JPS62192325A - ワクチン、その製造法及びヒトのロ−タウイルス感染症に対するワクチン接種における使用 - Google Patents

ワクチン、その製造法及びヒトのロ−タウイルス感染症に対するワクチン接種における使用

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JPS62192325A
JPS62192325A JP2993686A JP2993686A JPS62192325A JP S62192325 A JPS62192325 A JP S62192325A JP 2993686 A JP2993686 A JP 2993686A JP 2993686 A JP2993686 A JP 2993686A JP S62192325 A JPS62192325 A JP S62192325A
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rotavirus
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cells
primate
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JP2993686A
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English (en)
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スタンレイ・エイ・プロツトキン
エイチ・フレツド・クラーク
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Wistar Institute of Anatomy and Biology
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Wistar Institute of Anatomy and Biology
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒトのロータウィルス感染症に対するワクチン
接種に用いるためのワクチン及びそのようなワクチンの
製造及び使用法に関するものである。
発明の背景 急性の感染性下痢は世界の多くの地域における病気及び
死の主要原因である。発展途上国では下痢症の影響は大
きい。1年間に(1977−1978)、アジア、アフ
リカ及びラテンアメリカでは、下痢の30〜50億症例
が500万〜1000万人の死につながったと推定され
た(Walsh、J、^、et aL N。
Engl、 J、 Med、 1979; 301 ;
 967−974)。
初めに確認されて以来、ロータウィルスは乳幼児の入院
を必要とする急性胃腸炎の最も重要な原因物質であるこ
とが証明された。合衆国、英国、オーストラリヤ及び日
本における研究は、急性下痢症で入院した子供の34%
〜63%がロータウィルス感染症であることを示してい
る。
発展途上国における胃腸炎の包括的研究は最近になって
ようやく行われたとはいえ、ロータウィルスは非常に重
要な病原体であるように思われる(Offit、P、^
、 et al、、 Coll1p、 Ther、 1
9828(81:2l−26)。
ロータウィルスに起因する胃腸炎は主に幼児期の病気で
あり、最も一般的には6〜24ケ月の子供がかかる。こ
の病気の流行のピークは温暖気候の地域では寒い季節に
あり、熱帯地方では一年中あられれる。ロータウィルス
は人から人へ、糞便−経口経路によって感染し、潜伏期
間は1〜3日間である。生後6ケ月〜24ケ月の群にお
こる感染症には似つかわしくなく、大部分の被験乳児は
無症候であるかほんの軽い症状をあられす。また、小さ
い子供におこるひどい症状とは対照的に、大部分の成人
の感染症は軽く、または無症候である、というのは、そ
のようなエピソードはロータウィルスを排泄しているこ
とが判っている子供との接触の結果としての再感染を示
すのが一般的だからである<0ffit、P、A、et
 al+等)。
ロータウィルスは子牛、豚、子羊及びマウスを含むいく
つかの動物の種類における新生児下痢症の原因としても
証明された。
ロータウィルスは、その起原が牛であろうと霊長類動物
であろうと、直径約70m−の球形で、この名称はその
明らかな二重キャブジッド構造に由来する。これらのゲ
ノムは、二重鎖RNAの11の分節とRNAのポリメラ
ーゼとから成る(Rodger+ S、M、 et a
l、 J、 C11m、 Microbial。
1981、上3 : 272−278 ;Verly、
 L、etal、、 J、 Gen、 Virol、 
1977 ; 35 : 583−586 i 5ab
ara、 M、、 et al、t J、 of Vi
rol。
Dec、  1982+  p813−822 : C
1ark+  fan N−net al+“感染及び
免疫(Infection and  In5anit
y) ”May  1982 、p492  497 
; Rodger、  S、、  et al+J、 
 of Virol、、  Junel 979 、 
 p 839−846)  。
興なる種属のロータウィルスは血清学的交差反応を示す
一般抗原を与える。しかしながら、ロータウィルスには
、血清中和(SN)試験で最も速く検出される特異的表
面抗原によって特徴づけられる異なる血清型が存在する
という証拠がある0例えば精製ウィルスに対して作られ
た抗血清は、異種血清型のウィルスとよりも、同種ウィ
ルスとの方が、ずっと高いSN値を与える。
興なるロータウィルス血清型の臨床的に重要な知識は現
在のところ不充分であるが、ヒトにおける血清型間の交
差免疫は限られていることを示す疫学的証拠はある。
ヒト・ロータウィルスは、ウィルスコアにある二、三の
抗原の差に基づいて二つのサブグループに分けられる*
  (Kapikian、^、Z、 et aLInf
ect、  lm5un、  33  :  415 
− 4 2 5  (1981)   ;Greenb
erg+  H,at  al  Infec+ Im
aun+ 39=  91−99 (1983))、ヒ
トの病気ではサブグループ2の方が優勢であることがよ
くわかってきた。しかしながら°、サブグリープ2は、
血清中和(SN)試験によって区別できる3種類の明瞭
な血清型、即ち1.3及び4型から成る。(11yat
t、 R,G、 et al、 J、Cl1n、 Mi
crobiol、 18=310−317 (1983
))、血清型!及び3はヒトにおける疾病の最も重要な
原因であるようにみえる。フィラデルフィア小児病院で
行われた研究は、血清型3が、1982−83年におけ
るロータウィルス胃腸炎の最も一般的な原因であったこ
とを示している。血清型に関するその他の分離物は血清
型1である。上記研究期間中に血清型20−タウイルス
は認められなかった:血清型4は世界的に知られている
が、非常に少ない。
続発感染を経験した患者を調べてみると、一つの血清型
によって生じた病気は別の血清型による病気を防御しな
いことがわかった(ZtssisG、 et al、、
 Lancet+ Jan ?+ 1978+ P、3
8 39) *ベルギーの研究者も最近、成人志願者を
ウシNCDV株ロータウィルスで免疫する試みに失敗し
たと報告した(Vestkari、 T、、 et a
l、。
Devel、 Biol、 Std、 53 : 22
9−236 (1983))。この研究では、生きてい
るNCDVロータウィルスを摂取した20人の志願者中
、−人だけがロータウィルスに対するエライサ試験(E
L I SA)で検出される抗体値の上昇を示した。そ
の後同じこれらの研究者はより高い量(1081TCI
 D50)の生きているNCDVロータウィルスをフィ
ンランドの乳児に与えた(νestkari+ T、+
 et al、、 Lancet、 Oct、8+19
83  p、807−811)。SN試験により、前に
はseronegativeであった19人の乳幼児中
13人に、同種NCDVロータウィルスに対するSN抗
体上昇がおこった。しかしながら、ヒト・ロータウィル
ス(血清型1又は2)に対してSNN抗体上上昇示した
子供は、ヒトロータウィルスに対する先在性SN抗体タ
イターをもっていた子供達であった。
褒肌叫旌亀免既! ウシ、ロータウィルスの成る株(ここでは“WC株”と
記されることもある)が、培養細胞の少ない継代接種後
、乳幼児において、病気を発生することなくウシ及びヒ
ト・ロータウィルスに対して効率的免疫反応を誘起する
ワクチンを与えることが発見された。本発明の新規のワ
クチンを作るのに有用な、ウシ・ロータウィルスの代表
的菌株である、WC3と呼ばれる生きたウィルスは、東
南ペンシルバニアにいる子ウシの糞便から何回も分離さ
れた。その種の菌株を代表するその他の分離物はWC2
,3,4゜5.6.7,8,9.10と命名され、それ
らの明白なRNA電気泳動型、即ちポリアクリルアミド
ゲル電気泳動によって検出されるヴイリオンニ重鎖RN
A分節の移動パターンによって(P A G 、 Ro
dger S、M、 et al、 J、Cl1n。
Microbiol、6 : p、 610617 (
1977) )並びにそれらが霊長類動物の赤血球を凝
集できないことによって、NCDV株のようなその他の
ウシ・ロータウィルス菌株とは容易に区別される。ウシ
・ロータウィルスのこの菌株は、血清学的試験即ち血清
中和(SN)試験及びプラークの形によって、その他の
ウシ及び霊長類動物のロータウィルスとも区別される(
Matsuno+ S、、 et al、 J、C11
n、 Microbial、 5 ; p、1−4 (
1977>)  。
WC株のロータウィルスは種々の細胞培養、特にサル腎
臓組織培養−アフリカミトリザル腎臓(Cercopi
thecus aethiops)樹立細胞系VERO
(ATCCCCL 81) 、MA−104、B5C−
1(ATCCCCL 26)及びCV−1(ATCCC
CL 70)並びに霊長類赤毛猿(Macacca m
ulatta )腎細胞及び赤毛猿二倍体細胞株FRh
L−2(ATCCCCL160)を含む−において増殖
する。その上WC株は、霊長類の−例えばアフリカミド
リザル(Cercopithecus aethiop
s) 、赤毛猿、カニクイザル−第一次、第二次又は第
三次腎細胞で増殖する。本明細書及び請求範囲に使用す
る“霊長類動物の腎組織培養”という用語は、第一次、
第二次及び第三次細胞培養及び樹立細胞系及び細胞株を
含むことを意図する。
生ワクチンは口又は鼻の径路により(前者が好ましい)
ロータウィルス感染の危険性が比較的高い乳幼児に大量
に投与することが意図される。危険性の最も高い年齢は
一般に6ケ月から30ケ月であるから、生後約6ケ月に
なる子供に先ず最初にワクチンを投与するべきである。
定期的に、例えば3〜6週間間隔で経口投与量を倍増し
、免疫反応を高める。
105〜10B1好ましくは107のプラーク形成単位
(pfu)/mlの量で投与するのに必要なワクチン濃
度は、サル腎臓組織培養で容易に得られ、従って生きた
ウィルス(これからワクチンが形成される)の濃度は必
要ない。しかしながら、ワクチンは、実施例に示すよう
に、それを処理して細胞性蛋白質及び核酸のような細胞
成分を除去することによって精製される。
ワクチンは、凍結乾燥するか、その液体形を一20℃〜
−70℃に冷凍することによって安定して貯蔵すること
ができる。
WC株のウィルス分離物は東南ペンシルバニアに住む子
ウシの糞便から回収される。そのような子ウシからは異
なる分離物WC2〜WCIOが回収された。そしてそれ
ら全てを本発明のワクチン製造に用いることができる。
しかしながら、話を簡単にするために、発明の詳細な説
明は成る程度、分離物WC3と関連づけて述べる。
ロータウィルス菌株の選定 既述のように、WC株のロータウィルスは東南ペンシル
バニアに住む子ウシの糞便から回収される。しかしなが
ら、世界の別の地域に住む子ウシからのウシ・ロータウ
ィルス菌株が本発明によるワクチン製造に使用するため
のクリテリヤに合うことは考えられる。即ち、前述の明
瞭なRNA電気泳動型をもつこれら菌株は霊長類動物赤
血球を凝集せず、血清中和試験によってその他のウシ及
び霊長類動物−ロータウィルスと区別される。
本発明のワクチンの製造に用いるウィルス株をあらかじ
め特徴づけた2種類のウシ・ロータウィルス株と、いく
つかのパラメータによって比較した。そして互いに容易
に区別できることがわかった。比較したウィルスは、ネ
ブラスカでメブス(Mebus)が分離しく Mebu
s、 C,八、 etal、、 Canad、 Vet
、 J、 1971 、12 : p69−72)ウシ
・ワクチンとして用いた(Mebus。
C,A、  et  al、、  J、A、V、M、八
、  1973. 163  :p880 et 5e
q)ネブスカ子ウシ下痢ウィルス(NCDV)、ATC
CVR−452,及びサスカチワンでパビュク([1a
biuk)が分離した(Babit+に、  L、八、
、  et  al、、  J  、  Cl1n、 
 Microbiol。
1977、 6 : p610−617) 、ここでは
CBVと記すカナダ・ウシ・ウィルス株C486、AT
CCVR−917である。
ヒト−ロータウィルスと同様に(Rodger、 S。
M、 et al、、 J、 C1t+I1. Mic
robiol、 1981 +  13+p272−2
78) 、ウシ・ロータウィルス株でも、ポリアクリル
アミドゲルの電気泳動における1に重鎖RNAゲノム分
節の特徴的移動パターンは変動する。3種類のウシ・ロ
ータウィルス株WC3、CBV及びNCDV(7)RN
A移動パターンの比較を第1図に示す。NCDV株とC
BV株のパターンは非常に似ていて多分区別がつかない
。WC3ウィルス株は、RNA分節4と6との移動速度
の顕著な差、及び分節1の移動速度のより小さい差のた
め、並びに分節2と3との分離及び分節7,8.9の一
致によって、はっきり区別できる。
CBVもNCDVもどちらもサル赤血球を凝集すること
がわかっている(Spence、 L、、 etal、
   Canad、J、Microbiol、1978
+  24: 353;   Fairvel、  M
ル、  et  al、+Intervirology
  1978+9 : p 45−105 ; B15
hai、 F、R,et al、置Canad、J、M
icrobio1.1978 、24 p1425−1
430)。
WC3との比較を1表に示す。
」 赤毛猿赤血球の凝集 ロータウィルス株 感染価(pfu / ml)  凝
集値WC31077<l:2 NCDV    1075      1 : 256
CBV     1085      1 : 102
4WC3は霊長類動物の赤血球を凝集しないため明らか
に区別することができる。
ウシ・ロータウィルスは、培養細胞に生じたプラークの
形において異なる(Naik et al、、 J。
gen、νtro1.1982 、59 : 1) 4
27−430)。
NCDV及びCBV株と比較したWC3株のプラーク形
を第2図に示す;WC3はこの試験により明らかに区別
できる。
殆ど全てのロータウィルスが群特異的抗原を与えるとは
いえ、ウシ・ロータウィルスNCDV株は、血清中和試
験により、他の宿主(host)種属のその他のロータ
ウィルスと区別された(Hoshino et al、
、  J、Inf、 Dis、1984 + 149 
+5 : p 694−702)ウシ・ロータウィルス
の抗原群は明らかには決定されていないが、ウシ・ロー
タウィルス間に抗原の変動があることは知られている(
Fatrvel+ M、L、 et al、+等; M
urakami、 Y、 et  al、、 Micr
obiol、 Immunol、 1981+25 :
 p 1097−1100; Woode、 G、N、
 et al、、 J。
Cl1n  、 Microbjol、  19B3 
、 18 : p358−364 ; Brtdger
、 J、C,et al、、 J、 Gen、 Vir
ol。
19B4.65 :1)1151−1158 ;  M
urakami。
Y、+  et al、、 Infection an
d Immunity+ 1983+1東、  3 ;
 p 851−855)。プラーク減少血清中和試験に
より、WC3株をウシ・ロータウィルスのNCDV株及
びCBV株、ヒト−ロータウィルスのWa株(ヒト血清
型1)、ヒトロータウィルスの82株(血清型2)、ヒ
ト−ロータウィルスのST株(血清型4)及びサル・ロ
ータウィルスの5AIL株(ヒト血清型3に等値)と比
較したものを2表に示す。抗血清を非経口的に過免疫し
たモルモット又は家兎で作った。
2表 抗原の関係(血清中和試験)* ロータウィルス株 * 指示ロータウィルスをI X 101pfu /m
l含む懸濁液中のプラーク数を50%減らすことができ
る最大血清希釈の逆数。
2表に示す結果は、ロータウィルスのWC3株が、ウシ
−ロータウィルスNCDV及びCBV株と同様に、霊長
類のロータウィルス株Wa及び5AIIと容易に区別さ
れることを示している。しかしながら、ウシ・ロータウ
ィルスの異なる菌株間の関係は複雑である。NCDVに
対する抗血清は定量的に交差反応し、3MW4のウシ・
ロータウィルス株、wc3.NCDV及びCBVを区別
しない。WC3株に対する抗血清は同種WC3ウィルス
を選択的に中和する。
CBV株に対する抗血清は、NCDV及びWC3ウィル
ス株とはあまり定量的には交差反応しない(2表参照)
。SN試験によって発見される同様な” one wa
y ’″交差反応はウシ・ロータウィルス分離物で既に
報告された(Bridgeret al、+  and
 Murakami et al、+ 1983;  
1bid >。
細胞培養 前述のように、ウシ・ロータウィルスのwc株は霊長類
動物腎臓組織培養上で培養することができる。細胞系C
V−1(ATCCCCL−70) 、BSC−1  (
ATCCCCL−26>、MA−104及びVERO(
ATCCCCL−81>を単独で用いるか、又は、ウィ
ルスの連続継代培養の場合は組合せて用いるのが好まし
い。組合せて用いる場合には、種々の継代培養の各々に
、単独の、しかも異なる細胞系を用いることができる。
霊長類足長喉属(Cercopithecus )腎細
胞は、BHK細胞培地でも(Macpherson+ 
1.、 et al−+fbid) 、培地199でも
増殖する。どちらの場合にも10%ウシ胎児血清及び2
5μg/mlゲンタマイシンを補充する。アフリカグリ
ーンマンキー腎細胞、CV−1(ATCCCCL70)
は、10%ウシ胎児血清及びゲンタマイシン25μg/
mlを補充したBHK細胞又は培地199で増殖させる
。赤毛猿胎児細胞MA−104は、10%ウシ胎児血清
、ペニシリン100U/ml、ストレプトマイシン10
0μg/l111を補充したBHK細胞培地で増殖させ
る。
ウィルスの分離、減毒及び増殖 ロータウィルスのWC株は、糞便試料を選定された抗生
物質、例えばストレプトマイシン、ペニシリン、ゲンタ
マイシン及びマイコスタチンを含むイーグル培地に懸濁
することにより分離される。その後試料を遠沈して細菌
及びその他の混入物を除去する。
遠沈して得た懸濁液を先ず、最初に10%ウシ胎児血清
を補充し、糞便試料の際に培地に加えたものと同じ抗生
物質を含むイーグル培地で増殖した霊長類アフリカミド
リザル腎培養細胞で分離する。培養基は約7日間37°
に保たれ、それから約−70℃で冷凍して貯蔵し、その
後の使用にそなえる。
本発明のワクチンをつくるには、前記のようにして作っ
た、冷凍し解凍した全細胞培養物を、前記のように、霊
長類動物の腎組織培養から成る未感染培養細胞にサブ−
接種することにより連続感染を行う。各継代接種は37
℃で行われ、明白な細胞変性効果(CP E)があられ
れるまで−普通は接種後2〜4日でおこる一統けられる
。各継代接種で合計して105〜108プラーク形成単
位(pfu ) / mlが連続的に得られる。
継代接種の数は約5〜約25の間に変動するが、10〜
20が好ましい。
初期継代接種では基質培養細胞は、10%ウシ胎児血清
(Fe2) 、100μg/+nlストレプトマイシン
及び100Uペニシリンを補充したイーグル培地で増殖
する。その後の継代接種ではペニシリンを除いた同じ培
地が用いられる。
それはワクチン中のペニシリンの存在が好ましくないか
らである。
最初の継代接種と後の継代接種との間に、好ましくは霊
長類動物腎細胞培養基上で、1回以上のプラーク精製−
継代接種を行うことが望ましい。そのようなプラーク精
製は、まずブラークアッセー法によって、実施例ではM
A104細胞において、オフイツト(Offit )等
が報告したように(J、Virol、Methods 
7 : 29  (1983))アガロース・カッ\−
を用いてウィルス滴定することにより実行される。プラ
ーク(1ケの感染単位によって誘起された死細胞部分)
が明らかに見える時には、他のプラークから充分よく分
離される。1ケのプラークからの細胞及びそれをおおう
アガロースをバストウールピペットで吸引し、ウィルス
増殖培地に懸濁する。
この“ブラークー精製”懸濁液中のウィルスはその後標
準法を用いて更に培養される。
最後の継代接種では霊長類腎細胞を、10%新生子ウシ
血清及び25μg/mlゲンタマイシンを補充したB 
HK培地を入れたプラスチックローラー壜で融合するま
で増殖させる。感染前に増殖培地を除去し、細胞を燐酸
緩衝食塩液(PBS)で洗う。それから細胞に、上記の
ように開裂した(最低4継代接種)MCウィルスストッ
クを約0.1の感染の多重度で感染させる。
培養物を37℃で約60分間保ち、ウィルスを付着させ
る、それから接種物を除去する。その後培養物に血清補
充物は含まないが25μg/mlゲンタマイシン及び3
μg/ml精製トリプシンを含むB HK培地を与える
感染した培養細胞を37℃でCPEが認められるまで、
一般には48〜96時間以内、培養する。細胞を数回、
普通3回冷凍及び解凍サイクルを行うことによって細胞
を破壊することにより培養物を収穫する。その後細胞の
残骸を遠沈によって除去する。遠沈後の上澄液はワクチ
ンを含みそれを無菌性及び偶発性ウィルスの存在の試験
を行うまで一70℃で貯蔵する。
こうして製造したワクチンを次の方法によって試験する
。(1)細菌、真菌及びマイコプラズマの増殖用標準培
地の接種;(2)霊長類動物、及びヒト細胞培養系の接
種〔抗−WCaC矢高血清がWC3ウィルスに感受性の
ある培養細胞に加えられる);(31成モルモット(I
P)、成マウス(経口、IC及びIV)及び新生マウス
(経口及びIC)の接種。
ワクチンは経口または鼻の径路で投与される。
用量は普通10(EI 〜約10’ pfuの桁で、1
08pfuが好ましい。
ロータウィルスワクチンRIT4237の血清変換速度
は、ミルクを飲ませて胃液の酸性を中和してから経口投
与することによって増加することが示唆された(  V
estkari et al、 Theしancet、
 5ept 22.1984 p700) 、本発明の
ワクチンの血清変換速度を増加させるために、それを4
0 Ll1g/ cc水酸化マグネシウム及び45II
1g/ cc水酸化アルミニウム(Maalox@、 
William H。
ROrer+ Inc、 )を含む懸濁液と組合わせる
。用いる懸濁液の量は1 cc/ kg体重の桁である
本発明のワクチンの安全性及び効果は次の実施例で報告
される一連の試験で証明された。
実施例1 0−タウイルス・ワクチンの製造 分離物WC3はチェスター区、ペンシルバニアで生まれ
た子ウシから回収された。子ウシは飼育所には行かず(
飼育の失敗は新生児下痢にかかり易くする)、ペンシル
バニア獣医科大学に輸送された。その時生後約6〜10
時間で、そこでは手で食餌を与えた。生後4日目に子ウ
シには下痢が起こった。そしてこの糞便の電子顕微鏡(
EM)検査はロータウィルスの存在を示した。
糞便試料を、500μg/mlストレプトマイシン、5
00Uペニシリン、40μg/mIゲンタマイシン及び
50μg/n+1マイコスタチンを含むイーグル培地に
懸濁した。試料を2000Xgで30分間遠沈し、細菌
及びその他の混入物金除去した。ウィルスのシードパッ
チを作るために、遠沈試料の上澄液を、10%ウシ胎児
血清(Fe2)を補充し、糞便試料を接種した培地に含
まれたと同じ抗生物質を含むイーグル培地で増殖させた
霊長類(足長喉属)サル腎培養細胞に接種した。感染前
に培養細胞を燐酸緩衝溶液で2回洗って血清を除去しく
それはロータウィルスの増殖を阻害する)それから再び
、細胞増殖培地と同じだが血清を含まず、6.25μg
/ml濃度のトリプシン(フロー・ラボラトリーズ(F
low Laboratories ) )を含む培地
で増殖させた。培養物は約7日間37℃に保ち、それか
ら−70℃に冷凍してその後の使用のために保存した。
この培養細胞の群特異的(一般)ロータウィルス抗原を
免疫螢光抗体染色法によって検査すると(McNult
y、 M、S−+ et al、+^rch。
of Virol、 54: pp 201 209、
(1977) )細胞がロータウィルスに感染している
ことが判明した。
連続感染は、上記のようにして作った冷凍及び解凍−全
細胞培養物を未感染培養細胞へサブ−接種することによ
り行われた。継代接種歴は次のようであった:細胞系C
VIで3継代接種、細胞系MA−104で2回プラーク
精製、細胞系CVIで6回継代接種。
各継代接種は37℃で行われ、CPEが明らかになるま
で、普通は接種後2〜4日、続けた。
107pfu /mlから108pfu /mlまでの
値が各継代接種で日常的に得られる。
最初の3継代接種では、細胞系CVIを、10%FC3
及び100μg/mlストレプトマイシン及び100U
ペニシリンを補充したイーグル培地に増殖させた。MA
−104細胞を用いる2回のプラーク精製継代接種及び
その後のCVl細胞における6回継代接種では、同じ培
養培地を用いた。但しペニシリンは除去した。何故なら
ば、ワクチン中にこれが存在するのは好ましくないから
である。ウィルス感染細胞は、血清のない6.25μg
トリプシン/mlを含む同じ培地に保持した。用いたプ
ラーク精製操作法は既述のようである。
10%新生子ウシ血清及び25μg/mlゲンタマイシ
ンを補充したBHK培地を入れた850Mプラスチック
ローラー壜培地でCV 1.ill胞を融合するまで増
殖させた。感染前に増殖培地を除去し、細胞単層をPB
S熔液で3回洗った。
それから上記のように作ったWC3ウィルスストック溶
液(passage 10 13)を感染の重複度約0
.1で、細胞に感染させた。ウィルスを37℃で60分
間付着させた。接種物を除去しローラー培養物に、血清
補充物は含まず、25μg/mlゲンタマイシン及び3
μg/ml精製トリプシン(シグマケミカルカンパニー
 Sigma ChemfcalCompanyh )
を含むBHK培地80 ml/容器を供給する。
感染培養細胞を37℃で融合−細胞変性効果が認められ
るまで(48〜96時間)培養する。
細胞を3サイクルの冷凍、解凍により破壊し、その後細
胞残骸を60分間1800XgO遠沈により除去するこ
とにより培養細胞を収穫する。
遠沈後の上澄液を合一する。それはワクチンを含む。ワ
クチンはバルクのまま一70℃で冷凍し、その後の無菌
性−及び偶発的ウィルスがないことを確かめる試験まで
保存する。
無菌試験は、ワクチンを好気性並びに嫌気性細菌、ミコ
バクテリヤ、真菌の培養のための標準実験室的培地に接
種することを含む。マイコプラズマの試験は、培養した
マウス(3T3)細胞の接種とそれに続くヘキスト染料
による細胞質内DNA染色により行われた。ウィルス試
験はヒト及び霊長類動物の培養細胞(WC3ウィルスに
対する特異的抗血清を有する)の接種を含み、これの細
胞変性効果及び/又は赤血球吸着を観察した。成マウス
に、脳内に、経口及び静脈内に接種を行った。新生マウ
スに脳内及び経口的に接種し、モルモットには腹腔内に
接種した。マウスは接種後30日間、モルモットは15
日間観察した。
ワクチンの感染ウィルス含量をプラーク試験により測定
した。最終的ワクチンは、トリプシンのないウィルス増
殖培地又はPBSでワクチンブールを10’ pfu 
/1Illまで希釈することにより調製した。
シードバンチを細胞系CV−1−未感染細胞上に2回培
養した後のウィルスは、アメリカ培養コレクション(A
TCC)、ロックヴイル、マリ−ランド、U、S、Aに
1985年2月4日に預託され、新規採用番号ATCC
VR−2101を与えられた。この実施例による第10
回継代接種後の減毒ウィルスは、ATCCに1985年
2月14日に預託され、新規採用番号はATCCVR−
2102である。反対のことが唱えられない限り、本出
願で言及される全てのATCC保管物は出廓人、ザ・ウ
ィスター・インスティチュートに特許が与えられれば一
般に入手可能となり開示される。保管物は又、欧州特許
条約及びブタベスト条約を含む国際条約及び本出願が提
出された国々の外国特許法の要求するところにより手に
入る。
保管物の利用可能性は、本出願に関して又は本出願の分
割又は継続出願に関して発行されるあらゆる特許の価値
を減殺するような、本出願の発明を実施するライセンス
とはならない。
実施例2 成人へのワクチン投与 実施例1のワクチンを、10’pfu/頚1を1回、5
人の正常成人志願者に経口投与して、安全性、免疫原性
及びウィルスが糞便中へ排出する可能性を試験した。
全志願者は臨床的疾患の徴候を示さなかった。
糞便に入るウィルスの試験結果及びロータウィルスに対
する抗体のSN試験の結果を3表に示す。表かられかる
ように、接種後1〜28日の間には糞便中にはウィルス
は発見されなかった(ウィルス分離法により)。5人の
志願者の中1人が、接種後7日及び14日日目SN試験
で測定して血清中のWC3に対する抗体の軽度の上昇を
示した。しかしWaヒトロータウィルスに対する抗体の
上昇はなかった。その他の志願者はSN抗体渕測定WC
3又はWaロータウィルスどちらに対する抗体の上昇も
示さなかった。
1泉 血清中子り襲本 (,39,′頁参照) 志願者の血清、唾液及び糞便でEL−ISA試験を行い
、得られた結果を4表に示した。そのEL I SA試
験は普遍的な群特異的ロータウィルス抗原を検出した。
糞便と唾液を試験したのは、腸管腔内の抗体がロータウ
ィルス防御には229−230  ;   Snodg
rass、  D、R,et  al、、  八rch
Virol、 1976、 52: 201 205)
 、唾液は主として分泌型抗体を含み、その合成は腸内
の分泌抗体産生に平行している。血清SN抗体試験から
れかるように、1人の志願者(MK−M)だけが血清抗
体値の顕著な上昇を示した。志願者MDの血清及び糞便
中に、接種後14日ロガけに見出された高いEL I 
SA抗体の意味は不明である。
」 (40頁参照) 数値は○D450  (+V) −0D450  (−
V)、凹み中のWC3ウィルス。下線を引いた数字は>
OD (−V)及び〉0日の数値 実施例3 乳幼児におけるロータウィルスワクチンの経口接種 成人志願者における研究で臨床的安全生及び糞便への排
泄がないことがわかったので、実施例1のWC3ワクチ
ンの経口投与を乳幼児にまでひろげた。これら(及び成
人試験)はウィスター研究所及びフィラデルフィア小児
病院両方の人間問題調査委員会(Human 5ubj
ects ReviewCommi ttees)によ
って承認された。患者(成人)又は責任のある親(子供
の場合)から同意書を得た。
乳幼児の経口ワクチン接種の研究は二つの臨床群で同時
に行われた;(1)日本の小児科医の個人的患者が、日
本国石用県の金沢医科大学Dr。
トール・フルカワの指導の下でワクチン接種を受けた。
(2)フィラデルフィア小児病院の外来一般病院の患者
。使用ワクチンは実施例1のワクチンで、以前に成人に
与えた同じロフトのものであった。
親にワクチン法を説明し、親の同意書を得て、乳児又は
幼児が臨床的に健康であることを確認した後、次のプロ
トコールを行った。子供を指を突き刺すか、静脈穿刺に
より出血させた。直腸スワップ又は糞便を得る。そして
20%チェリー芳香シロップ1.5mlと混ぜた1、0
+1のワクチンを子供に与えた。子供の健康を接種後7
日間毎日の電話連絡によりモニターした。免疫後の血液
試料及び糞便試料をワクチン投与後28日日にとった。
(日本の子供全員から糞便試料を得ることはできなかっ
た。) 実施例1のWC3ワクチンを先ず、6オの子供に103
pfu、ji与えた。次に9ケ月、5ケ月の2人の乳児
に105pfu量を与えた。病気になった者も、糞便中
に排出した者も1人もいなかった。そこでWC3ワクチ
ン10マpfuの完全投与試験を開始した。10’pf
uを与えた最初の子供は0才及び6オで、彼等は臨床的
に健康を保った。続いてWC3ワクチン完全量を残る2
7人の6ケ月から6オまでの子供に与えた。
病気の臨床的徴候を示した者はなく、検出可能レベルの
ウィルスを糞便に排泄した者もいなかった。これらのデ
ータを完成したワクチン被接種幼児の血清中和(SN)
試験の結果を5.6表に示す。出願人及びその他の人々
(Vestkariet al、+ Lancet、 
1983+ ii+ p804)は先夜する血清型−特
異的SN抗体が活性免疫反応に阻害効果を有する可能性
を認めたので、出願人はワクチン接種を受けた人々がW
C30−タウィルスに対する免疫前−血清SN抗体をも
っていたかどうかに基づいてデータを分けた。
W Cseronegative乳幼児のWC3ワクチ
ン経口免疫の結果を5表に示す。SN値は、試験血清の
5倍逓減希釈による50%プラーク減少に基づいて決め
られた。この試験ではSN値の3倍の上昇が真実である
と考えられた。このクリテリアを用いて16人のワクチ
ン被接種者中14人が1又はそれ以上のロータウィルス
血清型に対してSN反応を示した。2才以下の7人の乳
児全員が同種(及びその他の)ロータウィルスに対する
SN反応の強い(〉5倍)増加を示した。2才及び35
ケ月、夫々1人づつのワクチン被接種者はSN反応を示
さなかった。しかし6オの2人は強いSN反応を示した
5AII(血清型3)に対する異種SN反応は、以前に
5AIIウイルスに5eroposftiveであった
3人を含む、2才以下の7人全員におきた。WC3ウィ
ルスに対する滴定値が〉5倍増加した年長のワクチン被
接種者は5AILウイルスに対するSN抗体増加も示し
た。10人のワクチン被接種者に、Wa(血清型1)ロ
ータウィルスに対するSN値の増加がおきた;しがしこ
れらの反応者の中、以前に血清型Qロータウィルスに対
するSN抗体がseronegattveであったのは
2人だけであった。2人の1才ワクチン被接種者には、
血清型2(株32)ロータウィルスに対する抗体上昇の
発生が確認された。
WCウィルスに対するSN抗体が以前はser。
positiveであった5人の子供の、実施例1のW
C3ワクチンを経口投与した時の反応を6表に示す。た
った1人の10才の子供は反応しなかった。4才又はそ
れ以下の4人の子供の中2人は、WC3ウィルス及び5
AIIウイルスに対するSN抗体の増加を示した。これ
らの中の1人とその他の1人の子供はWaロータウィル
スに対するSN抗体の増加を示した。
乳幼児で行った研究の総括 現在までの研究は、本発明のWC3ワクチンが、免疫ウ
シウィルス及び異種ヒトロータウィルス血清型の両方に
特異的なSN抗体反応をひきおこすことができる有効な
免疫原であることを示している。先夜する特異的SN抗
体プロフイル及びワクチン被接種者の年齢両方共免疫効
果に影響するようにみえる。2才より小さい9人の乳児
の中8人が強いSN抗体反応を示した。
この中には前にWC3ウィルスに対してseroneg
a−tiveであった7人の乳児全員が含まれる。全体
として、ワクチン接種を受け、WC3に対してsero
nagattveであった16人の乳児中14人にSN
抗体反応が発生した。WC3ワクチンは、以前に5AI
Iに対するSN抗体をもっていた、またはもっていない
ワクチン被接種者に、5A11(血清型3)に対するS
N抗体反応を効率的にひきおこした。WC3ワクチンは
、前にWa株ロータウィルスに対する抗体をもっていた
ワクチン被接種者に最も効率的に、Wa(血清型1)に
対する抗体反応をひきおこした。
1泉 (41及び42頁参照) lkWC3−ウィスター研究所でのウシ・ロータウィル
ス分離物 NCDV−ウシ・ロータウィルス/ネブラスカ子ウシ下
痢ウィルス Wa−ヒトロータウィルス−血清型1 SAII−サルロータウィルス−血清型3S2−ヒトロ
ータウィルス−血清型2 **  −PA−ワクチン被接種者はフィラデルフィア
、PAで接種 JA−ワクチン被接種者は日本で接種 **  −RIP−ロータウィルス蛋白質のラジオ免疫
沈澱 1東 (43頁参照) * 5表の説明参照 本発明のワクチンは、ウシNCDVロータウィルスワク
チンを接種した乳児の公表された考察(Vesikar
i T、 et al、+ Lancet 0ctob
er 81983.807−811頁+ Lancet
 May 5、1984.977−980頁)に比較し
、特に、高い血清変換パーセント−特にヒトロータウィ
ルスに関して−の点で予想外の結果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3種類のウシロータウィルス株、WC3; 
CBV及びNCDV(7)RNA移動移動−ターン較を
示し、第2図は、NCDV及びCBV株と比較したWC
3株のプラーク形を示す。 3表 * * 単位: 2表の脚注参照 4表 血清       唾液       糞便5表 WC30−タウィルスワクチンを接種したWC3**ホ 5表のつづき 6表 WC30−タウィルスワクチンを接種したWC3に関し
て5eroposittve  であった子供の反応血
清抗体反応 傘37頁参照 手続補正書(自発) 1.事件の表示   特願昭 61−299363、補
正をする者 事件との関係  出願人 4、代理人 5、補正の対象   図面(第1〜2図)手続補正書く
方式) %式% 1、事件の表示    特願昭 61−29936名称
  ザ・ウィスター・インスティチェート・オプ・アナ
トミー・アンド・バイオロジー4、代理人 5、補正の対象  明細書 及び 図面7、添付書類

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウシ及びヒトロータウィルスに対する生きたロータ
    ウィルスワクチンを製造する方法であって、霊長類動物
    赤血球を凝集せず、抗血清で中和した時異種ウシ及び霊
    長類ロータウィルスに比べて最低約20倍高いタイター
    (滴定値)を与え、PAGEにより測定した時第1図の
    レーンWC3に示されるようなRNAゲノム分節の移動
    パターンをもつ生きたウシロータウィルスの一菌株を霊
    長類動物腎組織培養に連続継代接種する段階を含み、継
    代接種の回数は、ワクチンがヒトに与えられた時病気を
    誘発することなく免疫原性をもつようになる回数である
    方法。 2、前記ウシロータウィルスが約5回〜約25回連続的
    に継代接種される特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、前記ウシロータウィルスが約10回〜約20回連続
    的に継代接種される、特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 4、前記組織培養がサル腎細胞から成る、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5、前記サル腎細胞が、VERO(ATCCCCI 8
    1)、MA−104、CV−1(ATCCCCL 70
    )及びBSC−1(ATCC CCL 26)から成る
    群から選ばれる細胞系及び、前記細胞系の中の異なる細
    胞系と、異なる継代接種に用いられる異なる細胞系との
    組合せである、特許請求の範囲第4項記載の方法。 6、前記細胞系がVERO(ATCC CCL 81)
    と指定される、特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、前記サル腎細胞がアフリカミドリザル、赤毛猿又は
    カニクイザルからの第一次、第二次又は第三次細胞であ
    る、特許請求の範囲第4項記載の方法。 8、前記のロータウィルス株がWC3と名づけられる分
    離物(ATCCVR 21 01)から成る特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 9、前記ウシロータウィルスが1回は霊長類尾長猴属腎
    細胞で、3回は細胞系CV−1(ATCC CCL 7
    0)の細胞で連続継代接種され、その後細胞系MA−1
    04の細胞で2回連続プラーク精製にかけられ、それか
    ら6回細胞系CV−1(ATCC CCL 70)の細
    胞で連続継代接種される、特許請求の範囲第8項記載の
    方法。 10、ウシ及びヒトロータウィルスに対する生ロータウ
    ィルスワクチンであって、霊長類動物赤血球を凝集せず
    、抗血清で中和した時異種ウシ−または霊長類ロータウ
    ィルスに比較して最低約20倍高いタイターを与え、P
    AGEにより測定した時、ほぼ第1図のレーンWC3に
    示されるRNAゲノム分節移動パターンをもつ生きたウ
    シロータウィルスの一菌株から成り、前記ウシロータウ
    ィルス菌株はヒトに投与されたワクチンが病気を誘発す
    ることなく免疫原性であるために充分な回数だけ霊長類
    動物腎組織培養に連続継代接種される、生ロータウィル
    スワクチン。 11、前記ウシロータウィルスが約5〜約25回連続継
    代接種される、特許請求の範囲第10項記載のワクチン
    。 12、前記ウシロータウィルスが約10〜約20回連続
    継代接種される、特許請求の範囲第10項記載のワクチ
    ン。 13、前記組織培養がサル腎細胞から成る、特許請求の
    範囲第10項記載のワクチン。 14、前記サル腎細胞がVERO(ATCC CCL 
    81)MA104、CV−1(ATCC CCL 70
    )及びBSC−1(ATCC CCL 26)から成る
    群から選ばれた細胞系及び前記細胞系の中の異なる細胞
    系と異なる継代接種において用いられる異なる細胞系と
    の組合せから成る、特許請求の範囲第13項記載のワク
    チン。 15、前記細胞系がVEROと指定される、特許請求の
    範囲第14項記載のワクチン。 16、前記サル腎細胞がアフリカミドリザル、赤毛猿、
    またはカニクイザルからの第一次、第二次または第三次
    細胞である、特許請求の範囲第13項記載のワクチン。 17、前記ロータウィルス菌株がWC3と名づけられた
    分離物(ATCCVR−2101)を含む、特許請求の
    範囲第10項記載のワクチン。 18、前記ワクチンが水酸化アルミニウム及び水酸化マ
    グネシウムを含む、特許請求の範囲第10項のワクチン
    。 19、前記ウシロータウィルスが1回は霊長類尾長猴属
    腎細胞で、3回は細胞系CV−1(ATCC CCL 
    70)の細胞で連続継代培養され、その後細胞系MA−
    104の細胞で2回連続プラーク精製にかけられ、それ
    から細胞系CV−1(ATCC CCL 70)の細胞
    で6回連続継代接種される、特許請求の範囲第17項記
    載のワクチン。 20、ヒトおよびウシロータウィルス感染に対して人間
    にワクチン接種をする方法であって、特許請求の範囲第
    10項記載のワクチンを最低、約10^5〜約10^6
    pfuから成る1回量を人間に経口的にまたは経鼻的に
    投与することから成る方法。 21、用量が約10^7pfuから成る、特許請求の範
    囲第20項記載の方法。 22、特許請求の範囲第12項のワクチンを用いる、特
    許請求の範囲第21項記載の方法。 23、第1回投与後約3〜6週間経った時に、前記ワク
    チンを追加的に最低1回経口または経鼻的に投与する、
    特許請求の範囲第20項記載の方法。 24、前記用量が経口的に投与される、特許請求の範囲
    第21項記載の方法。 25、特許請求の範囲第19項のワクチンを用いる、特
    許請求の範囲第24項記載の方法。 26、前記ワクチンが水酸化アルミニウム及びマグネシ
    ウムの水性懸濁液と組合せて経口的に投与される、特許
    請求の範囲第20項記載の方法。 27、前記懸濁液が1mlにつき約40mgの水酸化マ
    グネシウムと約45mgの水酸化アルミニウムを含み、
    体重1kgにつき約1ml与えられる、特許請求の範囲
    第26項記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320963A (ja) * 1996-10-09 2007-12-13 Intervet Internatl Bv ブタ生殖および呼吸症候群ウィルス(prrsv)のヨーロッパワクチン株

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007320963A (ja) * 1996-10-09 2007-12-13 Intervet Internatl Bv ブタ生殖および呼吸症候群ウィルス(prrsv)のヨーロッパワクチン株

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