JPS62192138A - 生体内温度測定センサの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体内温度測定センサの製造方法に係り、特
に−木のリード線にアンテナコイルを形成した後、前記
リード線に圧電素子を固定接続して生体内温度測定セン
サの信頼性を確保するとともに該センサの生産性を向上
させた生体内温度測定センサの製造方法に関する。

〔従来の技術〕

例えば、癌の治療法の１つとして、患部に高周波エネル
ギーを照射し、患部を４２．５°Ｃ以上の温度に加熱し
て癌細胞を死滅させるものがある。この加熱に際し、正
常細胞部が４３℃を越えた場合には、癌細胞のみならず
周囲の正常細胞をも死滅させてしまう。このため、加熱
対象部分に複数個の生体内温度測定センサを外科手術を
施して植込み、生体内温度を常時測定し、この測定結果
に基づいて自動的あるいは手動によって高周波エネルギ
ーの照射量及び照射時間をコントロールし、隔部を４２
．５℃以上に加熱しながら正常細胞部が４３°Ｃ以上に
ならないように制御しなければならない。

そこで、被測定点の温度を生体内７１μ度測定センサと
生体外測定装置との間のケーブルを不要とし、衛生的に
問題が生じないような状態で測定するため、温度に応じ
て共振周波数が変化する圧電素子を備え、且つ生体内の
被測定点に配置し前記圧電素子の共振周波数を検出して
被測定点の温度を測定する生体内温度測定センサが開発
された。これは周波数可変発振器（図示せず）の出力周
波数を、温度センサの共振周波数ｆｒ近傍において変化
させると、生体外測定装置に接続された電圧計（図示せ
ず）は温度センサの共振周波数ｆ、、において、その電
圧値は最小を示す。これば電磁誘導作用によって、照射
した高周波エネルギーが生体内温度測定センサに吸収さ
れるため生ずるものである（ディップ現象）。従って、
電圧計の指示が最小になる点の周波数を周波数カウンタ
（図示せず）により読み取り、予め既知である温度セン
サの共振周波数と温度との関係に照らして生体内温度を
正確に知ることができる。

このシステムに用いる生体内温度測定センサ５０は第３
図（ロ）に示すように、圧電素子である水晶振動子５１
とアンテナコイル５２とを圧電素子支持部材５３を介し
てループ状に接続し、また水晶振動子５１とアンテナコ
イル５２とを接続するリード線５４は各々水晶振動子５
１の両面に貼付されている電極５５に接続されている。

また、水晶振動子５１は、リード線５４の端部に形成さ
れているハネ状のコイル６０ａ、６０ｂに挟み込まれて
いる。

また水晶振動子５１は金属ケース５６等により保３便さ
れており、更に生体との適合を考１．ｉｉ　Ｌで生体適
合材料５７（例えば、テフロン等）により全体が密封さ
れている。

以上の構成において、その製造方法は、第３図Ｃイ）　
、　（０）　、　（ハ）に示すように、第１工程として
、水晶振動子５１に貼付されている電極５５に２木のリ
ード線５４ａ及び５４ｂを接続し、圧電素子支持部材５
３にコパーガラス５８等で固定する（第３図（イ））。

第２工程として、水晶振動子５１から延在しているリー
ド線５４ａ及び５４ｂの端部と１本のリード線で構成さ
れたアンテナコイル５２から延在するり−ド線５４ａ“
及び５４ｂ°の端部を半田等で接続し、更に水晶振動子
５１の部分に保護ケース５６を装着し固定する（第３図
（ロ））。

最後に第３工程として、生体適合材料（例えばテフロン
等）５７により全体が密封する（第３図（ハ））。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の生体内温度測定センサの製造方法
にあっては、水晶振動子から延在しているリード線の端
部と、アンテナコイルから延在するリード線の端部を半
田等で接続するが、該生体内温度測定センサ自体は、非
常に細く、それに対応して、リード線自体も極細であり
、リード線相互間の間隔が狭いため、半田付は等の接合
加工処理が困難であり、更に該接合部分が振動等の外部
からの力により離れたり、切れたりするという問題点を
有し、生体内温度測定センサとしての信頼性を欠く恐れ
がある。また、製造工程が複雑なため、所定時間におけ
る製造個数にも限界があり、生産性が悪いという欠点が
あった。

特に生体内温度測定センサは、癌治療等に用いられ、人
命に多大の影響を及ぼすものであるため、上記の欠点は
非常に重要な問題点であるといえる。

〔問題点を解決するための手段波び作用〕本発明は上記
に鑑みてなされたものであり、生体内温度測定センサの
信頼性を向上させ、且つ製造生産性の向上を図るため、
１本のリード線を用いて、所定位置にアンテナコイルを
形成し、更に前記リード線に支持部材を挿入固定した後
、圧電素子を前記リード線に対し固定接続した生体内温
度測定センサの製造方法を提供するものである。

〔実施例〕

以下、添付図面に基づいて本発明による生体内温度測定
センサの製造方法の一実施例を詳細に説明する。

第１図（ハ）は本発明による製造方法により完成した生
体内温度測定センサ２０である。

圧電素子である水晶振動子１とアンテナコイル２とを圧
電素子支持部材３を介してループ状に接続しくアンテナ
コイル２は、圧電素子支持部材３に、コバーガラス８を
用いｔ固定されている）、水晶振動子１とアンテナコイ
ル２とを接続するリード線４は各々水晶振動子５１の両
面に貼付されている電極５に接続されている。また水晶
振動子ｌはプラスチック等の保護ケース６により保護さ
れており、更に生体との適合を考ｊ、＆シて生体適合材
料７　（例えば、テフロン等）により全体が密封されて
いる。

以上の構成において、その製造方法は、第１図ＣＡ）　
、　（＋’ｌ）　、　（ハ）に示すように、第１工程と
して、１本のリード線４を用いてアンテナコイル２を形
成させ、且つ、リード線４の所定位置にリード線４相互
間の接触を防止し、所定間隔を保持するため圧電素子支
持部材３を挿着し、接触部分をコバーガラス８で固定す
る。リード線４の端部ＩＱａ、１０ｂは水晶振動子１を
把持し得るようにバネ状の把持形状が形成されている。

第２工程として、予め、電極５を貼付しである水晶振動
子ｌを、リード線４の端部１０ａ、１０ｂに挟み込み、
リード線４の端部１０ａ、ｊｏｂを水晶振動子１に貼付
されている電極５に接続する（第１図（イ））。第３工
程として、水晶振動子１の部分に保護ケース６を装着し
固定する（第１図（ロ））。最後に第４工程として、生
体適合材料７を用いて全体を密封する順序で製造される
（第１図（ハ））。

第２図は本発明による製造方法を応用して製造した生体
内温度測定センサの第２の実施例であり、アンテナコイ
ル２の部分を予め、コバーガラス９等で固定して突出し
た状態のアンテナコイル２から延長されているリード綿
４に水晶振動子ｌを接続するものであり、その他製造工
程は、前記の実施例と同様である。このようにアンテナ
コイル２の部分をコバーガラス等で固定しておくと、リ
ード線端部が、更にズレることはなく、容易に製造処理
を行うことができる効果がある。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明による生体内温度測定センサ
の製造方法によれば、１本のリート綿を用いて所定位置
にアンテナコイルを形成し、更に前記リード線に支持部
材を挿入固定した後、圧電素子を前記リード線に対し、
固定接続したため、生体内温度測定センサの信頼性を向
上させ且つ生産性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ｃイ）（０）　（ハ）は本発明による生体内温度
測定センサの製造工程を示す説明図であり、第２図は本
発明により製造された生体内温度測定センサの他の実施
例を示す説明図であり、第３図（イ）　（ｕ）（ハ）は
従来における生体内温度測定センサの製造工程を示す説
明図である。 符号の説明 １・・・水晶振動子　　　　２・・・アンテナコイル３
・・・圧電素子支持部材　４・・・リード線２０・・・
生体内温度測定センサ 特許出願人　　東洋通信機株式会社 代理人　弁理士　　　松　原　伸　２ 同　同　　村木清司 同　　　　　同　　　　　　上　島　淳　−同　同　　
酒井宏明 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 温度に応じて共振周波数が変化する圧電素子と、前記圧
   電素子とループ状に接続されるアンテナコイルとを備え
   、生体内の被測定点に配置し、前記圧電素子の共振周波
   数を検出して被測定点の温度を測定する生体内温度測定
   センサの製造方法において、 １本のリード線を用いて、所定位置に前記アンテナコイ
   ルを形成し、更に前記リード線に支持部材を挿入固定し
   た後、前記圧電素子を前記リード線に対し固定接続する
   ことを特徴とする生体内温度測定センサの製造方法。