボ92eを出
口76の直ぐ背後に有する実質的に連続した管の
形にされ得る。前述のエルボは、第1図に見られ
る如く管を下方へ延ばして、第1の連結フランジ
94を最下方の環状の室20より低く配置させる
ことを可能にする。導管へのピツグ通しを可能と
するためには、導管に鋭曲部を存在させないこと
が望ましく、通常は導管の内径よりも少なくとも
1〜1.5倍大きい最小ベンド半径をエルボに設け
ることが望ましい。
第6図と第7図には、転向装置102を含む流
体スイベル装置100の一部分が示されており、
この転向装置は流体スイベル出口106内へ矢印
104の方向に移動するピツグの一層信頼され得
る転向を可能にする。この流体スイベル部分の構
造は第2図および第3図に示されるものにかなり
似ており、固定部分110の凹所と回転部分11
2の凹所とによつて形成された環状の室108を
有する。この室108には固定および回転部分の
境界面114が有り、環状の室108の中心線は
円116上に位置している。ピツグ転向装置10
2は流体出口106の下流部106dのそばに位
置する突起120と、出口の下流部の位置におい
て環状の室108を遮断する遮断弁122とを有
する。
遮断弁122は、室108の内側において回転
部分112に取付けられた台124と、該台12
4に可動に保持された弁部材即ちフラツパ126
と、このフラツパを運動させる作動器128とを
有する。流体スイベル装置の通常の作動中、遮断
弁122は閉鎖されている。遮断弁122の閉鎖
は、作動器128の端部に在るねじプラグ130
を推進して作動器128を位置128Aまで動か
し、該位置において作動器がフラツパ126を閉
実位置126Aへ枢動することによつて達成され
る。作動器128は、プラグ130を回転させて
前進させ、回転部分112に形成されたねじ穴1
32に密閉係合させることによつて、閉鎖位置に
ロツクされる。閉鎖位置126Aにおいて、フラ
ツパ126は室108の境界面114を横切つて
延び、そのためほとんど全ての流体の流れを遮断
することが出来る。第7図から判るように、フラ
ツパは位置126Aに於て環状の室の輪郭に密着
するように、部分的に円筒形の部分134とリツ
プ部分136とを備えている。
流体を出口106内へ流入させる閉鎖された遮
断弁122と、出口の上流部106uを環状の室
の外壁に対し接線方向に位置させるような出口1
06の向きとの組合わせによつて、ピツグは出口
106内へ動かされる。出口106の下流側にお
ける突起120の存在は、ピツグが出口内へ進入
しかつ出口と室との交点において捕捉されないこ
とをより確実にする。出口106に対して事実上
整合されることなく運動しているピツグは、突起
120の丸められた端部によつて出口内へ案内さ
れる。突起120は、環状室の中心線116にさ
え達していない。この構造は、入口140が突起
120と閉じられた遮断弁122との間の空間1
42に開く位置までスイベル装置が回転されてい
る場合でも、入口140から出口106への流体
の流れを可能にするために使用される。遮断弁1
22が突起にきわめて接近して配置される場合に
は、より長い突起を用いることが出来る。
第6図の流体スイベル装置を整備のために分解
する場合には、ねじプラグ130が弛められて引
き抜かれ、作動器128を後退させる。弁部材即
ちフラツパ126は境界面144の後方の開弁位
置へ後退し、回転部分112の引き外しを妨げな
い。プラグ130が取外された状態で、作動器1
28の後端のロツドは穴132に弛く嵌合してい
る。しかし、この穴132から実質的な油の洩れ
はない。分解を準備するに先立つて、油(または
その他の流体)は流体導管から抜出されているか
らである。
第8図は、第4図の装置にやや類似の流体スイ
ベル装置を示している。この装置では、ピツグが
退去する出口150は該装置の内側部分152に
設けられている。しかし、ピツグ転向装置154
は出口150の下流部150dに位置する突起1
57のみならず、第6図および第7図に関連して
説明された遮断弁122に非常に似た構造と作動
の態様とを備える遮断弁156をも有している。
遮断弁156は第6図の遮断弁と同様に簡単な方
式で作動されることが出来、かつ転向スリーブを
収容するために出口150の延長を必要としな
い。この配置は、流体スイベルの半径方向内側部
分に出口が有り、またより長く内方へ突出するパ
イプ92の必要性がより大きい直径の流体スイベ
ル装置を要求し、その結果、コストが相当高くな
るであろう流体スイベル装置の場合に、特に重要
である。
以上説明された流体スイベル装置の各々は、回
転流体スイベルの大部分の回転位置において、ピ
ツグを通すことが可能である。しかし、約30゜の
角度にわたつてのみ、ピツグはピツグ転向装置に
当たつて捕捉または損傷される。前述の流体スイ
ベル装置は、風が船を正規に保持しかつピツグを
容易に通過させ得る位置に流体スイベル装置を向
かせるように、風の方向に就て正しい考慮を払つ
て設置される。かくの如き広い流体スイベル配向
範囲内では、流体が第6図に参照符号120を以
て示されるごとき突起と遮断弁122との間に捕
捉される傾向はない。勿論、流体が突起120と
弁122との間に捕捉される傾向のある正確な角
位置においてすら、流体は単に適度な抵抗増加を
以て突起120の周囲を流れて出口へ進入するこ
とが出来る。
流体スイベル装置10を含む沖合施設は、流体
スイベル装置を取り付けている同じブイ若しくは
プラツトホームに船を係留するための回転自在の
係船装置をも有するであろう。極めて軽い係留荷
重が予期される場合、係船装置は船まで延びる太
網を保持するためのはと目穴具130(第1図)
であり得るが、通常そのような係船装置は軸線1
6を中心として回転自在にブイ上に別個に取付け
られ、かつ頑丈なヨークを含んでいる。流体スイ
ベルの回転部分14は、環状室の出口42(第2
図)がめつたに入口38と整合されることがない
ように、係船装置に対して配向されることが好ま
しい(そのような整合を僅かに過ぎる回転は、ピ
ツグ転向装置によるピツグの捕捉を生じさせる可
能性がある。風と潮流の方向及び強さ、並びに船
が風と潮流との総合的影響下で押しやられる方向
について、特別の地理的位置に関する情報が入手
可能である。船が風と潮流との総合的影響下で取
る公算が最も小さい、該船の流体スイベル装置か
らのコンパス方位を決定することが出来る。参照
符号42で示す如き出口が参照符号38で示す如
き入口にめつたに実質上整合することがないよう
に(そのような位置においては、もし出口が該位
置を数度過ぎて回転するならば、ピツグが捕捉さ
れてしまうおそれがある)、且つ、船が風と潮流
の総合的影響下で取るであろう公算の最も小さい
位置に在る場合にのみ前述の整合位置に在るよう
に、流体スイベル装置の回転部分は前述の係船装
置に対して位置決めされる。実際には、係船装置
に対する流体スイベルの回転部分の方位は当初の
設計中に決定されることが出来、また固定部分の
方位は取られる公算が最小の位置においてピツグ
通し不可能の船舶方位を生じさせるように選ばれ
る。
このように、本発明はピツグを通過させること
の出来る多室流体スイベル装置を提供する。これ
はピツグの推進を確実にする概ね円形の横断面を
備えた環状の室を使用することと、流体とピツグ
が退去する環状室の出口の下流側に配置されたピ
ツグ転向装置を使用することによつて達成され
る。出口の上流側は、ピツグが出口へ進入するよ
うに転向されなくともピツグの遠心力とその直進
する傾向とによつて出口へ進入するように、環状
の室の周縁に対して接線方向へ配向されることが
好ましい。ピツグ転向装置は出口の下流側に配置
された突起を有することが出来、該突起はピツグ
を出口内へ転向させるように環状の室内に突出し
ている。突起はその引込みを要することなく流体
スイベル装置の分解を可能とするように、このス
イベルの固定部分と回転部分の間の境界面を越え
ない位置まで環状室の幅を部分的に横切つて延び
る。ピツグ転向装置は遮断弁を備えることが出
来、該遮断弁は大流量の流れの通過を阻止するた
めにスイベルの固定部分と回転部分の間の境界面
を横切つて運動し得る弁部材を有する。また、弁
部材は流体スイベル装置の分解を可能とするため
に、境界面の後方へ後退可能にされている。流体
スイベル装置の出口を備えた部分は他方の部分よ
りも深い凹所に形成されることができ、そのため
境界面が環状室のほぼ円形の横断面の中心から外
れて位置し、前述の突起及び/または遮断弁のた
めにより大きい空間が提供される。
以上、本発明の特定実施例を図示説明したが、
当業者にはそれらの修正および変更が容易であ
り、従つて特許請求の範囲の記載はそのような修
正並びに均等要素を全て包含すると解釈さるべき
である。
[発明の効果] 以上説明した構成により、本発明によれば、流
体スイベル装置を保守整備する際に内スイベル部
分及び外スイベル部分を互いに妨害なく分離して
装置を分解することができ、また管孔掃除具を環
状の室を通して出口まで確実に運動させることが
でき、この種の装置の使用寿命並びに経済性を大
きく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つて作られた多室流体スイ
ベル装置の一部断面斜視図、第2図は第1図の2
−2線に沿つて取られた図面、第3図は第2図の
3−3線に沿つて取られた図面、第4図は第1図
に4−4線に沿つて取られた図面、第5図は第4
図の5−5線に沿つて取られた図面、第6図は本
発明の他の実施例による流体スイベル装置の部分
断面図、第7図は第6図の装置の一部断面斜視
図、第8図は本発明の別の実施例による流体スイ
ベル装置の部分断面図である。 図面上、参照符号10は『多室流体スイベル装
置』、12は『固定部分』、14は『回転部分』、
20,22,24は『環状の室』、38は『入
口』、42は『出口』、48は『管孔掃除具即ちピ
ツグ』、42dは『下流部』、42uは『上流
部』、54は『突起』、60,62は『凹所』、6
4は『境界面』、102は『転向装置』、122は
『遮断弁』、126は『フラツパ』、128は『作
動器』を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 管孔掃除具を通され得る流体スイベル装置に
    おいて、該装置が内スイベル部分と外スイベル部
    分とを有し、該外スイベル部分が前記内スイベル
    部分を包囲して回転軸線を中心として回転し得、
    前記2つのスイベル部分が境界面を画成する隣り
    合つた面を有し、これら隣り合つた面が概ね円形
    の横断面を有する環状の室を形成し、前記内スイ
    ベル部分が前記室に接続された入口を有し、前記
    外スイベル部分が前記室に接続された出口を有
    し、該出口が前記環状の室に対して少なくとも部
    分的に接線方向に延在しかつ上流部及び下流部を
    有し、前記外スイベル部分が前記出口の下流部に
    のみ位置しかつ前記境界面を越えることなく前記
    環状の室を部分的に横切つて延在する管孔掃除具
    転向装置を有することを特徴とする流体スイベル
    装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の流体スイベル装
    置において、前記内及び外スイベル部分の前記隣
    り合つた面が概ね円形の横断面の室の一部分を形
    成する凹所をおのおの有し、前記外スイベル部分
    の前記面が円の半分以上を構成し、前記管孔掃除
    具転向装置が、前記回転軸線に対して半径方向に
    測定されたとき前記室の横断面の幅の半分以上を
    横切つて延びるが前記内スイベル部分と外スイベ
    ル部分との間の境界面より遠くには延びない突起
    を有することを特徴とする流体スイベル装置。 3 第1及び第2のスイベル部分を有し、これら
    スイベル部分の一方が他方のスイベル部分に対し
    て回転軸線を中心として回転し得、前記2つのス
    イベル部分が境界面を画成する隣り合つた面をお
    のおの有し、これら隣り合つた面が環状の室を形
    成し、前記第1のスイベル部分が前記室へ流体を
    送る入口を有し、前記第2のスイベル部分が前記
    室から流体を排出する出口を有し、前記出口のす
    ぐ下流側に位置した前記室の部分を通る流体の流
    れを少なくとも部分的に遮断するため管孔掃除具
    転向装置が前記出口の側に配置され、前記転向装
    置が前記第2のスイベル部分に取付けられた弁を
    有し、該弁が前記室内で可動の弁部材を有し、該
    弁部材は、それが前記境界面を横切つて延びて流
    体の流れを阻止する閉鎖位置と、前記弁部材が流
    体スイベル装置の分解の妨害を避けるため前記境
    界面よりも遠くに延びない開放位置との間を移動
    するようにされていることを特徴とする管孔掃除
    具を通され得る流体スイベル装置。
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JPS6361722U (ja) * 1986-10-13 1988-04-23
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