JPS62199775A - 向流拡散によるフイルム中の金属中間膜 - Google Patents

向流拡散によるフイルム中の金属中間膜

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JPS62199775A
JPS62199775A JP62010127A JP1012787A JPS62199775A JP S62199775 A JPS62199775 A JP S62199775A JP 62010127 A JP62010127 A JP 62010127A JP 1012787 A JP1012787 A JP 1012787A JP S62199775 A JPS62199775 A JP S62199775A
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interlayer
metal
polyimide
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ルイス・エドワード・マンリング
ステイーブン・マズア
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフィルム中の中間膜(1nterlayer)
としての金属の沈積に関する。
[従来の技術] 有機重合体フィルムは、導電率、吸光度または光学反射
能などの性質が要求される種々の実際の応用のためにし
ばしば金属と組合せられる(金属化される)。フィルム
作製に先立って金属粒子または金属前駆体(金属塩など
、例えば、A、K。
St、  C1air  and  L、 T、 Ta
ylor、  J。
Appl、  Po1y、  Sct、、Vol、 2
8.2393−2400(1983)  および A 
、 A uerbach、  J 。
E lectrochem、  S oc、、937.
 (19B4)  を参照)を重合体溶融物、溶液また
はラテックスとブレンドする方法と、金属を既に存在す
るフィルムと組合せる方法とに大別できる。後者の方法
は、フィルムの片面のみを金属化する方法(例えば、貼
合せ、蒸着または無電解沈積など、R,W、  Ber
ry、  P。
M、 Hall、 and  M、 T、 Harrl
s、  ’ Tb1nF ila+  T echno
logy ’ 、  D、 van  No5tran
dCo、、  I nc、、P rinceton、 
N J 、 1908. pp l −17を参照)と
、金属を既に存在する固体重合体フィルム中に導入する
方法とに分けられる。ここでC1) (vlthin)
は、フィルムの二つの面の間に一定の容積要素で分布す
ることを意味する。この容積要素は、フィルムの外表面
まで広がってもよく、また広がっていなくてもよい。
金属を既に存在する固°体重合体フィルム中に導入する
方法では、これまでに二つの方法が知られている。最も
一般的な例は写真技術である(例えば、A、 Rorl
’  and  E、 Weyde。
’ P hotograpbic  S 1lver 
 HalideD if’(’usion  P ro
cesses’ 、 T be  F ocalPre
ss、   London   and   New 
  York、   1972゜pp13−31  を
参照)。通常の写真法では、主に光を吸収させることを
目的として、金属粒子を重合体フィルム中に分散させる
。これらの粒子は一般的には連続相を構成しない程度に
分散されるので、表面金属化構造に通常伴う導電率およ
び光学反射能などのマクロな性質を欠いている。米国特
許第45128554明細書は金属中間膜沈積(met
alinterlayer  deposition 
 M I D )法を開示している。この方法は、重合
体の酸化還元反応によって供給される電子による金属イ
オンの還元および重合体フィルムの片面からの拡散を含
んでいる。
ここで、この電子はフィルムの反対側の面から供給され
る。この方法では、重合体が適当な電位で可逆性の酸化
還元反応を受け、金属を0価の状態に還元することがで
きるという意味で、重合体が電気化学的に活性である必
要がある。MID法に独特な望ましい特徴の一つは、光
学反射性の表面が十分に滑らかで明確に定められた導電
性の十分な密度の金属中1ijl膜を生産できることで
ある。典型的には、通常の操作条件下では、中間膜の溶
液に面する側のみが十分に明確に定められて反射性であ
り、他の面は分散して分布する金属粒子によって不明瞭
となる。
幾つかの最も簡単な化学反応を含む沈澱反応により、特
に物理的輸送と速度論的に組合さった場合に非常に多様
な複雑な形態が生じる。例えば、反応体の一方または両
方がゲルなどの対流のない反応媒質を横切って拡散する
ことによって供給される条件の下で、AとBの二つの種
が反応し、不溶性の生成物Cを与える反応を考える。そ
のような系については多くの研究が行われている。Cに
関して観察される複雑な形態には、例えば、周期的多層
(リーゼガング(L lescgang)環)(K。
H,5tern、  Chem、  Rev、、54.
79(1954) )、大単結晶(H,K、 Hen1
sch、 ’ CrystalGrowtllin  
Gets ’ 、  Penn5ylvania  5
tateUniversity  Press、 19
70) 、密な明確に定められた中間膜(いわゆる[沈
澱膜J)(A、J。
Ayalon、  Membrane  Sei、、2
0.93(1984) )などがある。
ゲルカラムの両末端からまたはフィルムの二つの面から
AとBを拡散させる特定の実験的配置(これをここでは
向流(counter −current )拡散と称
する)がある。この状態については多くの研究者によっ
て研究が行われ(例えば、A、E。
N1elson、 A、 Hunding  and 
 B、  Pokrlc。
Croatica  Chcmlca  Acta、 
 50.39(1977)  ;D、  5rzic、
  B、  Pokric  and  Z、  Pu
car。
Zcit、  Pbys、  Cheffl、  N、
  F、、103.157(1970)  ; E、 
 P、 Hon1g、  J、 H,Hengstan
d  P 、 H1rsch −A yalon、  
B er。
Bunsenges、  pbysik、  Cbef
fl、  72. 1231 (19[i8)  ;A
、  C,A11ison   and    J、 
 H,Humpl+rcy。
N ature、   183.  1590  (1
959)  ;  C、J 。
V anoss、   J 、  Colloid  
and    I ntarfaceSci、、27.
  884(19[i8)  ;  Z、  Puca
r、  B。
Pokrie  and   A、  Graovac
、  Anal、   Cbem、。
48、 403 (1974) ) 、一定の重要な概
念が確立されている。例えば、寒天中でのBaSO4沈
澱(Honig、 Hengst and H1rsc
h −A ylon、上記)のように単一の密な中間膜
が沈積される場合には、中間膜の沈積は純粋に速度論的
に制御される、すなわち、その位置は、Ba+2と5o
4−2の濃度が互いに等しく、かつある最小の臨界値に
等しい位置に対応する。更に、この濃度は平衡溶解度積
間 Ks、−[C(A)コ [C(B)] によっては
特に与えられない。実際に、臨界濃度は平衡溶解度を数
桁上まわる( S rzic。
P okrlc  and  P ucar、上記)0
重合体フィルム中における向流沈澱については、ゲル中
におけるほどには研究されていない。セルロースフィル
ム中のBaSO4中間膜の形成が以前に報告されている
( P 、 H1rsch −A yalon。
Rcc、 Trav、  Chem、、 75.106
5 (195B) )が、この中間膜の形態は特徴付け
られていない。わずか数μmの厚みであった例がセロフ
ァンにおいて報告されているが、フィルムの厚さおよび
中間膜の位置は与えられていない(Honig、 He
ngstand  H1rscb −A yalon 
s上記)。ポリ (ビニルアルコール)フィルム中の不
溶性塩の沈澱に関して、復雑な多層形成(リーゼガング
環と類似)の例が報告されている(K、  F、 Mu
eller。
5cience、  225.1021 (1984)
 ) 、一定の程度には、沈澱した中間膜の大きさは反
応媒質の厚さによって評価できる可能性がある。
本発明の目的は、0価の金属をフィルム中に沈積する方
法を提供することである。他の目的は、必要ならば金属
をフィルム表面の境界中に中間膜として沈積する方法を
提供することである。他の目的は、フィルム中の中間膜
がフィルム表面からの任意の有限の距離に位置するよう
に、その位置を系統的に制御する方法を提供することで
ある。
更に他の目的は、多数の中間膜を単一のフィルム中に系
統的に制御された様式で沈積する方法を提供することで
ある。更に他の目的は、金属イオンと還元剤の間の化学
反応速度を変化させることによって、生成する中間膜の
幅の制御を提供することである。更に他の目的は、必要
ならば、バルクの金属相または表面コーティングの特徴
である導電率と光学反射能を示すのに十分な密度、連続
性および表面の規則正しさを有する金属中間膜を与える
方法を提供することである。本発明の他の目的は、電気
活性重合体を要求せず、種々の幾何(1′4造の独立し
た(1’ree  standing)フィルム上で一
つの工程で行うことができ、フィルムの両側をより反射
性にするために明確な境界を有する中間膜の生産に使用
できる方法を提供することである。
これらの目的および更にその他の目的は以下の説明によ
り明らかとなるだろう。
[図面の説明] 第1図は反応体Aのフィルム中への拡散を示す。
フィルム中の低い方の勾配は、100%の反応がL/2
で起きる理想的な場合を示す。フィルム中の曲線の勾配
は、予測されるより現実的な場合を示す。
第2図は、アセトニトリル中0.OINAgBF4とO
,OIN  NaBH4の向流拡散によって生産された
PMDA10DA中の鎖中間膜を示す(例])。
第3図は、ジメチルホルムアミド中0.01NAgBF
4と0.OIN  NaBH4の向流拡散によって生産
されたPMDA10DA中の鎖中間膜を示す(例5)。
[発明の詳細な説明] 本発明とその目的および利点の一層の理解のために次に
具体的な説明を行う。説明に伴う具体例および図面には
種々の新規な特徴がより詳しく示されている。
本発明は、フィルムの一方の側と接する溶液から拡散す
る金属イオンを、フィルムの反対側と接する溶液から拡
散する可溶性還元剤と反応させることによって、フィル
ム中に金属の中間膜を沈積させる工程を包含する。ある
意味では、本発明は、それ自身が電子を運ぶための適切
な酸化還元特性を有しないフィルム(電気化学的不活性
フィルム)を、金属中間膜沈積に含ませるように延長さ
せたものである。また他の意味では、本発明は、導電性
および/または吸光性の(光学的に密な)および/また
は光学的に反射性の中間膜を、既に存在する独立したフ
ィルム中に、そのフィルムが以下に明らかにする一定の
要°求を満たすことを条件として与える方法にある。
本発明の金属中財膜は、フィルムのある狭い層状領域中
に共に詰められた金属微粒子がら構成される電気化学的
沈積によって作製される金属中間膜と類似している。そ
のようにして形成された中間膜の導電率はバルク状の同
じ金属の導電率より小さく、例えばバルク金属の5ない
し10%である。しかし、一定の組合せの金属とフィル
ムに対しては、フィルムの分解温度より低い温度で焼結
することによって、中間膜の導電率を増加または減少さ
せることができることに注目しなければならない。焼結
を行って電気化学的に沈積された中間膜の電気連続性を
改良する方法は、係属中の米国特許出願第057001
号明細書(1984年10月 2日出願)に開示されて
いる。この特徴により、試料全体のまたは例えばレーザ
ー照射によって局部的に加熱できる試料の一定の部分の
電気的性質および光学的性質を操作する手段が提供され
る。本発明によって生産される中間膜の焼結能は、導電
率および光学反射能を要求する適用における有用性を高
める。
更に詳しくは、本発明は、第1の表面と第2の表面を有
するフィルム中に空間的に制御された様式で0価状態で
金属を沈積する方法にある。特に、この方法は、m1面
の少なくとも一部分に金属イオンを供給し、第2面の少
なくとも一部分に還元剤を供給する工程を包含する。こ
こで、この金属イオンは正の酸化状態にあり、フィルム
中で移動できそれを通過して第2面へ向かう一般的な方
向へ輸送される配置にあり、この還元剤はフィルム中で
移動できそれを通過して第1面へ向かう一般的な方向へ
輸送される配置にある。還元剤の酸化電位は、金属イオ
ンの還元電位に関して負である。
金属イオンおよび還元剤は溶液として提供される。
本明細書中で説明する発明は、金属カチオンと還元剤の
向流拡散によって金属の中間膜沈積を達成する。本発明
は従来技術に対して、次の一つまたはそれ以上の利点を
存する。
a) 電気活性重合体を必要としない。
b) 本発明の方法は、種々の幾何構造の独立したフィ
ルム上で単一工程で行われる。
C) 本発明の方法は、両側に明確な境界を釘する中間
膜の生産に使用できる。ここで、明確な境界とは、中間
膜形成以前よりも反射、性の優れたフィルムをつくる境
界である。
本発明は、フィルム中に完全に埋込まれた金属の層すな
わち中間膜を、単一の工程で生産する方法を提供する。
この方法によって、中間膜の厚さと重合体フィルム中の
位置の両方を制御することができる。特に、この中間膜
は、従来は表面層でのみ利用できた電気特性および光学
特性(両側の)を示すに十分な連続性と平面性を存する
ことができる。この方法に使用される金属カチオンと還
元剤の間の反応速度は中間膜の幅を制御し、生成する金
属中間膜の形態の調節に使用できる。
明確な導電性の中間膜は導電性でかつ反射性のフィルム
中に使用できる。金属粒子が分散した強力な吸収中間膜
は、放射熱輸送において薄いフィルム黒体吸収体として
前動である。本発明では光吸収種はフィルム中の中間膜
として保護される。
ここで向流拡散によって得られるほど小さい金属粒子を
重合体中に分散することは可能ではないだろう。
多中間膜形成は、本発明中において、一つのフィルムを
金属イオンと還元剤の一つ以上の組合せ(型および/ま
たは濃度)に連続して接触させることによって達成でき
る。本発明者らは、この技術によって不連続の中間膜が
3層まで形成されることを実験的に証明した。一つのフ
ィルム中に5または6の中間膜が沈積できる可能性があ
る。得られる中間膜の実際の数は、中間膜の望ましい厚
さおよび位置に依存する。
本発明によって沈積できる典型的な金属は、Cu、Ag
、Au、Cds Hg、Cr、Co、。
Ni、Pd、Pts Ga、In、TI、Sn。
Sb、Se、およびTeを含み、好ましい金属は、Cu
 s A g SA u−、またはHgである。次の金
属Ag、Au、、ag、、00% Ni、Pd、pt。
Sn  のイオンは、水中で、また多分は他のプロトン
性溶媒中でも速やかに還元される。速やかな還元とは、
重合体の反対側の表面に現われる前に金属が還元される
ことを意味する。このことが要求される重要性について
は後に詳細に議論する。
金属カチオンは極性非プロトン性溶媒中ではそれほどに
は速やかには還元されない。従って、AglALI% 
agSptおよびPdイオンのみが、極性非プロトン性
溶媒中でNaBH4によって速い速度で還元される。
本発明の方法でフィルム成分として有用な有機重合体は
、還元剤と金属塩に対して適度に透過性である任意のフ
ィルム形成性有機重合体を含む。
これらには例えばポリイミドおよびセルロースが含まれ
、またこれらが好ましい。また有用であると予測される
ものには、ポリ(ビニル アルコール)、酢酸セルロー
ス、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)、ポリアクリロ
ニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリフ
ッ化ビニリデンなどがある。
本発明の方法で使用される還元剤は、適当な速度で金属
イオンを還元できる必要がある。これ(二ついては後に
詳細に議論する。本発明に有用であるポロヒドリドより
強力な還元剤には、水素化アルミニウムがある。ヒドロ
キシキノンのアニオン、例えばp−ヒドロキシフェルレ
ートおよびp−アミノフェルレートは、プロトン性溶媒
中で例えばAg中やHg+十などの一定の金属イオンを
還元する。
「中間膜」は、フィルム中にそれと平行に埋込まれた分
離した層状領域を意味する。ここで、この層状領域は上
記のフィルムよりも断面方向に薄く、かつこの領域中の
金属の密度はこの領域の両側の金属密度より大きい。本
明細書に開示する原理を利用することによって、一定の
実験ではフィルムの表面から1000人以内の種々の距
離に、まl−は、後に説明する種々の例などの実験では
、フィルムの表面から4000〜5000人以内の距離
に中間膜を形成することができる。本発明の好ましい具
体例では、中間膜は500人を越えない径を有する金属
粒子から形成できる。これらの粒子は中間膜中に分散で
きかつ分離させておくことができる、すなわち、フィル
ム中に0%を越える任意の量の金属粒子を存在させるこ
とができる。
最も実際的な適用に対しては、金属粒子は少なくとも1
8容量%存在することが必要である。本発明の特に好ま
しい具体例では、粒子はバルク金属の密度の65%もの
密度に詰めることができる。
好ましい具体例では、重合体フィルムの厚さは2ないし
100μm(フィルムの型に依存する)であり、中間膜
の厚さは0.3ないし10μm(フィルムの型に依存す
る)である。また、更に好ましい具体例では、フィルム
はポリイミドフィルムであり、金属は銀である。
本発明のMID法は、フィルム/中間膜/フィルムの層
状構造が単一の工程または操作でフィルムから生産され
る場合に特に有用である。更に、この構造は、それを種
々の異なる適用に対して有効にする物理特性を示すこと
ができる。例えば、分散的に分布した微粒子から構成さ
れる中間膜を含むフィルムは光学的に均質である、すな
わち、粒子は光の波長よりかなり小さいので光を散乱せ
ず、しかし、フィルムの吸光度は金属による光の吸収の
ために非常に高く4.0より大きく、それらを光学フィ
、ルタとして有用にしている。他の具体例では、中間膜
は、電流を流すことができる電気的連続相を金属が形成
するような高密度の金属を用いて製造することができる
。導電性の中間膜は、界面が両側で鏡のように光学的に
反射性であるように、周囲のフィルムに関して両側に明
確に定められた滑らかな界面を有して製造することがで
きる。導電性光学反射性の中間膜はフィルム内部にあっ
て耐摩耗性なので、従来技術によって沈積された第1面
金属コーティングと比較して有利な点を提供する。また
、本発明の中間膜は、中間膜と重合体の間の界面が光学
的に平坦に維持され、これが薄層に裂ける傾向を示さな
いので、例えば段階法によって製造された層状構造と比
較して有利な点を提供する。本発明のMID法によって
製造された構造は、電気遮蔽、光学遮蔽または放射熱遮
蔽に使用できる反射性、導電性かつ耐摩耗性コーティン
グに使用できる。
当業者に明らかなように、金属イオンは、十分な還元電
位の還元剤に会うと速やかに還元されて0価状態となる
ことができる。従って、金属沈積の位置は、金属イオン
と還元剤のフィルムの向合う面からの流量を決定する実
験的な変数に依存する。本発明のMID法はこれらの反
対方向の流れの制御に依存している。好ましい操作様式
では、中間膜の形成の間、還元剤と金属イオンの流量が
共に定数につまり定常状態条件に維持される。実験条件
および使用するフィルムと金属イオンの性質に応じて、
異なる定常状態条件を確立できる。
例えは、溶液中の金属イオンの濃度を増加させると、フ
ィルム中のより深い位置、つまり還元剤を有する界面に
より近く中間膜の沈積が起き、還元剤の濃度を増加させ
ると、沈積は金属イオン源を有する界面のより近くに起
きる。この種の相関は、還元剤と金属イオンの流量がフ
ィルム自身によって定められる限界内のみで保持される
。これについては後に議論する。
他の好ましい具体例では、還元剤および/または金属イ
オンの供給は、中間膜が2次元ノくターンで形成される
ようにフィルム表面の特異的な領域に制限することがで
きる。上に述べた任意のまたは全てのパラメーターを、
厚さ、密度および位置の異なる多層などの複雑な金属パ
ターンをフィルム中に得るために、本発明を行う間に変
化させることができる。本発明のこれらの特徴のために
、導電性回路パターンまたは金属化された像の製造に対
する利用が可能となる。
本発明の方法を利用するためには、フィルムは金属イオ
ンの流量が還元剤の流量と平衡するように十分に透過性
でなければならない。フィルム中の還元剤と金属イオン
の可動性は、それらの荷電と大きさだけでなく、配位環
境および集合状態にも依存し、このために溶媒および対
イオンもこの点に関して重要である。例えば、特定の対
イオン(アニオン)を有する一定の金属イオンは、本発
明の方法で機能するには不十分な可動性を有することも
あり、一方では、異なる対イオン(アニオン)を有する
同じ金属イオン(同じ酸化状態または原子価状態)が十
分な可動性を有し機能できる可能性もある。輸送現象の
他の多くの例から、また、これまでの説明から明らかな
ように、これらの要求は分子構造や分子量などの重合体
の化学的構成によってのみ要求されるのではなく、密度
、配向、結晶化度の程度などの(他にも考えられる)物
理状態によっても強く影響される。例えば、密な高度に
結晶性の重合体フィルムは、本発明で機能するためには
不十分な金属イオンおよび/またはぶ元剤透過性を持つ
ことがあり、一方、同じ重合体の無定形フィルムは良好
に機能することかある。定常状態条件下では、他の全て
の条件が等しい場合には、特定の厚さの中間膜の沈積に
必要とされる時間はフィルムの厚さに比例して増加する
本発明での使用に好ましい重合体は、ポリイミド、特に
4.4′−オキシジアニリン(ODA)のポリイミド、
他に、4,4′−ジアミノジフェニル エーテル、ピロ
メリット酸二無水物(PMDA)、ピロメリット酸無水
物などである。ポリイミドなどの製造に好ましい方法は
、ηInhが0.40〜1.7d、17/gである適当
なポリアミン酸(polyamlc  acid)を、
無水酢酸とピリジンの50150容量混合物を用いて室
温で処理する工程を包含する。
輸送は簡単な拡散によって制御されていると仮定される
。従って、フィルム平面に垂直なX座標に添った流量F
は、フィック(Fick)の第1法則 F−DdC/d
x[式中、Dは試薬に対する拡散係数、Cは試薬濃度で
ある]によって与えられる。透過度(pcrmeabi
lity)定数Pは、1式、Pr −Dr [Co /
Cs] [式中、Prは試薬のフィルムに対する透過度、coは
、フィルムと溶液の接合でフィルム表面のすぐ内側にお
ける溶質の濃度、 C8はバルク溶液中の試薬の濃度であり、下つきの文字
は位置を表すコ によってDと関連づけられる。
金属塩溶液と接するフィルム表面をx−0と定義する。
この方法の成功は、フィルム中のX−)のある位置で、
金属塩の流fflF(m)r か、還元剤の流ff1F
(r)r と等しい(符号は逆)ことに依存している。
フィックの法則によれば、F (m) (とF(r)f
は、式、 F (m) r−D (m) fdC(m)/dxF 
(r) r−D (r) fdC(r)/dxによって
与えられる。定常状態条件では、F (m) rおよび
F(r)fは定数であり、X−ノで F (m) r−
7F (r) r である。更に、ノにおいて金属イオ
ンと還元剤の濃度が無視できる(金属イオンと還元剤の
間の速い反応のため)場合には、反応流量は、2式、 F (m) 「−D (m)(・C(m)o/ノ= (
D (r) rC(r)o/ (L−)))−−F(r
)f [式中、Lは重合体フィルムの厚さ、 C(m)oは、フィルムと溶液の接合(x−0)でフィ
ルム表面のすぐ内側における金属の濃度、C(r)oは
、フィルムと溶液の接合(x−L)でフィルム表面のす
ぐ内側における還元剤の濃度であるコ によって表される。
これらの仮定を用い1式と2式から、既知の金属塩およ
び還元剤の初期溶液濃度と透過度から金属中間膜の相対
位置を予測する3式1 、&t/L −P (m) rC(m)8/ [P (m) rC(m) s +P (r) rC(r) s] [式中1.itは、種m(溶液中の濃度C(m)s)が
フィルム中へ拡散するフィルムの片側からの中間膜の距
離、 Lはフィルムの厚さ、 P(m)rおよびP (r) (はフィルム中の種mお
よび種rのそれぞれの透過度であるコが得られる。
反応体の一方に関するPrC5が他方に関するPfCs
より相当に大きい場合には、生成物形成は速い拡散種か
ら離れた表面で起こる。例えば、種mに関するPrC8
が種rに関するものの50倍である( (P (m) 
rC(m) 5=50P(r) rC(r)s )場合
には、3式によって、中間膜がフィルムを横切る距離の
98%の距離に形成されることが予測される。中間膜の
厚さは有限なので、これらの条件下では中間膜が表面を
破ることは避けられない。反応体の一つが非常に短い距
離を拡散する場合には、フィルム表面における濃度分極
のために、このことがより小さいP(m)fc(m)8
/P(r)fc(s)S比でも観察される。
溶液の濃度分極の問題はいかに効率よく溶lflの撹拌
を行うかに関係なく、溶液がフィルムに隣接する有限の
厚さの停滞した下層(iSub)を有するために生じる
。従って、停滞した下層を通過する溶質の流量は拡散の
みによって制御される。撹拌を増加させても下層を通過
する拡散定数は増加されないが、下層の厚さは減少する
。濃度C6の反応体溶液に隣接するフィルム中では、反
応体は下層(厚さ=isubs拡散定数=DS)を通過
してフィルム中へ拡散し、反対の面から入る共反応体と
フィルム内で反応する。フィルム表面での溶液中の反応
体の濃度Crsは、正確にはバルク濃度CSに等しくな
い。反応はフィルムへ入った一定の距離()I)で(こ
こでは反応体濃度は小さい)起き、反応体はフィルム中
で拡散定数Dfを有する。下層を通過する流量は、フィ
ルム中へ入る流口と等しくなければならず、2式を用い
て、4式、Pf−DfCf8/J I −D8 [(CS−CrS]/ノsubを得る。4式を
Cr8に関して解き5式、Cr8 =D  ノtc6/
[D3  ノー +Df I!Sub  ] を得る。5式は、D、ノー>Df”sub  である限
りは濃度分極が起きないことを示している。しかし、定
数Dfでは、ノーが小さくなるに従って(例えば、中間
膜が一方の面にあまりに近く形成される場合)濃度分極
はより問題となる。5式はまた、向流拡散実験において
ノsubを減少させ、それによって濃度分極を避けるた
めに、溶液を撹拌することの重要性を示している。
反応体の拡散速度と反応の速度論の関係は最終的に形成
される中間膜の幅に影響する。第1図は一つの反応体A
の幅りのフィルム中への拡散を示している。濃度C(A
) 8のAの溶液はフィルムの外側に置かれ、拡散係数
D (A) rでフィルム中へ拡散する。フィルムに隣
接する溶液中のAの濃度はC(A)oである。第1図に
は示されていないが、反応体Bはフィルム中点のL/2
の位置でAと会い、Aと反応してCを形成する(簡単に
するために、C(A) o −C(B) 。
D (A) r=D (B)(と仮定する)。フィルム
中L/2に関して対称的に厚さノtntの領域(反応領
域)を定義する。この領域内で全てのAはBと反応する
。AXB共にこの領域を越えては拡散しない。この反応
領域に入るAの流量はAとBとの反応速度に等しい。反
応領域中のC(A)に関する定常状態近似を仮定して6
式、d C(A) /’d t =  [D  (A) f d2 C(A)/d x2
]−[lcC(A) C(B) ] =0 [式中、l(はAとBとの反応に関する2次速度定数で
あるコ が導かれる。
反応領域の端でのAの濃度はC(A)、gであり(反応
領域中へ入るAの流量を制御し)、反応領域中のAの平
均濃度はC(A)av である。C(A)、v の絶対
上限はC(A)1であり、C(A)o −C(B)o、
D (A) r=D (B) rと仮定したので、C(
A)1は(B)1と等しいことは明らかである。これら
の変数を6式に代入して7式、 D (A) rC(A)1/ノ2int−k(C(A)
av)2 〜kC(A)ノ2 を得る。反応領域の端でのAの濃度C(A)1は、線形
関数の式、8式、 C(A)ノーC(A)oノint/L によりC(A)oと関係づけられる。8式を7式に代入
してノint  に関して解くことによって、中間膜の
厚さ”tnt  )をD (A、) r、 L、 Ic
およびC(A)oの関数として表す9式、 int 〜[D(A)rL/1(C(A)o]1/3を得る。9
式から、中間膜の厚さ”int  )か、D(またはP
)が増加するに従って増加し、反応速度l(が増加する
に従って減少することが予測される。これらの相関は、
C(A)oかC(B) 。
に等しくない場合、およびD (A) rかD (B)
 fに等しくない場合にも適用できる。明確な中間膜を
得るようとする場合には、一定の最小の反応速度I(が
必要であることは明らかである。
薄いフィルム中、または反応体の初期濃度が高い場合に
は、薄い中間膜か得られることは明らかである。
反応体の相対流]を知る必要があるので、フィルムの反
応体に対する透過度を測定することは重要である。透過
度を知ることによって生成する中間膜の位置の予Al1
1も助けられる。反応速度kを知ることも有利である。
D(またはP)と1(の両方が既知の場合には、中間膜
の厚さは式9から得ることができる。
次に、」二に述べたように本発明を有効に利用するため
に必要な透過度の決定について説明する。
ポリイミドフィルムを通過する反応体の拡散は、U形管
状セルの片方の半分(#1側)に反応体を含む溶液を加
えた後の他方の半分(#2側)における導電率の増加に
よってモニタした。セルのそれぞれの側は100 +n
l!の溶液を保持し、それぞれの側に関するセル開口部
の頂上は直径5.2cmであった。それぞれの側にさら
されるフィルムの面積は6.47cm2てあった。フィ
ルムを通過して拡散する塩の濃度は、セルの片側に置い
た導電率電極によって測定した(セルハウシングの導電
率メーターを備えた側を#2とする)。導電率電極(イ
エロースプリング インストルメント、セル#3403
、セル定数−1,0/am)をコンダクタンス メータ
ー(イエロースプリングインストルメント、モデル32
)に接続し、これからの記録計出力を蓄積型オシロスコ
ープ(アナログ/データ プレシジョン モデル600
0)へ送った。セルの#2側には100 ml!の溶媒
と磁気撹拌子と導電率セルとを置いた。セルの#2側を
導電率セルが通過できるテフロン キャップに合わせた
。セルの#1側には70?uの溶媒を置き、膜によって
両側の溶媒を平衡させた。平衡の5分後に#1側の70
厭の溶媒を除き、望ましい量の塩を含む100 ml!
の溶液を加えた。
最初はセルの#2側でのAgBF4の発生は遅いか、短
い遅れ時間の後はAgBF4の発生は時間の線形関数で
あり、重合体および他の媒質中の拡散に関する確立され
た理論(J 、  Crank。
’ The  Mathematics  of’  
Di(’l’usion’ 、  2nded、、ox
ford  UnivOrsity  Press。
Oxrord、  E ngland、 1)I)、 
44−68. 1975)と一致する。時間の関数とし
て平坦なシートを通って拡散する反応体の全量は10式
、 QL =  [PCS/L]  t   [L2/6D
f]〔式中、Qtは時間(t)にフィルムを通過して拡
散する反応体の全量、 pはフィルムの反応体に対する透過度、CSはセルの#
1側における溶液中の反応体の濃度、 Lはフィルムの厚さ、 Dfはフィルムを通過する反応体の拡散定数である] によって表される。
[L2/6Dr]よりかなり大きい場合にはQtのtに
対するプロットは、勾配P x Cs / Lで線形で
ある。セルの#1側に置かれた溶液の濃度およびフィル
ムの厚さを知ることによって、直線の勾配から透過度定
数Pが計算される。上記の実験から得られるデータは1
秒当りのmVの形をとる。導電率メーターの出力は、興
味ある溶媒中のそれぞれの塩の既知濃度溶液を用いて標
定した。
溶媒としてアセトニトリルとジメチルホルムアミドの両
方を使用して、ポリイミドを通過するAgBF4とNa
BH4の拡散に対するP値を測定した。これを第1表に
示す。
第1表にはまた、例1と類似の方法によってアセトニト
リル中の0.01NのAgBF、と0.01NのN a
 B Haの60分間の向流拡散によって銀の中間膜を
沈積されたフィルムの透過度を示す。多数の中間膜を沈
積する可能性は、反応体溶液に対して適切に透過性であ
るそれまでに形成された中間膜に依存している。
第1表 透過度 塩   C(塩)    溶媒      (P、 C
m2/秒)AgBF40.1ON   アセトニトリル
    2JxlO−8AgBF40.05N   ア
セトニトリル    1.9x 10− ”A g B
 F2O,0IN   アセトニトリル    L、O
x IQ−8AgBF40.005N  アセトニトリ
ル    L、Ox LO−8A g B F 4 0
.1ON   ジメチルホルムアミド 8.2xlO−
8A g B F2O,05’N   ジメチルホルム
アミド 4.5xlO−8A g B F2O,01N
   ジメチルホルムアミド 3.3x LO−8N 
a B H40,OIN   アセトニトリル    
1.3xlo−”N a B H40,lON   ジ
メチルホルムアミド 3.8xlO−”N a B H
40,05N   ジメチルホルムアミド 4.1xL
O−8N a B H40,01N   ジメチルホル
ムアミド 2.LxLO−”A gB F2O,01N
   アセトニトリル    4.7xlO−9*N 
a B H,10,01N   アセトニトリル   
 2.9xlO−9** 銀山間膜を宵するフィルムを
通過する透過度中間膜の金属粒子は導電性であり、例え
ばバルク金属の導電率の5〜lO%のもの高さの導電率
を有するが、他の発明者によって独立に発明され、係属
中の米国特許出願第1357011号明細書(1984
年IO月 2日出願)に共通に開示された技術を使用し
て焼結することによって、更に高い導電率が達成できる
という発見から、本発明の他の具体例が導かれる。更に
詳しくは、中間膜の金属粒子間の電気接触は、重合体が
逆に影響されない温度での中間膜の焼結によって顕著に
改良される。更に、金属中間膜の制限された領域を選択
的に加熱するためにレーザーを使用する場合には、焼結
工程は、種々の導電率および/または光学反射能および
透過度(transIIIissivity)からなる
2次元パターンを生成することが予想される。更に、緩
和な焼結条件では微粒子間の電気連続性が増加し、その
結果導電率と反射能が高まることが予測され一方、例え
ば強力なレーザー照射によって得られるようなより極端
な条件では、直径が元の中間膜の厚さを越える孤立した
粒子が形成され、その結果、導電率と反射能が減少し透
過度(transmlssivlty)が増加すること
が予測される。
更に、本発明の他の具体例は、フィルム中の焼結された
金属中間膜またはそのような複数の中間膜に帰される。
ここで、焼結されていない中間膜/有機重合体フィルム
はこれまでに説明した型のものである。従って、中間膜
の導電率を、その場所でその初期値からバルク金属の値
まで連続的にり!1節し、重合体マトリックスの導電率
に等しい下限まで非連続的に調節する手段か提供される
。更に、焼結工程によって、中間膜の表面の光学反射能
を、その初期値からバルク金属の反射能に対応する上限
まで連続的に変化させ、下限の0まで非連続的に変化さ
せることができる。これらの変化は、中間膜を形成する
微視的な金属粒子を熱的に焼結させることによって起こ
すことができる。この焼結は試料全体の加熱を含むこと
ができる、つまり、この焼結を中間膜の選択された領域
を、例えばレーザー照射などによって熱源にさらすこと
によって空間的に調節された様式で達成することができ
る。過剰にレーザー照射されそれによって最大の導電率
と反射能が達成される場合には、中間膜は空間的に制御
された様式で孤立した金属粒子に分解し、その結果過剰
照射された範囲の導電率と光学反射能が減少することが
ある。レーザーが重合体によって強力には吸収されない
波長であることを条件として、重合体の明らかな分解を
起こすことなく両方の転移が達成される。
例I A、  4.4’−オキンジアニリン(ODA)とピロ
メリチン酸二無水物(PMDA)からポリアミン酸を製
造した。乾燥N、N−ジメチルアセタミド(D M A
 c )中12重量%のポリアミン酸をミニポアフィル
タ(孔10,0μm)を用いてろ過した。清浄なガラス
プレー1・(直径10.3cm)に1す離削(フレコテ
(F rekotc、  F rQkoteInc、)
 、2301N、W、30番プレート、ボンバノ ビー
チ(P o[l1pano  B each) F L
 33060を撒き、フォトレジスト スピンナ(ヘッ
ドウェイ リサーチ、モデルECl0ID)を使用し8
60 r pmでポリアミン酸溶液を用いてスピン コ
ーティングした。重合体が清浄な無色のフィルムを形成
するまで、このプレートを10分間80℃で熱プレート
に移した。プレートを無水酢酸とピリジンの混合物(等
容)に室温で2時間浸漬することによって、フィルムを
ポリイミド構造に変換した。ポリイミドへの変換の間に
フィルムはPMDA10DAポリイミドに典型的な黄色
を獲得した。フィルムをメタノールですすぎ、風乾した
。透過電子顕微鏡で測定したフィルム厚さは6,2μm
であった。ポリイミドとガラスの間の界面に剃刀の刃を
滑らせ、手でフィルムを持ち上げることによって、フィ
ルムはガラスから簡単に離れた。フィルムは使用の直前
までガラスプレート上に置いておいた。
B、 鎖中間膜沈積法を、フィルムによってU形管の半
分が他の半分から分離されるようにフィルムをクランプ
できるU形管状セル中で行った。セルは二つのパイレッ
クス■ハーフセルからなり、その間に二つのテフロン■
ウオッシャ−と二つの0形環によって適切に保持された
重合体フィルムをシールすることができる。溶液にさら
されるフィルムの面積は6.47cm2であり、テフロ
ン■ウオッシャ−の内径によって定められる。沈積の間
、それぞれのハーフセル中の溶液をそれぞれのハーフセ
ルの底に置いた磁気撹拌子を用いて撹拌した。
実験は、37rILlの0.OIN  AgBF4 ア
セトニトリル溶液をセルの片方の半分に、37妊の0.
OIN  NaBH4アセトニトリル溶液をセルの他方
の半分に同時に加えることによって開始した。溶液は実
験の間連続的に撹拌した。溶液は60分間向流拡散させ
た。このように露出させた後、セルの両方を素早く空に
し、過剰のアセトニトリルで洗浄した。この点で、溶液
にさらしたフィルムの範囲は両側で反射性であり、Na
BH4にさらした側がわずかに反射性が高い。
本質的に同じ方法で製造されたフィルムは、633nm
 (He−Neレーザー)におイテ、NaBH4にさら
した側からは反射能が31%、AgBF4にさらした側
からは反射能が29%であった。
このフィルムを一部小さく切り、これをエポキシ樹脂中
で注型封入し、ミクロト−ムを用いて断面を1000人
の厚さとした。注型封入に先立って、顕微鏡写真中での
配向を知るために、約100OAのA u / P d
の薄層をフィルムのAgBF4にさらした側にスパッタ
リングした。
高分解透過電子顕微鏡写真を記録した。これを第2図に
示す、。銀粒子の暗いバンドがフィルムの中央に現われ
た。銀は誘起カップリングプラズマ分光法によって後の
試料中で同定した。
例2 例1に従ってポリイミドフィルムを製造した。
実験は、37wLIの0.OlN  AgBF4 アセ
トニトリル溶液をセルの片方の半分に、37mJ!の0
、OIN  NaBH4アセトニトリル溶液をセルの他
方の半分に同時に加えることによって開始した。溶液を
実験の間連続的に撹拌し、種々の時間で向流拡散させた
。このように向流拡散して露出させた後、セルの両方を
素早く空にし、過剰のアセトニトリルで洗浄した。フィ
ルムの溶液にさらした範囲から3つのディスク(それぞ
れ0.327cm2)を9J出し、銀含有口を分析した
。この分析の結果を第2表に示す。また第2表には、種
々の時間での中間膜の厚さと中間膜中の銀の計算密度を
合わせて示す。比較のために述べると、純粋な銀の密度
は10.94g/am3である。
第2表 露出時間   Agff1    中間膜厚さ 中間膜
密度(分)   Cug/cm2)    (μm) 
  (g/cm+3)5  22.8  領125 1
.8210    33.9  0.125  2.7
15    50.7  0.113  4.520 
   67.8  0.125  5.420    
71.8  0.25   2.940   168.
5  0.38   4.460   199.7  
0.28   7.190   238.7.0.50
   4.890   267.0  0.44   
6.1150   348.8  0.79   4.
2180    B12.5  0.56   5.6
第2表のデータは、存在する銀の量が最初の60分から
90分までは直線的に予測できる様式で増加し、その後
310ないし350ug/Cm2の一定量にレベルオフ
し始めることを示している。換言すれば、中間膜は自己
限界性であり、最終的には透過性は低くなる。PMDA
10DAポリイミド中の銀沈積に関する時間に対する等
価/Cm2のプロットは、最初の60分間は直線であり
、10式に従ってプロットすると透過度定数2.7xl
O″″8cm2 sec’を与える。この値は直接測定
した値と類似している(第1表参照)。
帆旦 例1に従ってポリイミドフィルムを製造した。
溶液にさらすフィルムの面積が43.1cm2(!:な
るように、より大きいU形管状セルを使用した。
実験は、300mxの0.OIN  AgBF4ジメチ
ルホルムアミド溶液をセルの片方の半分に、300 r
tdlのO,OIN  NaBH4ジメチルホルムアミ
ド溶液をセルの他方の半分に同時に加えることによって
開始した。溶液は実験の間連続的に撹拌した。溶液を6
0分間向流拡散させ、その時間に溶液を素早く除き、フ
ィルムを過剰のジメチルホルムアミドで洗浄した。溶液
にさらした範囲はフィルムの両面が黒色であった。試料
を注型封入し、断面をミクロトーム処理した後、透過電
子顕微鏡観察を行ったところ、全く一様な大きさの銀粒
子からなる広い分散した中間膜の存在が示された。これ
を第3図に示す。小角X線スキャッタリングから、粒子
の大きさが非常に均一であり、その直径は〜40人であ
ることが確認された。
例4 再生セルロースフィルムは透析管の形で購入した(フィ
ッシャーサイエンティフィック、標準セルロース透析管
)。円筒の径は2.8cm、乾燥厚さは25.4μmで
ある。この管の片側を落とし、拡散セル中に置いた。実
験は、溶液にさらすフィルムの面積が6.47cm2で
あるセルを用いて行った。実験は、37Iniの0.O
INAgBF4 水溶液をセルの片方の半分に、37N
のO,OIN  NaBH4水溶液をセルの他方の半分
に同時に加えることによって開始した。
溶液は実験の間連続的に撹拌した。溶液を10分間向流
拡散させ、その時間に溶液を素早く除き、フィルムを過
剰の水で洗浄した。風乾後、フィルムのNaBH4にさ
らした側は銀灰色であり、AgBF4にさらした側は赤
味がかったオレンジ色であった。試料を注型封入し、断
面をミクロトーム処理した後、透過電子顕微鏡観察を行
ったところ、0.44ないし0.52μmの厚さの明確
な銀山間膜が、フィルムの銀にさらされた側の幾つかの
広がった銀山間膜(バンド)と共に示された。微小な銀
粒子の希釈溶液またはガラスはミー(Mle)スキャッ
タリングから赤色であることが知られティる( G 、
 M ic、 A nn、  P hvslk、、 2
5゜377 (1908) )ので、フィルムのこの側
の赤−オレンジ色の外観は拡散銀粒子によって説明され
る可能性がある。
例5 反応体濃度の調節による中間膜位置の制御既に説明した
3式は、中間膜の位置が二つの反応体の濃度を調節する
ことによって制御できることを示している。これが実際
にこの場合であるが、ポリイミドフィルム中の中間膜の
正確な位置を予測する能力は、フィルムの製造様式によ
って複雑となる。既に説明したポリイミドフィルムの製
造(上記参照)からは、二つの表面からは同一でない非
対称なフィルムが作製される。41面(フィルムの最初
に空気にさらされる側)は#2面(フィルムの最初にガ
ラスプレートと接する側)と同一でなく、これは化学変
換の間のイミド化の程度または二つの表面での重合体の
結晶化の程度における微妙なト目違による可能性がある
。フィルムの非対称性の理由に関係なく、この相違は、
41面および#2面における反応体の拡散が依存してい
る中間膜の位置に影響する。第3表に、41面をAgB
F4溶液に向けて置き0.0INAgBF4 アセトニ
トリル溶i(Kと0.01NNaBH4アセトニトリル
溶液をPMDA/○DAポリイミド中に拡散させた場合
と、#2面をAgBF4溶液に向けて置き拡散させた場
合とを比較する。
第3表 試料  AgBF4  中間膜の位置 番号  に向けた面  (lI/L) 1 #1  屹62 2    #2     0.36 3    #1     0.60 4    #2     0.39 第3表の結果は、それぞれの実験においてそれぞれの溶
液が同一面から拡散する場合は中間膜の位置は再現可能
であるが、選択される特定の面は中間膜の位置に影響す
ることを示している。3式(上記)から予測される中間
膜の位置()I /L。
P値はアセトニトリル中のAgBF4およびNaBH4
に対して、それぞれ、1,5x10−8および1.3x
lO−8am2/s ecを使用)は0.53である。
第4表に、アセトニトリル中の挿々の濃度のA gB 
F 4 / N a B Haの組合せに対する銀山間
膜の位置の予測値および観71111値を示す。
第4表 試料                   露出時間
1  0.0IN     0.01N     20
  0.470.712  0.005N    O,
01N     40  0.6B  0.813  
0.002N    0.01N     60  0
.81 0.934 0.01N   O,05N  
 20 0,810.89例6 最初に形成された中間膜が反応体に対して透過性である
場合には、向流拡散によって1枚のフィルム中に1以上
の中間膜を沈積できるはずである。
1以上の中間膜の沈積には、反応体の流量が等しい点を
変化させることが必要である。等流量点のこのような変
化は、沈積が生じるときの反応体濃度の迅速な変化に影
響され得る。他の可能性は、沈積を停止させ、反応体溶
液を除き、それから異なる濃度の第2の反応体溶液の組
を加えることである。次の例では後者の方法を用いる。
例1に説明したように、PMDA10DAポリイミドフ
ィルムを用いてセルを組立てた。実験は、37Nの0.
OIN  AgBF4 アセトニトリル溶液をセルの片
方の半分(#1側)に、37mj!の0.0OIN  
NaBH4アセトニトリル溶液をセルの他方の半分(#
2側)に同時に加えることによって開始した。溶液を6
0分間向流拡散させ、その時間に溶液を素早く除き、フ
ィルムを過剰のアセトニトリルで洗浄した。フィルムの
NaBH4にさらした側は色彩に富んだ干渉パターンを
示し、中間膜がフィルム表面に近いことを示した。フィ
ルムをセルから除くことなく、37MのO,OIN  
AgBF4 アセトニトリル溶液をセルの片方の半分(
#2側、前回の露出の反対側)に、3711LlのO,
0OIN  NaBH4アセトニトリル溶液をセルの他
方の半分(#1側)に加えることによって、もう一つの
表面近くに第2の中間膜を沈積させた。溶液を60分間
向流拡散させ、その時間に溶液を素早く除き、フィルム
を過剰のアセトニトリルで洗浄した。試料を注型封入し
断面をミクロトーム処理した後、透過電子顕微鏡観察を
行ったところ、向い合う面にそれぞれ面から0.2μm
未満に二つの別個の中間膜の存在が示された。
例7 溶液中に微小な銀粒子(< 2000人)が形成される
場合には、〜405nmを最大として300nmと60
0nmの間に光吸収を有する。
微小な銀粒子による光の吸収はミーにより理論的に研究
され(上記)、11式、 λ= f6πNVn03/λ) x f3e2 / [e1+2n02) 2+e22]
 1[式中、γは光吸収係数、 πはpiに対する値、 Nは粒子の数密度、 ■は粒子容積、 λは光の波長、 nQは媒質の屈折率、 elおよびe2は、金属球の誘電率の実部と虚部である
コ によって記述される。11式は、全吸光度(吸収スベク
!・ルの下の面積)が存在する銀金属の量に直線的に比
例することを示している。低い初期反応体濃度では、こ
の吸収の出現はNaBH4とAgBF4の反応からの銀
形成のモニタに使用できる。上に述べたように、反応速
度には生成の中間膜の厚さの計算に使用できる。
NaBH4溶液をAgBF4溶液へ加えた後の300n
mから600nmまでの吸収の出現を、ヒユーレット 
パラカード モデル8450A分光光度計によってモニ
タした。この計器は1秒当り1の速度で300nmから
600nmまでの全スペクトルをとることができる。1
cmのバス長さのキュベツトにIMの1.4xlO°4
MAgBF4  ジメチルホルムアミド溶液を加え、キ
ュベツトをゴム隔壁で覆った。二本の針をこの隔壁に挿
入し、一本をシリンジに連結し、他方は圧力を等しくす
るために存在させた。このシリンジに1 miの9.5
xlO’M  NaBH4ジメチルホルムアミド溶液を
加えた。時間−〇のとき、NaBH4溶液をキュベツト
に入れ、完全に2 mlの溶液を迅速にシリンジに引き
、それからキュベツトに再び入れた。この操作に約2秒
を要し、それから二つの溶液を完全に混合した。300
nmから600nmまでの吸収の出現をスペクトル当9
5秒の速度でモニタした。得られたデータを2次反応と
してプロットすることによって、2次速度定数90M’
s−1を得た。
D(またはP) 、L、coおよびkが既知であれば、
既に説明した9式を中間膜の幅の予測に使用することが
できる。上記の例3では、Pは約4x’io−8cm2
sec−”  (溶媒としてジメチルホルムアミドを用
いPMDA10DAポリイミドを通過するAgBF4お
よびNaBH4の両方の拡散についての平均値、第1表
)、Lは9.9μm、COはC8(0,OIM)に等し
いと仮定し、l(は上記の例で測定したように90M−
IS“1である。これらの値を使用し9式に代入して、
中間膜の厚さの計算値3.5μmを得る。第3図は計算
した中間膜の厚さが測定した厚さと一致することを示し
ている。
これまでにジメチルホルムアミドについて説明した同じ
技術により、アセトニトリル中のA g B F4とN
aBH,の反応に関する2次速度定数を測定した。反応
はジメチルホルムアミド中におけるよりもアセトニトリ
ル中における方が非常に速かった。本発明者らの実験で
の時間分解限界(例えば、溶液の混合に2秒を要した)
のために、2000M” s e c’よりかなり速い
2次速度は正確には測定できない。この理由のために、
アセトニトリル中の反応速度は2000M−1s e 
c ’より大きいということが言えるのみである。この
速度を、P値=1.5xlO−” am2sec”(第
1表) 、L−6,4μm、Co −0,01Mと共に
9式に代入すると、Jj。t が0.78μm未満であ
ることが示される。第2図は、観測された中間膜が実際
に0.78μmより小さいことを示している。A g 
B F4とNaBH4の反応速度の相違は、アセトニト
リルでなくジメチルホルムアミドを溶媒とする場合によ
り広い中間膜が形成される理由を説明し、また、明確な
中間膜が必要である場合には高い反応速度が重要である
ことを強調している。
例8 PMDA10DAポリイミドフィルム中の銀およL1劃
1区二二三乙立吏血吏旦亙雀里エユ工匹父シート抵抗は
「4点プローブ」技術(R,W。
Berry、  P、 M、 Hall  and  
M、 T、 Harris。
’ Th1n  F ilm  Technology
 ’ 、 D、 VanNostrand  and 
 Co、、  Inc、、Pr1nccton、 N。
J 、 1908. pp 1−17)を使用して測定
した。この方法ではフィルムに対してC線内な配列で4
の1妾点が設けられる。外側の2の接点に電流を通し、
その結果内側の2点を降下する電圧をΔI11定する。
シート抵抗(R8)は、12式、 R−C(V/i) −(σJint)−”[式中、Cは
定数、 ■は内側の接点を横断する測定電圧降下、■は外側の接
点を通る電流、 σは導電率、 J InLは中間膜の厚さである] によって得られる。中間膜のcd気持性Cよ、フィルム
の望ましい接点に穴を開け、これらの穴を導電性のペー
ストを用いて満たすことによって21べられる。マスク
を通して試料をプラズマエツチングすることによって、
これらの穴をPMDA10DAポリイミド銀中間膜中で
エツチングした。
これらの穴はセルロースフィルム中に簡単にパンチした
。第5表に種々の条件下で(試料製造の条件は第5表の
最後に示す)製造した中間膜の厚さと導電率を示す。比
較のために述べると、銀および銅のバルクの導電率は、
それぞれ、6.8x105ohm’ cm−”および5
. 9 x 105ohm’cm−’である。鎖中間膜
と鋼中間膜の両方の導電率は試料の焼結によって増加さ
せることができる。第5表には試料の焼結後に観測した
導電率も示す。PMDA10DAポリイミド中の中間膜
は300°Cで7分間焼結し、セルロース中の中間膜は
200°Cで10分間焼結した。
第5表 中間膜の導電率 σ5int 爪It  含瓜     フィルム   a (obm
 −’ cm−” )   (ohm ” Cm−’ 
)1a  銀  PMDAloDA   G、6x10
32.5xlO’2b 銀   セルロース     
3.3xlO’      1.4x1053C銅  
 セルロース     1.2x 10’      
2.4x 10’4d 銀   セルロース     
1.5 x to’      2.Ox 1055e
 銅   セルcy−ス2.5xlO3−−6fat 
 PMDAloDA  5   700(拡散) a、 例1に従って製造。
b、   O,OIN  AgNO3水溶液オヨヒ0、
OIN  NaHB (OCH3)s水溶液の20分間
の向流拡散によって製造。
c、   0.05N  CuCl2水溶液および0.
05N  NaHB (OCH3> 3水溶液の15分
間の向流拡散によって製造。
d、   0.OIN  AgNO3水溶液および0、
OIN  NaBH4水溶液の20分間の向流拡散によ
って製造。
e、   0.05N  CuCl2水溶液および0.
05N  NaBH4水溶液の15分間の向流拡散によ
って製造。
f、   0.OIN  AgBF4ジメチルホルムア
ミド溶液およびO,OIN  NaBH4ジメチルホル
ムアミド溶液の160分間の向流拡散によって製造。
例9 CuCJ!2およびNaBH(OCH3)3の向流次の
実験は3つの具体例を提供する。つまり、第1に、これ
は再生セルロースフィルム中の鋼中間膜沈積の証明であ
る。第2に、これはNaBH4以外の還元剤を使用する
。最後に、これは本発明の方法が平坦なフィルム以外の
形に操作できることを示している。この実験では重合体
フィルムを重合体管に置換える。一つの反応体の溶液を
この管の内側に置き、他方の反応体溶液を管の外側に置
く。
一端が封じられた18cmの透析管の一片(水を満たす
場合には直径2.7cm)を、長さ23am、直径8c
mの円形のガラスチャンバー内に支持した。透析管に9
0Mの水を加え、ガラスチャンバーに950Mの水を加
えた。ガラスチャンバー内の透析管の位置を、管内の水
の水弗がガラスチャンバー内の水と同じ高さ・になるよ
うに調節した。ガラスチャンバーの底には磁気撹拌子が
含まれ、これを実験の間激しく撹拌させた。プレードパ
ドルを有するオーバーヘッド撹拌子を透析管の内側に置
いた。管内の溶液の循環を更に助けるために、ポンプを
使用して毎分500a?を越える速度で溶液を管の底か
ら管の頂上まで循環させた。
管の内側に10TILI!の0゜5N  CuCl2を
、管の外側に100ai!の0.55N  NaHB(
OCH3)3を同時に加えることによって沈積を開始し
た。希釈後、CuC,772およびNaHB(OCH3
) 3の濃度はそれぞれ、0.05Nおよび0.052
Nであった。溶液を15分間向流拡散させ、その時間の
後管をガラスチャンバーから除き、CuCl2溶液を注
ぎ出し、フィルムを過剰の水で洗浄した。この露出の後
フィルムは銅の外観を有した。試料を注型封入し断面を
ミクロト−ム処理した後、透過電子顕微鏡観察を行った
ところ、〜1μmの幅の鋼中間膜の存在が示された。分
析から237μg/cm2の銅が存在することが示され
た。中間膜は導電率3. 3 x 10’ohm’cm
−’であり、導電性であった。
例10 PMDAloDAおよびセルロース以外の種々の1) 
ポリアクリロニトリル中の銀 ポリアクリロニトリルフィルムはジメチルスルホキシド
溶液中の20%ポリアクリロニトリルからキャストシた
。0.OIN  NaBH4アセトニトリル溶液および
O,OIN  AgBF4アセトニトリル溶液の4時間
の向流拡散によって、0.0038cmの厚さのフィル
ム中に鎖中間膜を製造した。銀はNaBH4にさらされ
た面から〜2μmのところに明確な層として沈積された
2) ポリ塩化ビニル中の銀 ポリ塩化ビニルフィルムはテトラヒドロフラン溶液中の
20%ポリ塩化ビニルからキャストした。
0.05N  NaBH4アセトニトリル溶液および0
.05N  AgBF4アセトニトリル溶液の3時間の
向流拡散によって、0.0040cmの厚さのフィルム
中に鎖中間膜を製造した。中間膜はNaBH4にさらさ
れた面から〜2μmであった。ポリ塩化ビニルフィルム
はN a B H4溶液に感受性であり、長時間の接触
によって分解する。
3) ポリフッ化ビニリデン中の銀 ポリフッ化ビニリデンフィルムはジメチルアセタミド溶
液中の20%ポリフッ化ビニリデンがらキャストシた。
0.OIN  NaBH4アセトニトリル溶液および0
.OIN  AgBF4アセトニトリル溶液の12分間
の向流拡散によって、10μmの厚さのフィルム中に鎖
中間膜を製造した。中間膜はNaBH4にさらされた面
がら〜4μmであった。また、O,OIN  NaBH
4およびO,OIN  AgBF4を50%メタノール
:50%ジメチルホルムアミド中で60分間向流拡散す
る場合にも中間膜が製造された。第2の中間膜のシート
抵抗は5.8ohmであった。銀カチオンのポロヒドリ
ドによる還元に関する2次速度定数を増加させるために
、ジメチルホルムアミドにメタノールを加えた(上記参
照)。
4) ポリフッ化ビニル中の銀 ポリフッ化ビニルフィルムはデュポンカンパニーから市
販されていた。O,OIN  NaBH4アセトニトリ
ル溶液および0.01N AgBF4アセトニトリル溶液の60分間の向流拡散に
よって、26μmの厚さのフィルム中に鎖中間膜を製造
した。中間膜はNaBH4にさらされた面から〜18μ
mであった。また、0,01N  NaBH4および0
、OIN  AgBF4を20%エタノール: 80%
ジメチルホルムアミド中で90℃で20分間向流拡散す
る場合にも中間膜が製造された。
本発明の実施の最良の様式 現在考えられる本発明の実施の最良の様式は例1ないし
例6および例9と+loに示したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は反応体Aのフィルム中への拡散を示すa度勾配
図、第2図および第3図は、それぞれ、溶媒としてアセ
トニトリルおよびジメチルホルムアミドを使用した場合
のPMDA10DAフィルム中の鎖中間膜の電子顕微鏡
写真図である。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦(i  G、 
 2 F  j  G、  3

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の表面および第2の表面を有するフィルム中
    に0価値状態で金属を沈積する金属中間膜沈積(MID
    )法であって、 上記の第1面の少なくとも一部分へ金属イオンを供給し
    、かつ上記の第2面の少なくとも一部分へ還元剤を供給
    し、 上記の金属イオンが正の酸化状態にあり、更に、フィル
    ム中で移動できフィルムを通過して第2面へ向かう一般
    的な方向で輸送されるような配置状態にあり、 上記の還元剤が上記の金属カチオンに関して相対的に負
    の酸化状態にあり、更に、フィルム中で移動できフィル
    ムを通過して第1面へ向かう一般的な方向で輸送される
    ような配置状態にあり、このフィルム中に、このフィル
    ムの厚さ(L)より小さい厚さ(l_i_n_t)を有
    する上記の金属中間膜を生産する工程を包含する 金属中間膜沈積法。
  2. (2)金属が500Åを越えない直径を有する粒子とし
    て沈積される特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)金属イオンと還元剤の間の反応速度が、フィルム
    の約10分の1までの厚さを有する連続層として沈積さ
    れた金属中間膜を生産するのに十分な大きさである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)多数の中間膜が、フィルムを金属イオン/還元剤
    の複数の組合せに連続的にさらすことによって形成され
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)フィルムにさらされる少なくとも二つの金属イオ
    ン/還元剤の組合せが金属イオンおよび還元剤の濃度以
    外は同一である特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. (6)フィルムが有機重合体フィルムである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  7. (7)有機重合体フィルムが、ポリイミド、セルロース
    、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)、ポリアクリロニ
    トリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニルおよびポリ
    フッ化ビニリデンから選ばれる特許請求の範囲第6項記
    載の方法。
  8. (8)金属イオンが溶液中に供給され、この金属がCu
    、Ag、Au、Cd、Hg、Cr、Co、Ni、Pd、
    PtおよびSnから選ばれる特許請求の範囲第6項記載
    の方法。
  9. (9)還元剤が溶液中に供給され、この還元剤がナトリ
    ウムボロヒドリドまたはナトリウムトリメトキシボロヒ
    ドリドである特許請求の範囲第6項記載の方法。
  10. (10)フィルムの片面または両面が透過性の領域の2
    次元パターンを含み、沈積された金属がこのパターンに
    対応する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  11. (11)バルク金属の密度の65%もの高さの密度を有
    する中間膜を得るのに十分な長い時間の間実施される特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  12. (12)バルク金属の導電率の約5ないし10%の導電
    率を有する中間膜を得るのに十分な長い時間の間実施さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  13. (13)金属が0.3ないし10μmの厚さを有する連
    続層中に沈積される特許請求の範囲第1項記載の方法。
  14. (14)フィルムが2から100μmまでの範囲内の厚
    さを有する特許請求の範囲第6項記載の方法。
  15. (15)金属がAgであり、フィルムがポリイミドから
    構成される特許請求の範囲第14項記載の方法。
  16. (16)金属がCuであり、フィルムがポリイミドから
    構成される特許請求の範囲第14項記載の方法。
  17. (17)金属がAuであり、フィルムがポリイミドから
    構成される特許請求の範囲第14項記載の方法。
  18. (18)フィルムが4,4′−オキシジアニリンおよび
    ピロメリチン酸二無水物のポリイミドから構成される特
    許請求の範囲第15項記載の方法。
  19. (19)フィルムが4,4′−オキシジアニリンおよび
    ピロメリチン酸二無水物のポリイミドから構成される特
    許請求の範囲第16項記載の方法。
  20. (20)フィルムが4,4′−オキシジアニリンおよび
    ピロメリチン酸二無水物のポリイミドから構成される特
    許請求の範囲第17項記載の方法。
  21. (21)フィルムの性質に逆に影響することなく金属を
    焼結するために、中間膜を全体的にまたは空間選択的な
    様式で加熱する工程を包含する特許請求の範囲第1項に
    記載する方法によって生産された中間膜の電気的および
    /または光学的性質をその場所で修正する方法。
  22. (22)中間膜がレーザーによって空間選択的な様式で
    加熱される特許請求の範囲第21項記載の方法。
  23. (23)電気的および/または光学的性質の修正が、中
    間膜全体またはその選択された部分のいずれかにおいて
    導電率および光学反射能の増加を提供する特許請求の範
    囲第21項記載の方法。
  24. (24)加熱が導電率および光学反射能が最大値に到達
    するまで続けられる特許請求の範囲第23項記載の方法
  25. (25)上記の最大値に到達するまで加熱される中間膜
    が、最大値より小さい導電率および光学反射能を提供す
    るように、選択された部分を更に加熱される特許請求の
    範囲第24項記載の方法。
  26. (26)フィルムが4,4′−オキシジアニリンおよび
    ピロメリチン酸二無水物のポリイミドであり、金属が銀
    であり、中間膜の導電率が約7×10^3(ohm c
    m)^−^1を越えず、焼結した銀の導電率が少なくと
    も2.5×10^4(ohm cm)4である特許請求
    の範囲第21項記載の方法。
  27. (27)中間膜が全体的にまたは空間的に制御された部
    分で焼結される特許請求の範囲第1項に記載する方法に
    よって製造されたフィルム構造物。
  28. (28)複数の中間膜が存在する特許請求の範囲第27
    項記載のフィルム構造物。
  29. (29)フィルムが有機重合体フィルムである特許請求
    の範囲第27項記載のフィルム構造物。
  30. (30)焼結されていない中間膜の空間的に制御された
    部分をレーザーによって加熱することによって、焼結し
    た中間膜が生産される特許請求の範囲第29項記載のフ
    ィルム構造物。
  31. (31)ポリイミドの性質に逆に影響することなく粒子
    性の銀および/または金を焼結するために、全体的にま
    たは空間選択的な様式のいずれかにおいて中間膜を加熱
    することによって、特許請求の範囲第1項に記載する方
    法によって生産されたポリイミドフィルム中の粒子性の
    銀および/または金から構成される中間膜の導電率およ
    び/または光学反射能をその場所で増加する方法。
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