JPS6219536A - モノクロ−ナル抗体含有百日咳予防治療剤 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体含有百日咳予防治療剤

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JPS6219536A
JPS6219536A JP16485486A JP16485486A JPS6219536A JP S6219536 A JPS6219536 A JP S6219536A JP 16485486 A JP16485486 A JP 16485486A JP 16485486 A JP16485486 A JP 16485486A JP S6219536 A JPS6219536 A JP S6219536A
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pertussis
monoclonal antibody
cells
bordetella
caused
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JP16485486A
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エレイン ツオマネン
ギュンター ローゼンフェルダー
ハリー トービン
ディートマー ブラウン
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Ciba Geigy AG
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    • C07K16/12Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria
    • C07K16/1203Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria from Gram-negative bacteria
    • C07K16/1225Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from bacteria from Gram-negative bacteria from Bordetella (G)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、哺乳類細胞膜複合糖質 (glycoconjugates)に対して生じたモ
ノクローナル抗体の投与による、ボルデテラ・ペルツシ
スBordetella  ertussisにより惹
起される百日咳の予防及び/又は治療の方法に関する。
以下余白 〔従来の技術〕 ボルデテラ(Bordetella)の種は、ヒト及び
動物における繊毛を有する(ciliated)呼吸器
粘膜に位置する感染を生じさせる。B、ペルツシス(B
、 etussis)及びB、バラペルツシス(B、 
 ara ertussis)はヒトにおいてのみ自然
の病気を生じさせ、他方B。
ブロンチセプティカ −坦21印μ功頂咀8違徂)は主
として動物、例えば1歯類又はイヌにおいて病気を生じ
させる。ボルデテラ・ペルツシスにより惹起される百日
咳は、高度に免疫されたヒトの集団においてさえ相当な
頻度の病気であり、そして未開発国における小児の死亡
率に重く寄与している。
世界保健機構は、最近、世界中のすべての子供が百日咳
からの保護を受けることを推奨している。
米国及びヨーロッパにおいて入手可能な最近の不活性化
全細胞ワクチンは70〜90%有効であるが、死亡を含
む、許容されない高率の毒性を有する(C1V、Bro
ome及びB、W、 Fraser+ J、 Inf、
 Pis。
144 187(1981))。B、ペルツシスの抗原
画分のみを含有する、V、A、Fulginiti、 
J、Inf、 Dis、 141?+146(1983
)により検討されているような新規なワクチンは最終的
には毒性を低下せしめるであろうが、しかしながらワク
チンは長期間にわたり免疫された者に対して100%の
保護を提供することができず、そして病気の療法におい
て有用でないであろう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
百日咳の治療のために現在入手可能な化学療法剤は病気
の進行を和らげることができるのみで感染に対して真に
闘うことができないから、これらの価値は限られている
。一層効果的な治療の必要性が存在する。この発明はこ
のような方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
哺乳類細胞膜複合糖質に対して生じたモノクローナル抗
体は、B、ペルツシスにより惹起される百日咳及びボル
デテラの他の種により惹起される気道の感染の予防及び
治療において非常に効果的である。従って、この発明は
、哺乳類におけるボルデテラ・ペルツシスにより惹起さ
れる百日咳及びボルデテラの他の種により惹起される気
道の感染の予防及び/又は治療の方法に関し、この方法
は哺乳類細胞膜複合糖質に対して特異的なモノクローナ
ル抗体又はその誘導体の有効量を処理を必要とする該哺
乳類に投与することを特徴とする。
複合糖質は、炭水化物官能を含有するバイオ分子、例え
ばグリコスフィンゴリピドのごとき糖脂質、糖蛋白質、
又はプロテオグリカンである。
膜成分として上皮細胞により生産される中性グリコスフ
ィンゴリピドに、特に悪性上皮細胞、例えば乳癌細胞、
肺癌細胞もしくは直腸結腸癌細胞により生産される中性
グリコスフィンゴリピドに、又は胎便から得られる中性
グリコスフィンゴリピドに結合するモノクローナル抗体
及びその誘導体が、この発明において特に有用である。
グリコスフィンゴリピド(glycosphingol
ipid i G S L )は炭水化物から成り、こ
の炭水化物は長鎖アミノアルコール〔最も一般的にはス
フィンゴシン(sphingosine)である〕の−
級ヒドロキシ官能基にグリコシド結合しているモノサッ
カライド又は通常はオリゴサツカライドであり、このア
ミノアルコールは今度はアミド結合を介して脂肪酸に連
結されている。このようなグリコスフィンゴリピドは上
皮細胞の細胞膜に組み込まれ、又はこれらによって体液
中に放出されるであろう。
1018S19.11.1018S69.4.1021
S11.28.1022S25.17及び1022S2
3.24と称するモノクローナル抗体、並びにその誘導
体、例えば抗体断片、しかし特にモノクローナル抗体そ
れ自体、が好ましい。この発明のモノクローナル抗体の
断片は例えばFab、 Fab ’又はF(ab’)z
断片であり、抗原決定基に対するその特異性を保持して
いるもの、すなわちグリコスフィンゴリピドに対する親
モノクローナル抗体の特徴的結合パターンを保持してい
るものである。
この発明のモノクローナル抗体は、種々の起源のグリコ
スフィンゴリピド(GSL)に対するそれらの結合パタ
ーンについて検出されそして分析され、そしてそれらの
免疫グロブリンクラス又はサブクラスにより特徴付けら
れる。
GSLに対するモノクローナル抗体の結合パターンは、
いわゆるGSL−プロッティング法により決定すること
ができる。グリコスフィンゴリピドは既知の方法により
、例えば溶剤抽出、溶剤分配及びクロマトグラフ法によ
り、種々の組織から、例えば乳房、肝臓、腎臓、肺臓、
扁桃組織、さらには腫瘍組織、例えば乳癌、肺腫瘍等か
ら、赤血球及び他の細胞起源から、例えば胎便、すなわ
ち新生児の便から得られる。GSLは薄層クロマトグラ
フィーにより分離され、そして全クロマトグラフパター
ンがニトロセルロースに移される。この目的のため、薄
層プレートを適当な溶剤、例えば水性低級アルコールに
より湿し、そして多孔質ニトロセルロースのシートに押
し付ける。ニトロセルロース上に得られたレプリカを場
合によってはストリップに切断し、そしてモノクローナ
ル抗体を含有する溶液と共にインキュベートレ、そして
ニトロセルロース上に吸着されたグリコスフィンゴリピ
ドと抗体との免疫反応を、既知の方法により、例えば酵
素に接合した第2抗体及びこれに続く酵素1貰により顕
在化し、又は放射性ラベルされた第2抗体により顕在化
する。
この発明のモノクローナル抗体は、19のヒトの個体か
らの乳癌生検材料からのGSL抽出物のほとんどにおい
て中性GSLに結合するが、ガングリオサイド、すなわ
ちシアル酸含有GSLに結合しない。これらの結果を、
抗原中性GSLの炭水化物鎖のモノサッカライドユニッ
トのおよその数と共に表に示す。
モノクローナル抗体の免疫グロブリンクラス及びサブク
ラスは、良く知られている方法により、例えばクラス特
異的第2抗体を用いる免疫拡散オークテルロニー法によ
り決定される。この発明のモノクローナル抗体は免疫グ
ロブリンG、、G、、。
02□G1、又はMのクラスに属する。
この発明のモノクローナル抗体は哺乳類の繊毛を有する
細胞(繊毛細胞)1、例えばヒト又はラビットの気管か
らの繊毛細胞に結合する。繊毛を有する細胞に結合する
この発明のモノクローナル抗体の能力は、繊毛を有する
生存細胞の新しく調製した懸濁液をモノクローナル抗体
と共にインキュベートするアッセイ法により決定される
。洗浄の後、細胞に結合したモノクローナル抗体を、試
験されるべきモノクローナル抗体上のエピトープを認識
する、フルオレソセインと接合した第2抗体により検出
する。このアッセイの結果を表に示す。
繊毛を有する細胞に結合するそれらの能力により、この
発明のモノクローナル抗体は繊毛へのB、ペルッシスの
付着をブロックする。これはおそらく、抗体が繊毛を有
する膜上のB、ペルッシスに対するレセプターと結合し
そして/又はそれを非接近性(inaccessibl
e)にするために生ずるであろう。繊毛を有する細胞へ
のB、ペルッシスの付着をブロックするモノクローナル
抗体の能力はE、 I。
Tuomanen等、J、 Cl1n、 Micro、
 20,167 (1984)により記載されている付
着アッセイにおいて決定される。このアッセイにおいて
は、生存B、ペルッシスを試験されるべきモノクローナ
ル抗体と混合し、そして次に生存細胞の新しく調製した
懸濁液とインキュベートする。この細胞は場合によって
はアトへシン、すなわち繊維性へマグルチシン又は百日
咳毒素と前インキュベートされる。繊毛を有する細胞に
付着するB、ペルツシスは、該細菌には結合するが、し
かし該細胞又は試験されるべきモノクローナル抗体には
結合しない、フルオレソセイン抗合抗体により検出され
る。平行試験において、この発明において使用されるモ
ノクローナル抗体はB、ペルツシスに結合しないことが
示される。結果を表に集約する。
幾分は、この発明のモノクローナル抗体はヒト繊毛細胞
からB、ペルツシスを除去することができる。これは前
記の改変された付着アッセイにおいて決定される。
結果を表に集約する。
以下余白 ヒト及びラビットの繊毛細胞に対するB、ペルツシス付
着試験の表に集約された結果は、百日咳及びボルデテラ
の種により惹起される気道の関連する感染の予防及び/
又は治療にモノクローナル抗体を適用することができる
ことを示している。これらのモノクローナル抗体、又は
抗原決定基に対する特異性を維持しているその断片の、
繊毛を有する気管粘膜への直接供与はB、ベルツシスリ
セプターへの結合を導き、これによってこれらの特異的
宿主標的への細菌の付着を阻害する。そして、B、ペル
ツシスが繊毛エスカレータ−により除去されることがで
き、そして感染が回避される。このような予防は特に重
要である。なぜなら、この病気は実質的に100%伝染
性であり、そして繊毛上でのB、ペルツシスのコロニー
形成を予防するための抗生物質療法の効果はかなり疑わ
しいからである。
さらに、百日咳及び関連疾患の確立されたケースの効果
的な療法が予想される。約6〜8週間維続する感染は、
繊毛に付着性のB、ペルツシスの増加及びこれに続く新
しい娘細胞の新しいりセプタ一部位への付着により永続
される。モノクローナル抗体の投与は、このような娘細
胞の付着をブロックし、そして繊毛上の結合部位につい
て確立された細胞と競争し、これによって感染を停止せ
しめそして最終的に退化せしめるであろう。
この発明に従えば、モノクローナル抗体がヒトを包含す
る哺乳類の気道に投与される。これらは吸入組成物の形
で、例えば主として約2〜5μmの粒子サイズを有する
粉末混合物として、又は揮発性推進剤による加圧容器か
らのエーロゾルとして供与されるであろう。
粉末形の医薬組成物は、この発明のモノクローナル抗体
を、肺組織と適合性の固体担体、好ましくはラクトース
、及び場合によっては安定剤と混合することによって調
製される。粉末は篩別され、そして場合によっては推進
剤と共に、吸入される場合に所定量の粉末を放出するよ
うに調節された装置に詰められる。適当な推進剤は圧縮
ガス、例えば圧縮空気、さらには笑気又は二酸化窒素で
ある。
吸入のための医薬組成物はまた、水溶液、例えば肺組織
と適合性の等張溶液又は緩衝液である。
これらの溶液は、モノクローナル抗体を水又は水性塩溶
液に溶解し、場合によっては所望により安定剤及び防腐
剤を添加することにより調製される。
この溶液は口を通して吸入するのに適当な噴霧装置又は
ネブライザーに充填される。
エーロゾルは、モノクローナル抗体を水に溶解し、アル
コール、例えばエタノール又はベンジルアルコール及び
所望により安定剤を添加し、そしてこれを液化した揮発
性推進剤と混合することにより調製される。この混合物
は所定量のエーロゾルを放出する弁を有する圧力容器に
充填される。
適切な推進剤は非毒性であり、そして大気圧において室
温より低い沸点を有し、そして例えば低級アルカン類又
は低級アルキルハライド類である。
商標“フレオン”として知られている低級フルオロアル
カン又は低級クロロフルオロアルカン、例えはジクロロ
ジフルオロメタン(フレオン12)、ジクロロテトラフ
ルオロエタン(フレオン114)等が特に好ましい。
投与されるべきモノクローナル抗体の量は、処置を必要
とする哺乳類の種、年令、及び個々の状態に依存する0
例えば体重10kgの子供の気道に投与される日用量は
約5曙〜約500■、好ましくは約10■〜100■で
ある。例えば体重70kgの成人には一層高投与量、例
えば前記の投与量の3〜10倍、好ましくは約100■
〜1000■を投与する。
この発明において使用されるモノクローナル抗体及びそ
の誘導体はそれ自体既知の方法により得られ、この方法
は該モノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマ細胞
を、 a)インビトロ培養し、そしてこの培養上清からモノク
ローナル抗体を単離するか;あるいは、b)適当な哺乳
類中でインビボ増殖せしめ、そして該哺乳類の体液から
モノクローナル抗体を回収し;そして所望により、 C)得られたモノクローナル抗体をその誘導体に転換す
る; ことを特徴とする。
プロセスa)のインビトロ培養のために適当な培地は、
場合によっては哺乳類血清、例えばウシ胎児血清が補充
されている、ダルベコの改変イーグル培地又はRPM1
1640培地のごとき標準的培地である。モノクローナ
ル抗体の単離は、培養上清中に含有される蛋白質の硫酸
アンモニウム等による沈澱、及びそれに続<、標準的ク
ロマトグラフ法、例えばゲル濾過、イオン交換クロマト
グラフィー、DEAEセルロース上でのクロマトグラフ
ィー、又はイムノアフィ・ニティークロマトグラフイー
による免疫グロブリンの精製により達成される。
プロセスb)のハイプリドーマ細胞の増殖により多量の
所望モノクローナル抗体を得ることができる。細胞クロ
ーンを同系哺乳動物に注射し、この動物が抗体産生腫瘍
を増殖せしめる。1〜3週間後、該噛動物の体液から目
的モノクローナル抗体を回収する。例えば、Ba1b/
cマウス由来のハイプリドーマ細胞を、場合によっては
炭化水素、例えばプリスタンにより前処理されたBa1
b/cマウスに腹腔的注射し、そして1〜2週間後、こ
れらのマウスの腹水を集める。目的とするモノクローナ
ル抗体を、それ自体既知の方法により、例えば硫酸アモ
ニウム等により、蛋白質を沈澱せしめ、これに続いて標
準的クロマトグラフ法、例えばゲル濾過、イオン交換ク
ロマトグラフィー、EEAEセルロース上でのクロマト
グラフィ、−1又はイムノアフィニティークロマトグラ
フィーにより免疫グロブリンを精製することにより単離
する。
グリコスフィンゴリピドの抗原決定基に対する特異性を
維持しているモノクローナル抗体の断片、例えばFab
 、  Fab’又はF (ab’)zは、プロセスの
a)又はb)により調製されたモノクローナル抗体から
、それ自体既知の方法により、例えば、ペプシンもしく
はパパインのごとき酵素による消化及び/又は化学的還
元によるジスルフィド結合の開裂により得ることができ
る。
目的とする抗体を分泌するハイプリドーマセルラインの
例は、骨髄腫細胞と、グリコスフィンゴリピドにより免
疫感作されだ哺乳類の8178球とのバイブリドたるセ
ルラインである。好ましくは、これらのセルラインはマ
ウス骨髄腫細胞と、グリコスフィンゴリピドにより免疫
感作された同系マウスの8178球とのバイブリドであ
る。
1’018S19.11.1022S25.1?、10
21S11.28、及び1018569.4と称し、1
984年8月16日にそれぞれNo l−331、l−
332、l−333、及びl−334として“Co11
ection Nationals de Cu1tu
res deMicroorganismes ″、パ
スツール研究所、パリに寄託されていハイブリドーマセ
ルライン、並びに1022523.24と称し1985
年5月31日にNo l−453として上記寄託樋管に
寄託されているハイブリドーマセルラインにより分泌さ
れるモノクローナル抗体が特に好ましい。これらのハイ
ブリドーマセルラインは、マウス骨髄腫セルラインSP
210−Ag14と、グリコスフィンゴリピド により
免疫感作されたBa1b/cマウスの肺臓の8178球
とのハイプリドーマである。これらは安定なセルライン
であり、それぞれ1018S19.11.1022S2
5.1?、1021S11.28.1o18s69.4
 、及び1022S23.24と称するモノクローナル
抗体を分泌する。セルラインは深冷凍結培養物として維
持することができ、そして解凍及び再クローニングによ
り再活性化される。
中性グリコスフィンゴリピドに対するモノクローナル抗
体を分泌する上記の好ましいハイブリドーマセルライン
は、サルモネラ・ミネソタ(Salmonella m
1nesota) R595ラフ株細菌上に吸着された
グリコスフィンゴリピドによりBa1b/cマウスを免
疫感作し、これらのマウスの抗体産生肺細胞を同系骨髄
腫細胞と融合せしめ、この融合において得られたバイブ
リド細胞をクローン化し、そして目的の抗体を分泌する
細胞クローンを選択することにより調製される。
免疫感作に使用されるグリコスフィンゴリピドはアセト
ンにより前処理されたヒト乳癌生検材料から、又はヒト
胎便から、メタノール/クロロホルム/水混合物による
抽出、水及びメタノール/クロロホルム間の溶剤分配、
並びに逆相シリカゲルクロマトグラフィーにより得られ
る。
次に、例によりこの発明を説明する。但し、これにより
この発明の範囲を限定するものではない。
例中に使用される略号は次の意味を有する。
BSA    ウシ血清アルブミン GSL    グリコスフィンゴリピドHAT    
ヒポキサンチン/アミノプテリン/チミジン HEPES    N−2−ヒドロキシエチルピペラジ
ン−N′−2−エタンスルホン酸 HPTLC高速薄層クロマトグラフィーPBS    
リン酸緩衝化塩溶液 TBS   トリス−(ヒドロキシメチル)−アミノメ
タン緩衝化塩溶液 Tris     )リス−(ヒドロキシメチル)−ア
ミノメタン VCB    ウィルス収集ブロス エストロゲンリセプターの決定のために採取された癌生
検組織検体由来の細胞性沈降物を、組織学的確認により
診断された多数の乳癌患者から得る。典型的な実験にお
いては、ポリスチレンチューブ中の凍結クロットとして
得られた190の個体のサンプルをドライアイスにより
さらに冷却し、そしてプラスチックをハンマーにより破
砕する。
集めた沈降物(湿重量169 g )を凍結乾燥して3
3gの乾物を得る。4℃にてツルパル組織ブレンダーを
用いてアセトン中でホモジナイズし次に濾過する操作を
反復することにより乾燥材料から蓄蔵脂肪を除去する。
残る固体材料はなお多量の極性脂質例えばホスホリピド
及びグリコスフィンゴリピドを含有する。これらを室温
にて200m lのクロロホルム/メタノール(2: 
1.V/V)を用いて3回、及び200m lのクロロ
ホルム/メタノール/水(1: 1 :0.2  、 
V/V/V)を用イテ2回抽出する。
1.2  フォルク (Fo lch  \多量のリン
脂質、及びそのオリゴサツカライド鎖中に4個未満の糖
を有するグリコスフィンゴリピドを、フォルク(Fol
ch) (T、 5aito  及びS、 Hakom
ori、 J、 Li id Res、  12.25
7(1971) )に従う改変された分配法により極性
グリコスフィンゴリピドから分離する。例1.1から集
められた抽出物を40℃にて減圧下で蒸発せしめ、そし
て栓を有するガラスシリンダー中の90mA’のクロロ
ホルム/メタノール(2:1、V/V)中に再溶解する
。151IIIlの水を加え、そして溶液を激しく振ど
うする。15分間放置した移相を分離する。クロロホル
ムに冨む下層をクロロホルム/メタノール10.1%水
性MCII  (1:10:10.V/V/V)で3回
抽出する。
1.3゛   クロマトグラフィー 塩及び他の水溶性汚染物を除去するため、例1゜2から
の一緒にした上層を蒸発せしめ、水に入れ、そしてリク
ロプレップ(Lichroprep)RP18  (メ
ルク、F、R,G、)の7 mlを収容するガラスカラ
ムに適用する。水で十分に洗浄した後、極性グリコスフ
ィンゴリピド画分を10n11の、そして次に10mj
2のクロロホルム/メタノール(2:1゜V/V)によ
り溶出する。収率は約3omg、すなわち組織の乾燥重
量の011%である。
1.4    クロマトグラフィー GSL標品の純度を、シリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー及びそれに続<、糖含有化合物を可視化するオルシノ
ール/硫酸試薬(L、 Svennerholm。
J、 Neurochem、上、 42(195G)又
はフォスプレー(Phospray)  (商標)  
[5upelco Inc、 Be1lefonte 
Pa、 、米国、J、C,Di、 ttmer  及び
R,L、Lester。
J、Li id Res、  5.126(1964)
 )のプレートへの噴霧によるリン脂質の検出により試
験する。シリカゲル60 HPTLCプレート (サイ
ズ5X5cm、吸着層の厚さ0.24mm、メルクF、
R,G、)を用いる。脂質サンプルを10〜20μlの
クロロホルム/メタノール(2:L V/V)中に溶解
し、そして自動サンプルアプリケーターモデル (カマグ、スイス)を用いて4cm長のストリークとし
てプレートに適用する。溶媒系は1mMCuC 1 z
を含有するクロロホルム/メタノール/水(55:45
:10、V/V/V)である。発色したプレ−トは、種
々のモノサンカライド含量の炭水化物残基を有する GSL混合物の典型的なパターンを示す。非−グリコス
フィンゴリピド物質は痕跡のみ存在する。
種々の個体からの新生児の便をおしめからかきとり、そ
して例1に記載したのと正確に同じ方法より処理する。
但し、例1.1のアセトン抽出段階は省略する。収率は
約0.2%乾燥重量である。グリコスフィンゴリピド(
GSL)混合物の組成及び純度を例1.4に記載したよ
うにして決定する。
拠−1ハイブリドーマ系 の吃゛告 3.1.  免11色隈1製 例1又は2からの精製されたGSLを、凍結乾燥されそ
して酸処理されたサルモネラ・ミネソタR−595細菌
(C,Ca1anos、 O,L’1ideritz及
び0、 Westphal、 Eur、 J、 Bio
chem、 24.116(1971) )に吸着せし
めることにより脂質抗原の免疫原性を増強する。この目
的のため、50■の細菌(乾燥重量)を、250m1の
丸底フラスコ中100mj2のクロロホルム/メタノー
ル(2:1、V/V)(10■のGSLを含有する)中
に懸濁する。最高速度で回転するロータリーエバポレー
ターを用いて室温にて溶剤を蒸発せしめる。GSLで覆
われた細菌をガラス壁からかき取り、リン酸緩衝化塩溶
液に2.4■/1allの濃度で懸濁する。顕微鏡によ
る評価において、不規則な形の塊及び1個ずつの細菌が
観察される。
3.2  免災患作1抜 4頭の雌性Ba1b/cマウスに、0日目に100μg
のGSL、7日目に300μgのGSL、及び11日目
に400μgのGSLを含有するGSLで覆われた細菌
(2頭のマウスには乳癌からのGSL、2頭には胎便か
らのGSL)のサンプルを腹腔内注射する。19日目に
マウスから眼窩採血し、そして例6に記載するGSL−
プロッティング系を用いて抗−〇SL血清活性について
試験する。
36日目に、400μgのGSLを含有するサンフ。
ルの追加免疫注射を行い、そして4日後にマウスを殺す
3.3  豊血紋金 すべての融合実験はG、にi;hler及びC,Mil
stein(Nature  %ルヨ495 (197
5) )の方法に従って、非分泌性Sp 210−Ag
 14骨髄腫系(M、 Shulman。
C1P、Wi Ide及びG、 K′6hler、 N
ature、 276、 (197B) )を用いて行
う。108個の肺臓細胞を1mlの50%ポリエチレン
グリコール(PEG 1500.セルバ)の存在下で1
0’個の骨髄腫細胞と混合する。
洗浄後、細胞を48valの標準ダルベコの最少必須培
地(ギプコNo 0422501)に再懸濁する。15
%のウシ胎児血清及びフィーダー細胞として融合当り3
X10’個の正常マウス腹腔滲出細胞を加える。細胞を
42X1 mlのコスタ−ウェルに分配し、そして1週
間当り3〜4回標準)IAT選択培地を3〜6週間にわ
たって供給する。ハイブリドーマ細胞の増殖が見えるよ
うになった時、上清をGSLへの結合について試験する
(例6)。ハイブリドーマ細胞のクローニングを、ミク
ロタイタープレートでの限界稀釈により行う。上清を、
例7に記載する固相エンザイムイムノアッセイにおいて
GSLへの結合について試験する。すべてのハイブリド
ーマ系を少なくとも1回クローニングする。例7のEL
ISAにおいて陽性である合計12のハイブリドーマセ
ルラインから、さらに特徴付けるために1018S19
:11.1018S69.4.1021S11.28.
1022525.17  及び1022523.24を
選択する。
■−玉 モノクローナル  の゛び −+18〜10週
令のBa1b/cマウス(ティールファーム・シッセル
ン、スイス)を0.3++1のブリスタン(アルドリッ
チ)により前処理する。2〜3週間後、2〜5X10”
個のクローン化ハイブリドーマ細胞及び0.2+111
のブリスタンを腹腔的接種する。8〜lO日後、腹水を
集め、800Xgで遠心し、そして−20℃にて貯蔵す
る。
解凍した腹水を50000xgにて60分間遠心する。
表面に浮く脂肪層を注意深く除去し、そして蛋白質濃度
を10〜12■/mlに調製する。粗免疫グロブリンを
、0℃にて0.9容量の飽和硫酸アモニウムを滴加する
ことにより沈澱せしめ、次に20 mM Tris−)
IC!!/ 50 mM Nacj!  (pl+7.
9)中に溶解し、そして同じ緩衝液に対して透析する。
免疫グロブリンG画分を、20 mM Tris−HC
f /25−400 mM NaC1(pH7,9)の
緩衝液グラジェント系を用いてDEAR−052セルロ
ース(ワットマン)クロマトグラフィーにより得る。免
疫グロブリンGを硫酸アンモニウムにより再度沈澱せし
め、そしてPBSにlO■/Illの濃度で溶解する。
所望により、免疫グロブリン溶液を凍結乾燥し、そして
固体の形で貯蔵する。
ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳
動(S D 5−PAGE)はモノクローナル抗体10
18S19.11.1018S69.4.1021S1
1.2B、1022S25.17、及び1022S23
.24について95%より高い純度を示す。
クローン化ハイブリドーマ細胞により生産されるモノク
ローナル抗体のクラス及びサブクラスをエンザイムイム
ノアッセイにおいて決定する。ミクロタイタープレート
を50μgのPBS中1μg/ウェルのクラス−又はサ
ブクラス−特異的血清のラビット免疫グロブリン標品に
よりコートする。
プレートの遊離結合容量を0.2  (W/V)のNa
Nzを含有するP B S (pH7,4)中に1%ウ
シ血清アルブミンを含有する緩衝液により飽和する。
モノクローナル抗体を含有する100μlのプローブを
ウェル中で37℃にて1時間インキュベートする。プレ
ートをPBSで洗浄し、次に37℃にて1時間、プレー
トをコートするのに使用されたのと同じ特異性のホスフ
ァターゼ接合ラビット免疫クロフリン調製物と共にイン
キュベートスル。
固定された酵素を、酵素基質p−ニトロフェニルホスフ
ェート(0,5mM MgCj! 、及び0.02W/
V%のNaN、を含有するジェタノールアミン緩衝液1
0%(pH9,8) )と共にインキュベートすること
により、発色せしめ、そして405nmでの光学濃度を
測定する。
結果を表に集約する。
■−6.GSLに・ るモノクロ−ル  の乳癌生検材
料からGSL抽出物を調製し、そして例1において記載
したようにしてHPTLCプレート上での薄層クロマト
グラフィーにより分離する。
分離されたGSLの全パターンをニトロセルロースに移
すことにより)IPTLcプレーからレプリカを調製す
る。このGSL−プロッティングアッセイはスクリーニ
ング目的のために特に便利である。
詳しくは、例1に従って調製された100μgのヒト乳
癌生検体GSLを10cmの長さのストリークとして5
X10cmサイズの)IPLCプレートに適用する。例
1.4の溶剤系における分離の後、プレートを乾燥する
。軟質の鉛筆を用いて、後で行う方向付けのための線を
引く。プレートにイソプロパツール/水(2: 1)の
溶液を噴霧して、表面上の液滴を伴わないで湿りが見え
るようにする。プレートを1分間にわたり、ポリエチレ
ンのシートにより支持されたわずかに大きなニトロセル
ロースシート(HAWPOOO,ミリボア)上に押し付
ける。
途ったニトロセルロースを切り取り、そしてレプリカを
自然乾燥する。このシートを、20mMTris−H(
J /150 mM NaC1/ 5 mM MgCj
! t 10.15mM CaCj! zを含有する緩
衝液(pH7,4、TBS)中で再水和する。次に、シ
ートをTBS中10%ウマ血清と共に40℃にて1時間
インキュベートして過剰の結合容量をブロックする。
シートを切断して、分離されたGSLの同じパターンを
それぞれが担持する2f1幅のストリップにする。これ
らのストリップを2時間、例えば、適当なインキュベー
ショントレイとして機能するマルチピペット容器挿入部
(ダイナチック・ラボラトリーズ社、アレキサンドリア
、Vas米国)中で、例3.3からのハイプリドーマ上
清と共にインキュベートする。ストリップをTBSにて
5分間3回洗浄し、そしてTBS中10 V/V%ウマ
血清により500倍に稀釈された、ホースラディツシュ
パーオキシダーゼとマウスIgGに対して向けられたヒ
ツジ免疫グロブリンとの接合体(カベルラボラトリーズ
社、コクランビル、米国)と共にインキュベートする。
上記のようにしてTBS中で洗浄した後、結合した接合
体を、青色不溶性沈澱への4−クロロ−1−ナフトール
のパーオキシダーゼ酸化により可視化する。基質4−ク
ロロ−1−ナフトールを、ジメチルホルムアミド中IW
/V%溶液からTBS中に50倍に稀釈し、そして過酸
化水素を最終濃度0.006 W/V%に加える。
20分間の後、水で洗浄することにより反応を停止する
。陽性反復の場合1個又は複雑個のバンドが見られる。
異る染色パターンは異る抗体の存在を示唆する。
個々の抗体の特徴付けにおいて使用されるGSL−プロ
ッティングアッセイのため、19の個々の患者の組織検
体からの5μgのヒト乳癌生検体GSLをHPTLCプ
レートに適用し、そして上記のようにして処理する。こ
れらの実験の結果を表に集約する。
以下余白 l  古 エンザイムリンクドイムノソlレベ96−ウ
ェルポリ塩化ビニルミクロタイタープレートを、例1の
ようにして調製した乳癌生検体材料からのGSL抽出物
(25mji!のエタノールに?8解したもの)200
ng/ウェルによりコートする。ウェルを乾燥し、そし
てTBS中IV/V%ウマ血?ft (T B Sの組
織については例6を参照のこと)により完全に満たす。
1時間後、プレートをTBSにより洗浄し、そしてモノ
クローナル抗体について試験すべき溶液50μlを加え
る。3時間後プレートを洗浄し、そして酵素リンク第2
抗体を含有する試薬50μlを加える。この試薬は、T
BS中I V/V%ウマ血清中に1000倍に稀釈され
た、マウス免疫グロブリンに対するヤギ抗体であってア
ルカリ性ホスファターゼと接合したものから成る。1時
間後、プレートを4回TBSにより洗浄し、そして例5
に記載したようにして、10%ジェタノールアミン緩衝
液中酵素基質p−ニトロフェニルホスフェートにより発
色せしめる。
B、ペルツシス、フェーダ■、例えばBr株又はBP3
38株を単離し、そしてE、 Tuomanen  等
、ムC11n、 Micro、 、20.167(19
84) 、A、Weiss等、J、Bacteriol
o   153.304(1983) 、及びA、We
iss等、Infection and Immuni
t 142 、33(1983)により記載されている
ようにして培養する。要約すれば、生物体をBorde
t−Gengou寒天上又は5tainer−Scho
lte培地中で培養し、培地199S(0,3% BS
A、  25 mM HtiPES、  10 mM 
L−グルタミン、及び0.15% NaHCO3が補充
された培地199、M、 A、バイオプロダクツ、ウオ
ルカースビル、Md、米国)に移し、細菌懸濁液を21
−ゲージ針3回に通して凝集体を分散せしめ、そして1
09〜10I0生物体/mlの所望の濃度に調製する。
8.2.[懸:2の8パ1 気管支鏡により正常らしい気管をブラッシングすること
によりヒト繊毛細胞を得る。細胞を培地199Sに1〜
5X10’細胞/mj!の濃度に懸濁し、そして収集し
て12時間以内にア・ノセイ法において使用する。生ず
る懸濁液中のほとんどの細胞が単1であり、そして90
%が繊毛を有する。
ラビット繊毛細胞は、ベンドパルビタール麻酔下で気管
を無菌的に摘出し、そして細胞を耳かきにより培地19
9Sにかき出すことにより得られる。
1つの気管から、2XIO5細胞1m&を含有する懸濁
液7〜8 mlが得られる。
11ヱヱ皇工隻 100μlのこの発明のモノクローナル抗体又は無関係
の抗体(1mg/+njりを0.5m7!のB、ベルツ
シスの懸濁液(ラビット細胞アッセイ当り1010個の
細菌、及びヒト細胞アッセイ当り10℃0個又は109
個の細菌を含有する;生物体の数はPetroff−1
1auser計数箱を用いて算定する)に加え、シェー
カー上で37℃にて30分間インキュベートし、21−
ゲージ針に3回通し、次に0.5mlのラビット又はヒ
ト繊毛細胞懸濁液(105細胞)に加える。この混合物
をシェーカー上で37℃にて3時間インキュベートする
。細胞を3μmポリカーボネート膜フィルターにューク
レオホア社、プレートサントン、カリホルニア、米国)
上で培地199SとVCB (ウィルス収集ブロス;1
%BSAを含むウシ心臓インフイユージョンブロス、デ
ィフコ)との1=3混合物30〜5Qmlを用いてすす
いで未付着細菌を除去し、5 mllの199S/VC
B (1: 3)に再懸濁し、250xgにて15分間
遠心し、0.1 mllの1995/VCB (1:3
)に再懸濁し、顕微鏡スライド上に拡げ、そして−夜空
気乾燥する。
細胞をアセトンによりスライド上に固定し、そして繊毛
細胞には付着するB、ペルツシス生物体を、B、ペルツ
シスに対して特異的な蛍光抗体(ディフコ、デトロイト
、Mich、米国)の1:40稀釈物10μlを加える
ことにより染色する。スライドを37℃にして30分間
温室に保持し、次に塩溶液で1回及び対比染色として4
滴の1%エバンスブルーを含有する塩溶液で1日東色す
る。染色されたスライドをコードし、そして位相差照明
及びエビフルオレッセンスユニットを有する顕微鏡ヲ用
いて盲検的に読み取る。繊毛細胞当りの付着細胞の平均
数をスライド当り25個の繊毛細胞を調べることにより
計算する。
抗体が存在しない場合又は無関連の抗体の存在下では、
1010個の細菌及び105個のヒト又はラビットの繊
毛細胞を含有する調製物中で、繊毛細胞当り平均5個の
付着B、ベルッシスが見出される。“強い陽性” (+
+)の抗体は付着を完全に抑制しく付着B、ペルッシス
なし)、他方“陽性”(+)抗体は、ヒト及びラビット
の繊毛細胞を用いる3回の実験において、繊毛細胞当り
Oより多いが2個より少ない付着B、ペルツシスをもた
らす。
表に集約した結果は、次の資料に基く。
以下余白 なしく対照)55 101BSL9.11   1.6        1
.81018569.4    18        
0.31021S11.28   4.3      
  0.81022S25.17    0     
    0(a)3実験の平均、±0.5以内の単一実
験の結果 ■ アトへシンの   でのアッセイ 繊毛細胞への88ペルツシスの付着を担当することが知
られている2種類のアトへシン、繊維性へマグルチシン
及び百日咳毒素の存在下でアッセイを繰り返す(E、 
Tuomanen及びA Weiss。
J、 Infect、 Piseases  152 
、118(1985) 〕、繊毛細胞懸濁液(例8.2
)を5μg/mllの繊維性ヘマグルチニン又は百日咳
毒素と共に30分間インキュベートし、そして例8.3
に記載したようにモノクローナル抗体及びB、ベルツシ
スの混合物により処理する。
抗体の非存在下又は無関係の抗体の存在下で、いずれか
のアトへシンの存在下で、今や繊毛細胞当り10個以上
の付着B、ペルツシスが見出される。
この発明のモノクローナル抗体を用いて次の結果が得ら
れる。
なしく対照)   >10   >10    >10
   >101018519.11    > 10 
  > 10    > 10   > t。
1021S11.28    > 10   > 10
     0   01022S25.17    0
   0     0   01022S23.24 
   0   7.3   > 10   > 10(
a)繊維性へマグルチシンとの前インキュベーションの
後。
(b)百日咳毒素との前インキュベーションの後。
アトへシンの存在下で得られた結果は、アトへシン無し
で得られた結果の一般的傾向を確認する。
モノクローナル抗体1022S25.17はヒト及びラ
ビットの繊毛細胞に対して一般的に効果的である。モノ
クローナル抗体1021S11.28はラビット繊毛細
胞へのB、ペルッシスの付着のみをブロックする。モノ
クローナル抗体1022S23.24は、過剰の百日咳
毒素の存在下以外では、ヒト繊毛細胞への付着のブロッ
クにおいて効果的である。
ラビット又はヒトの繊毛細胞10’個(例8.2)の、
又はB、ペルッシス10”個(例8.l)の!!J濁液
0:5 mjlを100μlのこの発明のモノクローナ
ル抗体又は無関係の抗体(IIl1g/ll11)と3
7℃にて30分間インキュベートする。懸濁液を4℃に
て10分間遠心(細菌: 3000X g ;細胞:2
50×g)し、再懸濁及び遠心分離により15mj2の
培地199S中で2回洗浄し、次に顕微鏡スライド上に
スポットし、そして空気乾燥する。細菌及び細胞をアセ
トンによりスライド上に固定し、そして結合したモノク
ローナル抗体を、例8.3に記載したようにして、適当
なフルオレッセイン接合抗−マウス免疫グロブリンG又
はM第2抗体(カペル、マルバーン、Pa、米国)の1
:20稀釈物10ttlにより検出する。結果を表に示
す。
モノクローナル抗体を省略した例8.3の標準的アッセ
イにおいてB、ペルツシスをヒト繊毛細胞に結合せしめ
る。顕微鏡スライド上に細胞を拡げる代りに、これらを
0.5 tallの培地199Sに再懸濁車し、そして
100μlのこの発明のモノクローナル抗体(I I1
g/ mjl )と共に37℃にて30分間インキュベ
ートする。細胞をすすいで未付着細菌を除去し、そして
上記の標準的方法にかける。結果を表に集約する。これ
は次の資料に基く。
なしく対照)5.3 1018S19.11         5.4102
1511.28         5.2102252
5、17         2.61022s23.2
4         2.1a) p<0.01 モノクローナル抗体1022S25.17及び1022
S23.14はヒト繊毛細胞へのB、ペルッシスの付着
を逆転せしめることができる。
舅−■、兎ノJ1歇 例4に従って調製したモノクローナル抗体1022S2
5.17を安定剤及び防腐剤の溶液に溶解して次の組成
の吸入溶液を得る。
モノクローナル抗体1022525.17    20
00 mgエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム  1
0 mg塩化ベンザルコニウム         10
 mg再蒸留水              100 
mjlこの溶液を吸入に適するネブライザーに充填する
l施班■、吸ノJ飢未 例4に従って調製した2000mgのモノクローナル抗
体1022S25.17を10gの微粉ラクトースと十
分に混合し、次に篩別して5μmより大きい粒子を除去
する。この粉末を、適当な弁を有する気密容器に圧縮空
気と共に充填する。
!!、エーロゾル 例4に従って調製した500mgのモノクローナル1体
1022S25.17を2 valの再蒸留水及び0.
5mn (7)エタノールに十分に分散せしめる。この
懸濁液を適当なバルブを有する気密容器に5.0 gの
フレオン12と共に充填する。
以下余良

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、哺乳類における、ボルデテラ・ペルツシス(Bor
    detella pertussis)により惹起され
    る百日咳及びボルデテラ(Bordetella)の他
    の種により惹起される気道の感染の予防及び/又は治療
    の方法であって、哺乳類細胞膜複合糖質に対して特異的
    なモノクローナル抗体又はその誘導体の有効量を処理を
    必要とする該哺乳類に投与することを特徴とする方法。 2、前記投与を気道に行う特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 3、前記モノクローナル抗体がヒト乳癌生検材料又はヒ
    ト胎便中に存在する複合糖質に対して特異的である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 4、前記モノクローナル抗体が、1018S19.11
    、1018S69.4、1021S11.28、102
    2S25.17、又は1022S23.24と称するモ
    ノクローナル抗体から選択される特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 5、1022S25.17と称する前記モノクローナル
    抗体を投与する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6、1022S23.24と称する前記モノクローナル
    抗体を投与する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 7、哺乳類における、ボルデテラ・ペルツシス(Bor
    detella pertussis)により惹起され
    る百日咳及びボルデテラ(Bordetella)の他
    の種により惹起される気道の感染の予防及び/又は治療
    に使用するための、哺乳類細胞膜複合糖質に対して特異
    的なモノクローナル抗体又はその誘導体。 8、哺乳類における、ボルデテラ・ペルツシスにより惹
    起される百日咳及びボルデテラの他の種により惹起され
    る気道の感染の予防及び/又は治療に使用するための、
    1018S19.11、1018S69.4、1021
    S11.28、1022S25.17、及び1022S
    23.24と称する特許請求の範囲第7項に記載のモノ
    クローナル抗体。 9、哺乳類における、ボルデテラ・ペルツシスにより惹
    起される百日咳及びボルデテラの他の種により惹起され
    る気道の感染の予防及び/又は治療のための医薬組成物
    の製造において使用するための、哺乳類細胞膜複合脂質
    に対して特異的なモノクローナル抗体又はその誘導体。 10、哺乳類における、ボルデテラ・ペルツシス(Bo
    rdetella pertussis)により惹起さ
    れる百日咳及びボルデテラ(Bordetella)の
    他の種により惹起される気道の感染の予防及び/又は治
    療に使用するための、哺乳類細胞膜複合糖質に対して特
    異的なモノクローナル抗体又はその誘導体を含んで成る
    医薬組成物。
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