JPS62185235A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオテープ、ビデオテープ。

磁気ディスク等に用いることができる磁気記録媒体に関
するものである。

従来の技術 近年、特にビデオテープにおいては電磁変換特性の改善
のために媒体に適度な研摩力を付与することにより、フ
ェライトヘッドの摺動ノイズを低減させようと精力的に
研究が進められている。一方、粒子性ノイズを低減させ
るために高分散化すると共に、磁性粉の微粒子化がおこ
なわれＢ、ＩＣ、Ｔ。

比表面積でｅｏｖｌ／ｑ程度の粉体が大量生産可能とな
っている。磁性粉の微粒子化にともない、テープとして
の研磨力が低下し摺動ノイズが増加することがあきらか
となりてきた。

発明が解決しようとする問題点 その対策としてエリ効果的な研磨材としてα−アルミナ
が提案されるに至った。研磨力については、改善された
が、耐摩耗性については、まだ満足すべき状態にあると
はいえない。

本発明は、研磨力と耐摩耗性を有することにより耐久性
が向上した磁気記録媒体を提供することを目的とするも
のである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は研磨材としてア
ルミナ粒子を用い、耐摩耗性向上のためにベンゾグアナ
ミン粒子をアルミナ粒子に対して２〜３０重量％含有さ
せることを特徴とする磁気記録媒体である。

作用　。

この構成により、耐摩耗性を向上させることが可能とな
る。

実施例 電磁変換特性の向上対策として、磁性層の平滑化をはか
りながら粒子性ノイズを低減させるために磁性粉の微粒
子化が積極的にすすめられＢ　、Ｅ　、Ｔ。

比表面積が６０７７２′／ｇ　　までに達している。そ
の反面、媒体の研磨力が低下しフェライトヘッドとの摺
動ノイズが増加するという影響があられれてきた。その
対策として効果的な研磨材の探索がおこなわれて、α−
アルミナがベンガラ、　Ｃｒ２Ｏ３。

ＳｉＣ、ＴｉＯ２に比べすぐれた研磨材であることが見
い出された。

しかしながら、耐久性を向上させるためには媒体の研磨
力と耐摩耗性の改善が不可欠であり、α−アルミナで研
磨力の改善がはかれるものの耐摩耗性については効果が
少ないことが判明した０本発明者は塗膜強度という観点
から耐摩耗性の問題に鋭意取り組み、α−アルミナとベ
ンゾグアナミン粒子を併用すれば耐摩耗性が向上し耐久
性にすぐれた磁気記録媒体が得られることを見い出し本
発明に至ったものである。本発明に用いられるベンゾグ
アナミン粒子の平均粒径ば１μｍ以下、好ましくは０．
ｏ５〜０．３７１ｍであり、その添加量はアルミナに対
して２〜３０ｉ１ｉｔ％である。２％以下であると耐摩
耗性に対する効果がなく３０％以上であると磁性層中の
磁性体の光填度が低下しノイズが増大するので好ましく
ない。

本発明に使用できる強磁性粉末としては、γ−Ｆｅ２Ｏ
３、Ｇｏ含有７−Ｆｅ２Ｃ）５　、　Ｆｅ　、　Ｆｅ−
Ｃ０、Ｆｅ　−Ｎｉ、　ｃｏ−Ｎｉ、　Ｆｅ　−Ｇｏ　
−Ｎｉ　、　Ｆｅ−Ｃｏ−Ｂ、Ｆａ−Ｃｏ　−Ｏｒ　−
Ｂなどがあげられる。結合剤としてはポリウレタン樹脂
、親水基を導入したポリウレタン樹脂、親水基全導入し
たニトロセルロース誘４体、ニトロセルロース、ポリエ
ステルｍ脂、塩化ヒニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体、親水基を導入した塩化ビ
ニル誘導体、ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂などが使
用できる。分散剤としてはレシチン、もしくはオレイン
酸、ステアリン酸などのような高級脂肪酸が使用できる
。

研磨材としてはα−アルミナを使用する。帯電防止剤と
してはケッチンブラックＥ、０．の工うな導電性カーボ
ン全添加することもできる０さらにグラファイト化カー
ボンブラックを使用することもできる。

磁性塗料の混線分散にあたっては、各種の混練機が使用
される。例えば、三本ロールミル、加圧ニーダ−、ＸＪ
ストーンミル、ヘンシェルミキサー、振動ミル、高速イ
ンペラー分散機、ディスパー、ボールミル、ペブルミル
、サンドグラインダー、アトライタ、アジテータミル、
コボールミル。

ホモジナイザー、超音波分散機などが単独もしくは組合
せて用いられる。

以下さらに本発明を具体的に説明する。

実施例１ 強磁性Ｇｏ被着酸化鉄 オレイン酸　　　　　　　　　　　　　１重量部ポリウ
レタン脂　　　　　　　　　１０重量部ニトロセルロー
ス　　　　　　　　１ＯＮ量部α−アルミナ（平均粒径
ｏ、３μＨ）　　　　　ｓ重量部ベンゾグアナミン粒子
（平均粒径０６１μｍ）１重量部カーボンブラック　Ｓ
−１７０（デクサ社商品名）３重量部 ステアリン酸ブチル　　　　　　　　１重量部ＫＫＫ−
）ルエンーシクロへキサノン　２００７Ｌｔｍ（２：２
：１　　） 上記の組成物を加圧ニーダ−とサンドグラインダーを用
いて６時間混合分散して磁性塗料とした。

次にコロネートＬ（ポリインシアネート、日本ポリウレ
タン（株）商品名）４部を加え、平均干し径１μｍのフ
ィルターで濾過する。１４μｍ厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に塗布。

配向、乾燥、鏡面加工後硬化する。さらに磁性層と反対
側のポリエチレンテレフタレート上にカーボンブラック
を主成分とするバックコート層を設けて磁気テープを得
た。

比較例１ 実施例１においてベンゾグアナミン粒子を除く以外は同
様にして磁気テープを得た。

比較例２ 実施例１においてベンゾグアナミン粒子を除き、α−ア
ルミナの添加量を６重量部とする以外は同様にして磁気
テープを得た０ 実施例２ 実施例１において酸化鉄ｆ　Ｆｅ　−Ｇｏ　−Ｎｉ合金
比較例３ 実施例２においてベンゾグアナミン粒子を除く以外は同
様にして磁気テープを得た。

比較例４ 実施例２においてベンゾグアナミン粒子を除き、α−ア
ルミナの添加量を６重量部とする以外は同家にして磁気
テープを得た。

実施例３ 強磁性金属鉄粉末 レシチン　　　　　　　　　　　　　　１重量部スルホ
ン酸ナトリウム基を有する ポリウレタン樹脂　　　　　　１２重量部塩化ビニル−
酢酸ビニル−ビニル アルコール共重合体　　　　　１０重量部α−アルミナ
（平均粒径ｏ、２６μｍ）　　　　７重量部ベンゾグア
ナミン粒子 （平均粒径０．３１１ｍ）　　　　　２重量部グラファ
イト（平均０．５μｍ）　　　　　１重量部ステアリン
醗　　　　　　　　　　　１重量部ＭＥＫ−）ルエンー
シクロへキサノン　２００重ｔｉ（２：２：１） 上記組成物をヘンシェルミキサーとコボールミルを用い
て５時間混合分散して磁性塗料とした。

デスモジュールＬ（バイエル社製ポリイソシアネート商
品名）４部を加えディスパーで攪拌した後平均孔径１　
／Ｊ　ｍのフィルターで濾過をする０１０μｍ厚のポリ
エチレンテレフタレート上に塗布、配向、乾燥、鏡面加
工後硬化する。

さらに、磁性層と反対側のポリエチレンテレフタレート
上にカーボンブラックを主成分とするバックコート層を
設けて磁気テープヲ得た。

比較例５ 実施例３においてベンゾグアナミン粒子を除く以外は同
様にして磁気テープを得だ。

比較例６ 実施例３においてベンゾグアナミン粒子を除き、α−ア
ルミナの添加量ｔ−９重量部とする以外は同様にして磁
気テープを得た。

得られた各磁気テープヲ捧インチに裁断し、カセットハ
ーフに巻き込んでｓＭＥｌｚにおけるＣ／Ｎを測定した
。

Ｃ／Ｎ測定用ビデオデツキはＶＨＳビデオテープレコー
ダー（松下電器産業（株）製ＮＶ−ｓｓｏｏ）で鉄もし
くは合金磁性体の場合には記録再生ヘッドはセンダスト
合金に改めた。標準テープとしてはナショナルビデオチ
ーブ、スーパーＨＧ１２０（ＮＹ−ＴＩ２０ＨＧ）松下
電器産業（株）裂を用い、七〇〇／ＮをＯｄＢとした。

耐久性はテープを１０″０．１０％ＲＨの環境のもとで
１００パス走行させた後の状態を観察しだ。

耐摩耗性は、０°Ｃの環境下でガラス板上に密着させた
テープ上を荷重１００　ｇ負荷させたエメリー紙で０２
ｍ／ｓｅｃの速度にて１０回摺動させエメリー紙の汚染
状況を調べた。表面粗度はランクテーラーホプソン社の
タリサーフで測定し、Ｒ２Ｌで表示した。Ｒ＆とは表面
粗度の中心線エリの偏差の算術平均を意味するものであ
る。

以下に結果を示す。

発明の効果 以上から明らかなように、本発明に工ればアルミナ粒子
にベンゾグアナミン粒子を添加した系は添加しない系に
くらべ耐摩耗性が向上し耐久性も改善されている。すな
わち、ベンゾグアナミン拉子を添加しても表面粗度全劣
化させず、電磁変換特性も低下させないので耐摩耗性を
向上させ耐久性にすぐれた磁気記録媒体を提供すること
ができるＯ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性塗料を非
   磁性支持体上に塗布した磁性層を具備し、研摩材として
   、アルミナ粒子にベンゾグァナミン粒子を含有すること
   を特徴とする磁気記録媒体。
2. （２）ベンゾグァナミン粒子の添加量がアルミナ粒子に
   対して２〜３０重量％であることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の磁気記録媒体。