JPS62197465A - 塩化ゴム塗料用樹脂組成物 - Google Patents

塩化ゴム塗料用樹脂組成物

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JPS62197465A
JPS62197465A JP3829286A JP3829286A JPS62197465A JP S62197465 A JPS62197465 A JP S62197465A JP 3829286 A JP3829286 A JP 3829286A JP 3829286 A JP3829286 A JP 3829286A JP S62197465 A JPS62197465 A JP S62197465A
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Masahide Amemoto
飴本 正秀
Hikari Watanabe
光 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、一般には重防食塗装時の中塗りおよび上塗り
用に使用される塩化ゴム塗料用樹脂組成物に関し、更に
詳細には塩化ゴム塗料に混合される新規なアルキド樹脂
に関するものでおる。
〔従来技術とその限界〕
従来より塩化ゴム塗料は、リコートフリーが特徴であっ
たが作業性、顔料分散性、耐久性、可塑剤のブリード等
の欠点を有している。これらの欠点を改善16目的で近
年、アルキド樹脂が混合されるようになってきた。しか
し、この種アルキド樹脂配合の塗料においては、一般に
相溶性が悪くかつりコートフリーという特徴が失われて
しまい、作業時間の制約を受ける等の欠点が生じている
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、前記した従来技術におけるアルキド樹脂
ブレンド系の塩化ゴム塗料の相溶性ならびにクコ−1〜
性の欠点を改良すべく鋭意研究した結果、アルキド樹脂
として油脂成分50重量%以上ハ がヨウ素価140以上の乾性油である油脂で変性され、
かつ油長が60%以下であるもの、さらに特定の多価ア
ルコール成分と多塩基酸成分を有するものをフェノール
樹脂で1〜15重量%変成したもの、即らフェノール樹
脂変性アルキド樹脂を用いると、該フェノール樹脂変性
アルキド樹脂が塩素化ポリマーに対して相溶性が良く、
かつリコート性にも優れていることを児い出し、本発明
を完成するに至った。
(発明の構成) この発明を概説すれば、フェノール樹脂変性アルキド樹
脂1〜60車足%、塩素化ポリマー10〜70重R%、
可塑剤0〜40重量%の合計が100重里%となるよう
に配合して成る塩化ゴム塗料用樹脂組成物に関するもの
である。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
a) フェノール樹脂変性アルキド樹脂成分について。
本発明の組成物を構成する第一の必須成分である前記フ
ェノール樹脂変性アルキド樹脂成分は、常温乾燥用に供
されるものでめることがらアルキド樹脂自体は空気硬化
機構を持つ乾性油、又は半乾性油で変性されたものを使
用するが、ざらにフェノール樹脂で変性されると、特に
乾燥性が遅くなる。このため、本発明においてはアルキ
ド樹脂の変性剤としてアマニ油、脱水ヒマシ油、サフラ
ワ油、魚油等のヨウ素価140以上の乾性油を、変性剤
油脂の少なくとも50重母%以上使用することが必要で
ある。もちろん大豆油、水添魚油、米糠油等の半乾性油
、ヤシ油、動物油脂等の不乾は油を少ffi (Jf用
することは何等差しつかえない。また本発明に使用され
るフェノール樹脂変性アルキド樹脂の油長は60%以下
、好適には10〜50%の範囲である。油長が60%を
越えると乾燥性に著しい欠点を生じる。また、前記アル
キド樹脂を構成する多塩基酸成分としては無水フタル酸
などが使用されるが、塩素化ポリマーとの相溶性を改善
するためにイソフタル酸、テレフタル酸を用いることが
必要である。その使用通は10重但%以上が好適であり
、10市届%未満の場合、相溶性に悪影響を及ぼす。更
にオルトフタル酸、ヘキサヒドロオルトフタル酸、テト
ラヒドロオルトフタル酸を単独又は混合して使用しても
かまわない。その他パラターシャリ安息香酸、アジピン
酸、フマール酸、コハク酸、イタコン酸、アビライン酸
、トリメリット酸、ピロメリット酸、無水マレイン酸、
アビエチン酸、ロジン、ゼバチン酸等の他の酸成分を併
用するのは何等差しつかえない。
ざらに前記アルキド樹脂を構成する多価アルコール成分
としては、塩素化ポリマーと相溶性の良いトリメチロー
ルエタンおよびまたはトリメチロールプロパンを少なく
ともアルキド樹脂中に10単徂%以上使用することが必
要でおる。10重量%未満であると光沢に悪影響を及ぼ
す。勿論、ペンタエリスリトール、エチレングリコール
、グリセリン、ネオペンチルグリコール、プロピレング
リコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール
、ジプロピレングリコール、ベンタンジオール。
ヘキサンジオ−−ル、ビスフェノールA、水添ビスフェ
ノールA、トリス2−ヒドロキシエチルイソシアスレー
ト等を併用してもよい。
フェノール樹脂変・P1アルキド樹脂の製造方法として
、公知開用の方法が採用される。すなわら、低分子量の
フェノール樹脂で変性する場合は、ウムエステル化後に
芳香族多塩基酸と同時に加え、エステル化反応と平行し
て付加反応させる方法が必る。また比較的高分子量のフ
ェノール樹脂で変性する場合は、アルキド樹脂製造後期
または製ja後に添加することにより目的とする変性ア
ルキド樹脂か得らる。
本発明は、塗膜表面と内部に均一な乾燥性を与え、かつ
重ね塗り時のリフティングを防ぐ目的で、アルキド樹脂
の変性剤としてフェノール樹脂を用いる点に大ぎな特徴
をなすものである。
このフェノール樹脂としては、フェノール、パラターシ
ャリブチルフェノール、オクチルフェノール、ビスフェ
ノールA、クレゾール、キシレノール、パラセカンダリ
−フェノール等を単独又は混合し、ホルマリンを加え酸
触媒又はアルカリ触媒下で反応させて得られるノボラッ
ク型フェノール樹脂やレゾール型フェノール樹脂が用い
られる。
溶剤系への溶解性を保持させる目的で低級アルコール共
存下で一部エーテル化したフェノール樹脂を用いても良
い。これらは、フェノール樹脂の製法において既に広く
知られた方法であり常法をもって製造できる。これらフ
ェノール樹脂によるアルキド樹脂の変性量は1〜15重
量%、好ましくは3〜10重量%である。15重量%を
越えると光沢の減少が著しく、1%未満ではりコート性
が悪い。
このようにして得られたフェノール樹脂変性アルキド樹
脂の使用量は、全組成(100重量%)に対し1〜60
重量%、好ましくは5〜50重量%用いられる。1重母
%未満では諸性能か得られず、60手量%を越えると防
食性やりコート性に悪影響を及ぼす。 次に本発明にな
るフェノール樹脂変性アルキド樹脂の使用溶剤としては
、塩素化ポリマーに対して良溶剤であるトルエン、キシ
レン、スワゾール1000 (丸首石油(株)製)等の
芳香族系炭化水素を使用するのが良い。またエステル系
溶剤やケトン系溶剤を併用しても何等差しつかえないが
、塩素化ポリマーに対して貧溶剤であるアルコール系等
の溶剤はできるだけ使用しない方が良く、あえて使用す
る場合はごく少量とすべきである。
b) 塩素化ポリマー成分について。
次に本発明の組成物を構成する必須成分で必る塩素化ポ
リマーについて説明する。
塩素化ポリマーとしては塩素含有量が50重量%以上の
塩化ゴム、塩素化ポリエチレン、塩素化プロピレン、塩
素化エチレン酢酸ビニル共重合体、で代表される塩素化
ポリオレフィン類および環化ゴムが使用される。市販品
としては次のようなものがある。 アデカ塩化ゴムCR
−5,CR−10、CR−20(心電化(株)製)で代
表される塩化ゴム類ニスーパークロンLT・90几丁A
・909LL ・907HA ・ 507・ 510・
 515(出隅国策パルプく株)製〕の塩素化ポリエチ
レンや同社製のスーパークロン406・306S・10
6[・106H・ 602等の塩素化ポリプロピレン等
の塩素化ポリオレフィン類;「Cに−514」(西ドイ
ツ国ヘキスト社製環化ゴム)等の環化ゴム等の塩素含量
50重量%以上のものを単独又は混合して、任意に用い
ることができる。前記塩素化ポリマーは、粉末で市販さ
れているので使用に当っては芳香族溶剤等に溶解して使
用するのが良い。
酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミン、酢酸イソブチル
、酢酸セロソルブ3−メトキシブチルアセテート等のエ
ステル系溶剤、アセトン、NIBK、)IEK等のケト
ン系溶剤等を併用することも可能でおる。
塩素化ポリマーの使用量は、全組成(1001ff1%
)に対し10〜70重呈%、好適には15〜60重徂%
で市る。10重量%未満であると防食性に悪影響を及ぼ
すし、また70重量%を越えると耐久性、可塑剤のブリ
ード等に欠点が生じる。
C) 可塑剤成分について。
更に本発明の組成物を構成する可塑剤成分としては、ジ
オクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチル
フタレートで代表されるフタル酸エステル系可塑剤;ト
リオクチルトリメリット酸等のトリメリット酸系可塑剤
;ポリサイザーW−320、P−206(大日本インキ
化学工業(株)製)などのエポキシ系可塑剤;ジオクチ
ルアジペート、ジオクヂルセバテート、トリクレジルフ
ォスフェート等の可塑剤;モノ1ナイ[アーW−40,
W−45,し1−50〔大日本インキ化学工業(株)製
〕、エンパラ70等の塩素化パラフィン系可塑剤を必要
により任意に使用することかできる。一般的に言って、
光沢、耐水性保持のために塩素化パラフィン系可塑剤を
単独又は複合して使用することが好ましい。前記可塑剤
成分の使用量は40ffl Fir%以下、好適には3
5%以下である。40重子%を越えると塗膜が軟化する
欠点が生じる。
以上の成分が本発明になる塩化ゴム塗料用樹脂組成物の
主要な成分でおるが、本発明になる組成物は塩素化物質
を大儀に含有しているため脱塩素反応を起し易い傾向に
おる。これを防ぐため少量のエポキシ化合物やジブチル
スーズマレートで代表されるスズ系化合物等を安定剤と
して用いてもよい。かくして得られる樹脂組成物を用い
た塩化ゴム塗料は、相溶性に極めて優れているため光沢
がよく、またアルキド樹脂を使用しているにもかかわら
ず重ね塗り時に発生するリフティングがないため、リコ
ート時間に何等の制限がなく、大幅な作業工程の合理化
を図ることができる。
(実施例) 次に本発明を参考例、実施例により更に詳しく説明する
が、本発明はその技術的思想を逸脱しない限り、これら
実施例に何等限定されるものではない。以下において部
、及び%は特に断りのない限り重量基準である。
(参考例〕 しフェノール樹脂製造例] 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却器及び加熱装置
のついた反応器に、パラターシャリブチルフェノール1
77部、オクチルフェノール200部、苛性ソーダ(純
度98重量%以上)230部、蒸溜水100部を加え撹
拌しなから95°Cに昇温し、2時間保持した。その後
50℃に冷却し、37%ホルマリン360部を5時間か
けて滴下し反応させた。
滴下終了後、30分間更に50’Cで反応をすすめた。
その後35%の塩酸5部を加えて中和し、更に89%リ
ンM60部を加えて30分間反応させた。その後室温ま
で冷却し撹拌を停止したまま16時間以上保持した。
反応物は水層と樹脂層に分離し、上澄みの水層部分を廃
棄して樹脂部分を取り出した。かくして得られたフェノ
ール樹脂は不揮発分80.2%、粘度(ガードナー25
℃>T−Uで透明褐色の粘稠液であった。
〔本発明になるフェノール樹脂変性アルキド樹脂の製造
例1〜3〕 製造例−1 撹拌機、温度計、冷却管、窒素導入管及び加熱装置を備
えた四ツロフラスコにアマニ油480部、イソフタル酸
200部を加え窒素雰囲気中で270℃まで加熱し、2
時間そのまま保持した。その後180°C以下に冷却し
、イソフタル酸124部、パラターシャリブチル安息香
W135部、トリメチロールプロパン231部、前記(
参考例) [フェノール樹脂製造例]で得られたフェノ
ール樹脂100部を加えて230℃に芦温しそのまま保
持した。酸価10以下になるまで反応をすすめた。反応
終了後180℃以下に冷却し、キシレン1050部を加
えた。
かくして得られたフェノール樹脂変性アルキド樹脂は、
不揮発分50.9%、粘度(ガードナー25℃)T−t
J、酸価5.0、油長45%でめった。
製造例−2 製造例−1と同様の反応器にアマニ油400部、トリメ
チロールプロパン150部、パラターシャリ安息香酸8
4部を仕込み、窒素雰囲気中で250°Cまで加熱しり
サージ(酸化鉛)0.27を加え、1.5時間保持した
。その後180℃以下に冷却し、トリメチロールプロパ
ン100部、イソフタル酸70部、無水フタル酸250
部、前記〔参考例〕 [フェノール樹脂製造例]で得ら
れたフェノール樹脂100部を加え230℃まで昇温し
そのまま反応を続けた。
酸価10以下になるまで反応を続け、その後、180℃
以下に冷却しキシレン1050部を加えた。
かくしてjHられたフェノール樹脂変性アルキド樹脂は
不揮発分50.3、粘度u−V、4.2、油長37%で
あった。
¥A造例−3 イソフタル酸170部、アマニ油300部を製造例−1
と同様の反応器に仕込み、撹拌しながら窒素雰囲気中で
270℃まで加熱し2時間そのまま保持した。その後、
180’C以下に冷却させイソフタル酸202部、トリ
メチロールエタン265部、安息香酸153部をIJn
えた後230’Cニ加熱し、230″Cを保持しながら
酸価10以下になるまで反応を続け、その後、180’
Cまで冷却しスーパーベツカサイト1001 (大日本
インキ化学工業(株)製、100%フェノール樹脂)を
60部加え、溶解したことを確認した後、キシレン10
50部を加えた。
かくして得られたフェノール樹脂変性アルキド樹脂は、
不揮発分50.4%、粘度はR−8,酸価は4.6、油
長28%であった。
〔比較対照とするアルキド樹脂の製造例4〜9〕製造例
−4 撹拌機、温度計、エアーコンデンサー、窒素導入管及び
加熱装置を備えた四ツロフラスコにペンタエリスリトー
ル70部、脱水ヒマシ油350部を加え窒素雰囲気中で
250℃まで加熱しりサージ0,59を加え、1.5時
間保持した。次いで180℃以下にして冷却し、無水フ
タル酸380部、安息香酸106部、エチレングリコニ
ル78部、ペンタエリスリトール75部を加え160℃
に加熱した。ざらに180℃まで3時間、230℃まで
2時間かけて昇温する。
その後酸価が10以下になるまで230℃に保持して反
応を続行させ、冷却後、キシレン970部を加えた。
かくして得られたアルキド樹脂の不揮発分(N。
■)は50.9%であり、25℃におけるガードナー粘
度(以下同様)はNであり、酸価は4.9、油長35%
であった。
製造例−5 アマニ油330部、ペンタエリスリトール53部、トリ
メチロールエタン203部、安息香酸125部を製造例
−1と同様の反応器に仕込み、窒素雰囲気中で250℃
まで加熱し、リサージ0.5g加えた後1.5時間25
()℃に保持した。その後180°C以下まで冷却し、
無水フタル酸350部を仕込む。次いで240℃まで加
熱し、その温度で酸価が10以下になるまで保持した俊
、180℃以下に冷却してキシレン980部で希釈した
かくして得られたアルキド樹脂は、不揮発分50.8%
、粘度X−Y、酸価4.8、油長33%であった。
製造例−6 製造例−1と同様の反応器にイソフタル酸170部、ア
マニ油310部を仕込み、撹拌しながら窒素雰囲気中で
270℃まで加熱し2時間そのまま保持した。その後、
180℃以下に冷却させイソフタル酸202部、トリメ
チロールエタン265部、安息香酸153部を加えた後
230℃に加熱し、230℃を保持した。酸価10以下
となるまで反応させた後、140℃まで冷却しキシレン
980部を加えた。
かくして得られたアルキド樹脂は、不揮発分50.1%
、粘度T1酸価4.8、油長31%であった。
製造例−7 製造例−1と同様の反応器にイソフタル11150部、
大豆油360部を撹拌しながら窒素雰囲気中で270℃
まで昇温し、1時間保持した。次いで180℃に冷却し
、イソフタル! 220部、安息香酸110部、トリメ
チロールエタン257部、前記〔参考例〕[フェノール
樹脂製造例]で得られたフェノール樹脂100部を加え
、230℃に加熱し、酸価が10以下になるまで230
℃を保持し後、180℃以下に冷却し、キシレン102
0部を加えた。
かくして得られたアルキド樹脂は、不揮発分50.3%
、粘度U−V、酸価5,1、油長34%であった。
製造例−8 製造例−1と同様の反応器にアマニ油/100部、トリ
メチロールプロパン160部、パラターシャリ安息香酸
55部を仕込み、窒素雰囲気中で250°Cまで加熱し
、リサージ0.2g加え1.5時間保持した後、180
℃以下に冷却した。その後、トリメチロールプロパン1
00部、無水フタルM 330部、前記〔参考例〕 [
フェノール樹脂製造例]で得られたフェノール樹脂10
0部を加えた後、230℃まで昇温し、そのまま保持し
た。V価10以下になるまで反応させた後、180℃以
下に冷却し、キシレン1050部を加えた。。
かくして得られた樹脂は、不揮発分49,9%、粘度X
−Y、 酸価4,8、油長37%であった。
製造例−9 製造例−1と同様の反応器にアマニ油750部、イソフ
タル酸197部を仕込み窒素雰囲気中で280°Cまで
加熱し、そのまま30分間保持した。その後140℃に
冷却し、ペンタエリスリトール93部および前記〔参考
例〕 [フェノール樹脂製造例]で得られたフェノール
樹脂100部を加え260°Cに昇温しそのまま5時間
保持した。酸価が10以下になるまで反応させた後、1
80°C以下に冷却し、キシレン1050部を加えた。
かくして得られたフェノール樹脂変性アルキド樹脂は、
不揮発分49.3%、粘度り、酸価5.0、油1(70
%でめった。 なお、前記比較対照となるアルキド樹脂
(製造例4〜9)の特徴を要約すると、以下のようにな
る。
製造例−4はフェノール樹脂未変性で、かつ多塩基酸、
多価アルコール成分も本発 明外のものでおる。
1例−5はフェノール樹脂未変性で、かつ多塩基酸成分
も本発明外のらのでおる。
製)前例−6は油脂類、多塩基酸、多価アルコール成分
は本発明になるものであるが、 フェノール樹脂未変性である。
製造例−7はフェノール樹脂変性で、多塩基酸、多価ア
ルコール成分も本発明になる ものでおるが、油脂類のヨウ素価が 130である。
製造例−8はフェノール樹脂変性で、油脂類、多価アル
コール成分も本発明になる しのでおるが、多塩基酸が本発明外 のものである。
製造例−9は油長が本発明外のものである。
以上の各アルキド樹脂の製造例で1qられたアルキド樹
脂100部に塩素化ポリマー60部、および可塑剤33
部を加え、ざらに酸化ヂタンR−820(5原産業(株
)製ルヂル型酸化チタン)  ioo部、沈降性5A酸
バリウム(堺化学(株)II)43部、エビクロン85
0部(大日本インキ化学工業(株)製エビービス型エポ
キシ樹脂)5部、ベントン34〔米国ナショナルリード
社製増粘剤)10部、スワゾール1000 (丸首石油
(株)製溶剤) 70部およびキシレン60部をそれぞ
れ配合し、慣用の塗料化法により各別に塗料を得て物性
試験を行った。その結果を第1表に示す。
以下余白 (注) 表中の各物性試験の具体的内容と、その判定2、を準は
以下の通りでおる。
光沢:塗装後1週間室温放置したものを測定した。
リコート性試験:下塗り、上塗り共に膜厚60μにて同
一塗料で試験を行った。
乾燥性:5枚ガーゼを重ね500!7の底の平らな分銅
をのせ、50℃1時間放置しガーゼ跡より判定した。
判定基準 リコート性:◎ 異常なし X リフティング 乾燥性:◎ 痕跡は認められず ○ 微少痕跡が認められる △ 少し痕跡が認められる X 強く    〃 第1表より明らかのごとく、光沢性、リコート性、乾燥
性を総合的に評価すると、本発明にな塩化ゴム塗料A−
Fは、比較塗料G〜Lよりも優れたものであることが判
明する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の塩化ゴム塗料用樹脂組
成物は光沢性、リコート性、乾燥性に顕′Aな効果を奏
するものでおる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)フェノール樹脂変性量が1〜15重量%であ
    り、かつ油長が60%以下でその油脂成分の50重量%
    以上がヨウ素価140以上の乾性油と、多価アルコール
    成分としてトリメチロールエタンおよびまたはトリメチ
    ロールプロパンを10重量%以上用いた多価アルコール
    成分と、多塩基酸成分としてイソフタル酸およびまたは
    テレフタル酸を10重量%以上用いた多塩基酸成分とか
    ら成るフェノール樹脂変性アルキド樹脂 1〜60重量
    % b)塩素化ポリマー 10〜70重量% c)可塑剤 0〜40重量% とから成る塩化ゴム塗料用樹脂組成物。
  2. (2)塩素化ポリマーが塩素含有量50重量%以上の塩
    化ゴム、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンお
    よび環化ゴムより選ばれる一種以上のものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の塩化ゴム塗
    料用樹脂組成物。
  3. (3)可塑剤が塩素化パラフィン、ポリエステル系可塑
    剤およびエポキシ系可塑剤であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の塩化ゴム塗料用樹脂組成物
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