JPS62200925A - Ｔｄｍａ送信同期制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は時分割多元接続（以下、　ＴＤＭＡという）衛
星通信方式の従局における送信同期制御方式に関し、特
に、定常同期制御における従局送信バーストタイミング
を決定するための制御方式に関する。

〔従来の技術〕

ＴＤＭＡ衛星通信方式とは、複数の衛星通信地球局が１
つの衛星中継器を時分割的に共用して相互に通信を行な
う通信方式である。この通信方式では。

利用する衛星がたとえ静止衛星であっても各地球局との
間の若干の相対的な位置変動による影響は避けることが
できない。

第２図は、　ＴＤＭＡ衛星通信のフレームフォーマット
の概念図であシ、横軸に時間をとって各局から送信され
る信号が衛星中継器を通る時の時間的配列を示す。

この配列はＴＤＭＡフレームを１周期として繰シ返され
る。各局から送信される信号はバーストと呼ばれる断続
信号の形で送信され、衛星中継器の入力では各地球局か
ら到達したバースト状信号が。

相互に重ならない様に制御されていなければならない。

第２図において、Ａは基準バーストと呼ばれ、　ＴＤＭ
Ａフレームの基準となる同期信号を含んでいる。この基
準バーストは通信系に参加している多数の局の内から選
ばれた基準局から送信される。

Ｂ　、　Ｂ’　、　Ｂ’・・・は各局から送信されるバ
ースト状の信号を示し、Ｃは現在送信していない他の局
に割当てられたタイムスロットを示す。

衛星と各地球局との相対的な位置変動は各局と衛星との
間の電波伝播時間の変動として現われる。

従りて、この変動を補正するためひとたび同期が確立し
た後は、各地球局は次のようなフレーム同期、バースト
同期が必要である。すなわち、衛星中継器を通して受信
した自局同期信号と受信フレーム中における自局同期信
号に対する割当時間位置とを比較し、その誤差をなくす
ように送信タイミングを時々刻々修正することで、常に
正しいタイミングで衛星中継器入力に到達する様に制御
することが必要である。

送信バースト同期に関しては、現在、大きく分類して、
オープンルーズ方式とクローズドルーズ方式の２つに大
別されるが、精度良くバースト同期を維持するために、
クローズトループ方式が多く用いられている。クローズ
トループ方式には２つの方式がある。第１の方式は自局
送信バースト信号の衛星折シ返し信号を用いるループバ
ック制御方式であシ、その概念を第３図に示す。第２の
方式は基準局フィードバック制御方式であり、このフィ
ードバック制御方式は、第４図に示すように、自局送信
バースト信号を、衛星経由で基準局又は監視局によシそ
の同期誤差を測定し、その誤差情報を再度、衛星経由で
従局に送信し、従局はその基準局測定同期誤差情報によ
り送信タイミング制御を行なう。現在、これら２つの方
式はそれぞれのシステムに応じて使い分けられている。

以下余日 〔発明が解決しようとする問題点〕 ループバック制御方式は、送信タイミング制御に関する
処理を全て従局で行うことができるので。

基準局の制御機能を簡易化することができる。しかし、
自局送信信号を衛星ループバックで再受信一方、基準局
によるフィードバック制御方式は。

全ての従局に対する同期誤差測定を行い且つ、その誤差
情報を全従局に対してそれぞれ送信する必要がある。そ
のため、基準局の制御機能が複雑化するとともに、全従
局に対して同期誤差情報を送信するための伝送チャンネ
ル容量を確保しなければならない等、基準局として相当
に複雑な制御機能が要求され１回路が複雑になる欠点が
おる。

本発明は以上のような欠点を解消しようとするものであ
る。

以下余日 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、衛星通信用時分割多元接続（ＴＤＭＡ　）通
信方式における送信タイミング制御方式において、基準
局においては、従局のバースト位置誤差を測定して基準
局測定バースト位置誤差情報を出力する手段と従局の誤
り率測定手段とを有して誤り率があらかじめ定められた
値になると該当する従局に前記基準局測定バースト位置
誤差情報を送信し、従局においては、自局のバースト位
置誤差を測定する手段と自局の誤υ率測定手段と該誤り
率に応じて前記基準局からの基準局測定バースト位置誤
差情報と前記自局のバースト位置誤差情報のいずれかを
選択して出力する手段と該選択手段の出力にもとづいて
自局の送信タイミングを制御する手段とを有することを
特徴とする。

〔作　用〕

本発明による送信同期制御方式は、従局において衛星ル
ープバックによる自局受信同期信号が正常に受信されて
いる時、その自局測定バースト位置誤差情報によシ送信
タイミングを制御し、一方。

衛星ループバックによる自局受信同期信号が正常に受信
されなくなった時、基準局で測定された基準局測定バー
スト位置誤差情報に切替選択して送信タイミング制御を
行うものである。この時、基準局における該当従局のバ
ースト位置誤差測定は。

受信の基準局信号と従局信号のそれぞれのビット誤り率
を測定し、受信従局信号の誤り率が基準局信号の誤り率
に比して一定の基準レベル以下に劣下した時、基準局測
定バースト位置誤差情報を該当する従局に対して衛星経
由で送信する。すなわち、基準局よシ送信される基準局
測定バースト位置誤差情報は、全従局のうちの特定され
た従局に対するものだけであるため、その制御に必要な
基準局機能及び伝送チャンネル容量は、従来の基準局フ
ィードバック制御方式に比べて大巾に少なくすることが
でき、全体のシステムを簡易化することができる。

〔実施例〕

次に２本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例である。

従局ＥＳ、においては受信フレーム同期信号と自局受信
同期信号を用いて自局バースト位置誤差測定回路１１に
よシ自局測定バースト位置誤差情報を検出する。選択回
路１２は、自局測定バースト位置誤差情報と基準局ＥＳ
２よシ送信された基準局測定バースト位置誤差情報のう
ちいずれか一方を選択し、送信タイミング制御回路１３
によシ従局送信バーストタイミングを決定する。選択回
路１２測定し、これらの誤り率にもとづく判定回路１５
の判定結果による。

一方、基準局ＥＳ２においても、従局ＥＳ、と同様に、
従局バースト位置誤差測定回路２１．送信制御回路２２
．誤り率測定回路２３及び判定回路２４よ多構成される
。受信従局信号の誤り率がある基準以下に劣下すると、
送信制御回路２２が判定回路２４の出力にもとづいてそ
の従局に対するバースト位置誤差情報を送信する。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明は、従局において自局ルー
プバック制御方式と、基準局フィード・々ツク制御方式
の両方を選択しながら自局の送信タイミング制御全行う
ことによシ、降雨による受信レベルの低下時も、送信タ
イミング制御を安定に保持することが可能となり、基準
局の従局送信タイミング制御のために回路規模及び伝送
チャンネル容量も、従来の方式に比べて大巾に少なくす
ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＴＤＭＡ送信同期制御方式の実施例、
第２図はＴＤＭＡフレームのバースト構成例、第３図は
従来のループパンク制御方式を示した例。 第４図は従来の基準局フィードバック制御方式を示した
例である。 図中、ＥＳｌは従局、ＥＳ２は基準局、　ＳＳは衛星。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、衛星通信用時分割多元接続（ＴＤＭＡ）通信方式に
   おける送信タイミング制御方式において、基準局におい
   ては、従局のバースト位置誤差を測定して基準局測定バ
   ースト位置誤差情報を出力する手段と従局の誤り率測定
   手段とを有して誤り率があらかじめ定められた値になる
   と該当する従局に前記基準局測定バースト位置誤差情報
   を送信し、従局においては、自局のバースト位置誤差を
   測定する手段と自局の誤り率測定手段と該誤り率に応じ
   て前記基準局からの基準局測定バースト位置誤差情報と
   前記自局のバースト位置誤差情報のいずれかを選択して
   出力する手段と該選択手段の出力にもとづいて自局の送
   信タイミングを制御する手段とを有することを特徴とす
   るＴＤＭＡ送信同期制御方式。