JPS62193979A

JPS62193979A - コンテナ

Info

Publication number: JPS62193979A
Application number: JP3699086A
Authority: JP
Inventors: 光男高杉
Original assignee: Colpo Co Ltd
Current assignee: Colpo Co Ltd
Priority date: 1986-02-21
Filing date: 1986-02-21
Publication date: 1987-08-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、宅配その他の商品配送において、商品を保冷
ないし保温しつつ保管、配送するだめのコンテナに関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来、凍結させたフローモノ商品、０℃前後に保持する
チルド商品、ｌＯ°Ｃ前後に保持するクール商品等の要
冷商品を店舗や一般家庭へ配送するに当っては、商品を
発泡スチロール製コンテナ内にドライアイス、蓄冷剤又
は氷と共に収納する方法が一般であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記方法によった場合、極く短時間の内に配達するので
あればそれ程問題はないが、長距離配送や、一般の宅配
便（宅急便）のような配送ルート（取次点及びいくつか
の集荷センターを経る）のように、依頼者の手をδ１］
れてから配達されるまでに何時間もかかるような配送に
は向かない。即ち、従来の方法の場合保冷可能時間が５
〜１０時間と短かく、また、冷気がｌ！ｉ’ｆ留して均
一な冷却をなし難く、商品に所謂霜焼けや乾燥を起こし
たりする欠点がある。

本発明は、このような欠点を除去することを目的として
なされたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、コンテナの内側面から底面にかけて起伏を設
けることにより通気路を形成し、以て上記問題点を解決
した。即ち、発泡スチロール製のコンテナｌの底面に、
複数の突条２を適宜間隔置きに配設する。突条２の両端
は、通例、側面に沿って起立させて起立部３となず。突
条２及び起立部３の部分は、逆に凹ませることとしても
、同じ目的を達することができる。また、必要に応じ、
底面の角部から側辺にかけて、不連続の囲壁４を形成す
る（第４図参照）。突条２や起立部３も、不連続であっ
て構わない。これらの突条２、起立部３、囲壁４相互間
の溝が通気路５となる。

コンテナ１内は、適宜手段により冷却され、あるいは加
温される。図示したものは、蒸発器を内蔵した冷却板６
を挿入することにより、コンテナ１内を冷却するように
したものである。冷却板６の前端にはツメ７が設置され
ていて、固定状態にある冷却板６に対しコンテナｌを押
し込むことにより、ツメ７が蓋８の下側に入り込み、蓋
８が押し上げられる。かくして冷却板６が、コンテナｌ
上部に設けた冷却板進入口９内に入り込む。この冷却板
６の代わりに、冷風ないし温風を送り込むパイプと、そ
れらを排出するパイプを挿入することとしてもよい。

上記発明の場合は、商品を直接コンテナ１内に入れるこ
とになるが（第１図参照）、コンテリー１内に収まる内
ケースを別途用意し、そこに商品を収納することとして
もよい。肉塊のように柔い物を直接コンテナｌ内に置く
ど、突条２によって凹凸ができ、商品価値をｔｉうし、
また、通気路５が塞がれるので、内ケースを用いること
が好ましい、後述する実施例は、いずれも内ケースを用
いたタイプのものである。内ケースには、コンテナｌ内
の通気促進のために、適宜陥没させる等により通気間隙
を設ける。内ケースは、囲壁４の内側に載置される。

〔作　用〕

上記構成のコンテナ１においては、突条２、起立部３、
囲壁４等により、コンテナ１の内側面から底面にかけて
通気路５が形成される（上部は蓋８と商品との間に隙間
ができる。）。この通気路５があるために、コンテナ１
内の冷気や暖気は滞留することな（適当に循環し、局部
冷却、局部加温等により商品を損傷することがない。

〔実施例〕

（実施例１）第２図に示すものは生酒用コンテナで、酒）ＩＩ（１０
は内ケースたる発泡スチロール製のセパレートケース１
１に、縦に２本宛４列にして挿入され、セパレートケー
ス１１ごとコンテナ１内に収納される。冷気は通気路５
を循環し、セパレートケース１１の外側から酒）１ハ１
０を冷却する。セパレートケース１１は、接合部１２を
切り離すことにより、４つの単体１３（酒瓶２本収納）
に分離可能である。単体１３間には通気間隙１４を設け
、また、単体１３の側壁にも通気間隙としての溝１５を
形成することにより、表面積を拡大して冷却効率を向上
させると共に、冷気の循環を助けるよう配慮しである。

コンテナｌ内収納時セパレートケース１１上には、セパ
レートケース１１の瓶挿入口に嵌合するセパレートキャ
ップ１６が配備される。

このセパレートキャップ１６も、キャップ２１囚宛切り
離し可能に構成されていて、各車体１３に形成した切欠
１７を閉塞する突片１８を設けである。

セパレートケース１１をコンテナ１内に収納中、冷気は
切欠１７よりケース内に流入し、酒瓶を冷却する。小売
店において販売する際等においては、単体１３ごとに分
離し、セパレートキャップ１６の方も切り離して冠着す
る。それによって冷気は単体１３内に封じ込められるの
で、短時間の保冷が可能となり、持ち帰りにも便利であ
る。

（実施例２）実施例２は第３図に示されるもので、果実用コンテナで
ある。この場合の内ケースは、果実１個を収納する椀状
の受は皿１９を多数連設して成るもので、二段にしてコ
ンテナ１内に収納する。受は皿１９は椀状であるため、
受は皿１９相互間には通気間隙ができる。上段の果実の
上には、乾燥及び霜焼けを防止するためのシート２０を
被装する。

（実施例３）実施例３は第４図に示されるもので、マスクメロン２個
収納用のコンテナである。内ケース２１の底面中央は立
上らせて通気間隙２２となし、その両側に台座２３を形
成し、この台座２３上にメロン２４を置く。また、内ケ
ース２１の側面に適宜襞２５を形成する。２６は霜焼け
、乾燥防止用の内蓋である。

（実施例４）実施例４は第５図に示されるもので、内ケース２７にオ
ガ屑２８を充填し、活きた毛ガニや伊勢エビ等を収納す
るものである。この場合内ケース２７の底面を立上らせ
て通気間１ｉ２９となし、その上面を開口する。通気間
隙２９は１ないし数個平行に配置し、あるいは、十字に
配置して内ケース２７内を数室に仕切る。内蓋３０には
、通気間隙２９の配置に対応させて通気孔３１を透設す
る。

かくして冷気は、通気路５から通気間隙２９を通流して
コンテナ１内を循環する。

〔発明の効果〕

本発明は上述した通りであって、商品収納時におけるコ
ンテナ内の冷気ないし暖気の通流が阻害されることがな
いので、局部冷却による霜焼は現象や乾燥現象を発生さ
せるおそれがなく、長時間に亘っての保冷、保温に好適
であり、また、内ケースの形態を変えることにより種々
の商品に対応でき、宅配等の業務の進展に寄与するとこ
ろ極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す図、第２図乃至第５図は、
本発明のそれぞれ異なる実施例の構成を示す図である。符号の説明

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　内側面から底面にかけて起伏を設けることによ
り、通気路を形成したことを特徴とするコンテナ。
（２）　冷却板を挿通して内部冷却をする特許請求の範
囲第１項記載のコンテナ。
（３）　冷気を供給するパイプを挿通して内部冷却をす
る特許請求の範囲第１項記載のコンテナ。
（４）　暖気を供給するパイプを挿通して内部加温をす
る特許請求の範囲第１項記載のコンテナ。
（５）　内側面から底面にかけて起伏を設けることによ
り通気路を形成し、且つ、適宜通気間隙を設けた内ケー
スを備えて成るコンテナ。
（６）　冷却板を挿通して内部冷却をする特許請求の範
囲第５項記載のコンテナ。
（７）　冷気を供給するパイプを挿通して内部冷却をす
る特許請求の範囲第５項記載のコンテナ。
（８）　暖気を供給するパイプを挿通して内部加温をす
る特許請求の範囲第５項記載のコンテナ。