JPS62184199A - 証券用紙 - Google Patents

証券用紙

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JPS62184199A
JPS62184199A JP29031686A JP29031686A JPS62184199A JP S62184199 A JPS62184199 A JP S62184199A JP 29031686 A JP29031686 A JP 29031686A JP 29031686 A JP29031686 A JP 29031686A JP S62184199 A JPS62184199 A JP S62184199A
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JP
Japan
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granules
paper
particles
paper according
pigment
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JP29031686A
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English (en)
Inventor
ニール・アンソニー・ミルトン
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Wiggins Teape Group Ltd
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Wiggins Teape Group Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は偽造防止等を目的とした識別用紙、特に証券用
紙に関する。
従来の技術 紙は一般の多用途では出所や真正であることを識別でき
、また証券に使用した場合には偽造不能でなければなら
ない。文書を変造しようとした場合、用紙の取り替えが
不可能なことも望まれる。
紫外線で視感する発光粒子を紙に分散させる技術かフラ
ンス特許公開公報第2,478,695号に開示されて
いる。この技術によれば、複数種の顔料を組み合わせて
混合凝集体として紙に添加するか、または当該顔料を個
別に加えることが可能であり、顔料として変造細工に鋭
敏なものが選択できる。その半面、紙に添加する際の顔
料の調節が不良であること、製紙装置中での紙の減損が
多量であること、紙の通用時に顔料が目立ち過ぎること
、顔料の粒度が大幅に変動するといった問題を含んでい
る。
発明が解決しようとする問題点 前記技術を考察した結果、顔料の粒度に重点を置くべき
ことが判明した。顔料は、紙の使用時に注意を喚起てき
ないほど粗粒であったり、逆に照合時に識別できないほ
ど微粒子であってはならない。極端に微粒の顔料は紙の
地肌に没入し、その識別特性を発揮できない。実用上、
紙の出所や信憑性を迅速に照合する必要がある場合、顔
料の細粒が不可視で一定範囲の粒度を有することと、顔
料の微粒子が紙の地肌に没入していないことも重要であ
ると知見されるに至った。
問題点を解決するための手段 本発明の態様によれば、暗視野での検査時、または人工
源の一定波長を照射したあとの検査時に可視自在な、昼
光で視感不能の少なくとも1種の顔料を有し、該顔料が
30から500ミクロンの粒度をaする顆粒であり、か
つ検査時に地肌を引き立たせるために微粒子を実質的に
含まない、識別に適した紙が提供される。゛ 顔料顆粒のより好ましい粒度は100から230゛ミク
ロンまたは100から250ミクロンである。
顔料微粒子の限度を;定することは実際には不可能であ
るが、顆粒を倉入りに形成したあとで篩分けすると、微
粒子の割合を減少させることができる。市販顔料の細粒
についていえば、その微粒子量を5wt%以下ならば確
実に、場合によってはl w t 96以下に調節でき
る。最終紙製品の試験として、検査時に未反応の可視地
肌と顔料顆粒の′間に濃淡が出現するかどうかを調べる
。螢光粒子を使用した本発明の紙に、例えば紫外線ラン
プを横切らせて特有の光を地肌に集光させると、その粒
子が通常の室内照明で目視可能である。顆粒度を調節せ
ずに形成した従来の紙製品では、同様の条件下で、地肌
に一般にいう光拡散反応が発生する。この反応は個別粒
子からの識別不能の発光に起因し、調節できないもので
ある。
顔料顆粒を、例えば光反応染料を含む樹脂、または予め
樹脂を結合させて予備成形した光反応粒子で形成すると
、その粒度を精密に調節できる。
好ましい予備成形顔料粒子は、光反応染料を含む樹脂で
形成されるが、必ずしもこの粒子に限定されない。例え
ば燐光硫化亜鉛等の自己反応性の顔料物質を結合させた
粒子も有用である。
本発明の二次的に重要な特徴として、極微粉状で入手で
きる市販顔料から顆粒を実用的に至便に形成する方法が
挙げられる。この方法による顆粒形成は、適切には光反
応染料を含む粒子に一定量の液状樹脂バインダーを加え
、顆粒としての凝結体が生成するまで混転を続けること
により行われる。そのバインダー量とは粒子を凝結する
のに十分であって、しかも連続液相を形成しない量であ
る。
本発明の別の重要な態様によれば、例えば紙に製造日や
製造元なども特定できるように、予備成形粒子が好まし
くは上記方法により凝結された細粒子として形成される
証券用の顔料顆粒は紙料中に添加される。特にヘッドボ
ックスに流す直前の紙料に加えたあと、その顆粒を紙の
坪量として分散させることが望ましい。しかし、偽造防
止自体より識別が重視される場合、顆粒を塗膜として、
または抜刷の証印として紙に被覆することが至便である
。このような証印は顔料を大幅に節約できる。例えば実
質的にシートの一面のみに所定数の証印を担持させた1
葉またはそれ以上のシートを使用すれば、ノーカーボン
■写紙が得られる。
顆粒の形態は多様である。例えば市販の発光顔料を単独
使用した凝結体、亜鉛化合物や燐光化合物の顆粒体を混
合した顆粒、これらの化合物を結合させて粉砕した発光
染料含を樹脂などである。
凝結法、またはブロック体の形成と粉砕を伴う直接法に
おいて、他種顔料に対してバインダーの機能を果す染料
含有樹脂を併用してもよい。上述の樹脂顆粒および樹脂
結合顆粒は紙料中に添加するのに特に適している。それ
というのも製紙装置中で粒度低下を来たさず、殊に紙料
調製系統のりファイナ−中で物理的に破壊されることが
ないからである。
発光物質として螢光、燐光のどちらかの系の粒子を使用
する。得られた紙製品は例えば紫外線観察、特に把持用
として市販されているバッテリ一式低電力の簡易紫外線
源による観察に適用され、発光粒子が単色または多色の
螢光を発する。発光粒子とは1li−色、2色または多
色の混成色を発する粒子である。あるいは昼光で発光す
る燐光粒子で代替してもよく、また併用もできる。この
ようにした得た紙を暗室やダークボックス内で観察する
と、顔料顆粒が発光を続ける。
螢光染料を樹脂に溶解して使用する本発明の態様におい
て、適切な染料および樹脂はそれ自体公知であり、例え
ば[フエスタ(Fiesta)J[登録商標、スワダ(
ロンドン)リミテッド(Swada (London)
Ltd、)]として市販されている顔料である。有機染
料の螢光はその分子に関連し、効率の良い螢光発光を得
るには、その染料を例えば約1から4 w t%の相当
低い濃度で分子溶解させる。上記染料が有機質であるか
ら、その溶解には有機媒体を必要とする一方、顔料への
造粒の媒体は固体でなければならない。当該要件を満た
す物質の一例は変性メラミン/ホルムアルデヒド樹脂で
ある。この変性樹脂は、メラミン/ホルムアルデヒド樹
脂を十分の量の芳香族スルホンアミドで変性させ、所定
粒度に粉砕できる程度の脆弱な熱可塑性または熱硬化性
の樹脂としたものである。赤や橙に加えて黄、青、緑な
ど多種の色相の顔料が得られる。
前記凝結法が開発されるに至った主な理由を挙′げると
、市販の発光顔料の粒度が一般に標準粒度、多分3から
5ミクロンの粒度に限られているためである。この凝結
法によると、本発明の目的に適した高次粒度の顔料粒子
が形成される。しかし、実際のところ「フエスタ」顔料
などの発光顔料は染料を基樹脂に溶解した液状であり、
ブロック体の粉砕により形成される。単一顔料で目的に
適うならば、その顔料を直接所定粒度に粉砕できる。
混合凝結体の要否は識別の独自性の他に、所定の顔料粒
子の見掛色相によって左右される。粒子色相が市販発光
染料のうちから得られる場合、その染料を含むブロック
体から適性粒度に粉砕された粒子を簡便に使用できる。
一方、例えば直接入手できない緑色用は、青色と黄色の
微粒子を混合凝結した混成見掛色相として得られる。
したがって、本発明では次の物質が適用される。
O識別専用の2種またはそれ以上の発光体O製紙時に容
易に添加でき、粒度低下を生じない凝結体 O粒度による観察に便利な粉体 本発明の別の態様によれば、顔料凝結体を形成する方法
が提供される。この方法は上記顔料を反応性バインダー
に被覆し、直接または間接的に凝結体に形成する。好ま
しくは顔料とバインダーの被覆を混転によって行い、混
転を続けながら所期凝結体を生成させる。同様にしてま
ず各顔料の亜凝結体を形成し、ついでそれらを一体に複
合凝結体に混合することが特に有利である。その結果、
凝結体中の各顔料を容易に識別できる、独特の紙が形成
可能である。
混転とは、顔料粒子の被覆に要する最小限の液状バイン
ダーを使用する固相法のことである。ただし、そのバイ
ンダーや他のバインダーを溶解するだめのキャリアー溶
媒も不可欠である。凝結法では精密調節が可能であるか
ら、凝結体を分粒することができる。過小粒は直接、ま
た過大粒は粉砕後にそれぞれ凝結工程に再循環される。
顔料をバインダーに被覆する際、別の方法も利用できる
。例えば顔料を上記のように反応性バインダー中に入れ
たあと、そのバインダーを硬化させてブロック体を形成
し、ついでブロック体を凝結体に粉砕する方法である。
複合凝結体が必要であれば、単独形成゛された亜凝結体
を別途に凝結工程で混合すればよい。
ある特定の方法において、3から5ミクロンまたはそれ
以外の好;Ii粒度の顔料粒子を、塩化アンモニウム等
の架橋触媒を含むバインダーで被覆させる。バインダー
の例はメラミン/ホルムアルデヒド樹脂またはアクリル
樹脂である。前記と同様に粒子を固相中で造粒により凝
集させ、それにより高次顆粒つまり凝結体を形成し、バ
インダーを自然硬化、または例えば105℃で加熱硬化
させる。硬化顆粒を篩分けし、所期粒度範囲外の顆粒を
取り除く。得られた所期顆粒をウェブ形成前の段階の、
例えば製紙装置のパルパー、チェストまたは紙料流人機
に添加する。あるいは個別顔料の亜顆粒を調製、再造粒
、篩分けにより2色または多色の複合顆粒を形成するこ
ともできる。
この造粒法により固相中で形成された顔料顆粒は、完全
架橋バインダーで化学的に一体結合された3から5ミク
ロンの顔料を含有している。
前出のフランス特許公開公報等の従来の顔料凝結体は液
相中で形成されるものである。バインダーが含まれてい
るとはいえ、紙を製紙装置中で乾燥した時点ではじめて
架橋する種類のバインダーである。従来の顔料顆粒は化
学的よりもむしろ物理的に凝集されるため、分布の規則
性を調節したり、2色または多色の複合顆粒を紙料中に
加えることが不可能である。
製紙時の顔料顆粒の添加時期については、整流以前に製
紙装置のチェストに内在する濃厚な紙料に、または第2
チエスト内め整流濃厚紙料に、あるいはサイズプレス中
に顆粒を加えたところ、満足な結果が得られた。しかし
、最適の可視効果を達成するためには、ヘッドボックス
への流入直前の希釈紙料に顆粒を加えることが最も有利
であると判明した。
実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 [ラッドグロ(Radglo)J  [登録商標、製造
元、ラジアント・カラー・エフ・ブイ(Radiant
  Co1our  N、V、);販売元、チバーガイ
ギ−(Ci ba−Ge i gY) ]の顔料を使用
した。この顔料はアルデヒド/スルホンアミド/トリア
ジン重縮合樹脂に既知の螢光染料を加えたものであった
直径3から5ミクロンの粒子を含む各顔料粉末1 kg
を、回転数84rpm、傾斜角30″のステンレス製ド
ラム内で混合した。ドラムに内設の撹拌機をドラムの回
転に対して5.000rpmで逆回転させた。
樹脂固形分の重量で0.5%の塩化アンモニウム触媒を
含む樹脂固形分25%の水溶性アクリルエマルジョン、
つまり「アクロナル−ニス・360Φデー(Acron
al  S  360  D)J[登録商標、ビー・ニ
ー・ニス・エフ(ニー・ケー)リミテッド(BASF 
(U、に、  )Ltd、)]の1180mを使用した
。このエマルジョンはスチレン/アクリロニトリル/ア
クリル酸エステル共重合体の分散液であった。触媒はp
−トルエンスルホン酸でもよい。螢光顔料粉末にエマル
ジョンを緩やかに加え、顆粒を形成した。エマルジョン
の添加につれて顆粒の粒度が増大した。過大顆粒の生成
以前に操作を停止した。
この場合、造粒の進行に伴なって回転ドラムの温度が周
囲温度から30℃に上昇した。一方、バインダーの所定
精密量が作業員の技側の他に、添加速度、バインダ一温
度、バインダー固形分およびバインダーの化学的性質に
よってバッチごとに変動することも判明した。別の実験
によれば、例えば「ピートル伊ビーーシー 355(B
eetle  BC355)J  [登録商標、ブリテ
ッシュ・インダストリアル・プラスチックス(Brit
ish  Industrial  PlastiCS
)]の非イオン性メチル化メラミン/ホルムアルデヒド
樹脂バインダーの35%固形分溶液を用いた場合、その
量が50℃では125m1で十分であった。
顆粒をドラムから取り出し、105℃で1時間炉乾燥す
ることによりバインダーを硬化させた(自然硬化やマイ
クロ波炉加熱も可能)。このようにしてドラムと撹拌機
を高速回転させて得た顆粒は、粒度の点で非常に適正な
ものであった。
乾燥顆粒を篩分けし、106ミクロン未満の高次粒と2
30ミクロン超過の低次粒を除去した。
低次顆粒を再造粒する一方、高次顆粒を粉砕、篩分けし
て同様に再造粒した。
白色(青色螢光)、黄色、橙色および赤色の各顆粒を造
粒法により調製し、4:3:2:2の容量比で混合した
あと、1wt%の濃度で水に分散させた。顆粒分散液を
紙1トン当り顆粒4 kgの割合(坪量100g/ゴの
紙で0.4g/ば)にて、ヘッドボックスへの流入直前
の希釈紙料にポンプを介して投入した。
青られた紙を紫外線で観察したところ、青色、黄色、橙
色、赤色の各色相を螢光発光するスポットが良好に分布
し、容易に観察できて識別十分な状態で含まれていた。
実施例2 前出の「フエスタ」顔料のうち「ファイヤー・オレンジ
・ニー・4(Fire OrangeA4)J 、!−
rコロナ・マゲンタ・ニー・10(Corona  M
agenta  A4)Jに相当する粒度3から5ミク
ロンの2種の顔料を調製した。
調製に当り、「フエスタ」に使用されているような芳容
族スルホンアミド変性メラミン/ホルムアルデヒド樹脂
の標準品に染料(2w t%)を溶解し、ブロック状に
硬化し、106がら230ミクロンの範囲に直接粉砕し
た。実施例1と同様の製紙手順で紙を形成した。注意し
て見れば目視可能な橙色と赤色のスポットを有し、また
広幅波長の紫外線で橙色と深紅色の螢光を発する証券紙
が得られた。
実施例3 「フエスタ」顔料から選んだ粒度3から5ミクロンの既
知黄色螢光顔料500gを実施例1と同様の回転ドラム
で混合し、固形分50%のポリビニルアセテートエマル
ジョン、つまり「ビナムル・アールΦ82020(Vi
namul  R82020)J[登録商標、ビナムル
・リミテッド(Vinamul  Ltd、)]の15
0 mlを加えた。このエマルジョンは自己架橋ポリビ
ニルアルコールエマルジョンで安定化されたポリビニル
アセテートであった。過大粒の生成以前に操作を停止し
た。顆粒をドラムから取り出し、周囲温度で乾燥した。
乾燥顆粒を篩分けし、106ミクロン以上の高次粒と2
30ミクロン以下の低次粒を除去した。
得られた顆粒を含む手抄紙を実験室規模で形成し、発光
試験を行った。その結果、紫外線観察時に黄色の螢光を
発する識別十分なスポットを含むことが判明した。
実施例4 硫化亜鉛/銅活性顔料である既知燐光顔料「163GJ
  [販売元、ダービー・ルミネスセンッ(Derby
  Lum1nescents)]を使用し、25gを
実験用ビーカーに秤量した。固形分50%の「ビナムル
」エマルジョン5gを顔料に徐々に加え、ガラス棒で激
しく撹拌して顆粒を形成した。
顆粒をビーカーから取り出し、周囲温度で乾燥した。
乾燥顆粒を篩分けし、106ミクロン以上の高次粒と2
30ミクロン以下の低次粒を除去した。
粒度範囲106から230ミクロンの顆粒を含む手抄紙
を実験室規模で形成した。あらかじめ昼光に暴露した手
抄紙を暗室内で観察した結果、分布の良好な、観察の容
易な識別力ある緑色スポットを有することが判明した。
紙を紫外線に事前露光すると、スポットの白色度が向上
することもわかった。紙を紫外線や他の可視光線に継続
露光せずに暗室にそのまま静置したところ、スポットの
白色度が経時的に減少した。
実施例5 「アイテム(IDIEM)J  <登録商標)のノーカ
ーボン複写紙の製造時に基紙として使用されるA4版白
色紙の一面に、実験用コーターにより、第1の塗料を5
g/rr?の割合で被覆した。この塗料は、上記複写紙
に使用されるマイクロカプセル、スターチ粒子およびカ
ルボキシメチルセルロースバインダーの標準配合物に、
実施例1の螢光顆粒をO,1wt%分散させたものであ
った。同様に紙の他面に第2の塗料を8g/rfの割合
で被覆した。第2塗料は、酸洗浄モンモリロナイトクレ
ー[商品名「ジルトン(Silton)Jコとカオリン
の標準分散液に第1塗料と同一の螢光顆粒を0.1wt
%加えたものであった。
乾燥紙を紫外線観察した結果、その両面に、良好に分布
し、容易に観察できる識別力あるスポット群が認められ
た。これらのスポットは青、黄、橙、赤の各色相の螢光
を発し、地肌を鮮明に引き立たせた。
実施例6 「アイテム」の製造時に基紙として使用されるA4版白
色紙の一面に、実験用コーターで、下記配合物を被覆し
た。
物   質                ロ(g)
水                        
   27.1水酸化カリウム(50%)0.6 水酸化ナトリウム(30%)1.3 カオリン                7,9[商
品名「ディンキー・ニー (Dinkie  A)J] 酸洗浄モンモリロナイト        19.2(「
ジルトン」) スチレン/ブタジェン         10.4ラテ
ツクスバインダー [商品名「ダウ・620 (Dow  620)]螢光
顔料顆粒(実施例1で調製)      0.1紙の他
面には、実施例5と同様のマイクロカプセル、スターチ
およびカルボキシメチルセルロースの標準配合物を5g
/n?の割合で被覆した。
乾燥紙を紫外線観察した結果、その両面に、良好に分布
し、容易に観察できる識別力あるスポット群が認められ
た。これらのスポットは青、黄、橙、赤の各色相の螢光
を発し、地肌を鮮明に引き立たせた。
実施例7 下記配合物を調製した。
物   質                量(g)
水                        
    27.3カオリン([ディンキー・ニーJ )
    26.8スチレン/ブタジエン       
  10.8ラテツクスバインダー(「ダウ・620J
)螢光顔料顆粒(実施例1で調製)      0.1
実施例5と同様のA4版白色紙の一面に上記配合物を約
1cm幅の帯状にブラシ被覆し、紙を乾燥した。螢光顔
料顆粒・を省いた以外は実施例6と同様の配合物を調製
し、紙の他面に被覆して乾燥した。紫外線観察したとこ
ろ、良好に分布し、容易に観察できる識別力あるスポッ
ト群が紙の両面のブラシ被覆領域に認められた。これら
のスポットは青、黄、橙、赤の各色相の螢光を発し、地
肌を鮮明に引き立たせた。
特許出願人  ザ・ウィギンズ・ティーブ・グループ・
リミテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕暗視野での検査時、または人工源の一定波長を照
    射したあとの検査時に可視自在な、昼光で視感不能の少
    なくとも1種の顔料を有し、該顔料が30から500ミ
    クロンの粒度を有する顆粒であり、かつ検査時に地肌を
    引き立たせるために微粒子を実質的に含まない、識別に
    適した紙。 〔2〕該顆粒の粒度が100から230ミクロンまたは
    100から250ミクロンである特許請求の範囲第1項
    記載の紙。 〔3〕該顆粒が光反応染料を含む樹脂、または樹脂を結
    合させて予備成形した光反応粒子で形成された特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の紙。 〔4〕該予備成形粒子が光反応染料を含む樹脂で形成さ
    れた特許請求の範囲第3項記載の紙。 〔5〕該予備成形粒子が、光反応染料を含む粒子に一定
    量の液状樹脂バインダーを加え、そのバインダー量は該
    染料含有粒子を凝結するのに十分な、しかも連続液相を
    形成しない量であり、ついで顆粒としての凝結体が生成
    されるまで混転することにより形成された特許請求の範
    囲第3項または第4項記載の紙。 〔6〕該予備成形粒子が混転により形成された凝結体で
    ある特許請求の範囲第5項記載の紙。 〔7〕該顆粒を紙料中に添加し、紙の坪量として分散さ
    せることにより形成された特許請求の範囲第1項から第
    6項のいずれか1項記載の紙。 〔8〕該顆粒を、紙料をヘッドボックスに流す直前に添
    加することにより形成された特許請求の範囲第7項記載
    の紙。 〔9〕該顆粒を塗膜として、または抜刷の証印として被
    覆させて形成された特許請求の範囲第1項から第8項の
    いずれか1項記載の紙。 〔10〕セットを形成するシート材が特許請求の範囲第
    9項の紙から成るノーカーボン複写紙セット。
JP29031686A 1985-12-05 1986-12-05 証券用紙 Pending JPS62184199A (ja)

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