JPS62200134A

JPS62200134A - 温水ボイラ−

Info

Publication number: JPS62200134A
Application number: JP4374086A
Authority: JP
Inventors: Yuji Yoshinari; 吉成　祐治; Osamu Tanaka; 収田中; Shunsuke Kadota; 門田　俊輔
Original assignee: Miura Co Ltd
Current assignee: Miura Co Ltd
Priority date: 1986-02-27
Filing date: 1986-02-27
Publication date: 1987-09-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は貯湯式の簡易温水ボイラーの改良に関するもの
である。

［発明の技術的背景とその問題点ｊ従来、貯湯式の簡易温水ボイラーとしては第６図のよう
な構造のものがあった。即ち、第６図に６いて符号（１
）は両端を閉塞板で封閉された外筒、（２）は外筒内に
挿設される内筒であって、外筒と内筒間に適度の容積を
もつ貯湯部（３）が形成される。

（９）は内筒内に挿設される燃焼筒であって、内筒（２
）と燃焼筒間に円環状の燃焼ガス流路（５）が下端部で
燃焼筒内に形成される燃焼室（８）と連通ずる状態で形
成される。燃焼ガス流路の下流端は貯湯部を貫通して設
けられる煙道画に連通している。（７）は内筒上部に設
けられる燃焼装置であり、＜１１）、Ｑ２）は貯湯部に
連通ずる給水口と出湯口である。このような構成におい
て、燃焼室で発生した燃焼ガスは燃獅ガス流路を高速で
流れ貯湯中の水と熱交換を行い低温となって煙道から系
外に排出される。一方、給水口より供給された水は内筒
からの熱伝達により高温となって出湯口よりユーザー側
に供給される。

しかしながら、このような従来の構成であると以下のよ
うな問題が生じる。

（１）　　燃焼ガス流路から貯湯部への熱伝達は燃焼ガ
ス流速の約０．８乗に比例するが、送風機その他の燃焼
機器の制限により、あまり速くづることができず、伝熱
効率の向上に限界がある。

（２）燃焼筒には冷却要素を含まないため過熱状態とな
り焼損の危険を含んでいる。

（３）　　このため、耐火＋Ｊｉ料が使用されることと
なるが、ボイラーの容量の割に高価となり、又、キャス
タブル等の耐火物を使用すると燃焼筒の重量が大きくな
り支持構造が複雑になる。

（４）　　製造時燃焼ガス流路となる内筒と燃焼筒との
隙間を一定に形成することが困難であり、燃焼ガス流れ
の偏りにより伝熱にバラツキが生じ品質の安定を図るこ
とが困難といった問題もある。

［発明の目的］本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであって、そ
の目的は伝熱効率の優れた、しかも耐久性のある簡易温
水ボイラーを提供することにある。

［発明の概要］上記目的を達成プるために本発明では、外筒と内筒間に
貯湯部を構成する温水缶において、該内向内側に遮蔽筒
を挿入し、内筒とＭ腋部との間に円環状の燃焼ガス流路
を形成し、この燃焼ガス流路にスペーサーフィン組立体
を配置づるとともに、遮蔽筒と対向させて、内筒の上部
に燃焼装置を設置したことを特徴とする。

［発明の実施例］以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて説明する
。第１図は本発明における一実施例の説明図である。図
面中の符号（１）は両端が閉塞板で封閉された外筒、（
２）は外商内に同心円状に設けられる内筒であって、内
筒と外筒間に貯湯部（３）が形成される。（４）は内筒
下端から挿設される有底筒状の井腋部であって、この遮
蔽筒上部の内筒内部と遮蔽筒の内部が燃焼室（８）に形
成され、内筒との間に適度の隙間の燃焼ガス流路（５）
が形成される。この隙間は送風機その他の燃焼機器の容
量と伝熱量とのバランスを考慮して決定される。遮蔽筒
底部は耐火材■で保護されている。（６）は燃焼ガス流
路に設けられるスペーサーフィン組立体であって好まし
くは内筒又は遮蔽筒のいずれか一方に溶接あるいはアル
ミ等の溶融金属層等にて固着されている。

該スペーサーフィン組立体は例えば帯状の「コｊの字形
のフィン（第２図）あるいは国々に独立した「コ」の字
形のフィン若しくは波形のフィン。

又は板状のフィン等であって、各フィンの表面が燃焼ガ
ス流れに平行となるように配列される。好ましくは第２
図のように適度の長さに成形し、１／′４ピツチずらし
た状態で多数に配列することが望ましい。（７）は遮蔽
筒と対向する側の内向端部より挿設される燃焼装置であ
る。（至）は燃焼ガス流路（５）に連通した状態で内筒
下端に設けられる煙道である。（１１）は貯湯部上部に
連通する給水口、（２）は貯湯部上部に連通ずる出湯口
である。

以上の構成においてその作用を説明する。温水ボイラー
を稼動にセラ１〜すると燃焼装置の働きにより燃焼を開
始する。燃焼室の燃焼ガスは燃焼の際に得られる運動エ
ネルギーにより、遮蔽同底部に向い、そこで反転上昇し
、−都連ｍ筒を加熱しながら内筒側燃焼室からの一部燃
焼ガスと合流して燃焼ガス流路に流入覆る。このとき遮
蔽同内部が燃焼室として動くので燃焼室を大きく形成す
ることができ燃焼調整が容易であり、又、リバースター
ン方式であるので未燃燃料が高温ガスにより加熱され完
全燃焼が容易である。燃焼ガス流路に流入したガスは内
筒とスペーサーフィン組立体のフィンとの接触伝熱によ
り温度を低下し、低温となって煙道に至り、系外に排出
される。−５給水口から流入した水は内筒を介して加熱
され高温となって出湯口よりユーザー側に供給される。

なお、遮蔽筒内外の燃焼ガスから受熱した遮蔽筒の熱は
スペーサーフィンの熱伝導作用により貯湯部の水の加熱
に使用され遮蔽筒が高温となって焼損づるといった危険
は少ない。又、燃焼ガス流路入口付近のスペーサーフィ
ンも高温ガスにざらされるが遮蔽間と同様の理由で過熱
焼損といつＩＣ心配も少ない。しかも、スペーサーフィ
ンの各フィン部分の形状を「コ」の字形あるいは波形等
とづることにより遮蔽間と内筒との熱膨張差に基づく応
力が吸収緩和され遮蔽筒等に過度の応力が発生せず亀裂
１ｅ４＠といった危険も低減される。又、スペーサーフ
ィンを多段に配列することにより、各ヒレには温度境界
層発達域における高熱伝達域を利用した前縁効果が得ら
れ優れた熱伝達を示づ。

第３図は他の実施例の説明図であって、遮蔽筒を有頂筒
状とし、頂部燃焼装置側に耐火材を設けた場合を示して
いる。第１図の場合においては燃焼ガス流路最下流部に
おいては遮蔽筒側が高温状態にあるので、燃焼ガスから
スペーサーフィンへの熱伝導が少なく十分な熱伝達を得
ることができなかったのに対し、上記のように遮蔽筒を
有頂筒状とづることにより、遮蔽筒からの伝熱がないた
め、低温となった燃焼ガスから十分な伝熱量が得られ、
伝熱効率の向上が図られる。他は、第１図と同様である
ので説明を省略する。

第４図はざらに他の実施例の説明図であって、遮蔽筒に
貯湯機能を持たせた場合を示している。

即ち、遮蔽筒は両端を閉塞板で封閉し、密閉タンク状に
形成されており、遮蔽筒下部に給水口αＤが設けられ遮
蔽筒内側上部と貯湯部下部とが連絡管（１４）で連通せ
しめられる。従って遮蔽筒内部空間を貯湯部として有効
に利用することができ負荷変動が大きい場合にも受容量
のボイラーで十分対応できる。他は第３図と同様である
のでその説明を省略する。

第５図も池の実施例の説明図であって、遮蔽間を燃焼室
と貯湯部との組合せく即ち第１図と第４図の組合せ）で
構成した場合について示している。

このように構成することにより、燃焼室の容積を適正に
選ぶことが容易となり又、燃焼ガス流路下流部において
は遮蔽筒からの加熱がなくなりスペーサーフィン組立体
に対する伝熱効率が向上する。

９お、遮蔽筒の燃焼室側底部は遮蔽筒の貯湯部の木によ
り冷却されているので耐火材は不及となる。

他の構成作用効果は第１図及び第４図と同様であるので
説明を省略する。

［発明の効果コ本発明は上記のように構成されているので下記のような
効果がある。

（１）遮蔽筒に燃焼室を形成じしめることにより全体の
燃焼室容積を適正容積に容易にしつるので、リバースタ
ーン燃焼と相俟って優れた燃焼性を得ることができる。

（２）　　内筒内に遮蔽筒を挿設しスペーサーフィンに
て燃焼ガス流路隙間を形成せしめる構成であるので均一
な高温燃焼ガス流路が容易に得られスペーサーフィンの
伝熱効果と相俟って伝熱効率の向上が図られる。

（３）スペーサーフィンは遮蔽筒が受熱した熱量を内筒
側に伝える機能をはたり為、遮蔽筒が過熱焼損づるとい
った事態を避けることが可能で遮蔽筒に特殊な耐火材が
不要である。

（４）シかも、遮蔽間は特殊な対熱性を要せず（例えば
耐火Ｈの内張りを要せず）軽量である上、遮蔽間をスペ
ーサーフィンを介して、内筒内に挿設する構成であるの
で製造が容易で製造コストも安くなる。

（５スペーサーフィンは「」」の字形あるいは波形等と
づることにより内筒と遮蔽筒間の熱膨張差に起因する熱
応力の緩和が可能で、ヒレ及び内筒・遮蔽間に亀裂が発
生−４６といった事態が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図はスペーサ
ーフィンの実施例の説明図、第３図、第４図、第５図は
それぞれ本発明における他の実施例の説明図、第６図は
従来の実施例の説明図である。（１）・・・外筒　　　　　　　（２）・・・内筒（３
）・・・貯湯部　　　　　　（４）・・・遮蔽筒（５）
・・・燃焼ガス流路（６）・・・スペーサーフィン組立体 ■・・・燃焼装置　　　　　（８）・・・燃焼室（９）
・・・燃焼筒　　　　　　側・・・煙）ｄｔｉｌ）・・
・給水口　　　　　　面・・・出湯口（ｊ・・・耐火材
　　　　　　０４）・・・連絡管特許出願人　　　　　
三浦工業株式会社第１図第２図第３図 ↓ 第４図第　５　図第６図 ↓

Claims

【特許請求の範囲】

外筒（１）と内筒（２）間に貯湯部（３）を構成する温
水缶において、該内筒内側に遮蔽筒（４）を挿入し、内
筒（２）と遮蔽筒（４）との間に円環状の燃焼ガス流路
（５）を形成し、この燃焼ガス流路（５）にスペーサー
フィン組立体（６）を配置するとともに、遮蔽筒（４）
と対向させて、内筒（２）の上部に燃焼装置（７）を設
置したことを特徴とする温水ボイラー。