JPS62198627A - オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン - Google Patents

オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン

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Publication number
JPS62198627A
JPS62198627A JP4361286A JP4361286A JPS62198627A JP S62198627 A JPS62198627 A JP S62198627A JP 4361286 A JP4361286 A JP 4361286A JP 4361286 A JP4361286 A JP 4361286A JP S62198627 A JPS62198627 A JP S62198627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virus
vaccine
liquid
disease
cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP4361286A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiari Sasaki
佐々木 文存
Kenichi Yoshiki
吉木 研一
Takeo Oosugi
剛生 大杉
Tadashi Hirahara
平原 正
Ichizo Iwamoto
岩本 市蔵
Kazuo Kodama
児玉 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microbial Chemistry Research Foundation
Original Assignee
Microbial Chemistry Research Foundation
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Filing date
Publication date
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Priority to JP4361286A priority Critical patent/JPS62198627A/ja
Publication of JPS62198627A publication Critical patent/JPS62198627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はオーエスキー病可溶化抗原ワクチンに関する
ものである。
〔従来の技術〕
オーエスキー病は別名仮性狂犬病とも呼ばれ、オーエス
キー病ウイルス(ブタヘルペスフィルス1型)の感染に
より主としてブタに感染する疾病で、特に妊娠ブタが感
染すると死。産や異常子の娩出などが多く見られる。ま
た、子ブタが感染すると、特に新生ブタでは、神経症状
を1徴とし致命率のきわめて高い疾病を発病し畜産経営
上大きい経済的損害を与えることになる。また、このフ
ィルスはブタばかりではなく、クシ、クマ、ヒツジ、ヤ
ギ、イヌ、ネコなどほとんどすべての哺乳動物で感染が
成立し、死亡率100%の危険な疾病を起こさせる。そ
こで畜産先進国である欧米において、このような疾病を
予防するためのワクチンが種々研究され、その一部は実
用化も試みられているが、有効性の確実なワクチンの開
発には至っていないのが現状である。そして、このフィ
ルスに感染したブタは症状の回復後においても体内にフ
ィルスを持ち続け、何かのはずみにそれを排出して、ほ
かのブタに対する感染源、いわゆる保毒ブタ、となるの
で、重病の防疫対策として血中の免疫抗体保有の有無を
調べることにより保毒ブタを摘発し、これを淘汰する方
法が採られている。しかし、多数のブタについて感染歴
を調査し、その結果によって淘汰する方法は非常に繁雑
であり決して好ましいものとは言えず、ほかの伝染病と
同様にワクチン接種による予防方法の確立が強く望まれ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように従来技術においてはオーエスキー病に対して
信頼できる有効性をもった予防ワクチンがなく、本店の
伝播を未然に防ぐことはきわめて容易でないという問題
点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明はオーエスキ
ー病ウイルスを培養細胞に感染させ、この感染によって
変性された細胞から抽出される可溶化抗原をオーエスキ
ー病可溶化抗原ワクチンの有効成分とする手段を採用し
たものである。以下その詳細を述べる。
オーエスキー病ウイルスは、元来、その宿主域がきわめ
て広く、多種類の動物が感染することは前述のとおりで
あり、ガラス器内で培養されているいろいろの動物由来
の培養細胞においても広い宿主域を有し、はとんどすべ
ての哺乳動物由来の培養細胞に感染し増殖するので、こ
の発明における培養細胞は特に限定されるものではない
が、ブタ由来前、ハムスター由来前、ハムスター由来肺
、アフリカミトリサル由来腎、クシ由来前などは良好な
増殖効果を示す培養細胞として例示することができる。
このような培養細胞にオーエスキー病りィルスを接種し
、適宜の温度および時間をかけて感作し、細胞にフィル
スを吸着させた後、接種したフィルス液を除去し、フィ
ルス増殖用培養液を加えてフィルスを培養する。培養後
フィルスによる細胞の特徴的形態変化が確認された時点
で培養液を取り除き、変性された細胞を集めて洗浄し、
この細胞の浮遊液に界面活性剤(たとえばNP 4Qも
しくはTRITON−XIQQなど)を少量添加し、感
作した後可溶化抗原を抽出し得られた抽出液を遠心分離
し、その上澄み液をこの発明のワクチンの主原料とする
。この工程中において添加される界面活性剤の作用によ
り、フィルスは可溶化し不活化されて感染性を完全に失
ってしまうので、不活化処理は全く不必要である。そし
て上記上澄み液に親水性油性アジュバントを加えて液状
ワクチンとして使用するか、または凍結乾燥等の常法に
よって粉末化した後、滅菌精製水で再度液状にして前記
同様の親水性油性アジュバントを加えて使用してもよい
〔実施例〕
ブタ由来前の培養細胞にオーエスキー病ウイルスのワク
チン製造用株を接種し、37℃で60分間感作してフィ
ルスを細胞に吸着させた。接種したフィルス液を取り除
き、これにフィルス増殖用培養液を加えて37℃で培養
し、培養後一定の時間間隔をおいて顕微鏡下で細胞を監
視しながら、フィルスの感染によって起こる細胞の特徴
的形態変化(CPE)を観察した。このようにして細胞
の変性が確認されるとその時点で上記培養液を除き、細
胞を剥ぎ取って集め、この細胞をリン酸緩衝食塩液によ
って2回遠心洗浄し、洗浄を終わった細胞の10%浮遊
液に界面活性剤NP 4Qを0.4%(マタハTRIT
ON−X100を0.5%)の割合で添加し、4℃で約
90分量感作し、可溶化抗原を抽出した。
この抽出液を遠心分離機(10G、60分間)で分離し
、上澄みをワクチンの主要原料とした。得られた上澄み
液を常法に従って凍結乾燥し、粉末状にして保管し、使
用時には滅菌精製水を添加して上澄み液と同濃度の液に
し、親水性油性アジュバントを加えこの発明の可溶化抗
原ワクチンを得た。得られたワクチンの安全性および有
効性を確認する目的でつぎの試験を行なった・ (1)感受性豚接種試験: ワクチンの安全性を調べるため、生後母ブタより隔離し
、人工乳で飼育した感受性の高い2日齢の子ブタ11頭
のうち、5頭には接種Jil l m Iで筋肉内に、
また4頭には同量の接種惜1 m lで皮下にワクチン
を接種し、残り2頭を無処置対照とした。いずれの子ブ
タに対しても臨床観察期間を14日間とし、臨床所見と
して元気、食欲および体温などの一般状態、局所所見と
して腫脹、発赤および硬結など注射部位の状態を詳細に
調査したが、いずれの接種子ブタも無処置対照子ブタと
共に全く異常が認められなかった。
(2)実験小動物接種試験: ワクチンの安全性を確認するため、実験小動物のマクス
およびモルモットを用いた試験を行なつ第  1  表 た。すなわち、マクスは28日齢のものを、またモルモ
ットは体重的300gのものを選び、ともに腹腔内、筋
肉内および皮下にワクチンを注射し、臨床所見および体
重変化を観察し、第1表にその結果をまとめた。いずれ
も異常は全く認められずワクチンは安全であることが確
認された。
(3)  ブタ免疫試験: ワクチンの有効性を確認するため、2〜3力月齢のブタ
5頭にワクチンを第2表に示すような量第2表 ※1・・・3週間隔2回注射、※2・・・第2回注射後
の経過退散で3週間隔で2回接種し、3〜4週後に強者
クイルスを大量に接種し、感染防御試験を行なった。
防御効果は強者クイルスを鼻腔内に接種後、毎日体温を
測定し、元気、食欲などを観察するとともに、14日間
にわたって鼻汁を採取し、強者クイルスが排出されるか
否かによって調べた。比較のためワクチンを接種しない
無処理対照のブタに対しても同様の強毒株攻撃試験を実
施した。まず、第3表 第2表の結果から明らかなように、ワクチンを注射して
おいた試験ブタでは、ワクチン注射後血清中にウィルス
に対する中和抗体が産生され、その抗体価も非常に高い
価を示した。また、これらのブタに対する強毒株攻撃試
験結果は第3表に示した。ここで、強毒株攻撃試験はオ
ーエスキー病ウィルス山形5−81株10・ を第2回
目ワクチン注射後3週目に鼻腔内に接種して異常を観察
するのであるが、第3表から明らかなように、無処理対
照の46および1.07番のブタは強毒株の接種により
41℃を越える発熱、伏臥、嘔吐、泡沫などの症状を発
現し、1頭は6日後に死亡したが、ワクチン注射を施し
たブタ5頭はいずれも異常は全く認められず、鼻汁中に
も血液中にもウィルスの存在は証明できず完全な感染防
御効果が示された。
〔効果〕
以上のように、この発明のオーエスキー病可溶化抗原ワ
クチンは安全性および有効性のいずれにおいても優れて
おり、このワクチンを予め接種することによって哺乳動
物のオーエスキー病に対する感染を未然に防ぐことがで
きるので、従来のような繁雑な予防策を構することなく
畜産経営上の莫大な損失を回避することが可能となる。
したがって、この発明の意義はきわめて大きいと言うこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オーエスキー病ウイルスを培養細胞に感染させ、この感
    染によって変性された細胞から抽出される可溶化抗原を
    有効成分としたことを特徴とするオーエスキー病可溶化
    抗原ワクチン。
JP4361286A 1986-02-26 1986-02-26 オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン Pending JPS62198627A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4361286A JPS62198627A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン

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JP4361286A JPS62198627A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン

Publications (1)

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JPS62198627A true JPS62198627A (ja) 1987-09-02

Family

ID=12668659

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JP4361286A Pending JPS62198627A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 オ−エスキ−病可溶化抗原ワクチン

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JP (1) JPS62198627A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02798A (ja) * 1987-12-23 1990-01-05 Immuno Ag Chem Med Prod 可溶性両親媒性タンパク質ならびにその製造および精製法
JP2007311091A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Micro Gijutsu Kenkyusho:Kk タッチパネル
JP2009538344A (ja) * 2006-05-25 2009-11-05 ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ インコーポレイテッド ローソニア・イントラセルラリス感染に対する幼若動物のワクチン接種
US9013411B2 (en) 2008-11-06 2015-04-21 Japan Display Inc. Touch panel device having an outer edge frame body, an electro-optical device using the same, and an electronic apparatus using the same

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US9013411B2 (en) 2008-11-06 2015-04-21 Japan Display Inc. Touch panel device having an outer edge frame body, an electro-optical device using the same, and an electronic apparatus using the same

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