JPS62199873A - 合成繊維、半合成繊維の改質加工法 - Google Patents

合成繊維、半合成繊維の改質加工法

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JPS62199873A
JPS62199873A JP4264686A JP4264686A JPS62199873A JP S62199873 A JPS62199873 A JP S62199873A JP 4264686 A JP4264686 A JP 4264686A JP 4264686 A JP4264686 A JP 4264686A JP S62199873 A JPS62199873 A JP S62199873A
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JP
Japan
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water
soluble
synthetic fibers
compound
examples
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Application number
JP4264686A
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English (en)
Inventor
一雄 佐藤
浜村 保
松村 昌成
一彦 石原
小森 正博
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合成繊維、半合成繊維の改質加工法に関する
ものである。
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル
系、ポリオレフィン系、ポリアセテート系などの合成繊
維、半合成繊維は均質であり、強度、耐久性、耐薬品性
などの物性が優れていることから、近年その生産量や需
要量は綿、ウール、絹などの天然#a維を上回るほどに
成長してきたが、吸水、吸湿性の不足や繊維表面の不活
性さや内部構造の緻密さに基づく接着性や染色性不足な
ど更に改良、改質が望まれる物性面も有している。これ
らの合成繊維、半合成繊維に対する改良、改質技術とし
ては、各種の目的、用途において種々の試み、提案がな
されているが、いまだ不充分なものが多い。
例えば、ポリエステル系、ポリアミド系繊維に耐久性の
ある吸水性を付与させるため、ポリエチレンオキサイド
釦を主体とする重合性化合物を後加工することが提案さ
れているが、それらのほとんどが分散染料での染色堅牢
度、特に摩擦堅牢度の著しい低下を伴うという欠点を有
しており、またこれらの化合物では実質的に吸湿性を与
えるまでには至らなかった。
また1合rs、mmの中で特にポリエステル繊維は構造
が緻密であり、官能基も少ないことからイオン性染料や
反応性染料で染色することができず、唯一染色可能な分
散染料ですら 130℃以上という高温下でしか染着し
なかった。この点については、アニオン基含有二塩基酸
又はそれらの誘導体などの共重合でカチオン染料可染型
ポリエステルやポリエチレンオキサイド鎖含有グリコー
ルなどの共重合により、ボイル染色を可能にならしむる
様に工夫した易染性ポリエステル繊維などが登場してき
ているが、これらは特殊原料の使用によるコストアップ
や強度などの物性面の低下を伴うことや低温染色化しえ
たとしても実質的には 100〜120℃の高温染色が
なされているのが実情である。
更には、タイヤコード、ベルトコード又は重711、合
成皮革製造時などの強化材として、ポリエステル系やポ
リオレフィン系等の合成繊維を利用する場合にそのta
g表面に官能基がないことやwI密な表面組織になって
いることのため各種樹脂類との接着性が乏しく、しばし
ば問題になっているのが現状である。
例えば、タイヤコードではゴムとの接着剤であるレゾル
シンフォルマリンラテックスとの親和性が悪いために、
各種の前処理が検討されているが、充分満足されるに至
っていない。
本発明は1合成繊維、半合成繊維本来の性質を損なわず
、合成繊維、半合成繊維表面の化学的改質で合成繊維の
吸湿、吸水性、保水性、染色性、他物質に対する親和性
、更には熱溶融性等を改質しようとするものである。
例えば1本発明は従来のポリエチレンオキサイド鎖を主
体とする化合物を用いて合成繊維に吸水性能を与えよう
とする場合に生ずる。
■吸水性は与えるが、吸湿性、保水性を与えるまでに至
らない、■染色堅牢度の低下が著しく染色堅牢度の良好
な染料を用いたものしか使用できない等の欠点を解決す
るためになされたものである。
更に、本発明改質技術は、合成繊維、特にポリエステル
表面を前記水溶性糖類を前記水溶性架橋剤で架橋被覆す
るため、ポリエステル表面にヒドロキシル基の付与が可
能となり1例えば反応性染料の如く100℃以下で、染
着可能な染料による染着を可能にし、また例えばレゾル
シン−ホルマリンラテックスとの接着性を容易にするた
めになされたものである。
更に本発明は合成繊維の持つ摩擦又は熱による溶融性、
及び触感を改良するためになされたものである。
本発明は、単糖類、オリゴ糖類、多糖類及びそれらの誘
導体の水溶性糖類と水溶性又は水分散性のブロック化ウ
レタン化合物及び/又は水溶性又は水分散性のエポキシ
化ウレタン化合物及び/又は水溶性又は水分散性のエチ
レンウレア基を有する化合物等の水溶性又は水分散性の
架橋剤成分とを配合して1合成繊維、半合成繊維の糸に
付着させ、後に熱処理を行なうこと、又は合成繊維、半
合成繊維布帛に付着させ、後に熱処理を行なうことを特
徴とするソフトな風合いを有する合成繊維、半合成繊維
用改質方法に関するものである。
本発明においては、水溶性オリゴ糖類、多糖類、及びオ
リゴ糖類、多糖類の誘導体と、水溶性又は水分散性のブ
ロック化ウレタン化合物及び/又は水溶性又は水分散性
のエポキシ化ウレタン化合物及び/又は水溶性又は水分
散性のエチレンウレア基を有する化合物とが使用される
。前記水溶性単糖類、オリゴ糖類、多糖類としては、例
えば、シヨ糖、トレハロース、ゲンチオビオール、マル
トース、スターチ、デキストリン、グアーガム、キトサ
ン等があげられる。
一方、オリゴ糖類、多糖類の誘導体としては、前記単糖
類、オリゴ糖類、多糖類と更に非水溶性のセルロース等
の多糖類に例えば、モノクロル酢酸、゛モノクロルエタ
ンスルホン醜を通常の方法により置換させた誘導体、又
はエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイドなどのフルキレンオキサイドを通常の方法
により付加させた誘導体、又はメチルクロライドを置換
させて成る誘導体、又はメチルクロライドを置換させ、
かつ上記アルキレンオキサイドを付加させた誘導体、又
は3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド、グリシジルアンモニウムクロライ
ドなどja換又は付加させて成る誘導体があげられる。
ナオ、セルロースにモノクロル酢酸を反応させた具体例
にはカルボキシメチルセルロースがあげられ、またアル
キレンオキサイドを付加させた具体例には、ヒドロキシ
エチルセルロース。
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブチルセル
ロースがあげられ、更にアルキレンオキサイド部分が重
付加されたものがあげられる。また、メチルクロライド
を置換させた具体例としては、メチルセルロースがあげ
られ、またメチルクロライドを置換させ、かつアルキレ
ンオキサイドを付加させた具体例としては、メチルヒド
ロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセ
ルロースがあげられ、また3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、グリシジ
ルアンモニウムクロライド等を置換又は付加させた具体
例としてはカチオン化セルロースがあげられる。
次に本発明に用いられる水溶性又は水分散性のブロック
化ウレタン化合物について説明する。
前記水溶性又は゛水分散性のブロック化ウレタンは、以
下の一般式で示される。
一般式(1) %式%) A:有機ポリイソシアネート残基 Y:熱処理によりイソシアネート基を再生するブロック
剤残基 脂:1.O,以上の整数 一般式(2) %式%) A:有機ポリイソシアネート残基 Y:熱処、理によりイソシアネート基を再生するブロッ
ク剤残基 Z:分子中に少なくとも1個の活性水素原子′  ある
(翫は少 なくとも1個のカチオン性基又はアニオン形成性基・を
有する化合物の残基 X:活性水素を2個以上有する化合物の残基又は活性水
素を2fI以上有する化合物と有機ポリイソレアネート
を反応させて成るプレポリマー残基 nm 2以上の整数 見 + 思= n ■20以上の整数 見:=1以上の整数 上記有機ポリイソシアネートとしては、一般のウレタン
製造に用いられるジフェニルメタンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート。
キシリレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチロー
ルプロパンのへキサメチレンジイソシアネートのトリ付
加体等が用いられる。
上記活性水素を2個以上合有す゛る化合物としては、通
常゛ウレタン製造に用いられるもの全てが使用でき1例
えば多価アルコール、ポリエステルポリオール、ポリエ
ーテルポリオール、第3級アミン基含有ポリオール、ジ
エチルVL醜等により4級化されたカチオン基を有する
ポリオール、特殊なものとしては、シリ・コンポリオー
ル、弗素ポリオールがあげられる。
前記有機ポリイソシアネートと前記活硅水素を2個以上
含有する化合物との反応は、通常のウレタンプレポリマ
ー製造と同様に実施され、イソシアネート基が過剰駿で
設定される。
上記熱処理により、イソシアネート基を再生するブロッ
ク剤としては、例えば、2級又は3級アルコール類、フ
ェノール類、I\ロゲン化フェノール類、オキシム類、
活性メチレン化合物、イミダゾール類、ラクタム類、!
I!亜硫酸塩があげられる。
これらブロック剤と前記有機ポリイソシアネート、又は
前記ウレタンプレポリマーとの反応は1通常の方法によ
り反応され、必要であればウレタン製造に用いられる触
媒を使用することができる。
前記分子中に少なくとも1個の活性水素原子及びポリエ
チレンオキサイド鎖を有する化合物としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ステ
アリルアルコール等のm個アルコール又は酢酸、ステア
リン酸等の一価有a酸又はフェノール、アルキルフェノ
ール等のm個フエノール等のエチレンオキサイド重付加
体があげられ、これらは通常の方法によりイソシアネー
ト基と反応させられる。
前記分子中に少なくとも1個の活性水素原子及び少なく
とも1個のカチオン性基を有する化合物としては1例え
ばジメチルアミノエタノールのジエチル!酸、ハロゲン
化アルキル等による四級化物があげられ、これらも同様
に通常の方法によりイソシアネート基と反応させられる
前記分子中に少なくとも1個の活性水素原子及び少なく
とも1個の7ニオン形成性基を有する化合物としては、
例えばアミノエタンスルホン酸、アミノ酢酸があげられ
、通常の方法によりイソシアネート基と反応させられる
なお、前記活性水素を2個以上有する化合物の中にも、
カチオン性基、アニオン性基を含有するものがあり、例
えばN−メチルジェタノールアミンのジエチル硫酸、ハ
ロゲン化アルキル等による四級化物、ジメチロールプロ
ピオン酸等があげられる。
一方、一般式(り又は(2)の膳=0において使用する
ブロック化剤が重亜硫酸塩以外の前記ブロック剤使用に
おいては、得られるブロック化ウレタン化合物は、疎水
性であるため、乳化、分散に用いられる通常の7ニオン
、カチオン。
非イオン活性剤を添加し、乳化1分散することを必要と
する。
更に、一般式(2)において、層= 0かつ使用するブ
ロック剤が重亜硫酸塩以外の前記ブロック剤使用におい
ては、前記ウレタンプレポリマーが親水性であり、かつ
反応して得たブロック化ウレタン化合物も水溶性又は水
分散性を与え得るために、ウレタンプレポリマー調整時
に使用する活性水素を2個以上有する化合物として、エ
チレンオキサイドの重付加されたポリエーテルポリオー
ル又は四級カチオン基を有するポリオール、例えば上記
N−メチルジェタノールアミンのジエチル硫酸、ハロゲ
ン化アルキル等による四級化物又はアニオン基を有する
ポリオール、例えばジメチロールプロピオン酸等を必須
とする。
次に本発明で用いられる水溶性又は水分散性のエポキシ
化ウレタン化合物について説明する。
前記水溶性又は水分散性のエポキシ化ウレタン化合物は
、以下の一般式で示される。
一般式(3) %式%) A:有機ポリイソシアネート残基 B:エポキシ環含有化合物残基 a、a’ :1.0以上 一般式(4) %式% A:有機ポリイソシアネート残基 B:エポキシ環含有化合物残基 X:活性水素を2個以上有する化合物の残基又は活性水
素を2個以上有する化合物と有機ポリイソシアネートを
反応させて成るプレポリマー残基 a: 1.0以上 b: 2.0以上 上記有機ポリイソシアネート及び活性水素を2個以上有
する化合物及びそれら、の反応によるウレタンプレポリ
マーの製造は、前記したプロッり化ウレタン化合物の説
明と同様である。上記エポキシ化合物としては、活性水
素を1個以上有し、かつ同一分子内にエポキシ基を1個
以上有する化合物があげられ、例えば、グリシドール、
多価アルコールとエピクロルヒドリンの反応物であり、
例えば、エチレングリコールのモノグリシジルエーテル
、トリメチロールプロパンのモノグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンのジグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールのモノグリシジルエーテル、ペンタエ
リスリトールのジグリシジルエーテル、ペンタエリスリ
トールのトリグリシジルエーテルなどがあげられる。こ
れらと前記有機ポリイソシアネート又は前記ウレタンプ
レポリマーとの反応は1通常のウレタン製造と同様な条
件、操作により反応される。
前記一般式(4)において、反応生成物を水溶性又は水
分散性とする場合には、使用する活性水素原子を241
以上有する化合物としては、エチレンオキサイドの重付
加されたポリエーテルポリオール又は4級カチオン基を
有するポリオール、例えば、N−メチルジェタノールア
ミンのジエチル硫酸、ハロゲン化アルキル等による四級
化物又はアニオン基を有するポリオール、例えばジメチ
ロールプロピオン酸等を必須とする。
一方、前記一般式(3)及び上記条件以外の前記一般式
(0においては、得られる反応生成物は疎水性であるた
め、乳化、分散に用いられる通常の7ニオン、カチオン
、非イオン活性剤を添加し、乳化、分散することを必要
とする。
次に本発明で用いられる水溶性又は水分散性のエチレン
ウレア基を含有する化合物について説明する。前記エチ
レンウレア基を有する化合物は、以下の一般式で示され
る。
一般式(5) %式%) A:有機ポリイソシアネート残基 C:エチレンウレア基含有化合物残基 a、a’:1.0以上 一般式(8) %式%) A:有機ポリイソシアネート残基 C:エチレンウレア基含有化合物残基 X:活性水素を2個以上有する化合物の残基又は活性水
素を2個以上有する化合物と有機ポリイソシアネートを
反応させて成るプレポリマー残基 a: 1.0以上 b: 2.0以上 上記有機ポリイソシアネート及び活性水素を2個以上有
する化合物及びそれらの反応によるウレタンプレポリマ
ーの製造は、前記したブロック化ウレタン化合物の説明
と同様である。上記イソシアネートとの反応により、エ
チレンウレア基を生成する化合物としては、例えば、エ
チレンイミンがあげられる。このものとイソシアネート
基との反応は1通常の方法により打機われる。
前記一般式(8)において、反応生成物を水溶性又は水
分散性とする場合には、使用する活性水素原子を2個以
上有する化合物としては、エチレンオキサイドの重付加
されたポリエーテルポリオール又は4級カチオン基を有
するポリオール、例えば、N−メチルジェタノールアミ
ンのジエチル硫酸、ハロゲン化アルキル等による四級化
物又はアニオン基を有するポリオール、例えばジメチロ
ールプロピオン酸等を必須とする。
一方、前記一般式(5)及び上記条件以外の前記一般式
(8)においては、得られる反応生成物は疎水性である
°ため、乳化、分散に用いられる通常の7ニオン、カチ
オン、非イオン活性剤を添加し、乳化1分散することを
必要とする。
次いで、前記水溶性オリゴ糖類、多糖類及びそれらの誘
導体等の水溶性糖類と以上で得られた水溶性又は水分散
性のブロック化ウレタン化合物及び/又はエポキシ化ウ
レタン化合物及び/又はエチレンウレア基含有化合物等
の水溶性又は水分散性の架橋剤成分との配合重量比は、
50750〜90/lの範囲、好ましくは50150〜
80/2Gとなるように設定される。配合する上記架橋
剤成分の重量比が上記以上に多い場合は、吸水。
吸湿、保水性加工を目的とした場合、性能が得られない
場合があり、また少ない場合は、洗濯又はモミ、シゴキ
などの物理的な力に対する耐久性が得られない、更に本
発明は上記ウレタン化合物を用いるため、得られる加工
布の風合いはウレタン的なソフトな弾性を有する。
本発明は1以上に記した水溶性オリゴ糖類、多糖類及び
それらの誘導体等の水溶性糖類と前記水溶性又は水分散
性のブロック化ウレタン化合物及び/又はエポキシ化ウ
レタン化合物及び/又はエチレンウレア基含有化合物等
の水溶性又は水分散性の架橋剤成分とを配合して、合成
繊維の糸に付着させ、しかる後に熱処理を行なうこと、
又は合成繊維布帛に付着させ、しかる後に熱処理を行な
うことにより、繊維上で架橋し1合成繊維、半合成繊維
の表面を化学的に改質して合成繊維、半合成繊維の吸湿
、吸水性、保水性、染色性、他基材との親和性、更には
熱溶融性のを改良等を与えるという目的を達成するもの
である。
なお、本発明改質法は、上記改質剤を合成繊維、半合成
繊維に対して0.1%owf以上の付若量で実施され、
更に熱処理は100〜240℃の範囲で実施される。
次に本発明による改質性が得られる理由について説明す
る。
耐久性については、前記水溶性糖類と前記水溶性又は水
分散性の架橋剤成分とが熱処理により架橋反応すること
によるものと考えられる。
吸水、吸湿、保水性については、前記水溶性糖類による
ものと考えられる。
更に染色堅牢度に優れる利点は1合成繊維、半合成繊維
の染色に用いられる染料と上記糖類との親和性不良によ
るものと考えられる。
染色性及び他基材、他物質との親和性については、前記
水溶性糖類と前記水溶性又は水分散性の架橋剤成分とが
熱処理により架橋反応し、合成#l!1.半合成繊維表
面を被覆するため、即ち合成繊維、半合成繊維表面に官
能基(上記糖類のヒドロキシル基)を付与するためと考
えられる。それにより、アニオン染料1反応性染料等で
の染色が可能になり、かつ他基材との親和性及び他物質
との反応性が向上又は可能となる。
合成繊維、半合成繊維の熱溶融性の改良については、熱
溶融性を有しない前記水溶性a類と前記水溶性又は水分
散性架橋剤成分とが熱処理により架橋反応し、合成繊維
、半合成繊維表面を被覆するためになされるものと考え
られる。
なお1本発明を実施するにあたり1種々の添加剤(柔軟
剤、帯電防止剤、浸透剤等)を併用しても良いことは当
然のことである。
以下本発明の方法を実施例に基づき説明するが1本発明
はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。
配合例1 ヒドロキシプロピルセルロース(品名HPC−L日本曹
達■社製)50部に水450部添加し、溶解し、溶液と
した。
次に上記溶液に水溶性ブロック化ウレタン化合物(品名
エラストロンF−2915%品、第一工業製薬■製)3
3部、触媒としてエラストロンキャタリスト−32(第
一工業製薬■製)1.0部、 5%重曹水溶液 1.0
部を添加して混合し、樹脂分10.27%のセルロース
誘導体と水溶性ブロック化ウレタン化合物配合溶液を調
整した。
配合例2 配合例1と同様のセルロース誘導体50部に水450部
添加し、溶解し、溶液とした。
次に上記溶液に水溶性ブロック化ウレタン化合物(品名
エラストロンD−101825%品、第−工業製薬−製
)20部、エラストロンキャタリスト−322,0部を
添加して、樹脂分10.54%のセルロース誘導体と水
溶性ブロック化つレタン化合物の配合溶液を調整した。
配合例3 置換度0.6のヒドロキシプロピルスターチ50部に水
450部添加し、溶解し、溶液とした。
一方、以下構造の水溶性エポキシ化ウレタン化合物5f
fl添加し、樹脂分10.89%のスターチ誘導体と水
溶性エポキシ化ウレタン化合物の配合溶液を調整した。
配合例4 配合例3と同一のスターチ誘導体の水溶液を配合例3と
同様に調整した。(スターチ誘導体 50部、水 45
0部) 一方以下の構造のエポキシ化ウレタン化合物(ジオキサ
ン溶液8,0%品)を合成し、そのもの50部に非イオ
ン活性剤6.0部(ノイゲンEA−150、第一工業製
薬■製)を添加し、混合した後、水 108部を徐々に
添加し、その後ホモミキサーにて強制攪拌し、固型分2
5%の乳化分散液を得た。
次に前記スターチ誘導体500部(10%液)に、上記
で調整した乳化分散液4部を添加配合し、樹脂分10.
12%のスターチ誘導体と乳化分散エポキシ化ウレタン
化合物の配合溶液を調整した。
配合例5 置換度1.50のメチルセルロース50部に水450部
を添加し、溶解し、溶液とした。
次に、以下構造の水溶性エチレンウレア基含有化合物4
.0部を添加し、樹脂分10.71%のセルロース誘導
体と水溶性エチレンウレア基含有化合物の配合溶液を調
整した。
H2 l2 C)12 −CONH−+cH2ヒ6NHcONlH2 配合例6 白色デキストリン50部に50℃温水450部を添加し
、溶解し、溶液とした。
次に上記溶液に水溶性ブロック化ウレタン化金物(品名
エラストロンF−2915%品、第一工業製薬■製)3
3部、触媒としてエラストロンキャタリスト−32(第
−工業製薬輛製)10部、5%重曹水溶液1.0部を添
加し、樹脂分10.27%のデキストリンと水溶性ブロ
ック°化ウレタン化合物配合溶液を調整した。
・  実施例1〜6 配合例1〜6で得られた配合溶液を更に樹脂分2%にな
るように水で稀釈し、処理浴を調。
整した。
得られた処理浴にポリエステルジャージ染色布を浸清し
、マングルで均一に絞り(絞り率100%)、ベーキン
グ機にて 100℃にて3分間前乾燥した後、 140
℃にて 1分間熱処理し吸水性を測定した。
更に洗濯による吸水性の耐久性についても測定し、その
結果を第1表に示す。
配合例1〜6で得られた配合溶液がそれぞれ実施例1〜
6に相当する。
(吸水性) JI910798 (バイシック法)により評価。
(吸水性の耐久性、) 中性洗剤2g/lを含む洗濯浴を用い、浴比1:30で
家庭用洗WIaを用いて40℃で60分間洗濯後、40
℃にて60分間すすぎ、脱水。
乾燥し、上述の吸水性を評価。
比較例1 式: %式% で表わされる改質剤11脂分100%)を用いて処理浴
の樹脂分濃度が2%となるように下記組成を有する処理
浴を調整した。
(あ理浴組成) 前記改質剤         2.0部過硫酸アンモニ
ウム     0.1部水             
        97.9部上記の処理浴に、実施例1
で使用したのと同じのポリエステルジャージ染色布を浸
漬して絞り(絞り率100%)、温度100℃にて 5
分間処理したのち 目0℃にて 1分間ベーキングし、
実施例1と同様にして評価した。それらの結果を第1表
に示す。
第1表 実施例7〜12 実施例1〜6と同様の操作により、樹脂分5%になるよ
うに水で稀釈し、実施例1〜6と同様の操作により、ポ
リエステルジャージに付着させ、熱処理を行ない、保水
性を測定した。結果を第2表に示す。
なお、配合例1〜6で得られた配合液を用いたものが、
それぞれ実施例7〜12に相当する。
〔保水性〕
処理されたポリエステルジャージ縦横20×20aIを
常温水中に 1時間浸漬後、洗濯機にて2分間脱水を行
い、!lfuを測定し以下式より保水性とした。
脱水後重量−浸漬前ffi量 保水性=              x  to。
浸漬前重量 〔保水性の耐久性〕 実施例1〜6と同様の操作により、洗濯操作を行ない、
保水性測定を行なった。
比較例2 比較例1と同様の操作により、樹脂分5%になるように
水で稀釈し、比較例1と同様の操作により、ポリエステ
ルジャージに付着させ、熱処理を行ない、実施例7〜1
2に示す保水性及び耐久性の評価をした。結果を第2表
に示す。
第2表 実施例13〜18 実施例1〜6で得られた樹脂加工後のポリエステルジャ
ージ染色布の摩擦堅牢度の評価をJI3084θ法によ
り行った。結果を第3表に示す、(実施例13〜18は
それぞれ実施例1〜6に相当) 比較例3 比較例1で得られた樹脂加工後のポリエステルジャージ
染色布の摩擦堅牢度を実施例13〜18と同様に測定し
、その結果を第3表に示す。
第3表 実施例19〜24 配合例1〜6で得られた配合液を、それぞれfa径10
amのテフロンコーティングシャレーに樹脂分が3.0
gとなるように入れ、−夜風乾後、80℃にて3時間乾
燥、140℃にて10分間熱処理し、硬化皮膜を得た。
その後、これら硬化皮膜の25℃、湿度90%における
吸湿性を測定した。結果を第4表に示す。
比較例4 比較例1で使用した改質剤3.、Og 、過硫酸アンモ
ニウム(1,15g及び水10gを用い、実施例19〜
24と同様に硬化皮膜を作成し、吸湿性を測定した。結
果を第4表に示す。
第4表 実施例25〜30 実施例1〜6で得られた配合液を更に樹脂分10%にな
るように水稀釈した。これら処理液をポリエステルフィ
ラメント糸(75デニール/3Bフィラメント)にki
ssローラーを用いて、樹脂分4%付着させた後に、ベ
ーキング機にて100℃、3分間前乾燥した後、 14
0℃にて1分間熱処理を行った後、処理されたポリエス
テルフィラメント糸を筒編機にてニットに仕上げ、その
ニット布の吸水性及び洗濯による耐久性を実施例1〜6
と同様に測定した。
結果を第5表に示す、(実施例25〜30が配合例1〜
6に相当) 第5表 実施例31〜36 配合例1〜6の配合液を水稀釈して樹脂分10%になる
ように調整した。
得られた処理浴にポリエステルジャージ白布を浸漬マン
グルで絞り(絞り率 100%)。
ベーキング機にて 100℃にて3分間乾燥し、後に 
140℃にて 1分間熱処理し、反応性染料による染色
テストを行った。
更に上記操作により反応性染料にて染色したポリエステ
ルジャージを実施例1〜6に示す洗濯条件にて洗濯を行
った。それらの結果を第6表に示す。
反応染料による染色条件 浴   比    1 : 50 無水芒硝  30g/l 染料 旧kcacion Br1lliant Red
 B4%owf  (三菱化成社製) ソーダ灰  lO%awf 染色熱条件 無水芒硝 染 料 →35℃→ (20分)→85℃ (SO分)
→湯洗加工布 ソーダ灰 第6表 (注)染色状態 最良O← →×不良 (全く染色されていない) 以上の如く加工布は 反応性染料で染色され、かつ洗濯
による耐久性を有するものであった。
実施例37〜42 実施例31〜36の処理液にナイロンコードを浸漬し、
樹脂分村若量的2.0%とした後、120℃、 3分間
乾燥した0次にこの乾燥コードをRFL (レゾルシン
−ホルマリン−ラテックス)に浸漬し、RFL固型分付
着量約3.0%となるように調整の後、 200℃、 
2分間熱処理した。ついで、この処理コードを天然ゴム
に埋込み、 150℃30分間加熱した後。
剥離強度並びに引抜強度及び曲げ硬さを測定した。また
、比較のためRFL (付着量的5%)のみで処理した
時の剥離、引抜強度1曲げ硬さを測定し、これをブラン
ク(100)とした時の指数により第7表に結果を示す
第7表 第7表より、ブランクに対して明らかに強固な接着が得
られることがわかる。
実施例43〜48 実施例31〜36の処理液にポリエステルジャージを浸
漬しマングルで絞り(絞り率 100%)、ベーキング
機にて120℃にて1flfl乾燥し、その後150℃
にて2分間熱処理を行った。
該加工布を回転数150Orpm 、ローラー表面速度
7m/sinのスピードで回転する木製ロール(桜の水
使用)に接触圧 1.0kgで加工布を接触させ、溶融
し、穴があくまでの摩擦溶融時間を測定した。結果を第
8表に示す。
第8表 実施例49〜54 実施例1〜6で調整された処理浴にナイロンタックを浸
漬し、マングルで均一に絞り(絞り率60%)、実施例
1〜6同様に熱処理を行ない、吸水性及び洗濯による吸
水性の耐久性を実施例1〜6と同様に測定した。それら
の結果を第9表に示す。
なお、実施例49〜54が配合例1〜6の配合溶液にそ
れぞれ相出する。
f59表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 単糖類、オリゴ糖類、多糖類及びそれらの誘導体の水溶
    性糖類と熱処理によりイソシアネート基を再生するブロ
    ッキング剤でブロック化され、かつ分子中に2個以上の
    ブロック化されたイソシアネート基を有する水溶性又は
    水分散性ブロック化ウレタン化合物及び/又は分子中に
    2個以上のウレタン基を有し、かつ分子中に2個以上の
    エポキシ基を有する水溶性又は水分散性のエポキシ化ウ
    レタン化合物及び/又は分子中に2個以上のエチレンウ
    レア基を有する化合物又は分子中に2個以上のエチレン
    ウレア基を有し、かつ2個以上のウレタン基を有する化
    合物の水溶性又は水分散性の架橋剤成分を配合し、合成
    繊維、半合成繊維の糸に付着させ、又は合成繊維、半合
    成繊維布帛に付着させ、後に熱処理を行なうことを特徴
    とする合成繊維、半合成繊維の改質加工法。
JP4264686A 1986-02-17 1986-02-26 合成繊維、半合成繊維の改質加工法 Pending JPS62199873A (ja)

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DE3705025A DE3705025C2 (de) 1986-02-17 1987-02-17 Mittel und Verfahren zur Oberflächenbehandlung von synthetischen oder halbsynthetischen Textilfasermaterialien

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JP4532758B2 (ja) * 2001-02-20 2010-08-25 日華化学株式会社 多孔性構造体の製造方法

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